冨山和彦のレビュー一覧

  • 30代が覇権を握る! 日本経済

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    自分は今41歳。将来展望について考えさせられる...。

    以下、備忘録的にまとめ。

    現在の公的な年金制度や医療保険制度は、高齢者1人を若い世代2,3人で支える構造になっている。このままでは、若い世代の負担が大きすぎて、彼らの活力を奪ってしまう。

    30代以下の働き盛り世代の活力を甦らせるには、今の社会で多くを占める60代以上の世代の中でも多数派を占める団塊の世代が、自らの既得権を手放すしかない。

    具体的には・・・

    ・公的年金は、所得や資産のない人だけに給付する、いわば「掛け捨て保険」の形にする。現行の公的年金制度については、これまで払い込んできた金額に一定の金利を上乗せして全員に返し、い

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    2012年11月01日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    まずは論理的思考を取り入れる筋トレ。この積み重ねがコンサルのファンデイションをつくり、そのあとに経験が上澄みとして入っていく。経験だけでまわすことも出来るけど、それは、毎日の筋トレがベースにあるから。
    だから一つ一つにこだわり、自分の目で、他者からの評価を受けいれて成長することを繰り返しながらコンサルとしての自分の形を作っていくべき。という非常に筋の通った話で、なおかつ具体例なども出ていて参考になる。
    これからコンサルを目指そうという若い人むけの本だが、コンサルに成り立て36歳にもできるのだろうか、というかそれをキャッチアップする努力をしなくてはいけないと強く思った。
    普通の企業にも優秀な人は

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    2012年08月07日
  • 30代が覇権を握る! 日本経済

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    「すべては未来の子供達のためにあなたが何ができるか」
    これが富山さんが本書で指摘していることの根本の思想です。

    本書の中で、団塊世代に代表される既得権益者にとっては到底受け入れられるものではないような提案が次々提示されています。
    年金は掛け捨て型にする、大学は一部を除いて職業訓練校に特化する、解雇規制・定年制・年功性の3点セットの同時実施などがそれです。

    ですが冒頭で述べた思想があると、既得権益VS非既得権益のような二項対立は避けられますし、得られる利益も大きいはずです。

    これからは30代以下の人々が、革命の主導権を握っていくべきです。そのために自分にできることを一つでも見つけ、行動に移

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    2012年08月01日
  • 30代が覇権を握る! 日本経済

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    冨山さんの最新作。日本の問題を「世代間格差」として捉えて、若者がどのようにこの問題を解決していくべきかを具体的に論じている。普段からずっと思っていた世代間格差について、自分が考えきた以上に、深く分析しており、興味深い。30代以下の人はみんな読んだ方が良いと思う。

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    2012年07月24日
  • 挫折力 一流になれる50の思考・行動術

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    ・学ぶ姿勢としては、ある意味で謙虚さが必要であり、そういう姿は日本人的には美しいかもしれない。だが悪く言えば相手に合わせるために、自分を押さえ込んでいる。これは答えのない問題を考えたり、あるいは問題設定さえ自分で行い、自分なりの答えを創造していく際には、マイナスに働くことが多い。
    ・必死に自分の頭で考え、自分で仮説を生み出して、挫折を繰り返しながらたどり着いた「自分流」こそが正解なのだ。そしてその過程において生まれた「勉強不足」の意識こそ真の学ぶ姿勢である。そこからの学びこそが、真の知識や知恵を私たちに与えてくれる。まずは、「正解は一つではない」いや「正解は誰も持っていない」と考えてみることだ

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    2012年07月14日
  • 会社は頭から腐る

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    「人は、インセンティブと性格の奴隷である」という言葉は、大変ためになった。自分の言動が「何でこんなふうに考えているのだろうか」と客観的に見えるようになり、本質をはずさない思考がしやすくなった。

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    2012年03月11日
  • 挫折力 一流になれる50の思考・行動術

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    内容をひと言でいえば、挫折の薦めということになるかと思いますが、企業再生のプロフェッショナルとして数々の修羅場をくぐり抜けてきた著者の言葉には含蓄があり、大変参考になりました。

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    2012年06月19日
  • 「決断できないリーダー」が会社を潰す

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    ネタバレ

    以下メモ
    ・企業というのは良くも悪くもゲマインシャフト(自然共同体)的なムラ社会、その中で最も評価されるスキルというのは内部調整能力。
    ・組織が巨大であればあるほど、外敵と戦っているという感覚は鈍くなる。トップに登りつめた人=内部調整力に長けた人、しかしそれでは外敵と戦えない。
    ・ゲマインシャフト社会の中、とりわけ順調そうに見える集団の中では、どんなに優秀な人間であっても、ピーターの法則が言っているように、無能レベルに近づいていく。

    ・トーナメント制エリートは、負けを知らない。

    ◎経営者は絶対に責任をとれない。責任をとれないくらい重い責任がある。人は失業したり、病気になったり、明

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    2011年12月28日
  • 日本経済・今度こそオオカミはやってくる 負けないビジネスモデルを打ちたてよ

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    負けないビジネスモデルを打ちたてよ

    大空洞化後の「新しい成功法則」とは?

    〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

    『日本経済 今度こそオオカミはやってくる』目次


    第1章 責任回避システムが社会を壊す
        〜 機能不全が続く日本

     ・複合連鎖危機で日本の価値そのものが下がっていく〈竹中〉
     ・「要請」という形で現場に意思決定を押しつける〈冨山〉
     ・コメンテーターのような政治家ばかり〈竹中〉
     ・最難関の組織の経営能力は簡単には身につかない〈冨山〉
     ・関東大震災前に「東京改造計画」を持っていた後藤新平〈竹中〉
     ・じつは震災前に勝負が決まっていた〈冨山〉
     

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    2011年12月12日
  • 会社は頭から腐る

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    人間の心理の深~い部分を全部炙り出した1冊です。

    『「人はインセンティブと性格の奴隷である」だから、小賢しい組織論やスキル論よりも「人間集団を正しく動機づける」ことの方がパワーを生み出す』

    『人間の価値観、行動洋式そのものを変えるのが真の経営者だ、という人もいるが、実態は、そこにいる個々人が本来持っていた個性ややる気に対して働きかけた結果、モチベーションと組織能力が飛躍的に高まった』

    『経営者としての私のスタンスは、まずは人間を動機づけているものの本質を理解する努力を行う。そこに的確に働きかけ、勇気づける。本人が相互に矛盾するインセンティブの相克に苦しんでいるのなら、それを整理して、ある

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    2011年12月04日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    社会情勢、経営、グローバル化、学び方に対する捉え方として著者の2人は視点が高く、そのため視野を広がる。

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    2016年05月04日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    日本におけるトップコンサルタントの1人である波頭氏、事業再生の請負人である冨山氏による、次代のコンサルタントに求められる資質は何かをディスカッションする対談本である。

    戦略コンサルタントと言えば、クライアントが進むべき方向性をチャートを駆使してプレゼンするイメージが強く、その後の実行の部分はコミットしないイメージがあった。しかし、本書ではそのイメージを良い意味で裏切ってくれた。これからの企業は「エクゼキュージョン・ケーパビリティ」、すなわち組織の実行能力が非常に重要な経営要素になり、戦略コンサルタントもこの実行部分に関与する必要性を説いているからである。

    また、クライアントの実行を支援する

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    2011年11月13日
  • 会社は頭から腐る

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    冨山さんの本は初めて読むけれど、非常に面白い。
    再生機構で経験されたことに基づいての主張は
    非常に迫力があり、また切れ味が鋭い。
    人はインセンティブと性格の奴隷
    情と理、修羅場をくぐることの必要性、その他
    なるほどと思うところと、自分の身を振り返って
    反省するというか、身が引き締まる思いがするというか
    読んでいて緊張感が高まる思いがする。
    示唆に富んでいて学びの多い本だった。

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    2011年10月14日
  • 日本経済・今度こそオオカミはやってくる 負けないビジネスモデルを打ちたてよ

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    小泉改革時代に共に抵抗勢力と戦い結果を残してきた方だけに、説得力のある内容になっている。今我々が何をすべきか、若い世代にどのような環境をつくるべきかなど考えさせてくれる一冊となっている。しかし政治の世界は一筋縄にはいかないのだなぁ・・・と実感。

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    2011年10月02日
  • 会社は頭から腐る

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    経営者に必要なのは,決断力。情と合理,それを両立させた者がふさわしい。著者の過去の経験から導かれる日本企業の問題点とその洞察は納得感がある。挫折力にもあったが,やはり修羅場をくぐりぬけてきた経験があるとないでは,窮地に追い込まれた時に使えるか使えないか決まる。リーダーはいつでも責任をとれる存在であるべし。
    自身が東大→MBAというキャリアを持ちながら,学歴社会に疑問を呈するのは不思議ではない。まったく自分もそう思う。大企業に行くことで安定を手に入れているのかもだけど,大企業病にじわじわと汚染されてしまうのも事実。そんなのはまだ御免。今のうちに社会で食っていけるスキルを身につけて,30,40代で

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    2011年08月28日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    波頭さん・冨山さんという日本を代表する戦略コンサルタントが
    コンサルティング業界について語った対談本。

    昔、コンサルティングに興味があったからというのもあり、
    かなり面白かった。
    けど、コンサルの世界は凄まじい、その一言に尽きる。。

    3ヶ月でマスターを1つ取るくらいの気持ちで勉強!?
    それを4・5年続けて、基礎的な知的体力がつく!?
    この人たちの勉強量はどこまでやり込むのでしょうか。。
    世の中にはここまで自分を高めようと努力する人たちがいるのかと
    とっても大きな刺激を受けました。

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    2011年08月26日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    自分の中にあった「プロフェッショナルなコンサルタントとはどうあるべきか」という問いにストレートに答えてくれた一方で、超えるべき壁の高さも同時に痛感させられた。
    内容としては、現在の「戦略コンサルティング」が以前に比べて高度化・複雑化している中で、戦略コンサルティングの本質とは何か、及び若手のコンサルタントに求められる働き方・学び方とは何かについて、波頭、冨山両氏の長年のコンサルティング経験を踏まえて、対談形式で書かれている。

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    2011年08月18日
  • 会社は頭から腐る

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    引き続き富山さんの一冊。

    「再生の修羅場からの提言」と題し、今後日本の課題を述べております。

    ボリュームはかなりあるのですが、内容がとてもおもしろく、一日で読んでしまいました。

    修羅場を経験することの大切さを強く訴えています。

    自分の周りでも、(その過程の良し悪しの判断は難しいですが)あまり先輩や上司に指導してもらえなかった人の方が仕事ができていたりするのも事実です。

    そういった意味で日本は一度失敗した経験者に再チャレンジする機会を増やしていく必要があるのではと思いました。

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    2011年06月19日
  • DXの思考法 日本経済復活への最強戦略

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    上司に勧められた一冊。
    「DXとはこういうものです」と書いてあるかと思いきや、そこに至るまでのプロセスが長いこと長いこと。かつめちゃくちゃ話が難しい(意識して色々なもので例えてくれているのでついていけましたが)

    ただ、そもそもDXの前に、それに取り組む上で必要な考え方にここまでじっくり書いてある本は初めて読みました。
    業務改善や日々の仕事の進め方においても、参考になるような考え方なのでそういう意味ではかなり参考になりました。
    よく「抽象化して考える」とか言いますが、この辺りの解像度が劇的に変わりました。

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    2025年11月30日
  • ホワイトカラー消滅 私たちは働き方をどう変えるべきか

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    筆者の主張は、斬新・革新的ではあるが、同時に現実を見据えた実現可能性の高いものであると思う。それは、筆者が、実際にビジネスの場等で、現実の社会と向き合っているからだろう。

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    2025年11月16日