ジョージ・オーウェルのレビュー一覧

  • 動物農場〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ジョージ・オーウェルによる
    独裁と腐敗。社会主義。
    そういった人間社会の愚かさや汚さを動物達を使って描いた風刺小説。

    ロシア革命を動物達でなぞって書かれる。

    ロシア革命が何なのか分からない人はこれを読めば簡単に概要を理解できる。
    実際私もその1人。

    ただロシア革命だけではなく

    革命したとて頭が変わるだけであり、体制は何も変わらないこと
    違和感を覚えながらも行動しない市民達の愚かさ。
    など
    社会主義そのものが書かれている。


    それを動物の特徴を捉えつつ、わかりやすく描かれている。
    教科書にすべき。

    0
    2025年07月21日
  • 1984

    Posted by ブクログ

    1年越しで読み終えた・・・
    最初辛かったなぁ〜、なんて暗くて陰鬱で希望のない世界なんだって
    でも2章でそれを打ち破るべく行動し始める主人公にグイグイ引き込まれ
    どんどんやってやれ!!って思って俄然読むペースが上がったと思ったら・・・
    そこから一転・・・どん底に落とされてどよーんって感じ
    最後は、あぁぁ〜、って扉閉ざされて終了な感じで、後味悪い感じ・・・
    でもこれがディストピア小説ってやつだね!!って納得

    それにしてもこれが日本で言うトコロの戦後間もなくの頃に書かれたとはとても思えない、今の世界にめちゃめちゃマッチしていて・・・恐ろしくなった
    でも、飼われるのが幸せ・・・ってのも気持ちわかるな

    0
    2025年06月20日
  • 1984

    Posted by ブクログ

    最近SFにハマってるという話をしたら、Cさんが「1984は間違いない」というので読んでみた。

    間違いなかった!!

    監視社会のディストピア的な世界を描いているが、
    退屈になることなく引き込まれるように読んでしまった。

    - 思考を狭めるために、言語を改変する(ニュースピーク)の話
    - 権力を手段としない目的とするビックブラザー
    - 上流、中流、下流で逆転させないように徹底的に民を監視し、弱体化させる戦略
    - 拷問の末の最後

    など見どころ、考え所満載の作品だった。
    素敵な作品ありがとうございました!!

    0
    2025年06月16日
  • 動物農場〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    民主主義が全体主義に陥っていく危険性を、とある農場の動物たちを通して寓話的に描く怪作。
    1984年に通じるメッセージはあるものの、よりシンプルで読みやすい。
    豚がドンドンぶっ壊れていく様が、面白くも怖かった。豚が完全に人間化し、どちらが支配階層か分からなくなるラストが秀逸。

    0
    2025年05月22日
  • 1984

    Posted by ブクログ

    「自由というのは、二足す二は四だといえる自由だ。それが認められるなら、他の自由はすべておのずと付いてくる。」(本書より)

    今こそ読まれるべき小説だと思います。


    凄い引力です。
    読んでいるうちにいつの間にか『1984』の世界に降り立っています。

    食堂で不味いジンを飲み、家に帰るとテレスクリーンに見張られるのです。

    逃げ出すことや反逆は不可能です。なぜなら思想警察が全てお見通しなのですから。

    どうすればいいのでしょうか?
    狂った世界では狂うしかないのではないのでしょうか。

    カンタンです。物語なので本から目を離せば、読み終わればこの世界からは脱出できるのです。

    しかし…
    はたして本

    0
    2025年05月06日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

    Posted by ブクログ

    とても面白い。
    冒頭の3篇(一杯のおいしい紅茶、イギリス料理の弁護、パブ「水月」)だけで元は取れる。

    雑誌への寄稿文や、1984年を書くために移り住んだジュラ島から送られた友人たちへの手紙などを集めた本。
    主に1945年前後の大戦による配給制下で物価が高騰しているイギリスで書かれた文章であり、当時の庶民生活も窺い知れる。
    他書からの再録がほとんどのようだが、この本のみに収録されたエッセイが6篇あるし、著者のエッセイ集を初めて読むならこの本が一番読みやすいのではなかろうか。

    0
    2025年03月28日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

    Posted by ブクログ

    オーウェルといえば政治的な要素を含む小説やエッセイのイメージだったので、食事や家事、流行りの音楽、洋服などの日常生活に関するエッセイが入っていると聞いて気になり購入。当時のイギリスの生活に密接した内容なので興味深かった。
    本来のオーウェルの人柄がより伝わってくるような気がしたしTHEステレオタイプ的なイギリス人ってかんじの皮肉も聞いていて文章としてとても面白かった。
    代表作が重い内容であるからこそ本人の人柄や価値観を知ることによって、その作品で何を伝えたいのかということがより分かりやすくなるような気がするのでこういうエッセイは好きです。

    0
    2025年03月12日
  • 1984

    Posted by ブクログ

    途中の主人公が本を読むシーンで行き詰まり、しばらく離れていましたが、ついに読破。
    とても面白く好きな話でした。その本のシーン以外は訳も綺麗で読みやすく、話のテーマに比べると難しい話ではありませんでした。
    監視社会を描いた作品で、リアルには起こりえないと断言できないのがこの話の恐ろしいところ。私がこの世界に生まれていたらどうしようと考えました。やはり人民を操作しようとすると最初に狙われるのは教育であるんだなと実感。読書をやめてはいけないなと思ったのが素直な感想です。いつの時代も社会を作るのは教育であり、識字は希望であり、本は歴史であると感じました。もし私たちの持つ常識や習った歴史が政府の都合のい

    0
    2025年02月09日
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

    Posted by ブクログ

    #村上春樹
    #螢
    #オーウェル
    #一九八四年
    #森泉岳土
    #河出書房新社
    オーウェルの作品が読みたくてまずマンガで。語彙が減ると思考が狭まる。ヤバい、エグいに集約されてしまいがちな現代。新聞はわかりにくくくSNSはわかりやすい?わかりやすさを求める風潮に警鐘を鳴らす。考えることを放棄したくない
    しかしマンガにも限界がある。
    原作を読めたら。

    0
    2025年01月06日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

    Posted by ブクログ

    スポーツや文化、世界情勢など様々な分野に対する、イギリス人らしい、アイロニーとユーモアを効かした文章は、インテリジェンスを感じ、その時代の空気も感じさせてくれる。
    紅茶に対する拘りも、イギリス人らしい偏屈さでまた良し。

    0
    2024年10月20日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

    Posted by ブクログ

    物語の形で、ソ連批判のメッセージを伝える。言葉の力を感じさせられた。それが冷戦下にアメリカに利用されたのも皮肉。

    <ものを生み出さずに消費ばかりする生き物といえば、人間ぐらいしかおらぬ>

    0
    2024年09月24日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

    Posted by ブクログ

    良かった!イギリス人だね~。笑 と思わず言ってしまうような皮肉っぽさが面白い。紅茶のこととかスポーツをバカにするのとか文筆業のこととか。
    動物農場読んでない気がする、読まないと。

    0
    2024年07月31日
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

    Posted by ブクログ

    ジョージオーウェルのマンガも読んでみよう。そしてどちらの原作も。二つの空気感がそのままだった。なんとも言えないひんやりとしたグレーな空気感。苦手な空気感だがつい引き込まれてしまう。
    なるほど、文字で含め伝えるもの、マンガで伝えすぎずふくませる。絶妙なテクニックになるほどなと。

    0
    2024年04月04日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

    Posted by ブクログ

    J.オーウェルというと1984年と動物農場のイメージしかなく、生活のために書評や短文エッセイを書いていたとは知らなかった。
    文化や自然に関してあくまで保守的な態度である点、産業主義的な娯楽や全体主義に関しては批判的である点、洞察力に優れている点はイメージ通りだが、あの理知的な文章で食器洗いに毒付いているのには笑った。先進的技術憎しではなく、あくまでそれによって社会に齎される負の影響に懸念を抱いていたのだということがよく分かる。
    また、オーウェルの書物・文章への美学と拘りを知ることができた。
    彼が風刺した未来の只中であっても、「一杯のおいしい紅茶」を楽しむ心の余裕は持ちたいものだと思う。

    0
    2024年03月08日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本作品もテーマが著者オーウェルの代表作「1984年」の中で描かれる「ニュースピーク」に重なる。

    それは「全体主義の恐怖政治」において、法(作中では7つの掟)や歴史の解釈(作中では追放された元リーダーのスノーボールが活躍した事実)がこっそり政治の中枢で改訂され、それが知識人らによって流布され、大衆が簡略化されたスローガンを連呼して全体主義が浸透していくという流れ。

    資本家の象徴として描かれる元荘園主を追い出して動物による動物のための農場を作ったリーダーのナポレオンだったが、最後は隣接する農園主の人間と密会を重ねるうちに豚のナポレオンが2本足で歩くようになり、服を着るようになり、人間と見分けが

    0
    2023年12月07日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    岩波文庫と中央公論新社(絵付き)を併読。オーウェルがなぜこれを書いたのかを学びつつ「おとぎばなし」を読めてよかった。人間を追い出した動物たちの農園でも、やはり支配する側とされる側の構図は変わらない。権力者は利権を守ること、支える側をいかに従えるかが命題となる。自分も支える側の一人として、闘った多くの動物よりも、現状の中にあった喜びを求め農園を出て行った馬のモリーが印象的だった。様々な立場と力量で考え動く動物たちを、読み手のように一歩引いて俯瞰でみることって大事だなと思った。

    0
    2023年11月02日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一気に読み切れました。
    なんとも言えないもどかしさが続きながらも、最後の反乱を期待しつつ一気にに読み切らされたという感じです。
    動物に擬態化することで切なさや滑稽さが自然に感じられました。

    0
    2023年05月06日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

    Posted by ブクログ

    おとぎばなしというサブタイトルの通り読みやすい本ではあったが、内容については子供が理解できるのかという疑問は残る
    ソ連についての社会風刺を題材として書かれており内容もそこそこ歴史を周到しているとは思うが、私は本文よりもその後に挿入されている「出版の自由について」という序文に、より興味をひかれた
    現代日本においても有害図書の指定など中世の黒歴史を想起させるような悪法が存在し、明らかにその法自体が害を為しているわけであるが、この本をきっかけに法規制等の妥当性についても関心が深まり、社会へ目を向ける一助になったと感じている

    0
    2022年09月16日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     動物たちが自由を求めて立ち上がるも、徐々に獲得した自由が束縛されていき、結局は最初の状態に戻っていく..
     ..といった内容に共産主義批判にテイストした内容。


     アイロニーでシニックな文章を好む人にオススメ

    0
    2022年09月05日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

    Posted by ブクログ

    タイトルになっている紅茶の淹れ方(ミルクが先か紅茶が先か)から始まるエッセイ。
    冬に故障する水道管や終わらない皿洗いに文句を言っていたりはわかるぞ、となる。

    手紙に丁寧に自分の住む田舎への行き方の記載(何時の船に乗って、ここからはハイヤーで、この町で宿をとった方が、等)が細かく丁寧。

    しかしよくよく読んでいくと戦争や国家の体制への考えなどは『1984』の著者なんだなあ、と感じさせるものがある。
    巻末の「ウクライナ版への序文」は今のロシアとウクライナの戦争状態を想起する。

    0
    2022年03月16日