冨山和彦のレビュー一覧
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デジタル革命の主戦場はバーチャル・サイバーからリアルフィジカル、G(グローバル)からL(ローカル)、C(カジュアル)からS(シリアス)に遷りつつある。すなわちfacebookのようなバーチャルだけで成立していて世界を巻き込む潮流を起こす娯楽性の高いITではなく、現実社会でローカルな市場でのビジネスを...続きを読むPosted by ブクログ
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歯に衣着せ着せぬ冨山さんの全くもっておっしゃる通りなだけにひどく身につまされます…。
著者の表現で言うところの「クソ・サラリーマン」から脱出することがいかに…心理的にも、実際にも…なかなか簡単でないことか…。Posted by ブクログ -
増田さんがどういう考え方か、わかると思いますよ。
ただ、
地方消滅を読んでいましたし、地方創生に関心がある人が読むと既視感があるかもです。Posted by ブクログ -
ゾンビ企業は延命するよりも市場から退場させたほうが地方の労働生産性はあがる。基本的にこの意見に賛成です。市場に企業が数多く存在すれば新陳代謝がすすむかもしれないけど、絶対数が少ない地方ではゾンビ企業が退場したらそれっきりということにはならないのかしらん。Posted by ブクログ
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いきなり革命的な本の題名で驚いた方も多いのではないか、しかし本書は正鵠を得ている。
事実、この国を支配しているのは「老人」である。
若いサラリーマンに新橋辺りで経済番組がインタビューした時、彼らは「僕たちの老後には年金なんてないと思ってますよ~」自虐的に答えていたのが印象的だった。
政治家も選挙...続きを読むPosted by ブクログ -
ともすれば、すべての企業がグローバル経済で生き残るため、そして成功するための経営が求められているように感じられるものです。本書では、グローバル経済圏とローカル経済圏を、それぞれGのものとLのものとして区別し、GとLは連関の薄いものだという前提で論を進めていきます。つまり、どれだけグローバル企業ががん...続きを読むPosted by ブクログ
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富山先生のご著書を拝見すると、とてもドライな方だという印象を受ける。しかし、富山さんが産業再生機構(政府系の再生ファンドね)のCOOに就任された時、高給を蹴って富山さんの下に馳せ参じた方が少なからず居たという。
本書も「俺って仕事は余り。。。」って方には、将にハル・ノート的なご著書だと思う。何せタ...続きを読むPosted by ブクログ -
課長レベルの30代のミドルリーダーが時代を変えるんだと。
万年野党でなく、主流派の中に位置することとか、論理的思考でサンクコストサンクタイムに囚われないこととか、現場と中央の一次情報がちょうど集まる位置にいるんだってこととか、自分がトップだったらと仮定して考えろとか、本当に大事な頭の使い方と精神力と...続きを読むPosted by ブクログ -
ずばずばと辛口のガバナンス経営論。
確かに経営者人事権を握るか握らないかが、ガバナンス(モニタリング機能)の中核。ガバナンスを権力作用と捉え、コーポレートガバナンス・コードを参照しながら、その本質をストーリー形式で語る。
社外取締役や企業再生など関与先企業での経験が盛り込まれているので、現実に遭...続きを読むPosted by ブクログ -
会社を大企業、中小企業ではなく、戦う市場の違いとして、グローバル(G)とローカル(L)で分け、それぞれが全く違った特性で、それぞれから日本は復活していくという内容。
製造業の大企業を中心としたGの話は、よく聞くが、実は、労働人口の65%が非製造業の中小企業であること、近年起きているサービス業での人手...続きを読むPosted by ブクログ -
内容について、100%の理解はおそらく出来ていないと思うが
新しい気づきや発見がいくつか得られたという意味で
少なくとも読んで損はしない本だった。Posted by ブクログ -
人口減少社会の今だからできる地方の生産性向上という観点が
なるほどでした。
一元的でない視点でいた自からの気づきとなった気がします。Posted by ブクログ -
面白い内容。
そして、大事な問題提起がなされている。
自分が次世代に何を残していくのか、その為にいま、何を成すべきなのか、考えさせられた。Posted by ブクログ -
今、どこの本屋さんでもこの本が売れている新書の上位に居続けています。みんな、そんなに地方の問題に着目しているのか!と少々たじろぎます。しかし、「地方消滅」の増田&「なぜローカル経済から日本は甦るのか」の冨山という最強コンビ、地方創生ロードウォリアーズなので、どんどんハイスパートで議論が白熱していきま...続きを読むPosted by ブクログ
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経営者である冨山和彦氏の語りは、データを並べてまくしたてるのではなく、実践的で説得力がある。我がまちの駅もコンビニ、カフェ、チョコショップ等のチェーン店が軒を並べ、観光地方都市としての特色や風情が感じられないのを不満に思っていた。市営のコミュニティーバスも利用率が低い。ヒトを運ぶことだけにとらわれず...続きを読むPosted by ブクログ
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「選択と集中」を実行するためには、何かを「捨てる」ことが不可欠だが、伝統的な企業ほど、「捨てる」ことができずにいる。数々の企業再生案件に携わってきた著者が企業再生の要諦とともに、日本の産業全体が抱える課題の解決に向けた教育や地方創生のあり方を示した提言書。
本来は「事業」を行うための道具に過ぎ...続きを読むPosted by ブクログ -
GとLで何かと話題の冨山氏の新書。
なるほど、世界の現状と今後とるべき経済成長戦略がGとLとで明確になった。
読む前は、GかLかの二者択一論かと思っていたが、「GとLをそれぞれに使いこなし、選択していけばいい(p265)」とのこと。
それならば、国立大学も個別大学でGかLかでなく学生が選択できる方が...続きを読むPosted by ブクログ -
ソニーをやり玉にかつて栄華を極めた日本企業が没落した理由をグローバル化とデジタル化への対応を中心に説き、病んでいる日本企業への処方箋をサラリーマンのメンタリティや人事を重点的に提示する。今も元気な日本企業として、KOMTRAXでIoTの先駆けとして知られているコマツを挙げていて、ERPををほぼ標準の...続きを読むPosted by ブクログ