高橋洋一のレビュー一覧
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これまでの著書から数字に強い印象がある高橋氏が書いた統計の本ということで、買ってみた。ベイズの定理、条件付き確率については、これまで何冊も読んできたことがあるが、「パーセントではなく、実数に置き換えて計算する」とよくわかるという解説に強く納得した。
ちなみに本書は半分以上が震災後の経済政策が間違っているという解説書になっている。パラパラ読みでまだ十分に読みこなせなかったので、他著を年末にでもじっくり読みこなしたいと思う。池上彰や「デフレの正体」を批判しているあたり、(特にデフレの正体には非常に納得していただけに)緊張感があってますます他を読みたくなった。 -
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高橋さんの本はみんな淡々と描かれていて、本当かよと思うんだ。なんか、クラスみんなであーだこうだって言ってる時に、一人だけ別なことやってて、突然変なこと言い出す奴みたいな。
多分、問題を物凄く簡単に切り分けられてしまうんだろうね。実のところ、本質ってのはそういうものかもしれない。
年金は、保険である。しかも、誰もが強制的に入んなきゃいけないもんである。んで、賦課方式なんだ。
多分これで十分。
問題はそこに利権とか、いろんなものが関わって来てるってことにみえる。
年金は破綻しない。しないように設計されているから。
ただ、世間が破綻と言ってるのは、年金だけで生活ができなくなるということで、著 -
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本日は2018年(平成30年)5月1日、来年の今日には、新元号元年を迎えていることでしょう。平成は30年続いたことになりそうですが、果たしてどんな時代だったのでしょう。そして、この次の時代は平成と比較してどのようになるのでしょうか。昭和から平成の移り変わりは、私は大学を卒業してから社会人になることろだったので覚えていますが、平成になって、明らかに日本経済を覆っていたバブルモードが変わった時代だと思います。
その前の時代は歴史を勉強することで予想するしかないのですが、大正天皇は、大正15年の年末に崩御されたので事実上の昭和の始まりは昭和2年となりますが、有名な昭和恐慌が起きています。その前は、 -
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現在大学教授であり、官省での経験から政界とも深いつながりのある著者が日本社会で問題となっている55の項目について著者の観点から答えた一冊。
著者が専門としてきた経済の問題はもちろんのこと政治やビジネスや人生に至るまで本質を捉えた切り口からズバっと答えられていて読んでいて刺激を受けました。
第一線での経験から得られたこともふんだんに書かれており、パチンコ店と警察官僚との関係やインフレと失業率の関係性などが興味深いものでした。
また、マスコミに対する不信感の原因を知ることができ、学歴の著者の解釈が面白いと感じました。
そして、集団自衛権と防衛に関することや年金の財源問題などからみた老後についての -
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今年(2017)の流行語大賞の候補に間違えなく挙がるのは「忖度(そんたく)」なんでしょうね。かなり前に安倍首相は記者との質疑応答で「空気読めよ!」と言っていましたが、同じようなモノと思っていましたが、ネットでのやり取りを見ると、「行間を読んで、さらに適切と思われる行動を取る」までがその意味の様ですね。
忖度の話はこの程度にしていて、この本ですが、今までに何冊もお世話になってきている、高橋洋一氏が今年夏頃に出版された本です。大手メディア・テレビは、真実というよりは、報道しても自分たちに害のない内容を報道すると、ある時期に悟ってから、彼らの流す情報は、ある程度冷静に見る癖はついてきましたが、では