冨山和彦のレビュー一覧

  • コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画
    経営共創基盤CEOで、数々の企業再生などに関わってきた冨山氏の本。何冊もこの人の本を読んできたが、本書も相変わらず「歯に衣着せぬ」物言いとブレない思想が貫かれている。

    危機対応時における「べからず集」が面白かった。精神論や逆に情に流されるリーダーの組織では必ず沈没する。リーダーは人に恨まれようが先...続きを読む
  • 両利きの経営(増補改訂版)―「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く
    両利きの経営の増補改訂版。事例がアップデートされ、入山さんと冨山さんの解説も増補されている。
    両利きの経営は人口に膾炙した感があるが、その実行の難しさはあまり理解されていないように思う。単に深化と探索の両方を追えばいいというわけではなく、容易に深化の道に陥ってしまう組織の慣性=経路依存性を跳ね除け、...続きを読む
  • IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ
    リアルな経営分析とはなにか、数字の分析のみならずその数字の裏側にある物語まで読み取る力をつける必要があることを学んだ。
    会社の生死を分ける剣ヶ峰に立たされた時に(そんな場面に出会いたくないが)読み返したい。
  • DXの思考法 日本経済復活への最強戦略
    2冊同時投稿「DXの思考法」「アフターデジタル」

    必ずしもテーマが綺麗に重なっているわけではないが、私の中で一つのトピックなのでお許し頂きたい。

    で、まあデジタルトランスフォーメーションであるが、平たく言うとなんなのか。
    前者「DX」はその構造的理解を、後者「アフター」はその先端的実装事例を解説...続きを読む
  • DXの思考法 日本経済復活への最強戦略
    プログラミングや情報技術論ではなく、DX時代のマインドセットが分かりやすく整理されている。
    ビジネスパーソンとして、読んで良かったと思える一冊。
  • なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略
    なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略 (PHP新書)2014/6/13


    G経済圏とL経済圏それぞれで別の戦力を用意せよ
    2015年4月15日記述

    産業再生機構元トップの冨山和彦氏の著作。

    本書では企業、産業がかつてに比べG(グローバル型)、L(ローカル型)とはっきりと分か...続きを読む
  • 結果を出すリーダーはみな非情である
    結果を出すリーダーはみな非情である 2012/10/25


    5つ星のうち4.0 常に与党の立場で考え行動する

    2014年4月15日に日本でレビュー済み
    産業再生機構でトップを勤めた冨山和彦さんの本。

    流行している言い方だと意識高い系の本になるのだろうか。
    ただし良い意味で危機感を持って動いた方...続きを読む
  • DXの思考法 日本経済復活への最強戦略
    デジタル化とDXは全く別物と分かっていたつもりだったけど、DXって何と聞かれると答えられなかった。読み終わった後はそこに光を当ててくれたような気がした。
  • 両利きの経営(増補改訂版)―「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く
    本書のエッセンスを一言にまとめると…探索と深化を両立させる「両利きの経営」がイノベーションを起こすには必要であり、トップのリーダーシップが重要、といったところか。某経営学の先生はクリステンセン氏のイノベーション理論を越えたと評している。確かにイノベーションのジレンマに対する処方箋ではあるのだろうけど...続きを読む
  • IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ
    リアルな経営分析とは何かを考えさせられる本。
    アカウンティングを学び財務三表の見方を理解していたが、財務諸表上の数字を見て財務指標分析をするといった数字上の分析手法では本当に実態にあった適切な分析ができるとは言えないということを理解した。
    その分析対象の企業がどんな会社かを定性的に想像できることが何...続きを読む
  • 両利きの経営(増補改訂版)―「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く
    久しぶりのザ・経営書。
    イノベーションと言えば、クリステンセンさん世代(?)な私。有名な「イノベーションのジレンマ」を越えるには、クリステンセンさんの言うように新規事業担当を別組織にするだけじゃ既存の経営資源使えないじゃん?という問題意識から書かれている。
    しかし、結局は別組織にして、上が仕組みや文...続きを読む
  • 2025年日本経済再生戦略 国にも組織にも頼らない力が日本を救う
    冨山さん、成毛さんという論客二人による日本改革に向けたアプローチやプランについて自由に語っていただいた本。
    基本的には昭和的な社会制度・文化が根強く残っている今の日本を欧米を始めとしたグローバルの潮流を意識した仕組みに転換していくべきとの主張。
    非現実的な極論も多いものの、それが故に論点がクリアに示...続きを読む
  • 2025年日本経済再生戦略 国にも組織にも頼らない力が日本を救う
    学生やってる娘に渡そうと購入。
    特に若い世代の方々が読んでもらいたい本だと思いました。

    世界の中における日本の現状を事実として理解し、自分自身がどうありたいのかを考えるきっかけになり得る提言もたくさん詰まっていると思います。
    今の社会システムの中で逃げ切りを図るかトランスフォームするか悩み中の親の...続きを読む
  • 「不連続な変化の時代」を生き抜く リーダーの「挫折力」
    著者の経験の中での「挫折」はなかなか高いレベルのものなので、読者が身近に感じる経験ではないが、
    著書から、仕事をする上での覚悟と取捨選択の重要性を意識されられた
    特に大企業に所属している人に刺さる本だと思う。
    著書の中にもあったが、「著名な本を読んで内容を知っているだけではダメ。自分の生活の中で体現...続きを読む
  • IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ
    最も印象的だったのは、「企業と生物は一緒。動的平衡を保っている。むしろ企業の方が複雑かもしれない。アメーバから霊長類まで、同じ土俵で論じられるか?」普段感じていることを言語化してもらえた気がします。
  • コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画
    さすがの切れ味。こういう人を政治もリーダーに選べないと。硬直化した組織をどう変えられるか。なかなか難しいけど、この熱意からはいい影響を貰える、そうじ目の前の事象に200%あたりたい。
  • 2025年日本経済再生戦略 国にも組織にも頼らない力が日本を救う
    これからの日経が心配で。
    何社か持っているので、持ち続けれるか、売るかの判断材料として読んでみる。

    面白かったし、読みやすい。
    今の自分、環境のままでは生きていけないと危機感をもった。
  • シン・君主論 202X年、リーダーのための教科書
    人間はそれぞれにこのためなら動くという動機づけやインセンティブを持っている。それが理解できれば自分と相手の利害が一致する地点を見つけて折り合いをつけられるものだ。

    リーダーが絶対にやってはいけないのが全員に愛されようとすることだ。

    信念があれば嫌われることを恐れない。
    信念とはすなわち大義。
  • 2025年日本経済再生戦略 国にも組織にも頼らない力が日本を救う
    自分が幸せを感じるのはどんな時か。
    プログラミング、英語に簿記…それも必要だけど、結局それもやりたいことをやるための手段の1つ
  • 2025年日本経済再生戦略 国にも組織にも頼らない力が日本を救う
    参考にはなるものの、強力な2人の論客の対談本とあって、期待値が上がっていただけに、少し期待外れ。現状の否定が多く、将来への処方箋も言ってみれば『強者の極論』。普通の人には実践できないと思います。