冨山和彦のレビュー一覧

  • 30代が覇権を握る! 日本経済

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    世代間格差こそあらゆる現代国家特に日本の諸悪の根源だと嘆き、若者に決起を求めてる。解決策は非力だけど、若者の将来特に各種制度へのそこはかとない不安はこれだったのか!と唸らされる。

    「下山するなら自力で降りろ!現役世代に負担をかけるな」←ごもっとも!!

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    2012年12月26日
  • 30代が覇権を握る! 日本経済

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    企業再生に携わる、冨山和彦さんならではのリアリスティックな描き方で、軽快に読むことができる。

    我が国は「先進衰退国」とも呼ばれているが、世界に先駆けて人口ピラミッドが歪になり、世界に対して新しい社会像を示す責務がある。

    自分の世代がこの国を担っているという意識を、もっと強く持つ必要があると考えさせられた。

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    2012年09月30日
  • 30代が覇権を握る! 日本経済

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    本書冒頭の概論はとても合理的な考え方で共感できる。

    かなり突っ込んだ話まで出てくるが、根本からひっくり返して制度設計をし直さないと日本は持たないので、これからの政策は、「将来世代にとって価値のあるモノ・コト」を第一に考えるべき。

    そのためには、団塊世代・高齢者の方々に率先して品位ある行動をとっていただく必要がある。(そう仕向けていく必要がある)

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    2012年09月01日
  • 挫折力 一流になれる50の思考・行動術

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    あとがきに励まされた。

    若者をやれ草食系、やれ内向きだの

    年長者は語るが、それは僕らが時代に適応した結果なのだと。つまり、若者は多いにしたたかなのであると。
    これから、更に厳しい社会が続くことは日の目を見るより明らかであるからこそ、僕ら若者のしたたかさ、そして、小さい頃から味わってきた挫折が大きな力になると筆者同様信じてる。

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    2012年08月25日
  • 会社は頭から腐る

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    リーダーシップと組織経営について著者の実体験をもとに書かれた本。
    産業再生機構での経験を中心に、”現場”と”経営者”、”ゲゼルシャフト”と”ゲマインシャフト”など二項対立で解説されており読みやすい。

    「リーダーとはかくあるべきである」ということはもちろん
    組織を変革するためにはどう行動するべきなのか、など示唆に富んでいる。

    図書に示されているデータには若干の疑問があるものの、
    著者の主張には納得させられる点も多かった。

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    2012年08月19日
  • 会社は頭から腐る

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    非常に読み応えのある一冊。ライターの人がまとめているんだろうなぁ、というのは途中からよくわかってしまったんですが(職業病ですね)、それにしてもここまで濃い内容を一冊にわたって綴れるというのは、それだけ濃密な経験をなされている証拠。
    企業再生というテーマは自分の中でもずっと携わってみたいものでもあるので、濃密な本でありながら最初から最後まで熱く読み解くことができました。
    こういう本を読むと、本当に企業の経営者って、それがサラリーマン社長だとしても社員とその家族の人生という重すぎる十字架を背負っていて、毎日仕事しているんだろうなぁと思う。そして自分には人数によらずその十字架を背負える覚悟がないとい

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    2012年08月14日
  • 30代が覇権を握る! 日本経済

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    日本の抱える世代間格差の問題について様々な提言をしている。効果的な施策が述べられていると思うが、それを政治が実現出来るかについては懐疑的にならざるを得ない。
    改革者となる30代はずる賢さも身につけて行かなければならない。

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    2012年08月06日
  • 30代が覇権を握る! 日本経済

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    産業再生機構でカネボウやダイエーの経営再建に携わった冨山和彦さんの本。タイトルのとおり、近いタイミングで重大な局面を迎えるであろう日本経済に対して、今の30代がイニシアティブを持って社会変革を起こすべしという指南の書となっている。

    物心がついた頃にバブル崩壊、就職は氷河期に突入し、非正規雇用と正規雇用の格差の問題、正規雇用でもワーキングプア続出と、まったく報われない時代を突き進むフロントランナーである30代。消費税増税、年金負担額増額、医療費の拡大といった高齢化社会の課題に対して、今こそ声を挙げるべきであろう。

    日本の課題とは、脱原発でもTPPでもなく、統治構造である。先送り、短期視点での

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    2012年07月17日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    とにかく中身が濃い対談本。コンサルとは何ぞや?がうかがい知れます。この二人が体系的なコンサルの教科書書いたら面白そう。

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    2012年06月01日
  • 会社は頭から腐る

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    タイトルが過激ですが(きっと編集者が付けたのでしょうね。)、内容は秀逸。
    全経営者、必読の一冊。

    経営は至って当たり前のことを実行していけば成功するものですが、当たり前のことを実行することがいかに難しいか、我が身で実感しています。
    本書を座右の書とし、常に戒めとしなければいけませんね。

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    2012年03月30日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    コンサルタント向けに書かれているので、コンサルタントと縁が無いとイマイチしっくりこないところもある。
    ただ、仕事に対する取り組み方には共通する部分もあり、参考にしたい点もある。

    一番印象に残ったのは、以前のコンサルティングと言えば、「大きな戦略を提示しておしまい、実践はクライアントで考えてね」で十分に稼げていたのだが、今は戦略自体を思いつくだけではクライアントは納得せず、具体的に現場を動かす「執行力」というものまでコンサルには求められている、というところ。

    プランを提示すること以上に、人を動かす、モチベートする、という活動の重要性が高まっているようだ。

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    2012年03月21日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    日本のトップコンサルタントといえる、波頭さん、冨山さんの対談本。

    「本当にプロのコンサルタントになるには」というのがベース。
    しかし、話が経営全般、会社の本質などにおよび、そしてここの内容が深い。コンサルを目指さない人でも参考になる。


    <めも>
    ◆経営
    意思決定の力×実行の力=経営の力

    ◆会社
    会社は、組織の本能と資本の本能の2重螺旋
     資本の本能=バリュー創出で利潤を得る
     組織の本質=自己増殖と変化の排除

    ◆知識、能力
    業界紙2年分を読み込めば業界の仕組みと構造が見えてくる
    基本的には知識と論理思考力。情理は、ちょっと到達していれば20代は合格。

    論理的思考は、スキルでなく筋力

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    2012年01月08日
  • 日本経済・今度こそオオカミはやってくる 負けないビジネスモデルを打ちたてよ

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    竹中さんと冨山さんが現在の日本経済の課題について語り合った本。
    二人の意見が非常に平仄があっており、わかりやすいので読みやすい。
    様々投げかけられる問題提起には意外な視点も多かったが、過去の歴史や事実に基づいてのことなので納得感がある。
    民主党への厳しい意見やあるべきリーダーの姿などは、第三者として読んでいる分には全く同感。
    しかし振り返って自分がその立場に立った時できそうか、と思うと反省というか出来ていないと思うところだらけ。
    いろいろ勉強になる本だった。

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    2011年11月15日
  • 日本経済・今度こそオオカミはやってくる 負けないビジネスモデルを打ちたてよ

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    p58 経済政策=「強きを助け、弱きをくじく」→優勝劣敗
    社会福祉政策=「弱きを助ける」→救済原理

    p72 組み立てメーカー=「労働集約」「資本集約」「知識集約」→これからはキー・コンポーネント→圧倒的なシェア→膨大な利益

    p75 系列下請け構造=上のメーカーが利益を吸い上げ⇄継続的な商売を保証(…これって終身雇用と似てるね。)→水平分業型への移行

    p79 ドミナントモデル≒価格実現力の世界⇄総括原価方式≒系列取引→緩やかな統制経済モデル

    P93 財政の基本=恒常的な支出には恒常的な歳入を、一時的な支出には一時的な歳入を→一時的な支出に対して、恒常的な増税をするなんてナンセ

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    2011年11月18日
  • 会社は頭から腐る

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    著者は「人はインセンティブと性格の奴隷である」と説き、個々人のインセンティブを理解するよう努め、方向付けることで企業の繁栄がもたらされると主張している。企業再生という重要な局面に立たされた時、人々は各々のインセンティブと性格に正直にしか行動できないという現実を直視した著者は、動機付けと性格の奴隷となる「弱さ」にこそ人間性の本質があるとする指摘は鋭い。

    以下、印象に残ったフレーズ。

    ・人間は物事を認識するに際しても「見たい現実を見る」生き物である

    ・個々のインセンティブ(情の論理)を洞察し、理解することがすべてが始まる

    ・市場や競争の理解より、基本的な経済構造の理解のほうが、はるかに重要

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    2011年10月13日
  • 挫折力 一流になれる50の思考・行動術

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    良書。
    個人的におススメ。
    自己啓発本として、新書ではもったいないほどのクオリティだと思います。
    基本的には、若いうちに多くの挫折を経験することで、打たれ強く、忍耐強く、そして人を動かすことができるようになれるので、たくさん失敗経験をしておけということを本人の経験をベースに書かれている。
    各章ともよくまとまっており、内容も示唆に富んでいる。
    産業再生機構設立時のCOOという修羅場の経験に裏打ちされた内容には重みがある。
    私自身、30半ばで大きな挫折を経験したが、それまで挫折が少なかった分打たれ弱かったと感じている。
    やはり、挫折経験は貴重だ。

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    2013年08月09日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    コンサル業界の状況を分かりやすく解説。
    「少年少女探偵団のレポート」等の表現もみごと。
    若手向け勉強法もいろいろ参考になるのでは。

    自分自身もプロフェッショナルとして生き残れるように、
    さらなる努力と実践を重ねたい。

    【2011年8月 若手用に購入】

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    2011年09月02日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    ネタバレ

    内藤忍氏オススメの本。未知の単語が何度となく出てきて難解な部分もあるが、東京デジタルホンvsNTTドコモのコンサル実話のくだり等は面白く、一気読み♪

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    2011年08月30日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    波頭亮と富山和彦(こちらの方は存じ上げませんでしたが)、二人のプロフェッショナルコンサルタントが、日本企業の過去の戦いを振り返り現在から未来へ向けての戦いを展望します。そして、そこで活躍すべきコンサルタント像について意見を戦わせます。

      重要なのは徹底した事実の掘り下げとロジカルに考え尽くすこととそのロジカルな表現とし、更に行動経済学で論ずる人間の機微、情理を見逃してはならないと説く。

      会社を資本主義のシステムとしての、利潤追求と、人の集団、組織としての自己増殖と変化の排除の二つの本能があり、それらが二重螺旋ののように絡んで動いているとのこと、こう考えると論理と情理せめぎ合いがよく理

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    2011年07月31日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    数々の生々しい修羅場をくぐり抜けて来たコンサルタントの2人だけに読み応えのある内容。とても説得力がある。流石に論理的でわかりやすい。今後は執行力が重要との指摘も共感出来た。

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    2011年07月31日