柏葉幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
はだかの王様や「おおかみと七ひきの子やぎ」の狼など、絵本から飛び出したキャラクターたちが、かつて自分の物語を読んでくれた子どもの「つづき」が知りたいと頼みこんでくる。
本好きのツボをくすぐる設定。いいなあ!
最近、藤田和日郎の『月光条例』を読んだので、モチーフが似てるなと思いながら読んだ。
話の質は違うけど。裏表紙に鉢かづきがいるから、余計に思い出してしまった(笑)
登場人物が本の中から飛び出す…というのは割と王道だと思うけれど、それを軸に読者(人間)側の問題が描かれているところに現代っぽさを感じる。
主人公の桃さんは離婚歴のある中年女性で、その他子どもたちの家庭環境も少し複雑。
彼らの抱 -
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