ジョージ・オーウェルのレビュー一覧

  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    おとぎばなしというサブタイトルの通り読みやすい本ではあったが、内容については子供が理解できるのかという疑問は残る
    ソ連についての社会風刺を題材として書かれており内容もそこそこ歴史を周到しているとは思うが、私は本文よりもその後に挿入されている「出版の自由について」という序文に、より興味をひかれた
    現代日本においても有害図書の指定など中世の黒歴史を想起させるような悪法が存在し、明らかにその法自体が害を為しているわけであるが、この本をきっかけに法規制等の妥当性についても関心が深まり、社会へ目を向ける一助になったと感じている

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    2022年09月16日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    ネタバレ

     動物たちが自由を求めて立ち上がるも、徐々に獲得した自由が束縛されていき、結局は最初の状態に戻っていく..
     ..といった内容に共産主義批判にテイストした内容。


     アイロニーでシニックな文章を好む人にオススメ

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    2022年09月05日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

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    タイトルになっている紅茶の淹れ方(ミルクが先か紅茶が先か)から始まるエッセイ。
    冬に故障する水道管や終わらない皿洗いに文句を言っていたりはわかるぞ、となる。

    手紙に丁寧に自分の住む田舎への行き方の記載(何時の船に乗って、ここからはハイヤーで、この町で宿をとった方が、等)が細かく丁寧。

    しかしよくよく読んでいくと戦争や国家の体制への考えなどは『1984』の著者なんだなあ、と感じさせるものがある。
    巻末の「ウクライナ版への序文」は今のロシアとウクライナの戦争状態を想起する。

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    2022年03月16日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

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    『1984年』のジョージ・オーウェルの随筆および書簡集とあったので読んでみた。
    これを読むと、ごくありふれた生活感情の持ち主だったことがわかる。紅茶の淹れ方のこだわりや、ビール大好きなところなど、何だか微笑ましくさえ感じられる。だからこそ、『1984年』や『動物農場』がこの人によって書かれたのだということに意味を感じる。当たり前の生活感情を持った一個人だからこそ、当たり前でない「何か」が生活の中に忍び込んでくることにアンテナを立てられたのかもしれないということ。そして、当たり前の生活感情と非凡な表現能力は乖離しないものなのだということ。当たり前に暮らしながら、当たり前でない何かを残せることに、

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    2021年12月23日
  • COMIC 1984 20世紀暗黒近未来小説の傑作

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    小説の前にこの漫画版を読もうか迷い、結果的に小説版から読んだが、正解だった。でも絵の雰囲気も物語にあっていたので読んで損はなし。

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    2021年10月01日
  • 一九八四年[新訳版]

    購入済み

    はじめて読み終わったときはそこまで大好きな作品にはならなかったけど、読めば読むほど夢中になる小説だった。

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    2021年10月01日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

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    1984の作者ってこういう人だったのか、という驚き、安心。最後の「なぜ書くか」があって1984の見方が変わった。

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    2021年05月15日
  • パリ・ロンドン放浪記

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    ジャック・ロンドンと違い、著者はイギリス人=ヨーロッパ人であること、そして、必要に迫られて貧乏暮らしをしたことなど、貧しさが他人事ではない印象。
    そして面白いのは、母国については批判的なのに、パリに対しては友人のような気安さがある。

    「金が人間を労働から解放してくれるように、貧乏は人間を常識的な行動基準から解放してくれる」
    そして、考えないようになっていく。
    本当の貧乏の中で、革命は生まれないのではないかという気づきが新鮮だった。

    そういう意味で、今の日本は全体的に貧しいと思う。誰も自分で考えず、誰かが考えてくれるのを待ち、それが気に入らないと「批判」する。

    そんな仕組みの中で、埋もれな

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    2021年04月17日
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

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    ネタバレ

    無関係な原作小説が2つ並んでいるのですが、そのチョイスするセンスは素晴らしい。
    雰囲気、画力も魅力的。

    個人的に最も気になったのが、1984年のジュリアが可愛くないんです…!僕の原作読んだイメージのジュリアは活発な美人というイメージだったのですが、この漫画だと全然可愛くない(笑)
    可愛いからこそ、最後の変貌ぶりにインパクトがあると思うんですけどね。何で可愛く描かなかったんだろ。

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    2021年02月11日
  • 1984年 (まんがで読破)

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    独特の世界観で面白い。ディストピアとも現実の風刺とも取れる。

    ただ主人公の男クソでは?
    ほとんどの行動を起こす動機がセックスだし、いざピンチになると自分のことしか考えておらず、同罪になるジュリアのことも、部屋を提供してくれたプロールの心配もしない。おまけに脅されてすぐ自白するし。

    最後に漫画家の名前が記載されていないことが気になった。オーウェルの著作権は切れているだろうけど、漫画家の著作権は切れてないのでは?

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    2021年02月04日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    佐伯塾長の推薦本。共産主義を皮肉たっぷりに動物(しかも豚)に置き換えて痛烈に批判している。
    政治に疎くとも世界がどのような政治思想で動いているのかをざっくりと理解することができる。

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    2020年12月10日
  • パリ・ロンドン放浪記

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    オーウェル最初の単行本のせいか、それとも小説よりこういうルポのほうが本人の気質に合っていつのか、実にイキイキして面白い。1920年代の貧乏な人々の暮らしと息づかいが目の前に。

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    2020年09月01日
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

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    ネタバレ

    ついにジョージ・オーウェルの1984を読んだ。いや、厳密には読んでいないが、森泉岳土による漫画版「オーウェルの一九八四年」を読んだ(オーウェルの、と付くところが良い)。
    救いがないとは聞いていたが、本当に。


    でも何より救いがないのは、読み終わったときに「ああ良かった、怖い話は終わった、"あんなんとは無縁の"現実へ戻ろう」と心から思えないところだ。


    あとは備忘メモ。(ネタバレもあり)


    ・舞台はロンドン、ただしイギリスではなく「オセアニア」という国。オセアニアを率いるイングソック党の党首ビッグブラザー(BB)がすべてを監視し、好ましくない兆候があれば「思想警察」に連

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    2020年01月13日
  • あなたと原爆~オーウェル評論集~

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    オーウェル、鋭いっ!
    と言いたい場面が多々あった。
    『スポーツ精神』では、スポーツとは本来的に競争であって銃撃戦のない戦争と変わりないとバッサリ言い切られる。オリンピックに浮かれる日本に水を差されているみたいだがその通りかもしれない。韓国とこんな風になっている時にオリンピックをすることにいささか恐怖を覚えた。
    「サッカー場での清く健康的な対抗意識や、国民を統一するためにオリンピックが果たす多大な役割について戯言を言うよりも、現代のスポーツ崇拝がどのように、そしてなぜ、起こったのかを問うてみることの方が有益だろう。」
    なぜかというと、スポーツは
    「自分自身をより巨大な権力の単位と同一化して全てを

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    2019年10月03日
  • 1984年 (まんがで読破)

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    まんがで読破を読破するシリーズ。
    村上春樹の「1Q84」が出たときに、そのタイトルの下敷きなっているということで知った「1984」こんな話だったんですね。
    この前読んだ「パリ・ロンドン放浪記」の最後で、考えることをやめ、批判することを忘れる貧民のことも書いていましたが、そこに通じるものがありますね。

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    2018年09月25日
  • パリ・ロンドン放浪記

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    BRUTUSの危険な読書特集で気になった一冊。
    「放浪記」なので、多少は「旅行記」的な内容も期待してはいたんですが、まったくそんなことはなく、1920年代当時のパリとロンドンの底辺での生活を、文字通り放浪しながら綴ったルポタージュ。
    ジョージ・オーウェルって「1984」で名前を聞いたことがあったけど、これが原点なんですね。
    とりあえず、南京虫が気になった。

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    2018年09月20日
  • 1984年 (まんがで読破)

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    ネタバレ

    「100分で名著メディア論」で、高橋源一郎氏が紹介していたのが気になって読んでみた。
    高橋氏によれば、この本は1949年の出版であるが、すでにディストピア小説として完成しているものらしい。
    p170からの101号室の拷問場面で、2つに仕切られた箱の片方にネズミを入れ、もう片方に顔を入れ、質問に答えなかったら仕切りを外し、ネズミに顔をくわれるという仕掛けは、ホラーやサスペンス系の映画やアニメで見たことある。これが元ネタなのか?

    p110 かつてのユートピア思想の代表格であった社会主義 byカール・マルクス

    《読書クイズ》
    1 辞書のようなものだが、それに掲載する言葉を削除することで、国民の思

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    2018年07月29日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    ネタバレ

    動物たちが反乱をおこして人間を追い払う。
    そして独立した「動物農場」はどのような共同体になっていくのか?
    1945年に出版された作品で、
    ソビエト連邦の真実をあぶりだしたようなおとぎ話だということです。

    以下、ネタバレありです。

    人間に完全に支配されている動物たちの蜂起は、
    はじめ平等と平和という理念のためでしたが、
    反乱が成功してからはちょっとずつ変容していく。
    知識階級が牛耳るようになっていくのが
    悪い方向へ行く徴候なのだけれど、
    外敵がいるから知識階級が指示をだしたり計画を練る立場に
    ならざるをえないんですよね。
    そして、知識層の「ぶた」たちには公共心が薄いところが、
    他の動物たちに

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    2025年07月10日
  • 1984年 (まんがで読破)

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    簡潔だけど、とてもわかりやすく文章、絵がまとめられていた。きちんと自分が想像して読んだ通りのストーリーだったので、内容理解出来てる確認が出来て良かった。ジュリアはすごく綺麗なんだなと思った。

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    2016年05月15日
  • 1984年 (まんがで読破)

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    「人間を支配する権力がどのように行使されるか知っているかね?」「思考を表現する言葉がなければ考えることがなくなる」「ニュー・スピークの目的は思考の幅を狭めることにあるんだ」

    統制される生活や思想…テレスクリーンにより常に監視され、真理省で報道や記録の管理・改竄が行われる。そんな世界で、周りの人たちと異なる考え方をする主人公が疑問に感じていたことを徐々に行動に移していくが…

    これまでに読んだ本とは趣がだいぶ異なるように感じた。何度か読み直した今でも、疑問符がいくつか消えないままなので、原文に触れてみるつもり。なぜ露見したのか、なぜ若返っているのか等々。


    上層階級の人々が考えること↓

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    2013年10月01日