【感想・ネタバレ】ぼくと母さんのキャラバンのレビュー

あらすじ

ジブリの劇場版アニメ『千と千尋の神隠し』に多大な影響を与えた『霧のむこうのふしぎな町』の著者、柏葉幸子さんの新作ファンタジー!

最近、トモの母さんの様子が、どうもおかしい。いきなり髪をベリーショートにしたり、出不精なのに町のあちこちに出かけていたり、父さんやトモが話かけてもぼんやりしていたり……。
ある夜、のどがかわいたトモが冷蔵庫の牛乳を飲もうとしたら、うしろに母さんより大きなネズミが立っていた! それに、家から母さんがいなくなっている!!
トモたちの暮らす八巻市(やまきし)は、どうやら巨大ネズミやクマやウサギがしゃべる不思議な世界と交差してしまったようだ。そして、母さんはこの世界のラクダのキャラバンを引いて、あるものを日吉山の展望台にとどける約束をしていたのに、ふたつの世界のどこかにまぎれこんでしまったみたい。
トモは、母さんの代わりにキャラバンを引いて、母さんをさがす旅に出ることにした。
【対象:小学上級以上】

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凄く楽しめました!

真夜中の冒険!わくわくします。
このキャラバンを引けるかと言うと、私にはできない!と思うのですが、でもお母さんやお兄さん、トモが羨ましくも思えて不思議な気持ちです。
無事に終えられたら本当に、宝物のような一生の思い出になるだろうなぁ(^^)

#感動する #ドキドキハラハラ #共感する

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2023年11月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

僕は上杉智則、小5。最近、母さんが変だ。ぼんやりしていたり、出不精なのに、なんか内緒で出かけていたり。
父さんが出張でいないその日、夕食を終えて風呂あがり、暗い台所で牛乳を取り出そうとしたとき、肩をたたかれた。巨大なネズミ(イラストでは主人公より少し大きいくらい)が、肩をたたいて、話しかけてきた!しかも母さんの名前「ゆみえ殿」はどこにいるのかと聞いてくる。
なぜか母さんはいない。だけど巨大ネズミは、何かを知っているようだ。そして時間がないとカップボードから窓の向こうへ行ってしまいそうになる…ところで、ぼくはしっぽにとびついて、ひきずられて、
今と似てるけど違う世界に来たのだ。

ネズミは前殿と呼ばれ、その他にも熊は月殿、黒いワンピースの女の人もいた。こっちの世界では、話せる動物とそうでないものがいるようだ。そして、母さんはこっちの世界に来た事がある、それだけでない。キャラバンを引き連れて成功した勇者だと言う。
でも、今日、母さんがするはずの仕事があるのに母さんはいない。仕方ないから「ご子息」の僕が、母さんのかわりにラクダのキャラバンを引き連れてあるものを運んで欲しいと言う。

ちょっと怖がりで頼りなさそうな主人公が、一晩の冒険をする。
盛りこみすぎず、自分の街の別な様子を見て、勇気を持てて、礼儀ただしくして…
お母さんが勇者だったってのが意外だった楽しい物語。

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2020年09月10日

Posted by ブクログ

いなくなったお母さんを探してキャラバンをひくことになったトモ。ネズミやクマがしゃべったり、橋守や幽霊と話したり…。応援したくなるファンタジーだった。

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2020年08月07日

Posted by ブクログ

キャラパンを率いて出発するまではおもしろく読めましたが、出発してからはちょっと強引な展開のような気がして残念。

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2021年08月18日

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