高橋洋一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【説明不要、数字が語る】
何事もそうですが、まずは感情的なものを入れずに数字で捉える必要があります。
捉え方もいろいろありますが、一番目は絶対値です。そのあと相対的に比較できるパーセンテージになります。あとは見せ方の問題かもしれませんが、平均値、偏差値などになります。
数字で捉えると感覚的には少ないなと思っていたことが意外と多かったり、またその逆であったりします。人の感覚は印象に残ることに引っ張られてしまうので、数字で把握することは正しく判断するうえで重要となります。
また、数値で説明しない限り説得力のある説明にはなりません。(←偉そうにいってますができてません・・・) -
購入済み
内容はわかりやすい
経済学部への入学が決定した際に購入したものですが、内容がシンプルで分かりやすく高校で経済の授業を取っていなかった私でも理解できました。ただスマホ版だと図がわかりにくいです…
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ネタバレ 購入済み
老後に備えて
一部ご紹介します。
・適切な金融政策で、非労働人口が労働人口に変わる。むしろ、人口減少時代の方が、人手不足故に、効率化を図るための技術革新を起こすインセンティブが働くため、生産性向上が実現する。
・全体の物価は、個々の価格とは関係なく動いていく。
・人口減少でも良質な製品であれば売れることもある。だが、人口増加でも、良質な製品でないと売れない。
・年金は保険である。40年払った保険料=20年間で受けとる年金。
・「ねんきん定期便」は、国からのレシート。
・民間保険は手数料を保険外交員に貢ぐだけ。
・最低一つは、日本語以外の言語をマスターした方がいい。英語も数学も、プログラミングも -
Posted by ブクログ
旧大蔵省に入省し、内閣の参事官等を経験した高橋洋一氏が第一線でしか知ることのできない昭和終盤から平成にかけての経済政策の裏側や実情について赤裸々に書いた一冊。
バブル崩壊から消費税導入、金融ビッグバンにリーマンショックなど激動の時代であった昭和から平成にかけての経済の出来事を第一線で活躍された著者だからこそ書ける真実や真意が多くあり、刺激を受けました。
また著者が所属していた役所の真実も知ることができました。
そして、バブルや郵政民営化の真実を本書で知ることができるだけでなく、政策や出来事の本質を知ることで見方が大きく変わりました。
そんな本書の中でもGDPやNAIRUを基にした消費税の増 -
Posted by ブクログ
数年前まで韓国担当もやっていたので、首都ソウルのみですが、韓国へは何度か行っていました。私の子供の頃、韓国には朴大統領がいるのを知っていましたが、その娘さんが大統領を辞めることになり、次の大統領になってから、韓国経済の調子がおかしくなってきたような気がします。
つい10年前までは、韓国企業は決断も早く投資を積極的にやって日本企業を脅かして、韓国企業の礼賛本も何冊か出ていたように思います。
そんな私にとって、このタイトルには驚きました。著者が私が何冊も読んでいる高橋氏でなければ素通りしていた可能性もありますが、本屋で見つけたので手に取ってみることにしました。
遠交近攻という格言がありますが -
Posted by ブクログ
「日本は1,000兆円以上の借金を抱えていて財政が破綻する。財政再建のために、消費税を増税するしかない」これは明らかなウソ。日本政府は負債も多いが資産も多い。バランスシートで見れば、債務超過は他国と比べてもさほど大きくないのだ。
消費税はそもそも脱税しにくく、景気に左右されず、応益原則にかなった優れた税制だという。だが、消費増税は消費を落ち込ませるから、景気の悪い今じゃない。まずは預貯金口座付番等を徹底して、税の取りっぱぐれをなくすのが先決だ。
このように筆者は主張しているが、これだけ収支のマイナスを続けていて「将来国の借金を返せる」ことの信用をほんとうに得られるのかは疑問だ。みんなの信用がな -
Posted by ブクログ
どの国でも同じ状況だと思いますが、乳幼児の死亡率が減ってきて皆が豊かになってくると自然と少子化になると思います。大昔のヨーロッパ、そしてアメリカ(新しく入ってくる移民を除く)、日本、中国の例を見てもそうです。今人口が増えている、インド・アフリカも同じ道をたどるのではないでしょうか。
人口減少が危機だ、と唱えている人の気持ちになると、人口が増えることを前提とした体制に組み込まれた中で仕事をしている人・業界にとっては、大きな変化を伴うことなので、聴きなのかもしれません。しかし一般の生活者にとってはどうなのでしょうか。この本はその観点から書かれていると思います。
以下は気になったポイントです。