冨山和彦のレビュー一覧

  • 「不連続な変化の時代」を生き抜く リーダーの「挫折力」

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    修羅場を作り、乗り越えろ

    「若い時の苦労は買ってでもしろ」というが、ここでいう"苦労"を言語化してくれた印象。単なる下積みを苦労とするのではなく、変化が激しい環境、生きるか死ぬかの分水嶺に立ち会えるか?

    ■概要
    なぜリーダーに挫折力(挫折を乗り越えた、そこから這い上がった胆力が必要か)、リーダーとしての振る舞い方、人の業をどう捉えるか。
    何かを捨てる、特に抵抗勢力を切るのは口で言うほど簡単ではない。著者の経験がベースだが、リーダーとしてどう対峙すべきかを示してくれている。(経験ベースになるのはやむなしか、これを普遍的に実証するのは難しい)

    ■所感
    まさに自分自身の今の

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    2021年10月13日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    ロジックのトレーニングを徹底的にやる

    そこで間違ったら、あなた死にまっせ。と言えるか。これで勝負しないんだったら、すいませんけど、今回僕ら手伝いませんよって、言えるかどうか。

    じぶんだったらどう考えるかというスタンスが、分析をしたり、リコメンデーションを作ったりする時の基本姿勢になっている人が伸びるんです

    例えば、19世紀、20世紀であればどう行動したか、と考えると面白くなる。

    靴をすり減らして、現場経験を積む!!

    現場で起きていること自体を、本当に本気で面白いと思って取り組んでいるかどうか

    小さくとも一気通貫のビジネスを経験してみる

    仮説の設定、調査の設定、質問表のスクリプト、

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    2021年09月26日
  • IGPI流 DXのリアル・ノウハウ

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    個人的には、かなり自己啓発的に気付くところはあったかなと思います。
    具体的なテクニックよりはマインド面の方が強いかなという印象でした。

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    2021年09月15日
  • なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略

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    ネタバレ

    これからの日本のいく末可能性について考えるべく読書。gとlの社会は構造が違うという話。改めて興味深い

    メモ
    ・製造業、it業はグローバルの経済特性。規模の経済・ネットワークの経済性が効きやすく、国際競争に巻き込まれやすい。
    ・ローカル経済圏はコトの価値。分散的な経済構造、密度の経済が働くことが多い。
    ・新陳代謝の不足
    ・グローバル優良企業はトリプルテン(利益率・ROE・成長率)
    ・Gの世界の戦略 高株価・新陳代謝・成長産業・労働市場
    ・銀行も通信もローカル産業。グローバルかどうかをみるには寡占度合い。
     トップ10位でほとんどをしめていたらグローバルの産業
    ・再生における問題の本質はBSでな

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    2021年09月11日
  • コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画

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    ・新卒一括採用で終身年功制のサラリーマンとなり、同質的、連続的、固定的なメンバーで一つの会社で集団的な改良的イノベーション力、オペレーショナルエクセレンスで延々と戦い続ける。この「日本的経営」を軸とした会社と社会と人生のモデルが成り立たなくなっている。
    ・事業モデルと競争メカニズムの変化が要求する組織能力の変異幅が、改良的な範囲で済むときは、同質的、連続的、固定的メンバーで構成された組織は強い。しかしそれを超える、スポーツにたとえれば野球からサッカーに代わるくらいの変異幅になると脆さを露呈する。今の日本企業、特に旧来の大企業の現実。。。

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    2021年09月11日
  • コーポレート・トランスフォーメーション 日本の会社をつくり変える

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    これからの時代、働き方は色んな選択肢があるということですね。
    大学教育では、リベラルアーツや専門教育に加えて、それらの活かし方、社会人として選択肢の前提、ゲームのルールが変わってきていることをしっかり学ばせて欲しいなぁ。

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    2021年09月08日
  • IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ

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    会社は生き物(無形物であり、動的平衡な物)という当たり前の事を認識し、セオリー通りの理論上の経営分析ではなく、地に足のついた分析の重要性を述べている。同じ業界であっても事業モデル、成長ステージ、市場成熟度、戦略の違いによって収益構造は異なり、事業構造や現場の実態を理解することで適切な経営分析ができる。最初に数字ありきではなく、先ず活動ありき、事業構造を想像できることが重要。リアルな経営分析を行うにあたっての基本的な心構えと、方法論が書かれている1冊。

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    2021年08月29日
  • DXの思考法 日本経済復活への最強戦略

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    解説にある「本書を読んでその本質的な意味合い、IXの実相を実感できなければアウト」という言葉が重い。

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    2021年08月24日
  • コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画

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    パンデミックを受けての中長期的な予測とそれに挑む経営者の姿勢について1年前に書かれた本。
    今の状況は1年を経た今の方が深刻度を増しており、この本で示された経済ダメージのリスクもリアリティを増している気がします。
    否応なしに起こる変化に対して、どう対処していけるか?この時代の皆が受け止めなければいけないリアル。

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    2021年08月16日
  • IGPI流 ローカル企業復活のリアル・ノウハウ

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    基本的にコストサイドの改善の話。ローカル企業なら大抵それで十分、飛び道具的なトップライン施策は不要、という言い切りが明快。

    コストサイドの改善だと、発想力よりもむしろ決めたことをやり切る根気と真摯さが重要というのも、コンサル業界に身を置く実感としてよく分かる。

    上記の前提なので、地方に新しい風を吹かせるという方向性の話は無いのが少々残念。

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    2021年08月14日
  • AI経営で会社は甦る

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    2017年の著作を今頃読んでみましたが、4年経った今でも、この考え方は有効だと思う。
    人の幸せや価値観は、人それぞれな中、一つの価値観に囚われない全体感をもち、そこから何を自ら選択していくのかという思考は腹に落ちます。
    また、新たな進化の段階を迎え、これまでマイナスに作用していたカルチャーが、これからの時代には武器になりうるという着眼に勇気づけられました。

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    2021年08月07日
  • コーポレート・トランスフォーメーション 日本の会社をつくり変える

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    ◎ガバナンスシステムや組織人事制度をまるっと変えて、イノベーティブな組織になっていくべきという論は理解。だけど、それが内側からでは絶対的に難しいんだよなぁ、、、というのが実感。

    ◎富山さんがみちのりグループというローカル交通機関の会社を運営しているとは知らなかった。彼らのセオリーを実践する場なのだろう。おもしろい!

    ◎「P265 目指すべきものが変わっていくことが間違いない時代には、目指すべきものが変わることに対応する組織能力を持っている企業が両利き経営(深化と探索)の時代の勝者になっていく。」

    個人の生き方としては、大手企業や政府組織に属すること自体、未来のないことだとあきらめて、伸び

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    2021年07月31日
  • DXの思考法 日本経済復活への最強戦略

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    DXの本質について説明を試みた書籍であり、それはアーキテクチャーやレイヤーといったもので表現される産業構造を変革する道具であり、思想であることと受け止めた。特に「本棚に無い本をみつける」といった表現にあるように、既存の技術やサービス(本棚に存在する本)をしっかり把握した上で、それを組み合わせたアーキテクチャーとすることで、新たな本に相当する価値を生むことができる。それを徹底的に探究することがこれからの時代求められていることであると。
    メッセージは世界がテクノロジーを活用して変革に向けて邁進している中で、自らがどうあるべきかを徹底的に考えるべし。というのが本書から得られたメッセージであると受け止

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    2021年07月26日
  • DXの思考法 日本経済復活への最強戦略

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    DXが何なのか、ということを知ろうと思ったときに最初に読むには良い本なのではないかと思う。
    DXの事例などをまとめた書籍を読んだことはあったが、それは言ってみればデジタル化の事例集のようなもので、その背景にある思想には考えが及ばない。
    本書は、DXの背景の思想、GAFAが描いている戦略などをある程度抽象化した視点から述べている。このため、自分の仕事に適用しようとした場合、考える必要があるが抽象化しているため汎用性も高いのではないかと思う。
    一方で、料理を例として多用するなど、抽象化されているからと言ってわかりにくいということもなく、著者の独りよがりになっているということもない。
    本書の解説では

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    2021年06月27日
  • DXの思考法 日本経済復活への最強戦略

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    本質を突き、思考を深くえぐるとても良質な内容だが、小林秀雄イズムに明らかに感化された憧れが、猿でもわかる内容から遠下げてしまって損をしている。事例や例えがインテリスノブ過ぎて、万民の理解と共感を無駄に得にくくしてないか不安にさせられる。より分かりやすい事例を用いることで、とてつもないベストセラーになる機会損失を招いたと思われる。

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    2021年06月18日
  • 「不連続な変化の時代」を生き抜く リーダーの「挫折力」

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    自分はまだいい人で止まっている。
    ここからさらに殻を突き破り、真のリーダーになる必要がある。
    最高の組織にしていくためにも自分の人生の目的を成し遂げためにも、妥協しない。

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    2021年06月17日
  • IGPI流 ビジネスプランニングのリアル・ノウハウ

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    事業再生業界で有名な富山氏が事業計画に焦点を当てて綴った書籍。他にはないポイントの具体性は魅力であったが、例に対する道筋はほしかったり変数に分解せず「売上高は10%増」「人件費は横置き」等の根拠がないヤマ張りは意味のない計画に過ぎないと、事業計画にも関わらず蓋然性が高いとものは計画未達に終わるのは最もだ。また、社長に報告する際は、売上増加率等の事実よりも「1年後、3年後、5年後に会社や事業はどうなっているか、何を目指すか」「どの前提条件を達成できることが、事業計画のポイントか」を意識したい。


    事業計画の残念なパターン
    1.想いのアピールはあるが、数字になっていない
    →「前年比10%の売上増

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    2021年06月11日
  • 新L型経済 コロナ後の日本を立て直す

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    足元の新陳代謝

    新しいセーフティネットとガバナンスにより、L型の企業のCXを進めることで、日本再興は可能。

    ■概要
    日本経済の中心はG型ではなくL型の地域経済(GDPで見ても労働者ベースで見ても)。新陳代謝というと、古いものを淘汰する過激なものに思えるかもしれないが、自然に緩やかに入れ替わる仕組みのことを指す。
    緩やかな新陳代謝ができない根源は補助金づけのゾンビ企業と、補助金に依存せざるを得ない個人保証の仕組み。企業の救済と個人の救済を分けて考えることが大切。
    そのためには地銀や地方大学のあり方も鍵になってくる。

    ■所感
    前著「なぜローカル経済から日本はよみがえるのか」と方向性は同じだが

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    2021年05月23日
  • IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ

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    定期的に読み返したい一冊。
    経営分析は冷静に数値を見つめることも大事やけど、その裏にある人間的なリアリティを忘れてはいけない

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    2021年05月23日
  • 「不連続な変化の時代」を生き抜く リーダーの「挫折力」

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    失敗は成功のもと、挫折は成功のもとということを説いた本。自分自身、失敗を怖がり過ぎる性格にある。昔は虚栄心の方がそれより勝っていたから、ビビりながらもチャレンジを続けていたが、今は違う。それをなんとかしたいと思って読んだ本。確かに今の仕事で失敗したとしても、この人手不足のコンサル業界で経験者採用枠にハマることは出来るだろうし、逆に失敗を許容してくれない環境ならいっそ変えたほうがいいという考え方も出来るかもしれない。

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    2021年05月23日