冨山和彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「コロナショック・サバイバル」「コーポレート・トランスフォーメーション」に続けて休日を利用し一気読みしました。
やばいなぁ...
これが今の正直な気持ちです。
何がやばいか、それは先に読み終えた2冊よりも圧倒的に本作の方が読みやすく、その分少しは血肉となった感覚があるからです。
今から2年8ヶ月(約3年)前に出版された本書の内容は頭に入ってきやすいが、約半年前に出版された「コロナショック・サバイバル」「コーポレート・トランスフォーメーション」はなかなか頭に入ってこなかった。
つまり、私の感覚と知識レベルは今の時代からすでに約3年も遅れているということだと思う。
経営者ではないが、一般社員でもない。
本書の中でまさに8割が不要の対象であると書かれている管理職である自分もしっかりとトランスフォーメーションしていかねばならない時代が来ている。
私が勤めている会社はいわゆる大企業でもなく、グローバルな市場で戦ってもいない。
いわゆる中小企業で、ローカルな市場の中で活動をしている。
すでに始まっているデジタル化というパラダイムシフトの中で、戦い、勝ち残っていく為に、そして何より人生を楽しむためにも今後も学びを続けていきたい。
著者の他の出版本も今後も手にしていこうと思う。
説明
内容紹介
AI時代のビジネスを理解するためのキーワードとは?パラダイムシフトによる千載一遇のチャンスを生かせ!いかにAIを利用し、儲けるか。日本復活、勝利のシナリオ。カギはLとSにあり!企業再生の第一人者が伝授するAI時代の経営論。
内容(「BOOK」データベースより)
AI革命で「産業構造」「稼ぐ仕組み」が激変する。
企業再生の第一人者による「AI時代の経営論」。
【目次より】
◆はじめに AI時代の経営とは
技術的にスゴいことと儲ることは違う
L(ローカル)の風とS(シリアス)の風をつかめ
WhatよりもWhen,How,Whoの勝負
◆第1章 これがAI革命の真相だ
デジタル革命が「バーチャルの世界」から「リアルの世界」へ
「稼ぐ」構造が根こそぎ変わる
産業革命の核心はAIの進化と「S(シリアス)の世界」
大自動化革命ではタブーの少ない日本に勝機あり
オープンイノベーションとブラックボックス化
日本の自動車メーカーは生き残れるか
◆第2章 なぜ日本企業が有利なのか
ハードとソフトの融合が焦点に
ハイブリッド経営システムを構築せよ
モノづくり日本にチャンスあり
ローカル型産業、中小企業にはもっと巨大なチャンス到来
ターゲティング型の産業政策はもはや通用しない
◆第3章 日本企業がとるべき戦略
天才技術者を雇うには
一国二制度で異質なものと共存する
プロ経営者の改革がうまくいかない理由
リアルキャピタルからヒューマンキャピタルへ
産学連携で人を育てる
◆第4章 AI時代のリーダー像・働き方
分断される「Gの世界」と「Lの世界」
真のグローバル人材を目指すには
AI時代に残る仕事、なくなる仕事
◆おわりに 千載一遇のチャンスをつかめ
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
冨山/和彦
経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO。1960年生まれ。東京大学法学部卒、スタンフォード大学経営学修士(MBA)。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、産業再生機構COOに就任。カネボウ再建を成功させる。解散後の2007年、IGPIを設立。現在、経産省が取り組む官民共働型のIoT化推進組織であるIoT推進ラボ座長、建設現場の生産性革命を狙った国交省主導のi‐Construction推進コンソーシアム委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
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ネタバレ新型コロナの感染拡大が続き、まさに国内でも第3波に入ったといわれるタイミング。
リーマンショックを今の会社で経験し、東日本大震災、そして新型コロナウイルスによる世界的パンデミック。
サイクルで訪れる危機。
終息が見えない世界的な危機に直面するなか、リーマンショックが起こった時には想像すら出来なかった速度で進むデジタル革命。
DXをどう取り入れ、生き残っていくかを意識し始めたのを機に本書を手にしてみました。
DXの前にCX。
管理職とはいえ、会社の方向性を決定するポジションにはいない私に出来ること。
少しでも進めたく、MAやRPAの導入に社内では最も早く取り組みを行ってはいるが、日本では失われた10年と呼ばれる時間に世の中は大きくシフトし、日本的経営を続けてきた多くの企業が世界基準から取り残され、日本は生産性が低いと呼ばれる社会に浸かってしまった。
今のような危機的状況では医療の世界で行われるようになった「トリアージ」(緊急度と救命確率で治療の優先順位をつける)の視点は組織を運営していくうえでも必要な視点で、まさに「あれか、これか」の優先順位。
緊急時にはそれを皆で協議するのではなく、トップが判断し、指示を出す必要がある。
今まさにビジネスパーソンが読むべき一冊。
そして、続編である「コーポレート・トランスフォーメーション」もしっかりと読み、多くの学びを血肉に変えていきたい。
説明
内容紹介
NHKスペシャル『激震コロナショック~経済危機は回避できるか』著者出演、大反響!
▼リーマンショックを超える経済危機は、3つの時間軸で襲ってくる。
第1波 日本のGDP7割を占めるローカル産業の壊滅(飲食、小売、エンタメなど)
第2波 自動車、電機など大企業 グローバル企業へ波及
第3波 金融恐慌の発生
・欧米でもローカル経済圏破綻の打撃が大きい(cf.リーマンは金融圏)
・中国による牽引役が期待できない ・ソルベンシー問題と逆石油ショックが金融危機へ
・破産したくなければ企業は短期PLを本気で捨てよ・手元キャッシュが全て・最悪を想定
・危機におけるリーダーの”べからず集”とは?
・経済のグローバル化傾向は、このまま続くのか?
・企業が、個人が、政府が、コロナショックを生き残る鍵とは?
内容(「BOOK」データベースより)
企業は、個人は、どう生き残るべきか。史上最大の経済恐慌を、必死で回避せよ。日はまた昇る―「ポストコロナショックの世界」を大胆予測。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
冨山/和彦
経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO。1960年生まれ。東京大学法学部卒。在学中に司法試験合格。スタンフォード大学経営学修士(MBA)。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、産業再生機構COOに就任。カネボウなどを再建。解散後の2007年、IGPIを設立。数多くの企業の経営改革や成長支援に携わる。パナソニック社外取締役、東京電力ホールディングス社外取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
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感想
・集中力がある時に読めば、一気に流れで読める。
・途中途中にしっかりと参考図書を盛り込んでいて、広げ方と深め方を知ることできる
・両利きの経営の実用理解をするための本
・これから企業経営(特に人事関連)がどのように変化するべきかを述べてる
評価
入り口の本であり、ここからどう深めていくのか、自社に落とし込んでいくのか、仕事に活かしていくのかを理解しておくこと
組織や会社に対する見立てを持つこと、これからの変化適応とは10年後のCXを想定しながらも常に変わり続けること
内容
・日本のコーポレートを知り尽くしているからこそ、変わるべき。そのうえで、過去を紐解く
・かつてより日本の強みはオペレーショナルエクセレンス、一方で二番煎じの追い上げを図ることがほとんど
★改良型イノベーション、一括採用~育成、同質連続的で固定メンバーが形成する組織かつ低賃金でよく働き協力する風土が完全合致して奇跡を生んでいた
第一章
●『日本的カイシャモデル』
きわめて排他的で内部は曖昧かつ柔軟な形で運用。
・人事管理(終身雇用、年功序列、組合、一括採用、男性社会、メンバーシップ、定年、転職=悪、中途は例外、育成は長期OJT、一元的制度)
・組織構造(年功階層、事業・機能の分権、稟議決裁=ボトムアップ+合議、長時間会議、あいまいな責任区)
・事業戦略(量産的生産活動が主軸、改善力がコアコンピタンス、手持ち技術の転用による探索、現場主義、精緻さの追求)
・財務経営(資金調達の帳尻、業績はP/Lの数字管理、経理がCEOは稀)
・コーポレートガバナンス=サラリーマン共同体主義(社内取締役中心、株主のガバナンス機能は最小、成功のKPIは平穏無事、社長人事は内部決定、年齢が高い)
●カイシャ危機
・既存技術が通用しない
・若手が減少する
・経営者が育たない
・株主がモノを言う
→(感想)言い訳すんな、なるべくしてなった。日本は自分たちのカイシャという偶像を創り上げたうえ、社会性を重視して改革の芽も見出さなかった。ということが理解できた
第二章〜五章
どのようなモデルなのか
兎にも角にもCXに変わる
変わるべきことと転換点になるモデルは
日本の大多数GDPを支えているのは中小そこポイント -
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自ら進んでタフな環境に身を置き、ストレス耐性を身につける
自分が上下左右の関係者からどう見られているか、正しく認識できているか
→自分に対するメタ認識
ギフトを与えられた人間を見つけ積極的にタフな経験を積ませ、実力を発揮できる環境を作ることこそが大事。。
→という感覚で本当のリーダは人を見て育てようとしている。
現役を退いたOBが五月蠅すぎる会社は駄目
会社に左右されない生き方
人間はだんだんと選択肢が減っていく
何を持って成功の尺度と考えるか。まだ心が柔らかな打ちから、自分は何なのか、自分にとって幸福感とは何なのか、考える力を養わないと行けない。
どんなときに自分が嬉しいと思ったり、どんなときに自分が居心地が悪いのか、どんなときに達成感を得られるのか、そういうことをしっかり理解する。
趣味の世界で追求するにとどめるのではなく、自分のメインの人生、職業人としての人生を真っ正面から見つめないと行けない。ちゃんと対価をもらっているプロフェッショナルな世界で、何を精巧と考えるか。あるいはどういう仕事をしている状態を幸福と考えるか。
自分の人生を成功させる確率が一番高いのは、自分で成功の尺度を決めること。自己満足でよい。
古い権力に適合する優等生は必要ない。優等生的人材、使いこなしやすいからの人材はもういらない。若い感性をうまく取り入れることが出来なければ衰退は避けられない。
教養レベルが圧倒的に低い。人としての深みを得る教養を身につける
空気を読み続けるのがうまい人、読んでいる方が楽だから。考えていない。
勉強し、考えている人には絶対にかなわない。
末期に来ている。江戸末期、10年足らずで廃藩置県10年で自分たちの藩が無くなった。今の時代も同じ。自分が忠誠を誓っていた藩が、わずか10年後になくなってしまう、同じ事が起きない保証はない。サラリーマン幕藩体制は末期に来ているのではないか。
自分を客観的な市場評価で、冷徹に見極める。自分のやった仕事ともらうべき報酬の関係を正しく理解し、貸しと借りを認識する。人生の貸借対応表を正確に把握。
ここで重要なのは、世の中の成功や幸福の定義とは別のメジャーで、次なる行動を考えること。
将来自分や家族にいくらお金が必要なのか割り出す。自分が達成感を得られる仕事が何かを整理する。そのメジャー面とが出来てこそ、自分自身の幸せを作り出せる。こういう人こそが、激動の時代をサバイブできる -
Posted by ブクログ
コロナを危機ではなくむしろ「機会」と捉え、バブル崩壊以降長きに亘って放置・温存されてきた「日本的経営モデル」の根本的な転換に向けた方策を提示する一冊。
デジタル化の進展に伴う産業レベルでの構造転換の時代に必要な「両利きの経営」、すなわち既存事業の「深化」と新たな成長機会の「探索」の両立が不可欠となっている今日の経営環境において、連続的改良・改善を前提とした同質的・固定的な共同体としての日本型「カイシャモデル」は既に陳腐化しているにも関わらず、人事・組織・財務・ガバナンスといった複数要素の整合の上に確立された既存の経営システムから脱却できない日本企業には、本業の稼ぐ力の強化や事業ポートフォリオの新陳代謝、また組織能力の多様化・流動化が大きな課題となっている。
著者は特に、GDPの7割を占める地方経済圏、中堅・中小企業経済圏の改革が重要であり、コロナを機に東京一極集中の流れが変わる可能性があるとして、これまで以上に組織の「内と外」の関係が流動的になる中では、より個人としての働き方の価値観が問われる時代になり、企業もそれに合わせた人事制度や組織戦略へと”トランスフォーム”する必要があると説く。大著故に多くの論点にキャッチアップするのは読み手として大変な側面もあるが、それだけに読み応えも大きく、「社会を構成する一人ひとりの主体性と能動性」であるとする著者のメッセージが心に響く良書。 -
Posted by ブクログ
コロナというよりは危機一般における企業の対処の仕方、といった内容。皆さんご指摘のとおり多分に本編?のための販促的位置付けではあるものの、1,200円でセミナー聞いたと思えばまぁいいか、とも思える。
内容的に特に目新しい話があるわけではないが、
・コロナショックは未曾有の危機
・危機対処にあたってはトップが責任持って判断
・これを機会に真のCXできるか?がポイント
あたりを改めて強く認識。あとBook smartとStreet smartという言葉は初めて知りました。やはり実践経験は大きな財産ですね。
ビジネス書は久しぶりだったけど、たまに読むと刺激になって良いですね。 -
Posted by ブクログ
コロナ真っただ中の5月に出た冨山さんのコロナから生き残るための企業サバイバル本。
100ページほどの薄い本だが、とても勉強になった。
でも、この本ズルいわ、笑。
というのも、コロナ下における企業の危機管理のための(生き残るための)本かと思いきや、
どちらかというと、内容は企業が経営危機に陥った時の企業再生ストーリーの本。
著者はそのど真ん中を走りぬいてきた人。
道理でこんなに早く本が出版できる訳だ。
確かに、企業再生下もコロナ下で陥る危機も状況は同じだ、と言われてみればそうかもしれないのだが。
さらに、この本、続編の「コーポレート・トランス・フォーメーション」の前編にあたるという立ち位置だが、
どうも元々は後編の本を前々から執筆していたところ、
コロナが直撃してしまい、より後編の本を売るために、
後から前編のこの本を付け足した感がある。。
ダメな訳ではないけど、ちょっとズルい。
どうせなら一緒にしてくれよと言いたいところだが、
それではタイミングが間に合わなかったのだろう。
一方、内容はとても勉強になる。
企業再生のリアルを詳しく知らなかった自分にとっては、
ピンチに陥った際の企業の在り方などは、学びが深い。
一言で言うと、
「このピンチを乗り越えた後に、
CX(コーポレート・トランス・フォーメーション)を起こす絶好の機会がやってくる。
その機会を逃すな!」といったところか。
(でも、CXの具体的な話は、後編を読んでね(買ってね)、笑。)
でも、一点だけクレームがある。
book smartよりstreet smartという表現があったけど、
あの言い回しは好きではない。
そもそも冨山さんの会社IGPIって、ガンガンに海外MBAを採用しようとしているからね。
正確に言うと、street smartが重要なのはその通りなのだが、
street smartがある人はbook smartなんて当然に持っているものだ。
(book smartを持っている人全員が、street smartを持っている訳ではないのは事実だが。)
book smartがない人が「うん、うん、そうだよね」と安心するための表現ではない。
その点は注意したい。