楠木建のレビュー一覧
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途中まで。
■教養の定義
・人が他者に強制されず、自分自身で作り上げていく独自の「価値基準」を持っているということです
・自由でない状態は奴隷の状態
・自らの選択肢を増やしてくれるもの
・ワクワクして楽しいもの
知りたい、興味を持ったことを
その時に調べてみる、詳しい人に聞く
→岩盤に突き当たるまで徹底的に
→その積み重ねで教養が身につく
■品があるの定義
→欲望への速度が遅いこと
→→即時即物的にではなく抽象度をあげて物事を理解しようとする姿勢
→→マンションを買うまで、一年おきにどこがいいか家を転々としてから買った人の話
抽象度が高ければ高いほど実は実用的
→普遍的だから
■パターン認識を広げ、判断力を鍛える
歴史や経験に学ぶ
ドイツや日本
→精神論だから負けた、ではなく、負けが濃厚になる上で精神論になっていった
教養がある人はパターン認識の引き出しが豊か
→多くのパターンから物事を捉えているためジタバタしない
優れたリーダーは、新しい事象に直面しても、どこかで見た風景、いつか来た道、として捉えてる
→ブレない
■人間観をもて
・人間は賢いと思うか
・人間はおろかだと思うか→出口さんはこちら
→優れた部下がいても人間が進言したくらいで世の中変わらない
→世の中を変えるためには仕組みを変えないといけない
人間は多面的で一貫性がない
■デジタル
デジタルは効率を上げられるが効果に関わるものは期待していない
マイナスをゼロにしてくれるが
ゼロから1を生み出すことはない
基本的には時間と空間を縮めるためのツール
何をするか
ということは同時に
何をしないか
を決めること
よのなかにはトレードオフしかない -
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イノベーターと呼ばれる偉人をケーススタディ的に分析し、イノベーターに必要な資質、我々が参考にすべき点を紹介した一冊。イノベーターになるためには特別な能力、性格などの資質に加え、場所や人などの外的環境を活用する(外的環境に恵まれる)ことが大切だと説く。
実は社会人留学時、著者の授業を受けたことがある。いずれ読まなければと思っていたが、参考になるのか懐疑的で積読状態が続いていた。イノベーターの人選については、現代社会で変革を起こした方々に絞った方がよいと思ったが、幸い、私自身というより息子の育て方にヒントがあった。一見するとマイナスに思える個人の資質が、コインの裏表のようにプラスに転じたケースを本書で紹介されていた。子供の長所を見極め、伸ばす環境を整える大切さを感じた。 -
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ネタバレ良し悪しではなく好き嫌いで物事を捉えようというメッセージにはとても共感できた。
著者の好き嫌いについて語る、という体でさまざまな(主に経営学の)話題について思うところを述べていて、納得することもしないこともあった。何でも組み合わせれば良いものが生まれると思った丸投げする「シナジーおじさん」批判と、組み合わせではなくストーリーが重要である、という意見は私も会社での経験からなるほどそうだな、と思った。あとはブラック企業とホワイト企業が存在するのではなく、(法律の範囲内で)多彩な働き方の会社が存在するだけであり、各自性質に合うところを選べば良いのだという言説もまったくその通りだと思った。
自分がやりたいことをやりながら、それを需要のある層に当てていって仕事を成り立たせている著者はすごいし、私もそのようにしなければ今の生き苦しさはずっと続くだろうタイプの人間なので見倣いたいが、どうにも著者のことは好きになれないという感覚が読めば読むほど強くなる本だった。 -
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ネタバレイノベーションを起こしてきた著名なイノベーターを定性的に紐解き、その条件について分析・考察を行なったもの。
実践的ではないが、ヒントにはなるかな。
<メモ>
・自身は他とは違うという孤立意識を持つ。
・並外れた自信、強い自己効力感を持つことが多い。
・たゆまぬ流れのようにアイデアは湧き上がる。創造的な心を持つ。
・ドーパミンとノルエピネフリンが創造力を高める。運動や音楽の演奏などの活動やコーヒーのような軽度の刺激物が創造的思考を促進する。ドーパミンは潜在抑制を低下させ、作業記憶を強化し、通常考えられない連想を行う助けとなる。
・高遠な目的を持つ。理想主義を追求し、高い目標へとお邁進する気質を持つ。
・仕事に駆り立てられる。
・時代がもたらす機会と障壁、ちょうどいいタイミングでちょうどいい場所に居合わせること。
・リソースへのアクセス。知的・技術的リソースに広くアクセスできるようになることで画期的イノベーションの可能性は高まる。
・内にある可能性を育てる。規範やパラダイムを疑問視する。一人になる時間を作る。自己効力感を高める。壮大な夢を抱く。フローを見つける。知的・技術リソースにアクセスできる機会を増やす。 -
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イギリスのクラフトビールメーカー・ブリュードッグの創業者の書いた「ビジネス・フォー・パンクス」を読んだ。
内容といえば、言葉の強い、いわゆる「起業マインドを煽る啓発本」なのでなんとも評しがたいが、びっくりしたのがあとがきに同志社大学の校祖・新島襄の名前が出てきたこと。
思えば鎖国下の江戸末期に脱藩、脱国してアメリカで教育を受け、日本に帰って高等教育機関を設立したその生涯は、まさに“反骨のパンク魂”。同志社系列校に入学すると、皆一様に新島襄の生涯を学ぶことになるが、僕はひそかにずっと、そのストーリーが好きだった。
クラフトビール会社のなんたるかをつかもうとしたはずが、意外なところに原点を思い返すきっかけに出会ってハッとした。芯を持って曲げないこと。権威に屈して流されないこと。そのために努力をし続けること(「努力には限りなし」 by 楳田英二!)。
「倜儻不羈」
同志社大学の同窓のみなさん、パンクな生き方してますか?
-----(以下、引用)-----
「漢語でいう倜儻不羈、すなわち「確固たる信念を持って自分の責任のもとに独立し、常識や権力に拘束されることのない、既成の尺度では律しがたい自由な精神」。意外に聞こえるかもしれないが、僕はこの「倜儻不羈」という漢語がパンクの精神の凝縮的表現としてもっともしっくりくると思う(倜儻不羈は同志社大学を創設した新島襄が教育の理念とした言葉として有名だ。さしずめ新島襄は「パンク教育者」ということになる)。ワットは文字通り倜儻不羈の経営者であり、彼が創業したブリュードッグは倜儻不羈の会社、その商品は倜儻不羈のビールである。周囲が何を言おうと独立自尊、自分の信じる道を突き進む。僕がこの本に邦題をつけるとしたら、迷いなく『倜儻不羈の経営』を選ぶ」(p.381) -
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最近、日本でもよく目にするようになったレッドブルであるが、その成功と経営に迫った本はこれまでになかったと思われる。書中でも再三触れられているが、それは創業者のディートリッヒ・マテシッツが極度のマスコミ嫌いであるということからだろう。
既に、2012年時点で世界での販売数量が52億本に達するというこのドリンクの出発点は意外なところにある。マテシッツがユニリーバでマーケティングマネジャーをしていた際に,たまたまアジア出張で読んだフォーブスの長者番付に大正製薬の創業者がランクに掲載されており、リポビタンDという栄養ドリンクが収益を支えているという説明文章に関心を持ったことがきっかけだったという。そして、タイのローカルブランドであるレッドブルに出会い、ライセンス生産を始めたることとなるのである。
現在でも生産とディストリビューションは外部委託しており、レッドブル本社は、マーケティングに専念している。マーケティングへの投資は年間15億ユーロに上り、売上の3分の1を投入、そのさらに3分の1をスポーツ関連に投資する。F1を始め、サッカー、アイスホッケー、スノーボードなどあらゆるスポーツで露出度を高め、既にF!では3度のチャンピオンとなっている。
日本では栄養ドリンクは、疲れたサラリーマンのための疲労回復という機能を全面に出しているが、レッドブルは情熱、挑戦といった感情的な価値観を全面に押し出したマーケティングでグローバル企業となっている。電化製品や自動車では世界を席巻した日本企業も、ことさら食品や飲料になると完全に内弁慶なのは、やはりマーケティングが世界レベルではないということであろう。同じような製品であるオロナミンCが国内だけで終わってしまっているのは、そういうことだ。 -
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「ストーリーとしての競争戦略」の著者、待望の新刊。
僕は「ストーリーとしての・・・」とても面白い本だなあ〜と思っているのですがいかんせん分厚い。。。内容が濃い。。。そうなると正直賛否両論な一冊なはず。でも、今回のはかなりライトな一冊です。(新刊ということもありますが)
そして、楠木さんのオヤジギャグもちょいちょい差し込まれて苦笑い。。。爆笑
でも、「ストーリーとしての・・・」のエッセンスをギュッと凝縮した内容です!
【印象に残ったフレーズ】
1.経営者は「センス」のある人材を見極めて登用しなければならない
2.「好き嫌い」本位の経営(松井証券の松井さんも同じようなこといってたな)
3.抽象化して物事を捉える
4.「進歩」と「イノベーション」の違いを理解すべし -
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ネタバレ斬新なビジネスのように見えて、究極的にシンプルなビジネス。
ブランドとは、それを選び取った人の体験をいかにデザインするかだ。
"マテシッツは一度こう答えている 。 「ブランド商品にとって最も危険なのは関心をもたれないことだ 」 、と 。"
"ドリンク一本の価格から材料費やその他の経費を差し引いた利幅は 、にわかには信じがたい七〇パ ーセントという数字になるそうだ 。安価な製品を売るライバル企業が数多く存在するにもかかわらず 、マテシッツはこの高値戦略を変更しようとはまったく考えたことがないようだ 。そして 、この判断は正しかったと言えよう 。消費者が求めているのは飲み物ではなく 、エキサイティングな体験 、生きる喜びなのだ 。そのためには本来の商品価値よりもはるかに高い対価を支払うことに 、消費者はためらいを感じない 。"
"社内ル ールにより 、以前は利益の半分を会社に残すことが決められていたが 、今では三分の一程度だと思われる 。"
"マテシッツ自身 、彼の帝国はマ ーケティング企業であり 、そのためレッドブルグル ープが行う活動はすべてマ ーケティングであるという考えに基づいていると強調している 。"