高橋洋一のレビュー一覧
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本書を読むと、一般国民は、マスメディアの報道を本当だと思いがちだが、産業界最大の既得権益者たちであるマスメディアの報道は、日本記者クラブの弊害もあって官僚たちの情報操作に活用されている面が多々あるということがわかる。
消費税増税問題、デフレ問題、TPP問題など、何が真実なのか、というよりも何が一番納得性が高いのか、高橋氏のような論者の本を読むのも、自分の思考の手助けになるので、お薦めしたい。
グラフによるプレゼンについては、個人的には、良くも悪くも、どちらにも情報操作に使えるわけだから、グラフを使ったからといって、より真っ当な主張になるとは思えない。 -
Posted by ブクログ
消費増税は必要ない!?新聞やTVしか見ていない人から見たならば、まったくの笑い話にしか聞こえないだろう。
元財務官僚であり小泉内閣時に政府の要職も歴任した高橋氏は財務省の裏側を知り尽くした、数少ない論客だ。
膨大なデータや数字、グラフ、で増税する必要性のなさを説明するその姿勢に、感情的な好き嫌いが入り込む余地はない。
その他、日本は破綻寸前との報道は間違いである、とか通貨供給量の少なさがデフレの原因である、と独自の視点から持論を展開する。
人が人を判断するとき、一面だけ見て判断する人はほとんどいないだろう。
しかしこと政治や経済の問題になると人はマスコミの一面的な報道を鵜呑みにする。
真実はあらゆる角度から見て見えてくるものだ。それについて賛成反対の意見を述べる人々の話に耳を傾けてこそ実態が見えてくる。
高橋氏の意見も真実を見極める上で、参考になるものと思われる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今、日本はGDPの7%、35兆円にのぼるGDPギャップを抱え、高失業率とデフレに苛まれている。政府・日銀の財政・金融によるマクロ経済政策は一刻の猶予もない状況下にある。ところが、日銀はと言えば保身、プライド、つまらぬ内規に拘泥し金融緩和を怠りデフレを野放しにしている。官僚も国益そっちのけで省益の追求、天下り先の確保、権益の拡充に奔走するばかり。民主党政権にいたっては官僚の暴走を止めるどころか、右往左往し日に日に言い包められているような有様。さらには、前政権で進めた郵政改革さえ後退させ揺り戻し我田引水に暗躍する亀井静香など旧来型代議士の跋扈。危機感の欠片さえも持ち合わせていない我利我利亡者らに国富、国民は食い物にされ続けている。せめて日銀だけでもまともな行動をとってくれればと願うのだが。新聞紙上の白川総裁の澄ました横顔が何とも恨めしい。
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Posted by ブクログ
似たようなタイトルの本は何冊も出ていて、「世論調査はサンプリング内容に要注意」「棒グラフは縦軸の数字に注意」のレベルのものが多いけれど、この本は、そこよりはもう少し深いところを指摘してくれている。数学・統計をバックグラウンドに、大蔵省や官邸での現場経験もあって「信頼できる」感が強い。
「主観確率 vs 客観確率の使い分けが大切」という点や、ベイズの定理を丁寧に説明してくれていた点は、ためになった。後者をこうやってわかりやすく説明する書籍にはなかなか出会ったことが無い。
後半は、タイトルとは関係なく、震災復興や原発対応で政権や官僚組織を批判しつつ、建設的な私案を語るという内容。やっぱり「復興財源は国債発行+日銀引き受けで」案、この点では100%アンチ財務省、という立場はtwitterやアゴラでもおなじみ。 -
Posted by ブクログ
以前より国家としての金の出入りについては興味があり、それが人の目に触れないのは、白日にさらされると困る人間がいるからだろうと思っていた。
本書は、バランスシートという形で、まさに人目に触れない国の資産を指摘しており、国家の財政に対するもやもやを晴らしてくれた。
本日、消費税増税の大綱が閣議決定され、今後法案が提出されようとしているが、政治家も含め有権者は、このバランスシートを知る権利があり、そのうえで自分たちが収める税金の集め方・使い道を考え直すべきである。
この本の内容が本当に正しいかどうかも含め、国民の議論の俎上に載せることを望む。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ難しくて全部を把握しきれていないのですが、著者が言いたいのは、次の4つにまとめられます。
①日銀は、国債などの購入により量的緩和を行い、バランスシートを拡大させれば、デフレから脱却できる。
②中央銀行の独立性は『手段の独立性』であって、『目標の独立性』はない。中央銀行に目標を与えるのは、政治の責任である。
③名目4%成長できれば、財政問題はかなり解決する④日銀に対して適切なインフレ率の目標を与えてあげる。
④民営化しないと郵政は破綻する。
簡単にまとめたので著者の主張を全部酌んでいるのか心配ですが……
日銀に対する批判がとにかく凄い。しかし批判するだけでなく具体策をちゃんと提示しているので説得力はあります。
経済学部出身の僕が本書を理解できないのは全くもって残念です。
浅学非才さを痛感しました。もっと真面目に経済の勉強をしていれば良かったと後悔しています。
郵政民営化については、本書では分かりづらいところもあるので、細野真宏『カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 銀行・郵貯・生命保険編』をお薦めします。これを読めば、民営化の意義が良く分かります。
かなり過激な発言、内容になっているので、本当かなぁ?と首をかしげるところもありますが、震災の影響もあって、今後は量的緩和策は避けられないと思うし、そうしないのなら日銀は要らないとも思います。よって、今後の日銀の動きには注目です。そして、十分な量的緩和を行えば、インフレになるので、増税ありきで議論が進んでいる今日の政治には辟易します。
とにかく増税反対(笑)! -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
世界一簡単な金融政策の入門書。
数式を使わず、平易に、高校生でもわかるようにした。
なぜ今、金融政策が重要なのか、財政政策だけではダメなのか、そして、なぜ金利を上げてはダメなのか、本書を読めば理解できる。
[ 目次 ]
第1章 金融政策とは
第2章 金融政策の理論的根拠
第3章 物価とは―原油高騰で物価は上がるのか?
第4章 インフレ目標
第5章 金融政策と株価の関係
第6章 金融政策と為替
エピローグ 世界同時不況にどう立ち向かうか
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]