冨山和彦のレビュー一覧
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経営者に必要なのは,決断力。情と合理,それを両立させた者がふさわしい。著者の過去の経験から導かれる日本企業の問題点とその洞察は納得感がある。挫折力にもあったが,やはり修羅場をくぐりぬけてきた経験があるとないでは,窮地に追い込まれた時に使えるか使えないか決まる。リーダーはいつでも責任をとれる存在であるべし。
自身が東大→MBAというキャリアを持ちながら,学歴社会に疑問を呈するのは不思議ではない。まったく自分もそう思う。大企業に行くことで安定を手に入れているのかもだけど,大企業病にじわじわと汚染されてしまうのも事実。そんなのはまだ御免。今のうちに社会で食っていけるスキルを身につけて,30,40代で -
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日本経済AI成長戦略 単行本 – 2026/1/23
冨山 和彦 (著), 松尾 豊 (監修)
日本経済AI成長戦略
日本のDXは口だけだったという論には納得。人を切れない日本は、局所最適で、システムを入れても日本は人を減らさない。システムベンダーの発注。コストサイドだけで、競争優位にならない。パワポでやった感だして終わりというのは、あるある過ぎて刺さる。
生成AIで必要になるのが、部下力ではなくボス力というのは納得。そういう意味で中小企業に勝ち筋があるというのはわかるが、実際に中小企業に刺さるかは微妙。慣習・商習慣多すぎてなかなかしんどいよね。
営業力と決定力ぐらいしか人に残されない。 -
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構造の罠から抜け出し、本当の「価値」で生きるための転換点
日本の「失われた30年」って、実は始まった当初に「団塊・団塊ジュニアの雇用を守ること」を最優先した結果のトレードオフだった――そう考えると、よくある「政府が無策だった」という批判よりもずっと腑に落ちます。誰も悪者にしたくないという日本的な優しさが、結果として今の閉塞感を生んでしまったのかもしれません。
私たちは今、大きな構造の転換点にいます。目指すべきは、人口減少を嘆くことではなく、付加価値の高いややこしいモノを作って外貨を稼ぎ、国内の「生産性」を上げること。そのためにDXやCX、そしてリスキリングが必要不可欠だと言われてい -
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労働力不足が避けられない今、ホワイトカラーが生き残るには新陳代謝を恐れず、リベラルアーツを応用して自ら問いを立る、抽象化する思考などが不可欠です。以前は変化の激しさに漠然とした不安もありましたが、古典や歴史(例えば江戸時代の庶民の柔軟な暮らし方など)に学び、目の前の現象から普遍的な原理原則を導くという自分の方向性は間違っていないと安堵しました。
日本の強みである「複雑なオペレーションを実行する現場力」を活かすためにも、私たちは自らの能力を内省し、学び続ける必要があります。まずは、ただ漠然と知識を蓄えるのではなく、「何を学び、どう組織や社会に還元するのか」という目的と対象を明確にしてからリスキリ -
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長年企業再生に携わってきた著者による、今後の働き方について提言する一冊。
同じ著者による、2014年に発表された『なぜローカル経済から日本は甦るのか』を読んで、当時大きな印象を受けた記憶があります。本書でも、当時の内容を引用し、AIの活用によるホワイトカラーの人余り、一方で、地方における人手不足問題を解決するための処方箋を提案しています。
タイトルは印象的ですが、決して悲観論になるのではなく、むしろ、日本の付加価値労働生産性の向上により、先進国トップクラスに押し上げる可能性を述べているなど、取り組むべき課題を明確にしています。
これまでの改革論は、なかなか実施するために困難な面も多かったのです -
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既存組織の中で新しいソリューションを開発・提供している自分にとって、どう振る舞うべきかのヒントが多い一冊だった。
成功事例は幹部の行動に焦点が当たるものが多く、中間管理職の立場では実行が難しいと感じる部分もあったが、だからこそ自分の影響範囲で何をするかを考えさせられた。
会社全体のありたい姿と、自分が取り組む事業の戦略的意図を重ねること。決裁者や幹部に必要な情報を渡し、部分的にでも仲間に引き入れること。自組織内では、探索事業に必要な価値基準を訴え続け、文化として根づかせること。戦略的意図から外れない範囲で、役割から少しはみ出して挑戦していきたい。 -
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ネタバレ富山和彦さんの「ホワイトカラー消滅」を読みました。帯のタイトルは「人手不足なのに、なぜ人が余るのか」です。急激な人口減少で人手不足は顕在化している。顕著な例は地方のエッセンシャルワーカーという人たち。人が生きて暮らしていくために必要な仕事の担い手が圧倒的に不足している。一方で生成AIは大企業のホワイトカラーの仕事を効率的に代替し、大企業のホワイトカラーと呼ばれる人たちは大量に余る事態が予想される、ならば、その人達を地方のエッセンシャルワーカーとして転用するのが合理的。ただ、簡単では無い。地方のエッセンシャルワーカーとして働くマインドセットも必要でしょうし、そのためのアンラーンとリスキリングが必
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ネタバレ冨山和彦さんの「日本経済AI成長戦略」を読みました。巻末には松尾豊先生との対談と松尾先生のあとがき。この対談にすべてが凝縮されていたような気がする。
少し、引用すると
・推論は英語にした場合に「インファレンス(推論・推定)」と「リーズニング(論理的推論)」の違いがあり、これまでの AIが行っていた画像認識など、分類の出力などを行うのはインファレンスになります。
・最近の A Iは先ほども説明したような、何度も LLMを使い長期的かつ探索的な思考を行うリーズニングを行っています。
・今の AIが行っていることは、人間の思考に近いと言えるでしょうね。
・創造性とは相対的であり、ある種のパターンでも -
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父の推薦書。
生成AIの進撃で漫然としたホワイトカラーの仕事はなくなっていくことは明らかである。
一方、ローカル産業のエッセンシャルワーカーは深刻な人手不足に陥っており、ホワイトカラーがアドバンストエッセンシャルワーカーにシフトできるか、が重要。
これからの社会を生き抜くためには、知識としての勉強ではなく、リベラルアーツをスキリングして社会に出ること、さらにリスキリングを重ねて自身を進化させていくことが大切になると理解した。
ただ読むだけでは理解に苦しみ、
理解を深めるのにかなりちゃっぴーの力を借りたがおかげで私なりに自分の中に落とし込めたと思う。
わたしの子供たちが生きていく時代を知るこ -
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ネタバレまず、失われた30年と呼ばれる時代が、生産年齢人口の多さを吸収しようとした企業のコストダウンアプローチと低賃金を背景とした低付加価値生産性戦略による成長なき安定の時代だったということがよくわかった。
現在は、さまざまな業種で人手不足が叫ばれる中、DXやAIによる特にホワイトカラー職の人余りが進行する。日本ではエッセンシャルワーカー職やローカル企業の賃金が低い傾向があるが、こうした職はAIやロボットに代替できない。
漫然とホワイトカラーな社会人は、必要に応じて非ポータブルな知識はアンラーンし、リスキリングしなければならない。但し、リスキリングは基本的なスキルが身に付いている前提。それが怪しい場