高橋洋一のレビュー一覧

  • 99%の日本人がわかっていない国債の真実 ―――国債から見えてくる日本経済「本当の実力」

    Posted by ブクログ

    「日銀が民間金融機関から国債を買いお金を刷ることで,より多くのお金が世の中に出回ることになるのだ。」(p.36) のキモチは分かるのだけど,この金融緩和は,景気回復の十分条件ではないと思いました。アベノミクスの最初の矢が金融緩和でしたが,国民は政府のやり口から「増税が待ち受けている」ということを刷り込まれているので(要するに政府の経済政策への懐疑),お金は出回らなかった。GDPと連動していたのは,マネタリーベースではなく政府支出だった。つまり,適切な財政政策こそ景気回復の本丸だということを意味していると思われます。

    この本はそのあたりは書いていないようで,国債の正体がテーマであることや,著者

    0
    2024年04月14日
  • データから真実と未来を見抜け! プーチンショック後の世界と日本

    Posted by ブクログ

    持論が強めだが、しかし、名言というか名キーワードが光る。ただ、動画の切り抜きのようで、体系的というよりテーマごとに見せ場を作りながら書かれた雑記という印象。何より、プーチンショックをどこまで含めるかは分からないが、ウクライナ紛争はまだ続いている話だ。

    SWIFT排除は金融核兵器。非核5原則、言わず、考えず、も加えるべき。しかし、核兵器シェアリングという考え方は重要。失業率が下がらないと賃上げは難しい。公的年金とは、生き残った人が死んだ人の掛け金を山分けする性質のもの、などなど。

    新冷戦におけるアメリカの地位は相対的に落ちている。しかし現在の中国には有力な同盟国があまり見当たらない。上海協力

    0
    2024年02月24日
  • 99%の日本人がわかっていない新・国債の真実

    Posted by ブクログ

    国債とは何かという基本の説明から始まり、「国債が増えると国民の負担になる」「日本は財政破綻が近い」などの誤った認識を正そうとする本。政府と日本銀行の統合バランスシートで考えれば現在の国債に問題はないことや、財務省は天下り先を確保するために増税派として財政問題があるかのように振る舞っている、ということを主張している。「日本銀行は金融機関から買い取った国債の利子収入を、国庫納付金として政府に納める」という事実はこの本を通じて初めて知ったので、よい勉強になった。

    国債の仕組みについて学びたい人には持って来いだが、「負債」「償還」「利回り」などの用語が頻出するため、説明がついているとはいえ、金融につ

    0
    2024年02月06日
  • 国民のための経済と財政の基礎知識

    Posted by ブクログ

    統合政府で考えれば、日本の財政は健全と主張する高橋先生。それは、日銀が買い取った国債を「銀行券」で金融機関に支払っているという前提だから。しかし、これは実際とは異なる。実際には、日銀は買い取った国債代金を、銀行券(紙幣)ではなく、金融機関の日銀当座預金口座に支払っている。紙幣に金利はつかないが、日銀当座預金には、金利がつく。

    公定歩合なき現在において、日銀は日銀当座預金の金利で政策金利をコントロールしている。高橋先生は、インフレ目標に到達するまで金融緩和してもよいと言う。しかし、インフレ目標ほぼ達成の2023年においても、緩和をやめられない。その理由は、日銀当座預金の金利を上げたら、その金利

    0
    2023年10月22日
  • 経済のしくみがわかる「数学の話」

    Posted by ブクログ

    対話形式で楽しく経済(税収や国債)の話が学べた。
    その中でも数字で語るためには定義をしっかりと決める必要があるというアドバイスが一番参考になった。例えば「公共投資の効果」にたいしても何ではかるのか(GDPなのかできた公共インフラなのか)をしっかりと決める必要がある。

    0
    2023年07月09日
  • 日本の「老後」の正体

    Posted by ブクログ

    日本経済の低迷は、政府・日銀の間違った金融政策によるもの。マネタリーベースを増やさないからデフレに陥いり、消費増税により回復の芽を摘んだ。景気が良くなる(GDPが上がる)と失業率も自殺率も犯罪率も低下する。

    政府・日銀・財務省・報道機関の見方・考え方が全く同じなのが、正しいからではなく、独自の見識を持てないからというのが悲しい。

    0
    2023年05月04日
  • 世の中の真実がわかる! 明解会計学入門

    Posted by ブクログ

    会計学がわかるようにはなりませんでしたが最後まで読むことはできました。
    会計学上、日銀は政府の子会社と考えるとよいなど勉強になることも多かったです。

    0
    2023年03月12日
  • 99%の日本人がわかっていない新・国債の真実

    Posted by ブクログ

    この低金利時代には、銀行の定期預金なんかに預けるくらいなら銀行で個人向け国債の口座を作って国債を買う方がよっぽど良いということが分かる一冊でした。日本国債が暴落するようなときはその前に銀行自体が破綻しているのだから。

    日本国債という「借金」が実際のところどのように売られたり買われているのか。金融の世界でどのように使われているのか。と言うことが本書では分かりやすく説明されている。個人で考えれば月収では買えないマイホームを買うための住宅ローンのようなものと思えば良いかもしれない。信用があってローンを組めるうちは問題ないし、マイホームという資産があるのだから投資のための借金である、と言うこと。

    0
    2023年03月03日
  • 日本の「老後」の正体

    Posted by ブクログ

    失われた20年は日銀の誤った金融政策が原因。
    日本の借金だけでなく資産も見るべき。
    年金は平均寿命でトントン。

    0
    2023年02月13日
  • 日本国民のための【明解】政治学入門

    Posted by ブクログ

    これが「学問」かどうかはさておき、実学としては名著かも。強行採決に族議員と、いくら権力批判が仕事とは言えマスコミの論調がひどすぎるので、それらのでたらめを逐次解説した本と言ったところ。

    0
    2022年07月04日
  • 財務省、偽りの代償 国家財政は破綻しない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     財務省の組織風土や財政への考え方など、YouTubeなどで聞いた話も多かったが、一番最後の「川を上れ」「海を渡れ」の話は良い教訓になった。

    0
    2022年06月16日
  • 国民のための経済と財政の基礎知識

    Posted by ブクログ

    客観と主観が入り混じり、経済の見方や考え方の基本的な部分については良い内容がある反面、主観的な意見については趣旨と関係のない内容や根拠が曖昧なものが多い印象。
    読み流す程度で十分。
    なんとなく鼻につく人だと感じる。(主観

    0
    2022年06月15日
  • 国民のための経済と財政の基礎知識

    Posted by ブクログ

    言っていることも正しいし、この方が出演しているラジオもよく聞いていて好きなのだけど、

    どことなく、鼻持ちならない。
    伝える、と伝わる、は違うという好例。

    0
    2022年02月26日
  • 数字を読めない「文系バカ」が日本をダメにする コロナ騒動で分かった!

    Posted by ブクログ

    前半は自慢話に嫌気がさしたが、読み進めていくうちに自慢話もあり面白くなった。
    ただ、一派一絡げに判断するのも何だが、文系はロジカルでないかもしれないけれど、言葉を選んで発言すると思うが。
    ちなみに、僕は理系です。

    0
    2022年02月18日
  • 明解 経済理論入門

    Posted by ブクログ

    ほんとに読んだ本は同氏の『図解経済学入門』。
    需要と供給の線を抑えておけば、
    経済の動きの9割は理解できるという内容のもの。

    0
    2022年01月24日
  • 「NHKと新聞」は嘘ばかり

    Posted by ブクログ

    「あー、たしかにな…」と思うところが度々ありました。
    普段読まない新書を読んだので、読みにくさを感じた。これは、慣れてないないだけかなと個人的に思っている。

    0
    2021年12月18日
  • 嘘と感情論で封殺された5つの日本の真実

    Posted by ブクログ

    最近のマスコミに対する記載は気持ちは分かりますが、あまり必要ないのではと思います。
    やはり得意の経済を中心にご自身の考え、意見を述べられた方が良いと感じました。

    0
    2021年11月22日
  • 数字を読めない「文系バカ」が日本をダメにする コロナ騒動で分かった!

    Posted by ブクログ

    確か平成元年頃に理系学部を卒業したはずですが、就職後10年ほど研究をした後は、業務関係の仕事をしたり自発的に勉強した内容は文系のものなので、この本の著者の高橋氏に言わせると私も文系に分類されると思います。

    高橋氏の本は明確なデータをベースに議論されているので、今でも参考にさせてもらっています、この本においても今話題になっている内容は本当はどうなのかが私に理解できる形で書かれていました。

    難しい内容を難しい言葉を使って説明することは誰でもできる、理解している人は難しい内容を平易な言葉で表現できる、とかつて何かの本で読んだことがありましたが、今回読んだ内容もまさしくそうでした。

    以下は気にな

    0
    2021年10月31日
  • 日経新聞と財務省はアホだらけ

    Posted by ブクログ

    高橋さんと田村さんの見解が必ずしも一致せず、多分現場ではもっと激しい感じじゃなかったかなと思わせる部分もあった。

    日経の不勉強と、財務省の悪意。
    省益優先というか、なんで方向点ができないのかねと思う。
    もう一度財務省も解体した方がいいんじゃないか。歳入庁の設置は必須かと思われる。

    それにしても日本に高橋洋一という存在がなければ、その代わりを誰かが出来たんだろうか。

    0
    2021年10月19日
  • 明解 経済理論入門

    Posted by ブクログ

    読んだ本が無かったからタイトルが似たような本のレビュー
    『たった1つの図でわかる!図解経済学入門』は何となく感覚で理解できた内容。

    0
    2021年10月10日