ジョージ・オーウェルのレビュー一覧

  • 1984年 (まんがで読破)

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    ネタバレ

    「100分で名著メディア論」で、高橋源一郎氏が紹介していたのが気になって読んでみた。
    高橋氏によれば、この本は1949年の出版であるが、すでにディストピア小説として完成しているものらしい。
    p170からの101号室の拷問場面で、2つに仕切られた箱の片方にネズミを入れ、もう片方に顔を入れ、質問に答えなかったら仕切りを外し、ネズミに顔をくわれるという仕掛けは、ホラーやサスペンス系の映画やアニメで見たことある。これが元ネタなのか?

    p110 かつてのユートピア思想の代表格であった社会主義 byカール・マルクス

    《読書クイズ》
    1 辞書のようなものだが、それに掲載する言葉を削除することで、国民の思考や概念自体を削除していき、国家への反逆や疑問を抑止するものは何と呼ばれているか。

    2 主人公のウィンストンたちが属するのはオセアニアという国であるが、二重思考によって、オセアニアの国民はどこの国と交戦していることから、どこの国と交戦していることへと記憶を書き換られることになったか。

    3 エマニュエル・ゴールドスタイン著『寡頭制集散主義の理論と実践』において、3つの国は同意の上永遠に戦争をしていると記述されている。その理由を説明せよ。

    4 党中枢による二重思考の考え方を最もよく表す標語を3つ答えよ。

    5 オブらいえんの説諭になかなか従わないウィンストンが連行された拷問部屋は何というか。

    6(100分で名著より) 100分で名著メディア論において、高橋氏は二重思考の例として、戦後日本のある教育施策を挙げていた。それは何か。

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    2018年07月29日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    ネタバレ

    動物たちが反乱をおこして人間を追い払う。
    そして独立した「動物農場」はどのような共同体になっていくのか?
    1945年に出版された作品で、
    ソビエト連邦の真実をあぶりだしたようなおとぎ話だということです。

    以下、ネタバレありです。

    人間に完全に支配されている動物たちの蜂起は、
    はじめ平等と平和という理念のためでしたが、
    反乱が成功してからはちょっとずつ変容していく。
    知識階級が牛耳るようになっていくのが
    悪い方向へ行く徴候なのだけれど、
    外敵がいるから知識階級が指示をだしたり計画を練る立場に
    ならざるをえないんですよね。
    そして、知識層の「ぶた」たちには公共心が薄いところが、
    他の動物たちにはみえていなかった。

    知識階級が権力を手中にするのをためらわず、
    そしてその権力欲と支配欲を詭弁をつかってめくらまししつつ、
    いつのまにやら支配体系ができあがっていく。
    平民にはわからないインテリ言葉で彼らを欺きながら、
    ウソも用いて、洗脳とも言えるようなことをし、
    さらに暴力で脅かして掌握するという方法。
    ソ連とスターリンの風刺だそうです。

    人間、頭が回らない老人になっても
    「ずるさ」ははっきり残るひとには残るし、
    頭の回転が速くて人生の全盛時にいるようなひとも
    「ずるさ」から離れられないひとは離れられないし、
    そういうひとたちって多いと思う。
    公共心の有無だとか強弱ですかね。
    人間の「ずるさ」という根本的な性質が、
    共産主義なんかを成立させないポイントだと思ったり。

    そういうのもありますから、
    インテリ層が力を与えられて、
    計画を練り政策を行うということになったとき、
    彼らに求められるのは、
    公共心をはっきり持てないならば、
    「善いことをしているときには、
    悪いことをしていると思ってやんなさい」
    という吉本隆明的、ポール・ヴァレリー的姿勢なんじゃないか。

    動物農場のインテリ層が権力を牛耳り始めたのには、
    「俺たちは善いことをしているのだから、
    ちょっと悪いことをしてもいい」という
    モラルライセンシング効果が働いたとみることも
    できるんじゃないだろうか。
    そして、それは、ソ連にも当てはまるのかもしれない。

    根本的な「ずるさ」とモラルライセンシング効果が重要でしょうか。
    反乱をおこして、
    外敵がいるからインテリ層が指導します、としても、
    そこで権力をふところにしまいこむのが間違いだ。

    でも、
    そこで間違わないやつのいない世界がどこにあるんだ!?
    と思うほうなんですよね、ぼくは。

    読んでいくと、どんどん腹が立つし、
    最後までいくと義憤にかられます。
    サブタイトルに「おとぎばなし」と題されていますが、
    そういう単純化されてわかりやすいからなお、
    憤りを感じるのだと思います。

    この「動物農場」で展開されることは、
    パロディですけれども、
    現代にも通じることだし、
    その根っこのところは常につかんでおきたいものです。

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    2025年07月10日
  • 1984年 (まんがで読破)

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    簡潔だけど、とてもわかりやすく文章、絵がまとめられていた。きちんと自分が想像して読んだ通りのストーリーだったので、内容理解出来てる確認が出来て良かった。ジュリアはすごく綺麗なんだなと思った。

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    2016年05月15日
  • 1984年 (まんがで読破)

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    「人間を支配する権力がどのように行使されるか知っているかね?」「思考を表現する言葉がなければ考えることがなくなる」「ニュー・スピークの目的は思考の幅を狭めることにあるんだ」

    統制される生活や思想…テレスクリーンにより常に監視され、真理省で報道や記録の管理・改竄が行われる。そんな世界で、周りの人たちと異なる考え方をする主人公が疑問に感じていたことを徐々に行動に移していくが…

    これまでに読んだ本とは趣がだいぶ異なるように感じた。何度か読み直した今でも、疑問符がいくつか消えないままなので、原文に触れてみるつもり。なぜ露見したのか、なぜ若返っているのか等々。


    上層階級の人々が考えること↓

    社会を構成する人々は3つの階級に分けられるとする。それぞれ上層・中間層・下層。上層は「現状維持」、中間層は「上層に取って代わること」、下層は「平等な社会の実現」という目的を持っている。産業革命等により物の生産性は上がり、物が余るようになった。それらは中間層に分配され、これにより中間層は豊かになり知識を持つ者も現れ、上層に取って代わろうとする。これを防ぐために上層の人たちが考えたことが「戦争」だった。余った物を中間層に届かないように、消費してしまうためだ。

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    2013年10月01日
  • 1984年 (まんがで読破)

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    一気に読めるがなかなかどっしりときた。
    現代にあってもこの世界のような息苦しさを感じることがある
    最後主人公はもしかしたら救われたと思えなくもない。
    しかし悩みや苦悩こそ手放してはいけない、諭しているのかもしれない。
    時間のない人はオススメ。
    時間の許す人は小説を。

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    2013年03月19日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    Animal Farm(1945年、英)
    共産主義を批判した寓意小説。動物農場はソビエト社会主義共和国連邦のアレゴリーである。メージャーじいさんはレーニン、ナポレオンはスターリン、スノーボールはトロツキーをモデルとしている。ユートピアを目指していたはずの農園が史上最悪のディストピアへと変貌していく逆説は、人類が忘れてはならない歴史の教訓だ。

    しかし、これを読んで「共産主義怖すぎ」と他人事のように言っていられるほど、世界は単純ではない。作品は1944年2月に脱稿していたにも関わらず、その発表は翌年8月17日まで待たねばならなかったという事実がある。日本のポツダム宣言受諾から2日後、米ソの冷戦時代の始まりだ。

    発売されるやいなや、本書が世界的ベストセラーとなったのは、傑作だったからには相違あるまい。しかし、他言語への翻訳を積極的に推奨したのは米国だったこと、敗戦直後の日本に本書の翻訳をいち早く許可したのはGHQだったことなどは、銘記しておくべきだ。プロパガンダの愚かさを皮肉った作品が、プロパガンダとして利用されるという二重の皮肉である。

    それでも、様々な人々の思惑を超えて、作者のメッセージは21世紀の私達にも強く訴えかけてくる。私の尊敬するクリエイター、宮崎駿氏の言葉を引用させて頂く。
    おとぎばなしは、まだ終わってはいない。

    「自分が善意であるからといって、自分が善良な存在だとは思ってはいけない。とくべつお金を稼いでいるとか、楽をしているわけじゃないから、自分は無罪だ、とは思ってはいけないんです。しくみのなかでは、自分だってナポレオンなんです。そのしくみの問題はいっぺんには解決できないですけど、だからといって、手をこまねいて、無関心でいられること自体、すでにそれはナポレオンなんだってことなんです。(略)社会にはしくみがあるということ。複雑になってはいるけど、でも根源には、労働者がいて収奪者がいるという、そのしくみは変わってないんです」

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    2022年12月23日
  • 一九八四年[新訳版]

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    本書の執筆は1948年。
    国家=「党」が人々を支配するために、情報、言論、思想の統制や人間関係など全てを恐怖を持って徹底監視管理するという内容。

    序盤は世界観・違和感を積み上げて行く。
    やや単調でノルマ気味にページを進める。
    中盤あたりから心理的緊張が強まる。

    完全な空想というより、歴史上の権力支配を全体主義を極端な形まで押し進めたものとも読める。

    一言で言うなら、『SFで描いた、政治権力の解剖学』と言ったところか。

    それにしても長編で、つ、疲れた(笑)

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    2026年10月09日
  • 新訳 動物農場

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    ネタバレ

     人間がいなくなった農場で豚が一番になったようなことが、何度も何度も繰り返されているのかなと思った(最後の場面で人間と豚の見分けがつかなくなっているところからも)。
     農場内の動物の頭の悪さを利用して、人間なき後の農場を好き放題する豚たちが恐ろしかった。

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    2026年10月06日
  • 新訳 動物農場

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    ロシア革命と照らし合わされた物語。そうなると読者はオリジナリティのあるものとして読めなくなり、皮肉でしかなくなる。ラストのシーンはとても好み。

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    2026年10月05日
  • 1984

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    二年前ぐらいに購入し、七割ぐらい読んだところで挫折していた作品。やっとの思いで読破。

    一回目にも感じていた、「いつ面白くなるのか?」。あまりに近未来をリアルに描いた本作は、「おもしろさ」の尺度で測れるものではないと気付いた。

    退屈に似た嫌悪感は、その実、突きつけられた現実あるいは可能性を、フィクションとして処理しようとしていたからなのかもしれない。

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    2026年09月29日
  • 1984

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    怖すぎる世界観が、絶対現実には起こらない、起こっていないと思えないところがまた怖い。。。
    じぶんが大事にしてることを自分で無茶苦茶にせざる負えないところまで追い込まれるのが、とてもリアルで恐ろしかった。

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    2026年09月22日
  • 一九八四年[新訳版]

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    設定が面白いと感じた。著者がなにを考えてこの本を書いたのかかなり気になるものでした。
    描かれていた内容は情報を操作する事で人の考えがどのように変わるのかというものだと私は感じました。好きなことをやる。自分のやりたいように生きると思いながら生きているけど、実は環境や、得られるデータに大きく左右されていることに気付かされる小説でした。

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    2026年09月20日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ディストピア小説の代表作というべき、『一九八四年』(ジョージ・オーウェル作)。村上春樹氏の『1Q84』をきっかけにこの存在を知り、この小説に行き着いた。『1Q84』の「リトルピープル」と対となる存在の本書の「ビッグブラザー」は独裁者の典型で、舞台となる国は超監視社会にある。ビッグブラザーを憎む主人公とヒロインが織りなす展開と、最後は洗脳を受けビッグブラザーを愛するという結末は、まさにディストピア小説というべきものだった。読後感はなんとも言えない想いに駆られ、この物語が将来にわたってあくまで物語であったほしいと強く感じた。

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    2026年09月15日
  • 1984

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    ネタバレ

    人は信じたいものを信じるし、信じたものがその人の真実になるんだなって思った。
    自分は悪くないやい!って思いたい時に、読むのがぴったり。
    世の理というか、理不尽でもそれが決まりなんでっていう行き止まり感をすごい感じた。
    ウィンストンが「記憶はコントロールできません。」って言って、
    オブライエンが「君がコントロールしていないのだよ。」って返した時に、もう全てが信じられなくなった。
    愛情省は、無意識すらもコントロールしてしまってたなぁ。こわっ。

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    2026年08月30日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    ネタバレ

    当時のソ連の権力集中、スターリン政権の批判、皮肉で書かれた話。
    権力集中だったり現代の労働そのものの話にもなってるなと思った
    民衆が声を上げることも大事という解説には確かになーと思いました

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    2026年08月18日
  • 1984

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    前半までは、巷間よく言われる「全体主義への恐怖を的確に描いた物語」として読んでいたものの、途中から話の筋がよくわからなくなってしまいました…。
    自分の読解力には難しすぎたかもしれません。

    後半ずっと続く、主人公ウィンストンへの拷問の描写が読んでいてちょっとしんどいなと感じました。

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    2026年08月16日
  • 1984

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     説明不要なくらい名作と名高いディストピア小説である。もう1つの名作アトウッド『侍女の物語』が面白かったのでこちらも読んでみた。主人公が体制中の反逆者なので設定だけなら『誓願』が近いかもしれない。
     本書は1949年に刊行されている。当時は全く架空世界だったろうが、現代から見ればかなり現実味を帯びた世界が描かれている。街中に監視カメラがあり、マイナンバーにより口座や病歴などあらゆる情報が名寄せできる環境が整っていて、SNSやAI動画による新たな「真実」が途方もない勢いで出現し、本当に歴史が修正されている現代人からすると、ディストピア小説というより、やや暗めの近未来予想という印象である。
     登場人物がひとりの人間に見えるかという点でいえば、圧倒的にアトウッドの2作が勝る。アトウッドが主役を一人称で舞台に置いたのに対し、本書は三人称の視点で語られることもあり、主人公ウィンストンも恋人ジュリアも物語のなかで都合よく振舞う著者の代弁者という感じがしなくもない。また、作中の本の内容が長々と引用(?)される部分があるが、架空の世界の本を盗み見ているというより、オーウェルが考えた1984の設定資料を読んでいる気分になった。
     本書の中で「支配の方法は分かる(知っている)がそこまでして支配する理由が分からない」と主人公が考えるシーンがある。私も常々、古代ローマやモンゴルの支配者たち、プーチンやネタニヤフやトランプや、公文書を改竄しデマをまき散らすような日本の政治家は、いったい何のためにその地位にしがみつき、何のためにそんな真似をしているのかと不思議に思うことがあったので、何かしら回答が提示されることを期待して読みすすめたが、示されたのはなんということはない回答だった。だが、それが真実なのかもしれない。困っている人に手を差し伸べる者が、息をするように他意なく自然とそうするように、征服し、支配する者は当然の権利のように、生まれながらの本能のように、特に深い理由も目的意識もなく他人に対してそのように振舞うのかもしれない。たまったものではない。
     ウィンストンは最終的に反抗心も疑いも捨て、党の支配者ビッグブラザーを心から愛するようになる。その様に全体主義への批判や皮肉というより、宗教的な崇高さを感じた。恐怖と暴力をもって行動も思考も変容させる圧倒的な支配者を愛するというのは、神への信仰そのものである。地球が太陽のまわりをまわり、物理法則に支配された外部の世界はまぼろしであり、意思によって変えられると、体制側のオブライエンはいう。外の世界に抗おうともがいても、結局は受け入れるほかない。過酷な状況もとらえ方次第で歓喜にみちた世界になる。圧倒的な存在に屈するならばそれを愛そうというのは、そんな人間に備わった精神の機構だし、強さでもあるのだろう。
     ただし、ビッグブラザーは神ではなく、党も不変のものでもない。オブライエンは自らを司祭だと言ったが、神でもないものに屈する必要はないのだ。ただ立ち上がり、蠅を追い払うウマのように身を震わせて、ビッグブラザーを打倒しよう。
     フランス革命は粗削りで犠牲も過大だったけど、人類にとって大きな一槌だったのだなと思った。われわれには力があり、何者をも打倒できるのだ。

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    2026年08月15日
  • 1984

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    読む前は、どうやってこのような小説を書いたのだろうと思ったが、見たままを書いた小説なんだなぁと感じた。

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    2026年08月12日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    ネタバレ

    つまりここで批判されているのは、独裁者や支配階層たちだけではない。不当な仕打ちをうけてもそれに甘んじる動物たちのほうでもある。

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    2026年08月08日
  • 一九八四年[新訳版]

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    舞台は、世界が3つの巨大国家に分断された近未来のイギリス。
    全体主義が支配する「オセアニア」では、終わりのない戦争が国民の思考を縛る目的となる。
    党の管理のもと、記録は改ざんされ、個人の行動は常に監視下に置かれる。

    読み終えて憂鬱になった。救いがない。
    スマホやカメラなど、至る所に「現代のテレスクリーン」がある社会。我々の思想は本当に自分の意志なのか?

    個人の行動だけでなく感情や信念すら再統合される可能性を秘めている。

    この本が突きつけた疑念は、現実と地続きで恐ろしい。

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    2026年08月02日