ジョージ・オーウェルのレビュー一覧

  • パリ・ロンドン放浪記

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    1920〜30年代のパリ・ロンドンの最底辺の生活を描いたルポ
    貧乏の酷さと汚さ、非人間的な労働環境などがリアルに書かれている。本当に酷い生活なんだけどどこか楽しそうにも見える。それは周りの人間の面白さだったり、人生に対する吹っ切れ方からくる。でも貧乏を肯定するわけではなく、社会の間違った構造や無駄な消費が、貧乏や非人間的な労働を生んでいるという指摘もしている。
    貧困に生きる人々を愛おしく描きながら、その背景にある構造には厳しく批判を入れているのである。

    パリとロンドンの違いも面白い。パリの方は取り繕うことが少ない、全員が自分のために勝手に生きているって感じ。あと出てくる人が多様。大陸だからな

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    2025年12月07日
  • 一九八四年[新訳版]

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    めっちゃ面白いやん。
    自分の現状も疑ってしまう。
    自分は自由なのか、幸せとは何なのか。
    フィクションなのかどうかも疑わしくなるほどリアルで、真理があるように思える。
    素晴らしいよ。

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    2025年12月06日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ネタバレ

    1949年に書かれた1984年を2025年に読んでみた

    テレスクリーンというものに始終監視されていて人を信じることなく生きていかなくてはいけない世界で主人公・ウィンストンはわりと行動的。二重思考に対するウィンストンとオブライエンの問答を読み解くのははなかなかに難しく…。

    第一、二部はわりとするすると読めましたが拷問メインの第三部がどうにもしんどかったです。

    現代に当てはめるとインターネットがあるからそのままの設定では再現は無理というわけでもなく破壊しつくして1984年の世界を創り出せば再現可能で、過去が私が知る過去ではなくなる恐怖に背筋がひんやりしました。

    とはいっても1949年に書か

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    2025年11月17日
  • 1984

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    思想が自由でない社会の話

    「自由というのは、2足す2は4だと言える自由だ。
    それが認められるなら、他の自由はすべて自ずとついてくる。」

    「長期的に考えれば、貧困と無知という土台がなければヒエラルキー社会の実現は不可能なのだ。」
    「戦争は消費財の余剰を使い尽くす」

    「人類の歩みが記録されはじめて以降、世界には上層、中層、下層の人々が存在してきた。根本的な社会構造は1度たりとも変わっていない。
    上層の目的は、現在の身分に留まること。中層の目的は上層と入れ替わること。下層は日々のこと以外は考えられなほど苦役で酷使され続ける」

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    2025年11月28日
  • 1984

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    この小説は
    情報統制され、行動や言語、考え方や欲望まで
    全て管理され監視される様子が最後まで続き
    ずっと息苦しかった

     子供達がスパイになって両親を訴えたり
     嘘が歴史になり真実になったり
     不適切な表情 不適切な寝言で思想犯罪者
     として罰せられたり
     黒が黒だったことを忘れて黒が白だと
     心から信じる能力が求められたり   

    恐ろしすぎます

    今の自分の正しさが正しさでなくなり
    正しくないことが正しくなる世界
    そんな社会に身を置いたら本当に正しい事を
    正しいと言うことができるだろうか
    強大な権力に忖度して
    自分の価値観を変えてしまうかもしれない
    抗える自信がない

    それでも 自分の脆

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    2025年11月08日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    150頁くらいで読めるコスパ最高の小説。
    ロシア革命や権力の腐敗を描いており現代においても示唆に富む。個人的にはナポレオン死去や農場が崩壊する絵まで描いていたら凄まじいと思えたが、そこまで予言めいた内容は含まれず、当時の体勢批判に留まっていたため、星マイナス一つ。

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    2025年11月02日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    ネタバレ

    オーウェルは社会主義者であり、社会主義を歪曲するスターリンを批判した。
    一方、疑問を抱きながらも状況を甘んじる支配下の人々のことも批判した。
    疑問を声に出すことが、私たちにできる最善ではないか。今はSNSで世界に声を発信できる。自分の意見を言う勇気が1番大切だ。

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    2025年11月03日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    結局、権力というのは自分の理想をみんなの理想とすり替えて語るのが好きなのだ。動物の格好をしているが誰も彼もきっちりと欲望を持った人間である。この幕切れは呆気ないが、ブラックで何故だか黙示録的に思えて仕方なかった。
    考えすぎ、拡大解釈が過ぎると言われても仕方ないかもしれないが、名前を変えて、姿を変えても権力は権力、右だの左だのリベラルだの言っても名前や姿が違うだけの同じものなのである。

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    2025年10月29日
  • 1984

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    ネタバレ

    ガチでこんなとこで生まれ育ったら首切って自害する即
    やばすぎるだろ(;_;)
    資本主義最高、と言いなさい

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    2025年10月29日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    A good read but I’m still traumatized from the animation… and it still gives me creeps. Bought 1984, but don’t gotta a courage to read it after this one…

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    2025年10月25日
  • 1984

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    1949に書かれたものとは思えない、現代に通じるものに満ちた小説
    ただ、途中で挟まる世界の解説やニュースピークの解説は無駄

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    2025年10月13日
  • 1984

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    天変地異でも起こらない限り決して崩壊することがないような完全に支配された希望なきディストピア世界の物語。

    終盤にはまさかのどんでん返しもあり楽しめた。

    ナチスドイツや北朝鮮、ポルポト政権下のカンボジアの様な国や時代を連想させる部分も多く、読んだ後に世界について、社会について考えたり話したりしたくなる作品。

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    2025年10月07日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    動物が人間を追い出して新しい国を作るという設定が面白かった。そして、動物独自の国になることはなく人間と同様の現象が起きて、動物同士の衝突や主従関係、権力争い、外交と現代の国で行われている社会を反映していた。

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    2025年09月30日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    農場主を追い出し自由を求め独自の国家を築いた動物たちによる革命の誕生と崩壊を描くソ連を風刺した寓話。

    操作された情報しか与えて貰えず、懐疑心を抱いても声を上げる前にもみ消される…
    権力を振りかざすブタ達の行動は許されないが、見事にコントロールされてしまった労働者の動物たちの世事疎さが独裁を助長させている様が滑稽だった。

    自身の置かれている状況に興味を持ち正しい情報を見極める知恵を身に付ける努力を怠ってはいけないと思った。

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    2025年09月14日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    ぶたが農場に君臨する話。『一九八四年』の後に読んだがこちらの方が特定の世界の成り立ちがとてもよくわかりのめり込んで読んでしまう。

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    2026年03月10日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    動物農場の指導者になる豚たちは旧ソ連の指導者たちを模しているが、この話は現代日本にも通じるものがあった。恐ろしいのが、終わりのない辛い労働と少ない配給、働けなくなった仲間を馬肉屋に売られたことに気づいても止められず流されていく、自分たちも同じ道を辿るのが明白なのに、今が辛いのに昔を思い出せなくなって、比較すらできない支配される動物たち。そして憎んでいたはずの人間と変わらない存在になっていく豚たち。
    今回の参院選で、ヘイトスピーカーとそれに踊らされる大勢の人を思い出させ、暗澹たる気分にさせられた。

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    2025年07月28日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ジョージ・オーウェルによる
    独裁と腐敗。社会主義。
    そういった人間社会の愚かさや汚さを動物達を使って描いた風刺小説。

    ロシア革命を動物達でなぞって書かれる。

    ロシア革命が何なのか分からない人はこれを読めば簡単に概要を理解できる。
    実際私もその1人。

    ただロシア革命だけではなく

    革命したとて頭が変わるだけであり、体制は何も変わらないこと
    違和感を覚えながらも行動しない市民達の愚かさ。
    など
    社会主義そのものが書かれている。


    それを動物の特徴を捉えつつ、わかりやすく描かれている。
    教科書にすべき。

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    2025年07月21日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

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    とても面白い。
    冒頭の3篇(一杯のおいしい紅茶、イギリス料理の弁護、パブ「水月」)だけで元は取れる。

    雑誌への寄稿文や、1984年を書くために移り住んだジュラ島から送られた友人たちへの手紙などを集めた本。
    主に1945年前後の大戦による配給制下で物価が高騰しているイギリスで書かれた文章であり、当時の庶民生活も窺い知れる。
    他書からの再録がほとんどのようだが、この本のみに収録されたエッセイが6篇あるし、著者のエッセイ集を初めて読むならこの本が一番読みやすいのではなかろうか。

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    2025年03月28日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

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    オーウェルといえば政治的な要素を含む小説やエッセイのイメージだったので、食事や家事、流行りの音楽、洋服などの日常生活に関するエッセイが入っていると聞いて気になり購入。当時のイギリスの生活に密接した内容なので興味深かった。
    本来のオーウェルの人柄がより伝わってくるような気がしたしTHEステレオタイプ的なイギリス人ってかんじの皮肉も聞いていて文章としてとても面白かった。
    代表作が重い内容であるからこそ本人の人柄や価値観を知ることによって、その作品で何を伝えたいのかということがより分かりやすくなるような気がするのでこういうエッセイは好きです。

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    2025年03月12日
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

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    #村上春樹
    #螢
    #オーウェル
    #一九八四年
    #森泉岳土
    #河出書房新社
    オーウェルの作品が読みたくてまずマンガで。語彙が減ると思考が狭まる。ヤバい、エグいに集約されてしまいがちな現代。新聞はわかりにくくくSNSはわかりやすい?わかりやすさを求める風潮に警鐘を鳴らす。考えることを放棄したくない
    しかしマンガにも限界がある。
    原作を読めたら。

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    2025年01月06日