柏葉幸子のレビュー一覧

  • つづきの図書館

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    以前から気になっていた本です。
    私もたくさんの本と出会ってきました。
    子供の頃から本は大好きで、
    何度も読み返して大切にしていた本も、年齢を重ねたり、引っ越ししたりで無くしてしまった本もあります。
    そんな大好きだった本のキャラクターが、私がどうしているか心配して会いに来てくれるなんて
    夢のような素敵なお話です。
    わくわくしながらも
    最後、寂しさや、温かさで涙が出てしまいました。
    また大好きな本が一冊増えました。

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    2023年09月27日
  • 霧のむこうのふしぎな町

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    小学校高学年向けとしてオススメされて読んでみました。
    小6リナの一夏の冒険譚。
    リナ、しっかりしてるなー。と違うところにも感心。

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    2023年09月13日
  • ぐうたら魔女ホーライ来る!

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    2023年読書感想画 高学年の部指定図書

    柏葉幸子さんの不思議なお話。
    ヤマネの姿に変えられて人間の世界に逃げてきたお姫様を、魔女と主人公が探して元の世界に戻す。
    知らなかったけど、魔女が相棒シリーズを先に読んだ方が楽しめる。
    主人公は5年生だけど、3,4年生向けの文量

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    2023年08月16日
  • おばけ美術館へいらっしゃい

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    小学校の国語教科書(光村図書出版)3年生に紹介されている本。


    小学5年生のまひるは、二人の弟の面倒を見るしっかり者。ある日お父さんの会社呼ばれて「亡くなった前会長が管理していた『木かげ美術館』の館長になって欲しい」と言われる。なんでも前会長が遺言で「館長は10歳以下」と言い残していて、大人が美術館に入るとおばけにいたずらされるらしい。
    まひるが木かげ美術館に行くと、絵や彫刻の中身が勝手に出歩いているではないか!
    だが面倒見と度胸の良いまひるにはおばけたちなんて怖くない。美術品たちからも「館長」と認められるようになる。
    だが木かげ美術館は取り壊しが決まっていた。このままではおばけたちの美術品

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    2023年07月19日
  • おばけ美術館へいらっしゃい

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    3年生向けだからほどほどの面白さかなと思ったけど、意外と深くてじんわりとよかった。
    絵を描かずにはいられない大上さんの、もどかしい気持ちが伝わってきた。

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    2023年05月29日
  • 赤毛のアン

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    『赤毛のアン』が大好きです。児童向けに大きくかいつまんで編集されているので、要点のみのエピソードだという感覚は否めないですが、もっと詳しく読んでみたい場合は原作により近い本を手に取ってみても良いかもしれません。とっかかりとしては非常によくまとまっており、絵が可愛らしく内容も読みやすいです。短いながらも、アンを愛するマシュウとマリラの深い強い想いが伝わってきます。

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    2023年04月26日
  • りんご畑の特別列車 新装版

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    5.6年から。小学校5年生のユキが迷い込んだ魔法使いの世界での異世界冒険ファンタジー。外国文学ファンタジーを思い出させる独特の文体の流れ方があるので、慣れないと読みにくさもある。ただし、名作の主人公のようなユキの性格や、ファンタジーらしいストーリーの面白さで最後まで読み進められる。

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    2023年04月15日
  • 天井うらのふしぎな友だち (新装版)

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    柏葉幸子さんのふしぎなシリーズ3作品目。
    今回もまさに、ふしぎな世界に惹き込まれてしまいました。
    子ども時代に読んでいたけれど内容はすっかり抜けていたので、純粋に楽しみながら読み進めました。
    柏葉さんの言葉の表現力、そして魅力的なキャラクター達
    児童書ですが、大人になった今でも楽しめる
    とても楽しい時間でした。

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    2023年03月31日
  • 岬のマヨイガ

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    この本の対象読者層は小学校中高学年?夫のDVから逃れてきたゆりえさんが夫の影に怯えながら生きていることをどう理解するのだろう。キツイ。

    行く宛もないゆりえさん、両親を一度に亡くし言葉を失い、岩手県の親戚に預けられるために来たひより、そして不思議な力を持つおばあちゃんの三人は、東日本大震災のその日、避難所で出会う。
    それから三人は家族として暮らし始めるが、穏やかな暮らしが、あの地震で封印されていた海ヘビが解き放たれ村は脅かされる。
    遠野物語にも描かれた伝承の不思議なものたちや土地に棲む神々を巻き込んだ戦いになる。柏葉洋子さんのファンタジーの世界だ。
    地震により封印が解かれることが物語として重要

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    2023年01月24日
  • 岬のマヨイガ

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    年間100冊以上読む長女が小学3年生の時に「面白いから読んでみて」とはじめて薦めてくれた本です。

    妖怪が出てきたりと、少し現実離れした不思議な話ですが、震災や登場人物が抱える苦しい背景と、子供の本でありながらワクワクと苦しさが同居しています。

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    2023年01月18日
  • 岬のマヨイガ

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    敬老の日に紹介しようと「おばあちゃん」というワードから手に取った本、面白かった。
    東京からさまざまな事情で狐崎にたどり着いた結とひより、そこで地震による津波に襲われる。
    ふたりにたまたま同じ電車に乗り合わせただけだが一緒に避難所へたどり着くが身寄りがなく地元民ではないふたりをキワさんというおばあちゃんが助けてくれる。
    まったく繋がりがない3人は狐崎のマヨイガで暮らすことになる。

    震災によって封印されていたこの地の化け物が現れ人々を翻弄しようとするのをキワさんが救う。
    震災後の東北で現実から逃避したように暮らす3人の様子が東北の民話を交えて進んでいく。
    ハラハラドキドキ、この世の住人とは思えな

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    2022年09月11日
  • 亜ノ国ヘ 水と竜の娘たち

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    児童文学で名を馳せる柏葉さんの、最初の大人向けファンタジー。テーマには重さもあるものの、丁寧で愛のある描写に引き込まれてサラッと読んだ。ひらめちゃんの過去の日記を見つけてからの塔子の高揚感、はやる気持ちは特に胸に迫るものがあった。
    家族・親戚関係を理解するのにやや苦労。

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    2022年08月15日
  • 岬のマヨイガ

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    ネタバレ

    同名アニメ映画の原作。元々この映画を観ようと思ったのは(WOWOWだけど),大好きな羊文学がテーマ曲を担当していたからでそれがなければ多分映画を観ることも原作を読むこともなかった。こういうきっかけが有り難い。
    映画版の方は原作から色々改変されていた。悪く言えば俗っぽくなってるかも。避難所でおばあちゃん,山名キワさんに保護された年上の方は原作ではDV夫から逃げてきた既婚女性である。かっぱの活躍やアガメ伝説は同じだが,封印が解けて狐崎に戻ってきた海蛇が街の人を幻で操るところはちょっと違う。原作では海に引きずり込んでしまおうとしていた。街の人が会いたがってた人には海蛇が化けていて,その赤い目に何かが

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    2022年08月04日
  • 霧のむこうのふしぎな町 地下室からのふしぎな旅 天井うらのふしぎな友だち 復刻合本版

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    面白かったので、子どものときに読み損ねたのが残念。がんばる女の子主人公モノはやっぱりいいな。
    「霧の~」はついつい千と千尋を思い起こしながら読んでしまったけれど、出てくる登場人物が魅力的。「地下室~」はおばさんが破天荒なのが、今ぐっとくる(笑)。「天井裏~」はしばらく世界に入れなかったけど、途中から世界観が分かってくるとすごい面白くなった。
    全体、和洋折衷ぶりに昭和の空気を感じて、それもまたよき。

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    2022年08月02日
  • つづきの図書館

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    山本容子さんの
    絵に惹かれて手に取ったけど
    とてもいいお話だった
    最後の締め
    つながって...つながって...
    そう来たか!
    というのが面白かった

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    2022年07月23日
  • 帰命寺横丁の夏

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    ネタバレ

    生まれかわるようただ祈る母と、生き返らせるために他者を傷つける母。後者の母はゆるされなくても、そこにある命は、生きているその人のものだ。誰に憚ることなく、伸びやかに、ただ生きてほしい。子どもはただ、自分の命を生きることだけを全うしてほしい。

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    2022年05月31日
  • 霧のむこうのふしぎな町 地下室からのふしぎな旅 天井うらのふしぎな友だち 復刻合本版

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    ネタバレ

    どの物語も良かった!
    物語りに夢中になるまで少し時間がかかったが、どれも魅力的で私もこの物語たちのような経験を子供の時にしたかったなーーーと思った。



    ・霧のむこうのふしぎな町 ★★★★
    読み始めは平仮名多いし、村の人の訛りがすごくて読みにくいなーって思ってたけど、霧の谷の村や村の住人達がすごーく魅力的!
    まだまだ物語は続くのかと思ったら、急に終わりですごーく取り残された感!
    もっと読みたーい!って思いつつ、みんなからのお土産が素敵だった。

    それにしても、お菓子がすごーく美味しそうだったなー


    ・地下室からのふしぎな旅 ★★★★
    春夏秋冬の美しさを感じられる物語だった〜
    壁を抜けるとか

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    2022年04月10日
  • 亜ノ国ヘ 水と竜の娘たち

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    大人向けのファンタジー小説は新鮮。現実味もあって面白かった。最後の方は、結末が気になり多少理解が追いつかないままに読み進めてしまった。

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    2022年01月07日
  • 地下室からのふしぎな旅 (新装版)

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    久しぶりに読んで懐かしかった。
    持ってるのは新装版ではなく、青い鳥文庫のクセのある絵柄の挿絵のほう。でも、それが内容とうまくマッチしていて楽しめる。
    児童書なので、ひねられたストーリーではないけれど、導入が王道で最初からワクワクさせられる。大人になった今でも、たまに読みたくなる本。ケイトウの町の話が好きだな〜

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    2021年12月08日
  • 帰命寺横丁の夏

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    主人公の「カズ」は、何度、情けないと思い、泣きそうになったのだろう。

    ただ、勘違いしないでほしいのは、彼が決して弱虫とか、意気地無しではないということ。

    それは、小学五年生の彼一人の戦いであり、いじらしい彼女の、かけがえのない新たな人生を守るための戦い。

    亡くなった人の命が還ってきて、新たな人生を歩むことが本当にいいのかどうかを、様々な物語で考えさせられる、ファンタジーならではの題材は、却って、現実の人の命の尊さを如実に表してくれるように感じられる。それぞれの立場に上手く重ね合わせられる構成の素晴らしさも。

    何度も泣きそうになるカズは、少しでも彼女にやりたいことをやらせてあげたい、生き

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    2021年12月01日