高橋洋一のレビュー一覧

  • 「借金1000兆円」に騙されるな!暴落しない国債、不要な増税(小学館101新書)

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     借金1000兆円というが、その実体はどうなのか?
     どういう対応が良いのか?
     今巷で言われていること(国債が暴落する、日本が破綻するなど)の何処が問題なのか。
     日銀の考え方

     等々が書かれているが、この著者が言いたいことは次の二つだろうね。

     第一には
     「言いたいことがあるならデータを示せ!」

     データ。つまり、過去の蓄積だ。
     現在のシミュレーションも含むと言いたいが、シミュレーションなど過去の蓄積があるから出来ることで、これも過去の蓄積に含むと言うべきだろう。

     著者は
     「人間は忘れやすい生き物で、そのとき、その場で自分の都合のいいように考えてしまう。今まではそうだったか

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    2013年11月24日
  • こうすれば日本はもの凄い経済大国になる 安倍内閣と黒田日銀への期待と不安(小学館101新書)

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    面白い新書だった。恨み節と過去の話が中心だった浜田宏一さんの本より読みやすかった。

    リフレ派じゃない人に読んで頂いて評価やレビューを見てみたい。

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    2013年09月12日
  • 統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる

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    統計や確率を使った数字を良くみせる手法を理解できた。東日本大震災を財政面からみる視点はやや専門的なため、財政の知識を自分でつけないと理解しにくいかもしれない。

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    2013年04月18日
  • アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる

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    経済は、予想で動くものであり、『実質金利=名目金利-予想インフレ率』となる。すなわち、「人々の予想」が大きなウェートを占める。名目金利がゼロであっても、予想インフレ率を高めることができれば、実質金利はもっと引き下げることができる、ということが本書のポイントかな。
    結局、今年のGDPはどうなるのでしょう。

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    2013年04月06日
  • 日本の大問題が面白いほど解ける本~シンプル・ロジカルに考える~

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    なかなか自分で考えるということは難しいもので、
    考えているつもりになっているだけかもしれません。

    読んでなるほどと思うことが
    正しいことなのかわかりませんが、
    なるほどがいっぱい詰まっている本です。

    理系頭の私には
    シンプルにコストベネフィット分析というフレーズは
    とてもわかりやすい。
    コストはいくらですか?
    ベネフィットはいくらですか?
    じゃぁ比較してやりましょう、
    やらんときましょう。

    基本的にただこれだけ、
    これに反論する余地はないといえましょう。

    2010年発行なので
    民主党の政策にたいすツッコミなのですが、
    だからといって考え方の中身は風化するものではありません。

    年金問題

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    2013年02月27日
  • 増税は誰のためか

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    身近な税金である消費税。この税率アップが妥当かを旧財務官僚や経済学者等が分析している。
    消費税の増税をめぐる議論の中で、政治をいかに私達が、政府に丸投げしていたか気付かされた。

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    2013年02月06日
  • 統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる

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    高橋氏の本にしては非常に分かりやすい部類に入るかな。
    確かに統計の考え方は重要ですね。ただ数字だけみても、出し手の意図にはめられる可能性が高いので、その数字の裏づけや成り立ちまで踏み込んで読み取らないといけないね。スタティスティック・リテラシーとでも言おうか。

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    2013年01月20日
  • 「借金1000兆円」に騙されるな!暴落しない国債、不要な増税(小学館101新書)

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    ネタバレ

    デフレ脱却のためには、お金を刷って日銀に国債を引き受けさせるのがいいというのが著者の主張。インフレターゲットの導入を行っていないのは先進国では日本だけということです。また、財務省が増税を煽る理由、日銀がインフレターゲットの導入を拒み、また国債の引き受けを拒む理由も述べられている。

    この著者と同様の主張をしている浜田宏一氏、岩田規久男氏の本も読んでみたいと思いました。

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    2013年01月05日
  • 日本経済のウソ

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    【ソーシャルライブラリーから引っ越し中】
    高橋洋一氏の第三段。彼の主張を信じるとすると、日本銀行という存在に俄然興味がわいてきた。今後、日銀に関する本を読み漁ってみる予定。
    ところで、この高橋氏は特別会計の埋蔵金を暴露した人でもある。

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    2013年01月04日
  • バランスシートで考えれば、世界のしくみが分かる

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    【BS】数字から始める(定量的)議論が定性的議論よりもはるかにシンプルであるが、数字の扱い方次第によっては議論が全く進まなくなってしまう。本書は、経済政策における数字の粗雑な扱われ方について、バランスシートを作りながら説明している。負債の数字ばかりに注目した政策提案のおかしいところをBSを用いて丁寧に説明されており、非常に分かりやすい。

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    2012年11月04日
  • 統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる

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    【統計】【経済】タイトル通り、統計/確率を用いた考え方から、メディアで報じられている経済政策や数字の煩雑な扱われ方を暴いている一冊。個人的に好きだったのはベイズ統計に関する章。確率で王道なのは客観確率であるが、主観確率を基本としているベイズ統計を分かりやすい例で説明してくれており、一人一人がこのベイズ統計の考え方を身につければ数字に対する耐性が身に付くだろうなと感じた。

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    2012年10月20日
  • グラフで見ると全部わかる日本国の深層

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    本書を読むと、一般国民は、マスメディアの報道を本当だと思いがちだが、産業界最大の既得権益者たちであるマスメディアの報道は、日本記者クラブの弊害もあって官僚たちの情報操作に活用されている面が多々あるということがわかる。

    消費税増税問題、デフレ問題、TPP問題など、何が真実なのか、というよりも何が一番納得性が高いのか、高橋氏のような論者の本を読むのも、自分の思考の手助けになるので、お薦めしたい。

    グラフによるプレゼンについては、個人的には、良くも悪くも、どちらにも情報操作に使えるわけだから、グラフを使ったからといって、より真っ当な主張になるとは思えない。

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    2012年09月12日
  • グラフで見ると全部わかる日本国の深層

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    消費増税は必要ない!?新聞やTVしか見ていない人から見たならば、まったくの笑い話にしか聞こえないだろう。

    元財務官僚であり小泉内閣時に政府の要職も歴任した高橋氏は財務省の裏側を知り尽くした、数少ない論客だ。

    膨大なデータや数字、グラフ、で増税する必要性のなさを説明するその姿勢に、感情的な好き嫌いが入り込む余地はない。

    その他、日本は破綻寸前との報道は間違いである、とか通貨供給量の少なさがデフレの原因である、と独自の視点から持論を展開する。

    人が人を判断するとき、一面だけ見て判断する人はほとんどいないだろう。

    しかしこと政治や経済の問題になると人はマスコミの一面的な報道を鵜呑みにする。

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    2012年08月07日
  • 日本経済のウソ

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    ネタバレ

    今、日本はGDPの7%、35兆円にのぼるGDPギャップを抱え、高失業率とデフレに苛まれている。政府・日銀の財政・金融によるマクロ経済政策は一刻の猶予もない状況下にある。ところが、日銀はと言えば保身、プライド、つまらぬ内規に拘泥し金融緩和を怠りデフレを野放しにしている。官僚も国益そっちのけで省益の追求、天下り先の確保、権益の拡充に奔走するばかり。民主党政権にいたっては官僚の暴走を止めるどころか、右往左往し日に日に言い包められているような有様。さらには、前政権で進めた郵政改革さえ後退させ揺り戻し我田引水に暗躍する亀井静香など旧来型代議士の跋扈。危機感の欠片さえも持ち合わせていない我利我利亡者らに国

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    2012年07月03日
  • バランスシートで考えれば、世界のしくみが分かる

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    ネタバレ

    基本的なバランスシートの解説に始まりバランスシートという視点で特別会計、国家財政、金融政策、特殊法人を分析。果ては国際政治までバランスシートで解説。政府仕分けが全く手ぬるく官僚の思う壺にはまってしまっていること。日本の借金1000兆円は世界一、他方、資産700兆円も堂々の世界一であること。日本の年金はバランスシートで成り立っており破綻はあり得ないこと。金融緩和も行わず全く無駄に溜めこんでいる外為準備金。バランスシートというこれまでになかった視点で新たな世界を切り開いてもらった。新鮮な感動をもって読んだ。

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    2012年07月01日
  • 統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる

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    似たようなタイトルの本は何冊も出ていて、「世論調査はサンプリング内容に要注意」「棒グラフは縦軸の数字に注意」のレベルのものが多いけれど、この本は、そこよりはもう少し深いところを指摘してくれている。数学・統計をバックグラウンドに、大蔵省や官邸での現場経験もあって「信頼できる」感が強い。


    「主観確率 vs 客観確率の使い分けが大切」という点や、ベイズの定理を丁寧に説明してくれていた点は、ためになった。後者をこうやってわかりやすく説明する書籍にはなかなか出会ったことが無い。


    後半は、タイトルとは関係なく、震災復興や原発対応で政権や官僚組織を批判しつつ、建設的な私案を語るという内容。やっぱり「

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    2012年05月21日
  • 「借金1000兆円」に騙されるな!暴落しない国債、不要な増税(小学館101新書)

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    理系経済学者の高橋洋一氏の著書。

    文系経済学者や文系コメンテーター、財務省、政治家、官僚、格付け会社、日銀へのクリティカルな記述が面白い。

    破綻の定義、暴落の定義が曖昧だと云う指摘は正しいと思うし、彼の主張からは多くの日本人はマスコミ(政治家、官僚、財務省)からの扇動に流されてるのかとも考えられる。

    ただ、This Time Is Differenceから引用し過ぎ(笑)

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    2012年05月19日
  • 増税は誰のためか

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    いやはや、財務省のデタラメさに驚き、野田政権の不甲斐なさに落胆し、私はどうしたら良いのか途方に暮れました。(;´д`)
    貧乏非正規母子家庭は、ふんだくられるだけなのか?税金を払ってるという実感は、湧きませんが何か?払うばかりで、公共サービスは、大して受けられないという…。

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    2012年04月24日
  • 「借金1000兆円」に騙されるな!暴落しない国債、不要な増税(小学館101新書)

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    全体的に面白かった。だが、著者の主張に「?」的なところもある。

    もっと国債について知りたい人は「国家は破産する(THIS TIME IS DIFFERENT)も読むべき。

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    2012年04月23日
  • バランスシートで考えれば、世界のしくみが分かる

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     以前より国家としての金の出入りについては興味があり、それが人の目に触れないのは、白日にさらされると困る人間がいるからだろうと思っていた。
     本書は、バランスシートという形で、まさに人目に触れない国の資産を指摘しており、国家の財政に対するもやもやを晴らしてくれた。
     本日、消費税増税の大綱が閣議決定され、今後法案が提出されようとしているが、政治家も含め有権者は、このバランスシートを知る権利があり、そのうえで自分たちが収める税金の集め方・使い道を考え直すべきである。
     この本の内容が本当に正しいかどうかも含め、国民の議論の俎上に載せることを望む。

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    2012年02月18日