高橋洋一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日銀の緩和姿勢と言葉だけのごまかしを指摘している。高橋はほぼ15年前から日銀の量的金融緩和の「緩和」度について批判しているのでおなじみの批判になる。
高橋の類似書の中で本著の新しさは、リーマンショック後の金融規制をEUと米国の動きなどを紹介して、日銀に監督させるが適切かをも考えている点である。金融規制とゼロ金利下での金融「緩和」政策は、リーマンショック後の大きな経済的な関心事であるなか、高橋の指摘は、面白いものになっていると思う。
金融の監督を財務省が狙っているので、おそらく金融監督も財務省があの手この手で金融監督の権限を握り、郵政の再国有化も契機にして財務省は、郵政をも手中にしようとす -
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【書名と著者】
高橋洋一のファクトチェック2025 フェイクとおバカの見分け方
高橋洋一
【目的】
偏った日本の教育とテレビや新聞に触れていると、自然におバカになる。
なので、少しでも脱おバカを意図して本書を読む。
【読後感】
格付会社、学者さん、日本のメディアにエリート官僚と、一見権威のありそうな人たちが実はとんでもなく不見識で主張や政策はいいかげん。
日本の政府は誰のために、何のために政策を作っているのかと改めて腹立たしくなる。
【印象に残ったポイント】
・政治の失敗で国土荒廃と大増税へ
・天下りのために金利を上げ、銀行へ日銀当座預金で小遣いを渡す日本銀行
・報道とは異なるマトモなト -
Posted by ブクログ
高橋洋一先生の多岐に渡る講義。
日本、世界、財政、戦争、政治などわかりやすく解説。
でも、読むやいなや忘れてしまう。
何度も読む必要ありかな。
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目次などから
台湾有事と表裏一体
海底ケーブル危機
尖閣危機、違法ブイ
外国人の高額医療費
中国人学生スパイ
土地が中国に
中国製スマホ、ソーラー、エコカー
一筋縄では行かない米露
利権としがらみ
教育は将来への投資
経団連は24億の寄付をしても1兆の見返り
ライドシェアも既得権に骨抜き
立憲民主制、国民が一番
国民が権限を託すのに選挙で選ぶ
中国は共産党が一番 -
Posted by ブクログ
高橋洋一教、信者の私ですが、、、やっぱり高橋さんが「神童」だということがわかった。
多分、高橋さんは、会う人会う人「こいつ馬鹿だなぁ」と思っているはずだが、、、いつも、諦めず、努めてわかりやすく説明してくれるのがありがたい。
こんなにすごい人で、それなりの年齢、お立場にあるのに、偉ぶらない、自慢話ばかりにならないのは、流石だなぁと思う。
豊洲の地下水問題、理系の人ならこんな風に考えて、安全基準と環境基準は全く別で、環境基準を満たす場所は23区内にどこにもない!って理解できるんだね。。。マスコミは文系だから、大騒ぎしてワイドショーで連日報道。。。 -
Posted by ブクログ
今年(2025)始めに森永氏がお亡くなりになった今、財務省に対して否定的なことを本で述べることができるのは、この本の著者である高橋氏のみになってしまったと思います。官僚を辞職した後に、財務省の見解に準じていれば、悠々自適な天下り生活ができるのを蹴ってまで執筆活動などで生きていく覚悟を決めたお二人には頭が下がります。
新聞やテレビを見ていて、財務省の栄養がいかに大きいかを実感するこの頃です。私も還暦を超えてしまい、私より10歳程度先輩の高橋氏には今後ともお元気でいてほしいと思っています。
以下は気になったポイントです。
・基礎控除が低い(48万円)ということは、課税所得が大きくなる、日本は -
Posted by ブクログ
まとめて読める高橋洋一チャンネル、といった風の本。
動機は
森永拓郎→高橋洋一と興味を持ちYouTubeチャンネルを見たら竹を割ったような論調でわかりにくいことを明快に話す。そんな人が書いた本を読んでみたい。
なお、シリーズものの一冊、2024年版の意味は2024年の出版物。つまり、2024年を総括したものではなく前回版から今回版までのロットで何らかの記事(YouTubeチャンネルの原稿?)をまとめた断面であることは留意要。
印象に残った点
ファクトチェックと題して、時事のニュースを紐解く内容である。ここでポイントになるのが大きくは以下の4点。これは自分でファクトチェックする際に大いに活用 -
Posted by ブクログ
本書は経済や金融を易しい言葉で解説をしてくれており、ほんの少し学生時代に触れたことがある程度の知識でも十分に内容を把握できる。
著者の髙橋氏は、本で知識を得たら、後は一次資料を使い自身の頭で考えることが本当の勉強であると主張する。そのためには先例を調べ、海外のケースと比較することが必要だとも述べられているが、まさにインプットだけでなくアウトプットが強く求められる昨今においては分野を越えて読まれるべき著作であると感じた。
所々に苛烈というべきか、力が入っているような発言も見られるが、氏がこれまでの辛酸をぶつけている、そんな本気が伝わってきた。