あらすじ
官僚の「リーク」や「情報操作」……。マスコミの「無知」や「煽り」……。騙されるな! これが国民を操る手口だ。森友問題、加計問題の「真実」から、著者自身の財務省&首相官邸での実体験まで、すべて語る衝撃の書。官僚たちは、自分たちの思う方向に状況をもっていくために、いかにメディアを操るか? マスコミは、なぜミスリードを繰り返すのか? 「明日の社説に書け!」。財務省では、上司からそんな命令が飛ぶ。実は財務官僚は、様々な手を講じて、思いのままに社説に書いてもらえるほどの「ズブズブの人間関係」をつくりあげているのである。官僚は、「リーク」や「改竄(かいざん)」「自爆テロ」など、様々な手法で情報を操作しようとする。そしてマスコミは、「政権を叩きたい」という思惑や、無知などから「フェイクニュース」にさえ手を染めてしまう。本書は、様々な「ニュース」の裏で、財務省はじめ官庁がどのような仕掛けをするのか、そしてマスコミがいかに間違えるのかを、「森友問題・加計問題」の真相分析や、著者の実体験もふんだんに交えながら紹介。驚愕の「霞が関とマスコミの癒着構造」を明らかにする、衝撃の書。 【目次より】●第1章 真実はいかに歪められるか――官僚とマスコミの罪と罰 ●第2章 いまだから明かす、財務省の「マスコミ操縦」 ●第3章 財務省とはまったく違う「官邸のマスコミ対応」 ●第4章 新聞・テレビの「特権」を奪え! ●第5章 データの扱い方を知らないマスコミ ●第6章 マスコミの「知識不足」はフェイクニュースの温床
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Posted by ブクログ
著者の業績・実績から得られたであろう迫力ある事実の香りがヒシヒシと感じられ、あっという間に通読できた著作でした。
数学科ご出身だけあり、数理とエビデンスによる推論は、圧倒的な客観性があり、どの部分を見ても合理的な説明であり私のような経済門外漢でも十分理解できました。
著述中にも有りましたが、恐らくご主張への反発も多く大変なことと推察いたしますが、著者の日本の将来への熱い想いは本物と感じ、今後も影ながら応援したいと思いました。
Posted by ブクログ
1章ではモリカケ問題での財務省・マスコミの失態、
著者のエビデンスに当たる時系列、またなぜ財務省が強いのか
2章では財務省の役人によるマスコミや学者の取り込み方
3章では官邸の役人独特の機密情報のガバナンスの仕方
4章では新聞社の4つの既得権益、電波オークション
5章ではマスコミによる選挙予想のバイアス
6章では財政破綻派のウソ、失業とインフレ率・国家財政のバランスシート
上記のことが述べられていて
非常に読み応えのある一冊である
Posted by ブクログ
政治家や官僚のスキャンダルは、このようにして「作られる」のだと感じました。
そもそも高橋先生も、スーパー銭湯のような所でハメられた経験をお持ちでしたよね。近い時期に、植草克秀さんも痴漢だったか何かで捕まりました。
都合の悪い主張をする人をつぶしていく国って、レベルが低いですね。とても残念です。
そんな国に住む私たちは、情報の本質をしっかり読み取るリテラシーがなければ流されてしまう。
アンテナ感度を高めないといけないなと思いました。
Posted by ブクログ
新聞の株式譲渡制限による特権階級化とその子会社のテレビも新規参入がなく特権化!
第4の権力とも言われるマスコミのガバナンスが全く効かない状態を国民は認識すべき!
ガバナンス不在という面で、特殊法人であるNHKが、最も醜悪と思っていたが、民放も五十歩百歩だということ。