ジョージ・オーウェルのレビュー一覧

  • 動物農場〔新訳版〕

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    『動物農場』
    (ジョージ・オーウェル)

    『1984年』に続いて読んだオーウェル作品。
    動物たちの革命とその後の変質を通して、「平等」を掲げる革命がやがて新たな支配者を生み出す過程を鋭く風刺している。

    ロシア革命やスターリン体制を下敷きにした寓話とされるが、権力が集中すれば理想は変質し、不平等が生まれるという問題は現代にも通じる。

    「すべての動物は平等である。しかし、ある動物は他の動物よりもっと平等である。」

    この有名な一文に、オーウェルの思想が凝縮されている。短編ながら非常に示唆に富み、『1984年』と並んで読む価値のある一冊だった。

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    2026年06月22日
  • 一九八四年[新訳版]

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    監視社会や思想統制を描いたディストピア小説の傑作。

    ビッグ・ブラザー率いる党が、歴史や言葉、思想までも支配する世界を通じて、全体主義が人間の自由と人格をいかに破壊するかを描いている。

    中国の監視社会や情報統制を連想させる部分も多く、80年以上前の作品とは思えない先見性に驚かされた。

    後半の展開は衝撃的で、人間の精神までも支配しようとする権力の恐ろしさが強く印象に残った。自由や真実の価値について改めて考えさせられる一冊。

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    2026年06月20日
  • 新訳 動物農場

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    ジョージ・オーウェルの代表作ではあったものの読んだことはなかった。我々は人なのか豚なのか、、風刺なのか現実なのか。豚というチョイスは本当に絶妙であるなと思う。人が人であることは、思い出し継いでいくことができることだと感じる。改めて『1984』も読もうと思う。

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    2026年06月07日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    スターリンの独裁政治を皮肉った寓話。1940年台の作品であるが古さを感じない。考えることを放棄するとこうなるという普遍の教訓

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    2026年05月23日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    ネタバレ

    同じジョージ・オーウェルの『1984年』を読んで直ぐこの本も読んだ。

    どちらも同じ20世紀半ば頃のソ連、スターリンの圧政、恐怖、独裁政治の時代を題材にしている。
    動物農場は、より分かりやすくて短くてすぐ読める。
    1984年は、より現実味があり、絶望感が濃いなと感じました。


    現在日本でも政治や世界情勢への関心が強まったと感じています。
    これらの本を読み、更に調べ考えて、
    私達は常に目を開き『豚』が少しでも間違ったら何かしらの手を打たなければなりません。
    私達は『頭の悪い羊』『間違っていても全力な馬』『不干渉なロバ』になってはいけません。

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    2026年05月07日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ネタバレ

    ※この本を語るのにどうしても言いたい現状の事を少し書いてしまっています。
    特に20260505時点でリベラルと呼ばれる人達は閲覧をお控えください。




    『過去は、変更可能な性質を帯びている』
    過去の改竄、1192作ろう鎌倉幕府今では1185作ろう鎌倉幕府 たまに聞くからいいというわけではないが、これが頻繁に起こり、日常化したらどうなる?元々何が正しいかなんて当時の人しか知り得ない物を後になって変えるのも変だよね。
    この話は今でも特段話題にもならないし、それが真実かどうか分からないのに誰も不安に思っていない。


    二重思考と言う言葉、最初難しかったけど日本にも似たようなのある。
    空の色は青でわかるけど、信号の色は緑というべき所を青と言ってる。
    あれは緑だと日本人でも分かってるけど、あれは青だって言ってる。
    そして、どっちも間違っていないと認識している。これって二重思考だよね。


    人によっては「なんだよw陰謀論かよw頭おかしくなったか?w」って言ってきそうだが、それが事実になってからでは、もうそれが本当に正しいことでも正しいなんて言えなくなる。
    間違いを間違いだと言えなくなる。
    「2+2=5でなければいけない」
    そんな世界を見させてもらいました。

    この本が2026年03月27日イギリスで有害図書として学校から撤去されたらしい。
    移民問題といい外国から学ぶことは多いはず。
    頼むから日本だけは間違えないでくれ。


    そして私は沖縄は日本のものじゃないだとか、日本は中国のものだとか、政治家が毎回吐く嘘や逃げだとか、いきすぎたDEIやポリコレを、嘘を嘘だと、間違いを間違いだと、いつまでも書き残し、覚えていよう。


    『未来へ、或いは過去へ、思考が自由な時代、人が個人個人異なりながら孤独ではない時代へ ーー真実が存在し、なされたことがなされなかったことに改変できない時代へ向けて。』

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    2026年05月18日
  • 新訳 動物農場

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    2026年4月現在に読むジョージ・オーウェルの『動物農場』こわすぎ
    なんで今のことが書いてあるんだよ~~~…とめしょめしょしながら読んでいた。もう有名作品すぎるけれども、本編はもちろんだけれど、巻末に収録されていたオーウェルの序文がかなりよかった
    当時の社会情勢(ソヴィエトなど)のことを批判しているが、2026年現在にもバチバチにハマっている。
    正義や平等に関心を持たない動物たちがなんの抵抗もしないまま従順を受け入れることで、指導者が暴走してそのコミュニティごと破滅へ向かっていく。リアルタイムで起こっていることすぎて、読んでいてみぞおちあたりが重くなった。

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    2026年04月30日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    ネタバレ

    知識を持つというのは、尊いことであると同時に、恐ろしいことでもあるのだとこの本を読んで思った。知識を他者のために使うか、他者を傷付け自己利益のために使うかはそれぞれの自由だが、知識に対抗するのはきっと知識しかない。9章以降のブタたちがあまりに酷くて、ナポレオンより賢くて優しい動物が1頭でもいたらなぁ泣…と考えてしまった。

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    2026年04月18日
  • 動物農場〔新訳版〕

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     こちらのジョージ・オーウェル氏は「一九八四年」の方で御存知の皆様もいらっしゃるのではないでしょうか?

     私はどうも「星を継ぐもの」以来、SF的な作品に慎重になってしまいまして(笑)。

     「狐には向かない職業」のヴェラに出会った事ですっかり気持ちは「シェイディ・ホロウ」の住人になってしまっておりました故、以前から気になっていたこちらの「動物農場」を購入致しました。

     こちらの作品も、私は非常に楽しめました!!!

     一説では当時の時代を風刺した作品だとも言われており、実際後書きにもそのような内容が書かれてはいるのですが、個人的には風刺うんぬんは関係無く普通にファンタジーとして楽しみました(笑)!!!

     時代がどうとか世間がどうとか政治がどうとか風刺がどうとか、そう言った事は当時其処にいた訳でもなく情勢に詳しい訳でもなく体験した訳でも御座いませんので、何だか良く分からない小難しい解説は置いておいて、人間に対する教訓を動物達に置き換える事で大人だけではなく子供達にも伝わりやすい内容だと私は感じました。

     アニメーション映画も制作されていたようで、チラッと予告編を検索して拝見致しましたが、カートゥーンアニメのようで非常に分かりやすく、全編通して見てみたいと思いました。

     裏テーマとしては確かにその小難しい風刺が含まれているのかも分かりませんが、純粋に「動物の世界のファンタジー」として、私はとてもお気に入りの作品と相成りました。

     スノーボールと、ボクサー…この二人に関してが、少々心残りで御座います。

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    2026年04月04日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    豚は誰か

    本書に登場する豚がこのコロナ禍で誕生しつつあるように読んだ。知識は専門家に任せろと主張して囲い、解釈を恣意的に変え、他の価値を踏み躙り、人々の行動を制限し、人々を支配しようとする。今、この現実の世界で、専門家にしてやられてしまったのが政治家であることが、情けない。本当に情けない。ウイルスが人間ジョーンズ、豚ナポレオンが政府系専門家、豚スノーボールが政治家といった当てはめか。本書が結末で豚の王国の崩壊を描いていることを期待したが、叶わなかった。『1984』で描かれる全体主義国家も揺るぎなかった。揺らいだのは個人だった。相当まずい時代が来ている。本書を読んで改めて感じた。

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    2026年03月29日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    この混沌とした時代に読むべき1冊。
    単純な体制批判に留まらず、現状に甘んじてしまいがちな一般市民にも警鐘を鳴らしているところがすごい。この内容を1945年に発表する勇気もまた、称賛に値すると思う。

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    2026年03月28日
  • 新訳 動物農場

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    名前に惹かれて買ってみた。
    動物主義‥アニマリズム何それ面白いやんて思ってたけど、最後は動物主義じゃなくて、欲にまみれた生き物の醜態を確認できた。動物と人間の違い、支配する者とされる者の違い、これは人種やその生物という枠組みではなく、その(悪意に満ちた)意志を持つ生き物によると感じた。
    搾取される者は搾取になれるとまるでそれが当たり前のように考えてしまうようになる。自分は常に意志を持ち、考え続けていこうと思った。そういう意味では、この本を読んだことには意味があったと感じた。

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    2026年03月09日
  • 新訳 動物農場

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    10年という歳月を経て再読

    その頃より物語が身近になっていて、窓の外が澄んで見えた
    ただし澄んだからといって、綺麗になったとは限らない

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    2026年02月24日
  • 新訳 動物農場

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    ソヴィエト(スターリン)風刺・批判
    権力と腐敗を描く
    変化の無い搾取の構造

    独裁者の成功
    「平等」から「特権」へ
    ルールの改竄

    ラストシーン
    テヘラン会談がモデル→冷戦の暗示
    ♠1→“イカサマ”の象徴、切り札
    「人間と豚の区別がつかなくなる」

    歴史のメタファー
    メイジャーじいさん→マルクス
    ナポレオン→スターリン
    スノーボール→トロツキー
    スクウィーラー→モロトフ?
    モリー→ブルジョワ階級の代表者?
    ボクサー→労働者階級の代表者

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    2026年01月31日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    久々に本でぶち飛んだ
    巻末の作家による序文案は、文章に対してありがたいとさえ思ってしまった笑
    いままで読んできた本ベスト5には入れたい

    カオスな時代を生身で経験したからこその重みがすごい
    まさに知的な反抗って感じでかなりくすぶられた

    オーウェルあんた最高にロックだよって感じ

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    2026年01月30日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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     最初、おとぎばなしという副題の通りに、言葉を解する動物たちの愉快な話かと見せかけて、同志の追放や粛清を通じて一頭の豚の独裁体制の確立を描くため、読者は驚かされる。物語中の出来事が史実にリンクしていて、それに気づいた時に、快感が得られる

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    2026年01月16日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    ネタバレ

    オーウェルスペイン内戦で知ったスターリニズムの真相を描く

    輓馬が鞭打たれるのを見て動物と労働者を重ね合わせたことに着想

    豚と人間は最終的には不穏な関係になること(冷戦)を示唆

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    2026年01月02日
  • カタロニア讃歌

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    社会主義と民主主義って(理論上は)両立するんだ!というのが一番の発見でした

    ジョージ・オーウェルのルポタージュ。Wikipediaの「スペイン内戦」の項目を片手に読みました(^_^;)。スペイン内戦に参加した1兵士としての立場で当事者目線の主観バリバリで書かれた本です。(『パリ・ロンドン放浪記』を読んで感じた事ですが、ジョージ・オーウェルはがっつり当事者として身を置いたノンフィクションの方が、皮肉が冴え渡ってて面白い。)とはいえ、主観を交えながらも当時の政治情勢についての解説・考察もあり興味深いです。

    ジョージ・オーウェルの感じたことが素直な筆致で書かれていて、あぁ、戦争の現場ってこんな感じなんだなぁ…と。自分は一生体験することはないのだけれど(願わくば)。

    そしてジョージ・オーウェルの属したポウムという組織がほんの短い間、社会民主主義というものを実現していて、戦争の最前線と同時に社会民主主義の有様(指揮官と兵士が平等で「同志」と呼び合っているのに機能している不思議)も伝わってきて、面白かったです。これはとても貴重な資料なのでは!?

    前半のドタバタ最前線の話から一転、バルセロナでの市街戦、負傷した後の国外転出の裏切られた者の切なさは、胸が痛いです。


    『動物農場』『1984年』の読み方が変わる一冊です!

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    2025年12月27日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    あまりにも有名な寓話……なんだけど、私はあらすじすらほぼ知らない状態でaudibleで聴いて、あまりのラストに紙本でしっかり最初から読み直すというなかなか特殊な読み方をした一冊。
    おとぎばなし……なんだけど……ねぇ

    1回目はaudibleだったのもあり、冒頭の動物たちの反乱を興味深く聴きつつ、後半ナポレオンが不穏だなーってかスクィーラーがやな奴だな、とか、ボクサーァァァァって感じでラストのラストでゾクリとした感じだったんだけど、2回目、しっかりと紙本で読み返したらスノーボールのあたりからもうめちゃくちゃ怖い。まさに、坂道を転げ落ちる感覚。これ、当事者だと気づかないんだろうな、と思う。

    頭を使う、自分の頭で考えることは大事だし、幼きものたちにはそういう場を用意すべきなんよな。義務教育って大事。これは、無くしてはならないものなんよな。

    付録もすごい。このお話は付録のオーウェルの文章とセットになっているからこそ、なんだろうな。

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    2025年10月27日
  • パリ・ロンドン放浪記

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    オーウェルはパリとロンドンで自ら進んで窮困生活を送った。その時の様子を彼らしい文章で描く傑作。誰のせいで人々は貧困から抜け出せないのか。彼が後に書く有名な小説のベースは間違いなくここでの貧困生活。

    Down and Out in Paris and London
    George Orwell, 1933

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    2025年10月24日