冨山和彦のレビュー一覧

  • 結果を出すリーダーはみな非情である

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    理想論+現実的な実践論の組み合わせによる、地に足のついた企業改革本。
    変革期におけるミドルリーダーのあり方をよく示しており、10年近くたったいまでも通用する内容だと思う。
    ただ、「非情」どころか「情に訴えたコミュニケーション」を主張するなど、タイトルに偽りがあるのは売らんかな主義なのでマイナス。
    また、改革ミドルリーターの例として国鉄改革3人組の事例を挙げてるが、JR西の井上とJR東海の葛西の「天皇」と呼ばれるほどの老害ぶりを知った上での記述なのだろうか。井上に至っては福知山事故を生み出した企業土壌を作ったことに疑いは無いのに。

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    2020年02月04日
  • 結果を出すリーダーはみな非情である

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    企業再生の一番大変な局面を多数経験している著者なので、そういった場面に対応できる心構え、能力を読者に求めている。課長層をターゲットにトップ目線での判断をしろということだが、結構大変なことで誰でもできることじゃないと思う。能力、意欲のある本当のリーダー候補にむけた本。情に引きずられるな、人間は性格とインセンティブの奴隷、戦略はすぐ情に規定される、戦略は組織に従いがち、ということを再確認した。

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    2020年02月04日
  • 地方消滅 創生戦略篇

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    読み終わって時間がたってしまったためはっきり覚えていない。
    しかし増田寛也の「地方消滅」が超話題になったけど、その後に冨山和彦との対談本を出していたのは、正直言ってしらなかったな。
    ふたりのそれぞれの本を補足したような対談だったけど、反抗心からすれば、「それができれば苦労しないよね!」と思わないでもない。
    しかしたとえ理想論だとしても、「どうなるんだろうねぇ」と諦観するのではなく、「政策遂行と経営遂行の現場で目前の現実問題に対峙する一方で、全国的かつ長期的な視点で鳥瞰的に問題の構造を分析、理解」することは大事なんだろう。

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    2020年02月01日
  • 結果を出すリーダーはみな非情である

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    なかなか刺激的なタイトルであり、タイトルで釣っているのかと思いきや、中身も「非情」になるべき、という話であり、そんなに間違ってない。
    要は、必要な改革のためにはダメな部分は切り捨てなければならず、それができなければ全体がダメになってしまうのでむしろ良かった部分も含めてみんなが路頭に迷うことになるよ、ということだと理解。
    利益を求めない行政分野だとなかなかそうもいかないが、よりよい方向を目指すためには、玉虫色に終わらせるのではなく、しっかりとモノを言って、変革を求めなければどんどん悪くなるというのはそのとおり。苦手ではあるが、マインドは持たなければ。

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    2019年12月27日
  • ビッグチャンス 追い風の今、日本企業がやるべきこと

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    グローバル競争で勝ち抜いていくためにはムラ社会的なメンタリティを刷新し実力主義を根付かせる必要がある、という主張をベースに、事業、社員の年俸、社長(リーダー)などの視点から日系企業を批評する一冊。

    献本頂いたものの、数年間積読してようやく読破(すみません)。これまで著者の著作物を数冊読んでこられた方にとっては重複する内容がある可能性がある点(小生の場合は最初の半分は知っている内容だった)はマイナスだが、世界の市場を相手にする際に企業、社員が必要なプロフェッショナリズムを網羅している内容。

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    2019年07月21日
  • IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ

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    著者は経営共創基盤の代表取締役。数々の企業再生に携わってきた経歴の持ち主。
    経営分析というと真っ先に財務諸表の解釈が思い浮かぶが、それだけでは机上の空論に終わってしまう。実際に企業再生の場面においては一つの見方だけでなく多様なパターンに当てはめて最適な見方を選ぶ必要がある。(もっともそういったことが出来るようになるには経験を積み重ねなければならないが)
    PLで全体のストーリーをつかみ、BSでそれを確認する。どんなヒト、モノ、カネ、業務プロセスが絡んでいるかを、PLとBSからイメージ化することを、ケーススタディーを使って説明するのは面白く読むことができた。

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    2025年05月16日
  • なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略

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    ローカルとグローバルの話が中心。労働生産人口、少子化、雇用問題、移民政策、サービス業の人出不足等、範囲が広くなってしまう内容。

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    2019年07月08日
  • AI経営で会社は甦る

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    「いつ、どの産業で、どれくらいのインパクトで何が起こるか」まで予測できないと儲けにならないし、そんなこと的中できやしないとバッサリ。そんなことより、予測可能な「いつ、どうやって、誰と」に関わるタスクをしっかり管理していこう、というのは潔くて腹落ちた。このほか「小さいこと、若いことが優位になる」「機能の標準化、モジュール化の加速」「省力化、自動化」も予測可能な方向とのこと。

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    2019年05月07日
  • なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略

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    こういう方向には進んできてない。言ってることはすごく私の実感にあう。でも。たぶんこうはなかなかいかない。なんだろう。

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    2019年02月11日
  • IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ

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    画一的な経営分析では、経営の舵取りはできないことを示唆した本。

    1.隠れた病気を発見し、今後の治療と将来の予防に役立てるのがリアルな経営分析であって、過去を評価するためのものではない。目線は常に未来に向いている
    2.リアルな経営分析では企業ごとの実態の違いに目を向けなければいけない。全てを一括りで扱う投資家向けの財務分析の世界とは違い、りんごとみかんを一律指標で分析・比較してはならない。
    3.経営分析はナマの事業モデルをつかまえることからスタートする。みかんとオレンジは、よくよく見ないと区別がつかない。
    4.細かい業界専門知識を持つことは、必ずしも経営分析力に直結しない。「結局どうなのか」を

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    2019年01月02日
  • AI経営で会社は甦る

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    AIとビジネスの関わり、というところを日本や世界の動きと絡めて知ることができた。 終盤のAIと雇用に関する話は、個人的に少し甘い見通しに感じたが、グローバルに生きるか、ローカルに生きるかという観点は確かに重要と思う。

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    2018年12月31日
  • 決定版 これがガバナンス経営だ!―ストーリーで学ぶ企業統治のリアル

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    事例に基づいた解説は分かりやすい。
    教科書的な本よりも理解が進む。

    経営ガバナンスといっても、型にはまった形、固定的な形があるわけでなく、理念に基づき、どのように解釈し、設計していくのかが重要。それを考え抜くことで実効性が伴う。

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    2018年12月29日
  • 会社は頭から腐る

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    ・性悪説でも性善説でもなく性弱説で見ると見えてくる
    ・相互安全保障を目的とした会議や根回しの業務量は人と人の組み合わせの数に応じて増えていく
    ・組織のハコをいじっても、成果主義を導入しても、それらが現実に仕事をする人間の根源的な動機付けに響き、シンクロしていないならば絶対に機能しない。
    ・戦略が仮説にすぎないことを本質的に理解し、やってみて、検証することに精力を注いでいる会社こそ、経営戦略が実践されていると言える。
    ・79 四つたして4で割る
    ・管理職の地位で付加価値を生むには相当の能力が必要
    ・ストレス社会というが硫黄島決戦に投入された兵隊たちを超えるストレスが現代に存在するだろうか。
    ・ク

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    2018年12月09日
  • 地方消滅 創生戦略篇

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    【ノート】
    ・著者の一人である増田氏による前著「地方消滅」が総論的なものであったのに対して、本書はかなり具体的に踏み込んだものになっている。

    ・本書は知事経験者である増田氏と、東北で経営者として活躍している(らしい)冨山氏との対談形式になっている。このためか、地方自治における実例や弊害についての言及が具体的で分かりやすい。例えば「必要なのは共働きで500万稼げる仕事(冨山 P37)」や、「首長が変わると議会がガラリと変わる(増田 P89)」などという発言はかなり具体的。また、悪しき平等主義のため、余裕があると「選択と集中」を実行することができない、というのもリアルなご意見。「北海道の農業は(

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    2018年10月28日
  • 会社は頭から腐る

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    産業再生機構でCOOを務めた冨山和彦氏が日本企業の競争力低下の原因となる構造的問題を語っている。書中何度も引用される、ゲマインシャフト=共同対社会、ゲゼルシャフト=利益追求社会というくくりは正直わかりにくい。当然、前者が日本、後者が欧米ということであるが、ドイツ語で聞き慣れない概念なので、簡単なことがむしろわかりにくくなっている嫌いがある。説明がわかりやすいだけに勿体ない。

    本書では、日本のこれまでの競争力の厳選は、経営トップやそれを構成する一部の高学歴エリートではなく、現場の人たちの底力にあるとしている。カネボウやダイエーなどの再生の実例を通じて、日本の不振企業の問題の本質をえぐり出してい

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    2018年10月09日
  • 地方消滅 創生戦略篇

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    P46 浜中町(釧路総合振興局厚岸郡)
    日本ハーゲンダッツの原料の全てを供給
    プロジェクトXで取り上げられた、道下俊一医師。

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    2018年03月14日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    期待していたなようではなかったが、「実行する」ということについて書かれていることが強烈に印象に残った。

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    2017年12月11日
  • 挫折力 一流になれる50の思考・行動術

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    長澤さんにふと紹介されて読んだ。
    甘えたの私には苦しくなりました。挫折とは自分の能力を超えた大きな目標に挑戦した結果だっていう言葉が苦しくなった。なかなか自分の範囲を超えて大きな目標に挑戦出来ないので、この人は自分とは違うと思いたい気持ちと私も尖った人になりたいと思ったりぐちゃぐちゃになった。いい子ちゃんでいたいと思うのはやっぱりだめなのかな〜本当に優しい人は自分を犠牲に出来るんだな〜って苦しくなる。必要だと思うけどちょっと私とは違うかなって思っちゃった。

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    2017年10月17日
  • 結果を出すリーダーはみな非情である

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    ■しつこく根負けを誘うのが王道
    リーダーの意思決定は情緒に流れるのではく、論理的判断に基づかなければならない。ただし、決定を組織内に伝える、組織構成員の納得を得るには論理だけで押し切ろうとしても無理がある(p.132)。
    多くの人は組織の空気を読む付和雷同型。だから、トップのコミュニケーションには組織の空気を少しずつ変えていく根気強さが必要(p.135)。

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    2017年09月30日
  • ビッグチャンス 追い風の今、日本企業がやるべきこと

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    「なぜローカル経済から日本は甦るのか――GとLの経済成長戦略」で描かれたGの世界に焦点をあて、なぜ日本企業が敗れたのか、これからそこで戦うためには、企業と社員はどういう条件・覚悟が必要となるかを詳述。

    年功序列に安住する大企業を、ムラ型メンタリティーの「クソ」サラリーマン会社と罵倒しまくって、相変わらず意気軒高。
    読んでいると元気が湧いてくる。

    ちなみに、「エピローグ―真正「稼ぐ力」再生のための20の質問」(p289)に答えてみたところ、見事0点。

    わが社は典型的「クソ」サラリーマン企業だった!

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    2017年09月23日