柏葉幸子のレビュー一覧
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あぁ面白かった。
そんな一言だけを残していける。やっぱり児童書が好きだ。
「悲しいのは大人になってからで良いわ」
なんて優しくて残酷で、素敵な世界だろう。子どもの世界っていうのは。
ふわふわしててキラキラしてて、本当に素敵。
どんな不条理も不思議も不自然も受け入れさせてしまう、世界。
星くず袋もひめぎみの目覚ましも、名前が良い。
児童書を書くひとの言葉の感性ってやつが、大好きだ。
ただ困ったことは、こんな風に昔読んだ本を読み返したり有栖川作品伊坂作品を片っ端から読んだり話題作に手を出したりしてると時間がどんなにあっても足りないってこと。 -
Posted by ブクログ
はだかの王様や「おおかみと七ひきの子やぎ」の狼など、絵本から飛び出したキャラクターたちが、かつて自分の物語を読んでくれた子どもの「つづき」が知りたいと頼みこんでくる。
本好きのツボをくすぐる設定。いいなあ!
最近、藤田和日郎の『月光条例』を読んだので、モチーフが似てるなと思いながら読んだ。
話の質は違うけど。裏表紙に鉢かづきがいるから、余計に思い出してしまった(笑)
登場人物が本の中から飛び出す…というのは割と王道だと思うけれど、それを軸に読者(人間)側の問題が描かれているところに現代っぽさを感じる。
主人公の桃さんは離婚歴のある中年女性で、その他子どもたちの家庭環境も少し複雑。
彼らの抱えるわだかまりが、絵本キャラクターの出現によって浮き彫りにされ消えていく、このあたりの展開にカタルシスを感じた。
4つの章に分かれていて、一番気に入ったのは狼と小国順一くんの話。
順一くんを探す過程が面白いし、お母さんが「おおかみと七ひきの子やぎ」を読んで聞かせた理由が切なくて。
最後に「そういうことだったのか…!」と思える話って好きだ。
最後の章も、ここでオリジナルの絵本を出しちゃうのかと心配になったものの、そこはさすがの柏葉さん。
ラストあたり泣きそうになりながら読み終えた。
つるばらさくやの絵のモデルとか、あったら見てみたい。
余談だけど、はだかの王様がメタボ扱いされているのに笑った。そう言えば、痩せててハンサムなはだかの王様って見たことない気がする。
逆に、あまのじゃくは鬼のイメージが強かったので、男の子姿が新鮮だった。 -
無料版購入済み
どんな作品でしょうか?
主人公が夜中に見たのは幽霊っぽい女の子なんですが、通っている小学校にそっくりな女の子がいるようです。導入部としては良いのではないでしょうか?
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Posted by ブクログ
ネタバレ「三人兄弟の真ん中って、育てるの難しいから、よくよく気を付けてあげて」というのは、よく聞く話だ。
なのに、紀恵(きえ)のお母さんは、あまりに紀恵の気持ちに無頓着すぎる。
紀恵一人におつかいを命じるのではなく、姉と、または弟と「二人で行ってきて」といえばいい話じゃないか。
そのうえ誕生日を忘れる?
そういうお母さんなら、お父さんなりお姉さんが根回ししとけよ。
家出した先は、日本のような外国のようなクロワッサン島。
魔女モティの娘として暮らすことを約束させられるが、モティは口が悪くて面倒くさがり。
島のみんなの悩みを解決する気はさらさらない。
そんなモティを、お父さん役のピエロと共に、なだめたりすかしたりして動かしていくのだが。
下の子どもが小学校に入ったタイミングで、夢だった魔女になりたいと、家族のことを顧みずに部屋に引きこもって独学で魔女修行するお母さんとか、ひとり立ちする解消がないから老いた親の心配をする振りして親の財産を狙う息子とか、家族の問題ばかりが寄せられるが、どれもなんだか読んでて腹が立つ。
特に家族を顧みない母親!
部屋に引きこもっていて、子どもが病気になろうと淋しい思いをしようと知ったこっちゃない。
でも、生活の面倒は夫と小学生の子どもたちがしてるんだよ。
上げ膳据え膳で好きなことしてる母。いらん!
子どもが大人になるまで、または子どもが寝た後に魔女修行するわけにはいかんのか?
いろんな家族の姿を見て、紀恵は家族が懐かしくなり…気がつくと元の世界に戻っていたのだが。
あんなに仕事が忙しいと言っていたお母さんが会社を休み、紀恵にも学校をさぼらせてふたりの時間を作る。
やればできるなら、もっと早くにやりなさいよ。