ヤマシタトモコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『作品によっては私自身にとって特別な意味をちょっと持っていたりするものもありますが、そのことは作品そのものには意味をもたらさないですし長編だろうと短い読切だろうと、自分が描きたいことはだいたい描けたから全部受け取ってくれくらいの気持ちで世に送り出しています』―『プロローグ 岸に残る者と夜明けに向かう人』
ヤマシタトモコが語る本をもう一冊。こちらは「違国日記」後に語ったロングインタビューをまとめたもの。やっぱりこの人の価値観のようなものが気に入っていると再確認。人は判り合えると簡単に総括しない、とは言え諦めている訳ではない。しかしそれを語る時には肯定と否定が逆になり、人とは解り合えるかも知れな -
Posted by ブクログ
『これ、あまり賛同が得られないんですが、誰にも見せるつもりがなく書いた誰かの日記や手帳を盗み見たい欲求があるんですよ(笑)。本当にはやりませんよ? やらないけど、誰か使い終わった手帳や日記をくれないかな・・・と思うくらい、他人の生活を見たいんです。ブログみたいに他人に読まれることが前提のものだとちょっと違って、それよりも、もっと何気ないものがいいんですよね。ただ予定が列記された手帳で十分で、「なるほど、こいつは20日に会食したのか」とわかるだけで、きっとうわーってテンションが上がります(笑)。
- 他人の生活、ドラマを垣間見る感覚で、作品を描いているところがあったりします?
物語的なドラマチッ -
購入済み
『異国日記』で知った作者さん、こんな作品も書いてたの!とびっくりです。すごく怖くはないけど、人の想いの重たさ、切実さを痛感する物語で、人間というものをしっかり観察しているヤマシタトモコさんならではの作品だと感じました。
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Posted by ブクログ
全巻読み終わって。
自分から見ればうまくやってるように見える人たちも、それぞれの形の孤独を抱えて悩みながら生きているんだろうと思った。
家族であったって
どんなに近しい友達であったって
自分とは別の人間であって、
自分とは違う物の考え方をしている。
その人の感じ方はその人だけのものであって、
誰も本当に理解することはできないし、
誰にも責める権利はない。
自分の当たり前
大多数の当たり前が当たり前じゃない人もいるんだということを意識できる人が増えると、
世の中はきっともっと息がラクにできる場所になるんじゃないかと。
自分はこれを高校生くらいの時に読みたかった。
いつ読んでも遅いということ -
購入済み
あー変化してからその全てを書き記しておけば良かったって思うのわかるなー
知らずに人を傷つけちゃってること誰もがあるんだろうな
自分では偏見を持ってないつもりでも何気ない一言が人を刺すことがあるよね -
ネタバレ 購入済み
「なりたい自分になりたい」朝さんの言葉
うん人生の永遠のテーマだね
えみりさんが好きな人って朝さんかと思ってたけど違うっぽいね
恋はしてもしなくてもいい、必要としない人もいる