冨山和彦のレビュー一覧
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ただ数字の意味を知っているだけでなく、その使い方を理解することが大事、ということはよく言われることだが、そのノウハウが書かれた良書。
再読する必要ありPosted by ブクログ -
はじめに―あなたは本当の経営分析ができますか?
第1章 リアルな経営分析とは何か?
第2章 リアルな経営分析の進め方
第3章 生き残る会社と消え去る社会〈実例に学ぶ分析枠組み編〉
第4章 生き残る会社の数字の作り方〈ケーススタディーで分析訓練編〉
おわりに―「会社」も「事業」も無形物Posted by ブクログ -
企業財務に携わる者として、読んで非常に参考となる良書だと感じました。
大事なことは、
①全ての基礎である簿記と業界専門知識を理解していること
②数字が全てだが、いきなり数字の分解から入らないこと
③同じビジネスを手がける会社でも同列比較するのではなく、それぞれのビジネスモデルの本質を掴むこと
④...続きを読むPosted by ブクログ -
2020.03.21 予め、グローバルでオリンピックチャンピオンを目指す企業(Gの経済)とローカルでの勝利を目指すサービス業を中心にした企業(Lの経済)を分けて考えるという切り口はとてもおもしろく、同意すると同時に感心した。Lの経済における生産性の向上という考え方はとてもよく理解できる。どう進める...続きを読むPosted by ブクログ
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冨山和彦氏によるコーポレートガバナンスに関する本。
主張が明確で、すばらしい示唆を与えてくれる本。
本編とは関係ないが改めて冨山氏のアナロジー活用のうまさが随所にみられてよい。
読み応えのある一冊。
メモ
・日本におけるコーポレートガバナンスの目的は米国企業とは逆の不作為の暴走に対する処方箋となる...続きを読むPosted by ブクログ -
IGPIの本2冊目。
感想。
IGPIも財務三表や簿記の考えを大事にしていることが分かったのは励みになった。飲食店や製造業のケースは特にリアルノウハウと思いました。
備忘録
・事業計画の大前提は、数字を根拠に作られ、数字をもって説明されるものであること。ビジョンや想い、戦略は大事だが、数字にしな...続きを読むPosted by ブクログ -
ローカルビジネスに興味があるのであれば、こういう本をちゃんと読まなきゃいけなかったよなと後悔。ただ、過去を悔やんでもしょうがないので、これからちゃんと勉強しよう。
日本全体が人口減少している中で、これまでと同様に地方の産業政策が「工業団地造成&企業誘致」では立ち行かなくなるだろうというか、すでに立ち...続きを読むPosted by ブクログ -
・組織の実行力が戦略の自由度を規定する。つまり、エグゼキューションケーパビリティのレンジが経営戦略のあり方を決める。
・「無事これ名馬」「忠犬ハチ公」Posted by ブクログ -
「地方消滅」のおさらい的に。人材と同様、グローバルの標準的なルール(オリンピック)で戦う会社と、ローカル経済で戦う会社のルールはおのずと異なるので、きちんと峻別して運用しましょう、という本。納得です。Posted by ブクログ
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経営分析の一般的なイメージとしてPL、BSの数値を四則演算などによって指標化し、業界内で比較すると想像していた。しかしながら、本書はそれら一般的かつ大学の教科書で使用されるような経営分析本と違い、数値からなぜそのような数値になっているのかを、ビジネスの実態(オペレーション人員はどのくらい?保有すべき...続きを読むPosted by ブクログ
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経歴も素晴らしいトップコンサルタントの、プロフェッショナル魂が垣間見える。自分が知っているコンサルタントは、少年少女探偵団的なレベルの人しかいないことがよくわかる。
コンサルタントでなくても、学び、気づく点が多い一冊Posted by ブクログ -
分析ポイントを教科書どおりではなく、現場の実状通りに解説している本です。
自分のおかれてる業界も触れられてるので考えさせられる一冊Posted by ブクログ -
メモ
# 読む前の問いかけ
Q1. 「必ず非情であるべき」の根拠は何はあるのか?
Q2. 「結果」の定義とは何か?
# 読んだあとの感想(個人の見解です)
A1. 感情を全て否定しているわけではない
「薄情け」が最も憎むべき
リアリストに徹して合理的判断をしつつ
情を持ってコミュニケーション...続きを読むPosted by ブクログ -
コンサルタントはクライアントの課題解決を求められるけど、その業界のプロがたまたまファームにいるわけもなく、決まるとその業界のことを誰よりも詳しく知っている状態を作るとのこと。Posted by ブクログ
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事業計画とはお金の計画を練ること。計画ゆえに時間軸があり、単年収支のみならず、減価償却やストックを含む。財務諸表で語れ。何か施作を行なった結果は財務諸表に表れる。本書の主張は明快であり、すべては財務諸表で語れということだ。
差別化の本質的な意味。
1.顧客視点で購入のトリガーとなること、
2.競争視...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の大企業の宿痾をよく分析して書いている。
が、あまりにも自信過剰な書きっぷりが鼻につく。
ところで融資の個人保証をやめろという主張はいかがなものか。
どこの国でも中小企業はある程度、公私混同している。国によって程度は違うが、日本はかなり悪いほうだと思う。とても、現場をふまえた提言とは思えない。Posted by ブクログ -
IGPI冨山さんの著作。AI・デジタル革命において、日本企業が真に見極めるべきは何かを伝えている。
AI革命による大波は、デジタル革命から遠かった医療介護現場や建設現場など、労働集約産業、さらには第一次産業にまで到達している。この波を梃子にして、飛躍的に生産性の高い産業に生まれ変わる現場も出てくる...続きを読むPosted by ブクログ