ジョージ・オーウェルのレビュー一覧
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★欺瞞の時代において真実を語ることは革命的な行動だ
ジョージ・オーウェルは、今から62年前の1950年1月21日にわずか46歳で亡くなったイギリスのジャーナリスト・作家。
彼との接近は、ご多分に漏れずSFにどっぷりとのめり込んだ中学生の頃に手にした『1Q84』じゃなかった、未来の管理された醜悪な世界を描いたディストピア小説『1984』が最初でしたが、その後もカール・マルクスの『ルイボナパルトのブリュメール18日』やジョン・リードの『世界をゆるがした十日間』、エドガー・スノーの『中国の赤い星』『アジアの戦争』やアグネス・スメドレーの『中国の歌ごえ』、そしてE・H・カーの『ロシア革命』など -
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『1984』や『動物農場』で知られるジョージ・オーウェルは、世界恐慌の余波がまだ残るパリ、ロンドンを放浪していた。そのときの悲惨な貧困生活をユーモア溢れる文章で記したのが、この『パリ・ロンドン放浪記』。
特に興味深いのが、オーウェルがどんなに貧しくなっても、虚栄心を捨てきれないという描写。例えば、お金あるときにはレストランで外食することができたが、困窮極まってそれが不可能になってしまってからも、見栄をはるためにレストランへ行く振りをして公園で時間を潰し、帰りにパンをポケットに忍ばせてこそこそとアパートに帰る。他にも、ルームメイトと食べ物を譲り合って、結局相手に食べ物の取り分を多くとられてし -
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農場の動物が反乱を起こし、農場主を追い出した。彼らは知能の高いブタをリーダーとし、7つのルールを七戒として掲げ、搾取から解放され自分たちのために働き、食べ、より豊かになるための労働をしていく。
二匹のブタ、スノーボールとナポレオンはどちらもリーダーだが意見は合わない。スノーボールが風車の建設を掲げ、今は労働が増えるが一年後には電気が使えて週休3日になると言うも、ナポレオンは絵空事だと否定。
それでもなんとか一つにまとまって生活していたが、ある日農場主が仲間とともに銃を持ってやってきた。
みんな平等に生産して平等に配分する社会主義。それだけ聞くと良さそうなのに社会主義国家はどこも独裁制である理 -
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全体主義による監視や統制社会を描いたディストピア小説。ニュースピークという言語を用い、言葉を無くしていくことでより統制しやすくなるというのはよく考えられているなと思った。テレスクリーンで四六時中監視されている恐怖。過去の文書も党に都合よく書き換えられ、党に間違いは無かったことになるのも怖かった。党に反発した者は思想警察に捕まり拷問を受けていたことからも、暴力を伴う政治思想というのは強力さが増すなと感る。子どもが親の思想を監視し、警察に突き出すスパイ団も怖かったけど、紅衛兵と似てるなと思ったのでこの作者の予見能力はすごいなと思う。1949年に書かれた本なのに今も読まれているというのはすごいと思う
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政治的な話は得意ではないが、名著とのことで読んでみた。500ページ弱あったが、凄まじい展開に引き込まれ、3日で読み終えてしまった。
初めのうちは、海外文学独特の言い回しや、極度の言論統制によって生まれたこの世界独特の概念(ニュースピーク、二重思考、二分間憎悪など)を理解するのに少し時間がかかった。しかし読み進めるうちに見えてきたのは、要するに、特権階級が人々を徹底的に支配する悪夢のような社会だった。
驚いたのが、最初は「到底こんな世界が日本で起こることはないだろう」と感じていたのに、読み進めるにつれて、「こうなってもおかしくないのではないか」という恐怖感、あるいは部分的には既に同様の状況に -
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ネタバレ1948年頃に書かれた全体主義のディストピア小説。古典小説として読み易く、途中の独裁制集産主義についての理論、現代の戦争論はここまで体系的に全体主義を明確化しているのは率直に凄いと思う。
また、訳書あとがきに書かれている、ニュースピークについての語彙縮小や現代のSNSとヘイトスピーチ、ウィーク、ダブルシンクとの相似性の言及は、空恐ろしいものがある。
AIが発展し、自身の得る情報が限定され、現代の子どもの中には魚は切り身でしか見たことがなく、そのまま泳いでいると勘違いしているという、ジョークにしか捉えられないことを聞いたことあるが、テレビやラジオが既に台頭していた時代ですら、似たようなことを当時 -
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ネタバレ家畜たちが人間を追い出して、動物たちだけが暮らす社会、「動物農場」をつくる。初めは美しい理想に基づいて「動物農場」が運営されていくが、次第に賢いブタの権力が肥大化していく。
・巻末の解説で、肥大化するブタの権力に対して声を上げなかった他の動物たちを非難する意見があったけど、殺されるかもしれないという恐怖を乗り越えて声を上げられる人はどのくらいいるのだろうか。自分なら殺されるくらいなら敢えて1人で声を上げることはしない。
・この物語はレーニン没後のスターリンによる専制政治をもとにしているらしい。自分の利害を第一の関心事にする権力者の「弱さ」が、どのようにして苛酷な環境を生み出すのかを具体的に -
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初ジョージ・オーウェル
ディストピア小説とは聞いていたが予想の斜め上をいったものであった
三国体制、管理社会といった壮大なスケールのようでその人の思考がポイントになってくる
特に二重思考という概念は自分も時折やってしまっているものだと痛感した
なんだかんだ希望のある感じになると思いきや急にどん底に落とされ思考、精神を体制に合うものになるまで徹底的な教育を施す
実際の1984年とは違うような世界であったが現実と同じようなところや未来に起きそうなところがあり感心よりも恐ろしさを感じた
暗い話ではあったが読み終わった後に何故か爽快感が湧き上がってきた
また読んでみたいと思える本だった
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ネタバレ某所で今読むべき本として紹介されていたので読んだ。怖かった。ここに書いてあることが遠くない未来に自分の身にも起こるかもしれない、そういう社会に生きちゃってるんだなぁと思えてしまうのが心底嫌だった。
(2026/7/19 追記)
1日置いて、余韻がじわじわきている。ゴリゴリのディストピア小説。1948年に書かれたというのが本当に驚きだ。
この作品は、社会主義国家・資本主義国家の如何に関わらず、全体主義に対する盛大な警鐘・風刺となっているのかなと思う。全体主義国家に反抗しようとする人々は、どのようにして「教育」されるのか、大変よくわかった。ひたすら怖い。ジュリアへの愛を捨てることになった最後の拷 -
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ビッグ・ブラザーという独裁者が管理する世界で、2+2=5と洗脳される大衆と、それに違和感を持つ主人公。
国民の思考力を奪うため最低限に単純化されたニュースピークを使用させたり、偽りの戦争を続けることで国民を搾取する最もらしい口実をつくったり、性交渉を禁じ子に親を監視するよう教育することで男女や家族の関係性を希薄なものにしたりと、恐ろしい世界が描かれている。
大衆には酒や宝くじといった知識の伴わない娯楽を提供し続けることで、党への反撃を実行するどころか考えつきすらしない愚民へと育て上げる。一方ある程度の思考力や知識を持った者はテレスクリーンと呼ばれる実質的監視カメラで管理する(敵は近くに置け方