ジョージ・オーウェルのレビュー一覧

  • パリ・ロンドン放浪記

    Posted by ブクログ

    オトラジシリーズ。
    市井の人々の鮮やかな描写に驚くばかり。
    一九八四年に通ずる体制批判も垣間見えた。
    人の本質を突いた魅力的な一冊。

    0
    2025年09月13日
  • 動物農場〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    革命がどのように起き、独裁国家がどのように生まれるかを描いた小説。
    小学生、中学生でも読めるくらいの優しい文章だけれど、何歳になっても考えさせられる内容だった。

    社会主義国家に限らず、あらゆる人間社会(国家、企業、家庭、恋愛・友人関係など)で起こりうる構造。
    強い者は傲ってはならない。そして弱い者は常に疑問を持つことを辞めてはならないし、間違いに気づける知恵をつける努力をしなければならない。
    忘れないようにしよう。

    0
    2025年09月11日
  • 1984

    Posted by ブクログ

    完全に名著。

    1948ってあんの?ねえな。

    たぶん、いま、最初のクライマックス。
    貰った本(真理が書かれてる本)を読んでる描写
    香港、ダーウィン、ブラザヴィル、タンジールを結ぶとひし形になってるんだって。
    3つの世界がここの労働力を争ってずっともめてる。


    いや、なんか女とセックスするとこも山場だったか。


    なんじゃこりゃ
    幼いころの幸せな記憶と、罪の意識
    青年、仕事。そして情事。
    摘発。そして、拷問。愛していた人を、今まで通り愛せなくなる。
    老後。わけわからん委員会でどうでもいい仕事をする。どうでもいい人たちと。
    そして完全に洗脳されて、それが完成しビッグブラザーを愛したところでとこ

    0
    2025年08月27日
  • 動物農場〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    元々はソ連を痛烈に批判した英国の古典だが、現代の政治や企業にも通ずる。ナポレオンが最も醜悪なのは間違いないが、少し疑問に思うことがあっても特に深く考えることもせず、長いものには巻かれろ精神のままな農場の動物たちがこの小説の胸糞感の肝だろう。同時に自分達はこの動物たちのようになってはいけないと身につまされる。

    0
    2025年08月23日
  • 1984

    Posted by ブクログ

    情報の整理だとかが苦手だ。
    会話をしていると一つ前の話との繋がりが頭の中から抜けてしまって、話していた人と別れてから「ああ、あそこはここと繋がってたのか」と、ふと思い出す。
    なんか違くないか?と思ってもスルーして相手の言い分を飲み込んでしまうことがある。
    危険だなと思った。
    違うと分かっているのに、それが正しいと認識してしまう。脳の力を上げる必要がある。

    ディストピアものはあまり読まないけどかなり怖かった。世界も。主人公も。

    0
    2025年07月23日
  • 動物農場〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    訳者あとがきより。
    この話は、社会主義批判にとどまらない。独裁者や支配者階層たちだけでなく、不当な仕打ちをうけてもそれに甘んじる大衆批判もされている。なにもしない大衆が、権力者の横暴を招き、独裁者を容認してしまうことになる。
    本当にその通りだと思った。

    0
    2025年06月18日
  • 動物農場〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    やっぱりジョージオーウェルの小説は面白い。
    おかしなところも淡々と状況説明のように書かれているから自然に狂ってる感じが受け取れて楽しい。
    人間は一旦ある空気を作られてしまえば、異端なことを発言しづらくなるという単純だけど強烈な同調圧力もリアルに描かれてて良かった。
    いつまでコントロールされてるんだよおおとも思ったw

    序文も強い信念からくる批判が書かれていて、それ自体が面白い上に主題の説得力を増していた。
    当時のイギリス社会の1つの側面を少し知れた。

    0
    2025年06月09日
  • 動物農場〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人間を追い出した動物達が理想の農場を作り上げようとするが、知恵を持った豚が権力を持ちやがて独裁を始める風刺話。
    選挙で有る事無い事相手を貶めて勝ちを得たり、七戒と呼ばれる七つの約束事が豚のいいように改変されたり、不満を持つ者を反乱者扱いして追放したりと理想の農場は徐々に恐怖の農場へと変貌していく。
    最初は笑って読んでいたが段々恐ろしくなってきた。
    ジョージ・オーウェルが1943年にソ連をモデルに書いたそうだが、今現在、当てはまる国が沢山ある。日本も例外では無い。お米問題にしてもなんか変だ。国民の一人としてできる事はなんだろうか?
    知恵のある豚に搾取されていて良いのか?オーウェルが警笛を鳴らして

    0
    2025年06月08日
  • 動物農場〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    80年前の小説とは思えない、まるで現代社会かのような面白くてゾッとするお話でした。

    ブタたちは狡賢く、ほかの動物が学べない(学ばない)のをいいことに、欺瞞たっぷりの話術で丸め込み、黙らせてしまう。無知な羊たちを洗脳し味方につけ、屈強な取り巻きを作るべく仔犬を隔離して偏った教育を行う。やり方が巧妙で、実に汚い。
    けれど、他の動物たちは「何かがおかしい」と思っても、羊(大多数の意見)に負けて深く考えず、育った仔犬(恐怖)に負けて声を上げることもない。空腹で疲れ、人間に打ち勝ったかつての栄光だけを誇りに、或いは諦めと無関心でなんとか生きている。実際のところは皆 ブタたちのために生かされていると言っ

    0
    2025年06月07日
  • あなたと原爆~オーウェル評論集~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    動物農場とその解説を読んで、オーウェルについてもっと知りたいと思って選んだ。解説内で「彼は書斎の人ではなく行動の人だった」と記載があるが、彼の行動やその時の心の動きについてリアルに描かれていることに親近感を覚える。一番印象に残っているのは「なぜ書くか?」。政治的な目的もあって書いている、ということを、はっきりと本人が認めている点が新鮮。

    0
    2025年03月28日
  • パリ・ロンドン放浪記

    Posted by ブクログ

    パリとロンドンでの極貧生活を綴った作品。
    勝手にもう少し社会批判的な内容を想像していたが、作者が作中でいうとおり単に「旅日記」としても面白く読めた。

    0
    2025年03月27日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

    Posted by ブクログ

    ジョージ・オーウェルが何を思い描き「動物農場」や「1984」を綴ったか、そして彼の生活を愛する様子がエッセイや手紙を通して語られている。
    彼は意外にも愛しく思う女性と結ばれ、家庭を持ち、親しい友人と適度な頻度で文通していた。全体主義を文学的に批判する様子を見て、鋭い洞察力を磨き、鍛練に勤しんでいる、若干ではあるが冷徹な人であると思い込んでいた。
    しかし、本書を読み終えて、彼もイギリスで貧しいながらも執筆を積み重ね、また、その中で戦争や貧困、ファシズムを経験し、苦労の末に書き上げた一作なのだと理解することができた。

    文学者の生涯を追いつつ、彼らの思いを想像するというのも粋な体験だなと思った。

    0
    2025年03月25日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

    Posted by ブクログ

    物語序盤では、農場でよく見かける動物たちを、漠然と登場させているかのようにも見える展開ではあるが、
    中盤から終盤にかけ、動物たちに当てはまるイメージが顕著に表れてきて、なぜその動物を登場させていたのかが分かるものとなっていた。

    付録と解説から読んだ方が、時代背景や状況が理解できて良い。

    0
    2024年12月21日
  • カタロニア讃歌

    購入済み

    代表作動物農場や1984年に繋がる本作はスペイン内戦に従軍した記録でもある。一流の文筆家でもあるオーウェルはウィットに富んだ、どことなくクールな筆致で書いてますが、体験していることは壮絶です。

    0
    2024年08月17日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

    匿名

    購入済み

    ジョージ・オーウェルというと『1984年』や『動物農場』のイメージから政治性の強い作家とのイメージが強いですが(実際そうなのですが)、このエッセイでは彼のもう一つの側面であるとともに、そうした政治への関心の根っこにあるとも言える生活に関するエッセイが見所となっていると言えるかと思います。オーウェルは「ナショナリズム」を批判していますが、パトリオティズムを擁護しています。その背景にここに書かれているようなイギリス的な生活への愛着があったのだなと思わされます。

    0
    2024年08月17日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

    Posted by ブクログ

    立場上、学生に「どうして勉強をしなくてはならないのか?」訊かれることがある。これにシンプルに答えるのは難しい。
    頭脳労働と社会運営を他者に任せきりにした動物達の行末を描いたこの本は、その回答のひとつとして比較的分かりやすいと思う。
    知識を蓄えること、頭を使うことの重要さが、全体主義への風刺を込めて描かれている。学生にこそ読んでもらいたい。

    本書を読んでしまうと、会社員と家畜をかけて"社畜"と呼ぶ皮肉はそう笑えない。自分のために生きることを決意しなければ、本当に豚と人間の見分けがつかなくなってしまう。
    また、トップさえすげ替えれば自分の暮らしは良くなるに違いないと信じる考え

    0
    2024年04月30日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった…..
    ナポレオンはわたしの会社の課長をみているようだった………そりゃ世の中、良くならないよね……..。七戒の文字が足されていくのがやばかった。記憶と思い出って、想像よりも随分と脆い。 

    読後、付録のオーウェルの言葉を読んで、史実どどこが重なるか具体的に知れて、それも興味深かった。確かに当時出版するのは大変だったんだろうなぁ……

    0
    2024年04月24日
  • パリ・ロンドン放浪記

    Posted by ブクログ

    前半のパリでは、高級ホテル、高級レストランで働いていた筆者がその裏側のとんでもないカオスぶりを面白おかしく描き出す。人物描写が巧みで、活気にあふれた破茶滅茶な喧騒があたかも目の前で起きているかのような臨場感。どんちゃん騒ぎのパリ、ちょっとみてみたい。
    後半のロンドンは、浮浪者に身を窶した筆者の、まさしく放浪記である。魅力ある浮浪者仲間の生き様はときに明るく読める瞬間もあるが、根本的にはイギリスの制度上の問題や大衆の意識について、鋭い疑問を投げかけている。

    ブレイディみかこ氏の「労働者階級の反乱-地べたからみた英国EU離脱-」でも似たようなことが述べられていた点は非常に面白い。
    本書は約100

    0
    2023年11月05日
  • パリ・ロンドン放浪記

    Posted by ブクログ

    前半はパリの貧窮生活、後半はロンドンの浮浪者生活を描くルポルタージュ。

    パリのホテルの裏方現場の様子が、具体的かつとてもイキイキしていて、目に浮かぶようだ。
    ロンドン生活の描写はもっとあっさりしているが、罵言の変遷や施しを受ける浮浪者の心理など、オーウェルの着目点は今読んでも新鮮で魅力的だ。
    翻訳もとても読みやすい。

    0
    2023年11月02日
  • あなたと原爆~オーウェル評論集~

    Posted by ブクログ

    開高健が言及していた (と記憶している) 『象を撃つ』を目当てに購入した。

    せいぜい十数ページのエッセイにこれほどまでに魅了されるとは思ってもいなかったのだが、その卓越は凡そ次のようなところだろう。
    ライフルで頭部を撃たれた象はその肢体から力を失い頽れる。殺到するビルマの群衆。なかなか事切れない象にさらに銃弾を撃ち込むも血が溢れるばかりで、あまりの痛々しさにその場から逃げ出してしまう。オーウェルにその引き金を引かしめこのスペクタクルを演出したのは、白人は主人然としてなければならないという情けない矜持だったのだ。オーウェルにそれなりに深い罪の意識を植え付けたのがいかにつまらない動機だったか。そ

    0
    2023年09月20日