ジョージ・オーウェルのレビュー一覧

  • 1984年 (まんがで読破)

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    ネタバレ

    人間を支配する権力がどのように行使されるか
    知ってるのか
    という命題に対しての恐ろしさ
    現在の戦争の目的は、大量生産されるものを消費させるため
    破壊と生産を繰り返してきた
    そして、戦時下で人々が権力者に命を委ね統制されることを受け入れやすくしている
    中国人もそうなのだろうか
    矛盾している二つの思考を受け入れる能力を開発された結果の賜物

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    2016年01月31日
  • パリ・ロンドン放浪記

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    1984年の著者で有名なジョージ・オーウェル。

    若い時に、あえて貧乏生活を自分に課して
    どんぞこの生活をする。
    3日に1日のパン。寝る暇もない労働。浮浪者となりイギリスを彷徨う。。

    自分が見ている世界とまったく違う世界。
    それが目の前にあるように感じられるように書いている。
    純粋に面白い。

    これを読んだ後にいまの自分の生活を省みるとどんだけ恵まれてるんだと思う。

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    2014年01月26日
  • パリ・ロンドン放浪記

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    あまりに飄々としていてユーモラスなんで、
    フィクションかと思えてくるんですけどルポタージュなんですよね。
    いや、それくらい楽しい本ではあるんです。

    フランスでの変人に囲まれた貧乏暮らしにしても、
    ロンドンでの浮浪者暮らしにしても、
    20世紀のヨーロッパの裏側が見える感じがいいですね。
    それにしたって陰鬱な雰囲気ではなく、
    どこか異世界の物語を読んでいるように感じられます。

    軽妙なタッチで書かれているので読んでるときは気づきませんでしたが、
    これが実体験だというのは、なかなか凄いことだと思いますよ。
    こういう人になりたいもんだと思います。

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    2013年01月28日
  • パリ・ロンドン放浪記

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    自らに貧乏生活を課し、パリとロンドンで浮浪者となった作者の生活と、出会った人々達とのエピソード集。

    文体から彼の誠実な人柄が伝わってきて面白い。パリ編はコミカルだが、ロンドンでは浮浪者に対する扱いの差が起因しているのか、重々しい。

    一人一人の浮浪者達が生き生きと描かれていた。浮浪者も、金持ちも、同じ人間であると作者は伝えている。

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    2012年12月15日
  • パリ・ロンドン放浪記

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    ネタバレ

    大した家柄の筆者が身をやつして、戦間期のパリとロンドンで最下層の生活をレポートする。戦勝国にもロクでもない生活があったという当たり前の事実に気付かされるとともに、ロクでもない生活を最大限に楽しむ心意気を感じられる。
    この筆者はなぜここまでやるのだろうという興味がムクムクと湧く。筆者がこの後にスペイン内戦に身を投じるのは当然の流れなのか。なんにしても密かにあこがれのルポライターである。

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    2012年09月25日
  • カタロニア讃歌

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    ★欺瞞の時代において真実を語ることは革命的な行動だ



    ジョージ・オーウェルは、今から62年前の1950年1月21日にわずか46歳で亡くなったイギリスのジャーナリスト・作家。

    彼との接近は、ご多分に漏れずSFにどっぷりとのめり込んだ中学生の頃に手にした『1Q84』じゃなかった、未来の管理された醜悪な世界を描いたディストピア小説『1984』が最初でしたが、その後もカール・マルクスの『ルイボナパルトのブリュメール18日』やジョン・リードの『世界をゆるがした十日間』、エドガー・スノーの『中国の赤い星』『アジアの戦争』やアグネス・スメドレーの『中国の歌ごえ』、そしてE・H・カーの『ロシア革命』などと共に、世界のすぐれたルポルタージュとしてこの本を読んだりしました。彼への関心はそれにとどまらず、晶文社のオーウェル小説コレクション全5巻や平凡社ライブラリーのオーウェル評論集のたしか全4巻を読むに至って、奇しくも同時代の同じイギリス人で79歳まで長命だったH・G・ウェルズが、やはり『タイム・マシン』や『透明人間』や『宇宙戦争』などのSFを書いて『世界史概観』や『世界文化小史』などの文明批評・歴史書も書いているのに似て、すぐれたSF作家は空想だけにとどまらず現実の世界にも多大なるコミットをするのだなあと驚嘆したものでした。

    「義勇軍に入隊する前日、私はバルセロナのレーニン兵営で、イタリア人義勇兵がひとり、将校たちのすわったテーブルの前に立っているのを見かけた。二十五、六のたくましい顔つきの青年だった。髪の毛は赤みをおびた黄色で、がっしりした肩をもっていた。先のとがった革の帽子を、片方の眼がかくれるほどぐいと引き曲げてかぶっている」

    スペインに1936年登場した左翼系共和政府に、反乱を起こしたフランコを指導者とする右翼勢力。右翼側の反乱を援助支援したのがドイツ・イタリアのファシズム勢力で、かたや不干渉政策をとったのがイギリス・フランス。共和政府側支持を表明したのがソ連、そして世界中から熱烈賛同して自発的に参加した義勇軍でした。わがシモーヌ・ヴェイユもそのひとりでしたが、ジョージ・オーウェルは最初のうちは記事を書く記者としてスペインに行ったものの、すぐさま義勇軍の一員となり実弾飛び交う戦場へと潜入し、そこで見た真実の一部始終を克明に書き綴ります。それがこのルポルタージュの最高傑作といってもよい『カタロニア讃歌』です。

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    2012年09月20日
  • パリ・ロンドン放浪記

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    『1984』や『動物農場』で知られるジョージ・オーウェルは、世界恐慌の余波がまだ残るパリ、ロンドンを放浪していた。そのときの悲惨な貧困生活をユーモア溢れる文章で記したのが、この『パリ・ロンドン放浪記』。
     特に興味深いのが、オーウェルがどんなに貧しくなっても、虚栄心を捨てきれないという描写。例えば、お金あるときにはレストランで外食することができたが、困窮極まってそれが不可能になってしまってからも、見栄をはるためにレストランへ行く振りをして公園で時間を潰し、帰りにパンをポケットに忍ばせてこそこそとアパートに帰る。他にも、ルームメイトと食べ物を譲り合って、結局相手に食べ物の取り分を多くとられてしまったりする。それでさらに可笑しいのは、ルームメイトがその譲り合いで食べ物を多くとってしまうことに、密かにオーウェルが腹を立ててるということ。それだったら最初から見栄を張らなかったらいいのに!人間は虚栄心のために愚かで不合理なことをしてしまう、そんな滑稽さがとても可笑しい。
     もう一つ興味深かったのは、オーウェルがホテルのレストランで皿洗いをしていたときの話。レストランの食事をするところでは、華やかな社交場が展開されている。それとは対照的に、オーウェルが働く厨房はというと、ゴミの山が積まれ、ネズミが我が物顔に走り回る始末。そんな環境から出される料理に表の客たちは舌鼓を打つ。さらにひどいことに、忙しさや客に腹を立てた従業員は、華やかな世界の人々へのささやかな復讐として、スープにつばを吐く。こんな状況は、映画『ファイトクラブ』でも描かれていた。監督は、『パリ・ロンドン放浪記』を読んでいるのだろうかと気になる。飲食業で働いていた人たちは、ここまで極端ではないにしても多かれ少なかれ、共感を持てるのではないだろうか。僕が高校のとき、バイトしていたところでも、例えばラーメンの麺がのびすぎたら冷麺にまわすといったことなどが行われていた。「自分が働いていた店では、自分は決して食事しようなどとは思わない」、そう思う人は多いと思う。オーウェルはこう皮肉を言う、飲食業で働くという経験をした「おかげで幻想のひとつ、すなわちフランス人は見ただけで料理のよしあしが分かるという妄想を打破することができた」。
     この作品は、ドキュメンタリーという体裁をとっているけれど、小説としても十分楽しめることができる。

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    2011年11月10日
  • パリ・ロンドン放浪記

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    パリ編の方が断然面白い。「金は人々を労働から解放するが、貧乏は人々を常識的な行動基準から解放する」にはオオウケ。

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    2010年06月18日
  • カタロニア讃歌

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    まだ読み途中だったのですが、母が読みたいと言い出しまして、ちょうど中間だし譲ったのでした。
    なので完全にはよんでませんが、それでも言葉の端々に重いものを感じます。
    私は本当に無知だ。

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    2009年10月07日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    歴史に詳しくないので小説として読みました。
    人の意識がたくさん集まった行く末って感じですごく面白い本でした。自分の知ってる人間関係とかと重ねて読んでも楽しいです。

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    2026年10月30日
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

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    ネタバレ

    「蛍」は『ノルウェイの森』の元になった短編小説で物悲しさを感じさせる。『一九八四年』の方はディストピアものの金字塔とも言うべき作品だ。愛をテーマにしているとも言えるが、その愛が拷問の前にいとも容易く敗れ去るという展開には妙なリアルさを感じられて恐ろしい。

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    2026年10月30日
  • 一九八四年[新訳版]

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    近年、「現実が『一九八四年』に近づいてきている」と聞くことが多くなり、この機にと思い読んだ。全体主義的傾向や総監視社会など、個々にはそれらしい要素はあるものの、全体としては本書の中で描写される社会「資本主義を脱し、資本を資本家から解放した」後の姿として描かれているため、資本主義や新自由主義が猖獗を極め貧富の格差が拡大している現代の方がより悪いと言えよう。そのため市井で言われるほど本書の内容が現実に近いとは、体感的には感じられなかった。結末としてもかなり暗く、読後には空虚さが残った。

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    2026年10月29日
  • 1984

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    読み切るのに時間がかかってしまった。あまり物語に入り込めなかった。なぜだろう。海外の小説はそのきらいがある。
    言葉の縮小がそのまま思考範囲の縮小に直結するというのはその通り。ニュースピークが怖い。
    我々も言葉を略したり、安易さのためにその時の気持ちをやばいなどと表現することは避けなければいけない。スマホばかり使っていると確かに思考範囲が縮小してしまう。スマホをやめて自己洗脳を解き、本を読まなければいけない。
    SNSの提示される情報を安易に信じない。ヘイトを煽る投稿。解説の通り、現代に怖いほど通ずるものがある。そう読めばもっと内容に没頭できたのだろう。
    表紙がマグリットなのは、この現実と空想が入り混じった複雑な読後体験を示しているのだろう。

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    2026年10月26日
  • 一九八四年[新訳版]

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    YouTubeのおすすめ小説紹介で知って読んだ。
    面白かったけどさぁ…ちょっと劇薬すぎん?
    「戦争は平和である」「無知は力である」…と言った作中の標語の真意は理解はできた、システムとしてもよく出来ている、でもかなり受け入れ難い…

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    2026年10月13日
  • 一九八四年[新訳版]

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    これで終わりか、と衝撃を受けた。
    名著と言われるだけあって、極めて示唆に富む。
    読者は自由主義社会の価値観で、自由主義の主人公の目を通して世界を見ているから当然批判的に感じるわけだが、大半の住人はどのように感じているのだろうか。教育と洗脳の違いはどこにあるのか。旧ソ連は外部に自由主義国が存在し、それとの競争があった上で崩壊したが、外部が存在しない場合、やはり自壊したのだろうか。

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    2026年10月12日
  • 一九八四年[新訳版]

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    「君たちはもう死んでいる」がすさまじい。ウィンストンはあまりにも軽率にオブライエンに一切を委ねてしまうではないかと思ったけれども、ジュリアはうまくやるだろうと思っていたのが全然そうはならない展開を目の当たりにして、そういう思いこみは案外簡単に作られるのだなと思った。そのあとはめちゃくちゃ暴力で驚いた。ニュースピークの諸原理を読んですさまじい気持ちになった。

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    2026年09月30日
  • 一九八四年[新訳版]

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    重い!ヘビー級社会派小説。未来にあったかもしれない管理社会の設定、描写が凄い。読んでてよくこんな話書けたなと思いました。
    70年程前の作品なんですが、社会構造への批判、人間の尊厳への言及はまるで色褪せる事なく、寧ろ現在の為に書かれてるんじゃないかと思わせる程。見覚えのある事例や、確かに!と頷ける論説だらけ。(エプなんとかとか、高なんとかとか)
    後半はいかに人間を壊すかの描写が続いて、救いのないラストにへこんだんですが、最後の付録と解説に救われました。きっと、オーウェルも未来を信じてたと思います。だから、今を生きる我々が、こうならないように繋いでいかなきゃいけないんですよね。

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    2026年09月29日
  • 一九八四年[新訳版]

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    作中の1984年の世界は、人民は思考諸共監視され、全体主義のもと、統制されていた。そもそも、反逆的な思考を呼び起こさないように、頭脳と言語の方から歪められていたのだ。私たちからすれば、大分昔、されど、出版当時からすれば未来なので、私たちからしたら、多少古臭い不気味な未来といった形だろうか。いや、随分とイカれていた。

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    2026年09月09日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    農場の動物が反乱を起こし、農場主を追い出した。彼らは知能の高いブタをリーダーとし、7つのルールを七戒として掲げ、搾取から解放され自分たちのために働き、食べ、より豊かになるための労働をしていく。
    二匹のブタ、スノーボールとナポレオンはどちらもリーダーだが意見は合わない。スノーボールが風車の建設を掲げ、今は労働が増えるが一年後には電気が使えて週休3日になると言うも、ナポレオンは絵空事だと否定。
    それでもなんとか一つにまとまって生活していたが、ある日農場主が仲間とともに銃を持ってやってきた。

    みんな平等に生産して平等に配分する社会主義。それだけ聞くと良さそうなのに社会主義国家はどこも独裁制である理由が、寓話で語られる。
    なかなかにえぐい。

    訳者後書きを読んで、スターリン時代のロシアそのままに近いような(実際のロシアの方がひどかったそうだが)設定で、イギリスでとはいえ出版社に嫌煙されたのもわかる。でもそうやって怖いから口を閉ざしたり、非難されるかもしれないから避けていたりするのが重なるとまさに動物農場のようなことになるんだな、と。
    今の日本も、そうなりつつあると恐ろしくなった。

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    2026年09月08日
  • 1984

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    ネタバレ

    考えられる限りで一番酷い。
    比較する過去の経験がなくても、美味しくない、しんどい、辛い、という身体からの声でひどい扱いを受けていることを認識できるほど酷い。
    必修です。

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    2026年09月03日