冨山和彦のレビュー一覧

  • なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略

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    「地方消滅」のおさらい的に。人材と同様、グローバルの標準的なルール(オリンピック)で戦う会社と、ローカル経済で戦う会社のルールはおのずと異なるので、きちんと峻別して運用しましょう、という本。納得です。

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    2019年07月28日
  • 社長の条件

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    経団連社長の日立出身中西さんとIGPI冨山さんの対談をメインにまとめた本。
    これからの社長はどんな人物で、どんな資質のある人をどう育て、どう選んでいくか、などなど、社長の条件を論じた本。
    コンサバ代表団体であった経団連からこういう話が出てくること自体時代の変化を感じる(ここまで日本の大企業がやられてやっとかと思うけど)

    ポイントは二つ。
    社長を育てるには、若い頃から選抜してプールしたメンバーを倒産寸前の海外子会社などに飛ばしてタフな経験をさせる。それを繰り返しさせて意思決定の力をつけていく。
    社長を選ぶのは、社外取締役含むボード、何年もかけて、彼らにコミットしてもらって次期社長として誰が良い

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    2019年06月30日
  • [図解]IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ

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    経営分析の一般的なイメージとしてPL、BSの数値を四則演算などによって指標化し、業界内で比較すると想像していた。しかしながら、本書はそれら一般的かつ大学の教科書で使用されるような経営分析本と違い、数値からなぜそのような数値になっているのかを、ビジネスの実態(オペレーション人員はどのくらい?保有すべき車両はどのくらい?などに現場レベルまで因数分解する)まで落とし込んで考えていくことが本当の経営分析だという。

    数値をもとにビジネス実態がどうなっているのか、一般的なモノサシやデータを使って財務諸表上の表面的な数値を、単位当たりの意味のある数値に分解していくことは一種のフェルミ推定のような考え方に近

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    2019年06月25日
  • 30代が覇権を握る! 日本経済

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    著者の団塊ジュニア世代以下へのメッセージ。
    粘り強く、説得し三十代らしい生き方をして、新しい時代を切り拓かねば。

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    2019年06月12日
  • IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ

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    分析ポイントを教科書どおりではなく、現場の実状通りに解説している本です。
    自分のおかれてる業界も触れられてるので考えさせられる一冊

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    2019年06月12日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    経歴も素晴らしいトップコンサルタントの、プロフェッショナル魂が垣間見える。自分が知っているコンサルタントは、少年少女探偵団的なレベルの人しかいないことがよくわかる。
    コンサルタントでなくても、学び、気づく点が多い一冊

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    2019年06月12日
  • 結果を出すリーダーはみな非情である

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    メモ

    # 読む前の問いかけ

    Q1. 「必ず非情であるべき」の根拠は何はあるのか?
    Q2. 「結果」の定義とは何か?

    # 読んだあとの感想(個人の見解です)

    A1. 感情を全て否定しているわけではない
    「薄情け」が最も憎むべき
    リアリストに徹して合理的判断をしつつ
    情を持ってコミュニケーションを取るべし

    A2. 本書では、「結果」について詳しく掘り下げていないので特になし

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    2019年05月03日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    コンサルタントはクライアントの課題解決を求められるけど、その業界のプロがたまたまファームにいるわけもなく、決まるとその業界のことを誰よりも詳しく知っている状態を作るとのこと。

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    2019年04月16日
  • 選択と捨象 「会社の寿命10年」時代の企業進化論

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    日本の大企業の宿痾をよく分析して書いている。
    が、あまりにも自信過剰な書きっぷりが鼻につく。
    ところで融資の個人保証をやめろという主張はいかがなものか。
    どこの国でも中小企業はある程度、公私混同している。国によって程度は違うが、日本はかなり悪いほうだと思う。とても、現場をふまえた提言とは思えない。

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    2019年02月09日
  • IGPI流 ビジネスプランニングのリアル・ノウハウ

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    事業計画とはお金の計画を練ること。計画ゆえに時間軸があり、単年収支のみならず、減価償却やストックを含む。財務諸表で語れ。何か施作を行なった結果は財務諸表に表れる。本書の主張は明快であり、すべては財務諸表で語れということだ。
    差別化の本質的な意味。
    1.顧客視点で購入のトリガーとなること、
    2.競争視点では他社が容易に追随できないこと。
    この2つでもって「差別化」となる。顧客が製品から感じ取る「違い」を差別化と見る人が多い。差別化でもって、他社とのコスト競争を回避できる。

    ー以下、メモー
    本書を読んで思ったのは、ビジネスっぽいなということ。技術をやっていると、バリュー以上に技術のことに意識が向

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    2019年02月09日
  • AI経営で会社は甦る

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    IGPI冨山さんの著作。AI・デジタル革命において、日本企業が真に見極めるべきは何かを伝えている。

    AI革命による大波は、デジタル革命から遠かった医療介護現場や建設現場など、労働集約産業、さらには第一次産業にまで到達している。この波を梃子にして、飛躍的に生産性の高い産業に生まれ変わる現場も出てくる。
    IoTはビジネスプロセスのオープンプラットフォーム化を促す技術なので稼ぐための差別化領域にはならず、出遅れていても経営論的に致命傷にはならない。しかしながら、世の標準に乗り遅れる可能性があることを危惧しなければならない。
    デジタル革命で起きる、ほぼ確実なことと不確実なこと。ビジネスサイクルの短命

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    2019年01月30日
  • なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略

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    経済学的には、好景気だから人手不足、不景気だから人余り、なのに景気停滞の今人手不足…

    少子高齢化時代の今、従来と異なる経済環境を経験している。団塊の世代の大量退職から、あと20年間は続くであろう極端な少子高齢化とこの人手不足の問題にどう対処するか?まもなく日本と同じ少子高齢化問題を迎える他国のお手本となる対処法を構築できるか?日本の腕が試される。対処法の糸口として、大企業と中小企業ではなく、グローバル企業とローカル企業に分けて考えることを推奨した本。モノを生産するグローバル企業に見られるのは資本集約型であり、サービスを提供するローカル企業に見られるのは労働集約型であることを考えると、国の支援

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    2019年01月02日
  • AI経営で会社は甦る

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    AIと銘打ってはいるが、本書はモノづくりについての本、とも言える。
    まずもって、数多の関連本が出版される中、AI革命=大自動化革命、とシンプルに言い切った人は私の知る限り今までいなかった。

    AIがもたらす新しい自動化を考える上で著者が提示するのは、「Sの世界」という概念。Sは「シリアス」。ネットに対するリアル、そのさらに内数として「間違いが許されない」レベルの精度が要求されるリアル領域、と私は理解した。典型例としては自動運転や介護。
    ネットの世界でGlobal giantになるには多少の不具合をものともしない推進力が必須だったが(例えばFacebook)、Sの領域ではハードとソフトとのすり合

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    2019年01月01日
  • 挫折力 一流になれる50の思考・行動術

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    若者へ向けた強いメッセージが書かれています。
    挫折によって、打たれ強くなり、豊かな人生を送れる。
    若いうちに挫折せよ、いずれその挫折力が活かされるはずだ。
    そういうことを前提に前向きに書かれています。
    後半はリーダーについて書かれています。

    何度でも読み直したい本です。

    気になったポイント
    ・若いうちに捨てることに慣れておくこと
    ・捨てる覚悟こそリーダーに必須
    ・内村鑑三的人格とマキャベリ人格の共存
    ・人は性格とインセンティブの奴隷

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    2018年12月30日
  • 有名企業からの脱出 あなたの仕事人生が“手遅れ”になる前に

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    最近世の中、不祥事やらなんやら多いので読んでみた。

    同質化への危機感が強い。たしかに半沢直樹とか、別に左遷させられた所でクビになったわけでもないのにすごい悲劇的に捉えられるのとか、象徴的。
    早めに好き嫌いの尺度を考える機会があるのは良かった。

    世の中的に言われる危機感に対してリアリティがないってのはある
    仕事に関しての成功や幸福、好き嫌いの尺度を自分の中に持っているか
    歳を重ねるほど選択の幅は狭くなる

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    2018年11月04日
  • 「決断できないリーダー」が会社を潰す

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    半分自慢本な自伝ものでしたが、正論は正論。

    でも、こういう人は社長でもない限り、会社には不要なのかなあとも。自分で言ってるとおり、排除される。

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    2018年10月23日
  • 結果を出すリーダーはみな非情である

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    いつの世にも、革命、改革はミドルクラスのマネージャ、リーダが率いた、とこの本は主張する。たしかに、その通り。トップマネージャーや、リーダーがダメだから、改革は必要となる。かと言って、その代りをダメな人がやっても、その繰り返し。そういった事情から、改革は、ミドルクラスをリーダーとせざるを得ないのである。ということで、私世代が頑張らなければ・・・と、この本にケツをたたかれた。

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    2018年10月23日
  • なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略

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    ローカル(L)の世界とグローバル(G)の世界に分けて政策提言.グローバルとローカルは格差ではなく選択の問題,そこに序列はないという考え方には納得.ただ両方を見て選択できる人は限りがあるのではとも感じた.里山資本主義と合わせて読むと理解が進む.

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    2018年10月09日
  • AI経営で会社は甦る

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    AIがホワイトカラーの仕事を奪うかもしれないが、飛脚の仕事が、鉄道や自動車にとって代わられたが、人類全体から見れば、苦手な部分を機械に任せ、むしろ発展し、仕事が増えたように、また、大きな発展の時期が来ているのだと思う。急激な変化が起きる時、取り残されそうな人達は、ブレーキをかけようとする。そういった規制はしたところで、時代の変化は押しとどめられない。この人の本をもっと読みたい。

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    2018年09月08日
  • AI経営で会社は甦る

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    今月の課題図書。
    バーチャル・サイバーで成長したテクノロジーがリアル・フィジカルの世界へ、これを使いこなして成長するには、仕事のやり方をことごとく変えなければ!
    改めて気合と勇気を与えてくれる一冊です。

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    2018年05月28日