柏葉幸子のレビュー一覧
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“「と、とじこめられたわ!」
五月は、自分のあごのあたりにある大きなドアノブにかじりついた。押そうが引こうが、ぴくりともしない。
「おちつきましょう。はしたない。」
「これでどうして、おちつけるっていうのよ。ひとりでにしまったんだよ。」
「自動ドアを知らないわけじゃないでしょう。」
「これが、自動ドアだっていうの!」”[P.32]
夢姫の性格がちょっと意外だった。
“「すごい!夢姫のげっぷ!いま見たのって、二年まえのリッツの誕生日の日のことよね。あれが、さっき、夢姫が食べた夢の内容?」
五月も夢姫をふりかえって見た。
「はい。そうです。わたくしがさっきいただいた夢とまったくおなじでした。こんなふしぎなことははじめてです。夢の内容がげっぷになって出てきて、まるで映画とかいうものみたいでしたわ。でも、いやですわ。わたくしがげっぷをするなんて。」
夢姫は、ながい顔をはずかしげにふってみせる。”[P.109] -
Posted by ブクログ
ふたつの物語が併走して全体が進んでいく。
ひとつは、突然幽霊がクラスメートになって戸惑う主人公の視点、
もうひとつは、その幽霊が何十年も前に大好きだったという幻の連載小説そのもの。
前者は、いわゆる普通の小学校5年生の日常が描かれていて、
後者は、魔女の呪いにとらわれた哀しい少女たちが、
どうにかしてそこから自分たちと世界とを救おうとする話が描かれている。
全くテイストが違う両者なのだが、根底では、
「死んだものがよみがえるということ」という同一のテーマで繋がっている。
淡々としたタッチの魔法の国での話も予想外に惹きつけられて、
一気に全部読んでしまった。
面白い。
のだが、柏葉ファンとしては、
もっと登場人物たちに大胆に冒険して貰いたかったというか、
もっと文量が多くなってもいいから、
幽霊の女の子や「帰命寺」の謎を深めて深めて深めて、
そしてじわじわと紐解いて欲しかった、気もする。
猫のキリコも水上さんも、キャラが立っているだけに、
もっと動き回るところが見たかったなぁ。 -
Posted by ブクログ
鳥の研究をしていたおじいちゃんが亡くなって、もうずいぶん。おじいちゃんお部屋には、それから、物置代わり。姉のチヅルとけんかしたタカは、一緒の部屋をやめて、おじいちゃんの部屋を自分の部屋にしようと掃除をすることに。そこには、ひとつ、のこされた鳥の剥製が。不意に硝子が割れてしまった剥製は、まるで生きているよう…いえ、なんと剥製が動き出したのです。その鳥は、なんと、ドードー。不思議な魔法がかけられたケースに入っていたドードーは、なんと、現代によみがえったのです。しかし、性格は、傍若無人。タカはドードー鳥の小間使いにされてしまいました。ドードーの話を聞く内に、不思議な魔法で、他にもドードーがいるのでは…?
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購入済み
マジでつまらない!
私は児童文学を研究しているものでいろんな作品を読んできましたが、柏葉さんの作品はしっくり来ません。この一冊は有名なので、大丈夫かなと思ったのが間違いでした。千と千尋に多大な影響を与えたのはおそらくウソでしょうね。面白さが全然違います。これは途中で放り出しました…