ヤマシタトモコのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
アオハル
朝の振り返り口調で綴られているところが、どうつながるのか。10代特有の寂しさや不安や孤独がとても良く書かれていると思う。自己肯定感は低いのに自意識は高いのよね
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Posted by ブクログ
──わたしの好きな夜
──ちがう国の女王の王座のかたすみで眠る
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>それがもしかするとわたしたちの絆で
>鎖で
>もっとも愛に近いものではありえないかと
>もちろんそんな言葉をわたしが持ちえるはずもなかったが
>つまり
>もう 永遠に答えてくれる人のいない問の答えが私はただ ほしかった
>答えが何だろうと 関係なくただ 答えがないということがわたしを打ちのめしていた
>あと1年でわたしは18で
>心だけを置き去りにして大人になることが恐ろしかった
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>わたしは
>わたしは わたしは
>わたしは -
匿名
ネタバレ 無料版購入済みひばりという少女とは
中学二年生の少女、手島日波里(てしまひばり)を主人公に彼女の周りの人物によって語りと話が進むおはなしの第一巻。
名輪完(なわかん)はいとこの女性の子供である中学生のひばりを仕事終わりに自宅で預かるということをしている。
同じアパートに住んでいること、彼女の父親が在宅で仕事をしているから遠慮しているのか完の家に入り浸るひばりの存在によって、交際相手である富子との関係が悪化してくる。
そしてひばりの存在によって女としてのコンプレックスが刺激さりれてしまう富子、富子に完とひばりの写メを送り二人の関係に歪みを作った憲人もまた富子に対する拗れた片想いとその彼氏が自分よりも地味でレベルの低い完だ -
Posted by ブクログ
両親が突然事故死した主人公の朝は、実感もなく普通に高校生活を送る。同居することになった小説家の叔母槙生や、親友えみりとの会話とかから、簡単には言い表せないような自分の感情や感覚を模索してる様がすごく丁寧に描かれてる。
両親が死んで、小説家の叔母と同居して、軽音楽部員としては音楽に深みが出そうなものの、薄っぺらいままだということを悩み、そんな悩みもカッコ悪くて人に言えないというのがすごくリアルな高校生の心情だなと思った。
8巻に出てくる「エコー(=反響、影響)」のくだりは、きっと周囲の人たちとのやり取りがあって初めて自分の足元が少しずつ固まってくるということなのかな。 -
購入済み
寓話的象徴的な作品
生き物が出入りできない壁で囲まれた普通の町 という舞台設定に感銘を受けた。しかもそこでの物語の題名をあえて「公民館だより」というローカルで日常的なものにすることにより、この町の人々の置かれている非日常的な環境を際立たせている。
さらに、少し淡い印象の絵柄が何の変哲もない日常性をよくあらわしていて 逆に異常性を強調している。
ストーリー内容は寓話的象徴的な色合いがあり、どのようにでも読むことができる。