あらすじ
面白くて簡単に日本経済再生の論点がつかめて、読んだその日から政治経済ニュースの見え方が一変する、「ザ・対談」が実現しました! 消費税を上げないと財政破たんするのか? そもそも円高がいいのか円安がいいのか? 少子高齢化は悪いことばかりなのか? アベノミクスは失敗なのか? トランプ大統領とどう付き合えばよいのか? 論客二人が役人の問題を明らかにして日本経済復活への近未来を大胆かつ華麗に予測しました。
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Posted by ブクログ
経済学者で政界とも繋がりの深い高橋洋一氏と金融に精通するぐっちーさんの2人が今の世の中で起きていることについての対談をまとめた一冊。
政治・経済の第一線で活躍されていたお二人だからこそ語れる経験や本質的な考えを本書で知ることができ、非常に勉強になりました。
またおふたりの深い知識からくる理論には舌を巻く場面がたくさんありました。
また、世の中で言われているトランプ氏の印象や増税についての内容が誤解であることもお二人の指摘から知り衝撃を受けました。
郵政民営化やアベノミクスなど高橋氏が関わりの深い政策やぐっちーさんの関わっている地方創生などは経験から肌で感じたことが語られているのでストレートに伝わってきました。
また、財政政策や金融政策の意義などをデータに基づいて解説されており、内容がすごく腑に落ちました。
特に特区の話は印象に残りました。
本書は当事者であるからこそ知っている知識が満載で、世の中で語られていることの本質を見抜くための材料を提供してくれる自己防衛の一助として有用な一冊だと感じました。
Posted by ブクログ
思いの外面白かった(*´∇`*)
2人はもちろん別々の経験を積んできているんだけど、同じ視点で捉えているからかな、お互いに興味をもって話をしている風で、こちらとしても「それ、知りたかった!」を自然と引き出している感じだし、読みやすかった。
実際に働いていた時の事や、その当時から日々考えている事など、特に人間関係は関わった人ならでわのリアルな話が興味深かった。
どんなバックグラウンドを持つ人かによって経済に与える影響は大きいなあ、と改めて重要性を感じた所だ。
高橋さんは学者視点で、グッチーさんはビジネスマン視点なんだろうけど、高橋さんもビジネスマンよりなのかな。良いか悪いか、損か得か、数字でハッキリと答えを出す。それがその人の立場によっては都合が悪い場合もあるかもね。
グッチーさんのことは知らなかったので調べたら色々悪い話も出てきたけど、実際のところがどうなのか分からないし、高橋さんだって沢山出てくるだろうから(笑)そこはあまり気にせず、本中に書いてある事だけに集中する事にした(´ω`)
Posted by ブクログ
これオモシロイ。
ただここで展開されていることがホントかどうかは分からない。普段新聞をはじめとするマスコミで伝えられていることとは異なった主張だ。たぶんお金を中心に据えた合理的判断なのだろう。賛成はできないけど。
高橋さんの「マル経の人の言うことは理解できない」が今の経済論の主流なんだろうけど、だから経済は学問じゃなくて道具なんだと、あらためて思う。
Posted by ブクログ
高橋洋一さんとぐっちーさんの対話。メディアに騙されないためにはどうあるべきか。
アメリカのドナルド・トランプや日本の安倍さんに対する評価が高い。トランプさんは過去に4回会社を倒産させたことが彼のハングリー精神を強くしていると高い評価。安倍さんに対しては野党時代に意気投合して、当時の民主党には金融政策をけちょんけちょんに駄目出しされたけど、唯一安倍さんだけが面白がってくれたみたいな。
勢いのある時って色々なひとが寄ってくるけど、そうでなくなった時ひとは去っていくと言うのは良くある話。損得よりも面白いか面白くないかで
結局エコノミストでもメディアでも、どこに依っているかで見方や発言が変わる。まぁ当たり前か。
Posted by ブクログ
AIの登場で無くなる職業についてはやっぱりの感あり。◯◯士の職業が軒並みダメになった世界を見てみたくなった。よく読む経済評とは異なる見解で読み応えあり
Posted by ブクログ
第1章「トランプはバカじゃないからこう付添え」
第2章「円安が国益か、円高が国益か」
第3章「財政再建はもう終わっている」
第4章「アベニューミクスをどう評価するか」
第5章「規制緩和はなぜ進まないか」
第6章「地方活性化に何が必要か」
第7章「少子高齢化はチャンスだ」