冨山和彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者は冨山和彦氏。IGPI代表。
感想。思うことを代弁してくれた感じだ。リーダーになるには今から訓練が必要だっていう話。反面教師の例に共感。
備忘録。
•体をはって挑戦しない人、挫折を味わったことのない人は、利害が衝突する場で組織を舵取りできない。
•「皆で頑張ろう」的なリーダーシップもあるが、本当のリーダーシップが必要なのは、深刻な利害対立が生じている際の意思決定をする時。
•失敗に不寛容な組織は競争力が低い。
•理論で方がつかない問題かどうかは、理論的に考えを尽くさないとわからない。その先に利害対立に折り合いをつける、組織を納得させるステージがある。例えば、理論的判断を実行すべく、粘り強く情緒的コミュニケーションを繰り返す。
•反対派を論破しようなどと考えてはならない。
•リーダーシップには、「この会社を首になっても俺は生きていけるカップという自信や覚悟によるところも大きい。
•捨てる事、優先順位をつけることこそ戦略の本質。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ少子高齢化に伴う日本市場の縮小、企業の売上高増を求めための海外市場への展開などで、今後カイシャの身売りが予想される。
いきなり上司が外国人になったりなどした際に、パフォーマンスを発揮し続けられる人材になるためにはどうすればよいのかを知るために手に取った。
本の前半は、M&Aで事業買収なんて自分に関係ないなんて思っていたらダメだよってことをぐさぐさついてくる。
まずこの言葉がインパクト大きかった。
「あなたがこの会社に与えている付加価値は?」
うーん。。。ごめんなさい。
後半では、これから重要なことはこういうことだからこういった点を意識してみてと。
・会社に依存しすぎないこと
・「自分の実になるかをチェック」=セルフマネジメントを行うこと
・柱2本を持つ
・「なぜ」を考えられ、答えられる人材になる
・英語や中国語は身についていないと始まらない
今日から意識改め、やり方変えます! -
Posted by ブクログ
産業再生機構のCOOを勤めた筆者の経営者を語った本ですが、極めてストイックかつ、バランス感覚を持った意見に思いました。
経営は理詰めで合理的に進めなくてはいけないものだが、いかんせん人間は情に流されやすい存在なので、経営者たるものは合理と情理の両方を極めなくてはいけないとの意見は、経営現場で苦労された方だからこその意見に思いました。
この本に書かれてある事を踏まえますと、日本大企業にプロの経営者と言えるべきトップはほとんどいないように思います。他の本で筆者が現場の最前線にいる30代に経営者的視点を持つように提言していますが、経営者世代の方がしっかりとした経営者の観点を以てもらえれば、日本の閉塞した状況は打開できるように思いました。
30代でも組織のリーダーたらんと考えている方は読んでみれば参考になることは多いと思います。 -
Posted by ブクログ
非常に読み応えのある一冊。ライターの人がまとめているんだろうなぁ、というのは途中からよくわかってしまったんですが(職業病ですね)、それにしてもここまで濃い内容を一冊にわたって綴れるというのは、それだけ濃密な経験をなされている証拠。
企業再生というテーマは自分の中でもずっと携わってみたいものでもあるので、濃密な本でありながら最初から最後まで熱く読み解くことができました。
こういう本を読むと、本当に企業の経営者って、それがサラリーマン社長だとしても社員とその家族の人生という重すぎる十字架を背負っていて、毎日仕事しているんだろうなぁと思う。そして自分には人数によらずその十字架を背負える覚悟がないということを改めて感じてしまいます(笑)
「会社は頭から腐る」と言いつつも、「頭が発展させる」のも事実ですから、現在ワンマン経営者と呼ばれるほど強烈な経営者のリーダーシップで成功を成し遂げているユニクロだったりソフトバンク、楽天などの企業がどのように腐らないでいけるか、という処方せんも今後は求められてくるのでしょうね。「会社を腐らせないために」みたいな。