柏葉幸子のレビュー一覧
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ネタバレ同名アニメ映画の原作。元々この映画を観ようと思ったのは(WOWOWだけど),大好きな羊文学がテーマ曲を担当していたからでそれがなければ多分映画を観ることも原作を読むこともなかった。こういうきっかけが有り難い。
映画版の方は原作から色々改変されていた。悪く言えば俗っぽくなってるかも。避難所でおばあちゃん,山名キワさんに保護された年上の方は原作ではDV夫から逃げてきた既婚女性である。かっぱの活躍やアガメ伝説は同じだが,封印が解けて狐崎に戻ってきた海蛇が街の人を幻で操るところはちょっと違う。原作では海に引きずり込んでしまおうとしていた。街の人が会いたがってた人には海蛇が化けていて,その赤い目に何かが当たると消えてしまうというのは映画では描かれていなかった。そして最後にマキリで海蛇を退治したのは猿の「ふったち」だった。映画で言っていた「フシギット」なんて言葉は原作には登場しない。最後にユイママがいつまでも隠れて逃げ回るのはやめて東京の夫とちゃんと話をして離婚する,日和のおじさんも探して話をつける,と宣言したのはとても良かった。総じて原作のほうがしっかりと書かれていると感じた。
色々違いはあるが物語の大筋は同じでとても良い話だった。映画も原作もそれぞれに楽しめるので良いと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレどの物語も良かった!
物語りに夢中になるまで少し時間がかかったが、どれも魅力的で私もこの物語たちのような経験を子供の時にしたかったなーーーと思った。
・霧のむこうのふしぎな町 ★★★★
読み始めは平仮名多いし、村の人の訛りがすごくて読みにくいなーって思ってたけど、霧の谷の村や村の住人達がすごーく魅力的!
まだまだ物語は続くのかと思ったら、急に終わりですごーく取り残された感!
もっと読みたーい!って思いつつ、みんなからのお土産が素敵だった。
それにしても、お菓子がすごーく美味しそうだったなー
・地下室からのふしぎな旅 ★★★★
春夏秋冬の美しさを感じられる物語だった〜
壁を抜けるとか、ハリーポッターみたいやなと思った。
お隣同士が復活して、行き来できるなんて夢があってほんまに羨ましい〜〜〜
・天井うらのふしぎな友だち ★★★★
不思議な友達たちは子供の頃のイマジネーションフレンズ。
自分にそんな友達いたか覚えてないし、そもそもいなよーな。。
子供の頃の素晴らしさを思い出せられる物語だった。
私もメリィさん、ゴフジョ、ジュピ、ユリアンのような友達と同居したいな〜カモシカに乗りたいな〜と思った!
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Posted by ブクログ
主人公の「カズ」は、何度、情けないと思い、泣きそうになったのだろう。
ただ、勘違いしないでほしいのは、彼が決して弱虫とか、意気地無しではないということ。
それは、小学五年生の彼一人の戦いであり、いじらしい彼女の、かけがえのない新たな人生を守るための戦い。
亡くなった人の命が還ってきて、新たな人生を歩むことが本当にいいのかどうかを、様々な物語で考えさせられる、ファンタジーならではの題材は、却って、現実の人の命の尊さを如実に表してくれるように感じられる。それぞれの立場に上手く重ね合わせられる構成の素晴らしさも。
何度も泣きそうになるカズは、少しでも彼女にやりたいことをやらせてあげたい、生きて欲しいという、純粋な思いやりから、それが中々上手くいかない自分自身へのふがいなさから、そうした思いに至る。
確かに、彼の軽率だったり、考えなしの行動には、その時は失敗だったのかもしれないが、一貫して彼の行動には、他人の痛みを知ることによる無償の優しさが起因しており、私からすれば、その気持ちが大切なんだと彼に言ってあげたいし、彼の姿を見て、逆に泣きそうになるのは私の方である。
しかも彼の行動には、人の性格は変えられないけれど、行動を変えさせることはできることを、改めて教えてくれた。それは、彼の思いの一途さが相手に伝わったからである。
物語の終わり方には、好みが分かれるかもしれないが、私はこれでいいと思う。
いろんな未来をあれこれ想像できるし、人生、まだまだ先は長いし、カズもようやくいい男なのが認められたし。まあ、相手はともかくとして。
でも、この先絶対モテるだろうな、彼は。 -
Posted by ブクログ
表紙からもなんか異世界からの出会い、とは思っていた。
家族から疎まれ、自分の居場所がないミト。
家に戻りたくなくて、ふと思いつき、バイト先で知り合ったおばあちゃんが家族にも秘密で買ったという家を1人訪れる。
その晩現れたのはそのおばあちゃんだったが、姿はそうだが中身は違うようで…。
とまどいつつも始まった2人暮らしの中にミトは居心地のよさを感じていく。
おばあちゃん、もといヨシノもそうかと思っていたのだが。
異界との触れ合いと主人公の成長、という感じの児童書かと思ったけど、もいちょい心の機敏、というか、
誰も知らない不思議な町、とはちょっとテイストが違うかな。
話しが湖の国に移ってからが第二部、という感じ。
千と千尋の神隠しの電車に乗って行くところ、みたいな。
誰かを愛しいと思うこと、一緒に生きたい、隣に立っていたい、と思うこと。
姿違ってもわかるってのはツボですなー。胸キュンポイントですわー
沢井のおばあちゃんの家を買った理由に泣けたり、
血が繋がってなくても親子として想いあう家族にいいのうっと思ったり、
いろんな想いに色々切ない一冊。
まあ、ミトさんとこの家族設定はちょっと今時ないやろーーーな作り物めいた
感じだが、そこはスルーで。
兄者が猫ならヨシノはなにに?