高橋洋一のレビュー一覧
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どうすれば再び日本経済が成長するか知りたくて読書。
経済学科卒なのに経済が不勉強なので常に学び続けないと…。と反省から述べるが、1日本国民として1消費者として1経営者として、なぜ日本は30年以上も経済成長できないのか。
著者たちのような建設的な研究者がたくさんいるにもかかわらず。
そもそも市場経済とは、戦争とか自然災害とかで国土が荒廃しない限り、無策であっても右肩上がりで成長してくものとされる。
日本が30年も成長なしの横ばいなのは、経済や政治ではないまったく異なる抜本的な要因があるのではないかと勘ぐってしまう。
日本で経済が成長しているという体験はなかったが、それを生活拠点としていた中国で経験してしまったくらいだ。
MMTは勉強になった。
この章で名指しで糾弾されていた大学院の教授は、学者の前に人として問題があると思っているので読んでて爽快だった。
髙橋洋一氏は、金融政策とは雇用であると主張している。国家経済の成長を左右するマクロ経済とは、金融政策と財政政策のみだとシンプルに断言する。
それにしてもマクロ経済をまったく理解していない政治家が多いことは問題だ。
目先の選挙に勝つことを考えたらミクロに走るのはわかるけど、それでは、毎月、毎年のバランスシートへ目を配り、資金繰りがショートしないように経営するのでミクロになりがちな経営者と同じだ。
マクロ経済学の知識を広く増やすためにも勉強を積み重ねていきたい。
読書時間:約1時間5分 -
Posted by ブクログ
政府の持っている資産の利益の出る範囲で借金をしているだけであり、全くリスクのある国債発行は行っていない
そもそも国債は政府が発行するもの。政府が発行した国債は、民間か日本銀行が所有する。
現状の国債総額は1000兆円で、500兆円は日銀が所有している。日本銀行が得た利益は全て日本政府に収める決まりになっているため、実質的に政府が払う必要がある借金は500兆円ほど。日本政府は対外純資産を600兆円ほど所有しており、その利息で日本銀行以外に支払う必要がある500兆円の利息は相殺される。
→つまり現状では、政府の持っている資産の利益の出る範囲で借金をしているだけであり、全くリスクのある国債発行は行っていない
現在の借金の1000兆円までは日銀が買い入れ続けることも可能。
この資産側の話を財政緊縮派や財務省はしないため、借金が積み上がっているということに対しての危機感のみが煽られている。
ただ、今後政府が国債総額を600兆円くらい増やすと、さすがに一気にインフレ率が上がるらしい。 -
Posted by ブクログ
おすすめされた一冊。年金は国の福祉ではなく国が保証している「長生きのリスクに対する保険」である事。なるほど。そういう視点で言えば「損得」を考える視点は持たなくなりそう。「年金が危ない」と煽ることで得をする人々がいるって言うのもわからないわけではない。その人たちも企業利益と言う目的があるのだろうから。若い方にも是非読んでほしいですね。しかし、年金が破綻しない前提として、経済が成長して所得が増えることってあった。人口減少も所得増でカバーできるとあるが、これが書かれてから5年。一向に上向かない経済と所得。この問題からやっぱり不安になるのかも。別の本も読んでみようって気になります。
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Posted by ブクログ
「ヘッドピンを倒せば問題の7〜8割は解決できる」
マーフィーの法則やパレート分析やいろいろありますが核となる課題は全体の20%程度でその20%をやっつけたら課題の80%が解決すると言うものです。
核となる戦略的アジェンダ(課題)を探すのがリーダーの重要な役割なんでしょうね。
いまウチの仕事で何が核になってるかは僕が1番良く知ってると思います。
もう少し深く考えて課題探索をしたいと思います。
社会保障の問題を解決するヘッドピンは「歳入庁」
歳入庁構想はマイナンバー制度導入で一気に加速すると思います。
クロヨンやトーゴーサンが無くなれば収入増になりますし行政改革にもなります。
また給付付き税額控除を導入すれば生活保護もなくなるとまでは言わなくても不正受給問題は大きく前に進むと思います。
本書を読んで両先生の考え方がよく分かりました。
かなり面白かったです。 -
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橋下大阪市長の頃の本ですね
今読み返してみてもヤミ専改革とか厚遇問題とか公務員改革が大きく進んだ時期やったと思います。
今思い返してみても必要やった改革やなと思います。
他にも沢山のしがらみが断ち切れた時期でした。
まあその前の前の関市長の頃に進んだものをさらに進めたイメージやと僕は思ってます。
給料減らされたからみんな恨んでると思われてるかもしれませんが少なくない職員が支持していたと思います。
本書にもあるようにベーシックインカム(給付付き税額控除)が生保の不正受給対策と一緒に挙げられてます。
個人的には一緒には語れない問題かと思いますがどちらも必要な施策と感じてます。
住民投票は否決されましたが中身レベルで見ていくと現在進行形なんやなと思います。 -
Posted by ブクログ
私は来期から地方の新聞記者として働きます。22卒の学生です。ド文系です。
おそらくマスゴミと言われながら働くのでしょう。
でも、私はゴミと呼ばれるには理由があると思います。なぜ、高橋洋一はYoutubeでマスゴミだったり、鳩に餌をやるだったり、バカにするのでしょうか。と思い、本人の考え方を知るために読んでみました。
きっと社内で言っても受け入れてもらえないんだろうですけれど、数学はやはり客観的な判断ツールとして優れていると思いました。そして、高橋洋一が当時のコロナのことをさざ波といった理由もわかる気がします。
ただ、コロナ患者はいない方がいい。それは誰だって思うことなんだろうなと思います。
最後に。この本を読んでみて、少なくとも数2Bぐらいはできた方が生活に役立つし、できれば数3、その先も勉強してみたいと思いました。実際の事象に当てはめて、それを元に判断していくのが重要だと思います。そして、前提が変わったり式が変われば内容も変わるわけですが、その前提だったりにも目を向けたいと思いました。 -
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ミクロで起こっていることをマクロに適用しようとすると、ズレが生じることは、科学の世界でもありますが、経済でも(ちゃんとした理論を使えばそれも科学の1分野ですが)そうで、個人が家計において「借金は悪」とする感覚をそのまま持ち出し、「国際は悪」として「日本は借金まみれ」と嘆くことは、間違いであると言えます。本書は「リフレ派」として知られる高橋洋一氏が日銀とは何か、の基礎から説明し、過去に行われてきた日銀の行動をマクロ経済学の観点から一刀両断し、その理由となっている財務省の理論を否定するための学術的なキーワード(NAILU, フィリップス曲線、フィッシャー効果など…)を教えてくれる本です。
タイトルは編集者が考えたらしく、著者はそれに任せたと某ネット番組で語っていましたが、最後まで読むと日銀、財務省、マスコミ、財界の間の構造的な問題にたどり着きます。金融引締め、増税路線はこれらのどの人たちも得をするような形での駆け引きの結果なのですから。著者はそれらに立ち向かうためには正しい経済理論を身に着け、騙されないようにすることが大事と言っています。この本を編集者が良いのか、高橋氏の他の本よりも理解しやすくなっているので他の本と迷っていたらこれがおすすめです。 -
Posted by ブクログ
「さざ波」発言で一躍有名になった人くらいの認識でしたが、プロフィールには〝「霞が関埋蔵金」の公表や「ふるさと納税」「ねんきん定期便」などの政策を提案〟とあります。なかなか面白そうなので、読んでみることにしました。
残念ながら私は経済のことは全く素人です。ですので、この人の主張が正しいのかどうかはわかりません。でも、とても面白く読むことができます。いや逆に、素人の方が気軽に読めるのかも知れません。
ただ、物言いは穏やかではありませんね。例えば、p.199「しかし、頭の出来というものは、そう簡単には変わるものではない。こう聞いて頭にくる人もいるだろうが、天才は生まれながらに天才だろうし、凡人はいつまでたっても凡人なのだ。」とあります。本人もそのあと、「ひどい物言いだと思うだろう。」と言っています。こういう言い方が気になる人もいると思いますが、私はかえってこの方が主張が分かりやすいような気がしました。
私が面白いと思った節としては、
p.103 消費税は社会保障に適さない
私たちはまんまとだまされたわけです。社会保障のために使うと言われれば、仕方ないと思う心理を利用されたわけです。
p.147 マスコミは「一番おおもとの資料」にあたっていない
読むの大変ですし、時間もありませんからね。
p.153 「大暴落」「沈没」「崩壊」に漂う〝うさんくささ〟
しょっちゅう見かける言葉ですが…。
p.179 「ふんわりした理解」が誤解を招く
これは私も反省です。政治や経済の専門用語は、ふんわりした理解で済ませていました。
p.199 「川を上れ」「海を渡れ」このふたつでたいていのことはわかる
川を上るというのは時間を遡ること、海を渡るというのは海外の例を参照することです。そして筆者は、「私は本書を通じて、まずあなたに考える基礎となる知識を知ってもらい、それらを用いることで、最終的には自分なりに考えることができるようになってほしいと思っている。」と言っています。
私もこれからは、少しずつ自分なりに考えるようにしていこうと思います。
なお、YouTubeの「髙橋洋一チャンネル」で、この本に書いてあるような著者の主張を手軽に知ることができます。そちらもお薦めです。 -
Posted by ブクログ
141ページ
「マスコミの脳は小鳥の脳だから、それに見合う情報だけを与えておけばいい」
これが財務官僚の認識である。
マスコミが不勉強で自ら真実を探究しようとしないため、財務省が自分たちに都合の良い情報を、都合の良いタイミングで流したことに乗っかっている。
それがマスコミの真実。
筆者は上記の理由から、新聞は読んでいないそうです。
筆者の大蔵官僚だった経験から、表に出ない内情が書かれており、そこを知ると、世の中に溢れている情報が全て正しいわけではないことがわかる。
この本の最終章に「読者がこれからすべきこと」とまとめてあるが、「考える力」が問われると冒頭にあります。
この本は経済の勉強にと手に取ったのですが、筆者は経済の知識を発表したくてこの本を書いたのでなく、この最終章にある「考える力」を読書に伝えたく、筆を取ったのだとわかります。
情報は簡単に誰でも収集出来る時代ですが、それが全て正しいとは限らない。正しい情報とは何か?また正しい情報を持って、その先や、なぜ?を考えなければならないのだと痛感しました。
またこの章に耳の痛みの痛いことが書いてあります。
「自分の納税額すら知らない」おめでたさ。
私は納税額について全く意識がありません。手取り額だけに興味関心がある人は多いと思います。減税徴収されているので、納税の仕組みを知らなくても生きていけます。ただそれでいいのでしょうか?筆者はそこに意識を持つ様に提言されています。大事ですよね。。。
意識を変えよ!考えよ!
そんなことを強く筆者から訴えかけられる自己啓発本の様でした。
それと難しいこともわかりやすく書いて頂いており、何度も読み返したいと思える本です。