ジョージ・オーウェルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジョージ・オーウェルの代表作のひとつにして、世界的に有名な小説。
1949年発表。
日本では村上春樹『1Q84』のオマージュ元としても知られる。
舞台は1984年のロンドン。イングランドはアメリカ、オーストラリア、アフリカ南部から成る超大国「オセアニア」に併合されている。
オセアニアは、同じく超大国のユーラシア、イースタシアと戦争状態にあり、ビッグ・ブラザーが率いる「党」が絶対的な権力を握る。
「党」は、党員をテレスクリーンによって常時監視し、家族を引き離し、あらゆる手段をもって思考を把握し、少しでも反抗意志を持つ人間を容赦なく粛正する。
主人公のウィンストン・スミスは、「真理省」の下級 -
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Posted by ブクログ
ビッグ・ブラザー率いる一党独裁による監視社会。
映像作品はプロパガンダ、写真は修正され、書物は捏造、記録は廃棄され、日付も数字も党の都合の良いように改竄されるディストピアな世界が舞台。
国民は皆「2 + 2 = 5」と言われれば、疑問に思わず受け入れる思考が当然であるのです。
だから、"支配されている"という感覚すら無いのかもしれない。
テレスクリーンと呼ばれるテレビは監視カメラ同様の機能が付き、私生活は一言一句監視され、神経性の顔面チェックや顔に不適切な表情を浮かべるだけで「表情犯罪」として罰せられる。
縛られた環境下で過 -
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Posted by ブクログ
疑問の芽すら奪われる、根絶やしにされる。
おかしいということに気づくものすべてをなかったことにする。
正気の領域を徐々に広げていく。
しかし、正気であることの意味合いが次第に変わっていく。
疑問を抱き、抗うことが正気なはずだったのに、疑問を抱いたことすらなかったこととなり、抗う理由もなくただ流れに身を任せることが正気であると自ら思うようになる。
戦争自体が目的となり、戦争の為にすべての物事が在る
貧困と無知にさせることで、ヒエラルキー的社会を継続させる。
世界の富を増やすことなく、というより一部の特権階級のみに富を増やし、産業を回し続け生産物を生み出し続けるためには戦争をし続けるしかな -
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Posted by ブクログ
社会主義と民主主義って(理論上は)両立するんだ!というのが一番の発見でした
ジョージ・オーウェルのルポタージュ。Wikipediaの「スペイン内戦」の項目を片手に読みました(^_^;)。スペイン内戦に参加した1兵士としての立場で当事者目線の主観バリバリで書かれた本です。(『パリ・ロンドン放浪記』を読んで感じた事ですが、ジョージ・オーウェルはがっつり当事者として身を置いたノンフィクションの方が、皮肉が冴え渡ってて面白い。)とはいえ、主観を交えながらも当時の政治情勢についての解説・考察もあり興味深いです。
ジョージ・オーウェルの感じたことが素直な筆致で書かれていて、あぁ、戦争の現場ってこんな感