ジョージ・オーウェルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近考えてたオルタナティブファクト、スパイ防止法とか治安維持法とか色んなとこに繋がる、今読めてよかった。自分のためでもどの人のためでもないただ正義のためなんていう人間離れした思想が一番恐ろしかった。こういうのは身近なとこでも起きてるんだけどね、国家くらいデカくなると何も出来なくなるのを物語のなかだけど妙に納得した。
あと感覚すぎるけど色に変化があって楽しい、冒頭茶色、グレー、出会い緑、黄色、結末に向かって黒から白、水色って感じ。いま岩波新書のジョージ・オーウェル読んでるから色々整理できたらいいな。
最後、ウィンストンが自分に勝利したって言ってたのガチで辛かった。 -
Posted by ブクログ
半分くらいまでは注意力散漫に読んでしまい、半分過ぎたあたりからのめり込みました。
(でもゴールドスタインの「例の本」の中身は結構斜め読みしてしまった。)
グレーの上にグレーを何層にも塗り固めたような究極のディストピア。
ドイツのナチス的な全体主義。
個人の自由や権利よりも、全体のために個人を従わせる思想・政治体制のもと、独裁者(実在しないのかも?)がいて、もちろん反対意見の弾圧があり、思想警察がいて、24時間テレスクリーンで見張られている。
テレスクリーンは受信発信を同時に行う装置で、その視界内にある限り、声も行動もすべてキャッチされ、思想警察が盗聴している。
各家に置かれている。
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Posted by ブクログ
「一九八四+四〇 ウイグル潜行」を読んだのちに、改めてオーウェル「一九八四年」を読む。最初にトランプ大統領が就任した2017年以来だけど、これまで何度か読んでいる。しかし、細部はすっかり忘れていました。
覚えているのは、「ビッグ・ブラザー」「テレスクリーン」「ニュースピーク」「二重思考」、そして「戦争は平和なり」「自由は隷従なり」「無知は力なり」。
共産主義や全体主義を批判したディストピア小説として知られるけど、いまだに読み継がれるのは、もっと普遍的に権力そのものの本質をついているからでしょう。「権力は手段ではない、目的なのだ。・・・・迫害の目的は迫害、拷問の目的は拷問、権力の目的は権 -
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過去のロシアを風刺した寓話らしく、こんな世の中で本当にあるのかと疑いたくなった。もしあったとしたら過ごしたくないと率直に思った。本書を出版するのは大変だっただろうな、と思ったがに巻末に苦労が書かれており、著者の執念を垣間見れる。
特に気になった描写はことあるごとに発せられる羊のわめき声。最初は単なる賑やかしのように思っていたが、物語の後半のそれは意見を伝えようとする者に対しての妨害になっていく。発言の正しさではなく声の大きさや多さで正しさが決まる世の中は怖い。根拠のないデマがSNSで広がっている現代において同じことが起こりうると考えるとさらに怖い。ただ、そんな世の中と分かっていながら自身が何 -
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あまりにも有名な寓話……なんだけど、私はあらすじすらほぼ知らない状態でaudibleで聴いて、あまりのラストに紙本でしっかり最初から読み直すというなかなか特殊な読み方をした一冊。
おとぎばなし……なんだけど……ねぇ
1回目はaudibleだったのもあり、冒頭の動物たちの反乱を興味深く聴きつつ、後半ナポレオンが不穏だなーってかスクィーラーがやな奴だな、とか、ボクサーァァァァって感じでラストのラストでゾクリとした感じだったんだけど、2回目、しっかりと紙本で読み返したらスノーボールのあたりからもうめちゃくちゃ怖い。まさに、坂道を転げ落ちる感覚。これ、当事者だと気づかないんだろうな、と思う。
頭を -
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ネタバレ裏切られた人間を再度受け入れることはできるが、自分が裏切った人間を再度受け入れることはできない、確かに、そうかもしれないと思った。
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ネット番組で紹介されていたので、読んでみることに。
ABEMA世界の果てにひろゆき置いてきた内で、東出昌大さんが旅に持ってこられていた本の中に同じジョージ・オーウェルの作品「動物農場」があり、これも併せて読んでみたいと思う。
党のスローガン、これは人間社会の統治においての真理なのかもしれないと感じた。
『戦争は平和なり』
人間コミュニティーの平和のためには共通の敵が必要であり、また、反乱要因と成りうる人間の余暇や物質的余剰をなくすために戦争(的な -
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ネタバレやはり何度読んでも政治SFとしての金字塔である、が第一声になるかと思われる。
現代社会においてさも当たり前のように存在している自由、それがない世界線のストーリーである。
言論の自由がないどころか思考/思想の自由すらない社会。令和に入った日本においても「なんとなく生きづらいな」と思うことはある、SNSが普及したことによりさもありなんではあるが。
その気持ちが留まることを知らないまま一部の特権階級がひたすらに利権を貪ろうとするとこのような社会になるのであろうか。
内容としては、1人の壮年男性の視点で描かれる。テレスクリーンと呼ばれる政府が用いる監視カメラ(文字通り液晶ではある)が至る所に、そ -
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なんと20世紀のアメリカとソ連の、あの状態を世界で始めて「冷戦」という言葉で評したのが、ジョージ・オーウェルで、しかもそれが掲題作の「あなたと原爆」なのですよ!しかもしかも、日本に原爆が落とされた、たった2か月後に執筆されたのだとか!
そんな鋭い洞察力のジョージ・オーウェルの評論集のひとつが2019年に出版された本書。評論集は数あれど、絶版になってしまった本も多い中で、今現在の時流に合わせて読むべき評論を絶妙なチョイスで編纂していて、あとがきに解説も添えて一冊の本にまとめて上げて出版してくれたことに感謝しかないです!めっちゃ面白かったです!当時のヨーロッパ事情をよく知らないので、ちょっとわか -
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これはすごい。
こんな政治的な内容とは思ってもみなかったけど。
1940年代に近未来を描いた作品だ。
究極的な全体主義が世界を覆っている。
個人の思想、思考は一切許されず、心までも制御、統制をする社会。
反体制的な言動は顔の表情、寝言まで見逃されない。
党の正統性を維持するための過去の記録の塗り替えも日常茶飯事。
「テレスクリーン」や「二分間憎悪」、「二重思考」「ニュースピーク」など、聞き慣れない用語に
最初は戸惑い、この世界に入っていくのに多少時間がかかるが、このジョージ・オーウェルが
描いた世界はなんと精巧なことか。この世界の構想を練るのにどれだけの労力がかかったのか、
と感心させられ -
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Posted by ブクログ
完全に名著。
1948ってあんの?ねえな。
たぶん、いま、最初のクライマックス。
貰った本(真理が書かれてる本)を読んでる描写
香港、ダーウィン、ブラザヴィル、タンジールを結ぶとひし形になってるんだって。
3つの世界がここの労働力を争ってずっともめてる。
いや、なんか女とセックスするとこも山場だったか。
なんじゃこりゃ
幼いころの幸せな記憶と、罪の意識
青年、仕事。そして情事。
摘発。そして、拷問。愛していた人を、今まで通り愛せなくなる。
老後。わけわからん委員会でどうでもいい仕事をする。どうでもいい人たちと。
そして完全に洗脳されて、それが完成しビッグブラザーを愛したところでとこ