ジョージ・オーウェルのレビュー一覧

  • 一九八四年[新訳版]

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    ネタバレ

    1949年に書かれた1984年を2025年に読んでみた

    テレスクリーンというものに始終監視されていて人を信じることなく生きていかなくてはいけない世界で主人公・ウィンストンはわりと行動的。二重思考に対するウィンストンとオブライエンの問答を読み解くのははなかなかに難しく…。

    第一、二部はわりとするすると読めましたが拷問メインの第三部がどうにもしんどかったです。

    現代に当てはめるとインターネットがあるからそのままの設定では再現は無理というわけでもなく破壊しつくして1984年の世界を創り出せば再現可能で、過去が私が知る過去ではなくなる恐怖に背筋がひんやりしました。

    とはいっても1949年に書か

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    2025年11月17日
  • 1984

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    思想が自由でない社会の話

    「自由というのは、2足す2は4だと言える自由だ。
    それが認められるなら、他の自由はすべて自ずとついてくる。」

    「長期的に考えれば、貧困と無知という土台がなければヒエラルキー社会の実現は不可能なのだ。」
    「戦争は消費財の余剰を使い尽くす」

    「人類の歩みが記録されはじめて以降、世界には上層、中層、下層の人々が存在してきた。根本的な社会構造は1度たりとも変わっていない。
    上層の目的は、現在の身分に留まること。中層の目的は上層と入れ替わること。下層は日々のこと以外は考えられなほど苦役で酷使され続ける」

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    2025年11月28日
  • 1984

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    この小説は
    情報統制され、行動や言語、考え方や欲望まで
    全て管理され監視される様子が最後まで続き
    ずっと息苦しかった

     子供達がスパイになって両親を訴えたり
     嘘が歴史になり真実になったり
     不適切な表情 不適切な寝言で思想犯罪者
     として罰せられたり
     黒が黒だったことを忘れて黒が白だと
     心から信じる能力が求められたり   

    恐ろしすぎます

    今の自分の正しさが正しさでなくなり
    正しくないことが正しくなる世界
    そんな社会に身を置いたら本当に正しい事を
    正しいと言うことができるだろうか
    強大な権力に忖度して
    自分の価値観を変えてしまうかもしれない
    抗える自信がない

    それでも 自分の脆

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    2025年11月08日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ネタバレ

    途中に出てきた人間が闘うことになるのは自分の肉体だという趣旨の文が、拷問シーンで伏線回収されてゾッとした。
    絶え間なく監視される生活、改変される過去、騙される民衆、二重思考…解説を読むと現実でも同じようなことが行われていることに気づくことができる。
    同著による『動物農場』では、ブタの支配下に置かれた動物たちの行動次第で何かが変わったかもしれない。本作でもプロールこそが唯一の望みだと書かれていた。未来を良い方向に変えるには、民衆が行動を起こす必要があるのではないか。

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    2025年11月02日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    150頁くらいで読めるコスパ最高の小説。
    ロシア革命や権力の腐敗を描いており現代においても示唆に富む。個人的にはナポレオン死去や農場が崩壊する絵まで描いていたら凄まじいと思えたが、そこまで予言めいた内容は含まれず、当時の体勢批判に留まっていたため、星マイナス一つ。

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    2025年11月02日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    ネタバレ

    オーウェルは社会主義者であり、社会主義を歪曲するスターリンを批判した。
    一方、疑問を抱きながらも状況を甘んじる支配下の人々のことも批判した。
    疑問を声に出すことが、私たちにできる最善ではないか。今はSNSで世界に声を発信できる。自分の意見を言う勇気が1番大切だ。

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    2025年11月03日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    結局、権力というのは自分の理想をみんなの理想とすり替えて語るのが好きなのだ。動物の格好をしているが誰も彼もきっちりと欲望を持った人間である。この幕切れは呆気ないが、ブラックで何故だか黙示録的に思えて仕方なかった。
    考えすぎ、拡大解釈が過ぎると言われても仕方ないかもしれないが、名前を変えて、姿を変えても権力は権力、右だの左だのリベラルだの言っても名前や姿が違うだけの同じものなのである。

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    2025年10月29日
  • 1984

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    ネタバレ

    ガチでこんなとこで生まれ育ったら首切って自害する即
    やばすぎるだろ(;_;)
    資本主義最高、と言いなさい

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    2025年10月29日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    A good read but I’m still traumatized from the animation… and it still gives me creeps. Bought 1984, but don’t gotta a courage to read it after this one…

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    2025年10月25日
  • 一九八四年[新訳版]

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    全体主義社会を描いたディストピア小説。第一部、第二部ではわずかに希望が感じられたが、第三部で主人公が政府に捕まり、徹底した洗脳を受ける過程が執拗に描かれる。物語の結末では、これまでの出来事がすべて無意味になったかのように、まさに「二重思考」的な絶望だけが残る。

    作中には、現代社会にも通じる警句が多く見られる。
    歴史言語学者でニュースピークの研究、ニュースピーク辞典の編集作業に従事する友人サイムのセリフ。
    「おそらく君はわれわれの主たる職務が新語の発明だと思っているだろう。ところがどっこい、われわれはことばを破壊しているんだ。」「ニュースピークの目的は挙げて思考の範囲を狭めることにあるんだ。最

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    2025年10月23日
  • 一九八四年[新訳版]

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    第二次大戦直後に書かれたディストピア的近未来小説。解説にあるように、結果として実現しなかったディテールを見るのではなく、現在の社会に通じる側面を見つけ出すのが面白い。

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    2025年10月19日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ネタバレ


    イギリス社会主義なる独裁体制に支配された1984年の世界の話。ニュースピーク言語なる、支配側からの言語統制によって反抗思想的な単語が抹消された話し方が採用され民衆が政治的な反抗思想すら考えつかないようにされている。

    が、ちょうど併読していた「言語が違えば世界も違って見えるわけ」(ハヤカワ刊)にもあったが、「人間の思考は言語や母語によって違いが生じるのではなく、日常生活の基本的な面について本人が所属する社会の中の他人と円滑に意思を疎通するために反復練習した経験から生ずる」とあり、まさにそれ。ニュースピークという新しい言語体系があるが実際のこの世界の人々は党に反抗分子と思われたくないから円滑に

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    2025年10月19日
  • 一九八四年[新訳版]

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    『ビックブラザー』なる者を最高指導者としたディストピア世界。ほんの数日前の事柄、人間さえ、党に不都合ならば無かったことにされる。新聞、書籍、辞書、全ての記録物を編集され、過去が意味を持たない社会。主人公は新聞記事を党の意向に合うように"編集"する職についています。党に心酔した可笑しな人々を可笑しいと思える主人公がディストピア世界で、どう生きるかを描いた作品です。

    現代の日本人には、滑稽な社会でもがく正常な主人公と映るだろうが、時代と国によれば、その評価が逆転してしまう。本書を読み進めるうちに、このディストピアに入り込み、現実に立ち返ると、安堵と共に嫌な不安感が残ります。

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    2025年10月19日
  • 1984

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    1949に書かれたものとは思えない、現代に通じるものに満ちた小説
    ただ、途中で挟まる世界の解説やニュースピークの解説は無駄

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    2025年10月13日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ディストピア小説の王道といったところだが、作品の設定と同じような地域が現在もあるということ、いつ1984のような出来事が起こってもおかしくないという点にゾクっとさせられた。
    昔話のように聞こえるが、現在でも市民が声を上げないだけ、もしくは気がついていないだけで、本作と同じような結末を目の当たりにしているように思える。

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    2025年10月10日
  • 1984

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    天変地異でも起こらない限り決して崩壊することがないような完全に支配された希望なきディストピア世界の物語。

    終盤にはまさかのどんでん返しもあり楽しめた。

    ナチスドイツや北朝鮮、ポルポト政権下のカンボジアの様な国や時代を連想させる部分も多く、読んだ後に世界について、社会について考えたり話したりしたくなる作品。

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    2025年10月07日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    動物が人間を追い出して新しい国を作るという設定が面白かった。そして、動物独自の国になることはなく人間と同様の現象が起きて、動物同士の衝突や主従関係、権力争い、外交と現代の国で行われている社会を反映していた。

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    2025年09月30日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    農場主を追い出し自由を求め独自の国家を築いた動物たちによる革命の誕生と崩壊を描くソ連を風刺した寓話。

    操作された情報しか与えて貰えず、懐疑心を抱いても声を上げる前にもみ消される…
    権力を振りかざすブタ達の行動は許されないが、見事にコントロールされてしまった労働者の動物たちの世事疎さが独裁を助長させている様が滑稽だった。

    自身の置かれている状況に興味を持ち正しい情報を見極める知恵を身に付ける努力を怠ってはいけないと思った。

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    2025年09月14日
  • 一九八四年[新訳版]

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    世界で一番最悪な平和を実現する方法。
    AI、SNSを始めとしたデジタルデバイスに支配される現代に警鐘を鳴らす名著。今読むべき。

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    2025年09月11日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    動物農場の指導者になる豚たちは旧ソ連の指導者たちを模しているが、この話は現代日本にも通じるものがあった。恐ろしいのが、終わりのない辛い労働と少ない配給、働けなくなった仲間を馬肉屋に売られたことに気づいても止められず流されていく、自分たちも同じ道を辿るのが明白なのに、今が辛いのに昔を思い出せなくなって、比較すらできない支配される動物たち。そして憎んでいたはずの人間と変わらない存在になっていく豚たち。
    今回の参院選で、ヘイトスピーカーとそれに踊らされる大勢の人を思い出させ、暗澹たる気分にさせられた。

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    2025年07月28日