ヤマシタトモコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最後まで最高でした、本当にありがとう、、
理屈で考えがちな私は、槙生ちゃんの言葉や思考に共感したり憧れたりする。
朝やえみりや同級生たちのフレッシュで傷つきやすい柔らかな感性へは、羨望とそれを失ってしまった(あるいは当時も持てずにいた)ことへの寂しさ。
本巻での、笠町くんの『衛星みたいに誰かを見てること』という言葉が光る。衛星みたいに遠くから誰かをずっと静かに見守っていられるのは素敵なことではないか。
でも、話の続きのように、それは衝突を避けた距離なんだろう。誰かに関わるということは、衝突することとほぼ同義なのかもしれない。
離れてしまう方が怖いと思えるくらいの誰かとの関わりが羨ましく、衝 -
Posted by ブクログ
分かり合えない他者と共に生きるということ。
物語が終わる寂しさでなかなか読めなかったけど、素晴らしい最終巻でラストは涙がとまらなかった。槇生ちゃんの言葉にいつも勇気づけられ、この作品からたくさんのものを受け取った。
思い返しては胸に込み上げるものがある。
衛星のように近づいたり離れたり。
人と人は違うから、分かり合えず傷つけ合い打ちのめされることを繰り返す。それでも、大切な人とはその隙間を埋めるように対話を重ねていきたいと思う。これからもずっとこの作品を大切に繰り返し読んでいく。素晴らしい作品を描いてくれてありがとうございますという気持ちでいっぱい。
最後の詩で号泣。 -
Posted by ブクログ
終わってしまった!
漫画を読んで泣いたのは
久しぶりかもしれない。
「軌道を逸れて離れてしまうほうが
衝突よりも怖いんじゃないか」
「与えたのと同じものが
返ってこなくていいとか
少し離れてその人に関わっていたいとか、衛星ってのはそんな感じだ」
笠町くん、素敵だ!
読む度に気づける作品
何度も読み返したい!
最後の
「あの日、あの人は群れを
はぐれた狼のような目で
わたしの天涯孤独の運命を退けた」
槙生と朝どちらにもあてはまるなと感じた
感想を書いていて
自分の語彙力、文章力の無さに
倒れそうだょ(汗)
笠町くんへの
槙生のこの返しが好き、笑った
→「まみま?」「まみも?」 -
購入済み
あたたかい孤独
この物語を読み始めた時、とても孤独な状態でした。そんな時、この物語の登場人物たちが、それぞれがそれぞれの「孤独」をたたえて生きているように思えました。そしてその孤独が、私にはとても救いになりました。
物語を読み進めながら、登場人物たちの醸し出す、説明されすぎない情緒や心情、空気感を感じとりながら、わかるようでいて、でも決して分かりきることができない感覚。そこにとてつもないリアリティを感じました。
人には誰にも分かり得ない孤独がある。だからこそ、人は人と一緒にいたがるし、優しくなれるんだと感じます。
孤独は一見、悲しいことのように受け取られがちかもしれないが、決してそれだけではない。
独りよがり -
ネタバレ 購入済み
難しい話だった
全巻読みました。
言葉が難しい。会話が多いが内容をよく把握できない時がある。そんな行間を読む力が必要な作品だったと思う(ヤマシタ先生の作品は他のも割とそんな感じ)。一度読んだだけだったり、片手間でサラッと読むとあっという間に終わってしまったりで話を理解しきれないので、いつもこの作品を読む時は一人で静かに読める時間にゆっくり読んでいた。とても良い作品でした。モノローグも会話も全てを語らず、人物の表情を見てあとは読者がそれぞれ自由に感じればいいという感じ。
でも読解力がないのは私が本をあまり読まない人間だからかも。