柏葉幸子のレビュー一覧

  • バク夢姫のご学友

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    楽しかった!
    これぞ柏葉ワールド!!

    日常からふわりと異世界へ、
    そこで出会う個性豊かな仲間たち、
    立ちはだかる謎と困難、
    知恵と工夫と勇気で乗り越えていくヒロイン…。

    と、いういわゆる「テッパン」を、
    形式的・教育的にならずに書ききることができるのが
    柏葉さんの最大の武器だと思う。

    そして、毎度のことだけど、
    「異世界」の雰囲気や世界観が素敵!
    今回は深い森と大きな洋館(妖館?)が舞台で、
    そこに先日までサーカスの一団が来ていたという
    それだけでなんだか胸がドキドキしちゃうような設定。
    姿を見せない主とか、
    お人形のように固まってしまった女の子とか、
    ちょっと怖い要素も加わって、
    どん

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    2012年08月26日
  • りんご畑の特別列車

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    女の子がひょんな事から「メルクリウス」という魔法の世界に行って冒険するお話し。キャラクターや風景描写など、全編に柏葉幸子さんらしい優しい雰囲気が溢れています。
    複雑な伏線などはないけど、その分、物語世界にスッと入っていくことができ、楽しめた1冊でした。

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    2012年07月15日
  • ミラクル・ファミリー

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    どこにでもいるようなお父さんが語る、昔話のような不思議な話。
    短編集なのですが、どの話も暖かい日だまりのよう。
    物語を語り聞かせるお父さん達が、何とも言えず魅力的で良いですね。

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    2012年06月12日
  • りんご畑の特別列車

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    あまり覚えてないけど、小学生の頃、タイトルに惹かれて買って、ぞくわくしながら読んだ物語。

    開いて読み始めがとあるお化けアニメのワンシーンに似ていて、お化けの本!?買うんじゃなかったっ…と思いながらも結局ペラペラ読み進めた本。

    結局はお化けとは関係ないんだけど…、笑

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    2012年10月04日
  • 帰命寺横丁の夏

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    小学五年生のカズは近所に住む女の子あかりがよみがえりの人だと知っています。彼女を守るため、そして生きていることの喜びを感じてもらうために奔走します。
    この物語の中に「月は左にある」という小説が挿入されています。半分近くを占めるこの話を書いた人、そしてそれを読んでいる登場人物たちの気持ちがリンクし深みを増しています。
    読めば読むほど味わいのある物語です。

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    2012年01月13日
  • つづきの図書館

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     誰かに気にかけられる人はしあわせ。
     誰かを気にかける人はしあわせ。

     誰かの人生の「つづき」を気にかける。
     途中まで読んだ本のつづきが気になるように。

     色々な本の中から飛び出した登場人物(?)たちが、
     新米おばちゃん司書とドタバタを繰り広げます。
     自分の本を読んでくれていた誰かの、「つづき」が知りたくて。
     そんな彼らとつきあいながら、変わっていく主人公。


     自分が読んでいた本の中の登場人物が、
     自分のその後の知りたがっているなんて、とても素敵な想像。
     たしかに逆はよくあること。

     人生という名の本の、半ばまで生きてきた主人公の「つづき」が
     意外にも思える形でラスト

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    2017年08月16日
  • 帰命寺横丁の夏

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    柏葉幸子の物語と、佐竹美保の挿絵は、私の中で最強コンビ!

    小学校5年生の僕・カズは、ある夜、幽霊を目撃してしまう。
    翌日、その子は同級生あかりとしてクラスにいた!
    僕以外のみんなは、何のわだかまりもなく、その子と接しているが……

    と、よくあるお話風。
    ところが、柏葉さんは違います!

    郷土史研究から帰命寺の不思議な由来を絡ませてきます。
    一心に祈ると、亡き人が別のどこかで生き返る、
    そんな信仰がかつてあったと。

    さらに入れ子構造の別物語までご用意……
    そこにこの幽霊あかりちゃんと重ねてみせるのです。

    一粒で二度おいしい……(笑)

    正直、あのエンディングはどうなのかな……
    いや、むしろ

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    2011年11月11日
  • おばけ美術館へいらっしゃい

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    「おばけ」って、子どもが本を手に取るスイッチなんでしょうか。特にすすめなくても、読んでくれる本です。
    子どもが美術館の館長で何もおきない筈がない(笑)

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    2012年03月04日
  • 帰命寺横丁の夏

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    ネタバレ

    柏葉幸子さんの男の子が主人公のお話もいいなと思いました。

    祈ると生き返ることのできる「帰命寺様」によって生き返った少女あかり。
    その秘密を知り、あかりを守ろうとする少年カズ。
    生きているうちに最後まで読めなかった物語の続きを、あかりに読ませてあげたいと思うカズは、
    その作家を探し、あかりのために続きを書いてもらいます。
    そうして、お話の中にもうひとつのお話が登場するという贅沢な仕立てになっています。
    その作家である水上のおばあさんとネコのキリコのキャラも好きです。
    小学校高学年向き。

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    2024年03月24日
  • とび丸竜の案内人

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    正統派ファンタジー。英国ファンタジーともうまく融合できていて、英国ファンタジーが好きな人は読んでいてニコニコすること間違いなし。タイトルだけを見ると安直な輸入ストーリーかと思ってしまうんだけど、柏葉幸子氏に限ってそんなことはなかったか。これまで読まずにいたことを後悔。

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    2010年12月15日
  • ミラクル・ファミリー

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     大人が読んでも心が「ほっこり」しそうだし,少しものがわかるようになった小学生ぐらいの子供に読んで聞かせてあげるにもいい感じの童話集に仕上がっている。
     連作かと思っていたが,それぞれは独立したお話。でも,まぁそれもあっさりしていて,かえって童話らしいのかもしれない。最近はちょっと人気が出るとすぐにシリーズものや連作化してしまう傾向が強いように感じるので,さまざまな短編を単発に読むという習慣ももう少し見直されていいように思う。そういうただ一遍の小説にも,大人になるまでどこか心に残るものや,独特な読後感を持つものなどがあるものだ。また,一度受けた設定に依拠して話を展開するよりも,個人的には,その

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    2010年11月16日
  • ミラクル・ファミリー

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    児童文学的でもありますが、
    家族の秘密について。
    (ドロドロは無し)

    ちょっとニヤリとしちゃうような
    お母さんは実は。。。

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    2010年08月09日
  • ミラクル・ファミリー

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    大抵の話では父親が語り手となって
    息子、娘たちにちょっと不思議な話を聞かせる。
    もしくは、息子、娘たち自身も親とともに
    不思議な体験をする。

    なんとも幻想的で、少し家族内の「重さ」も
    見え隠れする。

    平凡な人間でもなんでもいいから、
    時にはこの本に出てくる父親のように
    「物語」を自分の子どもたちに
    語り聞かせられるようになりたいと思った。

    それが嘘でも本当でも、子どもたちの
    印象に少しでも残るような「物語」を。

    「たぬき親父」「父さんの宿敵」みたいな話がいいな。

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    2010年06月27日
  • エバリーン夫人のふしぎな肖像

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    やさしくてホッとするファンタジックなお話12編。
    童話のようでいて、少~しドキッとさせられるギャップが
    興味を惹きつけられた。

    「寒修行のころ」が好き。

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    2010年06月30日
  • 大おばさんの不思議なレシピ

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    レシピ本とゆーのが楽しい。不思議な世界と繋がるときもあるし、繋がらないときもある。そこがまたわくわく。つくったものはイマイチでも、行った世界でいろいろおせっかいをして解決してしまう美奈がとてもかわいらしい。柏葉さんはやっぱ好きだ。

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    2011年07月16日
  • とび丸竜の案内人

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    以外にレビューが少ない・・・
    俄かに女の子向けかもしれない…このほんわかさ。冒険しててもどこかカリン糖を飲んでる気分になる。マルメを初めて知ったのもこの本だった。
    冬の日に読みたい本。

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    2009年10月04日
  • ドードー鳥の小間使い

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    「不思議の国のアリス」にも出てくるドードー鳥。それが理由で小学生の時読んだわけだが...いい話だった気がする。

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    2009年10月04日
  • ドードー鳥の小間使い

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    本をあまり読まなかった妹が珍しく面白そうに読んでいた。え?というどんでん返しもあったりして。ドードーって本当に想像力を膨れ上がらせてくれる不思議な鳥だ。

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    2009年10月04日
  • とび丸竜の案内人

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    マルメロの実が美味しそうで、味や香りを思い描いておなかを空かせながら読んだ記憶が。画像がないけれど、児島なおみさんの可愛らしい絵も好きでした。

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    2009年10月04日
  • 大おばさんの不思議なレシピ

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    初めの数ページでもうワクワクが止まらなくなった。
    大おばさんのレシピノート私も読んでみたい!
    主人公の美奈が竹を割ったような性格で気持ちが良い子。お母さんもあっさり大らかな性格で好き!
    まだまだ続きが読みたい。どうして続編がないのー?!

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    2025年09月17日