冨山和彦のレビュー一覧
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経済学的には、好景気だから人手不足、不景気だから人余り、なのに景気停滞の今人手不足…
少子高齢化時代の今、従来と異なる経済環境を経験している。団塊の世代の大量退職から、あと20年間は続くであろう極端な少子高齢化とこの人手不足の問題にどう対処するか?まもなく日本と同じ少子高齢化問題を迎える他国のお手...続きを読むPosted by ブクログ -
AIと銘打ってはいるが、本書はモノづくりについての本、とも言える。
まずもって、数多の関連本が出版される中、AI革命=大自動化革命、とシンプルに言い切った人は私の知る限り今までいなかった。
AIがもたらす新しい自動化を考える上で著者が提示するのは、「Sの世界」という概念。Sは「シリアス」。ネットに...続きを読むPosted by ブクログ -
若者へ向けた強いメッセージが書かれています。
挫折によって、打たれ強くなり、豊かな人生を送れる。
若いうちに挫折せよ、いずれその挫折力が活かされるはずだ。
そういうことを前提に前向きに書かれています。
後半はリーダーについて書かれています。
何度でも読み直したい本です。
気になったポイント
・若...続きを読むPosted by ブクログ -
最近世の中、不祥事やらなんやら多いので読んでみた。
同質化への危機感が強い。たしかに半沢直樹とか、別に左遷させられた所でクビになったわけでもないのにすごい悲劇的に捉えられるのとか、象徴的。
早めに好き嫌いの尺度を考える機会があるのは良かった。
世の中的に言われる危機感に対してリアリティがないって...続きを読むPosted by ブクログ -
いつの世にも、革命、改革はミドルクラスのマネージャ、リーダが率いた、とこの本は主張する。たしかに、その通り。トップマネージャーや、リーダーがダメだから、改革は必要となる。かと言って、その代りをダメな人がやっても、その繰り返し。そういった事情から、改革は、ミドルクラスをリーダーとせざるを得ないのである...続きを読むPosted by ブクログ
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半分自慢本な自伝ものでしたが、正論は正論。
でも、こういう人は社長でもない限り、会社には不要なのかなあとも。自分で言ってるとおり、排除される。Posted by ブクログ -
ローカル(L)の世界とグローバル(G)の世界に分けて政策提言.グローバルとローカルは格差ではなく選択の問題,そこに序列はないという考え方には納得.ただ両方を見て選択できる人は限りがあるのではとも感じた.里山資本主義と合わせて読むと理解が進む.Posted by ブクログ
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AIがホワイトカラーの仕事を奪うかもしれないが、飛脚の仕事が、鉄道や自動車にとって代わられたが、人類全体から見れば、苦手な部分を機械に任せ、むしろ発展し、仕事が増えたように、また、大きな発展の時期が来ているのだと思う。急激な変化が起きる時、取り残されそうな人達は、ブレーキをかけようとする。そういった...続きを読むPosted by ブクログ
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今月の課題図書。
バーチャル・サイバーで成長したテクノロジーがリアル・フィジカルの世界へ、これを使いこなして成長するには、仕事のやり方をことごとく変えなければ!
改めて気合と勇気を与えてくれる一冊です。Posted by ブクログ -
経営共創基盤出身の富山和彦氏の一冊。雑誌ゲーテのコラムを編集した内容。厳しいコメントが続くけれども、社会人歴10年目以降、3,4部署経験してきた人には刺さる内容。めも。
・これからのビジネスパーソンはいかに生きていくべきか。自分の成功や幸福の尺度を自分の中に持っているかどうか。仕事の中でいかに自分の...続きを読むPosted by ブクログ -
カジュアル(facebook)な世界からリアルでシリアスな世界へ。ソフトからハードの世界へ。何故ならAIやロボットなどが主流になってくるから。アルゴリズムは天才で作れるが、今後AIやロボットで必要なのは、ハードな技術とリアルな情報。そのため、ハード技術を持っている企業と顧客情報を握っているローカル企...続きを読むPosted by ブクログ
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富山節が炸裂した、AIによる日本の可能性と取り組む道、考え方についてしるされた良著。
<メモ>
・革命的なイノベーションの波に飲み込まれた業界においてビジネスの世界での勝ち負けはあくまでも急速に変化する環境の中で、構造的持続的に稼ぐことのできるビジネスモデル、競争モデルを先に構築できたかどうか。
...続きを読むPosted by ブクログ -
コーポレートガバナンスのあり姿についての提言がまとめられた本。日本企業の経営はムラ社会(調和的)の影響が色濃く、空気を読むがあまり経営に求められる「あれかこれか」を決断する能力とスピードに欠けると筆者は指摘。そこで取締役会のモニタリング機能を高めるべく、会社TOP人事(=企業の最高権力)を社外取締...続きを読むPosted by ブクログ
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冨山さんの話を聞く機会があり、色々と修羅場をくぐっているだけあってその話には大変惹きつけられた。そのときにも経営者は数字が大事、ということも言われていたこともあり、であればと手に取ってみた。
まず会計による経営分析には限界があるということ。財務諸表を読むことができることは当然必須のことではあるが、...続きを読むPosted by ブクログ -
ローカル企業復活において大切なことは、
意外と単純なところにある。
現状把握
選択と集中
継続力
やるべきことを明確にして、
あとは覚悟をもって課題に向かって立ち向かうだけ。Posted by ブクログ -
ミドルリーダーへ向けたリーダーシップ論。情に流されず徹底的に論理性・客観性を保ちながら合理性・リアリズムを追求し、自ら緊張感をもって挑み、広い視点で網を張り、捨てるべきは捨てて、経営リーダーたれ!Posted by ブクログ
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しょせん当たらない予測に時間とカネを使うことよりも、予測不可能なイノベーションがもたらす変化に迅速かつ鮮烈に対応できる組織能力、経営能力、すなわちwhen,how,whoに関わるもっと根源的な戦闘能力を高めておくことのほうが、革命期においては重要な意味をもつ
過度の焦燥感や無用な悲観論に流された情...続きを読むPosted by ブクログ -
会社というムラ社会を抜け出す必要性を説く。読んでいてスカっとする。ムラ社会にいると仕事の本質がわからなくなるのだろうと実感する。Posted by ブクログ
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MBAの先輩推薦の為、購入。
分かりやすく、タイトル通りリアルなノウハウが記載された一冊。
経営分析素人の私ですら、なるほどー、と思える。
惜しむらくは、部分的に文章が下手なところがあり、意図が掴みづらかった。編集チェックが甘かったのか、そこだけ他の人間が書いたのか。
しかしながらまあそれは些...続きを読むPosted by ブクログ -
「GとL」という形でグローバリゼーションとローカライゼーションを、競争ルールや戦い方が全く異なる社会であるということを明示して見せた著者が、AI・IoT・ビッグデータ時代における日本の競争戦略についての考えを示した一冊。
私なりに要約すると、著者の主張は以下のようになっていると思われる。
・これ...続きを読むPosted by ブクログ