柏葉幸子のレビュー一覧
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ネタバレ僕は上杉智則、小5。最近、母さんが変だ。ぼんやりしていたり、出不精なのに、なんか内緒で出かけていたり。
父さんが出張でいないその日、夕食を終えて風呂あがり、暗い台所で牛乳を取り出そうとしたとき、肩をたたかれた。巨大なネズミ(イラストでは主人公より少し大きいくらい)が、肩をたたいて、話しかけてきた!しかも母さんの名前「ゆみえ殿」はどこにいるのかと聞いてくる。
なぜか母さんはいない。だけど巨大ネズミは、何かを知っているようだ。そして時間がないとカップボードから窓の向こうへ行ってしまいそうになる…ところで、ぼくはしっぽにとびついて、ひきずられて、
今と似てるけど違う世界に来たのだ。
ネズミは前殿と呼ばれ、その他にも熊は月殿、黒いワンピースの女の人もいた。こっちの世界では、話せる動物とそうでないものがいるようだ。そして、母さんはこっちの世界に来た事がある、それだけでない。キャラバンを引き連れて成功した勇者だと言う。
でも、今日、母さんがするはずの仕事があるのに母さんはいない。仕方ないから「ご子息」の僕が、母さんのかわりにラクダのキャラバンを引き連れてあるものを運んで欲しいと言う。
ちょっと怖がりで頼りなさそうな主人公が、一晩の冒険をする。
盛りこみすぎず、自分の街の別な様子を見て、勇気を持てて、礼儀ただしくして…
お母さんが勇者だったってのが意外だった楽しい物語。 -
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国を守るとして杖殿と呼ばれた魔女たちをどの王様も欲しがっていた。杖殿を召し抱えるために大金をもいとわない。だから、一般の人々は魔女とわかると金貨欲しさに王様に突き出すのだ。しかし、杖殿として使えないとわかると魔女はすぐに処刑されてしまう。だから魔女たちは名前を名乗らず、人間の女としてひっそりと暮そうとする。また杖殿としてお城で暮らす魔女も、常にお城を守ることに気を配らなくてなならない。そんな時代(世界)の魔女たちのお話。
短編集だが、世界観が統一されている。戦や処刑があるという設定ではあるが、実際にはその現場が出てくるわけではない。ゆったりとした世界観で楽しめる。 -
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9つの短編集。本の裏表紙の解説にあるように、どの話も「不思議であったかく秘密の匂い」がする。
私は壮大な国つくりの類いのファンタジーが苦手だ。読んでいる時は、ハラハラドキドキして面白いと感じるが、読後に反芻して楽しむ事が少ないからだ。
これらの小編はファンタジーの括りとしても差支えないと思うが、この人とこの人はどんな関係だっけ?と迷うこともなく、もちろん手に汗を握ることもない。家族の短いお話なにで、当たり前ですが。子どもの頃、自分の周りにもあったことなのに大人になって忘れてしまったことかもしれないと思わせる現実味がある。
私は、「木積み村」「ザクロの木の下で」「『信用堂』の信用」が好きです。表紙絵も好きです。
三省堂中学1年生の国語科教科書で紹介されている。 -
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ケーキ屋さんの息子の雄太。 雄太のクラスで、ドラゴン・パティシエという単語が話題になった。 だが誰もドラゴン・パティシエが具体的には何を指すのかは知らない。 ドラゴンだからには強くて美味しいとか何とか好き勝手に噂してしまいには雄太のお父さんは見るからにあり得ないと笑われる始末。
しかしそれから1週間ほど経ったある日・・・
どうやらこのシリーズは、職業紹介を兼ねているようですね。 そしてこの本ではパティシエが紹介されているよ。
とは言っても、今回ケーキを食べるのはドラゴンなんだけど。 先代ドラゴン・パティシエが亡くなって、新しいドラゴン・パティシエを探しているらしい。 しかもその探し方はネットの掲示板。 そこに書かれたパティシエを半ば強引にさらいまくってたんだわ。
で、雄太のお父さんも雄太と一緒にさらわれてしまって。 さらわれたパティシエと雄太達はどうなるんでしょうねぇ。 途中、おいおいまじかよ!結構怖いんじゃないここ?と思わせられたり。
物語の後にはパティシエのお仕事の簡単な紹介も載っているので、読み終わる頃にはパティシエとはってのが面白おかしく大体わかるかと。 -
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ネタバレ表題となにより表紙が素敵。
そしてよくみたら柏葉さんだった。
ああ、すきなものだらけじゃないか。
表題の恋した魔女の話は、
そーゆー魔女はいた、とは話にでてくるんだが、
物語はないのであれ?っとかおもってたら
結構後半で、でてきた。
意外となんとゆーか暗め?な話が多いなか、ふふふっと
楽しく読めた一話。
三つ目の話はめっちゃ切なく、
彼女に見つかって殺された魔女たちもかわいそうだが、
その裏にそんな話があったとは・・・・という感じ。
利用できるかできないか、
それによって大切にされたり殺されたりする魔女たち。
その理不尽さに憤りを感じながら、
そんな中でも大切なものを守ろうと必死に生きる彼女たちは
強く、美しい。