大江健三郎のレビュー一覧

  • われらの時代

    Posted by ブクログ

    これは約45年前に書かれた本だが、現在の若者の生き方、そして彼らがどのように人生を捉えているか、ということを端的に言いあててる!僕たちは死なない程度に生きていて、その惰性につきまとう倦怠感にイライラして、でもなにも自分のしたいことが出来なくて、でも死ぬのは怖いから、生きている。この小説に出てくる三人の若者も、今の若者も一緒だ。それでも世界は進行していく。

    0
    2009年10月04日
  • 遅れてきた青年

    Posted by ブクログ

    文学小説の面白さって共感と、更なる発見だとおもうんだけど、この本にはそれが詰まってた。
    普通の大人はもう忘れてしまっているような、幼少期に感じた懐かしい記憶を忘れずに持ちつづけているという事も、作家にとって大切な要素だと思うけれど、そんな懐かしい記憶を呼び起こし、共感、更なる発見もさせてもらえて充実、満足。
    内容的に時代はまるで過去のものになってしまってはいるけれど、無理なく現代に、自分自身に置き換えて読む事が出来た。

    0
    2009年10月04日
  • 言い難き嘆きもて

    Posted by ブクログ

    71
    大江さんの小説はやたら小難しいけど(失礼)
    エッセイは読みやすい
    そういうものなのかな?

    0
    2009年10月04日
  • 取り替え子

    Posted by ブクログ

    読み終わるまでにだいぶん時間がかかった。

    義弟吾良の自死がテーマ。

    彼の作品は初期のものとごく最近のものしか読んでいなかったので、それらをつなぐ道筋が類推できて興味深かった。

    センダックの絵本は子ども達に読んで聞かせ、親しんできた絵本作家だが、千樫の、自分の手元にぐいと引き寄せた解釈には共感できた。

    作成日時 2007年07月03日 19:24

    0
    2009年10月04日
  • 日常生活の冒険

    Posted by ブクログ

    大江健三郎デビュー。
    なんでこの人がノーベル賞とったのか?ずっとわからず気になってた。俺がモノを知らなさ過ぎるだけかもしれないけど、広く世に知られるような名作ってそんなにあったっけ?とゆー。直木賞てすごいんだろけど直木て誰?みたいな。
    しかしよかった・・・。とてもよかった。。。
    オススメです。

    0
    2009年10月04日
  • あいまいな日本の私

    Posted by ブクログ

    断定的すぎて意味のわからない所はあるものの、芸術に対する言及は興味深かった。「芸術家は私達が今まで知らなかった新しい世界を見せてくれる仕事」。芸術の意味がやっとわかった気がした。

    0
    2009年10月04日
  • ヒロシマ・ノート

    Posted by ブクログ

    今はもう、戦後ではなくて戦前なのだという話を聞いた。
    そういう世界で読む1965年の大江さんの静謐に満ちた、けれどとても力強い文章が隅々まで行き渡る。
    『われわれがこの世界の終焉の光景への正当な想像力をもつ時、金井論説委員のいわゆる《被爆者の同士》たることは、すでに任意の選択ではない。われわれには《被爆者の同士》であるよりほかに、正気の人間としての生き様がない。』
    何も出来ないと思う前に、一冊本を読むことはできる。

    0
    2009年10月07日
  • 新しい文学のために

    Posted by ブクログ

    現代の文学理論が非常に平易に解説されている良書。
    理論関係はいろいろ読んだけど、いまいちまだ頭の中で整理がつかない、という方にオススメ。

    0
    2009年10月04日
  • われらの狂気を生き延びる道を教えよ

    Posted by ブクログ

    時代の疾走感を感じる、難解さは日本トップクラスの暗号小説群。
    「みずから我が涙をぬぐいたまう日」とセットでどうぞ。

    0
    2009年10月04日
  • 「雨の木」を聴く女たち

    Posted by ブクログ

    どこへも行かない、どこへも行けない.
    久しぶりに読んでみたら、前と同じように凹みました.
    We never learn.

    0
    2009年10月04日
  • 遅れてきた青年

    Posted by ブクログ

    兵隊として死ぬことを夢見ていた少年に、終戦によって刻み込まれた「自分は遅れてきた」という絶望感。日本における“ロスト・ジェネレーション”の青春、戦前派or戦中派でも、戦後派でもない狭間の世代の喪失感…。あくまで主人公の視野に映るもののみを語る主観的な文章なのに、同時にどこまでも客観的な語り口が貫かれていて、そのひりひりとした緊迫感に引き込まれる。

    0
    2020年12月18日
  • 空の怪物アグイー

    Posted by ブクログ

    ・・・これを読むと、子供の頃に読んだ時に気分がドーンと沈み、具合が悪くなってしまった思い出が蘇って来ます。
    ちなみに「空の怪物アグイー」は大江健三郎の親友であった作曲家の故武満徹をモデルに書かれた物です。

    0
    2009年10月04日
  • 持続する志 現代日本のエッセイ

    Posted by ブクログ

    思い返せば10代の一時期、そう思春期の頃、私はこの本を枕にして過ごしていたことがあった。若かったのかなあ・・・。でも志はいつまでも持続し続けたいものです。

    0
    2009年10月04日
  • 個人的な体験

    Posted by ブクログ

    面白かったけど、読み進めるのに時間がかかった。読みにくいのもあるし、なかなか展開が進まないのもある。。

    とはいえ3-4冊読んでやっと大江健三郎ワールドの輪郭が掴めてきた気がする。もうしばらくはオーケンワールドにハマりそうだなー

    0
    2026年08月18日
  • 死者の奢り・飼育

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「死者の屠り」
    「物」になる過程と、「人」が産まれる前の描写が印象深い。死と生のあわいに位置することとなった語り手が、生者の幾つもを死側から向ける冷ややかな目線が妙に生々しくて、良かった。

    「飼育」
    捕虜となった黒人と、語り手含む少年少女との関係は、飼われる者と飼う者であった。それは事実としてあって、子供は彼をいかにも「人間的」な生き物として扱い、子供と同じ遊びに混ぜて快楽を得た。硬い表皮の外からやってきた自身らとは異なる生物は、子供の関心を総なめするには充分で、加えて飼育する立場にあるのだから、尚更だろう。人々は、捕虜という立場を忘れ、愛玩対象として黒人を扱うことに慣れてしまった。本来の彼

    0
    2026年08月17日
  • 死者の奢り・飼育

    Posted by ブクログ

    初の大江健三郎
    芥川賞受賞した「飼育」を読みたくて購入
    6編の短編集
    すごく印象に残ってるのは「人間の羊」
    登場人物全員狂ってる!善意の塊だった教員も、執拗に付き纏い恐ろしい

    人間の醜さが詰まった本でした
    とても湿っていて臭くて汚い人間達

    0
    2026年07月18日
  • 水死

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    内容からわかるように、本作は著者の体験を交えた私小説で、幼少期に亡くなった父親の謎、母親の形見、また自身の息子との向き合いと、自身の家族をめぐる話である。

    0
    2026年06月25日
  • 日常生活の冒険

    Posted by ブクログ

    あんまり心になにか残る系統の作品ではなかったけど、大江さんは描写力が高いので、破天荒な齊木犀吉の生き様を自分が目の前で観ているような感覚でジェットコースター的に楽しめた。
    まさに冒険的な小説

    0
    2026年06月15日
  • 性的人間

    Posted by ブクログ

    内容は時代を反映してるし面白かったりしたんだけど、風景描写とか余計なことが書いてなくて、一文でも読み飛ばして理解を怠ると分からなくなる密度がなれなかった

    0
    2026年06月14日
  • 個人的な体験

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    半自伝的な小説なのに、主人公をこんなに醜悪に書けるのはすごい。こんなにもドクズなのになんか納得してしまう感、、、自分の中の悪がチラ見してくる気がする。ただ、なぜ最後彼は勇敢になる決断が急すぎて火見子と一緒に置いてかれた気持ちがした。

    0
    2026年05月16日