あらすじ
女はみなかわいげな獣。女たらしの男性客に不穏な妄想を抱く美容師、白髪のレズビアンのキスシーンを見てしまった高校生処女、母の秘密を心に秘めて“一夜限り”を繰り返す地味女…ほか、オンナたちの本音を描く可憐で獰猛な全6篇の連作オムニバス。各話の描き下ろし後日談収録!
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Posted by ブクログ
高校生のときに何度も読みました。ヤマシタ先生の作品は登場人物のやり取りの間が本当に絶妙で大好きです。当時は少年漫画ばかり読んでいた10代だったので「お、おとな~~!」と思いながら読んでました笑
自分は30代になりましたがそれぞれの世代の女性達と自分の経験を重ねて読み返すことが出来てとても嬉しいです。大人になりました笑
またこういう短編ものが出たらいいなぁと淡い期待をしています。
女子力とは何か考えさせられる
面白いです。女性の美意識や意地みたいな根っこの部分の本音が見えて面白いです。
単なる自分磨きの、自信をつけるためだけでは終わらない作中は何度も頷きました。
昔の漫画みたいですが、今読んでも十分楽しめます。オススメです。
6篇の珠玉オムニバス!!
「HER」は彼女達の「ハァ…」っていう、ため息の意味も込められているのかも?どのお話も、パッと見た目はカワイイ女性たちの中に渦巻く鬱屈とした感情や大胆な野望がみなぎっています!!
この一冊でこの内容
まさに珠玉と言っていいと思う
男性に薦めてみたけども
私の押しが弱かったせいか
読んでもらえなかったぜ…悲しい
こういう女子にしか分からない…
んじゃ無いか…
と思えるようなことほど
是非読んでほしい
女っていう不完全な生き物を理解してほしいなぁと思うから。
Posted by ブクログ
マルチな目線で、10-30代くらいの女性のファッション(服装っていうだけの意味じゃなく)について描かれる短編集。で、個人的に特に気に入ったのは、高校生とレズばあさんの不思議な交流が描かれた一作。多感な時期に対する示唆に富んだ発言が盛り込まれていて、ここだけでもっと引っ張って欲しいと思ったくらい。それ以外も総じて高水準。
Posted by ブクログ
救いの本。女たちが女として生き始めた思春期からアラサー、そして白髪になっても、悩み続けることが普通だって言ってくれる本。過去の自分も、今の自分も、未来の自分も救ってくれる。
Posted by ブクログ
時間がたつにつれ、何度も考えてることに気づく本がある。
なんでなんだろう、読んだ直後はそれほどでもないような感じなのに。
もういちど。読みたい…。
Posted by ブクログ
やばい!すごい!IQ高そうじゃない叫び!!ほんとに女性マンガってずるい。4分半のロックナンバーみたいに、Gのコードを掻き鳴らして、そのまま1話分を終わることができるなんて。/最後の「モヤさま」に持って行かれた。ああ、女のひと、だ。/「女は醜くて 男は愚かだ」
Posted by ブクログ
全1巻 タイトル通り様々な女性をフォーカスした作品。次の話に繋がっているようで繋がっていない話の展開がかなり好きだったり。私が初めて読んだヤマシタトモコ作品だけに思い入れがあります。瞳がくりっとしている彼女たちが素敵。
Posted by ブクログ
ヤマシタトモコ先生=BLのイメージがあったんですが、これはすべて女性のお話し(男性目線もありますが)
短編だけどそれぞれの話が微妙にリンクしてるのも楽しい。
女性のヒリヒリした焦燥や嫉妬、不安などなど、とにかくモヤ付いたものを表現するのがすごく上手いなあと驚き。
私はとても共感する部分が多かった。
「こんな後ろ向きで性格悪いこと考える私って…」と思ってたようなことをキャラがバンバン言うから、嬉しいような抉られるような(笑)
どの話でも主人公の悩みが解決したわけじゃないのに、なんとなく前向きな気持ちに。
ちょこちょこ読み返してるマンガです^^
Posted by ブクログ
心臓を抉られる。人に見せられないコンプレックスや深層心理を表面化させられたような心地になった。
CASE1の井出さん。自分の好きな靴を履いて好きな服を着る。もし男性に選ばれたら、その時は選ぶ準備はできているのに、選ばれない。選ばれるのは、いつも自分と違う女の子。
Posted by ブクログ
初めて読んだヤマシタトモコ作品。
女のえぐい心理をさらーっと描きあげてます。
余韻の残し方が心地よいお話が多かったです。
一番好きな話はレズのお婆さんと女子高生の話なんだけど
いちばんやられたのは本美さんの台詞。
『娘に訪れるすべての幸福も災厄も 母親に由来する』
あんなさらっとした絵でこんなこと語られちゃあたまらんね。
Posted by ブクログ
さとこちゃんに借りた、さとこちゃんが大好きなまんが。
読み終わって、ルミネの「会えない時もちゃんとかわいくってごめんなさい」が浮かんで、わたしも毎日かわいく生きよう、と思った。
おんなのこが大好きなんだけど、このまんがはまさにそれで、とにかくいいまんがだった!!!好きだこれ!!!!!
Posted by ブクログ
おもしろかった。。買ってよかったです。
「ドントクライ、ガール」は展開についていけず、冒頭以外あんまり好きになれなかったのですが、その分この作品ではふいうちを受けた気分。
胸キュンな恋模様も、劇的なサクセスもなく、彼女たちの日常の一片を淡々と切り取るかのよう。もてあまされたあれこれが、ときにあけすけに描かれる短編集。それぞれちょっと痛くて沁みるお話で、特に最終話がこの一冊のテーマを象徴したかんじ。
Posted by ブクログ
ヤマシタさんは女子萌えがそんなに強い人ではなく、それがゆえに生々しくなるのだと思う。CASE5が私の百合の理想。自分と正反対な彼女が羨ましくて妬ましいから大嫌い、だけど本当は、そうなりたいと思ってるから、惹かれて仕方が無い。好きと嫌いの絶妙なバランス。ヤマシタさんはもうこれさえあれば女子を描かなくていいと思う。
Posted by ブクログ
なっまなましい…これはえぐい…全部の話が全部不快かつ全部共感を誘った。私自身は彼女らの誰にも似てないけど。
個人的には美容師さんの女の子が可愛くて好き。
あとCASE3とCASE5の女の子の打つメール文のおぞましさに身震いした…ああいうのはない…ホントない…ないないないない…。
Posted by ブクログ
ヤマシタさんの短編はストーリーの軽さと裏腹に、人物が妙にじっとりとした生々しさを持っていて、そのアンバランスさが面白いです。
中でもこの作品に出てくる女性たちからは、デジャヴのように過去の自分や知っている誰かが浮かんできて、居心地悪いやら懐かしいやら恥ずかしいやら可笑しいやら。手放しに素敵!好き!と言うよりは、苦笑いしながら、自己嫌悪に陥りながら、つい何度も読んでしまうのでした。
Posted by ブクログ
あ〜、女だなぁ。どうしようもなく。
いくつになっても女は女。ドロドロしていて醜くて狡くて無邪気で可愛くて。
自分の方があの子より美人なはず、お洒落なはず、なのに選ばれない、とか、
歳をとることが怖くてたまらなかったり、
自分にはないものを持ってる相手を羨んで歪んだり、
学校の中で浮かないようフツウの子を演じたり、
色々な「彼女」たちのお話。
男ウケと女ウケの違いとか、浮気男の言い分とか、うまいなー。写真家かっこ良すぎ。
Posted by 読むコレ
確かに靴っ男女て限らずその人の生き方を表してるなあと思います。
ぐちゃぐちゃ悩んで、ふっと自分なりの答え(もちろん全部は解決しないけど)が出る瞬間の心地よさをうまく捉えている作品。
女という概念を十把一絡げにしている男性陣にぜひ読んでいただきたい。
Posted by ブクログ
わたしはおかあさんの浮気現場を見てずっとそれを喉の奥でとどめながら色んな人とワンナイトカーニバルしちゃう地味な女の人のお話が好き。誰かに言いたいんだ、ずっと。
Posted by ブクログ
あまりマンガは買わないけども、買ってみてよかった。
色んな女性が出てきて色んな生き方をしている。
自分に少しかぶるとこがあったりなかったり。
女って、何でこんなに可愛いんだろう。
他の作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ
おもしろかった。
「ふうん。貧しい友達だね」が一番好き。
魚喃キリコとかも好きだったけど、漫画ってセリフの少ない、ぐさりと来る映画のような表現もできるから、いいよなぁ。
小説だとセリフのやり取りの良し悪しが左右しやすくて、演劇に近いのかな?もちろんセリフのない演劇もあるけど、劇作家に上手い小説の書き手が多いのは、セリフ量か?
…本作に関係ないが、5に近い4
Posted by ブクログ
HER
「この漫画がすごい!」の 女性部門で一位ということで怖いもの見たさで読んでみました。
”女って怖い。女って面倒・・・”鋭いナイフのような具体例を6編。
全編にあふれるのは、生きること、女であることの不安による、突っ張った痛い生き方でしょうか。
そんな痛さを通じて不安を共有することによって、多くの女性が共感しているのかな?と想像します。
あくまでも想像。
最近の若い人の”空気よめねー”的な部分も多く感じられ、年寄りの竹蔵ですが、今若かったらとても困るだろうななどと余計なことを考えました。
痛いのが嫌いな竹蔵は男で良かったとホットしています。
竹蔵
匿名
試し読みだと……
最初の話くらいしか読めませんでした。世界中の男からモテたい、は自意識過剰っぽいです。なんかこじらせているというか。もう少し素直でも良いのに、と感じます。
Posted by ブクログ
再読。女性の内面のもやもやを、もやもやしたままに描く連作。男性にはわからない心理も多くて、うわーと思うけれど、だからこその愛おしさ(男女間のみならず)も感じるような。CASE.6のカップルの交わすことばは秀逸。
Posted by ブクログ
女はいつも誰かを憎んだり、嫉妬したり、でも愛されないと、と言う、そういう、漫画、だった、かな?
一話一人の主人公の視点で、別の話で裏表になっていたり、よくできてます。
おもしろかった。
Posted by ブクログ
わたしは井出さんみたいな女の子になりたかった。すごくかわいい。高子さんもかわいい。
女の子かわいいなーって思うから、かわいい女の子であれるように生きたいです。もう「子」って歳じゃないけど。
Posted by ブクログ
女性の生き方、思いを描いた短編集。
女は醜くて楽しい。
女性なら思ったことがある考えを突き付けられているような感覚になりました。
でもどの女性もステキでかわいい。
素晴らしかったです。男性にも知ってほしいけど知られたくないような。女性にこそ読んでほしい本です。
Posted by ブクログ
ふと手にとって買ってみたけれど、読み返したい作品棚にきちんとおさまることに!
女の子のこわさ・かわいさ・みにくさ、いい具合にミックス。
ここからヤマシタトモコのはまることになった!
Posted by ブクログ
ヤマシタトモコ の本もっと読みたいと思って一巻で完結のこれを買ってみた
女の感情ちょっとお腹いっぱいで、そこまでグッとは来ず。
10年前となると今と感覚が違うよね
エピソード自体は好きではないけれど、登場人物それぞれの感情の生々しさ、不安定さには共感できるから面白い
矛盾する複雑な感情の表現が言葉も絵も情報量が多くてうまい〜と思った
Posted by ブクログ
おしゃれな女性。可愛さでしか自己を肯定できない女性。同性愛者の女性。歳をとることを漠然と恐れる女性。学生特有の同調圧力に疲れた女性。それぞれの視線がたまに交差するのが面白い。色んな彼女たちの人生を垣間見て、女の人生について考えさせられた。
難しい
30年生きてきたけど。。。
女ってやっぱりおもしろいですよね。
マンガでは、私的にはもっと深く女心理を掘り下げて欲しかったなぁぁ。
なんか、表面だけで終っちゃった感じ。