高橋洋一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ難しくて全部を把握しきれていないのですが、著者が言いたいのは、次の4つにまとめられます。
①日銀は、国債などの購入により量的緩和を行い、バランスシートを拡大させれば、デフレから脱却できる。
②中央銀行の独立性は『手段の独立性』であって、『目標の独立性』はない。中央銀行に目標を与えるのは、政治の責任である。
③名目4%成長できれば、財政問題はかなり解決する④日銀に対して適切なインフレ率の目標を与えてあげる。
④民営化しないと郵政は破綻する。
簡単にまとめたので著者の主張を全部酌んでいるのか心配ですが……
日銀に対する批判がとにかく凄い。しかし批判するだけでなく具体策をちゃんと提示 -
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[ 内容 ]
世界一簡単な金融政策の入門書。
数式を使わず、平易に、高校生でもわかるようにした。
なぜ今、金融政策が重要なのか、財政政策だけではダメなのか、そして、なぜ金利を上げてはダメなのか、本書を読めば理解できる。
[ 目次 ]
第1章 金融政策とは
第2章 金融政策の理論的根拠
第3章 物価とは―原油高騰で物価は上がるのか?
第4章 インフレ目標
第5章 金融政策と株価の関係
第6章 金融政策と為替
エピローグ 世界同時不況にどう立ち向かうか
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセ -
Posted by ブクログ
・「世界標準」から外れた日本でしか使っていない「おかしな」考え方(仕組み)を見直そうというのが著者のスタンス。
例)高速道路の無料化 →料金を細かく設定して、利用料をコントロール(ETCを上手に活用)
新規国債発行額、国債依存度 →プライマリー・バランス
→確かに食料自給率のカロリー換算だとかも同類に思える
・年金を賦課方式から積み立て方式に移行するのは無理
→社会保障個人勘定(口座)を創設して、個人単位で税金、年金、医療、介護、生活保護などをひっくるめたシステムを作るべき。(社会保障番号の導入が前提)
→個人単位で、所得の補足の精度が上がる為、法人税は下げても良い(法人税と -
Posted by ブクログ
多くの人が現在の日本経済低迷の原因をアメリカのサブプライムローン破綻によるものだと考えています。ところが、実際サブプライムの影響は極僅かにすぎず、日本経済で円高・株安をもたらしているのは日本の金融政策の失敗であると書かれています。金融政策の基本として、中央銀行(日本であれば日銀)が金利を上げる(金融の引き締め)と世の中に出回るお金の量が減り、お金の価値が上がるデフレの状況になり、また金利を下げる(金融緩和)と世の中に出回るお金の量が増え、お金の価値が下がるインフレの状況になります。2006年3月に日銀は、2001年3月から続けていた金融緩和をやめ金融引き締めの態勢へとシフトチェンジしました。著
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全体的な評価としては、読みやすい本だったように思う。
この本は約30程度の政治トピックスに関して解説や著者の意見が述べられているのだが、
1:個別トピックスの説明はわかりやすく、また自分の意見を基準を示して述べているので読みやすかった
2:大きな構成として、トピックスが五月雨式だったりレベル感がバラバラだったので、全体像をとらえるのが難しかった(もしかすると無いかも)
文章の書き方としては、民主党の政権獲得以降の政治的なトピックス(高速道路無料化や子供手当などの財政トピックスから成長戦略)に対して、マスコミが取り上げるような国民視点の疑問をスタート地点として、著者の解説とそれに対する意見・視 -
Posted by ブクログ
財務省の天敵高橋洋一先生の一冊。
毎度呆れ返るばかりの高級官僚。財務省。保身と自分たちの利益最優先。分かってやってるのか馬鹿なのか、本当に信じて間違ってるだけなのか。
もうがっかりしすぎて、何も変えられる気がしない。
それこそ、未曾有の大事件でも起きないとなのだが、最強のバカの壁マスコミがまた官僚の天下り先で害以外の役に立たないから話にならない。
ヤダヤダ。
ただ高橋先生。お年のせいか、現場離れて長いせいか、故森卓先生の晩年に通じるような怨念に近いものを感じたのがちょっと気になった。
MTT理論にも触れてて、ご本人は以前から違うと言ってるのに、一部界隈では確か先生を含んで論じる人たち