ジョージ・オーウェルのレビュー一覧

  • 1984

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    戦時中の日本を想像せざるを得ないのですが、これは世界中の人がそう思うのか、それぞれの国の過去を思うのか。
    …と思いながら、解説を読んで大変ためになりました。
    二重思考も、今もあちこちにあるという話も納得せざるを得ません。

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    2026年04月09日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ネタバレ

    すごいねぇ、こんな恐ろしい、未来に実際にまぁまぁある意味そっちにどの先進国も落ち着いてる感じだよねって思えるようなものを、あんな昔に書いたんだからね。そりゃ衝撃的な作品だし、有名だし、話題になるし、今思い返してもう一度読むべき本にあげられて然るべきだよね。

    ショックが強いよね。
    最初の一部やや冗長的に見えるところも、あとをしっかり動かすための土台作りだし、この時代の欧米の作品ってその嫌いがすごくどの作品もある気がするし。
    2人が一緒になってからの華やかな時間も、デストピアからの脱却、夢のある時間、の様でいて、乾いた心をしてくれるかと思いきやもっと恐ろしいデストピアのために重ねられた、2段目に

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    2026年04月07日
  • 動物農場〔新訳版〕

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     こちらのジョージ・オーウェル氏は「一九八四年」の方で御存知の皆様もいらっしゃるのではないでしょうか?

     私はどうも「星を継ぐもの」以来、SF的な作品に慎重になってしまいまして(笑)。

     「狐には向かない職業」のヴェラに出会った事ですっかり気持ちは「シェイディ・ホロウ」の住人になってしまっておりました故、以前から気になっていたこちらの「動物農場」を購入致しました。

     こちらの作品も、私は非常に楽しめました!!!

     一説では当時の時代を風刺した作品だとも言われており、実際後書きにもそのような内容が書かれてはいるのですが、個人的には風刺うんぬんは関係無く普通にファンタジーとして楽しみました

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    2026年04月04日
  • 一九八四年[新訳版]

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    一九八四年の、というより大作家のすごいところだが、それは人間が生きて書けているという事だ。
    潰瘍の描写がその際たるものだが、人間が生きているという事に付属するものというか、生きた人間を書こうと思えば、こんなふうに本題といっても差し支えのない社会とその社会への目線というのから離れた個人的な事情である身体である痛みや匂いを書くというのがどれほど効果的なのか、それがよく伝わる。
    さて、本作が描く世界がこうも現実的に恐ろしいと感じるのは、何故だろうか?僕が考えるにそれは、我々でも想像ができる範囲での身体、そして内心を強く縛られる社会を書いているからだろう。
    長谷敏司のプロトコル・オブ・ヒューマニティに

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    2026年04月03日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    豚は誰か

    本書に登場する豚がこのコロナ禍で誕生しつつあるように読んだ。知識は専門家に任せろと主張して囲い、解釈を恣意的に変え、他の価値を踏み躙り、人々の行動を制限し、人々を支配しようとする。今、この現実の世界で、専門家にしてやられてしまったのが政治家であることが、情けない。本当に情けない。ウイルスが人間ジョーンズ、豚ナポレオンが政府系専門家、豚スノーボールが政治家といった当てはめか。本書が結末で豚の王国の崩壊を描いていることを期待したが、叶わなかった。『1984』で描かれる全体主義国家も揺るぎなかった。揺らいだのは個人だった。相当まずい時代が来ている。本書を読んで改めて感じた。

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    2026年03月29日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    この混沌とした時代に読むべき1冊。
    単純な体制批判に留まらず、現状に甘んじてしまいがちな一般市民にも警鐘を鳴らしているところがすごい。この内容を1945年に発表する勇気もまた、称賛に値すると思う。

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    2026年03月28日
  • 1984

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    1949年に書かれたとは信じられないほど、現代世界――とりわけ中国の姿を映し出している。テレスクリーンはまるでスマートフォン。多様性に関する公文書の削除が進んだトランプ政権や、検閲が行われ都合の悪い過去が語られず、SNSなどを通じて人々の行動が日々モニターされる習近平政権のあり方とも重なる。科学が発達した時代における独裁者の思考、そしてその世界で生きる人々の心の動きや行動の機微――互いに監視し合い、常に見られているという意識が猜疑心を生み出していく様子が生々しい。言葉を書き換えることで人々の認識する世界そのものが変えられていく恐ろしさ。まさにディストピア小説の金字塔といえる一冊。

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    2026年03月25日
  • 1984

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    村上春樹の1Q84を読んでいつか読んでみよう、と思っていた。
    小説の中の話だと思いながらも、実は自分の生きている世界も1984と同じ、ビックブラザーに支配された世界なのではと思ってしまった。
    思ったことを書きたいがこの感想も見られているのではないかと、手に汗握ってしまう。笑
    2+2=5
    過去は変えられる
    いつか書店で見かけたら昔の翻訳本も読んでみたいと思った。

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    2026年03月23日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ありとあらゆることに通ずることだが、違和感や矛盾点に気がつけることが一概に良いとも言えないのかもしれない。「2+2=5」と疑念なく答えられるくらい狂ってしまえる方が世の中は幸せである。

    何よりも、今から70年以上前にこの世界観を創出していることに驚きを隠せない。いや、当時の世界情勢だからこそ書けたとも言えるのか。

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    2026年03月11日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ジョージ・オーウェルの代表作のひとつにして、世界的に有名な小説。
    1949年発表。
    日本では村上春樹『1Q84』のオマージュ元としても知られる。

    舞台は1984年のロンドン。イングランドはアメリカ、オーストラリア、アフリカ南部から成る超大国「オセアニア」に併合されている。
    オセアニアは、同じく超大国のユーラシア、イースタシアと戦争状態にあり、ビッグ・ブラザーが率いる「党」が絶対的な権力を握る。

    「党」は、党員をテレスクリーンによって常時監視し、家族を引き離し、あらゆる手段をもって思考を把握し、少しでも反抗意志を持つ人間を容赦なく粛正する。

    主人公のウィンストン・スミスは、「真理省」の下級

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    2026年03月11日
  • 新訳 動物農場

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    名前に惹かれて買ってみた。
    動物主義‥アニマリズム何それ面白いやんて思ってたけど、最後は動物主義じゃなくて、欲にまみれた生き物の醜態を確認できた。動物と人間の違い、支配する者とされる者の違い、これは人種やその生物という枠組みではなく、その(悪意に満ちた)意志を持つ生き物によると感じた。
    搾取される者は搾取になれるとまるでそれが当たり前のように考えてしまうようになる。自分は常に意志を持ち、考え続けていこうと思った。そういう意味では、この本を読んだことには意味があったと感じた。

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    2026年03月09日
  • 新訳 動物農場

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    10年という歳月を経て再読

    その頃より物語が身近になっていて、窓の外が澄んで見えた
    ただし澄んだからといって、綺麗になったとは限らない

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    2026年02月24日
  • 一九八四年[新訳版]

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    昔は男が若い娘の肉体を見て魅力的だと感じると、それで話は終わった。ところが今は純粋な愛情や純粋な欲望を持つことができない。どんな感情も、すべてが恐怖と憎悪と混じり合っているために、純粋ではないのだ。二人の抱擁は戦いであり、絶頂は勝利だった。それは党に対して加えられた一撃、それは一つの政治的行為なのだ。

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    2026年02月21日
  • 1984

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    悪役令嬢モノじゃない
    この作品はニヒリズムなのだろうか、はたまた理想主義か。
    社会主義を批判しているのは明らかだが、逆に社会主義に理想を持っているようにも見える。
    制約の中の小さな自由もまた、作られた自由だった。
    全ての自由は自らが自由と考えての自由ではなく、与えられた自由であり、そこに希望と絶望を感じる。
    ラストシーンでは、自由でないと感じていた主人公が、元の生活に戻り自由を感じている。

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    2026年03月02日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ビッグ・ブラザー率いる一党独裁による監視社会。
    映像作品はプロパガンダ、写真は修正され、書物は捏造、記録は廃棄され、日付も数字も党の都合の良いように改竄されるディストピアな世界が舞台。
    国民は皆「2 + 2 = 5」と言われれば、疑問に思わず受け入れる思考が当然であるのです。
    だから、"支配されている"という感覚すら無いのかもしれない。

    テレスクリーンと呼ばれるテレビは監視カメラ同様の機能が付き、私生活は一言一句監視され、神経性の顔面チェックや顔に不適切な表情を浮かべるだけで「表情犯罪」として罰せられる。
    縛られた環境下で過

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    2026年02月19日
  • 1984

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    ネタバレ

    49年に刊行されたディストピア小説
    全体主義の世界
    イングソック、ニュースピーク
    指の本数を数えさせる狂信者オブライエン
    恐らく本作1番の被害者ジュリア
    2+2=5
    ラストには衝撃と虚無感を禁じえない
    後書き、解説(内田樹)まで素晴らしい

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    2026年02月17日
  • 新訳 動物農場

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    ソヴィエト(スターリン)風刺・批判
    権力と腐敗を描く
    変化の無い搾取の構造

    独裁者の成功
    「平等」から「特権」へ
    ルールの改竄

    ラストシーン
    テヘラン会談がモデル→冷戦の暗示
    ♠1→“イカサマ”の象徴、切り札
    「人間と豚の区別がつかなくなる」

    歴史のメタファー
    メイジャーじいさん→マルクス
    ナポレオン→スターリン
    スノーボール→トロツキー
    スクウィーラー→モロトフ?
    モリー→ブルジョワ階級の代表者?
    ボクサー→労働者階級の代表者

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    2026年01月31日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    久々に本でぶち飛んだ
    巻末の作家による序文案は、文章に対してありがたいとさえ思ってしまった笑
    いままで読んできた本ベスト5には入れたい

    カオスな時代を生身で経験したからこその重みがすごい
    まさに知的な反抗って感じでかなりくすぶられた

    オーウェルあんた最高にロックだよって感じ

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    2026年01月30日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ネタバレ

    2026.1.28
    最初から最後までおもしろい
    過去の扱い方がよかった
    テレスクリーンの声が追随するところは天才だと思った

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    2026年01月28日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ネタバレ

    圧倒的読み応え。まさに小説に求めているもの。この小説の政治性を完全には理解できていないかもしれないが、この全体主義を批判するディストピア的世界観は想像力をこの上なく刺激してくれる。何度か挫折しかけたけど、主人公が拷問の末ビッグブラザーを敬愛するようになるまで、あの伝説的ラストまで読むことができて本当に良かった。

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    2026年01月27日