冨山和彦のレビュー一覧
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全国896の自治体は消滅の危険性があると、
それに対する処方策をとく。
■大学進学率50%を超えた状況にあるなら、グローバル大学(G型大学)とローカル大学(L型大学)に分けて、G型大学の役割をグローバルで通用する極めて高度なプロフェッショナルな人材の輩出するのに対して、L型大学の役割を生産性向上に資...続きを読むPosted by ブクログ -
3か月で修士一個、という表現が非常に刺激的。
コンサルの使われ方も変化していると言われるが、この二人のようになるためには相当の鍛錬が必要であると実感させられる。Posted by ブクログ -
この本の著者の富山和彦さんは「産業再生機構」設立時、COO(最高業務執行者)という要職にいた方で、現在は経営共創基盤(IGPI)CEOである。
富山さんがこの本で言いたいのは、企業にはG(グローバル)会社とL(ローカル)会社があり、G会社では今までのやり方をドラスティックに変えなければダメだ、とい...続きを読むPosted by ブクログ -
地方が消滅することを嘆くのではなく、このままでは消滅してしまうかもしれない地方をいかに再生するか、という視点での対談を本にしたもの。
2人とも言葉に勢いがありますねぇ。
そして、地方再生(創生)に対する熱い思いを感じました。
決して、奇をてらったものではなく、当たり前のことを当たり前にして...続きを読むPosted by ブクログ -
とても難しい本だった。
専門用語が、頻繁に出てくる。
GもLも両方頑張るという話であり、特にLは労働生産性を上げることが大切であるとといた本である。
そのためには、賃金を上げ、女性や高齢者の参画を上げることが大切である。
そして、難しい政策ではあるが、緩やかな退出が必要である。
労働生産性ま...続きを読むPosted by ブクログ -
読み終わって、爽やかさが残る本であり、歩んできた人生を基礎に、従来の価値観・慣習に囚われない、リベラル・アーツを実現していくための実践論が書かれていた。
私の尊敬する司馬遼太郎の一節、「東大は西欧文明の配電盤」が引用されていたり、また、岩井克人氏の考え方、会社は人でありモノであるという考え方が書かれ...続きを読むPosted by ブクログ -
世界経済は、G(グローバル)とL(ローカル)とで出来ている。一見、何の目新しさもなさそうな主張だが、その一見は大間違い。
無意識にごちゃ混ぜにしてしまっている様々な事象を、明快に分類し、解いていく鮮やかさは圧巻。
冨山さんお得意の、規模の経済・密度の経済といった話も、G/L視点で、しっかり描かれてい...続きを読むPosted by ブクログ -
あっという間に読めてしまう本である。
とにかく、読んでいて爽やかな気持ちにさせてくれる。
現場に身を置き、現場のデータを忠実に見ながら、近未来を俯瞰する態度で予想する。
こんなお二人が入っている政府の委員会なら安心だ。
それと、富山和彦氏のあとがきででてきた青木昌彦氏の死去はしらなかったし、お二人の...続きを読むPosted by ブクログ -
浮ついた空中戦は一切なく、具体的に具体的に、地方を上向かせるための議論を様々な角度から展開する一冊。業界関係なく、日本で商いをするすべての方にオススメ。
理論と実践のバランスがとても心地よい一冊。Posted by ブクログ -
今、地方を語らせたら最も旬のお二人による対談を文字起こしした一冊。
地に足の着いた、そして実体験を伴ったお二人のご意見はひとつひとつがごもっともなものばかり。
対談集ですので、空き時間にすらすらと読み進めることが出来てあっという間に読み終えてしまいました。
183ページと言う比較的薄いページ数にもか...続きを読むPosted by ブクログ -
少子高齢化による人口減は続く。それをどのレベルで収めるかも重要だが、人で不足が恒常化する中で地方と東京の役割をどう分担するか。
冨山氏との対談の形で書かれている。冨山氏は大学も地方(L型)とグローバル人材養成を主眼にするG型大学に役割を分担する提言をして注目されたが、大学(教育)のみならず、移民など...続きを読むPosted by ブクログ -
グローバル競争の中で日本企業がどのように戦って行くかの処方箋。今、世界がどんな風に変化しているかを網羅的に学ぶことができる。Posted by ブクログ
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セントラル(グローバル)とローカルの切り口で、整理して成長戦略を二つに分けて立てると上手くいくのではという主張の本。ローカル経済の方は、先進国、発展途上国関係なく地域に根ざした経済があって、その経済に向けた政治や企業活動をすべきというのは、非常に説得力がある。マスコミ含め、ついつい眼が行きがちなグロ...続きを読むPosted by ブクログ
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プロローグを読んだときは、「??」と思うところが所々にあったが、具体的な処方箋に入ると、非常に説得力があり、かつ実践的。
Lの世界では緩やかな退出を促す政策、事業をたたむときに個人の人生が壊滅的な状態にならないような政策が必要。
大企業・中小企業、上場一部、二部ではなくGとLで区分する(求められる情...続きを読むPosted by ブクログ -
「仮説と検証が大事」と聞いて疑う人は誰もいないと思う。
ただ仮説の立て方について、何から始めればいいのか、何を考えなければいけないのか、日頃からどんな準備、心構えが必要なのかを教えてくれる本。
業界特性、事業エコノミクス、PL/BS/CFから見えてくるもの、これらを間を右往左往するのではなく、仮説...続きを読むPosted by ブクログ -
東京大学法学部を卒業し、司法試験も受かった著者が歩いたいばらの道。祖父、父のという身近な存在の生き方も壮絶だ。そんな著者の挫折をものともせず、楽しめという箴言。
彼の経歴が言わしめる迫力。正しいか正しくないか、それは読者が信じるか信じないかだ。
冒頭、内村鑑三氏の「最大遺物」が紹介された。
志ある若...続きを読むPosted by ブクログ