高橋洋一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これはおもしろかった。仕事でいきなりMETIにきてしまい、官僚たちが財務省への予算要求説明に四苦八苦しているのを見ているが、こういう背景があったのかと知った。(財務省のほうが格上)
客観的に、財務省がどうなっているのか、国家財政がどうなっているか、モリカケ問題をどうみるか、学ぶことができる。
この人自身は、法案を作れる人として自らを世に(野党に?)売り出そうとしているようで、身の振り方が堅実だなと。(現政権をたたくだけでないところが現実的!?)
【官僚】
・作文が得意
・忙しいので面倒なことを嫌う
・縄張り意識が強い(省内、課同士でもも)
・省益第一主義
・財務省は、加えて「財政再建至上主義(収入を増やして支出を減らす)」
【システム】
・審議会システム(学者がよばれるが、裏ではポチとよばれる。なんとでもなる。)
・与党による「事前審査」を通過すると、党議となり、自民党員は国会で反対質問ができない。野党は数が少ない。よって、野党はあんなに意味のないパフォーマンスで時間をかせぐこととなる。
【出世コース】
・主計局主査―主計官ー主計局次長ー主計局長
【財政】
・霞が関埋蔵金
・各省庁に剰余金・積立金
【省庁との関係】
・課長級の主計官が概算要求を査定する
(省庁側は、ポストが上の局次長・局長クラスが対応)
・財務省の権力の源泉=予算編成権と徴税権、人事権(公務員の人数を決められる)
【提言】
・道州制導入⇒中央省庁スリム化 -
Posted by ブクログ
【こんな方におすすめ】
・日本郵政グループ社員
・日本郵政グループへの入社を検討している学生
・かんぽ生命のステークホルダー
【知っていたこと】
・かんぽ生命の不適切募集問題
・日本郵政グループの概要
・かんぽ生命と日本郵便の内部関係
【知りたかったこと】
・そもそもなぜ民営化が必要だったのか
・民営化シナリオの全体像とバックロジック
・なぜかんぽ生命の不適切募集問題が起きたのか
【知ったこと】
・民営化のオリジンは郵政3事業の持続可能性の危機
・民営化が進んだのは小泉・竹中・筆者の出会い
・総務省官僚・郵政官僚のロジック
・政治と経済の裏にある官僚の動き方
【率直な評価】
・民営化後に入社した私にとっては知らないことだらけだったが、深く頷く内容に溢れている
・一番驚いたのは、2015年初版当時から日本郵政グループや総務省の内部環境や文化は何も変わらず成長してないこと
・今般の不適切募集の問題の根源には、役所・役人文化が根強く残る企業文化と政治との関係性だと理解できた
・財務省と総務省、小泉純一郎と麻生太郎(現財務相)等の今考えると変に腹落ちする関係性を学んだ
・郵政民営化のグランドデザイナーが考えてたデザインと具体化されるストーリーを知ることができた
・未だにかんぽ生命社内には郵政民営化反対派が多いのが現状だからこの本の話は表立ってできないのが残念 -
Posted by ブクログ
巷で流布されている人口減少によっておこるとされている事象が本当におこるのか分析した一冊です。先進国である日本で起きている人口減少は、産めよ増やせよの時代と違い鮮明になってきていますが、その原因は今でも明確には解き明かされてはいないようです。個人的には、年金の問題が一番気にかかっていましたが、さほど気にするような問題ではないようです。他の問題でも移民に関しては、ただでさえ他国で問題になっているのに、日本で足りない労働者を補う為にわざわざ外国の移民を増やすというのは様々な問題を招きかねないということで、これは多くの専門家と同じく著者も反対しています。このように、人口減少に関して気になることが網羅されているので勉強になります。
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Posted by ブクログ
・戦後経済を総括、高橋洋一節全開で実に面白い。
・高度成長に通産省官僚の果たした役割は無い。敗戦後の有利な為替レートを梃子に民間企業の努力によるもの。つまり 有利な為替レート×技術力の向上→高度成長
・復興の最大の要因は朝鮮戦争特需。政策に非ず。
・国際金融のトリレンマ:「自由な資本移動」「固定為替相場」「独立した金融政策」 三者達成できないので、このうちの二者を選択。
・マンデルフレミング効果(1999年ノーベル経済学賞):固定相場制では財政政策を、変動相場制では 金融政策を取るべし。マクロ経済政策には、財政政策(徴税して公共投資)と金融政策しかない。
固定相場制とは、固定化するように激しく為替介入するもの。
・バブル時は土地や株の資産インフレであって物価上昇は加熱していない。資産インフレのみに手当すればいいものを、金融引き締めを行って失われたN十年を招来した日銀は無能。
・不良債権もインフレで解消していたのであり、
・経済に適度なバブルはつきもの。バブル時の対応策はあるので、恐れずにインフレターゲットを狙うべし。適度なインフレ=失業率低下
・リーマンショックで金融緩和(要はお金を刷る)すればばいいのに、日銀無策で一人負けの日本。