【感想・ネタバレ】違国日記(3)【電子限定特典付】のレビュー

あらすじ

【電子限定!雑誌掲載時のカラー原画&15話のネーム特別収録!】歩み寄る女王と子犬。両親の事故死により、田汲朝(たくみ・あさ、15)が小説家の叔母・高代槙生(こうだい・まきお、35)の家に住んでしばらく。親友・えみりを家に招いた朝だったが、槙生の人見知りが発動。「超超超超ひとりになりたい」と槙生は執筆に没頭した……。こちらを拒むかのような槙生の背中に、しょげる朝。そこへ通常モードに戻った槙生は―――?不器用人間と子犬のような姪がおくる年の差同居譚、手を繋ぎ合う第3巻!!

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人間はいつから「大人」になるのだろう?

両親の死によって、独身の叔母・槙生に引き取られた中学生・朝。
家にこもりきりの小説家である槙生は、独特な感性の女性。
一方で、朝は両親が死んだことに対して現実感を持てない、大人びた少女。
似ているようで正反対の二人が、日々の暮らしの中でやがて心の距離を近づけていく作品。

槙生が仕事に熱中するのを、さりげなくサポートするしっかり者の朝。その姿はお互いの年齢を鑑みると、ちぐはぐな風景でちょっとおもしろい。
けれど、家の外側や、人間関係のこととなると、槙生は迷いながらも、母性というよりは理性によって、的確な言葉で朝を導く。
15歳の朝にとって、それらの言葉はすぐに理解できないこともある。けれど、現実と照らし合わせながらじわじわと納得していく健気な姿がとても印象的。

では30歳を手前にした自分は槙生と朝、どちらに近い地点にいるのだろう?と考える。
「自分はまだまだ子供」だと思う。けれど、朝が戸惑っている幼い姿を見ると「こうしたらいいよ」と言ってあげたくなることが多々あった。
どんなに大人びていても15歳の朝が大人ではないように、アラサーの私も着実に大人になっているのか、と気づかされる。
槙生を「違国」と感じながらも、朝も確実に「大人」へ近づいている様子を、そっと見守っていきたい。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

子供がいいと思うバンドを揶揄したり、入る部活ですらアドバイスという名の強制をしたり。かと思えば「やりたいことは何でもやりなさい」と言う。

あ”ーーーーー耳が痛いーー。

槙生は朝の息苦しさを理解できないと言う。
「あなたとわたしは別の人間だから」
でも「少なくとも …あなたが健やかで悲しくなくいてくれればいいと思ってる」

朝は「いやだ さみしい」と感情をぶつけるけど
きっと槙生は朝の砂漠を理解してくれているのだ。

笠町くんと槙生と朝の3人が ぎゅうぎゅう詰めのソファに座って朝の好きなバンドのベースの良さを語り合うシーン。

これだ、と。
私が「子供には斜め上の大人が必要だ」と考える理由が描かれている。まるで小説のように。

この夜、朝は、自分だけが知らない国にいるのだというような心地で眠らない夜を過ごした、というのが何よりの証拠。

槙生が朝を子供としてではなく、一人の人間として尊重していることを 朝が分かってくれる日が来ますように。

1
2019年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【分かり合えないからこそ、歩み寄ろう】
心が終始かき乱される巻だった。「なりたいものになりなさい。何でも自分で決められるようにならないと。」と言いながらも、いざ朝が自分のやりたいように行動に移したら文句をたれた実母(槙生の姉)。「朝の好きなようにすればいいんじゃないか。お母さんに叱られないようにね。」と無責任さと無関心さが滲み出ていた朝の実父。彼らに育てられた朝は何を決めるにも否定されるのではという呪縛にとらわれている。朝のやるせない感情を少しのセリフと画力で読者に伝える作者の表現力にただただ圧倒される。

0
2025年08月17日

tk

購入済み

非凡だと思われたくて言わなくてもいいことを言って後で後悔する
誰にでも経験あることじゃないかな

朝さんと槙生さんの近すぎず遠すぎずな関係
これからどう変化していくのか楽しみです

0
2025年04月09日

Posted by ブクログ

「私はもう、母の意向に添うことも、母の助言を求めることも、どちらも出来ないのだった。
ていうか事故で死んじゃって、私の愚かさを叱られることもなく、「ぽつーん」」

この歳で無条件で助言をくれる親が亡くなったら、やっぱり「砂漠」に放り出されて「さみしい」のだろうな。親の縛りからは「解放」されたことであっても。だけど一緒に暮らし始めた叔母は「自分」を尊重する人。朝のことを無条件で愛することも出来なければ、朝の寂しさを理解することも出来ないが、「違う人間だから分かりあえない」ことを分かった上で、「歩みよろう」と言ってくれる人。
先輩のような友達のような叔母さんとの生活。ちょっと憧れる。

0
2025年03月10日

Posted by ブクログ

高校生も、大人になっても、
自分が自分でいることの難しさを感じる。
周りの意見に振り回されてきた自分を見ているようで、胸が苦しくなった。

槙生は「愛していない」というけれど、
朝の価値観を尊重し、
不器用なりに寄り添おうとしている姿は
「愛」そのものなんじゃないかと思った。

0
2024年08月30日

Posted by ブクログ

自分以外の存在に影響される…特に言葉で影響される。自分のつもりが親、先生、大人、友達、後輩…の言葉をいれたり言葉を期待して行動していつのまにか自分を忘れ失くしていく。

自由なはずの人生、もっと自分の言葉をもち言葉のとおり生きよう!

朝ちゃん感情をちょっぴりみせてきた!槙生さんの考えかたわかるな〜


ぜひ〜

0
2024年06月14日

匿名

無料版購入済み

どちらの気持ちも分かるな

朝も、槙生ちゃんのことも両方の気持ちが分かるな
私にも15歳の時があったわけで、同じような疑問を持っていた気がする…
笠町くんは、槙生ちゃんには必要な存在で程よい距離間
元彼から変わることはあるのかな…笠町くん頑張って!

#共感する

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2024年06月09日

購入済み

無意識な言動で人を傷つけているかも、
と読んでいてハッとする。
高校生って、まだまだ大人は大人だと思っていたり、おもっていなかったりで残酷

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2024年05月15日

無料版購入済み

さみしいとは?

寂しいと感じたことは?
今巻の台詞の中で共感した言葉です。
人はどんな時にそれを感じるのか、物語の登場人物の中で描かれていく。
正解も間違いもなく、読んだ人によっても感じ方や受け取り方が違うんだろうなと思える作品です。

#切ない #深い #共感する

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2024年04月02日

Posted by ブクログ

3かんまで読み終えた。まだヤマシタトモコ先生の作品はいくつかしか読めていないのですが、描かれる女性がカッコよくて好きだ。
自分がなんとなく抱いている「女性」はこういうもの というイメージやステレオタイプにはおさまらない。でもそれが逆にとてもリアルに感じるし 自分自身が あぁこういう自分でもいいんだ、と励まされる。
それから 会話が本当に目の前で人が話しているみたいで読んでいると脳内再生される。
人の描き方がとても生身に近い感じがして 引き込まれる。面白い。続きが楽しみ。

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2023年10月21日

Posted by ブクログ

怖い時に怖いと言えることはかっこいいと思った。勇敢だ。
過去に怖いと言われた時どうしたらいいかわからなかったけど もっと大切に受け止めることができればよかったのにと思うし、怖いと言う人を侮ったり蔑んだりする人にはなりたくない(あるいは、そういう人ではいたくない)と思った。

人の得意・不得意はそれぞれで私たちはみんな別の人間だ。槙生ちゃんのように理解できなくても認めて尊重できる(+できれば言語化して伝えられる)人がやっぱり素敵だと思うから、私もそうありたい。

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2023年08月18日

購入済み

一気に3巻まで読んでしまった。
差し伸べてくれた手を素直に掴めたらいいけど、どうしてもできないことの方が多い。わかる!って思う半分、甘えられる人を羨ましいなって感じる。槙生ちゃんがどうやって今の槙生ちゃんになったのか気になる

#アツい #深い

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2023年06月24日

Posted by ブクログ

大人の世界と子供の世界、それぞれの難しさ、それぞれの考えを丁寧に描いている。何度も読み返したくなる。

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2023年03月14日

Posted by ブクログ

子供にとって親が最初に関わる大人だから両親が言ってることが矛盾していたら「大人は矛盾してる」ものになっちゃうよな、、、
忘れつつある子供の時感じてた大人への違和感や苛立ちを思い出させてくれるマンガ。ありがたい。

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2023年03月11日

匿名

無料版購入済み

3巻まで読んで

これは…紙で購入決定。
ラストのソファーのシーンに、思わず涙。
こんな親になりたかったはずなのに。
やってることは、正に実里。
自分でもわかっていたが、駄目押しされてしまった。
娘の、そして昔子供だった私の心を見ている様だ。

#深い

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2023年02月22日

ネタバレ 無料版購入済み

高校生

高校に入学して、新しい生活が始まる。
その中での朝ちゃんの変化をずっと見ていたくなります。
朝ちゃんの短い髪とってもかわいいです!!!

#エモい

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2023年02月19日

Posted by ブクログ

好きな言葉

どうしてわたしはこんなに世界と繋がるのが上手くないんだろう

あの頃のわたしたちの孤独はそれぞれ形が違っていて

わたしだけがひとりで
わたしだけが誰からも愛されなくて
わたしだけが本当の恋を知らず

わたしだけが、と多分誰もが思っていた


好きなことしなさいって言いながら
お母さんが選ぶのに間違いはないのよって言ったり

このバンドが好きって言ってるのにこんな男が好きって言われたり
そんな中学生のモヤモヤもわかるー!と思った


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2021年11月03日

無料版購入済み

巻を重ねるごとに最高傑作を更新しているのではないかと思うほど、とんでもなく素晴らしかった。どうしてヤマシタトモコさんはこんなにも思春期の誰とも分かり合えない孤独や葛藤、非凡であることを誇示したいという欲求、親友さえもヒエラルキーの枠組みに囚われてしまう残酷さを描けるんだろう。もうとっくに忘れていた気持ちを思い出した。わたしだけが、ときっと誰もが思っていたんだろうな。

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2022年09月30日

購入済み

違国日記

高校に入学する朝。
もう母がいないこと、自分と他人は違う人間であることを少しずつ実感する。
自分の感情は自分だけのものと認識し、手探りで自分のやりたいことを始める。
中学校からの同級生えみりとの関係性も少し変わりそう。
槙生は他人を侵害しない大人でありながら、他人からのあからさまな好意に鈍感な少女らしい一面もあり魅力的。

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2021年07月22日

購入済み

心の機微が丹念に描かれる、個人的に大好きな漫画です。
3巻では、朝の心が少しずつ現実を受け入れようとしつつあるのかな…?という様子が見えます。槙生のひとりになりたい病も炸裂。自分は単なる凡人なのに、毎回槙生ちゃんには共感しまくりです。今回も心震わせながら読みました。

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2020年08月11日

Posted by ブクログ

すごい。
登場人物全員に、それぞれの思いと考えと個性があって、人間社会そのものを最小人数で描き出している感じ。
痛みを知っていて、ちゃんと人間らしくて、不器用で、優しくて、でも身勝手なところもあって、愛おしい。
生きるって息苦しいけど、前に進んで行かなきゃって気になる。

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2020年05月27日

ki

ネタバレ 購入済み

複雑な感情が 細やかにストレートに描かれていて
今巻ものめり込みました…!

笠町くんの慰めスタイル…よき…


わたしの中で「慰めるといったらこう」って文法になってるのかも
言葉のチョイスが素敵すぎます。

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2020年04月10日

ネタバレ 購入済み

感情が丁寧に描かれている

槇生ちゃんは他人と暮らすということ
朝は居なくなった両親から受けた言葉の矛盾を思って葛藤する
このふたりの感情と衝突が丁寧に描かれていると思う

思春期は大変だ〜あるあると泣きました

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2019年12月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今巻も良かった…
干渉されるのは鬱陶しいけど自由にしていいと言われるのも寂しく不安に思うのわかるなー。私は朝と違ってもう大人だけど。
お節介や助言は親の愛だと思うけどそれに強制さが出てしまうと良くないんだよな。でもその境界は受け取る側によるから難しい
新たに弁護士先生が出てきたけどまきちゃんと何かあるかな。
あと本筋に関係ないけどカバー絵のまきちゃんの色合いとても好き

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2018年11月09日

Posted by ブクログ

個人的には目立ちたがりやかどうかの話で、槙生が小説家は妄想を書き連ねて世に出しているっていうのはいいセリフだと思った。
言われてみればそうなんだけど、確かに朝の感覚と同じで、目立ちたい職業だとは思わないかもな。

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2024年08月13日

Posted by ブクログ

「朝」はもしかしたら両親が生きていたとしても、孤独を感じていたかもしれない。そのほうが残酷だったりもする。

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2024年06月14日

Posted by ブクログ

どんなに近い関係であっても、自分と他者は別の人間。母親から自立しきれなかった朝が、槙生と暮らすことで自分の感情が自分だけのもので、他者の感情が他者のものだけであると理解する。
でも、分かり合えないからこそ歩み寄ろうとすることが、相手に依存するのではなく寄り添うことだと思った。

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2024年06月10日

ネタバレ 無料版購入済み

難しい

ですね。
この頃って特に人に流されやすかったり、まだ自分が形成されていないから、不安定になりますね。でもこれから自分のやりたいことできるといいですね。

#深い

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2024年06月07日

Posted by ブクログ

15歳の頃、たしかに孤独のかたちはそれぞれ違っていて、誰もがわたしだけが、と思っていたのかもしれないなあと思い出して当時の自分をそっと抱きしめたくなった。

いまでも孤独のかたちはそれぞれ違うけれど、違うことを知っているし、それぞれに孤独があることを知っているからほんとうの意味では孤独じゃないなという肯定感がある。それは、これまで出会ってきたひとたちによって支えられたものだと思う。

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2023年12月17日

無料版購入済み

良くも悪くも子供にとって母親の態度や言動は大きな比重を占める。
朝のような気持ちになるって誰しもあるのでは。

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2023年02月22日

Posted by ブクログ

確かに「なんでもやりない」と言っておきながら、「なにそれ」という反応をするのは矛盾する。
親への信頼感のなさの正体はこれだったのかと理解した。

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2022年11月05日

ネタバレ 無料版購入済み

新生活

両親を交通事故で亡くした田汲朝は母親の妹である高代槙生に引き取られた。
そんな彼女は今日から高校生になる。
槙生から日記をつけたらいいと言われつけているが見られるのは一向にかまわないのかわかりやすい場所に置いてあったりページを開けっ放しにする朝に対して槙生は微妙な感じ。
そんな槙生に入学式は来なくてもいいと告げて朝は登校した。
中学の卒業式でいざこざがあり仲たがいしかけた楢えみりともすっかり仲直りした朝だったがその原因であるえみりの母親はおばである槙生にあやまりたいのか彼女はどこにいるのか聞いてくる。
それに対し彼女は親ではないので入学式には来ないと告げる朝に対して事情があったとしても来ないのはおかしいと言うのだった。
それにひっかかりがありながらも入学式で友達ができた朝は会話の流れで親が事故で死んで小説家のおばと同居しているというが周りの反応は思ったのと違って普通に会話が流れてしまったのだった……。

こういう反応が欲しくて言ったことが想像と違ったリアクションしかされなかったときのあの微妙な空気を思い出してしまった。

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2022年05月01日

無料版購入済み

新しい高校生活、今までより魅力的(に見える)な友達にふわふわなっちゃうのわかるわぁ。
弁護士さんも登場。マキオちゃんと相互によい影響を与えそう。

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2021年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

朝ちゃんは槙生ちゃんと親子の関係ではないと
自覚しているはずだが、無意識でか
槙生ちゃんのポジションを母親として見ているところがある。
これまで大人っぽいというか、感情を見せない印象だった朝ちゃんが
時折とても子供っぽく描かれているように感じる。
槙生ちゃんとの生活に慣れてきたということなのだろうか

書いている日記を放り出している朝。
本人は見られても平気だからと言うが、
見たくないからとじておいてと言うあたり
とても槙生ちゃんらしい。

朝ちゃんはお母さんからの圧力を感じていて
それでも母親であり、やはり寂しくて
入学式に来て欲しいと槙生ちゃんに言わず
来て欲しいと自分が思っているかもわからず
感情の揺れなのかちょっと我儘な感じが出てくる。

家族ではなく同居人なのだから
流石に同居人の了承が無いのに
勝手に友達を連れてくるのはありえない。
更に仕事中に今大丈夫?とも聞かずに
「えみり帰るって」と声をかけるのも良くない。
母親ではないのだから
もう帰りましたなどの報告は必要だけれど
見送れと言わんばかりの「帰るって」という声かけは必要なかろう。
槙生ちゃんの「今うるさい。しめてはやく」は
言い方はきついけれど
集中していてそれどころじゃないのだろうし仕方ないと思う。
それなのに「しらない、なんかコミュ障」という朝ちゃんは随分甘えている。

朝ちゃんなりにテレビ音量を小さくするなど気を使っているのは分かるけれど
ご飯をどうするのだろうと思うなら作ってあげてもいい気がした。
忙しい仕事の合間を縫ってご飯を作るまきちゃん。
以前の自分が一人暮らしだった状態だったらずっと仕事をしていただろうに。
「卵使わなかったんだ」と言われて怒る朝ちゃんの気持ちも分かるけれど
お互いにすれ違っている。

いじけている朝ちゃんだが、
察して槙生ちゃんが横に座って肩抱いてくれるのが良かった。

なりたいものになれというけど
理想と違うと反対するのが親の矛盾だ。
親なら誰しもあるかもしれないが、それを
「心配」「あなたの為」と言い訳して
子供を制限し続けるのは毒親である。

弁護士の担当さんが割と良い人そうで良かった。
自分も知らない番号からの電話は、プライベート用の電話にかかってきたときは出ないし
かかってきただけで怖いと感じるので、槙生ちゃんの気持ちはよくわかる。

笠町に慰められながら、今気づいたけど朝に同じことをした、という槙生ちゃん。
「わたしの中で慰めるといったらこうって文法になってるのかも」
というのが、2人の年月と関係性が感じられて好きだ。

男女がソファに座り肩を抱いているという状況で
さらっと朝ちゃんを呼ぶところも、
呼ばれた朝ちゃんも隣に座るところも素敵。
慌てて肩を抱くのをやめたり、朝ちゃんが躊躇したり
しないところが3人のライトな関係性の良さだと思う。

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2021年03月14日

Posted by ブクログ

・朝の高校生活スタート
・えみりと槙生、知り合う
・弁護士先生登場
な3巻です。
槙生さんの他者との接する態度がすごく好きです。寄りかからせてくれない槙生に朝は不満そうですが、でも槙生の朝を思いやる気持ちは伝わってきます。弁護士先生もいい人で良かったです。

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2021年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

無条件に何でもしてくれる人、なのか、親は。朝が失ったものを考える。模索しているところ。死んでいようがいまいが、自分の人生なのだと、気付かせてくれる人はなかなかいないし、好きにやりなさい、味方だから、と言って、自分の意図に沿わないものは認めない人が多い。槇生ちゃんは超越しているが、それは人との距離感が人一倍必要な人だからか。えみりが今後どう出るか気になる。朝とずっとぶつかっていける存在であれ。弁護士さんと笠町くんのことも気になる。弁護士さんなんだかキャラ濃さそう。

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2020年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

11〜15話


「わたしとあなたは他人だからね わたしが何者でもあなたが目立ったことにはならないよ」
「いたところであなたの人生だけどね」ってもう槙生ちゃんさいこうか。

槙生ちゃんの、言葉で尽くそうとする感じ好き。もう恋してる。
最後の、笠町くんの慰め方も槙生ちゃんの慰められ方もすてき。

弁護士さんと笠町くん、どうにかなっていくのかなー。
次が楽しみ。

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2019年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

入学式。
目立ちたくて失敗してしまった朝。

それを槇生ちゃんに相談する素直さ。

少しづつわかってくる朝と実里の母娘関係。

ひとりでいたい槇生と寂しさを感じる朝の砂漠。


そして、なんだかふあんになってしまったのが朝とえみり。

「無条件でなんかしてくれる人たちをなくしちゃったんだからあたしがそうしてやんなさいって」

これ…だめだよな…。

でも、軽音に入ったのはちょっとワクワク。

ラストに出てきた弁護士さんもいいキャラでこれからも楽しみ。

早く続きが読みたい。

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2019年03月30日

Posted by ブクログ

複雑な心境が丁寧に描かれている。
受け入れたけど、1人になりたい。
説明できない矛盾が、人間味ある話になってる。

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2019年03月10日

Posted by ブクログ

-彼女はわたしのさみしさを受け入れてくれたが
 理解はしなかった
-わたしを愛していなかったが
 好ましく思っていると彼女は言った
-わたしを家に引き入れたのに
 ひとりでいたがった
-わたしの感情が わたしだけのものであるように
 彼女の感情も また 彼女だけのものだった
-違う人間だった

この作品は全体が詩のようだ。
詩的な文章が並んでいるから、というだけでなくて
上手く言えないが詩のような語りかけで訴えられている気持ちになる。

槙生ちゃんは人がいるだけで苦痛だというのに、がんばってて偉い。
大人としての矜持だけですべての苦しみに耐えているような。なぜそれが出来るのだ。俺にはできない。できるようになりたい。

新キャラの弁護士がいい味だしてて好き。

「朝は無条件でなんかしてくれる人たちをなくしちゃったんだから、あたしがそうしてあげなさいって」
「だからー、あたしはいつでも無条件で朝を助けてやろって思ったの!!」

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2019年12月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

えみりのお母さんを見てから槙生を見ると、
「別の人間」ということを強く意識させられます。
自分の普通は他人の普通と異なると。
けれど「歩み寄ろう」と。槙生さんは素敵な言葉を使うなあと思います。

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2019年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回も良かった

朝ちゃんがジタバタしたりぐるぐるしたりしながら少しずつ消化していく様は、苦しいけれどエキサイティング
失ってしまったから、騙されていれば良かったのに、見えてきてしまうものがある。
気付かずに大人になってから向き合う人も多い中で、突きつけられてしまうのは大変だろうけれど踏み出すチャンスでもある。
とってもおそろしいけれど心地よく眩しくもある。
一人の人間として立つことは苦しいけれど、だからこそ築ける関係がある。

時々挿入される槙生ちゃんの女子高生時代の風景も良い
大人にとっての高校生時代
わたしにもそうやって思い出す景色がある

そんでその流れでくる15話がとても好きです。
ヤマシタさんらしい、とてもいいズレ感の塔野さん
とってもかわいいし3人の距離感がとても良くて何度も読み返してしまう
そしてがんばってる笠町くん

大人だって傷つくし、大人だってドギマギしながら生きてるわけですが
子どもみたいに甘えるのはむずかしいのだよな
手を伸ばせる相手がいるかどうかで
生きやすさは変わるのでしょう

次巻もたのしみ

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2018年11月19日

Posted by ブクログ

2018/11/13

毎回毎回本当にもっちりとした重みがある。
ずっしりだとちょっとしんどめだけど、しんどくはない話だからもっちり。みっちりでもないんだよなー

朝が高校生になりました。
高校生って謎だよなぁ、多感過ぎるんよなー。
マキオさんは相変わらず綺麗なし、笠町くんタイプだし。
弁護士さんもイケメンだし、、ヤマシタさんの描くデカイメンズはまじでツボ。

さみしいっていう気持ちって受け入れられる事とか理解されることはあっても、それを掬いとってどうにかしてもらうことって出来ない気がする。プラスワンでだれかにどうにかしてもらう感情でなくて自分で折り合いつけるしかなさそう。
とか思った。

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2018年11月13日

Posted by ブクログ

あまり好きで読んでるわけじゃないけど、
朝が寂しい 悲しいと思う気持ちは
身近に経験したから、すごくよくわかる
よく、表現してくれた!
ありがとう!

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2024年05月30日

Posted by ブクログ

槙生ちゃん好き…
私も上手に生きられない部分あるけどこうはなれないな
情に薄いようで厚く、冷静で、
たまにぐちゃっとなっても拠り所がある
羨ましい

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2021年12月16日

ネタバレ 無料版購入済み

違和感

槇生が昔の彼氏に肩抱かれでソファでべたべたしてるところに朝を呼びつけるのがすごい気持ち悪かった。
見せつけるみたいで。
槇生はそういうキャラじゃないと思うし…
朝だってこんなの見せられたら生々しくていやだろ。
朝が両親亡くなったってカミングアウトの理由が目立ちたかったって…怖いわ。

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2022年05月02日

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