高橋洋一のレビュー一覧
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高橋氏の本は今までに40冊以上読んでいます、今回は高橋氏の最新本です。内容は今までの著作に書かれていた内容と重複している部分も多いですが、大事なポイントなのでこの本で復習させてもらいました。日本の官僚機構のエリートである財務省が日本の行先を決めているようですね、それに争おうとした総理は今まで数名のようで、殆どの方は全てお膳立てしてくれる財務省に従っているようです。
これをヨシとしなかった高橋氏は立派だと思いますが、彼ほどの能力を持っていなければ独自路線を貫くのは難しいのだともわかりました、社会人生活を30年以上経験した者として。日本の本当の姿を具体的な数字で示してくれ続けている高橋氏の発信す -
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我々が暮らしている日本の問題といえば、何より少子高齢化に伴う労働人口の減少であったり、国が抱えている債務の問題などが思い浮かぶ。バブル崩壊後、日本は失われたウン10年という言葉をよく耳にするが、私も社会に出てから就職氷河期や年金の記録の問題、今は職場に全く人が足りず、労務管理もギリギリラインで毎日働いて寝るだけの生活になっている。自分の残りの人生について「余生を楽しく」なんて考える暇すらない。これもこの世に何の為に生まれた問題だと認識する。最近の物価高には、多少の給与アップも追いつかず、深夜のスーパーで半額割引シールを見つけると、宝物でも見つけたような喜び=少しの幸せだけが束の間私の心の癒しと
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20年以上お世話になっている高橋氏による最近で出された本です、定年退職から1年以上経過した現在、世の中に流れる「お金のニュース」には耳を傾けざるを得ません、不安になる内容が多いです。そのニュースに関して、高橋氏が「真実はこうである」という解説をしてくれています
。30冊以上読んでいるせいか、重複している部分もありますが、その部分は重要な事柄という認識で読みました。今回も参考になる内容で、これらの情報を基に今後の生活の仕方を考えてみたいと改めて思いました。
以下は気になったポイントです。
・国民が期待した103万円の壁はどうなったのか、国民民主が主張する178万円は今回実現しなかった、自公 -
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挑戦的なタイトルである。財務省悪玉論は巷で流布されているが、実態を把握している人は少ないだろうと思われる。かくいう自分も断片的な情報だけで是非を判断している。著者は財務省に在籍し業務を通して内部の仕組みを熟知した経験と、得意の数学を駆使した分析から、観念的な議論に対し、合理的な説明を試みている。著者の弁によると、財務省から見ると不都合な真実を暴露しているようだ。本来は数式を交えた解説が望ましいが、数学アレルギーの読者が本書離れするため、図表による視覚的理解を誘う手法で解説している。そのため、数理的な理解を望む読者には、本当か?という疑念も残り、少し物足りない部分もあるかと感じる。ただ、本書を通
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高橋洋一氏の本は頻繁に出版されて、その度に目を通すことにしていますが、昨年(2024)3月頃に購入したこの本は読みかけになっていました、おそらく次の高橋氏の本を読んでいて忘れてしまったのだと思います。
2024年版であり、おそらく今年の分もそろそろ出版されることになると思います。トランプ氏が大統領になる前に書かれて本ですが、当選することを見越して様々な予測が書かれています。興味ある内容が盛りだくさんでした。
以下は気になったポイントです。
・IMFの分析によれば、日本の資産は100兆円ほどの資産超過、G7の中ではカナダについで2番目に良く、日本の財務状況はかなり良い(p23、69)
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Posted by ブクログ
ネタバレもうすぐ誕生日が来ますがまだ60歳です、新刊をチェックしている高橋氏の本が出たので読みました。この本は単なる地政学の解説本ではなく、地政学の意識を持って巷に溢れる情報を理解しなさい、という趣旨で書かれていると思います。
米国ではトランプ政権が開始され、予想以上の大変革が起きます。この機会を活かすも殺すも、それまでの準備と、今後起きる変化に上手に対応していくことが大きな差を生むことになると思います。この本に書かれていることを参考にして、自分の生き方を考える良い機会を与えてもらったことに感謝します。
以下は気になったポイントです。
・世界で起こっている事象を深く理解するための一つの視点が「地 -
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経済の理論についてざっくり知りたくて読みました。なんというか骨子は分かりやすく、信念を感じる本でしたが、極端に政府寄りの思想がちょくちょくにじみ出ていて、与党支持の自分もちょっと引きました。あまり人に勧めにくい本です。
・経済成長率が上がると失業率は下がる(オークンの法則)。経済政策によって失業者を減らし、経済成長を促す。国にできるのはここまで。賃金上昇はそのあとについてくる。なお、名目賃金の上昇と実質賃金の上昇の間には物価の上昇があるので、実質賃金は一時的に下がる。
・物価が上がれば、失業率は下がる(フィリップス曲線)。ただし失業率には下限がある(NAIRUという)。インフレ目標とは、こ