高橋洋一のレビュー一覧
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高橋洋一さんと原さんの背景がわかってよかった。
財務省のバランスシートを作ったら膨大な天下り先法人が出てきて、構造がよくわかった。
天下り規制法案として、斡旋が明確にある場合を規制する法案を原さんが作った。
今でもOBという形で自由就職的天下りは無くなっていないが。
民営化は天下り先を無くすことになる。規制が特権、規制改革を役人は嫌がる。
役所業界団体 マスコミ 野党が一体となって既得権益を守る新たな構造。
森友問題ら典型で、手続きにたしかに問題はあったが、国会マスコミ報道のサイクルで大フィーバー、しかし首相が関わったなどといつ事実は全く無かった。
原さんは規制改革をやっているときに、事 -
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「日本のコロナはさざ波」発言で5月に内閣官房参与を辞職した高橋洋一さんの一冊。2020年末の出版。大蔵省・財務省出身主だけに、日本の政治・財政・経済について事実に基づいて本人の考える正しいことを主張されているという内容。コロナ禍の発生に伴う対応についても、理系出身らしく論理的な主張を述べている。
基本的には安倍→菅内閣に重用されている人なので、その功績を称える内容が多くなっていて、マスコミや一部の識者が事実(ファクト)に基づかずに嘘(フェイク)を垂れ流していること攻撃している。本人はとても賢い人なのだとは思うし、その主張の多くはその通りだと思う。が、それが分からない人をバカにしている感じがプン -
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この本の著者である高橋氏には様々な肩書きがあると思いますが、私にとっては「日本国の財務諸表を初めて作って公開した人」となります。
その財務諸表を見て、少なくともコロナ前の日本は安全なんだなと思いました。そして増田氏が内閣官房参与となり、日本を良い方向へ導いてくれると思っていた矢先、突然辞職されることを聞いて驚きました。そして必ずそれを説明した本が出されると心待ちにしておりました、この本がそうです。
この本に書かれていたことは、色々と考えさせられるものがありました、以下は気になったポイントです。
・日本のワクチン接種率は確かに世界中でもまだ低いが、それは日本の感染率が低いから、感染度合いを -
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FACTを基礎にしなければ、なにも、議論はできない。
「川を上り海を渡る」ことが、時間的な事例と、空間的な事例を収集して分析することで、大概のことは予測はつく。
当たり前っつっちゃ当たり前だが、毎日の生活の中でそれがいかに難しいことか。
誰もが高橋先生のように明晰に考えられるわけではない。だから、たまにはこういう本を読む必要もある。
もちろん、先生と違う考え方をする人もあって、読んでムカつかなければ、そっちも読むべき。んで、自分で考える、自分で一次資料を確認する癖をつけるのだ。
ろうね。
少子化の話とか、NHK問題に民放が触れない話とか、法人税の話とか。
こないださざ波発言でえらい叩 -
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単純にニュースを見たり聞いたりしても見えない部分をこの本では説明してくれている。
それだけ世界情勢については、例え隣国と言えども背景を知らないと正しい理解につながらないのだ。
もちろん本書を読んだだけでは足りないだろうし、反対意見も咀嚼して、総合的に自分の頭で解釈するしかない。
そういう意味ではまずは情報を取得し、知識を増やすことは最低限必要なスキルなのだろう。
「日本人は隣国のことをよく理解していない」というのは自分自身への反省だ。
これは韓国に留まらず、中国・台湾・ロシア・北朝鮮に対してだって同様だ。
アンテナを張り、考える力を養わなければと、今の年齢になっても感じてしまう。
(そもそもあ -
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ネタバレ内閣府参謀官として、財投改革、小泉内閣の郵政民営化、ふるさと納税、ねんきん定期便に携わった著者。
日本でもっとも大きな既得権益を持っていた郵政を民営化出来た事は奇跡だと述べている。小泉総理、竹中大臣がいないと成し遂げられなかった。
・造反議員の選挙区には、刺客迄立てた。シングルイシューの政治家。
・省庁の役人が人選した有識者は、使い物にならない。意のままに扱える人間をチョイスする。
・URも豪華な作りですでに役目を終えたが、ゾンビの様に生き残っている。
多大な税金の使い道として適切なのか?低所得者向けには、都営住宅、県営住宅が有る。
・官僚組織は、超過勤務が常態化しているが労働基準局が査察に -
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今までは元官僚という肩書きだったと思いますが、この本から察するには、安倍氏を引き継いだ菅政権において、内閣官房参与という肩書きを得て活躍されているようです。政権内にいることもあり、菅政権が取り組んでいる内容についての解説は納得感があります。
現在(2021.2)は二回目の緊急事態宣言が出されている中で、日本全体がコロナ対策で手一杯のようですが、これが収まるのが今年か来年かは不明ですが、コロナが落ち着いた頃には、日本人の生活・仕事のスタイルが完全に変わっていると感じます。それについてもこの本では触れられています。3年後に還暦を迎える私にとっては、この数年の生き方がとても重要になるなと感じさせら -
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為替や金融政策の重要性を認識しました。
・どの国でも戦争に負けたあとの経済は必ずインフレ。
・戦後の日本企業は通産省の指導などまったく関係なく成長を遂げている。
・どの国でも戦後のインフレは必ず終息している。
・工場を再整備して、物をつくるようになれば物価は下がる。
・日本のように戦前から一定の産業基盤のできている国では政府が民間の指導をするより民間に任せたほうが経済は成長する。
・「1ドル=360円」という有利な為替レートが戦後の高度経済成長の最大の要因。
・TPPのことを過度に心配するよりも日本に不利な為替レートにならない政策を政府に求めることのほうがはるかに大事。 -
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反日が暴走する「嘘つき」国家。
日本がこれまでのようにただ頭を下げるだけで無くなってきたので、その嘘が世界中に暴露され、より発狂中。
その代償として、国際社会から相手にされなくなってきている。
そんなところか。
同様の論を展開する本は沢山あるし、実感としてそうだと思うが、高橋先生の数字を基にした理路整然とした論は一味違う。逆に怖い。
一方で一章を割いて、韓国と断交すべきとかの俗論を、はやり冷静に批判する。
この人を、ネトウヨとかファシストとかいう人がいるってのも信じられないが。
結論は非韓三原則、「助けない、教えない、関わらない」で締める。