柏葉幸子のレビュー一覧

  • つづきの図書館

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    はだかの王様に、オオカミ、あまのじゃく、幽霊。彼らは、絵本を読んでくれた人の「続き」が知りたくて、絵本の中から飛び出してきます。王様たちの会話がかわいいです。

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    2016年12月18日
  • 王様に恋した魔女

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    "「わたしにはすぐわかりました。あの男は、わたしがあなたを見るのとおなじまなざしで姉君をみつめていました。気がついていただきたいものです。姉妹とも似てらっしゃる。」と、すねてみせた。
    春風の姫君は、まゆをもとにもどすよりはやく、ほおをぽっとそめた。そして、わたしの婚約もまちがっていなかったとほほえんだのだ。"[p.39_魔女の縁談]

    連作短編集。

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    2016年12月16日
  • つづきの図書館

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    ネタバレ

    児童文学というより大人の女性向けメルヘン。
    まあ、よくできてるかな。オチがついたというか。
    手紙の相手は察しがつくし、4歳の時別れても10年後の息子がわからないということはないし、母親は離婚の際、親権をとりやすく、ましてやこの主人公は虐待したり浮気したりしそうにないのに、なぜ養育できなかったか、エピソードも生さぬ仲の親子の話が二つ入っている、など細かいこと言うときりないが。
    しかし、これで泣くってことはない、私は。

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    2015年08月09日
  • エバリーン夫人のふしぎな肖像

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    柏木幸子さんの得意なおばあちゃんが出てくる短編集。意地悪だけど少女なところもある夫人はかわいかったりもする。

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    2015年03月25日
  • つづきの図書館

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    児童向けというよりは大人が読んだ方が、じーんと心に染み渡るものがあるかな。
    不器用で人に伝える方法がわからない人たちが、だんだん心を開いていく感じがいい。大人だって、まだ成長しなきゃならないところがいっぱいあるんだよね。

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    2014年07月08日
  • ドードー鳥の小間使い

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    ネタバレ

    ドドはかわいかったけど、ドードー鳥の燻製とか出てきたり、いろいろ納得できないところがある…という感じでした。

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    2014年06月16日
  • ミラクル・ファミリー

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    柏葉さんの本ってモンスターホテルシリーズとか、ちょっと小さい子向きの本ばかり読んでいたので、大きい子向けというか、むしろ大人向けなんじゃないかというこの本はなんだか新鮮な気持ちで読めました。

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    2014年02月12日
  • 天井うらのふしぎな友だち (新装版)

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    むかし読んだな〜と思って読んだらうっすら覚えてた

    なつかしいなー

    忘れられたものたち

    わたしは見えるかなぁ

    最後ちょっと泣けてしまった

    根っこが具体的にどうなってツボが直るのかよくわからないけど‥

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    2014年01月22日
  • ミラクル・ファミリー

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    短編集。どのお話でもお父さんが不思議な話の語り手。うちの父も聞いたら何か話してくれるかなと思ってしまいました。

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    2013年11月28日
  • おばけ美術館 ふしぎ列車はとまらない

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    おばけ美術館シリーズ第3弾。今回はまひるたちが遂に絵の中へ!大人にはおばけたちが見えないのに、まひるの意思を汲んで何も言わず温かく見守りサポートしてくれる町田さんの存在が本当にいい。今回はちょっぴり切ない感じ。ボブさんの想いが叶って良かったな。2012/203

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    2013年11月15日
  • おばけ美術館 妖精ケーキはミステリー!?

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    おばけ美術館シリーズ第2弾。ゆずちゃんとお母さんのお互いを想い合いながらもすれ違ってしまう微妙な関係の描き方が良かった。だ第2弾なのでそれぞれのおばけたちの役割がうまくできてきた感じ。2012/202

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    2013年11月15日
  • おばけ美術館へいらっしゃい

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    お化け美術館シリーズ第1弾。館長は10歳以下の子供という条件のもと美術館の館長となった小学生のまひる。そこは、おばけ美術館だった…。映画『ナイトミュージアム』のように絵画の中の人物が動き出し、それぞれに特定の言葉を言えば強制的に絵画の中に戻されてしまう。美術館の元館長・小夜が残したひとつの大切な美術品を、おばけたちとまひるが探す。日常の1枚向こうにある世界を書くのが柏葉さんは本当にうまい。2012/201

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    2013年11月15日
  • バク夢姫のご学友

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    小学生のころ大好きだった柏葉幸子さん。柏葉さんの児童書には大人にもわかるすごく大事なことが説かれている。これだと見た目は関係ないんだよみたいな。2013/311

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    2013年10月30日
  • ドードー鳥の小間使い

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    ドードー鳥のキャラに意外性が。
    鳥のおしゃべり部分が読みにくいのと鳥のわかままが始めは鼻に付きますが、ドードー鳥に夢がないところがかえっていいです。ほんのり笑える要素もあり。

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    2013年10月03日
  • 大おばさんの不思議なレシピ

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    大おばさんのレシピあたしもほしーなー。

    自分のことを棚に上げて美奈だけど、子供はこんくらいがいいのかもって思った。

    物語の主人公は読まれるたびに舞台にあがっているとか、人間に名前を付けてもらって初めて魔女になるとか、ピンクのワンピースは長い長い片思いの証だったとか設定が素敵。

    他の世界の住人たちに必要とされてるものばかりの大おばさんのレシピのなぜを知りたいな。

    表紙も挿絵もかわいいの。

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    2013年05月09日
  • ミラクル・ファミリー

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    ほのぼの読める短編集

    お父さんがタヌキだったり、お母さんがキツネだったり・・・。
    こういう文字だけのファンタジーは読み手の想像力が働く余地がたくさんあって楽しい。好き。

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    2012年12月13日
  • とび丸竜の案内人

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    まさに児童文学という感じですね。
    冒険譚じゃありませんが、身近に新しい発見があったりと、ほのぼのしています。
    マルメロ食べたい・・・。

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    2012年12月02日
  • バク夢姫のご学友

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    “「と、とじこめられたわ!」
    五月は、自分のあごのあたりにある大きなドアノブにかじりついた。押そうが引こうが、ぴくりともしない。
    「おちつきましょう。はしたない。」
    「これでどうして、おちつけるっていうのよ。ひとりでにしまったんだよ。」
    「自動ドアを知らないわけじゃないでしょう。」
    「これが、自動ドアだっていうの!」”[P.32]

    夢姫の性格がちょっと意外だった。

    “「すごい!夢姫のげっぷ!いま見たのって、二年まえのリッツの誕生日の日のことよね。あれが、さっき、夢姫が食べた夢の内容?」
    五月も夢姫をふりかえって見た。
    「はい。そうです。わたくしがさっきいただいた夢とまったくおなじでした。こ

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    2012年10月07日
  • バク夢姫のご学友

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    一本の間違い電話からはじまる不思議なお話。
    ちゃんと現実の世界へ帰ってきますが、不思議な世界の方が現実へ影響をあたえそう―つまり、不思議なお話はまだ終わっていないことになるのかなぁ。
    どうでもよいことなのですが、タイトルを声に出すと、何だか舌を噛みそうです(笑)。

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    2012年08月04日
  • 帰命寺横丁の夏

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    ふたつの物語が併走して全体が進んでいく。
    ひとつは、突然幽霊がクラスメートになって戸惑う主人公の視点、
    もうひとつは、その幽霊が何十年も前に大好きだったという幻の連載小説そのもの。
    前者は、いわゆる普通の小学校5年生の日常が描かれていて、
    後者は、魔女の呪いにとらわれた哀しい少女たちが、
    どうにかしてそこから自分たちと世界とを救おうとする話が描かれている。
    全くテイストが違う両者なのだが、根底では、
    「死んだものがよみがえるということ」という同一のテーマで繋がっている。

    淡々としたタッチの魔法の国での話も予想外に惹きつけられて、
    一気に全部読んでしまった。
    面白い。
    のだが、柏葉ファンとして

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    2012年08月04日