柏葉幸子のレビュー一覧

  • 魔女モティ

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    ネタバレ

    「三人兄弟の真ん中って、育てるの難しいから、よくよく気を付けてあげて」というのは、よく聞く話だ。
    なのに、紀恵(きえ)のお母さんは、あまりに紀恵の気持ちに無頓着すぎる。
    紀恵一人におつかいを命じるのではなく、姉と、または弟と「二人で行ってきて」といえばいい話じゃないか。
    そのうえ誕生日を忘れる?
    そういうお母さんなら、お父さんなりお姉さんが根回ししとけよ。

    家出した先は、日本のような外国のようなクロワッサン島。
    魔女モティの娘として暮らすことを約束させられるが、モティは口が悪くて面倒くさがり。
    島のみんなの悩みを解決する気はさらさらない。

    そんなモティを、お父さん役のピエロと共に、なだめたりすかしたりして動かしていくのだが。
    下の子どもが小学校に入ったタイミングで、夢だった魔女になりたいと、家族のことを顧みずに部屋に引きこもって独学で魔女修行するお母さんとか、ひとり立ちする解消がないから老いた親の心配をする振りして親の財産を狙う息子とか、家族の問題ばかりが寄せられるが、どれもなんだか読んでて腹が立つ。

    特に家族を顧みない母親!
    部屋に引きこもっていて、子どもが病気になろうと淋しい思いをしようと知ったこっちゃない。
    でも、生活の面倒は夫と小学生の子どもたちがしてるんだよ。
    上げ膳据え膳で好きなことしてる母。いらん!
    子どもが大人になるまで、または子どもが寝た後に魔女修行するわけにはいかんのか?

    いろんな家族の姿を見て、紀恵は家族が懐かしくなり…気がつくと元の世界に戻っていたのだが。
    あんなに仕事が忙しいと言っていたお母さんが会社を休み、紀恵にも学校をさぼらせてふたりの時間を作る。
    やればできるなら、もっと早くにやりなさいよ。

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    2026年02月04日
  • りんご畑の特別列車

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    おもしろかった!

    小さいときに手に取って、読むのに挫折していた本でした。それがなぜか今すらすら一気に読んでしまった。

    おもしろかったです!ペキンポの姿が見えないことを有効活用するユキ賢いですねーw

    人に忘れられると存在そのものが消えてしまうとは恐ろしい。ペキンポが消えずにいたのは誰かがペキンポのことを忘れずいてくれたからだけど、ペキンポのことをずっと覚えてくれていたのは……。伏線回収がお上手です。

    なんだかもっと作品に浸りたかっです。きれいに話は終わっているんだけど、まだユキ達といたかったなと思いました。
    いやぁこの作品映像化してくれないかなぁ……。

    作中にでてきていた紅と了の話は別枠であるみたいなのでこれは読まねばと思います。とこらでメリィさんて一体全体何者なの?w

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    2026年01月12日
  • 竜が呼んだ娘5 竜の巣

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    主人公がどんどん頼りがいのある少女に成長していく姿に応援したくなる。この先、どんな展開になっていくのか楽しみ。

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    2026年01月11日
  • 霧のむこうのふしぎな町 地下室からのふしぎな旅 天井うらのふしぎな友だち 復刻合本版

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    霧の向こうの〜 が読みたかったのですがふしぎ3部作あるのを知らなかったのでお得な気分です。
    最後の屋根裏部屋の〜 が1番好きです。
    こんな壮大なお話になっていくとは思わなくて、
    文字を目で追うのと同時に、頭の中で映画のように上映されてました。
    思い出がじんわりくる、というか、子供の頃空想の世界で生きていたのでとても刺さりました。
    読後、こどもの頃遊んでいたトモダチに会いたくなって空想にひたる...

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    2025年11月07日
  • トットちゃんの 15つぶの だいず

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    つい先日読んだ「続 窓ぎわのトットちゃん」の中で語られている「15粒の大豆」のお話。
    そのお話が絵本になっていました。

    1日に食べられるものが、たった15粒の大豆しかなくて、小さな子どもなりに、ひもじい中、配分を考えながら1粒ずつ大事に大事に食べている様子が、余りに切なく衝撃的でした。
    それしか与えてあげられないトットちゃんのママもどれ程辛かったでしょう。

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    2025年09月20日
  • 霧のむこうのふしぎな町

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    おもしろいよみものだったが、方言や、聞き慣れない言葉など、言葉のまとまりとしてとらえづらいものが多いように感じた。
    文を読むことが得意な子には語彙を増やしたり面白がったりできるかも。そうでない子は意味がわからない文が度々ありそうです。
    ストーリーはステキで、リナがキラキラ自立していく感じがたくましく嬉しいです♪

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    2025年08月18日
  • ミラクル・ファミリー

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    不思議だけれどちょっとリアルさもあるお話が詰まった短編集。かなり読みやすくてさくさく読めた。
    ほんわかする家族のお話もあり、ドキッとするような展開のお話もありで読んでいて飽きが来ない一冊だった。

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    2025年08月14日
  • ミラクル・ファミリー

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    あまんきみこさんのような 、でもちょっと捻った童話のような、クスッとホワッとオワッとする短編ファンタジーがとても上手い柏葉幸子さん。不思議な家族のお話。

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    2025年08月10日
  • 帰命寺横丁の夏

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    夏休み直前カズは真夜中に家で女の子の幽霊を見た。次の日その子がクラスメイトとして居て驚く。カズは夏休みに幽霊の謎を追う。

    帰命寺様の謎に迫るうちに意外な繋がりが分かって、作中作品が意味を持ってくるのにも驚く。
    少年少女のひと夏の冒険譚ってやっぱり面白い!
    余白を持った選択に納得の良い読後感。

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    2025年07月07日
  • 霧のむこうのふしぎな町

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    小学6年生のリナが不思議な町に暮らしながら色々な経験をする話。色々な住人たちとの出会いが楽しく、最初は挨拶もあまりできなかったリナがどんどん積極的に他者に関わっていくのが微笑ましい。子どもの頃読んだらどう思っただろう。

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    2025年05月18日
  • 竜が呼んだ娘1 弓の魔女の呪い

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    40代の大人なのに児童書のファンタジーが好き。主人公が勇気を出して成長していく姿を自分のことのように応援して読んでしまう。魔女や竜にワクワクする。本書をファンタジー好きの子供達に読んでもらいたい。

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    2025年03月08日
  • 亜ノ国ヘ 水と竜の娘たち

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    読みたい本に児童書も一般書もないと考えている。ただ児童書の体を取るとどうしても易しい内容にはなると思う。
    著者が児童書の作家と承知して読み始め、一瞬でそれを忘れてぶっ飛んだ。この感覚を言葉にするのが難しいのだけど、とにかく文章のうまさに唸ってはため息の連続。そしてそれがファンタジーにリアルさをもたらしてる。最後は「日記」で全部かたをつけちゃうのはやや惜しいけど、すっきりとさせるためには致し方ないかしら。
    主人公と一緒に旅をしたこの一冊。面白かった!

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    2025年01月20日
  • 岬のマヨイガ

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    震災ものかと思ったら、妖怪ものだった。でも、これは震災…というか、津波があったから、という必然性があるお話だった。作者が震災をどの立場で実感しているかは分からないけれど、あの津波にあった子たちを励まそうとしている気持ちは伝わったし、岩手日報に連載された、という事実にも納得した。ひよりと伯父さんのシーンや、ユイママと夫のシーンは、うるっときたなぁ。

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    2025年01月02日
  • 竜が呼んだ娘4 語り部の壺

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    谷の子であるミアはウスズと星の音の双子の片方ソファが持つ怪しい魔力の謎を知るために,夜と夢の一族の誰かを探しに単身,玻璃の都に向かうことになる。玻璃の都の入口までは五爪に連れて行ってもらうが,竜は玻璃の都に入れないと魔女に言われ一人で入口の森に入っていく。

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    2024年12月26日
  • つづきの図書館

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    ファンタジーでありながら主人公は中年の現実を生きる女性というところが良い組み合わせだと思いました。伏線もあり人間ドラマもあり大人が読んでも楽しいと思います。

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    2024年10月27日
  • トットちゃんの 15つぶの だいず

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    トットちゃんがかわいい!黒柳徹子さんが小さい頃は苦しかったと思うけど、今は苦しい子供たちを
    助けたりだきしめてあげたりしてあげているのが
    すごい!優しい!

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    2024年09月24日
  • 竜が呼んだ娘3 魔女の産屋

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    ウスズ様と星の音の生まれたばかりの赤ん坊が鬼食いという魔女に攫われた。
    攫われた赤ん坊を追ってミアは再び王宮を発つ。

    途中ミアがころされるんじゃなかろうかとヒヤヒヤしたし、余計な真似をしたモブ女子に苛立ったけどいい話の終わり方だった。

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    2024年09月07日
  • 竜が呼んだ娘2 闇倉の竜

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    王宮の宝物殿の闇倉でダイアモンドから生まれた不思議な生き物をミアが連れ帰る。
    それはコキバと名付けられた。
    コキバが何なのか調べるためにミアは王宮を発つ。

    今回もしっかり冒険していた。
    心配病のウスズ様、コキバとミアが心を通わすところが面白かった。

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    2024年08月30日
  • 霧のむこうのふしぎな町 地下室からのふしぎな旅 天井うらのふしぎな友だち 復刻合本版

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    「霧のむこうのふしぎな町」1975年
    「地下室からのふしぎな旅」1981年
    「天井うらのふしぎな友だち」1985年
    3作品を合冊にした愛蔵版。どれも味わい深くて読んでいて安心感があります。存在は知っていたけれど読んだことなかった。「千と千尋の神隠し」との類似性が言われているみたいだけど、なるほど。どちらも、どれも、素晴らしいと思います。


    でも、私の興味は全く別の所。

    『ネズナイカ』

    「霧の〜」の中でリナが整頓する本の中に『ネズナイカ』がある。『ジェーン•エア』や『ロビンソン•クルーソー』など、他に名前のあがる本は今でも探せば売ってるけど、『ネズナイカ』は絶版。簡単には手に入らない。脚注がいるレベルの無名さでは?
    私も『ネズナイカ』が大好きだった。復刻してほしいという願いを込めて⭐︎四つ!

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    2024年08月01日
  • 竜が呼んだ娘1 弓の魔女の呪い

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    罪人の村で育ったミアは竜に呼ばれて村を出て王宮で暮らすことになる。
    呪われた英雄ウスズ様の部屋子になったミアはウスズ様の呪いを解くため奮闘する。

    ウスズ様とミアのやりとりが面白かった。
    すらすら読めるファンタジー。

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    2024年07月25日