ポスト産業資本主義における差異を生み出すもの 「顔」を見せることが価値を生む時代へ(インタビュー)

ポスト産業資本主義における差異を生み出すもの 「顔」を見せることが価値を生む時代へ(インタビュー)

550円 (税込)

2pt

1.0

貨幣が生まれる以前の贈与交換が行われていた時代、交換は「顔」が見える行為であり、人間関係と密接に結びついていた。
しかし貨幣の登場で、交換の効率性や自由が高まるにつれて、交換はモノやサービスを単に受け取るだけの無機的で他人とのつながりを意識しない行為へと変化した。

ポスト産業資本主義の現代、企業が小さな差異を見つけて利潤マージンを確保することが求められている。
贈与交換の時代にあった「顔」を見せることが、差異を生み出す戦略の一つとして再び注目されている。

顔を見せることによって得られる、信用や信頼が企業のプライシングにどのように影響を与えているのか、経済学者の岩井克人氏に伺う。

*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。

...続きを読む

DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文 のシリーズ作品

1~941巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~939件目 / 939件
  • 「使命」ありき3つのステップ キャリアの成功とは何か
    550円 (税込)
    キャリアの成功とは何だろうか。 キャリア形成コンサルタントの著者は、 次の3つが達成された状態だという。 すなわち、 (1)自分が職業人生で達成したい使命が明確になる、 (2)その使命の達成を自分の職業とできる、 (3)職業人生におけるコントロールを自分で握る、である。 そのために最も必要なのが、実はリーダーシップであると説く。
  • 論理より情熱が成否を分かつ 我々は永遠にベンチャーである(インタビュー)
    550円 (税込)
    1999年、オークション・サイト〈ビッダーズ〉のサービスから始まったディー・エヌ・エー。 2005年に東証マザーズ上場、2007年に東証1部、瞬く間に〈Mobage〉で世界展開を図る大企業となった。 ほとんどのベンチャー組織が、その成長に伴って成熟化を迎えてしまう。 はたして同社は、起業家精神を保ち続けることができるだろうか。 そのためには、「ヒト」ではなく「コト」に集中する組織であれ、と南場智子氏は説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 会社が成長しなければならない理由(インタビュー)
    550円 (税込)
    創業以来、日本のインターネット業界を牽引してきたヤフー。 PC時代の雄は、しかしスマートフォン/タブレット市場では後れを取りつつあった。 いつのまにか「高収益だがつまらない」組織となった5000人規模の大企業をいかにして変えるかが、2012年に社長兼CEOに抜擢された宮坂学氏の挑戦課題であった。 高業績を上げ、なおかつ「ヤフーバリュー」を掲げ、人材の質を大きく上げていく試みを聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • いま最も必要とされているプロフェッショナル データ・サイエンティストほど素敵な仕事はない
    550円 (税込)
    従来のデータベース管理システムでは扱い切れないほどの大量のビッグデータに囲まれている現代、組織は新しいタイプの専門職を必要としている。 それは「データ・サイエンティスト」と呼ばれる人々である。 彼らは大容量の非構造化データに構造を見出し、分析可能にし、ビジネスに役立つ知見を導き出すことができる。 実際に、SNSの〈リンクトイン〉の躍進の背後には、彼らの貢献がある。 優秀なデータ・サイエンティストは稀少なので、獲得競争が熾烈で、離職を食い止めるのも難しい。 金銭面の報酬だけでなく、自由度のある職務環境を用意し、意思決定者とデータをつなぐ「かけ橋」となって価値あるものをつくり上げたいというニーズに応え、やりがいのある課題を与えることが重要である。 今後は、データ・サイエンティストを養成する大学が増えてくると思われるが、それを待たずに、いまから積極的に確保していかないと、情報化社会では致命的な遅れにつながるおそれがある。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年2月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 階層組織とネットワーク組織を共存させる これから始まる新しい組織への進化
    550円 (税込)
    変化のスピードが速く方向性も見えない時代において、従来型の階層組織では、変化に対応できない。 その一方で、事業を効率的に運用していくうえで階層組織がいまなお最も効果的であろう。 この組織形態を維持しつつ、変化を先取りし迅速に事業転換していく組織にするには、ネットワーク組織を共存させることである。 役職も部署も異なるボランティアから構成されるネットワーク組織のメンバーは、既存の階層組織にも籍を置く。 そのうえで、メンバーは全員がリーダーシップをもって社内のあらゆる問題に対し解決策を策定し、実行していく。 当然、階層組織のトップのコミットも必要である。 この形態は、組織をコンピュータのOSに例え、「デュアルOS」と呼ぶ。 本書では、組織論の大家であるジョン・コッターが、著書『企業変革力』の考えをさらに膨らませ、組織変革を確実に実現させる組織のデュアルOSシステムを提唱し、その8つの実践メカニズムを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年3月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • メディアの主導権は消費者へ 広告の新しい現実
    550円 (税込)
    かつての「4マス媒体」といわれた、テレビ、新聞、ラジオ、雑誌はいずれも消費者の減少に苦しんでいる。 ネットの台頭で、人々は自分の好きな情報を好きな時間に接する時代に完全に変わった。 もはや企業が計画するように広告を見てもらえる時代が終わったのだ。 コミュニケーションの主導権が消費者に移ったいま、企業はどのように宣伝広告活動を行うべきだろうか。 『MEDIA MAKERS』の著者、田端信太郎氏は、情報をコントロールできない前提での広告施策の重要性を強調する。 情報のコントロール有無の軸と、プッシュ型かプル型かの軸で広告活動を分類すると4つの領域に分けられる。 従来のマス広告は、このなかの「コントロール可能で、プッシュ型」の施策となる。 これから重要となるのは、未知なる「アンコントロール」の領域である。 具体的には、ソーシャル・メディアでのプッシュ型や、SEOやコンテンツ・マーケティングなどのプル型である。 これらの領域でいち早く成功した企業が、リーダー企業となる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年7月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • いま世界で最も注目される女性リーダーが語る 男女が真に平等である社会をつくる(インタビュー)
    550円 (税込)
    フェイスブックで2008年からCOOを務めるシェリル・サンドバーグは、ハーバード大学とハーバード・ビジネス・スクールを最優秀の成績で卒業し、アメリカ財務省の首席補佐官、グーグルのバイス・プレジデントなどを務めてきた華麗な経歴の持ち主だ。 そして2013年4月には初めての著書Lean Inが刊行され、全米で大きな反響を呼んでいる。 Lean Inとは「控えめにならず、勇気を出して身を乗り出そう」といった意味で、サンドバーグはこれまでの経験を基に、女性も男性も本当の意味で同等に参加できる社会をつくろうと呼びかけている。 しかし同書に対しては、サンドバーグの姿勢が称賛される一方で、環境と資質に恵まれたからこその成功であって多くの働く女性には当てはまらない、という批判もある。 本インタビューでは、同書の狙い、また現在の社会や女性のあり方をどう見ているかなどについて語っている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • どのように人は動かされるのか よい影響力、悪い影響力(インタビュー)
    550円 (税込)
    アメリカを代表する社会心理学者のロバート・チャルディーニは、影響力の研究分野で第一人者とされる。 2001年に上梓したInfluence(邦訳『影響力の武器』)は200万部を超すベストセラーとなり、27カ国で翻訳された。 チャルディーニは「説得」における人間心理のメカニズムを解明し、説得力には6つの原則があると論じている。 本インタビューでは、相手の立場や文化によって、影響力を行使する際の原則が異なることを、ビジネス・シーンの実例を用いて解説している。 また、影響力の倫理面に関する新たな研究についても、考察を述べている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 影響力の4つの特徴とリスク 人を動かすのに友だちはいらない
    550円 (税込)
    人は何かを決める時、合理性だけでは説明できないような意思決定を行うことがある。 たとえば、買おうかどうか迷っていた新しいスマートフォンを、自分が尊敬している人が高評価していると、それをきっかけに買ってしまうことはないだろうか。 あるいは、同じことを言っても、ある人の提案は受け入れられるが、別の人の場合は受け入れられないという場面を見たことがある人も多いのではないだろうか。 人の意思決定を左右するような力、すなわち影響力を持ち、それを行使するにはどのような条件が必要なのか。 本書では、影響力を「コミュニケーションの受け手に最終的な決定権が残され、かつ自律的に判断していると意識しているが、コミュニケーションの発信者が事実上、その判断を左右させることができる力」と定義する。 そのうえで、影響力の4つの特徴とリスク、そして影響力を強める方法について論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年1月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • グローバル・ファームも淘汰の時代 コンサルティング業界は変われるか
    550円 (税込)
    手の内が見えにくく、変化への対応も俊敏である──それゆえ、コンサルティング業界は長らくの間、製造業その他に起きたような破壊的変化の脅威を免れてきた。 しかし、聖域ももはやこれまで。 企業向け法務などのプロフェッショナル・サービス業界に見られるように、知識の普及とオープン化が進むにつれて、その優位性は脅かされつつある。 これらの変化は何を示唆しているのか。 コンサルティング・ファームに依頼する顧客企業は何に留意すべきか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年4月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • リーダーは集中力を操る 自分へ、他者へ、外界へ、どのように注意を向けるか
    550円 (税込)
    集中するとは、一般的に頭のなかから雑念を追い出し、一つのことだけを考えることをいう。 しかし近年、集中にはいくつもの形態があることがわかってきた。 大きく分けると、自分への集中、他者への集中、外界への集中の3つである。 優れたリーダーはこれらの集中力を自由に操ることができる。 自分の内なる声に耳を傾けながら、他者に関心を示し、社会の動きをいち早くつかむ。 EQ(心の知能指数)を提唱した心理学者、ダニエル・ゴールマンの最新論文。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年5月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 質を高める「3つの鏡」 意思決定は結果である
    550円 (税込)
    日常生活からビジネスに至るまで、多くの人に求められる決断力。 特に経営者においては、意思決定がその企業の命運を左右するほど重要であり、優柔不断であることは許されない。 不確実性が増し、環境が頻繁に変化する時代にあって、より素早い意思決定が求められていることを困難に感じる経営者は多い。 しかしながら、ビジネスにおける意思決定はけっして難しいものではない、と出口治明氏は説く。 素早い意思決定は集中力を磨くことで生まれ、よい意思決定は「自分自身」「歴史」「周囲の人間」という3つの鏡をよく見ることによって生まれるという。 戦後初の独立系生命保険会社を設立し、即断即決を実践してきた経営者が、意思決定の要素を分解し、何が必要とされるのかを語った。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年3月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 経済合理性だけでは、苦しい時に粘れない ビジネスモデルとは「やりたいこと」の確信である(インタビュー)
    550円 (税込)
    素早く立ち上げ、見込みがなければ素早く撤退する──。 そんな昨今の起業スタイルの逆を行くのが、スマイルズの遠山正道社長である。 Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)、ネクタイ・ブランドgiraffe(ジラフ)、リサイクル・ショップPASS THE BATON(パスザバトン)…… いずれも軌道に乗るまでにかなりの踏ん張りが必要だったという。 一見すると共通項のないそれらの事業の背後にあるのは、数字ではなく「やりたいことをやるというビジネスモデル」だった。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 情報格差から行動格差の時代へ 動かない営業はいらない(インタビュー)
    550円 (税込)
    顧客ニーズが複雑化し、他社との差別化を図るため、営業スタイルは、かつての「売り込み営業」「御用聞き営業」から顧客の課題に合わせて提案を行うソリューション型営業へと移行してきた。 しかし、ペットから住宅まで、インターネットで何でも売れる時代にあって、一部業界では「もはや営業はいらない」とまでいわれ始めている。 営業は本当に不要なのか。 営業でなければ果たせない役割があるのではないか。 そうであるなら、何を変え、何を強化すべきなのか。 日本企業の競争力の源泉を「現場力」に見出した経営コンサルタント遠藤功氏は、いまこそ「行動する営業」が重要だと説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 事業の経済構造を前提に考えているか 戦略を語る前に語るべきこと(インタビュー)
    550円 (税込)
    環境変化に惑わされ、そのつど戦略を変え、迷走する。 そして業績悪化の負のスパイラルをたどる……。 昨今、「日本企業には戦略がない」と指摘する声がしばしば聞かれる。 誤った戦略を立てているのか、実行不全なのか、それとも、本当にそもそも戦略がないのか。 企業再生と成長支援に関わってきた冨山和彦氏は、戦略を問う前に考えるべきことがあると言う。 シェアを取ろうが、競争相手に勝とうが、持続的に利益を上げられなければ意味はない。 最も重要なことは、事業の経済構造だというのが氏の指摘だ。 さらには、いかなる戦略も実行されなければ水泡に帰す。組織の強みとの整合性が取れるかどうか、戦略を実現できる組織体制をつくれるかどうかが大きなカギを握ると説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 組織の意味を再定義する時 企業は創造性と生産性を両立できるか
    550円 (税込)
    創造性と生産性の共存は、根源的な経営課題である。 そのどちらか一方だけでは、企業は存続し続けることはできない。 いまあるものを磨き込み、削ぎ落とす行為と、まったく新しいものをつくる行為を、トレードオフに陥ることなく両立させることは可能なのだろうか。 本稿では創造性と生産性の両立という、経営に関わる研究者と実務家が長年取り組んできた根源的なこの問いについて、過去から現在に至るまでの研究の流れを踏まえつつ、新たな解を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年11月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 海外売上比率5割超の秘訣 日本の成功パターンは世界に通用する(インタビュー)
    550円 (税込)
    海外売上高が2590億円、そのうちアジア新興国市場での売上高比率が73%を占め、いまや日本を代表するグローバル企業となったユニ・チャーム。 海外市場に進出するに当たり、戦略や人材マネジメントを変える企業は多いだろう。 しかしユニ・チャームは、日本市場で成功したみずからのパターンを、海外へそのまま持ち込んだ。 特殊といわれる日本市場でのやり方は海外市場では通用しないと思えるが、みずからの型を国内でしっかりと築き、現地でもよいサイクルを生み出している。 なぜ市場環境の異なる新興国で、日本でのやり方が通用するのか。 日本企業が持つ強みを活かした海外戦略について、同社代表取締役社長執行役員の高原豪久氏にインタビューする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業の社会的責任を超えて ネスレ:CSVは競争力となる(インタビュー)
    550円 (税込)
    企業の社会的存在が巨大となった20世紀。 もはや経済活動を担う存在のみならず、社会的な責任を求められるようになった。 CSR(corporate social responsibility)の考えの台頭である。 一方でCSRは株主価値を高めることとの関係が曖昧であると批判されることもあった。 その頃、戦略論の大家マイケル・ポーターが提唱したのが、CSV(creating shared value)である。 つまり、経済価値と社会的価値の両立を追求する新たな戦略論である。 今日、CSVを最も積極的に取り入れる企業の一つが、ネスレだ。 世界最大の食品メーカーである同社は、スイスに本社を置き、世界のほとんどの国々で事業展開するグローバル企業の代表でもある。 ネスレがCSVに取り組んできた背景には、会長のピーター・ブラベック-レッツマット氏がリーダーシップを発揮してきた点が大きい。 世界を代表する企業が、なぜCSVを推進してきたのか。 ブラベック会長にインタビューした。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 【『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年1月号/2014年12月10日発売)』の特集は「CSV経営」です。併せてご購読ください。】
  • 新たな課題が新たなチャンスへ これからの競争優位(インタビュー)
    550円 (税込)
    「5つの競争要因」や「バリューチェーン」の考え方を提唱し、企業戦略論において研究者や経営者に最も影響力を及ぼしてきたのがマイケル・ポーター教授である。 30年前に提唱されたこれらの理論は、企業を取り巻く環境が大きく変わった今日でも通用するものなのか。 また、近年、ポーター教授が発表した「共通価値」の原則は、企業の置かれた環境が変わったからこそ、生まれた概念なのだろうか。 経営環境が節目を迎える今日、従来の経営学で考えられてきたことがどのように変化するのだろうか。 ポーター教授は、これまでの理論が変わることはないと力説する。 そのうえで、企業が経済価値のみを追求することが、自社の競争力を弱める時代に突入したという。 本書では、マイケル・ポーター教授本人に、これからの競争優位について語ってもらった。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 【『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年1月号/2014年12月10日発売)』の特集は「CSV経営」です。併せてご購読ください。】
  • 世界の企業の手本となれるか 未来をつくるリーダーシップ(インタビュー)
    550円 (税込)
    2009年にユニリーバのCEOに就任したポール・ポールマンは、イギリスとオランダに本社を置き、長い歴史を有する同社を世界で最も革新的な企業へと変身させた。 就任当日に利益予測の発表と四半期報告を廃止するという大胆な方針を打ち出し、さらに2011年、2020年までに売上げを倍増させると同時に、環境負荷を半減させるという意欲的な計画をスタートさせたのだ。 このきわめてチャレンジングな目標は達成すれば称賛の的になるだろうが、数字が伴わなければ退陣を求められることになる。企業としての本質は守りながら社会的使命をまっとうしようと指揮を執るポールマンに、社会と環境に貢献するビジネスモデルとは何か、株主や投資家との関係、また消費者との企業との関係をどう考えるか、CEOとしてあるべき姿とは何か、などを聞く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 【『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年1月号/2014年12月10日発売)』の特集は「CSV経営」です。併せてご購読ください。】
  • 経済的価値と社会的価値を同時実現する 共通価値の戦略
    550円 (税込)
    「共通価値」(shared values)という概念は、経済的価値を創出しながら、社会的ニーズに対応することで社会的価値も創出するというアプローチであり、成長の次なる推進力となるだろう。 GE、IBM、グーグル、インテル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ネスレ、ユニリーバ、ウォルマートなどは、すでに共通価値の創造に取り組んでいるが、まだ端緒についたばかりである。 共通価値がもたらすチャンスを見極める方法は、「製品と市場を見直す」「バリューチェーンの生産性を再定義する」「事業を営む地域に産業クラスターを開発する」の3つである。 これまでの資本主義の考え方は、「企業の利益と公共の利益はトレード・オフである」「低コストを追求することが利益の最大化につながる」といったものであり、依然支配的である。 しかし、もはや正しいとはいえず、また賢明とは言いがたい。 共通価値の創造に取り組むことで、新しい資本主義が生まれてくる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2011年6月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。 【『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年1月号/2014年12月10日発売)』の特集は「CSV経営」です。併せてご購読ください。】
  • 起業家精神は分析できる 世界の起業研究はいま何を語るのか
    550円 (税込)
    世界のビジネス・スクールのなかで、起業論はいま最も盛り上がりを見せる分野である。 全米の多くの大学で、起業プログラムを立ち上げる動きがあり、起業論に特化した教育で世界的に有名なバブソン・カレッジ、伝統的に起業論を重視するスタンフォード大学やインディアナ大学だけでなく、ここ10年ほどは、多くの大学が起業プログラムを中心に据える動きを見せている。 属人的と思われがちな起業家精神。 学者たちがそれをどのように定量化して分析しようとしているのか。 そして起業家たちに共通する素養はどのようなものなのか。 本書では起業研究のフロンティアから、日本への示唆に富んだ3つの論点「起業家精神とは何なのか」「大企業こそベンチャーを活用すべきか」「グローバルなローカルの視点は有効か」について論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年8月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 消費者の心理はデータから読めるか データは構想に従う(インタビュー)
    550円 (税込)
    データの取得が容易になり、その活用や分析によって新たなビジネスチャンスを得られるのではないかという期待が高まっている。 とりわけビッグデータの活用に注目が集まるなか、セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文氏は、データはあくまでもツールにすぎないと説く。 IT活用で実績のある鈴木氏はデータをどのようにとらえて活用したのか。 そして、データより大切なものとは何か、その真意に迫る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ポスト産業資本主義における差異を生み出すもの 「顔」を見せることが価値を生む時代へ(インタビュー)
    550円 (税込)
    貨幣が生まれる以前の贈与交換が行われていた時代、交換は「顔」が見える行為であり、人間関係と密接に結びついていた。 しかし貨幣の登場で、交換の効率性や自由が高まるにつれて、交換はモノやサービスを単に受け取るだけの無機的で他人とのつながりを意識しない行為へと変化した。 ポスト産業資本主義の現代、企業が小さな差異を見つけて利潤マージンを確保することが求められている。 贈与交換の時代にあった「顔」を見せることが、差異を生み出す戦略の一つとして再び注目されている。 顔を見せることによって得られる、信用や信頼が企業のプライシングにどのように影響を与えているのか、経済学者の岩井克人氏に伺う。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 常識を乗り越え、みずから変化を生み出す法 行動観察をイノベーションへつなげる5つのステップ
    550円 (税込)
    変化の激しい現在のビジネス環境では、従来の枠組みを超えて、新たなビジネスの土俵を生み出すことが求められている。 その方法として注目されているのが「行動観察」である。 行動観察では、“場”に必ず足を運び、そこで起こっている事実をていねいに集める。 そのうえで、事実を構造的に解釈し、新しいフレームを生み出すのだ。 本書では行動観察における5つのステップについて論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • IDEO、スタンフォード大学d-schoolでにわかに注目される デザイン思考でマーケティングは変わるか
    550円 (税込)
    いかに有用なインプットを得て、それをコンセプトに昇華し、アウトプットにつなげていくか。 いま、IDEOやスタンフォード大学d-schoolが提唱したことで、デザイン思考は近年注目を集めている。 行動観察はデザイン思考において、重要な手段として位置づけられているが、ともすればやや技術論に走りすぎる感もある。 百花繚乱のデザイン思考の系譜を整理しつつ、実務家から見た本来の目的、つまりクリエイティブの手段としていかにあるべきかを考えていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年8月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 社会の大きな変化に目を向けよ 消費者はデータから見えない
    550円 (税込)
    成熟市場における消費者の嗜好は、かつてないほど多様化している。 消費者のニーズは一人ひとりすべて異なると考えられ、いち早く察知することに企業は躍起になっている。 くわえて、ビッグデータなど情報収集ツールの進化によって、個人の消費活動が詳細かつ正確に捕捉できるようになったことも、その傾向に拍車をかけている。 しかし、本当にそれで消費者の心を射止めることができるのか。 消費者は自分自身の本心を把握しているとは限らない。 気づいていないことは、いくら聞かれても答えられないのである。 マーケティング・リサーチの結果をうのみにすることは危険である。 本書では、むしろ人間の本質を見極めたうえで、社会の環境変化からニーズの変化を探り当てることが大切であり、それこそが本来のマーケティングであると説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年10月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 宇宙空間で求められる極限のチーム・マネジメント(インタビュー)
    550円 (税込)
    国際宇宙ステーション(ISS)のコマンダー(船長)には、国籍も文化も違う個性的なメンバーをまとめ上げることはもちろん、限られた期間で高い成果を上げることが求められる。 そのISSコマンダーに日本人で初めて任命されたのが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士である若田光一氏だ。 チームとしての生産性を高めるために、リーダーとして何を心がけ、実行したのか。 酸素も重力もない極限の環境下における、コミュニケーションの重要性が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年11月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 5つの「発見力」を開発する法 イノベーターのDNA
    550円 (税込)
    スティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾス、ピエール・オミダイア、アラン・G・ラフリーなど、25人のイノベーターのほか、イノベーティブな企業を立ち上げた、あるいは新製品を開発した3500人超の人々を調査したところ、「イノベーターDNA」と呼ぶべき五つの能力が明らかになった。 これら「関連づける力」「質問力」「観察力」「実験力」「人脈力」は先天的なものではなく、後天的に育成可能である。 本書では、個人と組織のイノベーション能力を向上させるために、各能力の特徴とその開発方法について解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2010年4月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • [新訳]マネジャーの日常
    550円 (税込)
    ヘンリー・ミンツバーグは CEOの実際の仕事をつぶさに観察し、 1973年に発表した処女作『マネジャーの仕事』のなかで、 これまで描かれてきた経営者像とのギャップを明らかにした。 コッターもこれに倣い、 事業部門のマネジャーを対象に、 その人数と調査期間をさらに広げた調査を試みた。 その結果、優れたマネジャーたちに共通する 12のパターンが浮かび上がってきた。 そしてこれらは、教室で教えられている マネジャー論とは異なるものであった。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2010年5月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 情報技術が人事管理を変える 「人材分析学」がもたらす競争優位
    550円 (税込)
    グーグル、ベスト・バイ、P&G、 シスコ・コーポレーションなどの先端企業は、 高度なデータ収集技術と分析技術を駆使して、 人材から最大の価値を引き出そうとしている。 こうした「人材分析学」を活用する企業は、 社員の「やる気」の定量化、 自社にマッチした社員の特性、 離職の可能性の高い社員の分析などの手法により、 社員のマネジメントから憶測を排除し、 人事関連のさまざまな分野で効果的な管理を実現している。 本書では人材分析学の主な手法── 組織の総合的な健全性を監視する単純な指標の構築から、 人材不足や過剰の予測まで──を紹介する。 また分析学を使いこなすためには、 良質のデータを手に入れ、 企業レベルでこれを管理し、 分析のリーダーたちをサポートし、 現実的な分析目標を選び、 幅広い知識を備えたアナリストを雇わなければならない。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2010年12月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 批判を上手にかわし、逆に巻き込んでいく 自分のアイデアを支持させる技術(インタビュー)
    550円 (税込)
    企業変革やイノベーションには、新しいアイデアが不可欠である。 にもかかわらず、そのようなアイデアは、 ほとんどの組織で、最終的につぶされてしまうことが多い。 リーダーシップ研究の権威であるジョン・P・コッターによれば、 我々はアイデアを生み出すことばかりに関心が向いており、 アイデアを成就させることには比較的無関心であるという。 これは一種の集団力学といえる。 また彼は、反対派や懐疑派を翻意させ、 アイデアに巻き込んでいくために、 「ライフ・スキル」(日常のさまざまな問題に効果的かつ建設的に対処する能力)や 人間の感情面の重要性を指摘する。 コッターは、ブリティッシュコロンビア大学教授の ローン・A・ホワイトヘッドとの共同研究により、 これら反対勢力を巻き込み、 新しいアイデアへの支持を取りつける方法を見出した。 これをまとめたのが最新著 Buy-in である。 本インタビューでは、 アイデアを推進・実現するための基本アプローチ、 反対勢力が常套とする24種類の攻撃パターン、 それへの対処法と5つの「べからず」など、 この最新著のエッセンスについて紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2011年2月号)』に 掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「人生のジレンマ」を克服するために プロフェッショナル人生論
    550円 (税込)
    筆者のクレイトン M. クリステンセンは 『イノベーションのジレンマ』などで知られる経営学者だが、 本書はビジネスを論じたものではなく、 彼自身が人生の意味を見つけるうえで役立った指針を、 ハーバード・ビジネス・スクールの2010年の卒業生に語ったものである。 この考えの根本にあるのは彼の厚い信仰心だが、 指針自体はだれにでも活用できるため、 HBRで紹介された。 本書では、 クリステンセンが授業の最後に問いかけるという、 3つの質問(経営の理論をキャリアや家族について当てはめてみる)を紹介し、 人生の目的を考えることの重要性を説く。 時間、エネルギー、能力という人生における資源の配分を考える際には、 長期的な視点を持つことを勧める。 また、間違った行為に伴う限界費用は、 「この一度だけ」であればいつでも小さく思われ、 それが、人生を誤らせてしまうとも警告する。 そして最後に、人生を評価する物差しを持ち、 人生の終わりに成功だったと評価できるように毎日を過ごすべきだと、 アドバイスする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2011年3月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • ORをどのように生かしてきたか マーケティング・サイエンスの原点
    550円 (税込)
    マーケティングの意思決定は、 長い間、属人的な勘と主観を頼りに下されてきた。 しかし、本稿が発表された1960年代後半になると、 高度な定量分析を取り入れようとの動きが、 企業の間に少しずつ広がり始めてきた。 新商品の開発・投入、プライシング、広告、物流、 営業部門のマネジメントといったさまざまな分野で、 実地への応用も進んできていたのである。 オペレーションズ・リサーチをマネジメントに 生かし始めた黎明期のマーケティング手法を知るものだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2004年2月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • ビッグデータによる競争は終わった アナリティクス3.0
    550円 (税込)
    アナリティクスがビジネスに取り入れられるようになったのは、 1950年代のことである。 それは主に生産工程や販売、 顧客などの企業内のデータを収集・分析したもので、 意思決定のパフォーマンス改善に役立った。 この状況が大きく変わったのは2000年代半ばである。 グーグルなどのインターネットを基盤にした企業や ソーシャル・ネットワーキング企業が、 新たな種類の情報を蓄積・分析し始めた。 いわゆるビッグデータの時代が到来したのだ。 そしていま、 これらのアナリティクスの技術を用いて いっそう価値の高い製品やサービスを つくり出そうとする企業が現れている。 新たな段階を迎えたアナリティクスを どう戦略に活かすべきだろうか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年5月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • IDEOの創造性は助け合いから生まれる
    550円 (税込)
    世界的なデザイン会社のIDEOは、 立場に関係なく互いに助け合って仕事を進めている。 そうした助け合いの文化が、 素晴らしいデザインを生み出す源泉となっているという。 他者の助力を受けることで新たな気づきを得られ、 また助けた側もその結果に満足することで 生産性が向上するのである。 本書ではIDEOを観察して得た4つのカギを紹介する。 これらを実践できれば、 いかなる企業であっても、 創造性の高い組織文化を築くことができるだろう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年6月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • スティーブ・ジョブズ流 リーダーシップの真髄
    550円 (税込)
    2011年10月、 スティーブ・ジョブズが死去した。 彼の数々の偉業を称え、 多くの人々がアップルストアに花を手向けたニュースは記憶に新しい。 創業したアップルを追放され、 その間にピクサー・アニメーション・スタジオを設立。 そして再び、破産寸前のアップルを立て直すために復帰するなど、 アメリカを代表する偉大な革新者となった ジョブズの伝説はそれだけではなかった。 常識にとらわれないやり方、 強烈に放つ情熱や完璧主義などの逸話もその一つだが、 やはり、彼の成功のカギともいえる経営理念やリーダーシップこそ、 学ぶ価値のあるものだ。 本書では、 ジョブズの取材を許された唯一の人、 ウォルター・アイザックソンが、 リーダーとしてのジョブズの真髄を語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年11月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 【新訳】リーダーシップとマネジメントの違い
    550円 (税込)
    リーダーとマネジャーの役割の違いについて論じた論文は多い。 古くはHBR 1977年5‐6月号で発表された アブラハム・ザレズニックの論文は、 心理学の知見を基に目標や仕事観、 育成方法などにおける両者の違いを明らかにし、 その後のリーダーシップ開発に大きな影響を与えた。 本書は、リーダーシップ論のグールーである筆者が 90年に発表したものである。 リーダーシップとマネジメントは 共に複雑なビジネス環境のなかで欠かせないものであり、 補完関係にあるとする。 複雑な状況にうまく対処することが マネジメントの役割であるのに対し、 リーダーシップの役割は 変化にうまく対処することであるという。 新しい環境に適応し、 競争を勝ち抜くために大規模な変革が必要になれば、 それだけリーダーシップが求められるようになる。 さらに、 リーダーシップとマネジメントの役割を 「方向性の設定」と「計画と予算の策定」、 「人心の統合」と「組織編成と人員配置」、 「動機づけ」と「統制と問題解決」と対比させて論じ、 最後にリーダー育成の企業文化を 醸成することの重要性を指摘している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2011年9月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • CSVは企業の競争優位につながるか
    550円 (税込)
    CSVを提唱したマイケル・ポーターが 2011年に発表した論文「共通価値の戦略」には、 実はいくつかの矛盾が存在する。 しかし、たとえ論文自体に曖昧さが残ったとしても 社会的価値と経済的価値の両方を追求するほうが、 企業の統合的価値も大きくなると岡田正大氏は指摘する。 従来の株主価値の向上を目的とする企業の前提を見直すべきか。 企業観自体を問い直すべきか。 過去の文献などをひも解きながら、 CSVが企業戦略論に与える影響とその可能性について論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年1月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 真実のM&A戦略
    550円 (税込)
    M&Aが成功する確率は10~30%ときわめて低く、 その大半が失敗している。なぜだろう。 多くの場合、 適切とはいえない買収先を選択しているばかりか、 過剰な買収価格を支払っている。 買収後の組織統合がまずいケースも少なくない。 そして筆者らの主張によれば、 被買収企業の経営資源を手に入れるために M&Aに踏み切る──彼らはこれを 「レバレッジ・マイ・ビジネスモデル」 (自社のビジネスモデルのテコ入れ)型と呼ぶ── ことこそ、そもそもの間違いであるという。 そうではなく、 「リインベント・マイ・ビジネスモデル」型、 すなわち自社のビジネスモデルを刷新するために、 あるいはコモディティ化から逃れるために、 他社の「破壊的ビジネスモデル」を買収すべきであるという。 アップル、シスコシステムズ、EMCなど有名なケースを遡りながら、 これまでの常識とは異なるM&A戦略を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2011年11月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • オフィス改革とはコミュニケーション改革である
    550円 (税込)
    人材開発の観点から見ると、 オフィスは従来以上に重要な意味を持つようになっている。 高度情報化の進行や、仕事の専門分化により、 メンバー間のコミュニケーションが 阻害されやすくなっているからだ。 オフィスという「物理的スペース」が 仕事や能力形成に与える影響は、 従来より大きくなっているはずである。 その意味でオフィス改革は意味あるものだが、 単なるスペースの改革に留まっていては、 本来期待すべき効果は得られないだろう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年3月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • サステナビリティ3.0
    550円 (税込)
    ビジネスが社会に及ぼす悪影響を減らすという側面では、 我々は進歩しているとはいえない。 むしろ、事業活動の負の影響は拡大し続けている。 環境に悪影響を与える製品を買うほうが、 環境への負荷が少ない製品を買うよりも概して安価だからである。 すなわち、地球にとっては高コストでも、 顧客にとっては高価格にならない。 これは、事業活動によって地球にもたらされる損害を 企業が負担しなくてもよいからだ。 このような影響の多くは正確に測りにくい、 あるいは個々の企業に公正に割り振りにくいため、 そのコストは常に企業会計において外部的なものだった。 しかし、このように外部化されたコストを定量化し、 割り振ることができたとしたら、 安いものを求める消費者心理が、 健全で公正な世のなかを維持するビジネス手法と完全に合致し、 強力な市場の力がサステナビリティの目標に資するようになる。 幸いなことに、 成功するビジネスが持続可能なビジネスと 同義になるのは可能なばかりか、 もはや必然である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年3月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • YKKが非上場を貫く理由
    550円 (税込)
    「非上場の大手企業」の代表格ともいえるYKK。 世界71カ国・地域に拠点を持つ、 ファスナーのトップ・ブランドである。 事業規模はもちろん、 非上場企業でありながら情報は 上場企業並みに公開している。 上場の条件はそろっているが、 同社は創業者である先代の吉田忠雄氏の時代から、 けっして上場には踏み切らない。 あえて非上場を貫くその理由は何か。 同社代表取締役会長CEOの吉田忠裕氏に伺った。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年12月号)』に 掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • グレート・カンパニーの経営論
    550円 (税込)
    事業の目的とは何か。 経済学者や投資家は「金儲け」にほかならないと主張し、 大半の経営者たちがこの論理に従ってきた。 利益の極大化、株主価値経営、四半期主義、 「企業は株主のもの」を前提としたガバナンスなどは、 その典型である。 しかし、社会目的と経済価値を両立し、 長期志向の経営を実践する「グレート・カンパニー」は、 異なる論理、すなわち「制度の論理」 (institutional logic)で行動している。 ピーター F. ドラッカーが訴えたように、 経済機関というより社会機関として自社を位置づけ、 社会に貢献することを事業の目的とし、 外部不経済を内部化し、 株主以外のステークホルダーからも称賛される行動に努めている。 本書では、ペプシコ、ノバルティス、サンタンデール、 新韓銀行、P&G、IBMなどの事例を紹介しながら、 グレート・カンパニーに共通する6つの要件、 すなわち「共通の目的」「長期的視点」「感情的な絆」 「公的組織との連携」「イノベーション」「自己組織化」について解説し、 持続可能性を追求する企業は 制度の論理に従って思考・行動しなければならないと訴える。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年3月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 数値で管理すべきは結果よりプロセスである
    550円 (税込)
    星野リゾートは「リゾート運営の達人になる」という ビジョンを1992年に定義した。 代表の星野佳路氏は、ビジョンの共有は徹底しつつも、 利益や売上げといった数値目標や計画は、 あくまでも「目安」にすぎないと考えて重要視しない。 その一方で、ノウハウや顧客満足度の数値化にはこだわっている。 星野リゾートは結果の数字より、 プロセスを数値化することで、 企業は成長すると考える。 目標設定についてトップみずからが論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年2月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 「自主性」と「創造性」を引き出すスキル
    550円 (税込)
    過去10年間で、 1日当たりeメール件数は全世界で120億件から2470億件に、 携帯メールのそれは40万件から45億件に、 そして個人の平均インターネット利用時間は 週2.7時間から18時間に増えた。 また、BRICsに代表される新興国の台頭によるグローバル化、 〈フェイスブック〉〈リンクトイン〉〈ツイッター〉など ソーシャル・メディアの世界的な普及などにより、 21世紀の働き方、とりわけ知識労働者のそれは 大きく様変わりしている。 本書では、 異文化コミュニケーションに必要な「文化コードの変換」、 ソーシャル・メディア時代に欠かせない「バーチャル人脈の活用」、 マルチ・タスキングによる注意散漫を逆に活用する 「マルチ・インスパイアリング」という、 3種類の必修スキルについて、 それぞれ斯界の権威が解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年4月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 「関わり合う職場」が生み出す力
    550円 (税込)
    人々が関わり合いながら仕事を進めることが多い職場は、 相互に助け合うこと、ルールや秩序を守ること、 自律的に創意工夫することを促進し、 それが組織の強さや高業績につながる── こう述べると、以前の集団主義的な日本的経営、 あるいは仲よしクラブ的な職場を 思い浮かべる人も多いかもしれない。 しかし、本書で論じられている「関わり合う職場」は、 現場レベルのマネジメントを重視し、 異質の価値に対して寛容な開放的なコミュニティを目指す点で、 それらとは異なる側面を持っている。 「関わり合う職場」はいかにして生まれるのか。 それは組織の強さとどうつながるのか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年6月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 10年連続で高業績を続ける秘訣
    550円 (税込)
    不安定な環境下でも 長期的に着実に成長を続ける高業績組織とは、 どのような企業だろうか。 調査によれば、売上高や利益を10年連続で毎年5%以上伸ばした アウトライヤー(異例値を示す)企業は驚くほど少なく、 その成長の理由は通説に反して、 業界、規模、本拠地、操業年数、 グローバル化の度合いなどでは説明できない。 これらの企業に共通するのは、 積極果敢な側面と安定重視の側面を合わせ持つことである。 投資は早期に小さく行い、積極的な買収策を取る。 主要な資源配分を一元管理し、 日々の業務にイノベーションを組み込むなど、 迅速かつ柔軟に動ける体制にしている。 その一方で、企業文化や共通の価値観を重視し、 急激な事業再編は回避する。 優れた人材を手放さず、経営者は内部昇格者である。 そして、安定した顧客ベースを持ち、 基本戦略は安易に変更しない。 本書では、 このような2つの矛盾した特徴が いかに安定した成長につながるかについて、 該当企業の事例を用いながら解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年1月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • ワーク・エンゲイジメント:「健全な仕事人間」とは
    550円 (税込)
    従業員の健康も生産性の向上も、 組織のマネジメントにとっては重要な問題であり、 特に働く人々の心の健康を ポジティブな面から注目する動きは近年、活発になっている。 本書で紹介するのは、 健康の増進と生産性の向上を両立させるための考え方である 「ワーク・エンゲイジメント」だ。 ワーク・エンゲイジメントは仕事に誇りを持って熱心に取り組み、 さらに仕事から活力を得ている状態をいい、 これが高い人は心身の健康度が高く、 組織に愛着を感じ、生産性も高い。 ワーク・エンゲイジメントについて解説するとともに、 これを高める方法についても論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年9月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • マネジャーをつくらない会社
    550円 (税込)
    マネジメントとは組織で最も非効率な活動かもしれない。 部下の仕事を監督する時間は膨大であるうえ、コストがかかり、 マネジャーの人数に比して意思決定や対応も鈍重になる。 取引コストの点から、 組織ではなく市場の調整力を評価する経済学者もいるが、 市場は複雑な活動を処理するのは不得手である。 では、マネジメントを担う上層部がいなくても優れた調整ができ、 階層組織と同じような統制を保ちつつ、 開放的な市場並みの自由と融通性を享受できたらどうだろうか。 マネジャー抜きでもマネジメントが実践できれば、 素晴らしいことだろう。 こんな夢のようなマネジメントを実践しているのが、 世界最大のトマト加工業者、モーニング・スターである。 同社にはマネジャーと呼ばれる人はおらず、階層はない。 自主管理の下、だれからの指図も受けずに 各ステークホルダーとのコミュニケーションと調整を図る。 同社で実践されている自主管理の方法と、 その長所と短所を解説しながら、 この新しいマネジメント・モデルの未来を探る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年4月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 仕事のストレスは仕事で癒す
    550円 (税込)
    日本で最も精力的に働く経営者といわれる、 日本電産・永守重信社長。 みずから創業した会社を40年で1兆円企業へと育て上げた 経営力には計り知れないものがあるが、 一方で注目すべきはその仕事ぶりである。 世界のモーター業界でトップ企業となり、 自身の年齢も70を迎えようとしているいまなお、 みずからハードワークをこなす。 この持続的エネルギーの源泉は仕事への思いなのか、 社会への思いなのか。 日々の仕事への向き合い方から、 困難な意思決定を下す際の心境まで、 さらにはワーク・ライフ・バランスに対する考え方まで聞く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年9月号)』に 掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ワールド3.0の時代
    550円 (税込)
    グローバル化や技術の進展により、 地理的な境界は消滅し、 市場は統合され、 政府ももはや無意味になるように思われていた。 しかし、金融危機以降の保護主義や分離主義、 部族主義の高まりは、 グローバル化という概念が新たな段階を 迎えたことを示しているようである。 実際、多国籍に展開する企業であっても、 深く根を下ろした「本拠地」がある。 また世界の多くの人は、 自分の生まれた国を離れることはない。 こうした現実を筆者は「ワールド3.0」と呼んでいる。 これは、民族国家がそれぞれ存在している状況(ワールド1.0)から、 無国籍を理想とする考え方(ワールド2.0)を経て、 自分のルーツや独自性を把握したうえで、 相対的な類似点・相違点を認識する世界へと進化したのだ。 グローバル化の転換点を迎え、 筆者はコスモポリタン企業になるための知見を述べる。 まず現在の状況を理解し、そのうえで戦略のあり方を考え、 組織の設計、リーダーの養成を進めるのだ。 ワールド3.0においては、 自分のルーツを持ったコスモポリタニズムこそが有効である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年5月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • GEは事業で社会的課題を解決する(インタビュー)
    550円 (税込)
    120年に及ぶ歴史を有し、 かつ常にエクセレント・カンパニーの地位を 保ち続けるゼネラル・エレクトリック(GE)。 その営みは、 ワークアウトやシックス・シグマなど 新たな経営手法を貪欲に取り入れてきた、 企業変革の実践の歴史でもある。 今日ではリバース・イノベーションなどで 新興国での事業展開でも先頭に立ち、 CSVの実践でも世界の注目を浴びる。 GEはいまなぜCSVに取り組んでいるのか。 その答えは創業者トーマス・エジソンの精神への原点回帰であった。 グローバルでイノベーションを続ける秘訣を日本GEのトップに聞く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年1月号)』に 掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 競争優位のビジネス生態系
    550円 (税込)
    新しいアイデア、産業界が求めるスキルを持った労働力、 新たな雇用を創出し、競争力をもたらす、 豊かなビジネス生態系を実現させるためには、 大学、起業家、労働市場、職業訓練プログラムなどの 基盤組織をネットワーク化する必要がある。 特に、「知識創造とベンチャー創出」「小規模企業と大企業」 「教育の内容と雇用機会」「さまざまな分野のリーダー」という 4つの領域での連携が欠かせない。 たとえば、知識創造拠点、研究拠点、 インキュベーター、テスト・サイト、 イノベーション地区などを活用し、 新しいアイデアや技術を事業化する試みが行われている。 IBMの中小企業活用の取り組み、産学連携による人材教育など、 参考になる事例は多数ある。 企業は組織の枠を超えて、 革新的な解決策や成長事業を生み出す協業に参画し、 投資をしていく必要がある。それは革新的な解決策や成長事業の創出を促し、 当事者だけでなく、経済や社会の利益にもなる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年6月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 社員が結果を出せる「仕組み」とは何か(インタビュー)
    550円 (税込)
    成長が鈍化する製菓業界において、 急成長を遂げているのがカルビーだ。 その立役者が、松本晃代表取締役会長兼CEOである。 2009年の就任以来、5期連続の増収増益を達成し、 それまでは1~2%台を前後していた営業利益率が、 今期は2桁を超える勢いである。 「コミットメント&アカウンタビリィティ」(約束と結果責任) を掲げて徹底した結果主義を敷く一方で、 挑戦的な失敗に対する寛容さも備えている。 単純なマニュアル化ではない、 結果と自由を両立する仕組みづくりとは。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年11月号)』に 掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • データが導く顧客への最適提案
    550円 (税込)
    IT、データ収集、分析技術の進歩により、 いまや高度にカスタマイズされた提案が可能になっている。 最適なタイミング、手頃な価格、適切なチャネルを通じて、 消費者が望むような製品・サービスを勧めるのだ。 これは「次善の提案」(NBO)と呼ばれ、 投資対効果と競争力の両面で影響を与える。 現在では、顧客のデモグラフィックだけでなく、 価値観、ライフスタイル、購買行動、 位置情報など多様なデータを活用でき、 顧客接点となるチャネルの選択肢も広がっている。 しかし、対象者の絞り込みやカスタマイズが 不十分なままNBOを行う企業も多い。 NBO戦略を実現するには、 「目標の設定」「データ収集」「分析と実行」「学習と発展」の 4つのステップが不可欠だ。 自社の顧客や提供する製品・サービス、 顧客の購入状況などを踏まえ、 統計や予測技術、人間の判断を組み合わせ、 試行と検証を重ねていけば、 より高度で効果的な顧客提案が可能となる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年7月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • ビッグデータvs.行動観察データ:どちらが顧客インサイトを得られるのか
    550円 (税込)
    顧客は何を考え、何を求めているのか。 いま、顧客インサイトを得る手法として ビッグデータと行動観察が注目を浴びている。 しかし、それぞれのデータに対する本質的な理解は ほとんど進んでいないのが現状だ。 やみくもにデータと対峙しても、 有効活用できないだけでなく、 誤った分析で損失を招くリスクすらある。 本書では、 ビッグデータと行動観察データの違いを明確にしたうえで、 ビジネスにおける6つの場面に応じた それぞれの使い分けが明らかにされる。 「ビッグデータは定量、行動観察データは定性」 という単純な比較からは見えてこない、 データ活用の本質を解き明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年8月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • リバース・イノベーション実現への道
    550円 (税込)
    近年話題の「リバース・イノベーション」は、 単に新興国市場向けに設計された製品を取り上げ、 それを先進国で売ることに留まらない。 むしろ、企業そのものを変革するものである。 それゆえ、実行に当たっては、内部からの軋轢も多い。 世界的オーディオ・メーカー、ハーマンは、 大胆かつ慎重に事を進めた成功事例である。 新興国市場を熟知した現地リーダーに大きな権限を与える一方、 その先進的な試みを全社でサポートできるよう トップは細心の注意を払っている。 そうしたマネジメントの妙があったからこそ、 ハイエンド顧客への対応に匹敵する情熱を持って、 インド、中国、東南アジアをはじめとする ローエンドへの道を切り開くことが可能となった。 リバース・イノベーションには、 従来のグローカリゼーションと まったく異なる発想とマネジメントが必要である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年8月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 経営者は投資家に壮大な戦略を語れ
    550円 (税込)
    企業の株主は、次の4つに分類できる。 短期で少数の株式を保有する「通行人」、 短期で多数の株式を保有する「アクティビスト」、 長期で少数の株式を保有する「応援団」、 そして、長期で多数の株式を保有する「パートナー」だ。 企業が最も大切にすべきなのは、 持続的な成長を期待してくれるパートナーである。 彼らの期待に応えるために、 経営者は何をすべきなのか。 本書では、短期の事業計画だけではなく、 長期の企業戦略を語る重要性が示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年12月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • さあ、リーダーシップに目覚めよう
    550円 (税込)
    いまやインターネットで買い物をすると、 過去の購買履歴に沿って、 その人にふさわしい商品を推奨してくれるのが当たり前になった。 このようにサービスがパーソナル化される一方で、 リーダーシップ教育は依然として画一的なままである。 ITのアルゴリズムを利用すれば、 すべての人に合った教育プログラムの提供が可能である。 『さあ、才能に目覚めよう』などの著書で知られる筆者は、 このような仕組みを開発した。 これによって、 十人十色のリーダーシップの開発が可能になる。 だれもが同じリーダーシップのスタイルを身につける必要はなく、 だれもがスティーブ・ジョブズになる必要もない。 むしろ、自分のスタイルを磨くことで、 ジョブズを超えるリーダーになることも可能なのである。 本書では、ヒルトンで実践した例を基に、 それぞれに合ったリーダーシップ開発の具体例を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年11月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 「データの見えざる手」がオフィスの生産性を高める
    550円 (税込)
    いまや、ナレッジ・ワーカーやホワイトカラーの 生産性向上は必須とされ、 オフィス改革に着手する企業も増加している。 だが、従来のようにアンケート調査を基本とする改善では、 大きな成果を上げられていないのが現状だ。 この課題を解決するために注目を浴びているのが、 ウエラブル・センサーの活用である。 これまでは定量化できなかった要素を数値化することで、 より根源的な解決策の提示が期待されている。 本書では、いくつかの具体事例を基に、 従業員の幸福感(ハピネス)の定量化によって実現する、 新しいオフィス設計の方法が提案される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年3月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • P&Gに学ぶ:正しいCEOの選び方
    550円 (税込)
    次期CEOの選定は、取締役会が下す最も重要な判断である。 だれをCEOに据えるかは、企業戦略とその遂行、 ひいては事業成果と財務業績を大きく左右する。 すべての企業が、通常のCEO後継プランのみならず、 健康不安や不慮の死など不測の事態への 対処プランも設けておくべきである。 公平で透明性のある後継者選定を実現するには、 取締役全員による積極的な関与が欠かせない。 最終的な成果は、 現任CEOの知恵と取締役会全体の見識を活かして、 十分な情報を基に判断を下すかどうかにかかっている。 私利私欲や目先の損得勘定よりも、 組織の長期的な繁栄や大義を優先させることが、 最も重要な課題である。 本書では、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が 社内から次世代のリーダーを育成すべく、 実際に数々の有望なCEO候補を輩出してきた 仕組みを紹介するとともに、 リーダー養成の要諦を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年11月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 平常心があれば集中力は生まれる
    550円 (税込)
    「手術のたびに集中力を高めているようでは、 一人前の外科医とは呼べない」。 天皇陛下の執刀医として 日本中の注目を浴びた心臓外科医であり、 これまでに6000例以上執刀して 98%以上の成功率を誇る筆者はこう指摘する。 一瞬の判断ミスが最悪の事態を招く心臓手術の現場では、 常に集中力が求められる。 では、集中力の源泉とは何か。 それこそが平常心である。 本書では、58歳の現在でも 年間450例以上の手術を行う医師によって、 いかなる時も平常心を保つための秘訣が明かされる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年9月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • イーベイ会長が語る 社会貢献の新しい仕組み
    550円 (税込)
    イーベイの創業者、ピエール・オミダイアは、 1998年9月の株式公開で莫大な資産を手に入れた。 同社はオミダイアがその3年前に 長期休暇を利用して書き上げた コンピュータ・コードが基となっている。 苦労して築き上げた会社という感慨もなく、 彼にとってみれば降って湧いたような財産だった。 これを有効によき目的のために使われなければならないと考え、 妻とともに財団を設立した。 当初は行き当たりばったりに、 寄付などを行っていたが、 その後、イーベイがもたらした社会的な影響力をヒントに、 企業やビジネスの力を取り入れて、 社会に継続的な変化をもたらすことはできないかと考えるようになる。 そしてオミダイア・ネットワークという有限責任会社を立ち上げ、 非営利と営利を組み合わせた 新しい形態の社会貢献活動を開始した。 オミダイアは非営利・営利のどちらであっても 「世界をよりよくする」ことは可能であり、 そのためには適切な資本構成と優れたリーダーが必要であると説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年11月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • ハローキティに見る グローバルなブランド拡張戦略
    550円 (税込)
    ブランドのデザインは絶対不可侵である──。 これはブランド戦略では一つの常識とされている考え方だ。 しかし、サンリオはこの常識を覆し、 オープン・イノベーションの手法を取り入れることで、 〈ハローキティ〉を日本発の世界的ブランドへと成長させた。 自前主義を脱却することで、 グローバルの巨大市場に参入を果たし、 ブランド拡張に成功したのだ。 本書では、〈ハローキティ〉のケースを基に、 その具体的戦略が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年10月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 独創的な戦略を科学的に策定する
    550円 (税込)
    いまや経営にデータは欠かせない。 戦略の立案に際しても、数字やデータを徹底的に分析した「科学的」根拠のあるものほど説得力が増す。その一方で、科学的分析からは、大胆な発想や「型破り」なユニークな戦略が生まれない。このジレンマをいかに解消すべきであろうか。 筆者らは本書で、事業戦略のニーズに合わせて科学を取り入れる手法を紹介する。この手法ではまず、戦略上の課題や機会に対応して、「シナリオ」と呼ぶ明快な仮説を立てる。次に、おのおののシナリオが成り立つためには、どのような条件が必要かを探る。その後にようやく分析を行い、最も成功しそうなシナリオを見極める。こうすると、データ一辺倒でもなく、現実性に乏しいアイデアでもない状態を脱して、本当の意味で科学的な戦略立案を実践できる。これらの手法を主にプロクター・アンド・ギャンブルの事例とともに紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年1月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 世界一の企業を目指すならCSVは当然である[インタビュー]
    550円 (税込)
    2011年、ファーストリテイリングはグラミン銀行グループと共同し、最貧民国の一つであるバングラデシュに「グラミンユニクロ」を設立した。このプロジェクトを先導したのが、同社代表取締役会長兼社長の柳井正氏である。グローバルに展開するうえでCSV(共通価値の創造)は当然の取り組みであり、ビジネスそのものがCSVであるべきだと柳井氏は語る。世界一を見据えた、ファーストリテイリングの長期戦略とは何か。一橋大学大学院で「CSVフォーラム」を主催する、名和高司教授が聞く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ビッグデータで経営はどう変わるか
    550円 (税込)
    「測定できないものはマネジメントできない」。 これは企業経営最大の命題として多くの成功を阻んできた。 しかしあらゆるデータがデジタルで得られる時代になると、 この言葉は死語になるかもしれない。 勘と経験に頼る経営の是非も、 大量のデータの分析が可能になることで、 もはや議論の余地はなくなるだろう。 かようにビッグデータの衝撃は大きい。 従来の、経験による価値、専門性の優位性、 マネジメント慣行などについての 長年の考え方が揺らぐに違いない。 つまりビッグデータは経営に 革命的な変化をもたらすのである。 この変化に気がつかない経営者は、 みずからの企業を路頭に迷わせることになりかねない。 ビッグデータは、 マネジメント・スタイルを一変させるばかりか、 企業で必要とされるリソースの種類も劇的に変化させる。 新たな経営を取り入れた企業の競争優位は、 想像以上に大きい。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年2月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 会社の成長に計画は不要である[インタビュー]
    550円 (税込)
    2011年のサービス開始からわずか3年で 5.6億人のユーザーを獲得したLINE。 未曾有の成長の裏ではどのようなマネジメントが存在したのか。 2007年からCEOを務める森川亮氏は、 マネジメントとして「計画は必要ない」と言い切る。 そればかりか、情報共有も会議も文書も否定し、 とにかくプロダクトの開発を最優先に掲げる。 このような開発志向のマネジメントが、 トップ・クラスの成長を遂げたのはなぜか。 変化の激しい時代に成長する秘訣を聞く。 *森川氏は2015年3月に同社社長を退任した。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年2月号)』に 掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ビッグデータ活用スキルをいかに育むか
    550円 (税込)
    これまで企業は多大なIT投資を行い、 そのたびに投資対効果の低さに忸怩たる思いを抱いてきた。 そうした経緯を振り返れば、 ビッグデータ時代の到来に当たって 経営者が手放しで喜べないどころか、 及び腰になるのも仕方がないだろう。 しかし、データ主導型の戦略が定着するにつれて、 競争上、ビッグデータがますます重要な 差別化要因になっていくはずである。 問題は、組織能力(ケイパビリティ)の開発にある。 しかるべきデータを選択し、 高度だが実用性の高いモデルを構築し、 データを活用するスキルを組織的に育てることで、 事業機会を的確にとらえる企業体に生まれ変わることは可能である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年2月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • IoTという新たな産業革命
    550円 (税込)
    3Dプリンターの普及に伴い、 モノづくりが一新するのではないかという議論が 盛り上がりを見せているが、 その背景にはIoT(モノのインターネット)の進展がある。 IoTは私たちの生活にどのような変化をもたらすのか。 また、技術の発展に合わせて社会はどう発展すべきなのか。 人と人、人とモノ、そしてモノとモノがつながる時代の展望を、 「日本のインターネットの父」と称される村井純氏が論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年4月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。
  • 迫りくる大きな現実を見つめよ(インタビュー)
    550円 (税込)
    ピーター・センゲによると、環境問題を前進させるためには、組織がみずからを、さらに大きなシステムの一部として認識しなければならない。その課題はひとえにリーダーシップにあるという。「リーダー」とは必ずしもCEOのことではない。技術や経営からプロセスや企業文化に至るまで、イノベーションを考案する人がリーダーである。すなわち、重要なのは地位ではなく、その人の持つ情熱、ネットワークを築く能力、そして組織の機微についての知識である。ソサエティ・フォー・オーガニゼーショナル・ラーニングの創設者であり、マサチューセッツ工科大学スローン・スクール・オブ・マネジメントで教鞭を執るかたわら、『学習する組織』『持続可能な未来へ』を著したセンゲに、サプライチェーンの抜本的改革が求められる時代における企業経営の課題というテーマで話を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年04月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • オープン・イノベーションという新たな武器
    550円 (税込)
    顧客ニーズの多様化、製品ライフサイクルの短縮化、グローバル化による競争構造の変化など、モノづくりに対する要求は高まり続けているが、従来のようにR&Dを自社で完結する自前主義に固執しては、そうした変化に対応することはできない。そこで注目を浴びるのが、「オープン・イノベーション」である。外部の優れた技術を取り入れることで、R&Dのスピードアップのみならず、コストの最適化まで実現する考え方だ。オープン・イノベーションを実施するためには、協働先とウイン-ウインの関係を築き、選ばれる存在になることが不可欠である。本書では、オープン・イノベーションの基本理解はもちろん、選ばれる企業に生まれ変わるための条件までを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年06月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • バーチャル・ワーク第三の波
    550円 (税込)
    「ノマド・ワーカー」などの言葉が流行する昨今、充実したコンピュータ接続を通じて、好きな場所で好きな時間に働くバーチャル・ワーカーは、世界で13億人に達するという専門家の見方も出て来ている。この流れは1980年代以降、大きな3つの波によって進化してきたと筆者らは指摘する。フリーランス共同体、社員のリモート・ワーク、そして仮想的なプラットフォームで仕事場を共有するコワーカーとしての働き方である。こうした時代に、働く側の意識、雇用主の果たすべき義務はどのように変わるのだろうか。バーチャル化によって失われるものは何か。昨今では、顔を合わせ刺激を与え合いコラボレーションするというリアルのメリットと、働き方を自由にするバーチャルのメリットの双方を取り入れる新たな試みも始まっている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年05月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リクルートが人材輩出企業と呼ばれる理由(インタビュー)
    550円 (税込)
    リクルートといえば人材輩出企業といわれるほど、「卒業生」の人材の活躍が目立つ。ビジネス界のみならず、教育界や政界に至るまで、その分野は多彩だ。しかし峰岸真澄社長は「社員に外に出ていくことを推奨しているわけではない」と力説する。そもそもなぜこれほど豊かな人材を生み出すのか。それは人事制度などの仕組みやシステムではなく、リクルートの文化や風土に特徴があると言う。創業の精神がいまなお息づき、新たな事業を生み出し、人材を生み出し続けるリクルートの人材力の秘訣を聞く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年05月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 破壊的イノベーションの時代を生き抜く
    550円 (税込)
    既存ビジネスの成功企業は、新しい高成長の市場に参入してその果実を得るのに出遅れないよう、みずから破壊的イノベーションを開発しなければならない。本書では、破壊者の強みを判断する際の基準として、「拡張可能な中核能力」(extendable core)という概念を紹介する。これは、破壊者がさらなる顧客を求めて上位市場に忍び寄っていく際にもパフォーマンスの優位性を失わずに提供できる、破壊者のビジネスモデルの特徴のことである。また、破壊者が拡張可能な中核能力を用いて既存ビジネスよりも優れた結果を出せるタスクは何かを考える。このことで、あなたのビジネスが持つ相対的な優位性を明確にできる。さらに、破壊者があなたの市場を侵食するためにいずれ克服しなければならない障壁が何かを描き出す。これらのアプローチを取ることで、いまのビジネスのどの部分が破壊的イノベーションに対して最も弱いのか、そして、どの部分が守ることができるのかを見極められる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年06月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営人材は企業内で育てられるのか
    550円 (税込)
    最近の日本では「プロ経営者」という言葉が聞かれるように、外部から経営人材を招聘し、経営を任せる事例が増加している。このような状況を背景に、経営人材は内部育成が困難なのではないかといった意見も見られる。本稿では、(1)そもそも経営人材に求められる要件は何か(2)外部経営人材、内部経営人材、どちらが要件に適合するのか(3)その要件に合う人材をいかにして獲得・育成するのかという3つの論点を軸に、そして企業が経営人材の育成をいかに考えるべきかについて論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年05月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • スタートアップ企業が目指すべきこと(インタビュー)
    550円 (税込)
    大学を卒業したての1990年代、マーク・アンドリーセンはパートナーと一緒にシリコンバレーのベンチャー・キャピタリストを訪れ、新事業への資金提供を申し出た。〈ネットスケープ・ナビゲーター〉という画期的なウェブ・ブラウザーのプロジェクトである。それから18カ月も経たないうちに、このベンチャー企業は上場を果たし、アンドリーセンはネット世代の象徴となった。現在はカリフォルニア州メンロパークのベンチャー・キャピタル・ファンド、アンドリーセン・ホロウィッツの共同設立者兼パートナーとして、ドットコム・バブル時代よりはるかに厳しい昨今の環境下、有望な技術系スタートアップ企業を選定し投資する努力を続けている。HBR編集長アディ・イグナティウスが、起業家が直面する複雑な課題、投資機会を見逃したエピソードについて聞く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 無印良品の「引き算のイノベーション」(インタビュー)
    550円 (税込)
    1980年に西友のPB(プライベートブランド)として40品目で「無印良品」は誕生した。現在、家庭用品、食品、衣料品、家具、家電、ヘルスケアから、住宅(無印良品の家)まで約7000品目をラインアップし、国内401店舗、海外25の国・地域で301店舗を展開するまで着実な成長を続けている。消費者の声を取り入れた商品開発など、先進的な取り組みを行っている印象が強い同社であるが、イノベーションを起こすという意識は持っていないという。無印良品のイノベーションの源泉は何であるのか、良品計画の金井政明代表取締役社長に話を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年06月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーン・スタートアップ:大企業での活かし方
    550円 (税込)
    エリック・リースの著書『リーン・スタートアップ』が刊行されて以降、起業の方法論は一変した。かつては綿密な事業計画を作成し、ベンチャー・キャピタリストの納得を得て十分な資金を得たうえで、事業計画通りに進めるのが王道であった。ところがリーン・スタートアップの手法では、開発より先に顧客開拓、膨大な資金より迅速な行動、軌道修正の繰り返しなどが奨励される。この手法は、今日のスタートアップ企業の成功パターンとして定着したが、大企業こそ取り入れるべき手法といえる。事前の計画通りビジネスが進まない時代になり、迅速な事業開発とイノベーションが求められているのは、まさに既存の大企業である。この変化を認識したゼネラル・エレクトリックはすでに実践している。本稿では、リーン・スタートアップの手法と特徴から、既存のビジネスプロセスをこの手法にいかに切り替えるかを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年08月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 賢慮のリーダー
    550円 (税込)
    現代のビジネス・リーダーには成長や利益の創出などの経済価値のみならず、社会価値の実現も求められている。両筆者は1995年に『知識創造企業』を上梓し、知識が継続的なイノベーションを促し、持続可能な競争優位をもたらすことを指摘した。ここで形式知と暗黙知という2つの知識が論じられたが、いまのビジネス・リーダーは、第三の知識である「実践知」を身につけなければならないという。実践知の起源は、アリストテレスが分類した3つの知識の一つ、フロネシスにあり、「賢慮」とも訳される。実践知は経験から得られる暗黙知で、価値観や道徳を手がかりに、冷静な判断を促し、状況を踏まえた行動ができるようになる。組織でこのような知識を育成できれば、リーダーは知識の創造のみならず、見識ある判断が可能になる。筆者は、日本企業を中心に調査を実施し、こうした賢慮のリーダーが持つ6つの能力について、ホンダの創業者、本田宗一郎やファーストリテイリング会長兼社長の柳井正などの事例を交えて論じている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2011年09月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • スタートアップ4.0
    550円 (税込)
    イノベーションをめぐる世界が劇的に変化している。個人発明家が活躍した第1期、企業内研究所が中心だった第2期を経て、ベンチャー・キャピタリストの支援を受けたスタートアップ企業が登場したのが第3期である。その後、イノベーションが容易かつ低コストになり、大企業は起業家的な行動を採り入れ始め、大企業独自の強みを活かしたビジネスモデルのイノベーションが増えてきた。その結果、スタートアップ企業が優位性を持続しにくくなっている。第4期のいま、大企業内で起業家精神に富んだ「カタリスト」(触媒)を中心に、企業のリソース、規模、機動力を活かしてグローバル課題に取り組む、新しい形のイノベーションが生まれている。それには、オープン・イノベーション、意思決定の簡素化、失敗に寛容な文化など、カタリストが活躍できる環境を整備し、目的意識を持って取り組まなくてはならない。本書では、メドトロニック、ユニリーバ、シンジェンタ、IBMの事例を紹介する。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人はコンテンツにお金を払い続けるか
    550円 (税込)
    コンテンツ消費に今後も対価が支払われるのだろうか――。昨今、メディアの存在意義を問うような議論がされ始めている。たしかに、インターネットの発達によってコンテンツを流通・再生産する時の限界費用は限りなくゼロに近づいている。また、グーグルやヤフー、ツイッターやフェイスブックを眺めれば、新聞や雑誌に限らず、世界中の人々から発信されるコンテンツを無料で見ることができる。既存のメディア産業にはビジネスの根幹を揺るがすような事態が起きているのだ。はたして、人はコンテンツにお金を払い続けるのだろうか。メディアのビジネスモデルを考えることから、この本質的な問いの答えを探る。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ブルー・オーシャン戦略
    550円 (税込)
    既存の商品やサービスを改良し、既存市場でしのぎを削る。既存の商品やサービスを進化させ、新規市場を創造する。前者は「赤い海」の戦略であり、後者は「青い海」の戦略である。言うまでもなく、ほとんどのプレーヤーが赤い海の住人であり、新たな産業を創造し、牽引したのが赤い海の住人たちである。両者の決定的な違いは、競争するか、競争を避けるかにある。筆者たちはこの100年をさかのぼり、30の産業分野について調査し、青い海の戦略、いわく「ブルー・オーシャン戦略」の成功例を150発見した。その共通原則は、コストとバリュー・プロポジションのトレード・オフを否定するところから出発していることだった。そして、ある企業はまったくの新規市場を見つけ出し、また、これがほとんどだが、ある企業は既存ビジネスの進化によって新規市場を創造した。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2005年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ブルー・オーシャン戦略が産業構造を変える
    550円 (税込)
    ブルー・オーシャン戦略の提唱者、キムとモボルニュによれば、戦略論は「産業構造派」と「再構築派」の2種類に分かれるという。前者は、マイケル・ポーターを代表とする「ポジショニング論」である。これはハーバード学派による「産業組織論」を下敷きにしており、産業構造によって戦略は決定されるという立場を取る。この場合、製品の差別化と低コストのどちらかを選択することになる。後者が、ブルー・オーシャン戦略であり、「内生的成長論」を根拠としている。戦略によって産業構造は変えられるという立場であり、差別化と低コストを同時に実現することで、新規需要の創造を目指す。本稿では、ブルー・オーシャン戦略を実現する方法について、「バリュー・プロポジション」「プロフィット・プロポジション」、そして「ピープル・プロポジション」の3つの視点から解説する。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2010年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 実験はアナリティックスに勝る
    550円 (税込)
    コンピュータを駆使することで、私たちは顧客データを大量に収集することが可能になった。しかし現実には、膨大なデータを利益増加の手段として活用できている企業はごく一部だ。アナリティックスに巨額の投資をしている企業でさえも、分析結果が解釈できず、収益改善にすぐに結びつかないという事態に陥ることは珍しくない。ほとんどの企業では、膨大なデータ分析に時間をかけるよりも、実はビジネスを通してシンプルな実験を行うほうが業績改善へと結びついている。ビジネスでの実験とは、価格を変化させたり、ダイレクト・メールで特典を提供するなど簡単に実行できるアクションを取り、顧客の反応を分析することを指す。実験はシンプルであるほど結果の確認が簡単になり、迅速に効果を上げることができる。本書では、実験を行うために必要な7つのルールを中心に、効果的な結果を得る方法を解説する。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 知の謎はインターネットで解き明かせるか(インタビュー)
    550円 (税込)
    学生時代、インターネットの登場に魅せられ、起業に結びついた猪子寿之氏。デジタルを用いて表現の可能性を追求する、チームラボを結成した。テクノロジーとアートの融合から新しい表現を生み出す猪子氏は、一方で本質的なことを考えるのが好きだと公言する。デジタルメディアの進化は、人類や社会にどのような変化をもたらすか。話は知の本質にまで迫る。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 一時的競争優位こそ新たな常識
    550円 (税込)
    持続する競争優位を確立しなければならないという概念は、これまで永きにわたって信じ続けられてきた。しかし競合他社や消費者の動向は過去に比べてあまりにも予測が難しく、業界も刻々と変化している。このような状況下で持続する優位性を持てる企業は稀である。先頭を走り続けるためには、常に新しい戦略的取り組みを打ち出すことで、多くの「一時的な競争優位」を同時並行的に確立し活用していく必要がある。このような優位性は一つひとつは短期間しかもたないかもしれないが、組み合わせることで、企業は長期間にわたるリードを維持できるのだ。本稿では、一時的な競争優位を築く時に、企業が陥りがちな7つの罠と、事業運営の手法を変えるための8つのポイントについて論じていく。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • インターネットの未来図はいまだ半分も描けていない(インタビュー)
    550円 (税込)
    インターネットの黎明期から、その可能性に魅せられて、インターネット・ビジネスに携わり続けてきた孫泰蔵氏。ヤフージャパンの立ち上げに始まり、常に時代の一歩先を行くインターネット・ビジネスを立ち上げてきた孫氏に、メディアとしてのインターネットの現状、そしてインターネットが描く未来についてうかがった。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 市場シェアのマネジメント
    550円 (税込)
    論文発表当時、売上げを伸ばすカギは市場シェアの向上にあるとする考え方が実務家や研究者の間で主流であり、またそれを裏づけるような研究が数多く発表されていた。コトラーとブルームはこの通説に異を唱えた。高い市場シェアは売上げ増を招くこともあるものの、トラブルを招くことも少なくなく、必ずしもよい結果を招かないと論じたのだ。市場シェアと売上げについては、いまなお議論されるところであり、またいまでも有意義な戦略が語られていることに注目されたい。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2004年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 芸術とビジネスのコラボレーション
    550円 (税込)
    寄付金と観客数がうなぎ登りというブームに沸いた後、興行収入の激減と負債の膨張に見舞われたオーケストラや劇団、舞踊団などの非営利芸術団体は窮地に陥った。いまや活動を維持し、芸術団体としての使命を果たすためには他の非営利団体や企業などと連携し、限られた資源を最大限に有効活用する創意工夫が欠かせない。戦略的コラボレーションの実現が新たな活路を開くのである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2004年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 撤退のマーケティング戦略
    550円 (税込)
    新製品が続々と市場に送り出されるなか、提供価値の疑わしい衰退製品は看過されがちとなる。しかし、無駄なコストと時間を省くためにも製品ミックスのなかに埋もれた衰退製品の撤退は必須である。本稿では、六段階の管理システムを用いながら衰退製品の摘出と撤退の意思決定に関する評価基準とプロセスを示す。また、最適な製品ミックスについて検証する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2004年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客志向はクロス・ファンクショナルを求める
    550円 (税込)
    いくら言葉の違いを理解していても、マーケティングとセールスをいまだに混同している人は多い。本稿では、顧客志向こそマーケティングの本質であり、けっして短期的な売上げを目指すことではなく長期的な繁栄を実現することであると述べられている。そのためには、やはり顧客満足を追求し、各部門は相互に連携しなければならないと説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2004年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • エンド・ゲーム戦略
    550円 (税込)
    どのような産業にも、必ず衰退期が訪れる。まだ生まれ落ちたばかりの新興産業でも、各セグメントの寿命は異なり、特に先端技術が関係していると、ピークの到来はきわめて早い。衰退期の戦略は、「収穫戦略」、すなわち投資を打ち切り、少しでも多くのキャッシュフローを確保するというのが定石とされるが、ポーターとハリガンはこの常識は幻想にすぎないことを証明した。このような産業衰退期の戦略を「エンド・ゲーム戦略」と呼ぶが、本稿では、産業が衰退する理由、衰退のなかにあるチャンス、そのチャンスを生かす戦略と注意点について解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2009年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 意味に飢える社会
    550円 (税込)
    最近のコンテンツ・ビジネスを見ていると、あまりに顧客のアクセス数に頼ってばかりいるように思われる――。そもそもコンテンツとはどういうものか。コンテンツのメジャー・サプライヤーであるメディア企業は何を忘れてしまったのか。危うい仕組みに依拠するコンテンツ・ビジネスは、早晩陰りが見えてくると松岡正剛氏は指摘する。編集工学的展望に基づいた5つの提案と、そしてコンテンツとメディアの本質的改革のために考えるべき課題を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 環境、イノベーション、競争優位
    550円 (税込)
    環境規制は競争力を阻害すると考えられているが、適切に設計された環境基準であれば、製品の総コストを下げたり、その価値を高めたりするイノベーションが促される。企業はそのようなイノベーションを通じて、原材料やエネルギー、労働力など、さまざまなインプット(投入物)をより生産的に活用し、その結果環境負荷を減少させるコストを相殺し、行き詰まった状況に終止符が打てるのだ。 この「資源生産性」が向上すれば、企業競争力は高まる。好例はオランダの花卉業界である。狭い土地と恵まれない気候という、生花栽培には不向きな条件でありながら、バリューチェーンの徹底的なイノベーションにより、環境に配慮したクローズド・ループ・システムを構築した。 環境と資源生産性、イノベーション、そして競争力との関係を論じた本稿は、環境保護と競争力を両立させる方策を示している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2011年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 電通の営業はチームでモチベーションを上げる(インタビュー)
    550円 (税込)
    広告業界最大手の電通は、営業力の強さにも定評がある。成果物が明確で社会的な評価を得られやすいクリエイティブとは異なり、広告会社の営業とはあくまで黒子である。その一方で、最前線で仕事を創り、チームを先導する営業は、電通にとって不可欠な存在でもある。営業におけるモチベーションの源泉とは何か。また、チームのやる気を引き出すために、どのようなマネジメントをすべきなのか。100年以上の歴史を持つ電通で初めて、営業局出身者として社長に就任した石井直氏に聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 意思決定は実行である(インタビュー)
    550円 (税込)
    現在の経営環境下で迅速かつ的確に意思決定を下すことは、以前よりも難しくなっている。そう語るのは、世界屈指の経営思想家の一人、ラム・チャランだ。彼は35年にわたって、ゼネラル・エレクトリック、ノバルティス、デュポンなど世界の一流企業に対してコンサルティングを行ってきた。多数の経営幹部と接し、厳しい経営課題に対処する様子を観察し、そこで得た洞察を講演、教育現場、書籍などで積極的に発表してきた。本誌に寄稿したConquering a Culture of IndecisionHBR,April,2001(邦訳「対話が組織の実行力を高める」DHBR2002年1月号)では、優柔不断な組織文化を改め、意思決定を実行に移す方法を提言している。本インタビューでは、優れた意思決定者の考え方や振る舞い、優れた意思決定に必要な資質とその伸ばし方、意思決定をめぐる経営者の負うべき責任と犯しやすい過ちなどについて話を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 日本交通のタクシーはなぜ「選ばれる」ようになったのか
    550円 (税込)
    成熟市場にあるタクシー業界の生存競争は熾烈を極め、従来のビジネスモデルを見直すべき時にある。しかし、そこで働く乗務員の就労動機は曖昧なことが多く、必ずしも仕事に対して積極的であるとはいえないのも事実だ。既存のモデルに変革を起こすためには、まず従業員のやる気を引き出すことが不可欠である。家業の日本交通を継ぎ、常識に囚われない新規サービスの提案などで注目を浴びる川鍋一朗氏は、この課題をいかに解決したのか。従業員のモチベーション向上に成功した3つの仕組みを中心に、その秘訣を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • DARPAの全貌:世界的技術はいかに生まれたか
    550円 (税込)
    アメリカ国防総省国防高等研究計画局(DARPA)は、半世紀以上もの間、圧倒的なイノベーションを創出してきた。インターネット、RISCコンピューティング、全地球測位システム(GPS)、ステルス技術、無人飛行機(通称「ドローン」)、微小電気機械システム(MEMS)──その先進的な研究活動は、それぞれのちに数十億ドル規模の産業を創出したほどである。これは特殊な例だろうか。実は官民を問わず、ブレークスルーを生み出し続ける組織をつくることは可能である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年07月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ナイキのCSR活動:取締役会が果たす5つの役割
    550円 (税込)
    1990年代後半に起こったアジアの下請け工場の労働問題。ナイキがこれを契機に社会・環境問題に真摯に向き合ってきたことはよく知られているが、取締役会のこの問題に対する取り組み、そして取締役会に設けられた社会的責任委員会が、問題解決に大きな役割を果たしてきたことはあまり知られていない。本稿では、取締役会と社会的責任委員会の働きに注目し、CSRや持続可能性の実現のうえで、取締役会が果たすべき責務について考える。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年01月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 楽天は「おもてなし」をeコマースで実現する
    550円 (税込)
    1997年に創業し、アマゾン、イーベイに次ぐ世界第3位のeコマース・サイトとなった〈楽天市場〉。創業者の三木谷浩史は、効率的に規格品を並べるスーパーマーケットや自動販売機のような売り方ではなく、中小の店舗が集まってそれぞれの特徴を打ち出せる、人間味あふれる商店街をウェブ上に実現することを考えていた。これはアマゾンなどの競合他社とは大きく異なる点だ。つながりやコミュニケーションを大切にするため、店舗の個性を引き出せるよう、品質やサービス上の問題に目配りしつつ、ページのデザインや顧客とのやりとりは各店舗に任せている。eコマースの利点を引き出すにはデータに頼ることも必要かもしれない。また価格や効率、スピードで訴求することも大切だろう。しかしそのうえで、人とのつながりを感じさせる楽しいショッピング体験を提供することが、楽天の目指すeコマースである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年02月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • TED流 人を魅了するプレゼンテーション
    550円 (税込)
    年1度、カリフォルニア州ロングビーチで開かれるTEDカンファレンスは、分野や国籍、年齢を問わず、有名・無名の多彩な人々が登壇し、魅力的なプレゼンテーションを行うことで知られている。筆者は長年、講演に慣れていない人に対して、聴衆を魅了するプレゼンテーションができるよう支援してきたが、その経験を通じて、適切なコーチングをすれば、だれでも人前で上手に話せるようになると言う。本稿ではストーリーの組み立て方、話の伝え方、ステージでの振る舞い方、メディアやプレゼン用ツールの使い方、練習のやり方について紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年01月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • グーグルは組織をデータで変える
    550円 (税込)
    「エンジニアのために、エンジニアによって設立された企業」グーグルにとって、マネジメントは時間を奪うものであって一利なし──。実際、設立から数年後は、創業者であるラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンでさえ、はたしてグーグルにマネジャーは必要なのか疑問を抱いていた。しかし規模が大きくなるにつれて、マネジャーの価値に気づき始める。どうすれば技術者至上主義の風土を変えられるか。そこはやはりグーグル。徹底した調査とデータ解析、そしてツール開発で評価の指針を塗り替えた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年05月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 欺瞞だらけの自社株買い
    550円 (税込)
    長らく続いた不況を脱し、株式市場は活発化しているように見える。しかし残念ながら、企業の高収益が経済の繁栄にはつながっておらず、多くの国民がその恩恵を受けていないのが現状だ。なぜなら、株価上昇の背景には大量の「自社株買い」があるからだ。本来、長期的な成長のための投資に振り向けられるはずであった資金が、自社株の買い戻しに充てられているのである。企業は3つの大義名分を掲げてこれを正当化するが、そこには嘘があると筆者は語る。経済活動を健全化し、公正な所得配分と安定雇用を実現するためにすべきことは何か。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年01月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • レッド・オーシャンの罠
    550円 (税込)
    競争の激しいレッド・オーシャンを脱け出し、新たな市場を創造して未開のブルー・オーシャンに漕ぎ出す──。すべてのビジネスパーソンがその有益さを理解しているにもかかわらず、それを実践できている企業は限られるのも事実だ。このジレンマをいかに解消すべきなのか。『ブルー・オーシャン戦略』の著者であるW.チャン・キムとレネ・モボルニュの調査により、企業を新規市場の創造から遠ざける6つの思い込みの存在が明らかになった。本稿では、「レッド・オーシャンの罠」に足下をすくわれないための処方箋が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 個人に頼らず組織の目標を達成する法
    550円 (税込)
    チームや組織が実際に達成できる目標を設定するには、何をすべきかを明確にするだけでは足りない。それをどう実現させるかを具体的に定めることも必要である。グループの目指すべきものを的確に表現し、実行に移すには、モチベーション科学の専門家が呼ぶところの「条件をつけた計画」(if-then planning)を活用することが効果的だという。本稿では条件付けの効果と、組織が目標を実行するために、いかに条件を設定すべきかについて論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年02月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ブルー・オーシャン開拓の余地はいまなお十分にある(インタビュー)
    550円 (税込)
    前著『ブルー・オーシャン戦略』が2005年に刊行され、世界的ベストセラーとなって以来、両教授のもとには戦略の実行に悩むビジネスパーソンからさまざまな質問が寄せられてきた。ブルー・オーシャン戦略とニッチ戦略はどう違うのか。成熟産業にもまだその余地は残されているのか。その後10年の研究成果と日本企業へのアドバイスを聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 組織の時間も予算管理せよ
    550円 (税込)
    社内で重要な役職に就くほど、eメールの返信や会議に費やす時間が増加する。しかし、そのなかで本当に価値を生み出している仕事はいくつあるのだろうか。時間とは最も貴重な資源である。いくら大金を積んでも1日を25時間に延長することはできず、失われた1時間を取り戻すことも不可能だ。本稿では、企業が生産性の乏しい活動で多くの時間を浪費している現実を明らかにし、時間を予算として管理する重要性と、そのために効果的な8つの方法が提示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年02月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ブルー・オーシャン・リーダーシップ
    550円 (税込)
    本特集で取り上げたブルー・オーシャンは、苛烈な競争から抜け出し、未知の市場を創造することを提唱した経営戦略論だが、筆者のW.チャン・キムとレネ・モボルニュは、このブルー・オーシャンの概念と枠組みを応用して、リーダーシップ開発の手法を編み出した。筆者たちはリーダーシップを組織のメンバーへのサービスと考え、上司や部下はリーダーの「顧客」と見なす。「顧客」がリーダーの価値を認め、リーダーシップを受け入れるなら、その能力や熱意も引き出されるのではないか、これはブルー・オーシャンの発想につながるというのである。徹底的に行動ベースでリーダーを変えていくこの手法を、ある小売企業の事例をもとに解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • コーチングが必要な困ったリーダーたち
    550円 (税込)
    職場環境がよくなるのも悪くなるのも上に立つ人間次第だが、そこにはリーダー自身のメンタル・ヘルスの状態も関わってくる。リーダーが精神的に安定していれば、部下も安心して仕事に取り組めるが、メンタル・ヘルスに不安を抱えていると、事業計画や対人関係、さらには制度や仕組みにも悪影響を及ぼす場合がある。INSEADで教鞭を執る傍ら、心理分析家として多くの企業でエグゼクティブ・コーチも務めている筆者が、エグゼクティブによく見られがちな4つの精神的病理を取り上げ、その心理を分析し、対処法を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年02月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • カルチャー・マップ:世界を8つの指標で理解する
    550円 (税込)
    グローバル化の進展に伴い、人種や国籍の異なる従業員を効果的にマネジメントすることは、企業にとって喫緊の課題となっている。しかし、定説や固定観念に頼ると相手を理解できないどころか、無用な誤解が生じてトラブルに発展することすらある。どうすれば組織の多様性をビジネスに活かすことができるのか。その解決策として、本稿では「カルチャー・マップ」の活用が提案される。カルチャー・マップの8つの指標を用いて文化的差異を理解することで、組織運営を円滑化し、多様性を強みに変えることができる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年02月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • グローバル化の秘訣はイスラエル企業に学べ
    550円 (税込)
    成熟した国内市場に留まっていても、もはや成長を期待することはできない。そのため、多くの企業が海外進出を考えるが、そこでは2つの競争相手が立ちはだかることになる。一つは資金力で勝る多国籍企業、もう一つは現地に最適化する地元企業だ。海外展開の上では、彼らも満たせない「中間領域」にある消費者ニーズをつかむことが不可欠だが、なぜか多くのイスラエル企業がそれに成功している。本稿では、中間領域を特定する方法を提示したうえで、その支配権を握るための3つの戦略が明かされる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年02月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • マーケターはオンライン・レビューを武器にせよ
    550円 (税込)
    ある製品をほしい、買いたいと思う時、消費者は何を参考にするのだろうか。ブランド名が購買を左右することもあるが、それだけではない。むしろブランド名以上に、P2Pの情報源に対する依存が高まっている。しかし、すべてのマーケターがこの事実に気づきながらも、目をつぶり続けているのが現状だ。購買の意思決定とは、過去の嗜好や信条、経験の「P」、マーケターからの情報の「M」、他人や情報サービスからのインプットの「O」、これら3つの組み合わせによって決まる。そして近年、Oが与える影響力が急速に高まりつつある。本稿では、自社のOへの依存度を判断する意義と、そのうえで取るべき4つの戦略が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年08月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 競争優位は「川下」でつくられる
    550円 (税込)
    かつて新製品や新技術の導入は顧客を引きつけ、競争優位の源泉ともなった。しかし、生産をはじめとする川上の企業活動が陳腐化し、アウトソーシングが進むなか、価値創出の源泉はますます川下に移り始めている。本稿ではこうした状況を踏まえ、川下での活動を通じてこれまでの戦略をどう転換すべきかを論じる。競争優位の考え方、強みのあり方、顧客との関わり方、イノベーションの進め方など、川下の活動でいち早く優位を築くためのカギを探る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年03月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「選ばれる国」の条件
    550円 (税込)
    ある企業が事業展開する国・地域を選択する時には、グローバル市場で最も大きな成功を可能にしてくれるところを選ぶ。すなわち立地の選択とは、国の競争力を測る投票である。経済のグローバル化とともに立地の選択は多様になりつつある。事業活動の移動性も増しているし、事業を受け入れたい国も増えているからだ。ところが、アメリカ国内を立地として選択する企業は、アメリカ企業ですら減少してきている。それは政府が、複雑な税制や規制の解消など事業環境の整備に力を注いでいないためでもあるし、グローバル化を急ぐあまり、アメリカ企業が国内のメリットを軽視しているせいでもある。 本稿では、ハーバード・ビジネス・スクール卒業生へのアンケートなどを基に立地戦略上のアメリカの問題点を探るとともに、アメリカを立地として選ばせるための政策担当者とビジネス・リーダーの課題を明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年06月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 新興国の農村部市場をいかに制するか
    550円 (税込)
    インド農村部は人口8億人を超える巨大市場であり、2025年までに1000億ドルの規模に成長することが見込まれている。その一方、道路は整備されておらず、電力供給は不安定で、市場は分散し、物流ネットワークは発達していない。このため多くの企業が魅力的な市場だと知りつつも、うまく食い込めずにいる。本稿では大規模な企業調査を行い、農村部市場で高シェアを誇り、都市部市場を上回る売上高成長率を示している企業を特定した。ITC、タタ・モーターズ、ノバルティスなどの事例を交えながら、こうした企業がいかに農村部市場を攻略したかについて解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年03月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • トラウマを糧にする法
    550円 (税込)
    失敗は人生で最も一般的な心的外傷(トラウマ)の一つだが、それに対する人々の反応は実にさまざまである。短期間で回復するような、再起力に富む人もいれば、鬱状態に陥り、将来への不安に明け暮れる人もいる。あるいは、心的外傷を経て以前よりもよい状態(心的外傷後成長)を示す人もいる。ポジティブ心理学の生みの親である筆者らの30年間に及ぶ研究により、このような再起力は測定と教育が可能であることが示された。そして、アメリカ陸軍の「総合的兵士適応度」(CSF)プログラムにおいて、その仮説が検証されている。 ここでは、リーダーたちに学習性無力感、鬱状態や不安、失敗後のあきらめに対して免疫をつけさせ、楽観主義で物事を考えるよう教育する。また、強靭な精神、際立った強み、豊かな人間関係を構築することによって再起力を習得し、さらにその知識を部下に伝える方法を学ばせる。この画期的なプログラムは、企業組織の幹部研修にも応用できる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2011年07月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 優れたリーダーはストーリーのある目的を語る
    550円 (税込)
    今日、企業を取り巻く環境は複雑になり、戦略の策定や経営判断を下すことがいっそう困難になっている。このような状況で、組織やチームを率いるリーダーたちの指針として、「目的」を持つことの重要性に注目が集まっている。筆者らの研究ではリーダーが自分の経験に基づいた明確な目的を持つことで、実行力が高まり、大きな成果につながることが示された。本稿では効果的な目的の定め方について解説したうえで、自分らしいリーダーシップを発揮し、成果を出すためのプランの組み立て方について論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年03月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 意思決定の行動経済学
    550円 (税込)
    認知科学者によると、人間の思考には2種類ある。一つは「システム1」と呼ばれる直感的な思考であり、もう一つが「システム2」と呼ばれる合理的な思考である。 我々は普通、システム1の思考モードで周りの状況を理解しているが、システム1によって生み出されるストーリーは、時として認知バイアスを引き起こす。バイアスによる意思決定への悪影響については、多くのビジネス・リーダーが認識するようになったが、ビジネスの意思決定の質は、個人のレベルでも、組織のレベルでも、向上しているとはいいがたい。意思決定をバイアスから守るにはどうすればいいのだろうか。そのためには、システム2の思考で、システム1のストーリーを見直すことが求められる。 2002年にノーベル経済学賞を受賞した行動経済学の権威ダニエル・カーネマンらが、他者からある提案(価格の見直し、製造拠点への投資、大型買収)を受けて判断を迫られている3人のビジネス・リーダーを例に、認知バイアスの影響を最小限に留める、12の質問を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2011年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 法人営業で顧客に最後の最後で選ばれる方法
    550円 (税込)
    B2B市場で、顧客の事業にとって戦略的でない製品・サービスを売り込む場合、多くの企業が次のどちらかを選択する。一つは、自社独自の特徴を強調すること、もう一つは、低価格を訴求することである。特に、採用の最終段階になるほど価格面で譲歩しようとしてしまうが、それは必ずしも顧客が期待するものではない。真に求められているのは、顧客の事業に顕著な違いをもたらす要素、すなわち、顧客にとっての「正当化要因」である。本書では、具体的な企業事例を基に、正当化要因とは何か、いかにしてそれを見極めるのかを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年03月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 権力と影響力
    550円 (税込)
    マネジャーになると役割に応じた権限が与えられる。しかし、人を動かすために権限だけでは十分とはいえない。与えられた権限が同じでも人に与える影響力に違いが出るのは、権力の違いからである。つまり権限と権力は別物である。本書は、優れたマネジャーはどのように権力を身につけ、これをどのように行使して影響力を発揮しているのかを、26組織250人の管理職へのインタビュー調査から明らかにするものである。発表されたのは1977年であり、マネジャーの権力行使のメカニズムを分析した古典的名著といわれる。筆者は、リーダーシップ論の第一人者であるジョンP.コッター。人を動かす力の原則とは、30年以上経ても大きく変わらないものであることを認識させられる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年01月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「ガラス張りの職場」に潜む罠
    550円 (税込)
    オフィスのレイアウトから業務の進捗状況まで、さまざまな場面で「透明性」が求められている。透明性を高めることは、無駄の排除や協働を促進する半面、業績向上には他人の目や干渉から自由になれる「プライバシー」も必須だということが研究からわかってきた。プライバシーと透明性のバランスが取れている組織は4種類の境界線を用いて、開放的な職場環境のなかに、プライバシーを確保するゾーンを設けている。本書では、4つの境界線の活用方法と、その効果について論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年02月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 競争優位のフィランソロピー
    550円 (税込)
    社会貢献活動を自社の競争ポテンシャルの改善につながる分野と結びつけ、そこから生み出される社会的価値と経済的価値の両者を最大化するコンテキスト重視の戦略は、企業にとって新たな競争ツールとなる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2003年03月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • IoT時代の競争戦略
    550円 (税込)
    今日、多くの製品にセンサーやハードウェア、ソフトウェア等々が搭載されている。これら「接続機能を持つスマート製品」がさまざまな事業機会をもたらしつつある。この事象の説明に「モノのインターネット」という言葉が登場したが、これは適切ではないと筆者らは言う。これらの製品の先進性はインターネットではなく、「モノ」の本質が変化している点にある。本書では、これらスマート製品が引き起こす革命を分析し、それが戦略と業務運営に及ぼす意味合いを探る。なお、本書は、近々続編が予定されている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年04月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アナリティクスの専門家をいかに活用するか
    550円 (税込)
    ある銀行で住宅ローンの貸し倒れの危険性について、アナリストが警告したにもかかわらず、担当の事業部長にはうまく伝わっていなかった。アナリストが示した数式やモデルの報告書がよく理解できなかったのだ。アナリティクスがあらゆる組織に必要なものとなっている今日、マネジャーと計量アナリストとの連携は優れた意思決定に欠かせない。しかし、マネジャーがすべてアナリティクスに精通しているわけではない。本書はそうしたマネジャーのために、アナリティクスをうまく活用するための方法と注意点を伝授する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年05月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • データは誰のものか(インタビュー)
    550円 (税込)
    身の回りの製品がデータを送受信するIoT時代にあって、個人データを価値あるものとして扱うための規制は存在していない。何もかも覗かれている気がすれば、一般個人は情報共有に懸念を示すであろうし、情報漏洩のみならず、システムに大打撃が出る事態となれば、規制が強化されることは必至である。それは企業にとっても得策ではないだろう。もっと長い目でお互いの信頼関係を築くことが、最終的には皆に資するものとなるはずだ。それが、「データのニュー・ディール」構想である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年04月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ビジネスモデルの正しい定義
    550円 (税込)
    1990年代、世界はインターネットの登場に沸き立ち、新しいビジネスが生まれる「ニュー・エコノミー」の時代が始まると喧伝され、ビジネスモデルという言葉が一躍脚光を浴びた。しかしその後インターネット・バブルが崩壊したとともに、ビジネスモデルという言葉も終焉を迎えたかのようだった。そんなタイミングの2002年に発表された本稿は、ビジネスモデルが終焉したのではなく、この言葉の誤解と誤用に問題があったと指摘した。そしてビジネスモデルと戦略との違いを明確に定義したことで、本書は時代を超えて読み継がれている。ビジネスモデルが再び脚光を浴びる今日、12年前の論考から学ぶ意義は大きい。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年04月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 仕事場の価値は多様な出会いにある
    550円 (税込)
    行動やコミュニケーションを追跡するツールから得たデータにより、オフィスで何よりも大切なのは、対面のコミュニケーションであることが明らかになった。ではこの知見をどのようにオフィス設計に活かすべきなのか。ノルウェーの通信会社テレノアの成功例、ラスベガスにおけるザッポスの試みなどを紹介しながら、オフィス・ビルだけでなくデジタル空間にも仕事場が広がった現代において、効率性と創造性を引き出すオフィスのあり方を考える。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年03月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ファーガソン8つの流儀:常勝軍団はこうしてつくられた
    550円 (税込)
    世界最強のサッカー・クラブ、マンチェスター・ユナイテッドを26年間も率いて13回のリーグ優勝を含め38のタイトルを獲得した、アレックス・ファーガソン卿。彼はどのようにしてユナイテッドを常勝軍団に育てたのか。ファーガソン卿のリーダーシップについては、ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)のケースとなった。ケースを作成したHBS教授が選手や元コーチなどを含め詳細なインタビューを実施し、ファーガソンの8つの「勝利の方程式」を明らかにした。本書では、ファーガソンにもみずからの経験と考え方を語ってもらった。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年06月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 協働スペースと個人スペースの絶妙なバランスとは
    550円 (税込)
    この数十年、オフィス改革のブームは、協働スペースの拡大と個人スペースの確保を、行ったり来たりしている。コラボレーションがますます重要な時代となり、オープン・スペースへの要望は高まるが、一人ひとりが独自に考える時間がないとコラボレーションは進まない。またどこでもだれとでもつながるネット環境の発達が、人々から一人で思考する時間を奪ってしまった。では、協働スペースと個人スペースの最適なバランスとは何か。世界的オフィス家具メーカーの研究者らが14カ国での調査結果を基に提言する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年03月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • デジタルが生み出す5つのビジネスモデル
    550円 (税込)
    企業は成長のために新たな事業やビジネスモデルのアイデアを求めている。従来のアイデア探しには、自社の強みに注目する、顧客の満たされないニーズを発見するなど、さまざまな方法があるが、本書で提案されるのは、デジタル情報とデジタル技術の爆発的普及やクラウドの進化に着目し、利用可能なデータから価値創造の可能性を探る方法である。筆者たちは価値創造のパターンは有形資産のデジタル化、業界内外の情報連携など5つあると指摘し、それぞれの事例を紹介しながら、デジタル・エコノミー下の事業創造の方法を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年04月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 強大なプラットフォームに抗う4つの戦略
    550円 (税込)
    旅行検索エンジンや、不動産プラットフォームなど、強力なオンライン・プラットフォームへ、企業と消費者は依存度を高めてきた。これらの仲介型プラットフォーム・ビジネスが、企業が創出する価値のうち、かなりの部分を取ることは珍しくない。ほとんどの企業は、提示されたルールや料金に従うしかないと考えているが、実はそれは間違いである。本書では、強いプラットフォームへの依存を減らすための4つの戦略を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年04月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • それでもアメリカ経済は成長する
    550円 (税込)
    アメリカではいま、生産性の低下、雇用創出の減少、賃金水準の伸び悩み、国際貿易と国際投資の減少など、競争力の低下を示す兆候が目立つ。これは景気循環による一時的苦境ではなく、より深刻で構造的な問題である。グローバル化による選択肢の増加、企業や政府の短期志向、圧迫を受ける中流層、有効な施策を打てない政府などが相まって、アメリカは悪循環に陥っている。 これらは政財界のリーダーが招いた人為的結果であり、克服不能ではない。起業家精神、高等教育制度、経営品質の高さ、オープンで民主的な社会や仕組みなどアメリカ独自の強みは健在であり、経済全体は依然として活発で復元力も備わっているからである。 競争力を取り戻すためには、現実と向き合い、政府も企業も労働者も積極的に関与して、共通の利益のために行動する必要がある。特に、長期的な生産性の向上に必要な個人、インフラ、イノベーション、制度への積極投資が不可欠である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年06月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • CEOの巨額の報酬に正当性はあるか
    550円 (税込)
    かつては、天然資源が最も貴重な財産と見なされていた。しかし、より創造的な仕事が価値を生み出すようになると、才能ある個人、すなわち「タレント」の力を最大化することが重要なテーマとなった。そして、金銭的動機によってタレントの力を引き出すことで、経済は発展を遂げてきたのである。だが、その仕組みがもはや限界を迎え、破綻寸前の現実に目を背けてはいけない。億万長者に富が偏在する社会はなぜ生まれ、それはどうすれば解消できるのか。本書では、資本主義において富を最適配分するための具体策を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年04月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ラン航空:異質な収益モデルを共存させる
    550円 (税込)
    格安航空会社の登場で、航空業界の勢力図は大きく変化した。これまでフル・サービスを誇ってきた大手航空会社はこぞって格安サービスに乗り出したが、既存のモデルと両立させることが難しく、苦戦しているケースが多い。そのようななか、南米チリのラン航空は3つの異なるビジネスモデルを擁しつつも、それぞれを補完させたり明確に分けて運営したりしながら、順調に成長を続けてきた。本書では同社のマネジメントを紹介し、補完型ビジネスモデルのメリットとマネジメント上の課題、代替型ビジネスモデルとの見分け方など、複数のビジネスモデルを並行展開しつつ、持続的な競争優位を築くための方法を考察していく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年04月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • GEが目指すインダストリアル・インターネット
    550円 (税込)
    デジタル化、クラウド・コンピューティングなど技術の急速な進歩を受けて、各業界の企業は新旧を問わず、新たな方法での競争を強いられている。ゼネラル・エレクトリック(GE)は、過去100年以上にわたり、産業用機器の販売と修理サービスから、収益の大半を上げていたが、2011年に「インダストリアル・インターネット」という新しい構想を打ち出した。オープンでグローバルなネットワークによって機器、データ、人を結びつけ、大量のビジネスチャンスとビジネスモデルを創出することを提案している。本書ではGEがいかにこの変革を遂げようとしているのか論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年04月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • チームバンク:「顧客のため」を利益につなげる
    550円 (税込)
    金融サービス業は、フェアネス(公正さ)と結びつけて考えられることがめったになく、フェアネスと利益の両立ができないと見なされることが多い。とりわけ個人ローンやクレジット・カードなど消費者信用の分野において、業界の評判は芳しくなく、顧客は「フェアネス」という謳い文句を聞いただけで疑わしく感じるほどだ。しかしドイツのチームバンクは、それを軸にして、消費者信用商品を一つのブランドにまで発展させることに成功した。本書ではチームバンクを事例に、いかにフェアネスという価値体系を組織文化と一体化させたのか。そしてそれを競争力に変え、利益につなげたのかについて考える。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年04月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 真のリーダーは6つのスキルを完備する
    550円 (税込)
    不確実性が高い状況下において、脅威や機会を迅速に見抜くことは至難の業である。しかし、現代のリーダーにはそれを当然のように実行し、チームを先導することが求められる。筆者らが経営幹部2万人以上に実施した調査によって、戦略的リーダーが備えている6つのスキルが導かれた。同時に、特定のスキルに優れているだけでは不十分であり、自分の強みと弱みを正確に把握して、弱点を補う必要があることも明らかになった。本書では、6つのスキルを詳細に解説し、それらを身につけるための具体的な要件までを示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年05月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • なぜ女性は経営会議で堂々と発言できないのか
    550円 (税込)
    ダイバーシティの重要性が叫ばれるなか、女性を管理職や役員に積極的に登用しようとする企業が増えている。その一方で、優秀でも、幹部クラスの会議で存在感を示せないことを悩んでいる女性幹部が多い。うまく議論に加われず、発言してもインパクトを及ぼせず、意見が対立すれば会議の後も引きずる。筆者らの調査によると、女性はもちろんのこと、男性の同僚や上司もこうした傾向に気づいているが、その原因となると男女間で見方が異なるという。本書では、認識の違いを整理したうえで、女性幹部がどう対処すべきか、組織としてどうサポートできるかを解説する。そこには、女性活用に限らず、控えめな性格の男性社員をサポートするためのヒントもあるはずだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年04月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • グーグルを成功に導いた「集合天才」のリーダーシップ
    550円 (税込)
    「集合天才」とは一人の天才の出現に頼らず、組織のメンバーの才能を集めることでよい結果を出そうという考え方だ。いまイノベーションを継続的に生み出せる革新的な組織に求められているのは、こうした集合天才を創造できるリーダーである。そのリーダーシップに求められるのは、ビジョンを示しそれに向けてメンバーを鼓舞する従来のリーダーとはまったく異なり、イノベーションが起こる舞台の設定役としての役割だ。筆者たちは、世界のさまざまな企業でイノベーションリーダーを研究し、新たなタイプのリーダーがなすべき仕事と求められる能力について、グーグルとフォルクスワーゲンの事例を引きながら論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年05月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人材は潜在能力で見極める
    550円 (税込)
    これまで人材の見極めにはコンピテンシーが用いられてきたが、不透明で不確実な経営環境にあっては、「潜在能力」に着目して人材を発掘すべきである。変化する環境では、過去の経歴や手腕は将来の業績を約束するものではなく、環境に適応し、みずからを成長させる力が求められるからだ。本書では、潜在能力を規定し、そうした人材の発掘法を紹介する。さらにこうした人材を巧みに引き留め、能力が高められるような育成プログラムについて論じる。なお、今後は優れた人材の需給が逼迫するため、こうした人材の確保に成功する企業は成功への足掛かりを得ることになるだろうと指摘している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年05月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • いま明かされる集団思考のメカニズム
    550円 (税込)
    一人ひとりが異なる「部分」に注意を払い、それらの「部分」を正しく集約できれば、その集団はどれほど優れた個人よりも多くを知る結果になる──。このような、集団での判断は個人の判断に勝るという仮説は、長きにわたって受け入れられてきたが、この理屈通りに潜在能力を発揮できる集団は、実は極めて少ない。本書では「集団になると判断を誤る」という問題を、行動科学の研究成果をもとに考える。集団がどのようなメカニズムでミスを犯し、誤りを増幅させるのかを解明し、それを防ぐための6つの方法を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年06月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 内部の人間こそサイバー攻撃の脅威である
    550円 (税込)
    情報化社会の発展は我々に数え切れない恩恵をもたらしたと同時に、デジタル化された情報の管理という新たな課題を突きつけた。サイバー攻撃による機密情報の漏洩は後を絶たないが、そこには見落とされがちな事実がある。攻撃の首謀者は部外者に限らず、むしろ部内者が関与した時ほど、より深刻な打撃を受けるという事実だ。だが、多くの企業がそのリスクを軽視している。本書では、部内者によるサイバー攻撃の被害の重大さを明らかにしたうえで、それに立ち向かうための5つの対処法が示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年05月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 倫理の過ちを見逃す6つの罠
    550円 (税込)
    頭がよく品行方正なリーダーであっても、組織で起こっている不正に気づかないことがある。本稿では、そうした気づきを妨げる重要な6つの障害について解説したうえで、気づく能力を向上させる3つの具体的な行動を挙げている。ウォレン・ベニスは「最良のリーダーとは“第一級の観察者”である」と述べたが、倫理的な過ちに対応するには、この周囲に注意を払い他の人間が見過ごしてしまう物事に気づく能力が求められるのだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年06月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リアル店舗はネットの力で成長する
    550円 (税込)
    デジタル技術の台頭により、多くの企業は既存の事業が脅かされ、まったく新しいビジネスを立ち上げなければならないと考えていた。しかしこの見方は誤りである。企業は「デジタル」と「フィジカル」(物理的)の世界とを分けて考えがちだが、デジタルの力を利用して、リアル店舗などのフィジカルの売上げを伸ばすことができる。本書では、この2つの次元を融合させた「デジカル」なビジネスを構築するための5つのルールについて論じる。
  • 価値創造をキャッシュに変える5つの方法
    550円 (税込)
    どれほど優れた価値を生み出せたとしても、価値の獲得を軽視しては、得られるはずの収益機会を逸してしまう。価値創造と価値獲得、双方のイノベーションが必要であることは明白にもかかわらず、多くの企業にとって後者は死角となっているのが現状だ。本書では、価値獲得のイノベーションが見過ごされる要因を明らかにするとともに、豊富なケースを交えながら、実践に役立つ5つのフレームワークが提供される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年06月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • BOP市場を制するビジネス機会マップ
    550円 (税込)
    新興国市場のBOP層を対象とした新規事業に乗り出したものの、ミッションだけが先行して採算が取れずに、尻すぼみになってしまうケースは後を絶たない。企業にとって特にハードルとなるのが、製品に慣れていない層に新しい消費行動を啓蒙することと、適切な製品を確実に届ける手段を編み出すことだ。本書では、筆者らが開発した「9つのビジネス機会マップ」を紹介。新興国市場で直面する課題を整理しながら、自社のケイパビリティや財務目標に見合った新規事業の設計・運営方法について、さまざまな企業の実例を交えながら解説していく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年06月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 中国企業のしたたかなマネジメントに学べ
    550円 (税込)
    中国にはいまだゼネラル・エレクトリックやサムスンのような世界的大企業は誕生していないし、トヨタのTQMやかんばん方式のような画期的なマネジメント手法を生み出した企業はない。それゆえ我々は中国企業のマネジメントには学ぶものはないと考えがちだ。しかし本書の筆者たちは、激動の環境に適応し、政府と党の動静にも目配りしてきた中国企業の、対応力、即興性、柔軟性、スピードという特質については学ぶところが大きいと言う。中国民間企業30社余りを対象とした調査から、中国独特のマネジメント手法について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年05月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ビジネスの仮説を高速で検証する
    550円 (税込)
    小売業やレストランなど、消費者向けビジネスを展開する企業は、オペレーションの改善やビジネスモデルの改革などについて十分な実験もしないまま、実施に踏み切ることが多い。これは多くの企業が実験への投資を躊躇しているうえ、実験自体もかなり難しく、分析上の複雑さも問題であるためだ。本書では、こうしたビジネス実験を、新たな発見が得られる価値あるものにするための6つのチェックポイントを示し、解説する。こうしたビジネス実験はオペレーションの改善につながるだけでなく、誤った常識や直感を正す効果もあるのだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年06月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • プロセスを変えればイノベーションは生まれる
    550円 (税込)
    『フォーブス』誌が選ぶ2014年「世界で最も革新的な企業」でリジェネロン・ファーマシューティカルズが5位にランクインした。特筆すべき薬剤を開発したからではなく、「イノベーションのプロセス自体にイノベーションを起こす」ことに力を入れたことによる。筆者らの調査によれば、イノベーションに成功した企業に共通していたのは、個々の卓越した発明ではなく、イノベーションプロセスをチームで遂行できる術を持っていたことだ。失敗から効率的かつ確実に教訓を得て、どこよりも早く次に進めるような組織をつくり上げるリーダーの力量こそが、イノベーション競争を制するカギとなる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年06月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • イノベーション体制をたった90日で構築する
    550円 (税込)
    組織的にイノベーションを展開するために、新たな資金と人材を投入し、新しい組織を立ち上げる──。プロクター・アンド・ギャンブルやゼネラル・エレクトリックといった先進企業のこのような取り組みを、どの企業でも展開できるかは疑問だ。かと言って、場当たり的にイノベーションを試みても成果につながらない。この折衷案がいま求められている。筆者らはどのような企業もイノベーションに取り組めるような「実現可能な体制づくり」を90日で立ち上げる方法を紹介する。モデルにするのは、リーン・スタートアップの関連用語であるMVP(Minimum Viable Product)で、本書で提唱するのは、必要最小限の機能を備えたイノベーション体制である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年06月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ビジネスモデル・イノベーションに天才はいらない
    550円 (税込)
    ビジネスモデル・イノベーションは実に優れている。新しいテクノロジーは必要なく、新しい市場をつくり出す必要もない。また、外部からその変化が見えにくく模倣されるリスクは低いため、競争優位を確立しやすいのだ。だが、多くの企業がそれを戦略的に実行できていない現状もある。難しいのは、ビジネスモデル・イノベーションに何が必要かをはっきりさせることだ。本書では、変革をもたらす意思決定のプロセスを「何を提供するか」「いつ決めるか」「誰が決めるか」「それはなぜか」の4段階に分類し、それぞれで検討すべき課題、取るべき行動を具体的に論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年07月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営知識が国境を越えられない理由
    550円 (税込)
    「価値の創出」や「人材のモチベーション向上」といった目標はどこにおいても経営の核となるものだが、価値のとらえ方やモチベーション向上の適切な方法は、国や地域によってまちまちである。製造におけるベストプラクティスは、プロセスに多少の手直しを加えれば、どこでも通用すると考えがちだが、実際は抜本的な変更が必要になることも多い。ビジネススクールでの研究やケースの分析は、普遍的なマネジメントの知識を形にするものだが、異なる場所ではそれがまったく通用しないことも多いのだ。筆者は、これを乗り越えるのに必要な能力は「コンテキスト(状況・文脈)の読解力」だと言う。グローバル化に奮闘した企業事例を取り上げながら、コンテキストの読解力の重要性やそれを身につけるヒントを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年07月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • いま問い直す知識資産の価値
    550円 (税込)
    ビッグデータなど、膨大なデータの活用への関心が高まる中で、これまで企業で培われてきた知識資産の管理がおろそかになる可能性がある。ビッグデータから価値ある洞察を引き出すうえでも、現在の知識資産を把握し、どの知識が成功のカギを握るのかを理解することが大切だと、筆者たちは指摘する。本書は知識資産を戦略的に管理する方法を具体的に論じる。知識資産をマッピングし、それを検分したうえで、知識資産の新たな活用を考え、価値を創出するのだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年08月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ワーク・ライフ・バランスは無意味である
    550円 (税込)
    誰もが有意義な仕事をし、円満な家庭を築き、地域社会と関わり、そして内面も満ち足りた生活を送ることを望むが、その実現には四苦八苦している。すべてを両立させることを諦めてしまう人も多い。ただし、ワーク・ライフ・バランスに取り組んでも、問題の解決にはつながらないと筆者は言う。「バランス」という言葉には、いずれかのトレードオフが含まれているからだ。筆者が提唱するのは、仕事と、それ以外の面の統合(=インテグレーション)を強めることである。このために必要な3つのスキルを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年07月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • パワーシフト:共有と参加が世界を変える
    550円 (税込)
    ITなどさまざまな新技術の発展は、情報伝達のみならず権力の構造やあり方も変えつつある。政治への抗議行動の増加や、突如現れて旧来の産業を打ち負かす新ビジネスなどは、そうしたパワーシフトの証左だろう。本書ではこのパワーシフトの本質を見極めるため、オールド・パワーとニュー・パワーをビジネスモデルと価値観という2つの観点から分析する。そして、この共有と参加で力を得た新たな時代の「権力者」を取り込むヒントを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年07月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 消費者の行動は文脈で変えられる
    550円 (税込)
    消費者調査の結果を踏まえて新しい製品・サービスを投入したが、実際の消費行動は異なっていた──。これはマーケティングの現場ではよく耳にする話だ。その理由の一つは、消費者が複数の社会的アイデンティティを持つことに関係している。購入時点で意識的・無意識的に適用している社会的アイデンティティによって、同じ人でも購買行動や意思決定が大きく変わってしまうのだ。本書では、特定のアイデンティティの強化や変更、新しく創造する方法について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年07月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 研究成果が事業にならない7つの理由
    550円 (税込)
    米特許商標庁および世界知的所有権機関によると、2013年に米国だけで約28万件、世界全体では100万件近くの特許が登録された。そのうち商業的利益を生む可能性があるのは約10%にすぎず、しかも大した額にならない。この惨憺たる状況をどうすればよいか。研究者や企業が陥りがちな7つの罠と、その回避方法を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年08月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 営業を本気にさせる報酬制度とは
    550円 (税込)
    営業担当者それぞれにモチベーションやニーズは異なる。四半期ごとのボーナスに発奮する人もいれば、年間のノルマ達成に全精力を傾けたほうがよい結果を出す人もいる。それゆえに、企業の報酬制度は複雑化しがちである。しかしそれは本当に功を奏しているのだろうか。成績優秀者が幻滅せず、そこそこの人材が怠けない、もっとよりよい方法があるのではないか。近年ではフィールド実験などの研究も進み、新たな知見が得られつつある。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年08月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 誰が本当に優れた営業なのか
    550円 (税込)
    営業担当者の成績は、どのようなトレーニングをするか、どのような報酬制度にするかの2つで決まる。この2つを適切に運用しないと、営業担当者を効率的に動機づけることはできない。そのためには、まず誰が最も優秀な営業担当者かを見極める必要がある。それには過去の実績からではなく、ファイナンス理論で使われる将来価値を測定する手法が有効である。本書では、営業担当者の本当の価値を測定する手法を紹介するとともに、それをもとに最も効果的なトレーニング方法と報酬体系を明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年08月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 報酬制度は事業の成長に応じて変える
    550円 (税込)
    企業では、その成長段階に合わせて臨機応変に戦略をシフトしていく必要がある。その際に重要なのは、新しい目標に合致した行動を取るべく従業員、特に売上獲得に直接寄与する営業部隊を適切にマネジメントすることだ。営業部隊を動かす時に有効なのが、報酬制度の変更である。本書では、インバウンド・マーケティング会社ハブスポットの事例を通じて、報酬制度の策定や活用時のポイントを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年08月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • インセンティブがすべてではない(インタビュー)
    550円 (税込)
    営業担当者のマネジメントや報酬の最適化の研究における第一人者のアンドリスA.ゾルトナーズは、複雑な数学モデルを駆使して営業を科学的に分析してきた。マーケティング分野で秀でたケロッグスクールで長年教鞭を執り、営業コンサルティング会社の設立者でもあるゾルトナーズは、営業担当者に対する報酬のあり方、グローバル化やテクノロジーの進化に伴う営業の変化について語る。数学的に営業を分析してきたゾルトナーズが、文化について言及しているのが印象的である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年08月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • CSRこそ効率化せよ
    550円 (税込)
    近年、CSR(企業の社会的責任)を自社の規範としていっそう重視し、個々の取り組みに事業成果を求める動きが高まっている。しかし、多くの企業がCSRへ取り組む姿勢を見せているにもかかわらず、連携・調整の不足や、首尾一貫した戦略を持たないために成果が上がっていない。本書ではCSR活動を3つの領域に分けたうえで、CSR戦略に一貫性と規律をもたらす4段階のプロセスについて論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年08月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ソーシャル・ビジネスは先進国でも有用である
    550円 (税込)
    貧困は新興市場だけの問題ではない。米国では全人口の15%、日本は16%、欧州連合(EU)に至ってはおよそ1億200万人、つまり4人に1人が貧困層である。この目前の社会問題をいかに解決するか。ソーシャル・ビジネスのスキームは先進国においても十分に活用が可能である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年09月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客データの収集は信頼構築から始める
    550円 (税込)
    近年、企業が顧客にまつわるあらゆるデータを容易に収集できる状況が整った。顧客データの収集に対する企業の姿勢はさまざまで、一部は自社のデータ活用プロセスを情報開示しているが、多くは消費者に何も知らせていない。そのため企業の情報収集に対して何らかの不安を抱く人は多い。本書では、企業が顧客データを収集する際のカギとなる信頼をいかに構築するか、そして情報に対する対価をどのように考えるべきかを論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年09月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • イノベーションの「種」を見つける7つのコンセプト・ワード
    550円 (税込)
    イノベーションは、ベンチャー企業やR&D部門だけが取り組む課題ではない。オペレーション、マーケティング、人事、業務プロセスなど企業活動全般で求められている。優れたイノベーションのきっかけとなるのが、さまざまなチャンスを見抜くインサイト(洞察)だが、これは偶然や無意識に頼らずとも、さまざまな情報源から体系的な方法で見つけ出すことが可能である。本書では、筆者らが研究調査や企業との協業を通じて抽出・分類した、インサイトを得るための7つのコンセプト・ワードについて解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年09月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 機械は我々を幸福にするのか(インタビュー)
    550円 (税込)
    蒸気機関の発明により我々は「筋力」を得て、肉体労働から解放されたが、現在のデジタル技術の進展は、我々に「知力」を与え、知識労働を肩代わりし、その生産性を飛躍的に伸ばしてきた。しかし、デジタル技術により経済は発展しても、雇用は伸びず大多数の人間の富が増えないというグレート・デカップリングという現象も起きている。デジタル技術の飛躍的な進歩により、いま何が起きているのか。技術と経済の関わりを研究してきた『ザ・セカンド・マシン・エイジ』の著者たちがデータや調査から分析を加えるとともに、新しい時代に向けての準備を語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • オーグメンテーション:人工知能と共存する方法
    550円 (税込)
    人工知能やロボットの発達で職場の自動化(automation)が進み、我々の仕事が奪われるのではないか、という危機感が高まっている。筆者らは「人間の仕事を効率よく機械に置き換える」ではなく、「優れた思考機械が人間の仕事をサポートし、さらなる偉業を成し遂げる」と発想を変えることで、この自動化の波を雇用の可能性を増す拡張(augmentation)の機会ととらえる。筆者らが研究したさまざまな事例をもとに、その5つのアプローチを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アリババの戦略はアルゴリズムに従う
    550円 (税込)
    テクノロジーが進化し、急速に変化する経営環境の中で、企業が成長するためには、これまで安定的に推移してきた既存事業と、予測不能な新規事業とを同時にうまく舵取りしなくてはならない。それを実現するには、実験や学習を通じて自律的に変化に対応するセルフチューニング(自動調整)が求められる。中国のeコマース(電子商取引)最大手のアリババは、急速に変化する事業環境の中で自社のビジョン、ビジネスモデル、その構成要素をうまく調整しながら成長を遂げてきた。本書ではアリババの事例を用いながら、セルフチューニング型企業について論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • あなたの上司がロボットに代わったら
    550円 (税込)
    人工知能の研究は急速に進展を遂げている。それは機械が単なるツールを超えて、オフィスでともに働くチームメイトへと変わる時代すら予感させるものだ。ある日、上司がロボットに代わっている可能性も十分に考えられるだろう。ただし、自発的に考える機械を人間が受け入れることは、新しいテクノロジーを採用することと同義ではない。ロボットと効果的に協働するためには、乗り越えるべきいくつかの課題がある。本書では、そうした課題の正体を明らかにしたうえで、考える機械といかに向き合うべきかを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ペンタゴンに学ぶサイバー攻撃に強い組織のつくり方
    550円 (税込)
    2009年、米国防総省(ペンタゴン)はサーバー司令部を創設し、非常に脆弱だった米軍のネットワークは、かなり堅牢なものになりつつある。この成果は、技術面の改善だけでなく、実は人的な側面にも目を向けたからだ。サイバー攻撃を防ぐには、人為的なミスを最小化する高信頼性組織の構築が何よりも大事だと筆者らは指摘する。本書では、高信頼性組織のお手本ともいえる「米海軍の動力原子力化計画」で実践されてきた6つの原則を紹介し、サイバーセキュリティ強化における重要課題を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 業界の常識は5つの視点で打ち破る
    550円 (税込)
    新しい事業を生み出す企業に共通するのは、いずれも型通りのビジネスに囚われず、自社や業界全体に蔓延する構造上の大きな問題を解決しているという点である。そのような解消すべきボトルネックを見極めることは難しく思われるかもしれない。しかし、50社以上の中小企業の調査と研究の結果、成功するためには5種類のボトルネックのいずれかを解消すればよいことがわかった。それは、(1)時代遅れになっている購入体験や使用体験、(2)主たる勘定項目でありながらも不要にできる項目、(3)顧客が負う重大な経済的リスク、(4)無気力またはやる気のない従業員、(5)製品・サービスの有害な副作用、である。本書では事例を挙げながら5つのボトルネックについて解説するとともに、その解消法について論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 法人営業では5人の味方をつくれ
    550円 (税込)
    従来の法人営業では顧客と良好な関係を築き、購買の決め手となるキーパーソンに働きかけることが重要だとされてきた。ところが筆者らの調査によると、最近では1人ではなく、平均5.4人のキーパーソンが購買の意思決定に関与するという。その結果、営業担当者にとって、顧客企業内における購買グループの合意形成を促し、自社の支援者を育成することが重要な課題となっている。本書では、合意形成を支援する際の3つの注意点と、実践可能な3つの戦略を紹介していく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 業績を可視化するブランドマッピング
    550円 (税込)
    従来、ブランドのポジショニングと業績は異なる指標によって分析されてきた。前者は手頃な価格対プレミアムといった二項対立によって、後者は市場シェア、成長率、収益性などに基づいたマッピングがされていた。だが、筆者らが開発した「C-Dマップ」を用いれば、ポジショニングと業績の関係を4象限から成る一つのマップ上で表現することができる。本書では、C-Dマップで新たに定義された4つのブランドポジションについて解説したうえで、各ポジションで利益を最大化するために取るべき打ち手が提示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 守りの人事から攻めの人事へ
    550円 (税込)
    いまだ多くの日本企業が旧来型の慣習に囚われている。なかでも、人事面ではその傾向が顕著である。たとえば、年功主義はその典型だ。また、社員の成果を点数化して評価する仕組みは一般的だが、個人の能力を点数で測ること自体が不可能である。決められた制度によって社員を管理するのは手間もかからず、人事部門にとって都合がよい。しかし、社員の成長を促すと同時に、企業の競争力を高めるためには、それを変えなければならない。NKK、ゼネラル・エレクトリック、そして現在のLIXILグループと一貫して人事畑を歩く筆者が、人事部門のあるべき姿を説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • CHROは経営者たれ
    550円 (税込)
    「企業の成功を左右するのは人材である」ことは多くのCEOが心得ている。しかし、その人材のマネジメントを担当する人事部門は、ともすれば管理的な面ばかりに目が向きがちで、部門の責任者であるCHRO(最高人事責任者)に不満を持つCEOも多い。こうした現状を変えていくのはCEOの大切な仕事であると本書の筆者らは訴える。CEOが主導して、CHROの責務を見直し、CHROを真のパートナーとするために、CFOとともに三頭体制を築き、三者による定期的な会合を持つべきだと指摘する。価値を生み出してくれるのは、事業でなく人材だ。それに納得するならば、人事職能の刷新は急務である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • なぜ人事部は嫌われるのか
    550円 (税込)
    いま、人事部に関する不満が、特に米国において幅広い人々の共感を呼んでいる。人事部が管理のための定型的な業務ばかりを重視し、ビジョンや戦略を持たないことが、その要因の一つだ。経済状況や労働市場の状況に左右されがちで、人事部はその時々で経営陣から重視も軽視もされる。しかし、そのような状況に振り回されるばかりでよいのだろうか。本書では人事部が専門知識を活かし、長期的な戦略を描く必要性について論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 魅惑的な人事手法に飛びつくな
    550円 (税込)
    最先端の調査研究や他社の輝かしい成功事例を聞きつけると、手当たり次第に導入したくなる「シャイニー・オブジェクト症候群」に、あなたの会社の人事部は陥っていないだろうか。さして効果も出ない新しい概念に振り回されないためには、自社の抱える課題の解決につながるかどうかを冷静に見極めなくてはならない。本書で紹介するジュニパーネットワークスは、各企業も取り入れていた人事評価制度をいち早く撤廃して、脳科学の知見を踏まえた制度につくり替えるなど、大胆な人事施策を打っているが、そこには解決策ではなく問題をしっかり見るというマインドセットがあった。新しい概念を導入する際に留意すべき心得とその4段階のプロセスを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 【実践】リバース・イノベーション
    550円 (税込)
    欧米企業の多くで、途上国で設計した製品やサービスをグローバルに展開するという「リバース・イノベーション」のメリットが認識され始めているにもかかわらず、成功例がごく少数に留まっているのはなぜだろうか。それは多くの企業が新興国市場特有の経済的、社会的、技術的な背景を見誤っており、そのためにリバース・イノベーションの落とし穴にはまることが多いからだ。本書では、実際に途上国向けの車椅子を開発し、それを米国でも発売したマサチューセッツ工科大学チームの知見も交えつつ、落とし穴を避け、新興国での製品開発に役立つ設計原則について解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営学から見るブルー・オーシャン戦略
    550円 (税込)
    2005年、W・チャン・キム、レネ・モボルニュ両教授が『ブルー・オーシャン戦略』を発表した。新しいコンセプトが生まれては消えるビジネスの世界で、この書籍はいまだに「現役」である。しかしながら、アカデミックの世界ではまったくと言ってよいほど評価されていないのも事実である。なぜ、経営学の世界とビジネスの世界でこれほどまでに評価が分かれるのか。その理由をひも解きながら、ブルー・オーシャン戦略の本当の価値に迫る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • エバンジェリスト:自分の「わくわく」を伝える技術
    550円 (税込)
    エバンジェリズムとは、自社の製品・サービスの卓越性を世間に説くことである。著述家、講演家としても著名な本書の筆者ガイ・カワサキは、アップル創業時、エバンジェリストとしてマッキントッシュの成功に寄与した。今日の企業のマネジャーは誰もがエバンジェリストであるべきだと言う筆者が、ソーシャルメディア時代のエバンジェリズムに必要なスキルを伝授する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ピクサーで学んだ創造的チームのつくり方
    550円 (税込)
    アニメーション制作は一人で完結できるものではない。ましてや、ピクサー・アニメーション・スタジオのように世界中に配給される大作をつくる場合、一つの作品で200~300人規模の関係者が携わることもある。同社でアートディレクターを務め、『トイ・ストーリー3』『モンスターズ・ユニバーシティ』を担当したのが、堤大介氏である。一人ひとりが強烈な想いを抱えるクリエイター集団を取りまとめ、彼らの力を最大限に引き出すために、リーダーは何をすべきなのか。ピクサーでの豊富な経験から導かれた3つの教訓、そして、チームが失敗できる環境をつくるリーダーシップの重要性が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • IoT時代の製造業
    550円 (税込)
    DHBR2015年4月号に翻訳掲載され、大きな話題を呼んだ「IoT時代の競争戦略」の続編。前編は「接続機能を持つスマート製品」によって競争戦略がどう変わるかを論じていたが、今回はこうした製品の登場により、最も影響を受ける製造業に焦点を当てる。「接続機能を持つスマート製品」の本質が、バリューチェーンを変え、製造企業のほぼあらゆる職能の役割を変える。さらに組織形態も大きな変化を迫られるだろう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業価値とは株主価値だけではない(インタビュー)
    550円 (税込)
    商社業界の4位に定着していた伊藤忠商事を、2010年の代表取締役社長就任からわずか2年で3位に押し上げた立役者が、岡藤正広氏である。徹底的な効率化等により短期の急成長を遂げると同時に、資源価格に左右される不安定な経営から脱却するために、長期的成長を見据えた投資にも積極的なのが特徴だ。短期の成果を求める株主の声に応えながら、本物の「企業価値」を高めるために経営者がすべきこととは何か。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 集合知のちから
    550円 (税込)
    現代の知の主流である専門知に、いま制度疲労の兆候が見られる。その理由の一つに学問分野の過度の専門化が挙げられる。研究者は広く隣接領域の教養を身につける暇などなくなり、視野が狭くならざるをえない。一方、現代の喫緊の大問題はいずれも、多くの分野にまたがる複合的な性格を持っている。このような背景があり、現在「集合知」という新たな知の形に注目が集まっている。ウェブ2.0によって、一般のネット・ユーザーが自由に情報を発信でき、またそれらを互いに検索できるようになった。そのため、これまでアカデミックな権威に守られ縁遠かった専門知が、フラットで身近な知に変質しつつある。ネット集合知は知というもののあり方に新しい光を当てている。今後、集合知はさまざまな科学研究や技術開発、さらに企業活動などにも活用できると期待されているのである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 感情を制する者はゲームを制す(対談)
    550円 (税込)
    格闘ゲームで勝利を収めるためには、相手が繰り出す多彩な攻撃をかわしながら、同時に、的確な攻撃を展開し続けることが求められる。限られた時間内で大小さまざまな判断が求められ、極めて過酷な世界と言っても過言ではない。日本初のプロ・ゲーマーであり、デビュー以来、圧倒的な成果を残し続ける梅原大吾氏は、いかに決断を下しているのか。医学博士・石川善樹氏との対話を通じて、その裏にある哲学が浮かび上がってきた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経験は意思決定の敵となる
    550円 (税込)
    意思決定は過去の経験を踏まえて、あるいは、周囲のアドバイスに基づいて行われることが多い。しかし、それによってかえって視野が狭まり、的確に状況を把握できずに、誤った判断へと導かれてしまうことも少なくない。特に、プロセスよりも結果を重視する「結果バイアス」、すぐに手に入る身近な情報を過大評価する「利用可能性バイアス」、自説を支持する証拠ばかりに目を向ける「確証バイアス」という3つのフィルターがかかってしまうのだ。本書では、これらのフィルターが誘発する行動やその影響について解説し、それに対処するための6つの対処法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 行動経済学でよりよい判断を誘導する法
    550円 (税込)
    CEOであれ、第一線の社員であれ、会社では誰もが間違いを犯す。この間違いを正すため、行動経済学の知見が役に立つ場合がある。本稿では、まずシステム1とシステム2という意思決定のモードに対する理解を深め、意思決定の問題の性質と原因を見極める。それが行動に由来する場合、行動経済の手法を使った意思決定を再設計する方法を解説する。さらにこの解決策を十分にテストすることも大切だと指摘している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 直感に惑わされるな
    550円 (税込)
    人は誰しも、バイアスという思い込みなどの影響を受けるものだ。バイアスはなぜ生じるのか。それは直感に頼りすぎている、または論理的思考が不完全である、あるいはその両方が同時に起きているからである。物事を正しく認知する手間を節約した結果、自分が納得できるストーリーを紡ぎ出し、根拠なき意思決定を下してしまう。本書では、バイアスを排除してより的確に決断する方法を「将来」「目的」「選択肢」という3つのキーワードからひも解く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 棋士のピークを超えて勝ち続けるには
    550円 (税込)
    棋士が一番強い時期は、20代から30代というのが定説だ。蓄えた知識や経験と、記憶力、勝負の先を読んでいく計算力、考え続ける体力とのバランスが取れているからだ。棋士としての節目といわれる40歳を越えた森内俊之氏が、自分に訪れる変化といかに向き合い、進化していくのか。長きにわたり、第一線で活躍し続けるための秘訣を語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • シスコが業界をリードし続ける理由
    550円 (税込)
    変動の激しいIT業界にありながら、シスコシステムズは長年先頭に立ち続けてきた。同社をおよそ20年にわたって率いてきたのがジョン・チェンバースだ。彼は2015年7月に退任したが、HBR誌による2014年版「世界のベストCEO」では3位、2015年版では2位に輝いている。同社が成功を収め続けている理由は何なのだろうか。チェンバースは市場を読み、対応する力、さらにそれに踏み込む勇気の賜物だと語っている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 目の前の課題は「4つの距離」で解決する
    550円 (税込)
    大事な顧客と交渉中で、予算はタイトなのだが利益率を高めることを上司から迫られている、大学でのスピーチを引き受けたが、仕事が忙しくなり、みずからの判断を後悔している──仕事をするうえでよくあるこのような問題は、すべて心理的距離に関わる問題である。この場合、心理的距離とは、社会的距離、時間的距離、空間的距離、経験的距離の4つである。この4つの距離を縮める・広げる、あるいは他の距離に置き換えることで、目の前の課題を解決するのに役立つ。本書では、これまでの学術研究に言及しながら、実際にこれらの距離をマネジメントし、仕事のやり方を改善する手法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「自分らしさ」が仇になる時
    550円 (税込)
    自分らしさを大切にする「オーセンティック・リーダーシップ」に近年注目が集まっている。しかし、過度に自分のスタイルにこだわることは、リーダーとしての成長を阻害しかねないと筆者は警告する。昇進や異動により新しい職責を担う場合や、異なる文化や価値観に直面するグローバル環境では、従前とは異なるリーダーシップを要求されることもある。馴染みのないスタイルを試すことで、新しい可能性が開花することも多い。本書では、オーセンティシティをめぐる問題点を整理し、周囲の状況に適応しながら自分らしさも失わないリーダーシップ開発の手法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • あなたの上司を動かす7つの戦術
    550円 (税込)
    中間管理職のもとには日々、社内外から貴重な情報が集まってくる。彼らほど自社の問題を的確に把握できるポジションはなく、変革を起こすうえでは最適なプレーヤーといえるだろう。ただし、どれほど優れたアイデアを思いついても、上司の承認を得られなければ単なる理想で終わってしまう。では、どうすれば意思決定者に提案を受け入れてもらえるのだろうか。本書では、そのために効果を発揮する7つの戦術が明かされる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アドバイスの科学:与える技術・受ける技術
    550円 (税込)
    有益な助言の授受は双方にメリットがある。助言を受ける側は正しい意思決定や解決策を導き出せるし、与える側は重要な判断を手助けし、行動に向けて相手の背中を押して、影響力を発揮できるからだ。こうした適切な助言ができるかどうかは「見識の有無」と考えられがちだが、そうではない。習得や改善が可能なマネジメントスキルだ。しかも与える側だけでなく、受ける側にもスキルが必要である。本書では、助言の難しさや陥りがちな失敗を解説した後、学術研究と実践的な知見を結びつけた助言の「ベストプラクティス」について考察する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業が正しく謝罪する方法
    550円 (税込)
    どのような企業も、謝罪を要するような過ちを犯すことがある。しかし、その仕方については、千差万別である。組織やそのリーダーは効果的な謝罪ができず、ステークホルダーとの関係や会社の評判をひどく損ねてしまうことが多い。本書では、謝罪の必要があるかどうかを判断するための4つの質問と、その必要がある時はどうやってメッセージを発信すべきかを見極めるためのガイドラインを示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 意思決定の仕組み:フォン・ノイマンからカーネマンまで
    550円 (税込)
    第2次世界大戦中、重要な役割を果たした統計学や確率論は、戦後さまざまな分野への応用が進んだ。その一つが合理的な意思決定モデルである決定分析であった。しかし、人間の不合理性に着目した「ヒューリスティックとバイアス」という考え方が現れる。意思決定科学の歴史は長いが、本書では、これらの学説に焦点を当ててその流れを解説するとともに、経営判断にとって有効な意思決定の手段について考える。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • デジタル情報に潰されない2つの方法
    550円 (税込)
    デスクトップやノートPC、タブレット、スマートフォン……周囲にあふれるデジタル機器からのさまざまな情報が昼夜を問わず押し寄せ、我々の集中力は途切れがちである。ある調査によれば、米国の知的労働者は、膨大な情報の流れに対処するため、自分の時間の25%を無駄遣いしており、米国経済には年間9970億ドルのツケが回っているという。こうしたデジタル情報過多による注意散漫という現象から逃れる手立てはあるのか。心理学者と科学技術者、2人にアドバイスを求めたが、まったく異なる解決策を得た。我々はデジタル機器から離れる時間を持つべきなのか、それとも逆に戦略的に活用すべきなのか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 一流企業であり続けるために(インタビュー)
    550円 (税込)
    本業である写真フィルム事業の市場が2000年のピークを境に、10年間で10分の1に縮小した富士フイルムホールディングス。急激な市場変化により、危機に追い込まれたが、既存事業の見直しと新規事業への積極的な投資により、2008年には過去最高益を達成する。いかに危機を乗り越え、高業績を維持する組織をつくり上げたのか。会長兼CEOの古森重隆(こもり・しげたか)氏に伺う。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 最高の取締役会のつくり方
    550円 (税込)
    取締役会の役割とは、CEOの決定を聞きながらただ頷くことではない。企業に対する深い理解に基づいて経営を監督し、健全なガバナンスを機能させることである。それだけではない。優れた取締役会とは時に、経営に変革をもたらす卓越した成果を上げることすらある。では、そのためには何が必要なのか。本書では、役員会議室の扉の向こう側で何が起きているかを入念に調査し、4つの視点からその源泉をひも解く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アクティビストを出し抜く方法
    550円 (税込)
    アクティビストたちの活動は活発化しており、彼らが今後しばらく株式市場で重要な役割を担うのは間違いない。そして、プロクター・アンド・ギャンブルやアップルなどもその標的になっていることを考えれば、いかなる企業も彼らの影響と無縁ではいられない。短期主義を助長するアクティビズムは企業経営にとって好ましくないことも多く、経営陣と取締役会は会社の利益のため、その介入に備える必要がある。本書では、ペプシコやターゲット、J.C.ペニー、ホールフーズマーケットなど、多くの企業の事例を示しながら、彼らに対抗する6つの方法を伝授する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • コーポレートガバナンスの3つの原則
    550円 (税込)
    コーポレートガバナンス分野の研究が注目されるようになったのは、1970年代以降のことだが、縦割りの規制システムや評価基準の曖昧さなどが相まって、そのベストプラクティスが出ていない。本書は、コーポレートガバナンスの原点に立ち返り、その意味するところをあらためて概念化しようというものであり、取締役会が長期的視野に立った企業経営の権利を有すること、優れた人材で取締役会が構成されるような仕組みをつくること、株主の「まっとうな声」を反映すること、の3つの原則が示されている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • サムスン:デザイン思考から何を得たのか
    550円 (税込)
    韓国のサムスン電子は20年前までは、他社のために独創性のない安価な電子機器をつくるメーカーにすぎなかった。しかし、デザインの力をもとにイノベーションを生み出す組織を目指して改革を進めたことで、テレビやスマートフォンでヒット製品を生み出している。本書ではサムスンがいかにして、デザイン重視の組織文化へ生まれ変わったのかについて論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ペプシコ:戦略にユーザー体験を(インタビュー)
    550円 (税込)
    ペプシコは、2012年にマウロ・ポルチーニを初代最高デザイン責任者(CDO)に起用し、必要な人員とスタジオを用意した。これは同社がデザイン主導の会社に転換した分岐点ともいえる出来事だった。以来、同社はユーザー体験をベースに事業を根本から変革し、高業績を続けている。CEOのインドラ・ヌーイは、なぜデザイン思考を取り入れようとしたのか。そしてデザインをどのように経営に活かそうとしているのか。HBR編集長のアディ・イグナティウスが聞く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • IDEO流 実行する組織のつくり方
    550円 (税込)
    デザインというものがいかに重要か──この認識は広範囲に広がっている。すなわち、商品においてハードウェアからソフトウェアへ、さらにはユーザー体験や企業戦略の策定、組織全体が絡むシステムをスムーズに動かす方法など、ビジネスのあらゆる領域でデザインが利用されるようになってきているのだ。ただしその一方で、それらデザインされたものを関係者にいかに受け入れてもらうかという問題が発生している。本書ではこの問題の解決に目を向け、新しい考えを組織に導入し溶け込ませていくデザイン、すなわち「導入デザイン」について、いくつかの成功事例をもとに解説していく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • デザインの原則を組織に応用する
    550円 (税込)
    テクノロジーやビジネスが複雑さを増している今日、製品やサービスをユーザーにとって使いやすいものにするためには、デザインを活用することが役に立つ。これは企業が対処すべき複雑な問題においても同じで、複雑なシステムとのやり取りをシンプルで心地よいものとし、柔軟な組織文化をつくり上げるためには、デザイン思考の原理原則が大きな手助けとなる。本書ではデザイン思考の原則を明らかにしたうえで、デザイン思考を取り入れ始めている企業を紹介し、今後の課題について考察する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 戦略的説得の技術
    550円 (税込)
    ある製品やサービスによさを感じた時、人はそれに対する確信が強くなるほど、購入を速やかに決定したり、その魅力を周囲の人に説いたり、積極的に推奨したりする。また、その想いが強ければ、批判に遭っても簡単に屈することもない。これは消費者に限った話ではなく、その原則を顧客や従業員などに応用すれば、コミットメントやロイヤルティの向上などを容易に実現できる可能性がある。本書では、確信を促す4つのレバーとして「コンセンサス」「反復」「たやすさ」「擁護」に着目し、マーケティングやマネジメントの現場でいかに応用できるかを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 芸術家肌の部下をチームで活かすには
    550円 (税込)
    創造的なコラボレーションは、才能ある人物が単独で仕事をするよりも、大きな成果を出すものだ。しかし、芸術家肌のクリエーターの中には、他の人との協調が苦手で、アドバイスを素直に受け入れない人が少なからずいる。彼らには共通するいくつかの特徴があるが、マネジャーがそれを理解して適切な方法でアプローチすれば、この問題はクリアできる。最近の研究で効果的であることが明らかになった4つの方法を活用すれば、クリエーターとのコラボレーションはスムーズになるはずである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • JINSは「誠実さ」で新しい市場を切り拓く(インタビュー)
    550円 (税込)
    メガネ業界に新たな価格モデルを引っ提げ、業績を伸ばしてきたJINS。その後も機能性アイウエアという新たな市場を創出し、チャレンジを続けている。競合が存在しない新市場をいかに生み出しているのか、そして競争が激しくなった市場でいかに勝ち残っているのか。JINSを運営するジェイアイエヌの田中仁社長に話を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 東レ:市場は後からついてくる(インタビュー)
    550円 (税込)
    多くの企業が優れた技術を有するが、それを市場の創造にまで結び付けることは難しい。レーヨン繊維製造会社として創立した東レは現在、航空機への採用が決まった炭素繊維、ユニクロと共同開発したヒートテックなど、高付加価値の素材を開発して注目を集めている。東レは技術を活かして、いかに市場を創造してきたのか。同社代表取締役社長の日覺昭廣氏に話を伺った。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 3Dプリンティング革命の衝撃
    550円 (税込)
    CADデータをもとに3次元で物体を再現する3Dプリンティングの技術(付加製造技術)は、目覚ましい進歩を遂げ、ビジネスに応用され始めている。これまでの常識を根底から覆すこの生産方法は、かつてインターネットが我々の社会やビジネスを大きく変えたようなインパクトをもたらす可能性がある。各企業のリーダーはこの変化を見据えつつ、素早く打ち手を考えていく必要がある。本書では、リーダーが考えるべき3つの戦略を説き、他のデジタル技術同様、付加製造のプラットフォームを構築する者が競争を制すると指摘する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 交渉を有利に運ぶ6つの感情の見せ方
    550円 (税込)
    ここ10年で、交渉時の感情についての研究が進んだ。時々で抱いた感情を胸に秘めている場合と、その感情を言葉や態度で相手に伝えた場合とで、交渉の結果が違ってくることが明らかになっている。誰でもある程度は感情表現をコントロールするが、これについても、交渉を有利に運ぶために感情の表出を抑える、あるいは際立たせるためのテクニックがある。本書では、「不安」「怒り」「失望」「後悔」「幸福感」「高揚感」の感情をいかに表現して、交渉を実りあるものにするかの方法を提示する。交渉前に戦略を練るのと同様に、感情表現の準備をすることは相当に価値がある。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 交渉の成否は着席する前に決まる
    550円 (税込)
    交渉に臨む時には、どのような条件を提示するか、こちらから切り出すか、相手の提示にどう対応するか、どれくらい譲歩できるかなど、交渉内容や駆け引きばかりが念頭にあるものだ。しかし実際には、その前に勝負がついていると、数々の交渉でアドバイザーを務めてきた筆者は指摘する。満足な成果を引き出せない当事者は決まって、席に着く初期段階に決定的な間違いを犯しているのだ。本書では、主導権を握るために大事な4つのポイント、「プロセスの交渉」「普通の状態の確認」「交渉環境の図式化」「交渉の枠組みの管理」について解説していく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 異文化交渉力:5つの原則
    550円 (税込)
    グローバル化の進展で国際的なビジネス交渉が増えているが、異なる文化を背景に持つ人たちとの交渉では、自分の慣れ親しんだルールや振る舞いが誤解を招き、頓挫することも少なくない。こうした場面では言葉以外のシグナルからメッセージを読み解くことが大切なのだが、それらすべてを解釈できるほど、相手文化に通じるのは難しい。本書では、反対意見の表現方法、感情表現の強弱、信頼の築き方などの違いを示し、異なる文化の相手と交渉する5つのポイントを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 未知の価値を売り込む「ゼロ・トゥ・ワン」の交渉術
    550円 (税込)
    ビジネスではさまざまな場面で交渉が想定され、それぞれの状況に応じたスキルが求められる。だが、誰もが想像すらできない未知の価値を伝えるうえではどうだろうか。ユーグレナ代表取締役社長の出雲充氏は、ベンチャー企業の交渉においては、その質ではなく数こそが成否を大きく左右すると言う。ミドリムシの可能性を信じ続けて、創業から10年も経たぬうちに東証1部上場まで果たした経営者が、みずからの経験に基づく教訓を語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 正論こそ最強の武器である(インタビュー)
    550円 (税込)
    交渉合意の代償として相手に経済的利得などを供与することはできないNGO(非政府機関)。しかも対峙する相手の多くが巨大な権力者である人権NGOの交渉はハードだ。一方、活動の資金源となる寄付集めも、その見返りは提供者の良心的満足感などと、一般的な交渉に比べてハードルが高い。制約条件が多い交渉で、いかに相手を説得して、目的を達成するか。世界で40年近く人権擁護活動を続けるヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)の日本代表に聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 上場企業の覚悟
    550円 (税込)
    コーポレートガバナンス・コード、スチュワードシップ・コード、そして「伊藤レポート」が発表されたことは、企業と投資家の関係をグローバル水準に引き上げると期待されている。なぜいま、そのような変化が求められているのか。株主と健全な関係を築き、それを自社の成長に活かすために、企業は何をすべきなのか。東証1部上場企業の経営者であり、投資家の事情にも精通するマネックスグループ代表執行役社長CEOの松本大氏が、同社における取り組みを交えながら論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 取締役会を改革する4つの施策
    550円 (税込)
    不正会計やデータ改ざんなど企業の不祥事が世間を騒がすたびに、コーポレートガバナンスのあり方が問われる。短期的な業績達成へのプレッシャーにさらされ、長期的な価値創造に取り組めずにいる上場企業も多い。マッキンゼー・アンド・カンパニーが2013年に実施した調査からも、自社の戦略や価値創造、業界動向を十分に理解できていない取締役たちの実態が浮かび上がってきた。その解決には、本来の使命と義務を果たしていない取締役会を改革することが不可欠だと、筆者たちは説く。本書では、その改革において特にカギとなる4点、すなわち、適切な人選、時間のかけ方、長期投資家との対話、役員報酬について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 2025年、生き残る企業の条件
    550円 (税込)
    1980年頃から進んだ規制緩和や民営化は、民間部門の競争を促した。またほぼ同時期に新興国で都市化と工業化が進んだことは、新市場をもたらすとともに、投資を活性化させた。さらに新興国での労働力人口の増加やテクノロジーによる生産性の向上はコストの低減につながった。これらのことはすべて西側多国籍企業にとって追い風となり、1980年から2013年までの約30年間、収益増と利益増を享受できたのだった。しかし、この時代もそろそろ終わりに近づいている。本書は、この30年間を振り返るとともに、新興国市場出身の企業の台頭とデジタル技術を駆使した新たな企業の登場がもたらす脅威を分析し、これらに対抗する手段を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • なぜ「学習する組織」に変われないのか
    550円 (税込)
    「学習する組織」は、多くのマネジャーにとって理想の企業像である。しかし、その実現が容易でないことも衆目の一致するところだ。何が問題なのか。長年にわたる多くの業界での研究の結果、人間の持つバイアスに原因を見つけた。マネジャーも従業員も過剰に、「成功」「行動」「適応」「専門家への依存」を求めようとする傾向が、「学習」への障害になっているのだ。本書では、人間の本性に根差したこれらの傾向がどのように行動に表れるかを考察し、その制御の方策を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • データは人の心を動かせるのか(インタビュー)
    550円 (税込)
    いま、多くの企業がビッグデータを利活用し、製品開発やサービス提供の徹底的な効率化を試みている。その時、データの後ろに隠された人間の感情までとらえることができたとしたら、どうだろうか。単なる効率化を超えた先には、新たなビジネスチャンスが眠っているかもしれない。ハーバード大学で数学と物理学を学び、現在、楽天でデータ戦略を担う北川拓也氏は、デジタルの世界で感情価値を生み出すことを目指しているという。その真意を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • レクサスの挑戦:想像力がデータを活かす(インタビュー)
    550円 (税込)
    製品やサービスのブランド価値を認知させるには時間が必要だ。それがラグジュアリーブランドであればなおさらであろう。日本を代表する高級車「レクサス」は、いままさにその課題と向き合っているブランドの一つである。BMW、メルセデス・ベンツ、アウディのように、消費者の世界観そのものを変えてしまう本物のブランドに成長するために、いかなる施策を実施しているのか。Lexus International Co.でPresidentを務める福市得雄氏に話を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 買いたい気持ちを科学する
    550円 (税込)
    顧客が将来どれだけの価値を企業にもたらすかを測る新たな指標がある。購買を動機づける感情、「感情誘因」である。ブランド認知度や顧客満足度よりも価値創造に直結していて、収益力の重要な源泉となる。数十分野の何百ものブランドを対象に行った筆者の調査によれば、それは測定して、戦略的に顧客に働きかけることができる。したがって企業は、顧客との感情的つながりを、科学や戦略として追求すべきなのである。まずは自社顧客の感情誘因を探り、それに働きかける実験を行い、そのうえで施策を拡大していくことだ。このプロセスを計画的に進めると収益は改善するだろう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ビッグデータで長期的ブランド価値を上げる
    550円 (税込)
    短期的な売上拡大と長期的なブランド構築のバランスを取ることは、マーケターにとって永遠の課題といえる。とりわけ、ビッグデータやアナリティクスが手軽に利用できる今日、不確実性の高いブランド投資を手控え、即効性の高いデータ重視の施策へとシフトする企業が増えている。その一方で、データ解析を用いたマーケティングで躍進してきた米国のクレジットカード会社、キャピタルワンファイナンシャルがここに来て路線変更を図っている。本書では、同社やサブウェイ、ゼネラルミルズ、シーザーズエンタテインメント、ドミノピザなどの事例を挙げながら、2つの異なる目的のバランスを取る際の考え方やデータ活用法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客体験はプロダクトに勝る
    550円 (税込)
    製品やサービス自体の重要性は変わらないが、競争の主戦場は、それらのクオリティ以上に、顧客の検討から購買までの体験に移りつつある。これは「カスタマージャーニー」と呼ばれる一連のプロセスだ。興味を持った顧客がいかにスムーズに検討でき、かつ気持ちよく購入して使用するか。単なる使用体験以上に、いまや顧客の体験すべてが、購入の決め手になる時代である。デジタルマーケティングはこの領域にいかに食い込めるか。本稿では、事例とともに4つのポイントを指摘する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「デザイン思考」を超えるデザイン思考
    550円 (税込)
    昨今、デザイン思考(design thinking)という言葉が流行し、イノベーションを起こす方法論として注目を浴びている。だが、一般にいわれる「デザイン思考」で本当に革新的なビジネスは生まれるのだろうか。世界的デザインファームZibaのエグゼクティブフェローであり、ビジネスデザイナーの濱口秀司氏は、本来、デザイン思考は2つに分類できるものだと言う。改善・改良のための「デザイン思考」と、イノベーションを生み出すデザイン思考はどのように違うのか。本書では、画期的なアイデアを導くもう一つのデザイン思考が明かされる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 生物学に学ぶ企業生存の6原則
    550円 (税込)
    事業環境はかつてないほど多様化し、ダイナミックな変化を続けている。こうした変化に多くの企業はうまく対応できているのだろうか。こうした疑問から3万社超の米国企業を調査したところ、企業の短命化が進んでいることが判明した。上場企業が今後5年以内に上場廃止になる確率は3社に1社であるという。本書の筆者たちは、企業が長く存続するための知見を「複雑適応系」に求めた。「局地的な相互作用」「創発」「フィードバック」のサイクルを繰り返して進化を続ける複雑適応系の原則は、自然界においてもビジネス界においても生命力を強化するものである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 変革の最適なタイミングを見極める法
    550円 (税込)
    多くのリーダーが、自社には変革が必要だと考えている。しかし、それが“いつか”については皆、迷いがある。その適切な時期をどのようにして知ればいいのか。そのための判断材料として我々は、会社の拠って立つ地盤が実は不安定だと判断できる、5つの「断層」という視点を見つけた。経営幹部はこの断層を、業界に近づく大変動の警告と受け止め、時間をかけてそれに適応する変革を進めていくことが肝要だ。本書では、断層を見極めて的確なタイミングで変革を断行し、成長を持続する大企業の具体的事例を示すとともに、その断層を見極めるための自己診断ポイントを明示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 創造の熱量は仕組みから生まれるか (インタビュー)
    550円 (税込)
    日本のアニメーション業界は優れた作品を生み続けているが、その裏には、制作スタッフの長時間・低賃金労働が常態化している現状があることも見逃せない。その中でポリゴン・ピクチュアズは、クリエイティブな世界に製造業のような分業制を取り入れることで効率的生産体制を確立し、従業員に「普通」の労働環境を提供するなど注目を浴びている。ただ、テレビ業界のアカデミー賞として知られる「デイタイム・エミー賞」を受賞したりと国内外で高い評価を得る一方では、従業員数300人の大組織へと急成長するに伴い、分業制の徹底によるさまざまな歪みが生じ始めている。クリエイターがモノづくりに傾ける情熱を保ちながら、いかに効率化を進めればよいのか。同社代表取締役社長の塩田周三氏が、創造性と効率性を両立するために試行錯誤する現状を赤裸々に語ってくれた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 日立の挑戦:脱日本企業への道(インタビュー)
    550円 (税込)
    多大な従業員と多くの事業部門を抱え、典型的な日本の大企業といえる日立製作所。7年前には史上最大の赤字を計上する経営危機に陥ったが、短期間で営業利益の最高益を更新する急回復を果たした。それを実現した大改革は、事業構造、人事制度、リーダーシップ教育と、経営の要を順序立てて変革していくことで成し遂げられた。しかし、論理は正しくとも、長年培われてきた組織文化や従業員の意識の転換は容易ではない。その難題を乗り越える方法はどこにあったのか。一連の改革を主導した会長の中西宏明氏に聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 言いにくいことを言える職場
    550円 (税込)
    リーダーやマネジャーは社員の率直な声を聞くことを望んでいると言う。ところが、そのためにさまざまな手段が講じられても、社員には逆のメッセージと感じられ、効果が上がっていないケースが多いのだ。たとえば、匿名で意見を募る提案箱などは、逆に自由に話すことのリスクを強調しているようなものだし、実際に問題を解決するには、当の社員に話を聞く必要も出てくるからだ。本書では、真に社員が自由に物を言える職場を実現するために、まずそれを阻害する「恐れ」と「諦め」という2つの要素について解説したうえで、声を上げやすい文化を創造するための具体策を提案する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 共感するにも限度がある
    550円 (税込)
    「顧客の立場で考える」「相手の気持ちに寄り添う」など、ビジネスを進めるうえで「共感」はとても大切である。リーダーシップの要件ともされている。しかし、過度に共感を求めることには弊害がある、と筆者は指摘する。共感しようとすると精神的、感情的に多大なエネルギーを投じることになるが、その量には限りがある。共感疲労に陥った従業員は生産性を落としたり、人間関係を悪化させたりすることもある。また、限界を超えれば、倫理観の低下などを招いてしまう。本書では、そうした共感をめぐる問題点を取り上げ、過剰に共感を強いる状況を回避するための方策を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「コラボレーション疲れ」が人を潰す
    550円 (税込)
    近年、これまでの縦割りの組織が崩れ、部門を超えた連携やチームワークが重視されるようになった。筆者らの調査によると、マネジャーや従業員が他者の協力や要請に応じる「コラボレーション活動」に費やす時間は50%以上増加している。その結果、有能かつ協力的との評判が立った人材が、自分の業務に割く時間が確保できない事態も見られる。本書では、行きすぎたコラボレーションのもたらす弊害と、その改善策について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 組織に必要な感情のマネジメント
    550円 (税込)
    企業文化とは構成メンバーの思考や行動に影響を与えるものだが、これには実は2種類ある、というのが筆者たちの指摘である。一つは「認知的文化」で、仕事の上での発想や行動を方向づけるものだ。もう一つは「情緒的文化」で、これによって職場におけるメンバーの感情の表出が決まる。ともすれば認知的文化のみが重視され、情緒的文化は見落とされがちだが、筆者たちの10年に及ぶ調査研究によれば、情緒的文化が従業員満足度やチームワーク、さらには財務業績などの定量的な面にも与える影響は大きいという。しかもヘルスケアなどの気持ちが重視される業界だけではなく、金融やコンサルティングなどの業界にも当てはまるという。本書ではこの情緒的文化に焦点を合わせ、そのマネジメントの方法を探る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 画期的なアイデアを創出する批判の技術
    550円 (税込)
    技術や分析法の発展により、企業は膨大なアイデアの収集が容易になったが、実際には活用できていない。アイデアの良し悪しを見極める評価基準がないのだ。筆者はこの点において成功した企業24社を研究することで、アイデアの創造と評価の有効な方法を見出した。それは通説とは異なり、批判の技術に基づくもので、4つのステップから成る。第1に個々の社員に熟考させ、第2に2人一組で批判し合い、第3に多数の社員で議論し、最後に外部の意見を求める。その過程で異なる見解を際立たせ、大胆なビジョンに統合していく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「自分のための交渉」を成功させる法
    550円 (税込)
    契約をめぐる顧客との折衝など、仕事での公式な交渉における対処法はわかっていても、こと自分自身の要求を通したいという交渉となると、うまく進められない人は多い。話の切り出し方も難しいし、物別れに終わった場合は「要求の多い人」とか「チームプレー精神に欠ける」などと見なされるおそれだってある。本書は長年にわたって交渉術を研究してきた筆者がこうした「自分のための交渉」についてのやり方を伝授する。そして、こうした交渉は自分のためになるばかりか、交渉の過程で明らかになった課題が組織変革にうまく作用する場合もあるのだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ブリッツスケール:劇的な成長を遂げる唯一の方法(インタビュー)
    550円 (税込)
    私たちはいま、世界中がつながる「ネットワーク時代」を生きている。物流や情報の格差が解消されつつあることで、いつ、どこで競合が誕生するかもわからない。では、この環境下でどうすれば生き残れるのか。ペイパルの創業メンバーであり、リンクトイン創業者のリード・ホフマンは、圧倒的スピードで規模拡大を実現すること、なかでも組織の拡大こそが必要であり、そのためには「ブリッツスケール」が不可欠だと説く。シリコンバレーが生んだ世界的経営者が、スタートアップ企業に欠かせない成長戦略を語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 事業をスケールさせる4つの方策
    550円 (税込)
    顧客や資金などの好条件を備え、高成長するスタートアップ企業が、ある段階から失速してしまうケースをしばしば目にする。スケール(規模拡大)に対応できないのだ。主因は、成熟企業へ脱皮するための適切なフレームワークを持っていないことにある。そこで本書では、そのための4つの取り組みを提示する。すなわち、各職能の専門家を雇い、マネジメント体制を築き、プランニング能力を培い、企業文化を全従業員に訴求するというものである。この実践により、持続的な成長の可能性がぐっと高くなるはずである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーンスタートアップに戦略を融合させる
    550円 (税込)
    シリコンバレーの起業家、エリック・リースが提唱したリーンスタートアップは、コストを極力抑えながら短いサイクルで実験を繰り返し、成功する事業へと進化させていくアプローチであり、変化に合わせてスピードが求められるベンチャーの世界に適している。そうした環境では、体系的で緻密な戦略を立案し着実に実行する従来の手法は馴染まないとされるが、実際には戦略がなければ新規事業は迷走し、無駄も多くなる。本書では、規模を問わず、どの企業にも導入可能な「リーン戦略プロセス」を紹介し、硬直的な計画と野放図な実験という弊害を防ぎながら、戦略と起業家精神をうまく融合し活用するポイントを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 創業者精神を取り戻せ
    550円 (税込)
    創業以来、順調な成長を果たしてきた企業であっても、いつか収益の激減などの不調、言わば失速に見舞われるものである。事業が複雑になりすぎ、内部の機能不全がマネジャーの的確な状況判断や迅速な決断を阻んだりするのだ。しかし、対処法はある。失速の危機に見舞われた後に復活した企業を分析してみると、創業者精神を復活させる方法が有効であることが判明した。自社の使命に対する情熱に再点火し、事業の現場へのこだわりを取り戻し、オーナー思考を組織全体に浸透させれば、再び成長路線に戻ることができる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • クラウドカルチャー:SNS時代のブランド戦略
    550円 (税込)
    ソーシャルメディアの登場で多くの企業がブランディングの新時代が来たと考え、デジタル戦略の中核を担う切り札として、ブランデッドコンテンツに投資した。しかし、これによって顧客を惹きつけられた企業はほとんどない。これに代わる戦略は何か。筆者は文化とブランドとの結びつきについて思い起こし、ソーシャルメディアの発達でネット上の群衆(デジタルクラウド)が文化のイノベーターとして機能している状況に着目する。筆者はこの現象をクラウドカルチャーと名づけ、この本質を理解し、うまく利用することが現代のブランディングの大きな力になると論じている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 同調しない組織文化のつくり方
    550円 (税込)
    みんなが同じような思考をしてしまう企業は、いずれ立ちゆかなくなるものだ。それを避け、イノベーションや変化を促進するためには、同調しない文化をリーダーが意識的に組織内に醸成しなければならない。これは筆者の10年近い研究の結果、さほど難しいことではないことがわかった。まずは、従業員にアイデアを出す機会とインセンティブを与え、そのアイデアを検証する適切な人材を、実力主義に基づいて、確保することだ。そしてリーダーには、組織の団結とクリエイティブな意見対立とをうまく両立させていくことが必要だ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アルゴリズムを最大限に活用する法
    550円 (税込)
    マネジャーの仕事には予測がつきものだが、昨今のテクノロジーの進化により、驚異のスピードと規模で分析をしてくれるコンピュータアルゴリズムへの依存が高まっている。たしかにアルゴリズムは予測の精度を高めてはくれる。ただ忠実に指示は守るが融通は利かず、すべきことを教えてくれるわけではない。アルゴリズムの予測力を活かすためには、こうした限界を認識したうえで、その正しい管理・運用の方法を知らなければならない。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 破壊的イノベーション理論:発展の軌跡
    550円 (税込)
    破壊的イノベーションの理論が初めてHBR誌に登場したのは、20年前のことである。既存製品よりも性能面は劣るものの、低価格や簡単操作、小型といった特徴を持つ新規参入の製品が新たな顧客を獲得し、既存製品を駆逐してしまうという「破壊」を論じたこの理論は、大きなムーブメントを引き起こした。しかし、この理論は大きな称賛を得たゆえに、誤った解釈や適用が散見される。本書では、あらためて破壊の基本を解説するとともに、この20年に積み上げられた研究の成果を踏まえ、破壊理論の発展の軌跡をたどる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「供給サイド」の破壊的イノベーション
    550円 (税込)
    新規参入者の成功は既存企業にとって大きな脅威となる。顧客の新たな需要を喚起する「需要サイド」の破壊的イノベーションへの防衛戦略が論じられてはいるが、多くの企業が実行に移せずにいる。本書では破壊的イノベーションに直面した既存企業が、新規参入者がつくるような製品を製造できない理由を分析したうえで、「需要サイド」ではなく「供給サイド」に起きる破壊について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営者が陥る株価割高のジレンマ
    550円 (税込)
    一見すると、株価の上昇は経営者にとって歓迎すべき事態だと思える。しかし、企業の潜在能力を超える評価を得てしまった時、それが悲劇的な結末につながることも少なくない。市場からの過度の期待に応えるためだけに、成果の乏しい設備投資や見栄えだけはよいM&Aに手を出したり、時には不正行為に手を染めたりするケースが後を絶たないのである。投資家の短期的な要望に踊らされることなく、真に価値創造を伴う長期的成長を実現するために、経営者は何をすべきなのだろうか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アジャイル開発を経営に活かす6つの原則
    550円 (税込)
    ソフトウェア開発の生産性を劇的に高めた「アジャイル開発手法」。この手法は近年、幅広い業界や部門で応用されている。導入企業の多くでは、自分の部署に閉じこもる社員が部門横断で仕事をするように変わり、マネジャーが本来の付加価値の高い仕事に注力するようになり、収益性が向上している。そこでは、製品開発と基本業務の両方でイノベーションが加速する。しかし、生半可な知識でこの手法を導入すると、現場が混乱して逆効果となる。本書では、アジャイル開発手法を正しく活用するための6つの実践法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「組織文化を変える」を目標にしてはいけない
    550円 (税込)
    事業の業績が悪くなり、組織に問題があると、すぐに組織文化を変えようという話になる。しかし、筆者らは順序が逆だと言う。組織文化の変革は目的ではなく結果として変わるもの。取り組むべき課題は文化ではなく、経営の課題である。それぞれの経営課題に対処していくことで、組織文化も同時に変わり出すのだ。本書では、4人の経営トップへのインタビューから、大規模な組織改革に成功した企業が、いかに組織の文化も変わったかを知ることで、組織における文化の役割も深く理解できる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「学ぶ姿勢」を学ぶ
    550円 (税込)
    目まぐるしく変化する世界で成功するためには、単なる読書や教室での講義による知識の獲得ではなく、新たな物事に対する偏見に抗い、成長の機会を求めて周囲を見渡し、従来とはまったく異なる能力を身につけようとする学びの姿勢が求められる。筆者がコーチング等を通して企業幹部を調査したところ、この種の学習に成功した人たちには共通する4つの特性があることがわかった。そして、願望、自己認識、好奇心、弱みを受け入れる姿勢というこの4つの特性は、ある心理的なツールを使えば、誰にでも身につけることが可能なのだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人工知能も経済主体となる時代(インタビュー)
    550円 (税込)
    昨今、プラットフォームに関する議論が盛んに行われているが、新たなテクノロジーの台頭はその議論に深みをもたらした。なかでも、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)が与える影響は非常に大きいといわれている。IoTによって、プラットフォームというネットワークはどのような進化を遂げ、それは私たちの生活にいかなる変化をもたらすのか。IoTの実用化を進める第一人者であり、東京大学大学院教授およびソニーコンピュータサイエンス研究所副所長を務める暦本純一氏に、究極の情報化が進むネットワークの未来について語ってもらった。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 21世紀のプラットフォームは誰がつくるのか
    550円 (税込)
    我々の経済活動や市民生活のベースには、社会プラットフォームが存在する。そのうえで、企業は事業を起こし、効率的に生産活動を行い、商品を供給する。それを顧客が購入することで企業が利益を生み、成長していくという循環的なエコシステムが形成されてきた。いま、20世紀から現在にかけて存在していた社会プラットフォームが衰退し、エコシステムは疲弊しつつある一方で、新たなプラットフォーム構築の動きが出てきている。21世紀のプラットフォーム構築に企業はいかに関与し、新たなエコシステムをつくり上げるのか論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • プラットフォーム革命
    550円 (税込)
    かつて5社で利益の90%以上を稼いでいた携帯電話市場が、iPhoneの登場によりアップルだけで利益の92%を占める市場へと変貌した。この怒涛の躍進は、iPhoneの製品力のみならず、App Storeというプラットフォームの力に負うところが大きい。もはや閉じたパイプライン型の事業は成長の余地が少なく、参加者の利益が高まるプラットフォームの構築こそ競争優位となりうる。この戦略におけるカギは、ネットワーク効果の威力を理解することであり、それにより戦略の新たなルールが明らかとなる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • マーケットプレイス:4つの落とし穴
    550円 (税込)
    イーベイやアリババ、さらにはウーバーなどの成功を見る通り、オンラインマーケットプレイスは、低コスト構造で利益率も高く、いろいろな意味で完璧なビジネスモデルである。しかし、十分な買い手と売り手をどう確保するかなど、その構築には難題も多く、それを安定して運営するにもさまざまな課題がある。本書ではマーケットプレイス事業が陥りがちな4つの問題──性急すぎる成長、信用と安全性の構築、仲介飛ばしの予防策、規制リスク──に焦点を当てて、成功への方策を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • プラットフォーム企業へ移行する法
    550円 (税込)
    アップル、マイクロソフト、グーグル、アマゾン、フェイスブック。今日、株式時価総額で上位10社のうち5社がプラットフォームモデルで高収益を上げる企業である。ほとんどの企業は製品のヒットによって企業規模を拡大し、その後、プラットフォーム企業に移行している。この範に倣い、同様の成長路線をもくろむ企業が増えているが、路線変更は必ずしも成功するわけではない。うまくいく企業とそうでない企業の明暗を分ける要因は何か。路線変更を狙った企業20社余りを研究して、成否を左右する4つのステップを見出した。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「なし崩しの規制緩和」にいかに対応するか
    550円 (税込)
    民泊のエアビーアンドビー、配車サービスのウーバー、動画サイトのユーチューブなど、新たに登場してきたプラットフォームビジネスは法規制の壁を物ともせず、業界の常識を破壊して成長を遂げてきた。規制で縛られている既存企業には不公平に感じられる側面もあるが、もともと技術革新や消費者行動の変化を受けて規制も変わっていくものだ。とりわけ時代錯誤や過度な保護と思しき規制は自然に緩和へと向かう。その流れの中で、既存企業は対応を誤ったりタイミングを逸したりすれば、存亡が危うくなる。本書では、規制緩和の脅威を受けやすい業界の特徴と、既存企業が取りうる4つの選択肢について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業買収は与えることで成功する
    550円 (税込)
    M&Aの1年間のディール総額が2015年、最高記録を更新した。しかし、M&Aは通常70~90%が失敗に終わる、と多くの調査が示している。なぜか。たいていは、買収先から多くの果実を得ようとして失敗している。また、当該の産業や市場について無知であることも失敗の原因になる。一方、成功するのは、買収する側が買収先企業の競争力を強化できる「何か」を持っている場合である。価値を得ようとするのではなく、与えることで成功する。その方法を4つに分類して詳述する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 失敗からのリターンを高める法
    550円 (税込)
    経営には先行きの予測や効率が求められ、それを高められる者が評価されがちなため、皆、失敗を回避しようとする。しかし、イノベーションなど斬新で優れた成果を出すためには、失敗を恐れずチャレンジすることが欠かせない。このジレンマを克服するためには、失敗から得られるリターンを測定し、教訓を会社全体で共有し、そのプロセスの有効性を常時チェックすることだ。多くの企業と協同調査した結果、正しい方法を取り入れれば、プロジェクトのマイナス面を最小化できるだけでなく、プラス面を最大化して、失敗からのリターンを高められることがわかった。本書ではその方法を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • スーパーボス:部下の力量を引き出す技術
    550円 (税込)
    ある分野で才能を発揮した成功者は数多存在するが、本書の「スーパーボス」とは、それだけでなく、優れた人材を見出し育て上げる能力をも持った人々を指す。ビジネス界のみならず、スポーツ界、映画界などのさまざまなスーパーボスたちを調査研究し、彼らの人材採用と能力開発の方法に共通点を見出した。従来とは異なる人材を探し、型破りなやり方で採用したうえで、部下に高い期待を抱き、有望な「弟子」に対する「マイスター」の役割をみずから買って出るのだ。この原則に従えば、私たちはだれもが人材をうまく育成し、業績を高めることができるだろう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • あなたは「24時間働く」仕事人間になれるか
    550円 (税込)
    シリコンバレーのIT系スタートアップ、ウォール街の投資銀行等々、超多忙な組織が増えている。こうした組織では、従業員は「理想的な働き手」すなわち、24時間仕事に黙々と打ち込む人材になることが求められる。このためには、仕事を他の何よりも優先させなければならず、そしてこの状況に異を唱えることはなかなか難しい。本書では、こうしたプレッシャーのきつい職場で生き残るための3つの対策を解説するとともに、もっと優れた解決策を模索する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • チームの価値は「新しさ」を生むこと(インタビュー)
    550円 (税込)
    人材や業務の多様化が進み、チームをマネジメントするリーダーへの期待は高まっている。成果や価値を生み出すチームにするためにリーダーが果たすべき役割は何か。ライオン、クラフト・ジャパン、日本コカ・コーラなどさまざまなチームを率い、現在、資生堂の代表取締役執行役員社長兼CEOを務める魚谷雅彦氏に、チームマネジメントの哲学を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • チームラボのチームの秘密
    550円 (税込)
    世間を驚かせるデジタルアートを次々と発表する、「ウルトラテクノロジスト集団」のチームラボ。その斬新な作品のみならず、400人規模の組織になったいまでも取締役以外の役職を置かないなど、同社のフラットなマネジメント体制は注目を浴びる。創業以来、代表は猪子寿之氏が務めるが、組織に携わる意思決定の責任者は取締役の堺大輔氏が担ってきた。究極の個性派集団でメンバー一人ひとりの力を最大限に引き出し、それによって最高のクオリティを追求する、チームラボのマネジメントが明かされる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • パタゴニア流企業の責任とは
    550円 (税込)
    アウトドア・メーカー、パタゴニアは環境保全をはじめとする持続可能性への取り組みで有名である。しかし、同社も初めからそのことを意識していたわけではない。過酷な自然に耐えうる品質の高さを保持しながら、環境や社会への配慮を両立するには、それなりの投資、そして長い試行錯誤が必要だった。さらに言えば、企業として収益を確保し続けなければ、このような活動そのものを続けていくことは不可能である。とはいえこれは株式非公開企業だから可能なのだろうか。必ずしもそうではないだろう。本書では、パタゴニアが創業以来40年かけて学んだ企業の責任、そして社会への貢献と事業の継続を両立させていく方法を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • イノベーションは「ありふれた光景」にある
    550円 (税込)
    斬新な解決策やイノベーションを発想する力が乏しいという悩みを抱える企業は多い。これは、ふだん使っているやり方や目的でしか物事をとらえられない認知バイアスが影響している場合が多い。とりわけ障害となるのが、機能的固着、デザイン固着、目標固着という3つのタイプのバイアスだ。その克服には、特別な才能やずば抜けたクリエイティビティは不要だ。複数のツールを組み合わせて適切に使えば、これまで見落としていた側面から簡単かつ体系的にアイデア創出が可能になる。本書では、バイアスを克服する手法と、従来のブレーンストーミングに代わる「ブレーンスウォーミング」でアイデアを見える化する手法を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • チームワークは4つの要素で決まる
    550円 (税込)
    今日のチームは、以前よりもはるかに多様(Diverse)であり、分散(Dispersed)していて、デジタル(Digital)で動的(Dynamic)である。ところが、この「4Dチーム」であっても、チームを機能させ、力を発揮させる要素は、以前と変わらない。その要素とは、同じ目標に向かわせる「絶対的な方向性」があり、「強力な構造」を持ち、適切な報酬システムや十分なリソースなど「支えとなるコンテキスト」があることだ。そして、多様性や物理的な距離によりアイデンティティを見失いがちな4Dチームには、さらに「共通の思考様式」という要素も必要になる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 多様なメンバーの「違い」に気づく技術
    550円 (税込)
    チームで仕事をする場合、時に意見が対立するのは必然である。ただしメンバーのさまざまな違いを、仕事始めの前に明らかにしておけば、破滅的な対立を回避できる。筆者たちは25年間の研究や調査に基づいて、このための具体的な方法を開発した。人物の見方、行動の仕方、話し方、考え方、感じ方の5つの領域に重点を置いた会話法である。リーダーが会話の進行役を務めながら、メンバーに対して、嗜好や期待を表明して摩擦が起きやすい領域を特定し、異なる期待を持った人々がうまくやっていくための提言を考えるよう促すのだ。これによりチームは信頼の基礎を築き、協力のための基本ルールを定めることができる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • メンバーを変えずにチームで変革を進める法
    550円 (税込)
    変革を任されるリーダーの多くは、ゼロから新たにチームをつくるのではなく、前任者のチームを引き継いで業務に当たる。チームを引き継ぐに当たり、リーダーはまず、現状をはっきり理解するために、自分が受け継いだ人材の価値とチーム力学を見極めなくてはならない。次の仕事は、必要に応じてチームを再編するために、メンバー構成、目的意識や方向性、業務手法、行動特性などを新鮮な目で見つめることである。最後に、早期に成果を上げるチャンスを探り当て、それを確実にものにするためのプランを練れば、短期間でチーム構築と成果向上を成し遂げられる。本稿では、これらのプロセスについて論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 業界を超えたチームで成功する法
    550円 (税込)
    イノベーションを生み出すため業界を超えたコラボレーションが、あらゆる企業や組織で必要になっている。だが、こうした業際型チームでは畑違いの専門知識や価値観が混ざり、それが要因となって問題が起き、成果を出すのが難しくなっている。この課題を克服するには、メンバーがお互いのことをきちんと理解してそれぞれの見識を生産的に共有できるように、リーダーが働きかける必要がある。それが本書で明らかにする「4つの慣行」すなわち、(1)順応性のあるビジョンを育てる、(2)心理的安全を実現する、(3)専門知識の共有を促進する、(4)エグゼキューション・アズ・ラーニング(実践しながら学ぶ姿勢)を推進する、である。この4つの慣行の有効性と実際に適用する際のコツを、具体例を交えて詳述していく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ホラクラシーの光と影
    550円 (税込)
    ザッポスやエアビーアンドビーが導入していることで知られる自主管理型組織、ホラクラシー。「フラットな職場環境が柔軟性と職場の関係性を深める」という評価もある一方で、「昇進と報酬制度、責任の所在が曖昧で不透明」という体験者からの声もある。ホラクラシーをはじめとする自主管理型の組織の特徴や利点、課題など、さまざまな観点から分析し、適切な採り入れ方について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 会計操作を統計学と心理学の活用で見抜く
    550円 (税込)
    過去多くの改革にもかかわらず、企業会計にはいまだ不透明さがつきまとう。経営者による身勝手な会計操作は減ることがないうえに、事業の競争環境が激変して従来の業績指標の欠陥が顕著になっている。そこで本書では、財務報告をめぐる最近の深刻な状況、具体的には収入認識に関する新ルールの課題、非公式な指標の蔓延、会計基準ごとに異なる資産価値の評価、さらには業績数値を歪める狡猾な経営手法に光を当てる。会計監査の視点から問題を見極めるのは難しいが、統計学と心理学の活用による対処法の研究が進んでいる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 超予測力:未来が見える組織
    550円 (税込)
    自社の新製品に競合他社がどのような対応をするか、販促活動はどれくらい売上増につながるか、採用した人材は期待通りに活躍できるのか……すべての企業がいま、先を読み切れない状況下において、重要な意思決定を求められている。言い換えれば、自社の予測精度が競合と比較して精緻であるほど、それは競争優位につながるともいえる。筆者による長年の研究と実務経験によって、組織の予測能力を高め続けるためには、個人の予測能力を訓練によって伸ばすこと、チームを活用すること、予測の成績を追跡して迅速にフィードバックすること、が不可欠であると明らかになった。本書では、その具体的な要件が示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「計画的な日和見主義」のすすめ
    550円 (税込)
    技術の進歩もグローバル化の進展も速い現代にあって、戦略の舵取りは難しい。そこで筆者が勧めるのは「計画的な日和見主義(オポチュニズム)」である。これは、未来は予測不能であって非線形の変化や偶然の出来事によって形づくられるものと認識する一方で、購買層や技術、顧客の嗜好や経済や環境面など、戦略を左右するさまざまな要素における弱いシグナルに着目し、リーダーが取るべき対応をしっかり見定めることである。ハズブロ、マヒンドラ・グループ、IBMなど、「計画的な日和見主義」の戦略で成功した企業の事例を紹介しながら、未来に対峙する方法を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 戦略オプションの3つの活用法
    550円 (税込)
    競争が激しく市場環境が不安定な今日、企業は事業の不確実性へのヘッジ策として「戦略オプション」をもっと活用すべきだ。金融オプションが投資家をリスクから守り、相場変動においても利益を上げられるのと同じく、戦略オプションは需要急変など予期せぬ事態に直面しても企業に成功の可能性を確保する。事前調査し、資本を節約し、情勢がはっきりするまで最終判断を遅らせることができる。鉱業権のオプションの購入、新しい航空機の納入枠の確保など以前から広く使われている戦略オプションもあるが、あまり知られていなかったり、活用されていなかったりするものもある。本書でスポットを当てる「臨時組織」「予備的買収」「使い捨て工場」の3つもそうだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • プロフェッショナルサービスを「機械化」する3つのステップ
    550円 (税込)
    コンサルティング企業や弁護士事務所などの専門サービス企業において、専門スタッフを増やさずに収益を上げる方法がある。コンピュータのアルゴリズムによる自動化やデータ分析の力を活用して、業務の一部をプロダクト化するのだ。そのプロダクトが大量処理を必要とする作業を引き受け、判断を必要とする作業でも手助けしてくれると、生産性がアップして事業規模が拡大できる。このように専門サービス企業がプロダクトを開発するには3つのステップを踏む必要がある。すなわち、自動化できそうな部分を探してプロダクト化の可能性を発見する、プロダクトを開発したうえでデータをもとにさらに加工や分析できるようにする、こうした機械化と分析結果の応用が生み出すメリットを活かした収益モデルを構築してマネタイズするという3つのステップである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人材採用にトライアウト方式を導入する
    550円 (税込)
    オートマティックはオープンソースのブログ・プラットフォームであるワードプレスの運営会社だ。同社は便宜上の本社はあるものの、全社員が在宅勤務という「オフィスを持たない会社」として知られているが、その採用方法もユニークである。書類選考と面接でふるいにかけた後、数週間にわたって実際の業務を担当してもらう「トライアウト」を実施するのだ。これによって応募者のスキルや企業文化への適合性が如実にわかるという。ワードプレスの共同創始者であり、オートマティックの創業者でもあるマット・マレンウェッグが、この採用方法の理念と実際について語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「コレクティブ・インパクト」を実現する5つの要素
    550円 (税込)
    今日、企業経営ではCSV(共通価値の創造)、すなわち社会的便益を生む方法で経済的成功を目指すことが不可欠になっている。だが、現実には企業が単独で実現できることは少ない。どの企業もエコシステムの中に存在し、社会情勢や政策の変化による市場縮小や協力企業の低迷などの影響を受けるからである。そうした制約を超えるためには、政府やNGO、地域社会との協働を進める新たなフレームワークが必要だ。その一つとして注目したいのが「コレクティブ・インパクト」というアプローチである。本書では、その原理を分析し、基本要素について検討していく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 誰もが正直者になれる交渉術
    550円 (税込)
    人は頻繁に嘘をつく。社会心理学の調査でも、そのことは明らかになっている。交渉の場も例外ではなく、嘘が飛び交っている。一方で、人は、お世辞やおだてと表裏一体になった嘘を見破るのが苦手だ。ビジネスをするうえでは困ったことだが、嘘を見破るのではなく、防ぐことに集中するならば、対処法はある。相手が嘘をつきにくくなるように会話を進めるのだ。そのために有効な戦略がいくつかあり、それらには科学的根拠がある。絶対に確実とはいえない手法だが、取引を行う際に優位に立ち、最大の価値を創造するのに役立つだろう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人脈づくりが好きになる方法
    550円 (税込)
    「人脈づくり」というと、そこにコネから連想する他人へのこびへつらいとか、利己的な行動といったネガティブな感情を抱く人が数多い。しかし、現代社会には人脈づくりは欠かせない。プロフェッショナルとしてのつながりを深めることができれば、スピード出世や地位の向上のみならず、仕事の質や働きがいも高まるのだ。本書では人脈づくりに対する否定的な感情を克服する4つの方法を紹介する。動機付けの方法や自分の関心事や与えられるものを見直し、真の目的を見出すことで、相手との実りある関係を築くことができるのだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • Jobs to Be Done:顧客のニーズを見極めよ
    550円 (税込)
    現代企業は膨大かつ多様な顧客データを取得できるため、それを正しく分析できさえすれば、イノベーションを起こしやすいようにも思える。しかし、「顧客は何を達成したいのか」という視点を持たぬままやみくもにデータと対峙したところで、革新的な価値を生み出すことはできないと筆者らは主張する。イノベーションを体系的に起こすうえで不可欠な“Jobs to Be Done”(片付けるべき用事)とは何か。それをどのように見極めればよいのか。本書では、破壊理論の提唱者であるクレイトン・クリステンセン教授らを中心に、その実践法が明かされる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 伝統より「いま」と向き合う(インタビュー)
    550円 (税込)
    室町時代後期に京都で創業して以来、約500年にわたり和菓子をつくり続け、愛されてきた虎屋。和菓子を生業としつつも、1980年にパリへの出店を果たしたり、2003年にはトラヤカフェという和と洋の垣根を超えたお菓子を提供する新業態の店をオープンしたりと、常に新しい取り組みも行っている。その17代目であり、社長を務める黒川光博氏に、時代を超えて事業を続けてこられた理由は何かを伺った。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「いい努力」はチームを伸ばす
    550円 (税込)
    「継続は力なり」という格言の真意はどこにあるのか。ただ単に続けることに意味があるのか。多くの企業の組織や人材の能力を伸ばしてきた実績をもとに『いい努力』を著した名コンサルタントが、組織やチームのメンバーの継続した努力を引き出し、高い成果を生み出すためにリーダーが取るべき思考法・行動法を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客がほしいと思う30の「価値要素」
    550円 (税込)
    消費者は、製品やサービスの何に価値を見出すか。人によりまちまちで、複雑な心理が絡み、突き止めるのは容易でない。それでも、価値の土台を成す普遍的な要素というものは存在する。消費者にとっての価値を綿密に探る手法があれば、既存市場での業績向上や新規市場への参入の機会をもたらし、価値の新しい組み合わせを考案できる。筆者らは1万人以上の消費者分析により、30に上る「価値要素」、すなわち製品やサービスの最も根本的な個別属性を探り出した。これらの価値要素に着目すると、「価値とは不可解でとらえどころのないもの」という印象がかなりの程度まで払拭され、創意工夫によってブランド、製品、サービスの価値を高め、ひいては価値の真の判断者である消費者を味方につけて、有利な立場を手にすることができる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • インサイトエンジン:データから顧客を知る力
    550円 (税込)
    今日の競争優位の源泉は、顧客ニーズを深く理解し、それを満足させるという顧客中心主義である。この実現にはデータが欠かせないが、データだけでは宝の持ち腐れだ。そのデータから消費者の購買意欲についての知見を引き出し、そこから戦略を構築する能力がカギを握っているといえる。この能力を本稿では「インサイトエンジン」と呼び、これをフルに活用しているユニリーバの事例を引きながら、優れたインサイトエンジンに備わった10の特徴を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 自動車産業はどこへ向かうのか(インタビュー)
    550円 (税込)
    今日の競争優位の源泉は、顧客ニーズを深く理解し、それを満足させるという顧客中心主義である。この実現にはデータが欠かせないが、データだけでは宝の持ち腐れだ。そのデータから消費者の購買意欲についての知見を引き出し、そこから戦略を構築する能力がカギを握っているといえる。この能力を本書では「インサイトエンジン」と呼び、これをフルに活用しているユニリーバの事例を引きながら、優れたインサイトエンジンに備わった10の特徴を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場のイヤな奴から身を守る法
    550円 (税込)
    無礼な振る舞いをする同僚に嫌な思いをした、職場で不当な扱いを受けた、という人は多い。筆者のクリスティーン・ポラス自身も無礼な職場環境のために、希望に満ちて就いた仕事を2年足らずで辞めた経験があるそうだ。こうした困った職場、あるいは同僚に対してはどのように対処すればいいのだろうか。筆者は真正面から立ち向かうのは得策ではなく、みずからの心理状態を高めるために成功感覚を育むとよいと言う。一つは成長やたゆまぬ学習から認知面で成功感覚を身につけること、そして情熱や高揚感を味わうことで情緒面でも成功感覚を培うことである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • マッキンゼー流 リーダー人材の育て方
    550円 (税込)
    充実した研修制度をはじめ、日本企業の多くは人材育成に熱心だ。だがはたして、現在の仕組みの下で経営を担えるリーダー人材は育てられているだろうか。昨今の状況を見る限り、そこには疑問を抱かざるをえない。マッキンゼー・アンド・カンパニーで人材育成のマネジャーを務めた伊賀泰代氏は、中間管理職とリーダー人材の育成法は異なり、特に若手リーダーを育てるためには、従来の手法を根本から大きく変える必要があると言う。では、具体的に何が必要なのか。本書では、多彩なリーダーを輩出し続けるマッキンゼーが採用する、実践的な育成法が明らかにされる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 修羅場は与えられるものでなく、みずからつくるもの(インタビュー)
    550円 (税込)
    組織全体の意欲が高く、優秀な人材が組織を離れても、次を担う人材が育っているリクルート。「起業家精神」「圧倒的な当事者意識」「個の可能性に期待し合う場」という企業文化が個の成長を支える下地になっているが、それだけではない仕組みも存在する。リクルート流の人材育成について、同社代表取締役の峰岸真澄氏に話を伺う。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ユニクロに学ぶ経営者人材の育て方
    550円 (税込)
    新規市場の創造、グローバル市場の開拓、事業の構造改革などを実行する経営者人材を、いかに短期間で大量に育成するか──多くの日本企業が抱える喫緊の課題である。この対処策を着実に実行し、高成長を遂げているのが、ユニクロである。同社の経営者育成機関で担当役員として4年間、その施策に関わってきたコンサルタントがそこで得た経験を明かし、その知見をもとにして、日本企業の人材マネジメントの変革法を提言する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダー研修はなぜ現場で活かされないのか
    550円 (税込)
    業種・業態を問わず、すべての企業にとって、将来の経営者候補であるリーダーの育成は急務である。そのために充実した社員研修を実施する企業も多いが、はたして、そこで得た学びは現場で活かされているのだろうか。残念なことに、そうしたプログラムが機能することはめったにない。ただし、それは必ずしも受講者の姿勢や研修の内容に問題があるからではなく、そこに組織の変革を阻む6つの障壁があるからだと筆者らは言う。本書では、その壁の正体を明かしたうえで、それを乗り越えるための方法までが語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 年度末の人事査定はもういらない
    550円 (税込)
    どの企業にとってもお馴染みとなっている年度末の人事査定だが、これをやめる企業が増え始めている。いまや米国企業の3分の1が年次の人事査定をやめたという推計もある。テクノロジー企業やプロフェッショナルサービス企業で始まったこの動きは、もはや一時的な流行に留まらず、現在の事業環境を反映した変革といえそうだ。過去の業績評価から人材育成へと舵を切り出した新たな動きについて、その必然性と移行に伴う課題を交え、将来の可能性を説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 年度末の人事査定はいまだ有効だ
    550円 (税込)
    「年度末の人事査定はもういらない」と主張したピーター・カッペリら(p.78)に対し、その有効性を主張し反論するのは、フェイスブックの人事担当者と、アダム・グラントである。彼らは、業績評価の問題を認めつつ、いまだこれに代わる最善の手段はないと主張する。カッペリらが、人事査定は過去の業績評価に留まり人材育成に光を当てると主張したのに対し、アダム・グラントらも、同じく人材育成の観点から人事査定の有効性を主張する。両者の意見から読者は何をくみ取るか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 会社改造(インタビュー)
    550円 (税込)
    日本で企業再生という言葉がまだ一般的に使われていなかった時代に、ターンアラウンド・スペシャリスト(事業再生専門家)を名乗り、その経験を描いた『V字回復の経営』がベストセラーになった三枝匡氏。2002年に、それまでの赤字事業とは異なる高業績企業のミスミ(現ミスミグループ本社)の社長に就任した。以降CEOとして12年間、同社の改革を続け、売上高4倍、営業利益5倍、社員340人の商社からグローバル1万人企業への高成長を果たした。その経緯を著した『ザ・会社改造』は好評で、ミスミで実行したいわゆる「平時の企業改革」は、競争力が低下した日本企業への示唆が多い。企業改革の意義や成功に導く方法について詳しく聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人材が先、事業は後(インタビュー)
    550円 (税込)
    事業環境の変化が速く、人材の流動性も高いインターネット業界では、伝統的日本企業が抱える従来型の人事制度に固執しない企業が多い。そんな中、創業18年目のサイバーエージェントは終身雇用を標榜する。新しい企業は新しい人事制度が導入しやすい。にもかかわらず、多くの伝統的企業が抱える人材と進むべき新事業のミスマッチに苦しむ中、同社はなぜ終身雇用を重視するのか。そこには事業より先に人材を優先するという、同社の確固たる信念がある。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 知性の核心は知覚にある
    550円 (税込)
    AI×データの時代、これまで知的作業といわれてきた多くのものが機械に置き代わる。では、人間がなすべき仕事とは何か。その前に本稿では、そもそも知性とは何か、そして知的作業とは何かから議論する。脳神経科学者として訓練を受け、人工知能にも詳しいヤフーの安宅和人氏は、人の思考とは入力された情報を単に処理することに留まらず、そもそも人が何を「知覚」するかこそ、知性の核心であると言う。知覚とはインプットとも感覚とも異なる概念であり、この知覚の質こそ、いま求められている課題解決の質を決めるという。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人間は機械へと進化する
    550円 (税込)
    「人間とは何か」。大阪大学の石黒浩教授は、アンドロイドのR&Dを通して、この根源的な問いと正面から向き合い続けている。石黒氏は、知性とは、未知を既知に変えるためにモデリングする力であると定義する。そして、そうした行為はさまざまな技術の進歩をもたらし、人間の進化を促し、最終的に人間の肉体を完全なる無機物、すなわちロボットへと生まれ変わらせる未来につながるという。本書では、人間の知性がもたらす大いなる可能性が論じられる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 小説は何者が生み出すのか(インタビュー)
    550円 (税込)
    作家・朝井リョウ氏が2016年4月に発表した『ままならないから私とあなた』。そこには、技術を活用し、合理的に無駄を省いていく薫と、新技術で簡単に省けてしまうようなことにこそ、人間性や温かみ、言葉にすらできないようなものが宿ると信じる雪子という対照的な2人の女性が登場した。新技術によって鮮明になる価値観の違いを描いた朝井氏に、AI(人工知能)が台頭するいま、自身は新しい技術をどのようにとらえているのか伺った。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 意思決定の「ノイズ」
    550円 (税込)
    人の判断力はあてにならない。医師や裁判官、経営者など、訓練や経験を積んだプロフェッショナルも、その時の気分やお腹の減り具合、天候などさまざまな要因の影響を受け、判断がぶれる。同じ人に同じ案件を別の日に検討させると、前回と異なる判断を下すケースが実に多い。こうした判断の不安定さを「ノイズ」と呼ぶ。企業はノイズにより多大な損失を被っているが、ほとんど認識されていない。本書では、まず自社のノイズを把握することから始め、それを減らす方法を具体的に提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーは「二者択一」の発想を捨てよ
    550円 (税込)
    変革か安定か、長期的成長か短期の業績向上か、株主重視か従業員重視か。経営には相容れない異なる課題がつきもので、たえずパラドックスに見舞われる。そんな中、ぶれない一貫性で組織をまとめる時代ではなくなった。それは軍隊的な組織の遺物である。変化の激しいいま、リーダーは一貫して「ぶれる」経営をすべきであり、それは組織に動的均衡をもたらすことだ。本書では、今日の経営者にとって必要なのは、「二者択一」の発想を捨てて、パラドックスを受け入れることであることを示し、組織の統合と分離をどのように進めるかを具体的に説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • プリウス式ハイブリッド戦略
    550円 (税込)
    破壊的イノベーションが登場した時に、市場が完全に新技術に置き換わるのか、旧技術も何らかの形で残るのかは定かでない。どのくらいの速さでイノベーションが市場に浸透するかも未知数である。この不確実性の高い移行期をどう乗り切るかは、既存企業にとって死活問題となる。時間を稼ぎながら、新技術を習得し、必要なケイパビリティを揃えて、今後の方向性を見極めなくてはならない。そのツールとして有効なのが新旧技術を掛け合わせたハイブリッド戦略であり、状況に合わせて使い分けることがポイントになると筆者らは説く。本書では、7種類のハイブリッドと4ステップのハイブリッド戦略を解説し、いかに破壊的イノベーションに対抗すればよいかを考察する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 技術が廃れても技術者は廃れない
    550円 (税込)
    いま、すべてのテクノロジー企業が技術進歩の脅威にさらされている。その流れからわずかでも取り残されることは、存続の危機を招くと言っても過言ではない。しかし、既存技術の専門家である社員に変化を求めるのは容易ではなく、多くの企業が外から優秀な人材を採用してその穴を埋めているのが現状だ。その中で米国の伝統企業AT&Tは、社員の再教育で時代の変化に対応する道を選び、成功を収めている。本書では、その画期的な取り組みを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客に尽くせば企業価値は高まる
    550円 (税込)
    ペイパルは、eコマースでの買い物決済サービスの提供企業として成功してきた。2014年にCEOに就任したダン・シュルマンは、金融取引のソフトウェアプラットフォームになることを目指し、従来以上に事業領域を広げ、戦略や組織を変えていった。既存の金融システムでは、消費者や企業が資金管理や資金移動することに多大なコストがかかっていたからだ。シュルマンは過去の仕事の経験から、貧しい人ほど金融サービスの改善が必要であることを認識しており、その実行を通じて顧客に尽くすことで、ペイパルは収益増大を果たしたのだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 技術戦略はエコシステムで見極める
    550円 (税込)
    事業、業界、セクターを揺るがす破壊的変化についての理解は進んでおり、新規イノベーションが脅威になるかどうかは十分に判断可能になった。しかし、技術革新のタイミングに関しては、依然として不明な点が多い。新しい技術は、速やかに既存技術を駆逐する例もあれば、時間をかけて徐々に普及する例もある。本書では、技術革新のタイミングをより的確に予測するために必要な「技術そのものだけでなく、それを支えるエコシステムにも目を向けること」そして「競争は新旧技術間ではなく、むしろ新旧のエコシステム間で起こるかもしれないこと」という2つの視点に注目して論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • エコシステムを創造的に破壊せよ
    550円 (税込)
    小売業界におけるアマゾン、自動車業界におけるテスラ、タクシー業界におけるウーバーに代表されるように、デジタル時代のビジネスの主役は大企業から新興企業に移り変わりつつある。その主な要因の一つは、伝統企業を支える仕組みが従来のビジネスモデルで成功を収めるためのものだからだと、筆者らは指摘する。他社との協働関係がより強固に求められるいま、その土台として新たなエコシステムを構築し、ひいてはビジネスモデルを刷新しなければならない。本書では、そのために有用な3つのベストプラクティスが提示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • パートナー間の利害調整でイノベーションを実現する
    550円 (税込)
    今日では、数多くの業界で製品・サービスのシンプルなイノベーションでさえ、複雑なものになりがちである。なぜなら各企業が相互のつながりが強い有力なステークホルダーで構成されるエコシステムの中で事業を展開しているからだ。筆者たちはイノベーションを円滑にする概念化プロセスを考案した。ある製薬会社はそれを活用してサービスのイノベーションを成功裡に進めた。本書では、この製薬会社の事例をもとに、プロセスの6つのステップを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • エコシステムイノベーション:大企業が連携する新たな仕組み
    550円 (税込)
    業際を超えてのソリューション開発が必要となる中、シスコシステムズが主導する、多数の大企業が連携する「エコシステムイノベーション」が成果を上げている。このプロセスを用いれば、企業は多様なアイデアリソースを結集し、エコシステムレベルの問題を迅速に解決できる。また、協業によるイノベーション能力を身につけ、製品、企業、業界が交わったところにある貴重なチャンスをものにすることができる。本書ではシスコの具体例をもとに、いかにエコシステムイノベーション能力を高めればよいかを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • GEの競争優位はなぜ持続するのか
    550円 (税込)
    そもそも持続可能な競争優位は存在するのだろうか。アンソフ、チャンドラーからポーター、ミンツバーグまで、競争優位に関する理論は20世紀に進歩してきた。しかしながらほとんどの企業で、せっかく築いた競争優位も一時的なものに留まっている。これは多くの場合、事業や環境変化の予測困難性、不確実性がもたらす意思決定の問題(認知バイアス)、あるいは組織自体の適応力不足(経営劣化)に起因している。ただ、競争優位を持続している企業は存在している。ゼネラル・エレクトリック(GE)は、ダウ・ジョーンズ工業指数のリストに1896年に組み入れられて以来、9回の景気衰退期と大恐慌を乗り越えて、業績を上げ続けた唯一の企業であり、時代ごとに経営戦略の新しいスタイルを提案してきた企業でもある。GEは基本理念として3つのコア・バリューを掲げているが、就任したCEOは時代に応じたGEバリューを示してきた。ウェルチの掲げたGEバリュー、イメルトが強化したGEグロース・バリューを通して、持続可能な競争優位を実現するために何をすべきかを考える。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 異質の知が新たな事業をつくる
    550円 (税込)
    イノベーションとは、従来の延長線上の変化ではなく、非連続の変化のことである。組織が過去からの決別を果たすには、組織に染みついた同質的な価値観を打ち破らなければならない。この価値観を打ち破れない企業が「イノベーションのジレンマ」に陥るのだ。本書では、ボストン コンサルティング グループ(BCG)が近年プロジェクト事例を重ねてきた、異質の知を取り込む方法論を紹介する。それはシナリオを使って異質な世界観を見る方法論である。イノベーションはグローバル・レベルでの企業課題だが、同社は過去2年間でこのプロジェクトを200回以上経験してきた。同質化のなかから生まれるシナリオは、過去の延長線上のものにすぎない。新たな変化へ対応するためには、あらゆる可能性を検証したシナリオづくりが必要だが、そこに異質な知が欠かせない。人間は本来、異質なものを無意識に避ける傾向があるため、このような異質なものを意識的に取り入れることが求められる。本書では実際にグローバルなハイテク企業で実践されたシナリオ作成の事例から、異質な知を取り込んで得られる新たな世界観を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ネット市場の差別をどう解決するか
    550円 (税込)
    「インターネット上ではあなたが犬でも誰も気づかない」と『ニューヨーカー』誌は書いたが、eコマースのプラットフォームはあなたがどんなプロフィールを持っているか、把握している。そして、これが人種や性別による差別につながっているのだ。さまざまな調査から取引において白人男性が有利であったり、逆に黒人女性が差別的な扱いを受けたりすることがわかっている。こうした差別を排除するにはどうすればよいか。プラットフォーム企業の意識を高めるだけでなく、設計の段階でどのような配慮をすればよいのか、その方法を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • やっかいな交渉相手に公正な提案をさせる方法
    550円 (税込)
    保険金請求や企業買収などの交渉で、関係当事者双方が合理的な提案を持って話し合いに臨めば、それぞれにメリットがある。スタート地点が現実的なら、双方の提案もある程度は足並みが揃いやすいだろうし、その後の交渉も比較的丁寧、迅速、公正になるはずだ。とはいえ、こちらが最初から公正になろうとしても、相手も同じとは限らない。どうすれば向こうにも合理的になってもらえるのか。解決策として筆者らは、「最終提案仲裁チャレンジ」という新たな交渉戦略を考案した。不合理な相手と交渉する時でも、公正な合意に効率よく到達できる戦略である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • なぜ人は昇進すると横柄になるのか
    550円 (税込)
    権力の座に就くと、人は豹変する。昇進した人はそうでない人と比べて、傲岸不遜な態度を取ったり、不正行為をしたりする確率が3倍も高いという研究結果がある。こうした行為は周囲の人々のモチベーションやパフォーマンスを低下させ、企業にも悪影響を及ぼす。リーダーは誰もが、こうした「権力のパラドックス」に陥りやすい。本書では、それを避けるために、リーダーが具体的に実践すべきことについて解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 苦手な上司への対処法
    550円 (税込)
    従業員の目標達成へのモチベーションは、上司との関係に影響を受ける。そして、どんな組織にもひどい上司はいる。しかし、相手に非があろうと、上司と円滑な関係を築くことは重要な職務である。それをうまくこなせるかどうかは、その人の能力を示す指標となる。筆者は長年、高い潜在力を持った人々と仕事をして、彼らとその上司の関係における機能不全を解消する手助けをしてきた。本書では、同様の課題に直面した際に活用できる選択肢を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 世界で勝ち抜くには生産性向上が必然である(対談)
    550円 (税込)
    残業をゼロにするため、2020年までに1000億円を投資する──。働き方改革が求められる中、日本電産・永守重信会長兼社長によるこの発表は、大きな注目を浴びた。「モーレツ」を代名詞とする同社の永守会長はなぜ、このタイミングで大きな決断を下したのか。そこには、真のグローバル企業になるうえで生産性向上が欠かせないという危機感があった。ベストセラー『生産性』の著者であり、マッキンゼー・アンド・カンパニーで人材育成のマネジャーを務めた伊賀泰代氏が、その真意に迫る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 日本企業の生産性は本当に低いのか
    550円 (税込)
    日本経済の生産性が先進国の中で極めて低い水準にあるというデータが示され、その向上が企業の課題として取り上げられる機会が増えている。日々の業務改善を目指すということに留まらず、労働人口の減少に対応し、一人ひとりの生み出す価値を向上させるという観点からも、生産性向上の必要性は高まっている。本書では生産性のパターンを6つに分類し、真に目指すべき生産性のあり方について明らかにするとともに、生産性向上の4つのアプローチについて論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 資本があり余る時代の競争優位
    550円 (税込)
    これまで金融資本は稀少なリソースであったが、金融危機以降、各中央銀行の介入によって金利は低水準に押し下げられ、資本コストは限りなく低くなっている。しかも筆者らの分析によれば、この傾向は今後も続くという。こうしたカネ余りの時代においては、資本を既存ビジネスに適切に配分してリターンを上げるというこれまでのやり方から、実験的なプロジェクトに積極的に投資し、新事業を起こす成長戦略へと転換する必要がある。またこうした状況の下では、最も稀少なリソースは人的資本であり、これを理解している企業が高い生産性と成長を実現するのだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人材戦略の未来(インタビュー)
    550円 (税込)
    グローバル化やテクノロジーの進展、さらにはAI(人工知能)やロボットにより労働市場は大きく揺れ動いてきた。そんな環境にあってジェフリー・ジョレスはマンパワーグループのCEOとして、15年間にわたり、海外事業の拡大や専門職市場への参入など、その変化に対応してきた。いまはマンパワーを離れ、投資家として活動するジョレスだが、今日の労働市場を見据え、人材プールの獲得がいまや優位にならないこと、ロボットによる雇用の混乱が予想されること、これから必要になるスキルが必ずしも明確になっていないことなどを説いたうえで、企業の取るべき人材戦略について示唆する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 差別の心理学:ダイバーシティ施策を成功させる方法
    550円 (税込)
    1990年代末から2000年代初頭の大手金融企業は性差別や人種差別による訴訟騒ぎが注目され、各企業はダイバーシティにいっそう配慮するようになり、さまざまな取り組みが進められた。しかし、その効果はいっこうに上がっていないようだ。その理由として、筆者たちは企業の施策がマネジャーのダイバーシティに対する考え方や行動を取り締まるものであり、それがかえって偏見を助長していると言う。心理学的・社会学的な観点からこれまでの取り組みの欠点を分析し、有効な施策を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 復興を超えた社会エコシステムの創生
    550円 (税込)
    東日本大震災から6年。壊滅的な被害を受けた宮城県女川町は、「START! ONAGAWA」をビジョンとして掲げ、さまざまな人が集まり新しいことに挑戦する町へと生まれ変わった。町のあり方や町という社会エコシステムの抜本的な変容が起きたのである。本書は震災後同地に通い続けた筆者が「女川町がなぜ、どのように変容したのか」を調査したもので、それを通して社会エコシステムの変容プロセスを分析したケーススタディである。女川町の変容には、組織変革時のリーダーシップのあり方や、組織と個人の関係についての示唆があると説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ブロックチェーンの活路は人工知能との連携にあり
    550円 (税込)
    文明の進化の背後には、道具の進化が存在する。石器や土器、動力機関、情報処理機器や通信機器など技術開発に基づく狭義の道具のみならず、人間活動の枠組みとしての社会構造である組織やコミュニティを規定する装置としての「道具」も含んでいる。これまで膨大な数の道具が登場してきたが、ブロックチェーンは、はたして私たちの社会に変化を引き起こす道具となるのか。その可能性と課題を考えていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 仮想通貨に「信頼」は成立するのか
    550円 (税込)
    ビットコインなどの急速な流通も相まって、「仮想通貨」という単語はすでに市民権を得たようにも思える。では、仮想通貨は貨幣として世の中で認められたといえるのだろうか。そもそも、仮想通貨とは何であろうか。本稿ではまず、法定通貨や電子マネー、ポイント類との比較を通して、仮想通貨の定義を明らかにする。そのうえで、貨幣の歴史をひも解きながら「貨幣らしさ」とは何かを探る議論を通じ、仮想通貨が貨幣として信頼を得るための条件を考察する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ブロックチェーンと企業戦略
    550円 (税込)
    ブロックチェーンは社会に多大な影響を及ぼすと予想されるが、ビジネスと政府を真に変えるのはまだ先の話だ。ブロックチェーンは破壊的技術ではなく、経済・社会システムの基盤を一新する可能性を秘めた基盤技術だからだ。導入はいっきに進むのではなく、技術面・制度面での変化の波が勢いを増すにつれて、ゆっくりと着実に進んでいくであろう。本書では、かつてインターネットが普及し社会に影響を与えていった実例をもとに、企業がブロックチェーンにいかに対応すべきかを示していく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 組織改編を成功させる5つのステップ
    550円 (税込)
    事業環境の変化のスピードが激しい現在、それに合わせて組織改編を行うことは、成長を確保する有効な手段である。ただ、組織改編は一定の業績改善をもたらすことが多いものの、完璧な成功を収めることは難しい。マッキンゼー・アンド・カンパニーの調査によれば、8割以上が予定した期間内で期待通りの成果を収めることができず、1割はむしろ会社にダメージを与えているという。同社で組織グループのリーダーを務めた筆者たちは、どのように組織改編をするのが望ましいのか、そのプロセスをつくり出した。本書では、あるメディア企業の事例を踏まえながら、その5段階のプロセスを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 地政学リスクの増大にどう対処するか
    550円 (税込)
    英国のEU離脱やISILの活動、さらには北朝鮮のミサイル発射など、国際情勢が不安定化する中、企業が地政学リスクに注目し、対応する必要性が高まっている。これまでは政治的に中立的な立場を取ってきた多国籍企業も、国際情勢を見極め、政治的・外交的な戦略を取り入れていかなければならないというのが現実である。地政学的デューディリジェンスに取り組み、対象地域のリスク評価を徹底して行うこと、自国の外交政策を超えた自社の企業外交を打ち立て、グローバルな評判を築くことである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 起業家型リーダーを見極める方法
    550円 (税込)
    今日、起業家精神を有した人材が求められているが、残念ながらそれを見分ける科学的な方法を持った企業はほとんどない。筆者は起業家の特質を明らかにするため、さまざまな国の4000人を超える起業家と、「ゼネラルマネジャーだが起業家ではない」と自覚する1800人ほどのビジネスリーダーに心理テストを実施し、比較した。この結果をもとに起業家の起業家たる特徴を明らかにし、一般に起業家に備わっていると思われがちな印象の間違いについて指摘する。さらに起業家型人材を見極めるための実践的なアドバイスも伝授する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • レジリエンス:人生の悲劇から立ち直る力(インタビュー)
    550円 (税込)
    人生には、どうやっても避けられない不運に見舞われることがある。フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグは、そんな悲劇にさいなまれた一人だ。最愛の夫を不慮の事故で亡くしたその日、彼女は一瞬にして絶望の底に突き落とされた。サンドバーグはいかにして、そこから這い上がることができたのか。ペンシルバニア大学のアダム・グラントの力を借りながら、夫との死別という最悪の悲劇に立ち向かった経験を通して、絶望から再起を遂げるために何が必要かを示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ストレッチ目標で成功する企業 失敗する企業
    550円 (税込)
    簡単に達成できるよりも、現状よりもかなり背伸びしないと実現できないほど高い目標を掲げたほうが、企業も人材も成長する──この手法はゼネラル・エレクトリックが導入して広く知られるようになり、いまやマネジメントの常識ともなっている。野心的なマネジャーはとかく大胆なストレッチ目標を設定しがちだが、そこには思わぬ落とし穴がある。一定の条件を満たさない組織が導入すれば、目標未達による自信喪失や現場の疲弊など逆効果となり、さらなる業績不振を招きかねないのだ。本書では「最近の業績」と「経営資源」という観点で組織診断して4カテゴリーに分類したうえで、それぞれに適した目標設定について解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ビジネスモデルを差別化する6つの要素
    550円 (税込)
    既存業界に風穴を開けた新事業の話を聞くと、きまってビッグデータ、IoT、AIなどの新しいテクノロジーを駆使している。そのため、業界に変革をもたらすのは新規テクノロジーだと錯覚しがちだが、実際にカギを握るのは、テクノロジーと顧客ニーズを結び付けて価値を提供するビジネスモデルだ。筆者たちは、新しいビジネスモデルを打ち出した40社を分析し、成功モデルでよく見られる「個別化」「循環型プロセス」「資産の共有」「従量制プライシング」「協調的なエコシステム」「機動的で適応力のある組織」の6つの特徴を抽出した。これを評価基準に用いれば、自社のモデルの診断や差別化の検討に役立つ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 高信頼性組織の神経科学
    550円 (税込)
    「人はそもそもなぜ互いを信頼し合うのか」──信頼と経済的な成果の間の相関を見出した筆者は、この疑問に取り組み、オキシトシンという物質が信頼や共感に関わることを突き止めた。この神経科学の知見とさまざまな調査から、信頼を醸成する8つのマネジメント行動──業績の表彰やチャレンジや自由裁量を与える、情報共有など──を特定した。さらにそのうえで行った定量調査により、高信頼性組織で働く従業員は、そうでない企業で働く従業員に比べ、仕事へのエネルギーや生産性が高く、バーンアウトや病欠が少ないことが判明したのである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「心の質感」が創造性の源泉になる
    550円 (税込)
    人工知能(AI)の時代、人間の脳が優位性を維持できる領域はどこにあるか。この問いを解くカギは、心にある。「心の質感」(クオリア)と呼ばれる、えもいわれぬ感動を起こさせる心の働き方は、脳科学に残された謎である。クオリアが生まれるメカニズムは不明であるが、人間はクオリアを生み出せる。また、クオリアを洗練させて、美しさや技能や芸能を高度化する能力も、当面はAIに代替されないだろう。繊細で複雑な創造性や感性を発揮すべき場面で、人間の優位性は続くことになる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • データ経営が社員の成長を生み出す
    550円 (税込)
    タクシーの営業は終電を逃した客を狙うのが収益性を高めるコツというのが業界の定説だったが、データ分析の結果は違った。都心では早朝が需要過多なのに固定化された業務シフトではカバーできなかった……ファクトベースで論理的に仕事の仕方を見直すと、売上高が上がり、社員の中に自信とやる気が湧き上がり、自主的に業務改善するようになり、成長する。複数企業の再生を果たした“プロ経営者”が、最たる労働集約産業に、データ分析とロジカルマネジメントを導入。具体例を通して生産性向上策の7つの要点を明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • Fintechで勝ち残る企業の条件(インタビュー)
    550円 (税込)
    Finance(ファイナンス)をTechnology(テクノロジー)で革新する動きを示すFintech(フィンテック)。これを駆使して新興企業が続々と金融業界に台頭する中、既存企業はどう対処すべきか。横並び意識の強い金融業界にあって、新企画開発や戦略的提携などで、規制緩和による業界再編の荒波を乗り越えてきたクレディセゾン。進取の精神に基づくサバイバル力で同社を率いてきた林野宏社長に、フィンテックへの対応を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 成長してもマネジメントは変えない(インタビュー)
    550円 (税込)
    組織が大きくなるにつれて、起業当初のやり方が通用せずに、壁にぶつかる企業は多い。2000年に十数人で創業したオイシックスは、現在、205人の正社員と500人ほどのパートやアルバイトを抱える規模にまで成長した。企業の成長に合わせて変えるもの・変えないものは何か。同社代表取締役社長の高島宏平氏に伺った。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • バーンアウトに打ち勝つ処方箋
    550円 (税込)
    絶え間ない仕事のストレスによって、バーンアウト(燃え尽き症候群)に陥る人は多い。このような状態に陥ると、良好な人間関係を損ねるうえに、長期的なキャリアの可能性を閉ざしてしまうことが判明している。しかし問題は個人の業績と健康という公私両面だけに留まらない。個人がバーンアウトすると、チームや組織にも悪影響が及ぶからだ。本書では、バーンアウトの症状と原因を理解し、これを防ぐ4つの戦略について取り上げたうえで、回復策と予防策についても論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「いい人」の心を消耗させない方法
    550円 (税込)
    心の広い利他的な人は、他者を引き上げることにより成功する。損得を度外視して、有望な人やアイデアを支援する。知識を惜しげもなく披露する。やっかいな仕事もすすんで引き受ける。ただし、こうした「いい人」は組織で最も貴重な人材であると同時に、最も燃え尽きやすい一面をも持つ。自己防衛をしなければ、他者への尽力がたたって過大な負担と疲れを抱え、仕事の目標達成が遠のくこともあるだろう。どうすれば、そうしたひどい事態を避け、活力を維持し、成果を出し続けられるだろうか。筆者らの4年間の研究をもとに、そのための方法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「健康」の追求が企業と社会の成長を促す(インタビュー)
    550円 (税込)
    社員の副業を認める「社外チャレンジワーク」や、部署の兼務を認める「社内ダブルジョブ」など、2016年から開始した働き方に関する取り組みで注目を集める、ロート製薬。これらを始めた背景には、変わりゆく競争環境の中で、社員の健康はもちろん、「世の中を健康にする」企業でありたいという目標があった。働き方が変わることで、社員そして組織のあり方はどのように変化するのか。代表取締役会長兼CEOの山田邦雄氏に伺った。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人工知能はビジネスをどう変えるか
    550円 (税込)
    急速に実用化が進み出した人工知能。今後、人の仕事が機械に奪われるかのような議論も多いが、そもそも「知的作業」とは何か。そして人が得意な作業と機械が得意な作業を分類して考えないと、議論は錯綜したままである。一方で、ビッグデータの登場と情報処理技術の急速な発展により、人工知能が今後のビジネス環境に歴史的な変曲点をもたらすのは間違いない。人がやるべき仕事が決定的に変わる世界では、価値の概念も変わる。人工知能がもたらすビジネスへの影響を、脳科学とデータ分析に造詣が深い筆者が語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ディープラーニングで日本のモノづくりは復権する
    550円 (税込)
    私たちはいま、3度目の人工知能(AI)ブームを迎えている。AIの研究が始まってからの50年間、誰も解くことのできなかった問題が解決されたからだ。それをきっかけとして、機械学習、なかでも深層学習(ディープラーニング)の領域が飛躍的な発展を遂げるのは間違いない。では、ディープラーニングの進化は、私たちに何をもたらすのだろうか。本書ではまず、これから技術がいかに発展し、そこからどのようなニーズが生まれるのかを解説する。そのうえで日本企業、特に日本のモノづくり産業が向き合うべき変化について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • BCG流21世紀型リーダーシップ(インタビュー)
    550円 (税込)
    2000年以降、変化が激しく、未来が予測しにくい時代へと突入した。将来に向けた戦略立案よりも、トライ・アンド・エラーの実践のスピード化が重視される見方も出てきた。このような中、未知なる将来に向けて人の力を引き出し、組織を率いるリーダーに何が必要になるのか。戦略コンサルティングファームの代表として、10年余りにわたり企業と経営者を見続けてきたお2人に、いま必要なリーダーシップ像を聞く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「ほぼ日」の常識は、資本市場の非常識か(インタビュー)
    550円 (税込)
    「ほぼ日」と上場企業という言葉の親和性に違和感を覚える方も多いのではないだろうか。その「ほぼ日」を運営する東京糸井重里事務所が上場を目指すという報道が流れた際、市場関係者の間からは懐疑的な声も聞こえた。「楽しい」「面白い」「自由な」を代表するかのような企業が、投資家に評価される世界になぜあえて飛び込むのか。代表の糸井重里氏は、「子どもの自由」と「おとなの自由」という言葉を使う。上場に対する考えを伺うインタビューから、同氏の企業観と社会観が伝わる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 日本企業は変われるか
    550円 (税込)
    変革を続ける世界的エクセレントカンパニーのゼネラル・エレクトリックから、日本の典型的な大企業LIXILグループへ。2011年、藤森義明氏の転身は大きな話題となった。あれから5年、藤森氏はLIXILの変革をどこまで進めることができたか。グローバル化への道筋はつけたものの、中国のM&Aでの損失も甚大だった。その一方でLIXIL変革への挑戦は、変われない日本企業にとって大きな教訓となるであろう。社長退任直前の藤森氏に、5年を振り返り日本企業が変革するために必要なことを聞く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 起業から企業へ:4つのステージの乗り越え方
    550円 (税込)
    「ユニコーン」という言葉が注目されるように、素晴らしい製品やサービスを開発した企業はひと時の事業のパフォーマンスと可能性で評価される。しかし、華々しく登場したスタートアップも、スケールまたは持続することに成功せずに評価を下げるものも多い。新しい技術から事業化に成功し、さらにスケール化を経て持続的な事業体へと変貌するためには、どのようなハードルを乗り越えるべきか。いま注目のベンチャー投資家が語る、スタートアップの成長プロセス論。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 継続とは「小さな問い」を立てること
    550円 (税込)
    根性は続かない。また漫然と続けても成果は上がらない。では、長期間にわたって高い成果を上げ続ける人はどのような習慣があるのだろうか。オリンピアンやプロゲーマーなど世界で活躍する日本人アスリートの研究から、継続的なパフォーマンス向上に重要となるのは、モチベーションの源泉を時期に応じて変化させること、そして「小さな問い」を巧みに立てることであると示唆された。新進気鋭の予防医学者が「勝利の習慣」を解き明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ローカルで愛され、グローバルで儲ける(インタビュー)
    550円 (税込)
    地域の人に愛される車を現地生産する──創業者、本田宗一郎の理念を守り、日本企業の世界進出の先駆けとなったホンダ。現地スタッフと日本人がコラボレーションして開発、生産、販売するマネジメント力に一日の長があるが、トヨタ自動車やフォルクスワーゲンなどの巨人と伍していくには、収益力向上が必須である。そこで、規模の経済が効き利益率の高い「グローバル戦略車」を量産販売して儲ける一方、進出地域のニーズに適合した「地域戦略車」でローカル市場を開拓する両建て戦略を推進する。内燃機関から電動へと動力源が変わる中での勝算を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 新興国で勝ち残る5つの鉄則
    550円 (税込)
    テラモーターズは、電動バイク、電動三輪車のメーカーとして2010年に創業すると、わずか2年で国内シェア・ナンバーワンを獲得。以来、アジアの新興国を中心としたグローバル展開で成功を収め、いまや日本を代表するベンチャー企業の一つに成長した。だが、そこに到るまでの道のりは平坦ではなく、存続すら危ぶまれる大失敗を経験したこともある。本書では、同社代表取締役社長である徳重徹氏が、みずからの失敗から得た学びを通じて、特に先進国発のベンチャー企業が新興国で戦う際の5つの鉄則を明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • トランプ時代のグローバル戦略
    550円 (税込)
    ドナルド・トランプ米国大統領の就任や英国のEU離脱に象徴されるように、保護主義圧力が急激な高まりを見せており、多国籍企業を取り巻く環境は従来にも増して複雑化している。海外からの全面撤退を促す論調が加速したり、完全な現地化を推奨する議論も支持を集めたりする中、パンカジュ・ゲマワット教授はこうした極端な主張に依存することに警鐘を鳴らす。グローバル化が終焉を迎えることはない。ただし、これまでの前提の上に策定されたグローバル戦略の調整が求められていることも確かである。本書では、混乱を極めるいま、多国籍企業が国境を超えて成功を収めるための処方箋が示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 市場創造型イノベーション:アフリカを開拓する新手法
    550円 (税込)
    アフリカは天然資源に恵まれているほか、中間層が拡大するなど、急成長に必要な条件を満たす有望な市場であると見なされてきた。ところが、「アフリカの発展」は予測通りには実現せず、大企業の撤退も相次いでいる。しかし一方で、未開拓のニーズを見つけ、そこに市場をつくる「市場創造型イノベーション」で成功した企業やイノベーターも存在する。本書では、彼らが用いる市場創造型イノベーション手法の概略を示すとともに、未開拓のニーズを見つける方法を解説する。そのうえで、政策立案者、投資家、起業家に向けて、革新的な事業の数と影響力をどう拡大すればよいかを提案する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • “世界の工場”は中国からアフリカへ
    550円 (税込)
    中国では一人っ子政策のせいで労働人口が減り、人件費の上昇が著しい。一方、アフリカは人口急増が始まったばかり。中国企業は安い労働力を求め、アフリカに工場を移設している。製造業は乗数効果が大きく、サービス業の雇用を誘発する。徐々に消費市場が大きくなり、経済が成長し、産業構造が高度化していく。政治的・経済的・社会的な課題は多いが、中国人はみずからが30年間で成長を果たしたことを知るため、アフリカの未来に楽観的だ。かくして世界の工場は中国からアフリカへ移る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • フロンティア経済の攻略法
    550円 (税込)
    BRICsともてはやされた国々が、経済の失速や労働コスト増などにより、市場としても生産拠点としても、うまみがなくなりつつある現在、2桁成長を求める多国籍企業は、より低所得でハイリスクな国々に注目しつつある。筆者たちはこれらの地域を「フロンティア経済」と呼び、ここで成功を収めるための方法を提案する。業界を、政府のコントロールが多いか少ないか、また顧客をどこに求めるか(その地域内の消費者を相手にするか、他地域への生産拠点とするか)によってマッピングし、ビジネスチャンスの眠る場所を探り当てるのだ。また、それぞれのタイプに応じた戦略とリスクについても解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 異文化適応のリーダーシップ
    550円 (税込)
    グローバル化の進展で、まったく違う文化圏出身の上司や同僚、あるいは部下と仕事をすることも珍しくはなくなっている。そうした文化の違いはともすれば、誤解や軋轢を生みがちだ。筆者のエリン・メイヤーはその著書『異文化理解力』で、8つのマネジメント領域における相対的な文化の違いを可視化してみせたが、本書では、リーダーシップにおいて欠かせない問題となってくる、権威のとらえ方と意思決定スタイルの違いに着目し、その2軸によるマトリックスでタイプを分け、具体的な対処方法を示している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • カスタマーサービスの現場は何を求められているか
    550円 (税込)
    カスタマーサービス担当者の離職率の高さは有名な話だ。企業はセルフサービス型の問題解決ツールを充実させてきたが、その分、顧客が直接問い合わせてくる内容は複雑で、臨機応変な対応が求められる。筆者らの研究によると、カスタマーサービス担当者は7タイプに分類されるが、このうち業績やサービス品質で最も優れているのは「コントローラー」タイプだ。しかし現場には、これまで適任だとされてきた「共感者」タイプが多く配置されているため、人材のミスマッチが起こり、顧客満足度の低下が止まらない。その解決に向けて、コントローラー人材の採用、スキル教育の見直し、組織風土の改革について取り上げる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「建設的な不調和」で企業も社員も活性化する
    550円 (税込)
    組織は活動が順調だと、組織内に「調和」圧力が生まれる。その結果、メンバーのほとんどが、職場では本当の自分になれないと感じ、仕事に退屈する。周囲は、自分と同じように考える人々ばかりになる。そして生産性は低下し、イノベーションも起きにくくなる。こうした問題を回避するには、「建設的な不調和」が必要である。リーダーが組織に調和をもたらすように働きかける時間の半分でいいから、建設的逸脱を組織内に育てるために使えば、社員の働く意欲が高まり、創造性豊かな組織へと変わっていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ポスト工業化社会の企業論:個人を組織から「分化」せよ
    550円 (税込)
    日本企業に近年、イノベーションが生まれにくくなっているのは、みずから発案して実行する「出る杭」人材が少なくなっているからだ。それは日本企業の共同体型組織という特性に起因する。工業化社会ではこの特性は優位に働いたが、創造性が必要な今日では成長の足かせになっている。根本的な解決策は、組織から個人を分化させ、モチベーションを存分に発揮できるようにすることだ。そのための具体策として、キャリア形成の複線化、外部人材の積極採用、副業の奨励、独立支援などを筆者は挙げる。構成員が流動化するようになると、緊張感を持って働くようになり、人も組織も活性化するのだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 逸材を襲う組織人の呪縛
    550円 (税込)
    有能な人材ほど早期に出世コースに乗り、組織内で責任ある立場を任されるが、リーダーとしての成長が順調に進まないケースがよく見られる。彼らは、組織に変革をもたらす稀有な存在でありたいという理想を追求すると同時に、組織と同一化して完璧なマネジャーを目指すべきという2つの相反する想いに押し潰され、みずから型にはまってしまうのだ。その結果、抜擢時に期待された「将来のリーダー」ではなく、「並外れて優秀なフォロワー」が誕生する。本書では、優れた能力を有するがゆえの呪縛から解放されるための、3つのステップが提示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 宇宙の謎は異才の集団で解き明かす(インタビュー)
    550円 (税込)
    2007年に数物連携宇宙研究機構(IPMU)として発足した「カブリ数物連携宇宙研究機構」(Kavli IPMU)。天文学、物理学、数学という異なる分野の研究者が所属し、分野を超えて「宇宙への根源的な疑問」の解明を試みる国際的な研究機関である。設立から10年とまだ歴史は浅いが、約90人の研究者のうち、半分は海外からの優秀な研究者で構成されている。毎年十数人の枠に、約700人の研究者が応募してきており、世界各国から優秀な人材を集める世界水準の研究機関へと育っている。それらの人材が個々に研究に打ち込むだけではなく、いかに分野を超えて共同研究を行い、斬新な論文を生み出しているのか。機構長の村山斉氏に聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「出る杭」を引き上げ、育てる経営への転換
    550円 (税込)
    「アース ミュージック&エコロジー」をはじめとした、ファッションを中心にグループで30のブランドをSPA(製造小売り)などで展開する、ストライプインターナショナル。創業からの急成長を牽引してきた社長の石川康晴氏は近年、経営スタイルを転換している。ゼロから1への事業創造期には自身がすべてをリードしたが、1から100への経営拡大期に入って、社内外に逸材を見つけ、引き上げ、事業を任せ、育成することに注力している。新事業投資のための予算はあらかじめ上限を決め、eコマースサイトの活用で成功の目処が立てば追加投資で拡大する。リスクを抑えながら、人材育成と事業拡大の両立を図ろうとしている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ニューロダイバーシティ:「脳の多様性」が競争力を生む
    550円 (税込)
    「自閉症やADHDのような非定型発達は、人間のゲノムの自然で正常な変異である」というニューロダイバーシティの発想が広まり、必要な配慮や支援を提供することで、ニューロダイバースな人材(非定型発達者)を取り込む動きが、有名企業に広がりつつある。実際、これらの特質を持つ人材は特定の能力が非常に優れており、生産性、品質、革新性の向上など、企業に多種多様な恩恵を生み始めている。本書では、黎明期にあるニューロダイバーシティが企業にもたらす利益や課題、人事プロセスの変革過程など、先進企業の事例を交えながら論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 米国海軍に学ぶ気候変動の戦略学
    550円 (税込)
    気候変動は軍務や人道活動への需要を押し上げるなど、米国海軍においても影響が大きい。そのため、海軍においても気候変動のスピードを「緩和」し、影響を和らげる「適応」というやり方で対処してきた。そして海軍では、気候変動が予想よりも進まず結局は無駄になってしまうような取り組みにも投資している。企業はともすれば、効果が確実なものだけに投資を集中させる傾向があるが、海軍のこうした戦略的アプローチは参考にすべきである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 通勤時間を豊かに過ごす
    550円 (税込)
    日本ばかりでなく、世界中で何百万人もの人が通勤時間に悩まされている。ヨーロッパの6都市で行った調査では、多くの人が通勤を、仕事より、引っ越しより、歯医者より、ストレスがかかると答えている。こうした通勤に対する嫌悪感は、幸福感において重大な影響がある。通勤時間が長い人は短い人に比べて、不安感が大きく、人生に満足していないという。筆者らは、ほんの一工夫で通勤の質は改善し、生産性も上がると主張する。気持ちの切り替えの時間に使う、仕事への準備をする、何か好きなことに時間を使うなど、通勤時間を豊かにするアイデアについて論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「伊藤レポート」の真意とは(インタビュー)
    550円 (税込)
    2014年の夏に公表された「伊藤レポート」は、今日のコーポレートガバナンスをめぐる動きを加速させた。その一方で、「ROE8%」という数字が一人歩きしたことから、株主優先主義の経営を提唱するものという批判もある。企業価値向上と資本効率の改善が、はたして企業を取り巻くステークホルダーの利益につながるのか。レポート作成の中心を担った伊藤邦雄氏に真意を聞く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 社会脳が明かす意思決定のメカニズム(インタビュー)
    550円 (税込)
    人は自分一人の意思で行動を決めることはなく、場にだれがいるかによって行動を変える生き物だ。置かれた状況が異なれば、同じ人がまったく反対の判断を下すことは珍しくないし、同じ立場に置かれた人が、似たような意思決定をする場合もある。この複雑で瞬間的に変化していく他者との関係を社会性と呼び、社会性をつくり出す脳の働きを、神経科学者の藤井直敬氏は「社会脳」と定義する。意思決定は数多くある選択肢を脳が一つに絞り込んでいく作業だともいえる。さまざまな条件や影響を考慮して一つの判断を行うことは、脳に多大な負荷をかける。そのため、私たちの意思決定は、目に見えない、しかも明確に意識されない社会の文脈に流されやすくなるという。意思決定は社会的な文脈の影響から逃れることはできないのか、藤井氏に聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • GEジャパンはローカルから変革を担う(インタビュー)
    550円 (税込)
    ゼネラル・エレクトリック(GE)の前CEO兼会長ジェフリー・イメルトが先導したデジタル・インダストリアル・カンパニーへの挑戦は、GEの100年以上の歴史でも有数の大変革として語り継がれるだろう。ただ、イメルトが手がけた変革はデジタル分野に留まらない。GGO(グローバル・グロース・オーガナイゼーション)の設立で組織改革を進め、それまでの米国中心主義を脱却し、ローカルのリーダーに大きな意思決定権を与えたことも、同社に成長をもたらした要因である。本書では、GEジャパンのトップを務める熊谷昭彦氏に、ローカルから見たイメルトによる変革の意義を語ってもらった。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • GE:変革を続ける経営組織
    550円 (税込)
    ゼネラル・エレクトリック(GE)は、技術進歩が激しいテクノロジー企業としては稀に見る長寿企業である。そして単に生き残っているだけでなく、世界をリードする存在であり続けている。同社の経営の歴史を振り返ると、その時代の最先端とされる経営理論を実践しながら、絶え間ない変革を遂げてきたことが見て取れた。それはすなわち、長期的な視点に立って将来の変化を先取りし、自己否定を繰り返しながら組織と戦略を進化させてきたことを意味する。本書では、GEの変革の歴史と経営理論の進化の歴史を並行して、丹念にひも解く作業を通して、経営組織が生き残り続けるための要諦を考察する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • GEで切り拓いたデジタル・インダストリアル・カンパニーへの道
    550円 (税込)
    ゼネラル・エレクトリック(GE)のジェフリー R. イメルトが、2017年7月末にCEOを退任した。彼はおよそ16年間という長期にわたり、30万人の巨大組織を率いたが、その経営は、GEの事業ポートフォリオを再構築し、イノベーション戦略、グローバル化、戦略の焦点の明確化、組織マネジメントの分野で、大規模な変革を伴うものだった。本書では、イメルトみずからが、GEでの経営を振り返り語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 健全な資本主義のためのコーポレートガバナンス
    550円 (税込)
    物言う株主たちのせいで、企業が短期的利益のみ追求し長期的視点を持てない、とは最近よく指摘されることである。物言う株主たちは「経営の目的は株主価値の最大化である」ことを大義に掲げているが、この考え方は1970年代に経営学者が提唱した、エージェンシー理論に源流がある。本書ではこのエージェンシー理論の問題点を挙げ、その影響を解説したうえで、企業中心のよりよい理論を構築するため、企業統治と株主対応の拠り所となる8つの命題を提示する。企業経営に真に求められているものは何か、そのための統治手法とは何だろうか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「医療界のエジソン」がイノベーションを生み出し続ける仕組み
    550円 (税込)
    マサチューセッツ工科大学コッホがん総合研究所にあるボブ・ランガーの研究室は、年間予算1730万ドル、100人を超える研究員を抱える、世界最大の生体工学研究室といわれている。薬物送達システムと再生医工学の分野で特に成果を上げているが、その取得特許数は(申請中のものも含めて)1100件以上。製薬企業や化学企業、医療機器企業などにライセンスされており、研究室から生まれた会社も数多い。イノベーションを生み出し続け、初期研究と商業開発を結び付けている仕組みはどこにあるのか。「世界を変え、もっとよい場所にする問題に取り組みたい」というランガーの価値観や研究室のモデルに、企業が学ぶところは大きい。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 英語公用語時代の多文化コミュニケーション
    550円 (税込)
    日本企業のグローバル化が急速に進展している。人口減少、国内経済の長期的な低成長等を考えれば、成長を目指す企業としては、円高を利用し成長が望める国への投資や企業買収を行うのは当然のことである。しかし最大の課題は、海外企業を買収した後、それをどのように軌道に乗せるかにある。真のグローバル企業を目指すのであれば、経営陣が英語でコミュニケーションができなければ、優秀な人材を引き止めておくことはできない。社員全員が英語を話す必要はないが、国際部門や海外子会社の経営部門に勤める者に高い英語能力は必須である。社内でコミュニケーションの壁があってはならないからだ。本書では、主にヨーロッパで国際金融機関、世界有数のコンサルティング・ファーム、国際機関等に勤務した筆者が、グローバル社会で求められる英語能力、コミュニケーション能力とは何かを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 社会の理想と企業の成長を両立させるブランド戦略
    550円 (税込)
    近年の消費者は商品選択の際に、機能的なメリットだけでなく、社会的な問題に目を向けているかどうかを考えるようになった。そのため、企業では社会目的を意識したマーケティングやそうしたプログラムへの投資などは増加しつつある。これらがうまく機能するならば問題ないが、思わぬ反感や怒りを招くなど、深刻な影響をもたらすことも多々ある。筆者らは社会目的を掲げた多くのブランドプログラムを調査し、そうしたプログラムの設計に携わる中で、適切なアプローチを開発した。社会目的のアイデアを3つの領域で探し、そのリストを絞り込んでいく、という方法を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • B2B顧客の悩みを解消する「処方箋型」営業
    550円 (税込)
    B2Bの場合、顧客こそが支配的な立場にいると営業担当者は考えているが、情報があふれ、選択肢が増えた現在、顧客の悩みは深くなっている。この問題を解決するには「購入を簡単にすること」で、これまでのような顧客に気を遣う「対応型」アプローチではなく、積極的な「処方箋型」アプローチが求められる。具体的な根拠に基づいたアドバイスをし、しっかりした意見を述べ、わかりやすい説明と簡潔な説明をする──こうした処方箋型アプローチを組織能力として取り込むための、4つのステップを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • AR戦略:拡張現実の並外れた可能性
    550円 (税込)
    戦略論の大家であるマイケル E. ポーターはこれまでも、技術と戦略についてさまざまに論じてきた。3年前のIoT(モノのインターネット)と戦略をめぐる論文も話題を集めたが、今回AR(Augmented Reality:拡張現実)に焦点を当てる。デジタルのデータやイメージを物理世界に重ね合わせるこの技術群は、デジタルとリアルの世界の隔たりを縮め、いまだ開拓されていない人間の能力を引き出す。本書ではARの本質、進化するその関連技術と応用形態、ARが極めて重要である理由を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。※ARはペーパーホワイト端末非対応です。
  • 人工知能が汎用技術になる日
    550円 (税込)
    「人工知能」(AI)という言葉が生まれたのは1955年。以来、本来の実力を超えて、現実離れした期待と見通しを世間に生み出してきた。そのため「AIは飛躍的な進歩を遂げる」という考えが広まる一方で、強い懐疑論も生まれた。しかし、近年のAIは「知覚」と「認知」という2つの分野で大きな進歩を遂げた。本書では、AIが現在すでに実現していることと、その発展がどれほど急速かを確認したうえで、AIが秘める本当の可能性とそれが実務に与える影響、そして導入の障壁について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ドローン・エコノミー:データ取得の革命がビジネスを変える
    550円 (税込)
    ドローンはもともと、軍事利用を念頭に開発された武器である。それがいまや、誰でもどこでも買える玩具として流通したり、ビジネスの道具としても積極的に活用され始めたりしている。ドローンが最も力を発揮するのは、「モノの配達」ではなく「データの取得」である。そして、ドローンの自動運転技術が確立され、地球の完全なるデータ化が実現するという革命が起きた時、そこには巨大な市場が生まれる。『ワイアード』誌の元編集長であり、ドローン製造企業のCEOを務めるクリス・アンダーソンは、そう主張する。本書では、日々進化を遂げる「ドローン・エコノミー」が、ビジネスにいかなる変化をもたらすかが示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営戦略と技術をどう結び付けるか
    550円 (税込)
    インターネットやIoT(モノのインターネット)、さらには人工知能などの技術は、企業の戦略に大きな影響を及ぼしている。本書はHBR1980年7-8月号に発表されたものだが、ちょうど技術上の問題は戦略上の意思決定の中で議論すべき、という考えが広まった頃であった。本書では、それ以前の、技術をめぐる問題について経営戦略、経済学、組織、製造などの視点から論じたさまざまな文献をひも解き、その答えを探っている。技術とは「企業が自社の創造力を財やサービスへと具現化して成功をつかむための、計画と生産に関する精緻な体系」であることはいまも変わらない。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(1980年12月号)に掲載された翻訳を見直し、『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年1月号)』に再掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 叱咤激励の技術
    550円 (税込)
    リーダーがかける叱咤激励の言葉一つで、みんなのやる気に火がつき、よりよい成果を引き出したりできる。ただし、そのやり方は個々人が手探りで、自分のスタイルを確立していくしかないとされてきた。これに対して筆者は、スポーツ心理から軍事史などまで幅広い分野の調査研究から導き出された、モチベーション・ランゲージ・セオリーを活用すれば、もっと効果的にメッセージが伝えられるようになると言う。特に重要なのが「方向性」「共感」「意味付け」という3要素である。本書では、実際のスピーチの分析事例も紹介しながら、相手や状況を踏まえて、この3要素をどのような配分で組み合わせればいいかについて解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 潜在能力を開花させる経営リーダーの育成法
    550円 (税込)
    世界有数の大企業では、新任CEOの30%が社外から招聘されているという調査がある。これは社内の人材不足が原因ではなく、多くの組織が将来のリーダーをどう育成すればよいのか理解していないために、リーダー候補が思うような活躍ができないせいだと筆者らは指摘する。社内でリーダーを育てるためにはどうすればいいのか。本書では、各人の潜在能力と現在のコンピテンシー水準を見極め、潜在能力から見た成長余地を把握して必要な経験や支援を与えるという、科学的な人材育成方法を提案し、その方法を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「いいね!」にはどれだけの価値があるか
    550円 (税込)
    フェイスブック、ツイッター、LINEなどソーシャルメディアを活用したマーケティングに多額の予算を投じる企業が増えている。はたして、投資効果は十分にあるのか。ソーシャルメディアで「いいね!」をくれた人はその後の購買行動が変わっているか。その友だちに波及効果を及ぼしているか。1万8000人以上を対象に行った筆者たちの調査研究では、ソーシャルメディアで支持表明しただけではあまり効果はないが、適切な施策と組み合わせれば異なる成果になりうるという。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 世界のCEOベスト100
    550円 (税込)
    経営者が短期主義に陥ってしまう要因はさまざまである。低成長、アクティビスト(物言う投資家)の存在、政情不安──数え上げたらきりがない。その一方で、努めて長期的な視野を持ち続け、何年にもわたって優れた業績を収めているCEOもいる。2016年版のランキングに名前を連ねたのは、そうした一流のCEOたちだ。なお、このランキングの指標には2015年から、環境・社会・ガバナンスという3つの視点を取り入れたが、2016年はさらにそれを改善し、ランキングの精度を高めている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • IDEO流問いかける力
    550円 (税込)
    未来を予測することが非常に困難な時代に生きる私たちは、個人も組織も、みずから未来をつくっていくしかない。誰もがゼロから新たな価値を創造する場面に直面しうる中で役に立つのが、「問いかけ」によるアプローチである。本書では、クリエイティブなアイデアにつながる「最初の問いかけ」の設定から、アイデアを発展させる「問いかけの変化」のプロセスまで、IDEO Tokyoの野々村健一氏が実践例を交えながら論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 課題設定は意志から始まる
    550円 (税込)
    現在の延長線上に未来はないといわれて久しいが、政府も企業もいまだに、リニア(線形)思考から脱け出せていない。いま求められているのは、複雑な物事を安易な方法で単純化して、わかった気持ちになることではない。現実世界の複雑性を受け入れながら、真に向き合うべき課題を見抜いたうえで、創造的な解決策を導くことである。本書では、建築の世界に身を置いたのち、マッキンゼー・アンド・カンパニーの東京支社長を務め、現在は東京大学で社会人プログラムを運営し、「社会システム・デザイン」の訓練を行う横山禎徳氏が、課題設定の要諦を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • そもそも解決すべきは本当にその問題なのか
    550円 (税込)
    多くの企業が自社の問題解決能力にはそれなりに自信を持っている。それに対して、解くべき問題を見極めること、すなわち問題診断は苦手としている。だが、創造的な答えを導くには、そもそも何が解決すべき問題なのかを理解することが不可欠である。本書では、そのために「リフレーミング」という手法が提示される。問いの設定を誤ったまま漫然と行動することを避け、自社にとっての問題を正しく定義するうえで有効な、7つのコツが示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リニア思考の罠から逃れる4つのステップ
    550円 (税込)
    私たちは、販売数量が増えれば、売上高が増えるというように線形(リニア)な関係で物事をとらえがちである。しかし、世の中は必ずしもそうした関係だけで成り立っているわけではない。たとえば、お金や時間など経営資源を投じても、一定規模を超えると効果が鈍化するというように、「非線形な現象」は至るところで見られる。このため線形な関係だと思い込んでいると、無駄が生じたり、重要な意思決定を間違えたりしてしまう可能性がある。本書では、私たちが陥りがちな線形バイアス、よく見られる非線形のパターン、バイアスを回避するための4ステップについて解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ビジュアル・コミュニケーション:データの可視化で解を導く
    550円 (税込)
    ビジュアル・コミュニケーション──具体的にはデータの可視化は今日、マネジャーにとって必須のスキルである。その方法でしか理解できない仕事が多くなっているからだ。この変化を推進しているのが、圧倒的なスピードとボリュームで収集されるデータである。意思決定はデータ依存度を深め、視覚化などの抽象化プロセスなしには理解できなくなっている。このコミュニケーションの優劣は、その目的とデータの質の組み合わせに応じて適切な方法を取れるようになることにかかっている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 社内SNSを上手に使いこなす方法
    550円 (税込)
    現在、コラボレーションやナレッジ共有を促進するために、社内SNSのツールを導入する企業が増えている。たしかにこうしたツールは大きな効果があるが、使用に当たって非公式なコミュニケーションを制限してしまったり、SNSに誘導されて誤ったデータに注目してしまったり、という罠にはまるおそれもある。本書ではこれらの問題点を指摘したのちに、社内SNSが組織にとって最大の恩恵をもたらすための指針を示す。SNSの導入はそれほどの投資もいらず、それ自体はプライベートでも浸透しているために簡単なことに思えるかもしれないが、実際は非常に複雑で注意を要するものなのだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 小売業界の最終勝者になるために(インタビュー)
    550円 (税込)
    小売市場はアマゾン・ドットコムの急成長で激変している。同社の発祥の地である米国では既存の流通企業が次々と窮地に追いやられている。そこで注目されるのが、最大手ウォルマート・ストアーズがいかにこの攻勢に立ち向かうか、リアル店舗や従業員をどう処していくのかなどである。本インタビューでは、同社生え抜きトップが戦略建て直しと組織変革の苦悩を吐露するとともに、全世界の小売関係者にとって参考になる戦略的施策を提示している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 卓越したプロフェッショナルをコラボレーションに巻き込め
    550円 (税込)
    プロフェッショナルサービス・ファームなど知識労働を提供する企業が、最先端を走り続け、顧客に適切なソリューションをもたらすためには、それぞれの分野の専門家が自分の領域に全力を傾ける一方で、分野や業務の垣根を超えてその知識を統合しなければならない。しかし、これまで優れた専門能力を持つスターを中心に進めてきた組織では、協働的な文化を育むのが難しい。本書では、がん研究所という非常に専門性の高い研究者たちの組織で、協働的な文化に変えていったケースを紹介し、これをビジネスの世界に活かす方法を提案する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 過去にしがみつかず変革の道を歩む(インタビュー)
    550円 (税込)
    テクノロジー企業として100年以上の歴史を持つ稀有な存在のIBM。その経営の舵を6年前に継承したジニー・ロメッティは、さらに長期成長を目指して、事業を大転換している。新たなビジネスモデルに合わない伝統事業を売却する一方、クラウドベースのソリューション事業に注力し、AI(人工知能)プラットフォーム「ワトソン」等の先端技術に多額投資。筆頭株主ウォーレン・バフェットによる保有株の大量売却にもめげず、変革をやり遂げようとする胸の内を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客の習慣を科学する
    550円 (税込)
    ほとんどの人には、特別な理由がないにもかかわらず、習慣的に買い続けている商品やサービスがあるのではないか。それらはなぜ、選ばれ続けるのか。実際のところ、その真の理由は本人でもわからない。ましてや、企業がアンケートやインタビューを行うことで、それを把握するのはほぼ不可能である。しかし、顧客の行動原理を理解することで、自社の商品・サービスが選ばれ続けるヒントを得ることはできる。本書では、実験心理学・認知科学・脳神経科学の専門家であり、早稲田大学教授を務める渡邊克巳氏によって、習慣的な購買行動を生むメカニズムが解き明かされる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客の「選択」を「習慣」に変える
    550円 (税込)
    企業は顧客を逃がさないために、多くの時間と資金を費やして、いままで誰も見たことがないような商品、かつてないほど魅力的な商品で顧客を喜ばせようと努力している。ところが最近の行動研究の成果によれば、顧客の側は、企業の積極的な変革を好むのではなく、自分に馴染みがあって、簡単に買えるものを求めていることがわかってきた。となれば、企業が競争優位を持続させるためには、顧客に「選択」させるだけではなく、「習慣」をつくる必要性がある。本書では、自社の製品やサービスを、顧客がいつも本能的に快適さを感じて選択してしまうような、「累積的優位」の重要性について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 習慣的な購買は、永遠ではない
    550円 (税込)
    アラン G. ラフリーとロジャー L. マーティンの論文「顧客の『選択』を『習慣』に変える」を受けて、経営戦略を長年研究してきた気鋭の学者が、対論を提示する。まず、技術革新や新しいビジネスモデルが普及すると、習慣は急激に変化する、と指摘する。そのうえで、顧客の習慣を維持させようとすることと、市場へのアプローチを刷新する施策をバランスさせることを提案する。※本書は「顧客の『選択』を『習慣』に変える」の内容を基に構成されています。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 賞味期限切れの戦略に縛られるな
    550円 (税込)
    かつて有効だった戦略に固執してしまう現象を「エスカレーション・オブ・コミットメント」(関与の拡大)と呼ぶ。企業の失敗原因はいくつもありうるが、業界リーダーの消滅に関する学術的な事例研究ではたいがいの場合、エスカレーション・オブ・コミットメントが大きな原因とされている。特定の戦略に固執するようになると、そこから抜け出すことが難しくなるが、その罠に陥る可能性を減らす対策はある。意思決定のルールを決めることだ。心理学や社会学などの学問的研究に依拠した、有効な組織ルールを紹介しよう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「成長」から「成熟」への戦略分岐点
    550円 (税込)
    小売業界は企業の栄枯盛衰が激しい。既存企業とは異なるサービスやビジネスモデルで消費者ニーズをつかむことに成功した小売企業は、順調に成長を続けるが、いずれ壁にぶつかる。その際、企業は何をすべきか。巨大小売企業37社の財務データを分析した結果、売上げが鈍化した後に生じる利益率の差は、戦略転換の有無に起因することがわかった。本書では、いつ、どのように戦略を変えるべきかを判断する指標を示し、低成長でも利益を高める生産性向上策を提案する。その示唆は他業界にも通じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「一発屋」のスタートアップが二度目の成功を手にする条件
    550円 (税込)
    ポケモンGO、フィットビット、ゴープロなど 近年、登場するやいなや破竹の勢いで市場を席巻する「ビッグバン型破壊者」が登場している。しかしその多くは、従来市場を独占してきた商品と比べると、成功期間が短い傾向にある。このような企業は、落ち込む収益を回復する手立てを持たないばかりか、終わりかけの商品にリソースを注ぎ込み、急激に終幕へと向かってしまう。本書では、大成功を収めたスタートアップ企業が危機を迎える瞬間に焦点を当て、既存の企業の参考にもなる、危機が発生する理由とその回避方法について論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 取締役会の新たな役割:イノベーションを統治する
    550円 (税込)
    かつて取締役会は、堅実かつ慎重な意見の代弁者として、経営陣にリスクの低減を求めてきた。しかしいまでは、競争優位の獲得のため、現状を打破するイノベーションを求めるようになっている。イノベーションの推進という課題が、コーポレートガバナンスを大きく変えようとしているのだ。しかし、こうした新しい関係性に馴染めない取締役も多い。筆者らは大手企業の取締役に調査し、イノベーションの統治という取締役会の新たな課題と改善点を分析した。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • マルチチーミング:複数チームへの参加を組織の強みにする
    550円 (税込)
    組織のさまざまな課題に対処するにはチームが有効だが、複雑化する問題解決に各メンバーの専門知識が求められることが多いため、メンバーが複数のチームに所属することは珍しくない。筆者らは、こうした複数チームへの所属をマルチチーミングと呼ぶが、これには組織の経営資源をフル活用し、知識移転に役立つという利点がある一方、あるチームに火急の問題が発生すると、別のチームが立ち行かなくなったり、メンバーが疲弊したり、経営資源の奪い合いになったりすることもしばしばだ。本書ではマルチチーミングの問題点を解決し、利点を最大限に引き出す方法を論じる。複数チームを戦略的に管理することは手間も暇もかかるが、組織に真のメリットをもたらすためには必要なことである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営者は黒字に逃げてはいけない(インタビュー)
    550円 (税込)
    企業が持続的な成長を遂げるためには、過去の成功体験に囚われることなく、経営環境の変化に対応し続けなければならない。サイバーエージェントは、創業から20年にも満たない短期間で、3度にわたる大胆な事業転換を実行してきた。同社代表取締役社長を務める藤田晋氏は、自社の転換点をどう見極め、いかに実践したのか。目先の黒字を追求し一時の安心を得るのではなく、たとえ大きな痛みを伴っても、覚悟を持って将来につながる投資を続ける。さまざまな失敗を乗り越える中でたどり着いた、藤田氏の経営哲学が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 戦略転換の壁を越える法
    550円 (税込)
    今日、経営環境は目覚ましいスピードで変化しており、企業が持続的成長を遂げるためには、過去の成功体験を否定し続けることが、より重要となっている。だが、多くの企業がうまくいかない現状に目をつぶって捨てられずにいたり、何とかなるかもしれないという甘い期待で様子見したりしてしまう。こうした事態を回避し、真に自社の将来を賭ける重要な意思決定を下すために、経営者は何をすべきなのか。長年にわたり、この経営課題と向き合い続ける、慶應義塾大学大学院の清水勝彦教授は、「戦略的柔軟性」を高めることが必要だと説く。本書では、組織の戦略転換を阻む壁の存在を明らかにしたうえで、戦略的柔軟性を向上させるための6つの提言が示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業変革を繰り返し成功させる方法
    550円 (税込)
    企業変革の4分の3が失敗に終わるといわれている。その理由として、実行方法が問題とされることが多い。だが、筆者らの分析によると、そもそも何を変えるべきかを誤ってとらえているのも大きな要因だという。環境変化がより激しさを増すいま、企業が成長を実現するためには、自社の変革を繰り返すことが不可欠である。本書では、多様なケーススタディをもとに、真に効果的なチェンジマネジメントを実現するうえで必要な3つのステップが示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 社風を活かして変革する企業
    550円 (税込)
    組織文化は企業に深く根を下ろしていて、容易には変更できない。したがって、経営者が企業を変革しようとする際は、往々にして、組織文化には手をつけず、戦略を転換することによって、それを実行しようとする。しかし、筆者らが提言する5つの原則に則れば、組織文化を触媒として企業を変革することができる。本書は、組織文化と戦略転換を両軸とする、企業変革の核心を突いた名著である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年12月号)』に掲載された記事を編集し、同誌2018年5月号に再掲載されたものを電子書籍化したものです。
  • 変革は企業文化に従う
    550円 (税込)
    優れたリーダーは、戦略と文化の力を最大限に活用することで、大胆な変革を成功に導いてきた。ただ現実には、社風という名の文化を武器に変えるどころか、その影響力とダイナミクスを理解していないがゆえに、足をすくわれるケースがほとんどだ。変革を実現する組織文化を構築するにはまず、自社の社風に対する理解を深めることが不可欠である。本書では、そのために知っておくべき8つの文化特性を明らかにしたうえで、社風をマネジメントするための方法が示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 組織再編:一新か、修正か
    550円 (税込)
    変化を続ける市場に対応するために、企業はしばしば組織再編を迫られる。組織再編には、組織を一新する再構築(リストラクチャリング)と、微調整に留める再構成(リコンフィギュレーション)がある。どちらもイノベーションを推進し、業績の向上を目指す点では同じだが、成功するかどうかは状況によりけりである。筆者らは、これら2つの方法についてさまざまな事例をもとに、定性的かつ定量的な研究を続けてきた。組織の一新か、修正か、適切な方法を選び、効果を最大にするためのフレームワークを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 個性派集団のひらめきを形にするマネジメント
    550円 (税込)
    カプコンが誇る大ヒットゲーム『モンスターハンター』シリーズは、2004年の発売以降、10年以上にわたり世代を超えて愛され続けている。最新作『モンスターハンター:ワールド』は世界出荷本数800万本を記録した(2018年4月16日時点。ダウンロード版を含む)。同作の完成までには構想から3年半もの歳月を要し、制作に直接関わった人の数だけでも延べ数百人、制作費はハリウッド映画に匹敵する金額である。本書では、長年『モンスターハンター』シリーズに携わり、現在はプロデューサーとしてこのタイトルを牽引する辻本良三氏が、開発スタッフ一人ひとりに創造性を発揮させながら、大規模チームで一つの作品をつくり上げるのに必要な5つのポイントを明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • すべては、社員の幸せから生まれる
    550円 (税込)
    アウトドアブランドのスノーピークは、2014年に東証マザーズ、2015年には東証1部上場を果たすなど順調な成長を続けている。事業規模の拡大のみならず、本社にキャンプ場を併設したり、特徴的なオフィス環境を用意したりするなど、社員の働き方の充実にも力を入れて注目を浴びる企業である。だが、山井太氏が代表取締役社長に就任した当時、長時間労働が常態化しながらも、業績はいっこうに上がらない過酷な労働環境であった。同社はいかにして、その状況を脱し、成長企業へと変貌を遂げたのか。そこには、自分たちはユーザーの幸せをつくるという信念、そして、そのためには社員自身が幸せに働かなければならないという哲学がある。本書では、変革を先導した山井氏みずからが、その要諦を明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ハブ・エコノミー:少数のデジタル企業が世界を牛耳る時代
    550円 (税込)
    アマゾンやグーグル、アップルなど、デジタルパワーを活かした少数の企業が、ネットワークを押さえ、そこから上がる富を一人占めしている。こうしたネットワークのハブを押さえた企業に価値や権力、データが集中する状況では、社会や経済が不安定になるのは避けられず、これを問題視する声も上がり始めた。こうしたハブ・エコノミーの興隆のメカニズムを探るとともに、旧来型のビジネスである自動車業界を例に取り、今後の変化やハブ・エコノミーに対抗する方法などを考察する。ハブ・エコノミーの進化は止められない。しかし健全な経済社会の維持のために、何をすべきなのだろうか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 高業績CEOの資質は4つの行動に表れる
    550円 (税込)
    長年CEOの後継者育成に関する助言を行ってきた筆者たちは、取締役会が考える理想的なCEOの資質と、実際に大きな成果を生むそれとの間に存在するズレに気づいた。そこで「CEOゲノム・プロジェクト」を立ち上げ、CEO2000人を含む経営幹部1万7000人の一人ひとりの評価、経歴、業績、行動パターンが詳しく収録されたデータベースを構築し、10年以上にわたって高業績CEOが備える資質について分析を行い、高業績CEOに共通する4つの行動・態度を特定した。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 無印良品(MUJI):グローバル展開の軌跡
    550円 (税込)
    装飾や過度なデザインを排し、日本の消費者なら誰もが欲しいと思う、手頃な価格の美しい商品を製造販売する──「無印良品」のブランド名自体が物語るコンセプトの実現を大事としてきた良品計画。世界で通用する商品という自信を持ち、試行錯誤しながら、27カ国・地域403店と国内418店(2017年2月)へと市場に浸透させてきた軌跡が明かされる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 買収型起業に成功する法
    550円 (税込)
    企業のトップとして経営に携わるためには、いくつかの道筋がある。大手企業で出世コースに乗ったり、みずからが起業したりする方法のほか、近年増え始めたのが、既存の中小規模の企業を買収してその経営者に収まる、という方法で、日本でも注目を集め始めている。本書では、こうした起業を「買収型起業」と呼び、実際にビジネススクールでこれについての講座を持っている筆者たちが、その準備から、交渉、取引、経営の継承に至るまでのロードマップを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「#MeToo」運動を機にセクハラ文化は終わるのか
    550円 (税込)
    有史以来、女性は差別的ステレオタイプの対象となってきた。そして職場にも当然のごとく文化として根差している。ようやく昨今、ソーシャルメディアの伝播力をてこに、セクシャルハラスメントに対する抗議運動が世界的に高まりつつある。以前では考えられないことだが、著名人や高い地位にある男性が失脚する例も出てきた。だが、これで本当にハラスメント文化は終わるのだろうか。そのために男性がすべきこと、女性がすべきことを考える。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 自社が賭けるべきテクノロジー領域を見極める法
    550円 (税込)
    企業が新しいテクノロジーを開発する際、どの領域に重点を置くか、それが競争優位につながるかの判断は、戦略を決めるうえで重要である。しかし、多くの企業は判断を誤り、顧客が求めていないテクノロジーの改善に邁進する。けれども新しいテクノロジーの将来は、想像するほど予測不可能なわけではない。本書では、3段階のエクササイズを紹介し、次のイノベーションがどの領域で発生するか、その予測方法を示していく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 会議の三重苦を解決する5つのステップ
    550円 (税込)
    多すぎる会議は、しばしばビジネスパーソンの不満の種となり、それを放置することで、生産性、集中力、エンゲージメントなどに悪影響を及ぼすことがわかっている。本書では、チームや組織の会議への取り組み方を変える5つのステップと、事前に行うべき診断作業を説明する。会議の変革の成果は、会議の場を超えて、組織全体に広がることが多く、組織変革の一助にもなるだろう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 自社をプラットフォーマーに転換する法
    550円 (税込)
    グーグルやアマゾン・ドットコムのように、多くの企業がそこでビジネスを行うためのプラットフォームを提供する事業者、いわゆるプラットフォーマーは今日、市場への影響力が強く、巨額の利益を得ている。経営者にとって羨望の存在である一方で、自社がそうなることは諦めがちであるが、条件が整えば、プラットフォーマーへの転換は可能である。本書ではそのための4つの方法を具体的に示し、それぞれの戦略的なメリットや落とし穴を検討する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • フィットネス業界で顧客の心をつかみ続ける方法
    550円 (税込)
    暗闇に大音量の音楽が流れる中、サイクリングマシンを高速で漕ぐエクササイズをご存じだろうか。これは米国のソウルサイクルで始まったエクササイズで、同国で急成長中である。フィットネス・ダイエット業界は流行り廃りが激しく、ブームにはなっても、消えていったものは数多い。しかし、本書のソウルサイクルCEOは自社の持続的成長に自信を持つ。その理由は、優れたインストラクターの採用、絶えざるイノベーション、練られた出店戦略など、さまざまだが、一番のカギは、モノより経験が望まれる時代にあって、一緒に漕ぐ仲間との一体感を生み出す、ユニークなユーザー体験をつくり出したことにあると言う。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 最良のリーダーは偉大な教師である
    550円 (税込)
    部下の教育や成長の促進は、能力開発研修や評価制度などの仕組みで行うものと、思い込んでいないだろうか。リーダー研究を重ねてきた筆者は、優れたリーダーと並のリーダーの違いは、日々折々に触れて部下の個別教育にいそしむかどうかにあると言う。いわゆるOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)だが、そこで扱う内容は業務に役立つ知識・スキルから、ビジネス原則や処世術まで多岐にわたる。しかも、部下の心に深く刻み込まれ、後々まで教訓となることが多い。こうした教育は誰にでも可能だが、教えるべき内容やタイミングをわきまえ、個々人が受け入れやすい方法論を選ぶことがポイントになる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「職場の孤独」という伝染病
    550円 (税込)
    孤独という伝染病が広がりつつある。ある調査では、米国の成人の4割が孤独を感じると述べている。孤独は心疾患、認知症、鬱病、不安神経症のリスクを高め、人々の創造力を狭め、推論や意思決定といった職務遂行機能を損ない、仕事のパフォーマンスを低下させる。即刻この状況に対して対策を講じなければならない。そのためには、私たちが多くの時間を過ごす家庭、学校、職場などの関与が必要である。なかでも企業は、社会的レベルで変革を推進する力があり、従業員、パートナー、顧客の間のつながりを強めるだけでなく、イノベーション・ハブとしての役目を果たすことで、他の組織にも孤独への対応を促すことができる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場の孤独への対処法:ウェルビーイングを追求する
    550円 (税込)
    近年のさまざまな研究を通して、従業員が職場で孤独に陥ることは、個人にも組織にも甚大な悪影響をもたらすことがわかってきた。では、組織はいかにして、従業員の孤独と向き合うべきなのか。そのカギを握るのが「ウェルビーイング」(well-being)である。本書では、従業員の孤独を解消し、活きいきと働くうえで不可欠なウェルビーイングに着目し、特に日本企業がこれを追求するために、従業員、マネジャー、経営者それぞれの立場で何をすべきかを考察する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人は生まれながらにつながり、孤独でもある(インタビュー)
    550円 (税込)
    いま、孤独が個人や組織にもたらす弊害が注目を浴び、孤独をどう解決すべきかの議論が盛んである。だが、孤独から逃げるために表面的なつながりを求めるのは、他人を利用する行為であり、それは孤独感を増す要因にしかならない。そうではなく、まず、人は生まれながらにしてつながっており、同時に孤独でもあるという事実と対峙することが始まりだと、曹洞宗の僧侶である藤田一照氏は言う。本書では、仏教の視点、またグーグルやフェイスブックなど米国の先進企業で坐禅を指導してきた藤田氏の豊富な経験をもとに、孤独との向き合い方が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「学習優位」の競争戦略
    550円 (税込)
    事業の環境変化が激しく、未来や市場を見通した的確な戦略も、他に比類ない水準の経営実践力も、持続的な競争優位を保証するものではない。そんな厳しい時代においても成長を続けた世界企業100社を分析した筆者は、強い競争力に共通する4つの要因を抽出した。それらを日本企業が習得し、非連続な変化の環境を生き抜くことに必要な「学習優位の経営」という施策を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 仕事で「幸福」をつかむには感情的知性(EI)が不可欠である
    550円 (税込)
    米国の社員の3分の2近くが仕事に飽き、関心が持てず、疲れ果てていることを数多くの研究が明らかにしている。なぜこれほど多くの人々が、満足のいかない仕事や大きなストレス、燃え尽き症候群、慢性的な不幸感を受け入れているのか。成功すれば幸せになれると信じている人が多いが、真実は逆である。いま世界的に注目を集めているEI(エモーショナル・インテリジェンス、感情的知性)を発揮し、幸福を阻む罠を乗り越える方法を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • A/Bテストの効果的な実施法
    550円 (税込)
    マイクロソフトの検索ソフトBingは、広告見出しの表示を変えたことで劇的に収益が上がったが、それは見過ごされていたアイデアをあるエンジニアがA/Bテストにかけ、大きな成果を収めたことがきっかけだった。新しいアイデアの価値を測るのは難しいが、A/Bテストをはじめとするオンライン実験を実施するためのソフトウェアや組織スキルを開発すれば、ビジネスモデルや戦略、製品、サービスなど、あらゆるものを比較的低コストで評価することができる。本書では、筆者たちの35年以上の研究と実践をもとに、実験の設計・実行方法、完全性の確保、解釈や課題への対処法などを伝授する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 契約書から難解な法律用語を排除する
    550円 (税込)
    契約書はおしなべて、法律の専門用語だらけで素人にはほとんど意味のわからない、長々とした難解な文章で書かれている。しかし、読んで理解するのに長時間が必要だったり、自分のビジネス案件なのに契約書の解釈を弁護士に頼んだりしなければならないのは、あまりに非効率・不合理ではないか。そうした疑問から筆者は、契約書をプレーンランゲージ(平易な言語)で書くことにチャレンジした。実践してみると、従来に比べて時間とコストが大幅に節約でき、顧客からも大好評を得た。自身の経験をもとに、そのプロセスにおける課題と、それを解消するノウハウを公開する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • デジタル広告を炎上させない5つの指針
    550円 (税込)
    インターネット上の閲覧履歴や興味・関心などに関する「パーソナルデータ」の取り扱いが、企業にとって見過ごせない重要なテーマとなっている。デジタル広告を打つ際、豊富なデータと高度なツールが利用できるだけに、いかに消費者の反感を買わずに最大限の効果を引き出すかが問われている。しかし、消費者の心理は複雑で、プライバシー侵害だと感じることもあれば、そうでないこともある。本書では、データの取得が直接的に行われたのか、第三者からの提供かという違いに着目しながら、デジタル広告の配信戦略において、留意すべきポイントについて探っていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「MOOC」による個の学びを組織に活かす
    550円 (税込)
    2008年に、大規模公開オンライン講座の「MOOC(ムーク)」が教育の場に登場したが、MOOCは現在、教育分野だけでなく、職務上に役立つ講座が充実するようになった。そのため、学習意欲のあるビジネスパーソンが、これを利用して専門スキルを獲得し、キャリアの可能性を広げている。にもかかわらず、この種の学習方法を奨励したり、支援したりする企業はわずかである。本書では、従業員の能力開発に役立つMOOCを、企業が有効活用する方法について論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • あなたの性格がキャリアを台無しにする時
    550円 (税込)
    20年前、2人の心理学者が人間の性格のダークな特性を定義し、3つのグループ11特性に分類した。調査によれば、このうち3つは表に出ている人がほとんどで、しかもこれらの特性が極端に言動に出ると、キャリアも組織も台無しになりかねない、という。30歳を過ぎると、自分の中核的な部分を変えることは困難だというが、自己認識や目標設定、粘り強い努力によってダークサイドを制御できる。本書では、これらの特性を理解し、うまく付き合うための方法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 日本企業が「アジャイル」を実践する方法
    550円 (税込)
    いま、「アジャイル」という言葉が注目を浴びている。もともとはソフトウェア開発の世界で普及したコンセプトだが、高速でトライ・アンド・エラーを繰り返すこの仕事の進め方は、環境変化が激しく不確実性の高い時代において、さまざまな業種の多様な業務に適用され始めている。アジャイル手法が、従来型組織の課題を解消するうえで大きな成果を発揮することは確かである。ただし、あらゆる手法がそうであるように、けっして万能ではない。本書では、ボストン コンサルティング グループのパートナーであり、多くの企業でこの手法の導入を支援してきた桜井一正氏と高部陽平氏により、その概要とボトルネック、そして、日本企業が実践する際の具体的な方法論が示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • “面白さ”を追求したら生き物みたいな会社になった
    550円 (税込)
    創業時の思い「仲間と面白い会社をつくろう」と、経営理念「つくる人を増やす」を追求していくと、アジャイル組織になっていた面白法人カヤック。事業は徐々に、広告やPRの受託開発、ソーシャルゲーム、ブライダルなどと幅広く膨らんでいくが、組織構造はフラットで、意思決定は現場で下されている。存在目的を重視し、自主経営を徹底しながら、全体性を確保している同社は、いま注目されている生命体型の「ティール組織」に近い。アジャイルな組織構造や人事制度の特徴と形成の経緯を、創業者が詳述する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アジャイル化する人事
    550円 (税込)
    「アジャイル」という概念はテクノロジー分野に留まらず、広く製品開発や製造など、他分野にまで浸透している。そしていま、その波は人事分野にまで及び始めた。人事業務はこれまで、長期的な視点で遂行され、ルールや計画に基づく手法が一般的であった。しかし、事業環境の目まぐるしい変化によって、長期の計画が意味を成さなくなる中、人事分野でも「アジャイル」の概念が取り入れられ、人材の採用、育成、管理を変えつつある。本書では、人事分野で進む重要な変化とアジャイル人事への移行に伴う課題を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ネットフリックスが「Aプレーヤー」だけを採用できた理由
    550円 (税込)
    本書の筆者、パティ・マッコードはネットフリックスの最高人材責任者を務めていた時、Aプレーヤーばかりを採用できる秘訣を聞かれたというが、そもそも筆者は格付けシステムを思わせるような、Aプレーヤーという言葉が嫌いだそうだ。またマッコードは、昨今の採用で重視される「カルチャーフィット」(企業文化への適合性)についても懐疑的である。本書では、ネットフリックスやその後のコンサルティング活動の経験をもとに、人材採用のポイントを説く。それは、候補者の外見や履歴書では見えない部分を見極める、マネジャーを採用に関わらせる、社内の採用担当者をビジネスパートナーとして扱う、といったことである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 従業員の自由と責任を両立させる経営
    550円 (税込)
    自由闊達な組織文化の中、従業員が伸びのびと仕事をすることで、企業の価値創造力が高まることは一つの理想である。そうした自主性を活かすためには、従業員へのエンパワーメント(権限委譲)が欠かせないが、行きすぎると弊害も発生する。従業員が自由に仕事をしながら、職務に対する責任を自覚する組織となるためには何が必要か。試行錯誤しながらも成長を果たしてきた複数の企業事例を踏まえて、従業員の自由と責任の両立を実現させる方策を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • “イノベーション中毒”を回避する3つの原則
    550円 (税込)
    イノベーションは成長に不可欠である。ただし、イノベーションを追求するのが常に正しいとも限らない。有害無益のイノベーションに資源を浪費している企業も少なくないからだ。イノベーションに躍起になればなるほど、製品ポートフォリオもオペレーションも複雑化する。本書では、イノベーションで害をなさないための3つの原則を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 必要な時に上手に助けを求める方法
    550円 (税込)
    相手に拒絶されるのが不安だ、無能な人間に見られるのは困る──こうした理由から、人に助けを求めることが楽しいと思う人はまずいない。しかし、協働型の文化を求める現代の組織は、マネジャー、同僚たちの協力なしには成り立たない。効果的に助けを求めるには、まずその行動に対する抵抗感をなくすことだ。幸い、すすんで手を貸したいと思っている人は予想外に多い。本書では、心理学に基づいて、相手に気持ちよく助けてもらうためのコツを伝授する。それは相手の仲間意識に働きかけ、援助に肯定的な意味を持たせ、援助の実効性を認識させることだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 所得不平等の構造
    550円 (税込)
    1980年以降、先進国の大半において所得格差が劇的に拡大した。そうした歪みは2016年の英国のEU離脱や米国の大統領選挙にも影響を及ぼし、いまや大きな社会問題となりつつある。ここでは、こうした所得の不均衡は企業間の格差がもたらしているという論考を中心に、ビジネスモデルの違いや競争の減退にその原因を求める意見を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「よい職場」が競争力を生む
    550円 (税込)
    サービス業や小売業など安価な商品・サービスを提供している企業の多くは、「従業員の人件費を抑えることが競争力につながる」と信じているだろう。だが、低賃金でキャリアの先が見えない従業員が熱心に働くわけがない。実際、現場では離職が止まらず、管理職がその対応に追われ、本来の業務に集中できていない。本書は、そんな企業に対して、低賃金のオペレーションを根本から見直して従業員への投資を増やし、従業員重視の「よい職場(グッド・ジョブズ)」を実現することこそが企業の成長につながると説く。スペインのスーパーマーケット・チェーン最大手メルカドーナの事例を中心にそのエッセンスを記す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 従業員への投資が業績改善につながる
    550円 (税込)
    サービス産業において「従業員を重視する職場が競争力を生む」ことがわかっても、それを実行するには戦略チームの組成と現場の理解が欠かせない。本稿では、「トヨタ生産方式」をヒントにした「よい職場」戦略(グッド・ジョブズ・ストラテジー)を詳説し、実際にビジネスに応用するうえでどのような手順を踏めばよいかを示した。大手スーパーマーケット・チェーンや医療診断サービスのコールセンター、ペットショップ・チェーンなどの導入事例から、従業員への投資が業績改善に至る過程を明らかにしよう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ウォルマートU.S.社長が語る職場改革(インタビュー)
    550円 (税込)
    低賃金、貧弱な福利厚生……ウォルマートはこれまで、従業員に厳しい会社というマイナスイメージを世間に与えてきた。しかし、変化の兆しが見え始めている。同社米国部門の社長兼CEOグレッグ・フォーランが、「よい職場」戦略(グッド・ジョブズ・ストラテジー)をこの巨大小売業者に持ち込んだ際の課題とこれまでの実績について語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 現場を大切にする会社が最後に勝つ(インタビュー)
    550円 (税込)
    コンビニエンスストア業界はいま、重大な岐路に立たされている。ナショナルチェーンによる出店は過当競争が長く続き、もはや店舗数だけでは勝負できない。細分化する顧客ニーズに応じたサービスを実現しようにも、現場は慢性的な人手不足にあり疲弊し切っている。ファミリーマート代表取締役社長の澤田貴司氏は、本部が現場の実情を見ないまま画一的なオペレーションを続けてきたことに問題があり、それが仕事の効率性を下げる要因となって、現場スタッフのモチベーション低下にもつながっていると言う。本書では、澤田氏が同社で進める、徹底した現場重視の改革が詳細に語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 最高のおもてなしは従業員満足から生まれる
    550円 (税込)
    創業から100周年を迎える元湯陣屋。これまでに将棋・囲碁のタイトル戦を300以上開催するなど、歴史と伝統を誇るこの老舗旅館は、2009年、10億円の負債を抱えて倒産の危機に瀕していた。そうした中で同旅館の改革に取り組み、わずか3年で黒字転換を果たしたのが、宮崎知子・富夫夫妻である。旧来の慣習を打ち破って徹底的な効率化を進めると同時に、旅館業としては異例といえる週休2.5日制を導入したり、業界平均を大幅に上回る給与水準を実現したりするなど、従業員満足の向上に努めた。本書では、女将の宮崎知子氏が、老舗旅館変革のプロセスを詳述しながら、顧客満足を高めるためには従業員満足の向上が重要であるという経営哲学を明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 給料よりも大切なもの
    550円 (税込)
    半世紀前の米国のブルーカラーにとって、よい仕事とは大手メーカーに勤め、よい給料をもらうことだった。しかし今日、よい仕事=よい給料という図式は崩れている。知識労働者と同様にブルーカラーも、新たなスキルを学び、自分の仕事がどのように会社の成功に役立ったのかを、知りたがっているのだ。ブルーカラーに主体性を持たせることで、企業の業績が高まることは研究によっても裏付けられている。本書では、従業員が経営に対して関心を持つ、オーナーシップの文化を醸成する意義や方策について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • あなたはスタートアップで働けるのか
    550円 (税込)
    筆者はMBA卒業後、以前在籍した安定した職場ではなく、スタートアップに就職、以来、数社のスタートアップのジョイナー(参加者)を経験し、ベンチャーキャピタリストとして100社を超える企業に投資してきた。スタートアップは伝統的な企業と違い、難しい面もあるが、そこでの学びは自律性や創造性を養い、職業人としても個人としても成長させてくれるものだという。本書では、筆者の経験から、スタートアップへの適性を説明し、適切な企業の選び方、飛び込み方を伝授する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 日本企業はなぜ変われないのか
    550円 (税込)
    経済環境の変化が激しくなっている今日、伝統的な企業変革理論は、その実行では時機を逸したり効果が十分でなかったりと、限界が顕著になっている。また、日本の組織風土に根差した桎梏もある。筆者はコンサルタントとして、そうした課題に何度も直面し、克服してきた経験を通して、日本企業に適した変革方法を確立した。前半でその手順を解説した後、後半で組織文化や個人の意思との関係を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • USJで実践した数学マーケティング
    550円 (税込)
    デフレ経済の中、価格を上昇させかつ来場者数を伸ばし続けているのが、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)である。その秘訣は徹底したブランド価値の向上と、データに基づく数学マーケティングの実践である。顧客の心を数字を駆使して読み取ろうとする試みは、多くの企業に影響を及ぼす。同社の成長を担ったマーケターとアナリストが数学マーケティングを用いた意思決定の方法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アシックスの変革:何を変え、何を守っていくか(インタビュー)
    550円 (税込)
    鬼塚喜八郎氏が1949年に創業した鬼塚商会は、その後、アシックスという巨大スポーツ用品メーカーへと変貌を果たした。ただ、そこに至るまでの道のりは常に順調だったわけではなく、特に1990年代には倒産の危機がささやかれたほどであった。その苦難を乗り越えた立役者が、現在、同社代表取締役会長兼社長CEOを務める尾山基氏である。本書では、アシックスを真のグローバル企業に変えて急成長させた尾山氏に、いかなる戦略転換で再生と成長を実現したのか、その転換を通して顕在化した新たな課題とどう向き合うか、そして、より長期を見据えた次なる戦略は何かを聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • CEOの時間管理
    550円 (税込)
    CEOの時間の使い方については、これまでヘンリー・ミンツバーグの『マネジャーの仕事』など、数例が存在する程度だった。そこで筆者らは、2006年より大企業のCEOが24時間をどのように使っているかを3カ月間追跡する調査を開始、27人延べ6万時間分のデータを収集した。そのほか数百人のCEOとの議論も踏まえ、本書では、CEOの時間の使い方についての分析結果を紹介し、稀少な経営資源である時間を有効に使うための処方箋を示す。それとともに、このデータが物語るCEOの役割についても論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • インクルーシブ・グロース実現への道
    550円 (税込)
    第二次世界大戦後の経済成長によって、人類全体の貧困率は大幅に下がった。しかし依然として、10億人以上が極貧状態にあり、根強い貧困と格差の問題は存在する。企業ではCSR(企業の社会的責任)活動を見直し、地元に経済的リターンをもたらす戦略を取ることで、貧困層の生活水準を改善する動きを進めている。だが、そうしたプログラムも限られた成果しか上げておらず、大きな社会的変化を実現できたケースはほとんどない。本論では、企業が貧困に苦しむ地域社会を、活気に満ちた持続可能な経済へと変える「インクルーシブ・グロース」(包摂的成長)を設計するための4つの原則を論じる。自社だけでなく、他の民間企業や政府機関、地域コミュニティ、NGOらとパートナー関係を結ぶことで、関係者全員に価値をもたらすエコシステムが構築できることを示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 法人顧客が購買を決める40の「価値要素」
    550円 (税込)
    B2Bの製品やサービスのコモディティ化が進んだことで、顧客は購入の際に、価格や仕様などの合理的要素のみならず、「買い手の評判を高めるか」「不安を減らすか」などの感情的要素も、重視するようになった。そのため、サプライヤーには顧客の多様な優先事項を理解し、それに合わせた価値提案が求められている。筆者たちは、数多くの定量的、定性的な研究を分析し、買い手にとっての最重要事項は何なのかを考察し、40の基本的な「価値要素」を特定した。本書では、この価値要素の分析を使って、提供する製品やサービスを改善するための、5つのステップを中心に論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 脳科学で見極める4つの性格タイプ
    550円 (税込)
    リーダーがチームメンバーの性格の違いをきちんと把握し、それぞれに合った仕事を振り分けたり、異なる性格のメンバーを的確に組み合わせてコラボレーションさせたりすれば、生産性は格段に上がる。筆者たちは脳科学をベースに多くの実証実験を繰り返して、仕事向け性格診断テストを新たに開発した。それに基づく4つの性格タイプ分析を活かした仕事の方法を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ブレインストーミングではあえて「問い」を追求せよ
    550円 (税込)
    集団で新しいアイデアを出すための会議手法「ブレインストーミング」をしても、議論が停滞したり、新しい発想が生まれなかったりした経験はないだろうか。本書は、一般的に「答え」を出すブレストではなく、そもそも前提となる「問い」を探求するという新しい手法を提唱する。とはいえ、難しくはない。1つのステップが最短で数分間で終わるものであり、3つのステップでまとめているので、速くて楽しく、誰にでも真似ができる。それにもかかわらず、数百の実例から、思いも寄らなかった解決策をもたらしていることがわかっている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • インテュイット:デザインから考える組織
    550円 (税込)
    1983年創業のインテュイットは、財務管理ソフトウェアとして後発でありながら、小切手台帳や小切手という見慣れたイメージを取り入れて顧客をつかみ、瞬く間にトップシェアを奪い取った。しかし、時とともにデザインより、機能や使いやすさが重視されるようになった。2008年にCEOに就任した筆者のブラッド・スミスは、顧客の感情を揺さぶるような製品であることが必要であり、それには卓越したデザインが求められると考えて、デザイン主導の会社を目指す。その取り組みは、チームスポーツのように、製品開発の関係者のみならず、トップをはじめ、全員で関わるものというのが筆者の主張である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 小さなアイデアの大きな力
    550円 (税込)
    ドラッカーは、未来をかたちづくるのは、起業家たちが生み出す構想であると言う。起業家的な小さなアイデアが新規事業の萌芽となり、それが将来のニーズに応え、未来が形成されていくのだ。しかし、概して大企業は、未来への投資に消極的であり、不確実性とリスクを嫌い、多くのアイデアを殺している。アイデアを支援する体制や価値観が失われると、イノベーションが生まれてこないばかりか、その果てには、組織の寿命も短くなっていく。未来を拓く構想にはリスクがつきものである。だからこそ、勇気、努力、信念が求められるのだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーが不都合な真実にたどり着く方法
    550円 (税込)
    CEOをはじめとするリーダーの最大の責務は、抜本的な方向転換が必要かどうかを認識することだが、その職位に伴う権力や特権ゆえに、社内の誰よりも情報にうとくなってしまう場合もある。みずからの思い込みに疑問を抱かせるような情報、迫り来る脅威やチャンスを教えてくれる情報から隔離されてしまうのだ。求められる任務をまっとうするには、何らかの方法でその地位から一歩足を踏み出す必要がある。そのためには、的を射た質問を心がけること、そして、「CEOなのに間違っている状況」「CEOなのに居心地の悪さを味わう状況」「CEOなのに口を閉ざす状況」へ、意図的に自分を追いやることだ。さまざまな優れたCEOのケースからその方法を学ぶ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営は論理だけでは語れない
    550円 (税込)
    経営は科学であり、ビジネスにおける判断は、データ分析に基づかなければならないという考え方がある。ビッグデータの爆発的な広まりを受けて、この考え方には、いっそう拍車がかかっている。しかし、科学的なデータ分析が、よりよい世界の実現に貢献してきたことは事実だが、だからと言って、それをあらゆるビジネス判断の原動力にすべきだということにはならない。本書ではこの前提に立ち、経営判断の際に、データ分析だけに頼らず、想像力、実験、コミュニケーションなどの方法を取り入れる重要性を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アジャイル 全社展開の実践法
    550円 (税込)
    「アジャイル」とは、もともとソフトウェア開発をより迅速に進める手法であった。しかし、環境変化へフレキシブルに対応できるアジャイル手法を、開発部門だけでなく全社に展開して変化に強い組織をつくりたいと考える企業が多くなっている。アジャイルを実践するチームを大企業のさまざまな部門に推進するに当たっては、既存の部門との協調が求められるなど、課題も多いが、本書では、全社のアジャイル化をいち早く進めてきたボッシュ、SAP、ライアット・ゲームズ、Saabなどの先進事例を紹介しながら、アジャイルを全社展開するための手順、注意すべき点などを論じている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 社員の不正防止には「回帰分析」が有効である
    550円 (税込)
    大手金融機関や大手メーカーなど、従業員の不正によって、多額の賠償金を支払う企業が増えている。そのため「長期的な成功にはコンプライアンスの強化と社員への徹底が必要だ」と考え、多額の費用をかけて対策を講じている企業が少なくない。しかしながら、その効果は本当に出ているのだろうか、と筆者らは疑問を投げかける。米司法省のコンサルタントも務めた彼らが、真に有効な不正防止対策について明かす。そのカギとなるのが、コンプライアンス対策の効果を回帰分析によって正しく測定するということだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 競争戦略より大切なこと
    550円 (税込)
    経営管理能力は模倣が容易で、競争優位には貢献しない。だから、企業の足腰を支えるオペレーションや効率化はミドルマネジャー以下に任せ、経営層はもっと高尚な戦略策定に専念すべきだとする考え方がある。しかし、筆者らが世界1万2000社以上を対象に行った大規模調査では、マネジメント・プラクティスに秀でた企業は、高業績を上げていることが判明した。しかも、組織内で浸透・徹底させるには時間がかかり、容易に模倣しにくいことも明らかとなった。2017年HBRマッキンゼー賞受賞論文。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営とは「やり抜くこと」である(インタビュー)
    550円 (税込)
    リーマンショック後、約2000億円の最終赤字を出したヤマハ発動機。その立て直しを行ったのが、柳弘之会長である。構造改革を実施、V字回復を果たし、営業利益率は3%台から9%台にまで改善した。さらに技術開発への投資を拡大し、新興市場での新たなブランド構築へとつなげ、次なる成長の道筋を立てた。売上高が約1.7兆円、うち海外売上高が約9割のメーカーであるヤマハ発動機。その大企業を社長として8年間ハンドリングした、柳会長から見た「真に強い経営」とは何か。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • コアコンピタンスを顧客と磨く(インタビュー)
    550円 (税込)
    自社が成長できる市場を見極め、事業を選択して、そこに経営資源を集中投入する。事業を展開していく中で、コアコンピタンスを磨き続ける。理論通りの経営で長期間、高収益を続ける安川電機。選別した有力顧客と密接な関係になって、ともに成長を果たす戦略はB2B事業ならでは、である。最強の競合かつ最大の顧客になりうる中国企業とも選別提携して、競争優位を持続している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「アレクサ」時代のマーケティング
    550円 (税込)
    アマゾンのアレクサ、アップルのシリ(Siri)、マイクロソフトのコルタナ……世界を代表するプラットフォーム企業はAI(人工知能)アシスタントの実用化を進めており、スマートスピーカーという形で私たちの日常生活に溶け込み始めている。こうして新たなAIプラットフォームが構築されることで、既存のビジネスのルールは大きく変わり、特に「顧客獲得」「顧客満足」「顧客維持」という3つの領域で変革が起きる。そして、特定の商品をいかに大量に売り込むかが問われる「規模の経済」の時代から、多様な商品を基盤に消費者との関係性を深める「範囲の経済」の時代が訪れると筆者らは言う。本書では、AIアシスタントを基軸とするプラットフォームが誕生することで、マーケティングにいかなる変化が生じるのか、その近未来の姿を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 音声AIがパートナーになる時
    550円 (税込)
    発売当初は「何のために使うのかわからない」や「家にあるとプライバシーが心配」と、批判的に見られていたアマゾン・ドットコムのアレクサ。それが世界に広がったのには理由がある。米アップルでAI(人工知能)アシスタントのSiri開発に関わった筆者は、アレクサの主要な成功要因を3つ掲げて、本書をスタートする。ただし、筆者は「音声AIの進化はまだ5%程度にも達していない」と喝破する。アップルが目指すビジョンを引き合いに、音声AIの持つ技術的可能性と、それがビジネスに与えるインパクトについて説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • マイクロソフト:変容し続けるプラットフォーム企業(インタビュー)
    550円 (税込)
    ビル・ゲイツが創業し、WindowsやOfficeなど現代のビジネスに必要不可欠な製品を世に送り出してきたマイクロソフト。だが、その成功モデルがあまりに完成されていたがゆえに、時代の急速な変化に対応し切れず、2000年代後半には新しいテクノロジー分野で他社に先行を許すケースもあった。そうした中、サティア・ナデラ新CEOの圧倒的リーダーシップの下、ソフトウェアのライセンス販売モデルを変革し、クラウドビジネスへの大転換を図ったことで、同社は生まれ変わった。本書では、日本のトップとしてその変革を支えている平野拓也氏により、マイクロソフトがAI/クラウド時代のプラットフォーマーとして何をすべきなのかが語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客が顧客戦略を動かす時代
    550円 (税込)
    アレクサの登場により、マーケティングが大きく変わりつつある。AIスピーカーが家庭に入り込むことで、顧客の無意識の言動や「暗黙知」がとらえられ、新たな顧客価値の発見につながる。一方、デジタル化の進展によって、コンテンツ・メディア・デバイスの関係性が複雑化し、従来のマーケティングが十分に機能しなくなっている。そこで筆者は、新たな統合マーケティングアプローチ「アーチモデル」を提唱する。このモデルから見えるのは、顧客戦略が企業主導型から顧客主導型へと変貌を遂げているということだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場の男女格差はどのように生まれるのか
    550円 (税込)
    企業内で男女の均衡を図ろうとする取り組みが、近年活発化している。しかし、それらは、男と女は遺伝子や育ち方が根本的に違うという、誤った考え方に基づいていることが多い。本書では社会学者らによるメタ分析によって、交渉意欲や交渉能力がない、自信がない、リスクを取ろうとしないといった、女性にまつわる固定観念が、根拠がないものだと明らかにする。そのうえで、男女に格差が生まれる真の原因を解説し、その対応策について論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業間競争の減退が米国経済を蝕む
    550円 (税込)
    企業間の競争はイノベーションや新しい発想を生み、経済に活力をもたらしてきた。しかし今日の米国では、集中が進み競争が減退している。グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルの頭文字からGAFAと呼ばれる4大ハイテク企業が、その規模と力に物を言わせて有望なスタートアップの買収に走るだけでなく、航空、医薬品、ビールなどの業界でも、業界トップ企業がさまざまな形でライバルの出現と繁栄を阻もうとしている。本書では、こうした産業における集中が競争に及ぼす影響を分析するとともに、競争を促すための反トラスト法などのルールについても検証する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • AIとスタイリストの融合で顧客体験を変えた
    550円 (税込)
    テクノロジーは急速に進歩していたが、そこから取り残されて、顧客体験が昔と変わらないままになっていたのが、ショッピング体験だった。そこに目をつけ、2011年にサービスを開始したのがスティッチフィックスである。同社はデータサイエンスとプロのスタイリスト、両者の強みを融合させ、顧客の好みに合いそうな衣料品とアクセサリーを選び、届けるサービスを提供している。パーソナライゼーションを武器に、2017年に9億7700万ドル相当の衣料品を売り上げ、米国のアクティブユーザーは200万人を超えた。本書では、同社創業者兼CEOであるカトリーナ・レイクが、スティッチフィックスのビジネスモデルについて語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • データ管理は戦略である
    550円 (税込)
    日々生み出される膨大な量のデータをどう管理するか。データ管理部門やCDO(最高データ責任者)を設けるなど、この問題に取り組み始めている企業もあるが、大半は大きく遅れたままだ。本書では、業界やデータ成熟度を問わず、確実なデータ戦略を策定するフレームワークを提示する。このフレームワークに沿ってデータの持ち方、使い方などの指針を戦略的に定めていくことで、より高度なデータ管理とデータアナリティクスを実現できる。これは経営判断を支え、ひいては業績にもよい影響を与えることだろう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • サイバー攻撃への唯一の効果的対策
    550円 (税込)
    電力会社や軍隊など米国で最も重要な組織を守る施策を探究しているアイダホ国立研究所(INL)は現時点で、サイバーテロから施設を守る唯一の方法は、中枢機能のデジタル技術への依存とインターネット接続をできる限り減らすこと、という結論に達している。本稿では、その研究成果と防衛策を明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「アクティブ防衛」の是非
    550円 (税込)
    先鋭化するサイバー攻撃に対して、今日、一部の専門家の間で注目を集めている防衛策がある。受動的な監視だけに甘んじず、自社ネットワークへの頻繁な攻撃に対して能動的な手段を取る「アクティブ防衛」である。ただし、「ハックバック」(攻撃者への反撃)との混同があり、普及が進んでいない。本書では、この分野きっての専門家2人に協力を求め、アクティブ防衛の信頼できる定義を示すとともに、その導入方法の基本をわかりやすく説明してもらった。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 世界で勝ち抜くには好奇心が不可欠である(インタビュー)
    550円 (税込)
    山口県の商店街で紳士服小売りを営んでいた小郡商事は、ファーストリテイリングと名称を変え、世界的な大企業へと成長を遂げた。同社の柳井正会長兼社長は、国境や産業の境界が薄れ始めているいま、企業も個人も、世界中のあらゆる問題と無関係ではいられない時代が訪れたと言う。そうしたグローバルかつフラットな環境で勝利を収めるためには、何事にも好奇心を持つことが不可欠だが、現代の日本人には、競争とは勝たなければならないものだという意識自体が欠落していると、警鐘を鳴らす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ヒトもAIも好奇心で進化する
    550円 (税込)
    人工知能(AI)の研究において、最先端分野の一つが「好奇心」であることをご存じだろうか。人が好奇心を持つのと同じように、AIにも好奇心を持たせることで、その学習効率を大幅に上げる研究成果が生まれている。それでは、そもそも、人とAIにとって、好奇心とは何なのか。そして好奇心を身につけたAIは、どう進化していくのだろうか。気鋭のAI系スタートアップの経営者であり、情報理論と神経科学の観点からAIに意識を持たせる研究を行っている筆者が、好奇心の本質を明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 好奇心を収益向上に結び付ける5つの方法
    550円 (税込)
    最近の研究から、好奇心が企業業績に果たす役割は、従来考えられていたよりもはるかに大きいことが判明した。また、リーダーがマネジメントを少し改めると、従業員の好奇心が刺激されて、会社をよりよい方向に導けることと、その一方でリーダーは、それに伴うリスクが高まるのを恐れて、好奇心を抑え込んでしまう傾向にあることもわかった。本書では、こうした好奇心の恩恵と、その発揮を妨げる要因について詳述したうえで、リーダーが部下や自身の好奇心を刺激して高い収益を実現するための5つの方法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーのEI(感情的知性)を高める優れた質問力
    550円 (税込)
    質問には絶大な効果がある。組織においては学習や意見交換を促し、イノベーションやパフォーマンス向上に拍車をかけ、チーム内に信頼を構築することができる。しかも、リーダーにEI(感情的知性)が求められる時代、質問によってEIが必然的に磨かれ、またそれが質問力を向上させるという好循環が生じる。本稿では、優れた質問者になるための具体的な方法を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ウォール街の論理と経営者の責任(インタビュー)
    550円 (税込)
    JPモルガン・チェースは、2008年の金融危機はうまく乗り切ったものの、デリバティブ取引で巨額の損失を出すなどの問題も起こった。同行を12年にわたって率いてきたジェイミー・ダイモンは、こうした難局を乗り越えて、同行を成長軌道に乗せ、2016年には米銀史上、最高益を叩き出した。破綻したデトロイト市の再建にも取り組むダイモンに、金融業界が抱える課題のほか、企業の社会的責任やCEOのアクティビズム(積極行動主義)、優れたリーダーシップの秘訣について聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 複雑化する政治的リスクを制御する
    550円 (税込)
    これまでの政治的リスクといえば、「現地政府による外国企業の接収」など、とても単純なものだったが、いまは多様化している。それぞれの発生可能性は低く見えるが、どこでも起きる可能性があり、それらが相まって企業の事業を揺るがすような事件が起きるおそれもあるのだ。本書では、政治的リスクが複雑さを増した要因を分析したうえで、それに対処するためのフレームワークを提示する。このリスクの理解、分析、排除できないリスクの軽減、効果的な危機管理と継続学習のための対応力整備、という4つのコンピテンシーに重点を置いたフレームワークは、多くの企業にとって応用可能であり、実践的行動に結び付くものである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • AIを業務改善に活かす法
    550円 (税込)
    企業はこれまで、数多くの新規技術を取り入れてきたが、人工知能(AI)に対する期待はことのほか大きく、一部の企業はそれに惑わされてしまっている。実際、AIを活用する壮大なプロジェクトの多くは成功率が低く、うまく活用できている事例はビジネスプロセスの改善など、ハードルの低いプロジェクトのことが多い。本書では、AIが実際にビジネスで活用されている業務を整理し、今後数年間、ビジネス目標の達成に向けてAIを活用しようと考える企業のために、その着手方法の指針となるフレームワークを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 安易な人員削減では目先の効果すら得られない
    550円 (税込)
    米労働統計局によれば、2000~2008年、2010~2013年に、毎年88万人から150万人が一時解雇された。景気拡大中でさえそうだった。あまりに安易なレイオフが横行している。しかしその結果、株価が下がったり、収益性が低下したり、ひいては倒産に至る企業も少なくない。従業員のモチベーションや質も下がる。実は、近視眼的にレイオフするよりも、慎重な人員転換を計画するほうが、技術変革や競争の激化にうまく対応できる。AT&T、ミシュラン、ハネウェル、リクルートなど、成功企業の事例からその方法を提示する *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 彼女たちはなぜキャリアで成功できたのか
    550円 (税込)
    ダイバーシティ(多様性)が叫ばれ、その重要性が認識されるようになっても、アフリカ系米国人が企業のトップとして活躍する例は少ない。ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)では、アフリカ系米国人学生組合が結成50周年を迎えるのを記念して、アフリカ系米国人卒業生のその後のキャリアを調査した。本書では、さらなるマイノリティであるアフリカ系米国人女性に注目し、彼女らの成功要因を分析した。その要因は、突き詰めると、再起力(レジリエンス)と人間関係の構築という、誰にとっても重要なスキルと環境にあった。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人材戦略はパートナーの人生まで配慮せよ
    550円 (税込)
    経営幹部候補にさまざまな部門や職務を一通り経験させるというのは、よくある人材育成の方法だが、これは時に海外を含む転勤が必要になる。しかし、ともにキャリアを持ち成功を収めたいと考えている夫婦が増えている今日では、このやり方が難しくなりつつある。夫婦の一方の転勤は一方のキャリアを損ねるからだ。それを避けたい夫婦は現在の会社でのキャリアを諦め、転職を考えたりする。企業側にとっては優秀な人材の流出にもつながってしまう。本書では、こうした若い有望な人材に起こりがちな、共働き夫婦のキャリアの問題に配慮する方策を提示するとともに、まずは柔軟な働き方を受け入れる企業文化の大切さを説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーバイスはなぜ再成長できたのか
    550円 (税込)
    デニムブランドのLevi's(リーバイス)を展開するリーバイ・ストラウス。その設立は1853年と古く、米国においても最も強いブランドを持つ企業の一つである。だが、売上高は1997年に70億ドルの最高値を記録した後、5年で41億ドルにまで落ち込み、その後も低迷が続いた。プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)でジレット買収の統合を指揮した筆者が2011年にCEOとして参画した。リーバイスの持つブランドの力を活かし、組織変革と業務改善を実現し、新市場も切り開いた。老舗ブランド企業はなぜ再び成長軌道に乗れたのか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ギグ・エコノミーで生き残るための4つのつながり
    550円 (税込)
    ギグ・エコノミーとは、インターネットを通じて単発の仕事を受注する働き方や、それによって成り立つ経済形態のことをいい、欧米ではすでに1億5000万人が、組織に所属するという安定した身分を離れ、フリーランサーとしてこうした働き方を選んでいる。筆者たちはこの新しい働き方を実践する65人を詳しく調査し、有能なフリーランサーたちが、その不安定さと不安感、孤独感を乗り越え、高い生産性でよりよいものを創造し続ける原動力を探った。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ギグ・ワーカーの現実
    550円 (税込)
    新しい働き方や経済の象徴として世界中で話題となっている「ギグ・エコノミー」。「単発または短期の仕事」を意味する「ギグ」は、生き方そのものも激変させるパワーを持ち、急速な広がりを見せている。本書では、この新たな働き方について分析した3冊の著作から、ギグ・エコノミーがもたらす問題点をあぶり出し、ギグ・ワーカーの現実とその解決策を考える。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • “フェイクニュース”といかに戦うか
    550円 (税込)
    テクノロジーの発達やSNSの浸透で、虚偽のニュースがインターネットを介して社会にあっという間に広がる時代になった。しかも、それらのニュースは、嘘ではない情報よりも速く、遠くへ、深く広がり、その損害は企業活動や経済にも及んでいる。ツイッター上のデマ拡散を定量分析して一躍、世界に名をとどろかせた筆者は「虚偽のニュースの増殖を抑えることができるはずだ」と説く。本書では、“フェイクニュース”との戦い方について、その方法論を明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 理想のCEOを描いた“真実”の物語
    550円 (税込)
    虚偽のニュースは、あっと言う間に広まり、個人や企業に多大な悪影響を及ぼす。その被害を助長する一つの仕組みが、検索アルゴリズムである。2人の大学教員が学生とともに10年間続けた、ある企業についての実証実験をもとに、そのメカニズムと伝播力の大きさを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • フェイクニュースの3つの問題
    550円 (税込)
    学者たちも腰を上げた──。虚偽のニュースの社会への悪影響が広く認知されるようになって、学者たちもこの問題の解明に向け、調査研究を積極化している。本書では、(1)人々はどれだけ多くの誤情報を消費するのか、(2)なぜ誤情報を信じるのか、(3)誤情報と戦う最善の方法は何か、という3つの問いについての研究成果を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 悪意なき誤情報に立ち向かう
    550円 (税込)
    グローバル規模で情報汚染の爆発的拡大が目につくようになり、実行可能な解決が急務となっている。テクノロジー企業は研究者たちと密接に協力すべきであり、政策決定者はファクトチェッカーの言うことに耳を傾ける必要がある。そして我々全員が、虚偽のニュースを警戒しなければならない。この問題が解決することはないだろうが、被害を抑えるためにできることはある。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ディープフェイク:恐るべき合成動画技術(インタビュー)
    550円 (税込)
    オバマ前大統領が罵詈雑言を連発? 大統領のスピーチ画像にコメディアンが声と口の形をぴったり合わせた動画が出回った。ディープフェイクを使うと、誰かの映像の上に別人の映像を重ね、あたかもその人が話しているよう見せかけることができる。もはや合成メディアの技術は、本物と見分けがつかないぐらいに進化している。そのような時代に、何を信頼すべきか。企業はどのように対処すべきか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • フェイクニュースの正体と情報社会の未来
    550円 (税込)
    欧米を中心にフェイクニュースの弊害が熱心に議論されているが、日本も他人事ではない。災害時に不確かなニュースが生成・拡散されて被災者を不安に陥れたり、新興キュレーションメディアや伝統的マスメディアが虚偽情報を流布して社会に混乱を招いたりと、企業や個人に甚大な被害をもたらし始めている。フェイクニュースは、いかなる動機で生成されるのか。また、そうした不確かな情報はなぜ拡散されるのだろうか。本書では、SNSやクチコミなどネット言論の実証研究で注目を浴びる、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター主任研究員/講師の山口真一氏が、豊富な学術研究と山口氏が実施した独自調査に基づき、この問題の本質を明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 意識は嘘を見抜けない(インタビュー)
    550円 (税込)
    フェイクニュースやデマなど、嘘の情報が広く速く拡散し、政治を左右したり、企業の業績に影響を与えたりすることが、近年問題になっている。『バカの壁』『遺言。』などの著作で知られる養老孟司氏は、ニュースはそもそも記号にすぎず、受け手が存在して初めて「情報」へと変化すると述べ、嘘は「記号化する段階」「受け取る・発信する段階」「無意識の段階」の3つの段階で発生すると説く。嘘の情報の正体を知ることで、はたして我々はそれらにうまく向き合い、対処できるのかを伺った。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 互いの敬意が組織を成長させる
    550円 (税込)
    リーダー層も従業員も、敬意の重要性は認識している。しかし現実は、リーダーが思うほど敬意あふれる組織とはなっていない。敬意には「生得的敬意」「獲得的敬意」の2種類があり、両者を適切にバランスさせていく必要があるのだ。このような風土を醸成することで、従業員は安心して働き、成長に目を向けることができ、それがひいては愛社精神の発揚や業績向上につながるのである。人事制度を変えずとも職場ですぐに実行できる7つの方法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • コラボレーティブ・インテリジェンス:人間とAIの理想的な関係
    550円 (税込)
    人工知能(AI)の発達に伴い、いずれあらゆる分野でAIが人間に取って代わるのではないかという懸念が生まれている。だが、このテクノロジーの本領は、人間の能力に置き換わることではなく、人間の能力を補完し、強化することにある。本書では人間とAIが補完し合う「コラボレーティブ・インテリジェンス」を進めていくためのガイドラインを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 【2018年版】世界のCEOベスト100
    550円 (税込)
    毎年恒例となった世界の優れたCEO100人のランキング。長期的な指標を採用しているため、ランキングに昨年と大きな差はなかったが、ESG(環境・社会・ガバナンス)指標を加味するようになった2015年のランキングから、財務指標では圧倒的な強さを誇るアマゾン・ドットコムのジェフリー・ベゾスは中位に甘んじている。昨年日本人CEOは7人がランクインしたが、今年は5人に留まった。だが、シスメックスの家次恒氏が9位と、ベストテン入りを果たしている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アリババ急成長の源泉はスマートビジネスにある
    550円 (税込)
    アリババは創業から20年も経たない短期間で、時価総額世界トップ10入りを果たした。同社は単なるeコマース企業ではない。彼らの急成長を支えた要因は、小売りに関わるあらゆるステークホルダーの情報をデータ化し、かつネットワーク化したエコシステムにある。アリババグループ最高戦略責任者を務めた筆者は、その手法を「スマートビジネス」と呼び、IoTの実用化が進む時代で勝利を収めるためには、いち早くそれを実現することが重要だと主張する。本書では、アリババが実践したスマートビジネスの詳細が示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • コレクティブ・インパクト実践論
    550円 (税込)
    特定の社会課題の解決や新しい社会のビジョン実現を、どのようにしたら意図的に起こせるのか。その方法論を示した「ソーシャルイノベーション」(社会変革)の分野がいま、NPOや公的セクターだけでなく、企業からも注目を集めている。社会課題の解決を目指すことで、企業の社会的責任を果たせるだけでなく、成熟した市場において新たなニーズを発見できたからで、経済的な価値の創造へとつながるのだ。本書は、ソーシャルイノベーションの系譜をたどりながら、企業とNPO、行政などが共通のアジェンダを設定し連携して課題解決に当たる、新たなアプローチ「コレクティブ・インパクト」の実践方法を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 世界的金融グループが社会変革に果たした役割
    550円 (税込)
    ボストンに本拠地のある金融グループ、ステート・ストリートのCEO、ジョセフ・フーリーは、これまで協力してきた公教育関連の官民連携事業が思うような実績を上げていないことに気づく。そこでフーリーは複数の非営利団体を巻き込んで、ステート・ストリートならではの人材育成プログラムを立ち上げた。ボストン・ウインズと名付けられたこのプログラムは、都市部の公立校に通う青少年に良質な高等教育を与え、就職までサポートしようというものだ。これは経済成長の促進や犯罪率、失業率の低下など社会問題の解決にも寄与するだけでなく、ステート・ストリートにとってもよい人材の確保というメリットがあった。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • テクノロジーだけでは社会変革は起こせない
    550円 (税込)
    最先端のテクノロジーは、社会の現状を追い抜いてしまう。しかし、制度や規制を無視して先走ったところで、社会に受け入れられることはなく、成功はおぼつかないだろう。規制当局を巻き込み、競合企業や利害関係者の信頼を得て、産業全体の発展を促すエコシステムをつくらなければならない。それこそが、世の中を切り拓くイノベーターの使命である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 知恵と勇気で職場を改善する4つの原則
    550円 (税込)
    職場をプラスの方向へ変えようと勇気を持って戦った人間が結果的に排斥され、時には失職さえするという話をよく聞く。権威や規範、制度に物申そうとすれば角が立つ。潜在的なリスクがあるにもかかわらず、価値ある行動を起こすにはどうすればよいか。実は、「有能な勇者」の行動には共通点があり、それは学習で身につけられるものである。英雄的気質に依存するのではなく、努力と訓練次第で獲得できる。本書では4つの原則を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • スタートアップに有効な4つの戦略
    550円 (税込)
    素晴らしいアイデアをどう事業化するか。その選択肢をじっくり検討して起業のタイミングが遅れてはいけないと考え、手っ取り早い現実的な戦略に飛び付くケースも多い。しかし筆者たちは、それではより優れた道を選んだライバルたちに勝てないと主張し、起業プロセスをそれほど遅らせることなく、戦略の選択肢を検討するためのツールとして、「起業家用戦略コンパス」を提案する。イノベーションに対する姿勢と既存企業に対する姿勢の2軸で4つの戦略に分け、それぞれの戦略オプションを検討するもので、それらの戦略を説明しつつ、コンパスの活用法を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 起業に戦略のフレームワークは必要ない
    550円 (税込)
    「スタートアップに有効な4つの戦略」で、時間をかけてでも事業化の前に取るべき戦略を検討すべき、という論が展開された。自身もベンチャーキャピタリストである筆者は、これに反論する。起業学においてはビジネスプラン作成に偏りがちな現在のビジネススクール教育への批判も交えながら、起業とは実践によって学ぶものであり、まずビジネスを立ち上げることが肝要だと説く。 ※本書は「スタートアップに有効な4つの戦略」の内容を基に構成されています。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「まずはつくり、売ってみなさい」
    550円 (税込)
    スタートアップは、アイデアを事業化する前にじっくり戦略を検討すべきなのか、それとも顧客の声を聴くためになるべく早く製品を市場投入すべきなのか、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー2019年3月号に掲載した「スタートアップに有効な4つの戦略」「起業に戦略のフレームワークは必要ない」2つの論文では意見が分かれた。では起業経験者やベンチャーキャピタリストはこの2つの考え方をどう見るのか。経験に基づいた意見やスタートアップに対するアドバイスを聞く。 ※本書は「スタートアップに有効な4つの戦略」の内容を基に構成されています。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営者の仕事はパーパスを提唱し、実現すること(インタビュー)
    550円 (税込)
    世界最大の食品会社ネスレは、創業150周年を迎えたことを契機に「生活の質を高め、さらに健康な未来づくりに貢献します」というパーパスを掲げ、社内外で積極的に発信している。同社の経営原則であるCSV(共通価値の創造)を実現するうえで、株主や従業員をはじめ、ネスレの全ステークホルダーと基本的な価値観を共有する必要があると考えたからだ。ネスレ日本代表取締役社長兼CEOの高岡浩三氏は、こうした価値観を組織の内外に浸透させ、その実現に向けた取り組みを着実に進めることは、経営トップの責任であると語る。本書では、ネスレがなぜパーパスに着目したのか、それは経営にいかなる影響を与えているのかを聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 私たちは「こうありたい」を追求し続ける(インタビュー)
    550円 (税込)
    中川政七商店は、1716(享保元)年に創業して以来、手績(てう)み手織りの麻織物を扱ってきた奈良の老舗だ。現在は、工芸をベースに生活雑貨や衣料品などの企画・製造・卸・販売を手掛けており、「中川政七商店」「遊 中川」「日本市」といった人気ブランドを持ち、全国に50以上の店舗を展開している。全国的な知名度を得たのも、会社の存在意義を見つめ直し、中川政七会長が「日本の工芸を元気にする!」という「旗印」を掲げたことがきっかけだった。コンサルティングを通じた伝統産業の再生のみならず、スポーツチームを通じて奈良の地域興しをも狙う、気鋭の経営者に、パーパスを重視した新しい経営スタイルを見出した。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 組織の「存在意義」をデザインする
    550円 (税込)
    かつては、自社でヒト・モノ・カネ・データ・チエというあらゆるリソースを囲い込むことで競争優位を築き、オペレーションを徹底的に効率化することが、企業の価値創造を実現した。しかし、消費者のニーズが目まぐるしく変化する時代に勝利を収めるには、囲い込みの戦略では限界がある。組織の内と外を隔てる障壁をできるだけ下げて、外部から経営資源を呼び込むことが価値創造につながるのだ。では、組織外のリソースをどうすれば引き付けることができるのか。組織の「存在意義」に賛同・共感・自分ごと化してもらうことがカギを握る、と佐宗邦威氏は言う。本書では、組織のあるべき姿を語る際のキーワードである「ミッション」「ビジョン」「バリュー」、そして「パーパス」の定義とその役割を明確にしたうえで、「生きた存在意義」を設計し、浸透させるパーパス・ブランディングの方法論が示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • パーパス・ドリブンの組織をつくる8つのステップ
    550円 (税込)
    人は経済的理由だけで動くのではない。仕事の意味を見出した従業員は、活力やひたむきさを内に秘めてはいられない。見返りを求めずに努力し、より多くの仕事をより高度にこなすようになり、彼らの成長は留まることなく伸びていく。このパワーをうまく活用すれば、組織全体を変革することができる。ここでいうパーパスは、単なる高邁な理想に留まらない。財務の健全性や競争力に影響を与えるものである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 組織の「やり抜く力」を高める
    550円 (税込)
    優れた功績を上げる人々は、さらなる改善を目指してたゆまぬ努力をするなど、並外れたスタミナを持ち合わせている。このような人を、筆者たちは「やり抜く力」があると表現する。やり抜く力は、情熱と粘り強さという2つの重要な要素でできている。情熱は、自分の仕事に対して湧き上がる興味やパーパスから生まれるものである。そして粘り強さは、逆境に直面した時の回復力や、持続的な改善にひたむきに打ち込む力に表れる。本書は、優秀な人材が集まり、チームワークに多くを依存する医療業界を例に「組織のやり抜く力」がどのように発揮されるのかについて論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • トヨタは、生き残りを賭けて、協調し、競争する(インタビュー)
    550円 (税込)
    日本の基幹産業である自動車産業が転機を迎えている。地球温暖化や高齢社会における移動手段の確保といった社会的課題の増大を前に、対策を迫られている。また、100年に一度の変革といわれる技術革新が、産業構造を変えようとしている。トップ企業のトヨタ自動車は、業種・業態を超えた協調により、こうした環境変化に対応しようとしている。経営企画の責任者から技術部門のトップに転じた寺師茂樹副社長に、社会的課題に対する同社の取り組みについて聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ダイバーシティは明らかに収益に貢献する
    550円 (税込)
    多様性の推進による効果として挙げられるのは、分析的思考やイノベーションへの影響など定性的な面が多く、財務的な数字を明らかにしたものは稀である。そこで筆者らは、組織がフラットで小さく、意思決定権の所在やその成果も比較的明確なベンチャーキャピタル業界に目をつけ、多様性と業績との関係について調査した。そしてその結果は、多様なチームが均質なチームを投資成果で明らかに上回っていたのだ。この調査結果について解説するとともに、多様性を取り入れるためのポイントを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 3Dプリンティングの進化がものづくりの常識を覆す
    550円 (税込)
    3Dプリンターが登場し、注目を集めるようになって数年が経過した。筆者らが2015年に「3Dプリンティング革命の衝撃」をHBRに寄稿して以降も、その技術進歩は目覚ましく、昔ながらの工作機械の製造といった限定的な利用法から、多くの業界でものづくりの中核を担う存在へと変わろうとしている。本書では、3Dプリンターが企業の競争優位を築くための武器になりつつあることを、技術的なブレイクスルーを踏まえて解説する。そのうえで、企業が市場トップの地位を守ったり、逆に市場を支配するトップ企業を追い落としたりするために、3Dプリンターをどのように活用すべきか、6つのビジネスモデルを示しながら論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アフリカはいまやイノベーションの実験室である
    550円 (税込)
    アフリカでは今日、先進国の人々の想像に反して、相当数の中堅企業が育っており、その成長スピードはすこぶる速い。この地で成功できる製品やサービス、ビジネスモデルを生み出した企業は、世界の他地域でも十分に通用する可能性が高くなっている。インフラの未整備など途上地域ならではの難題は多いが、それらはイノベーションを喚起し、価値創出のチャンスにもなりうる。カギを握るのは、テクノロジーの活用である。本書では、そうしたアフリカ発のイノベーションを6種類に分類して説明する。グローバルな企業家が既存の障壁を克服し、飛躍的進歩を遂げるうえで大きな助けとなるはすだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 才能の集積地で知識と人脈を取り込む法
    550円 (税込)
    2016年、ゼネラル・エレクトリック(GE)は、ボストンへの本社移転を発表した。最先端の技術に通じた人材が集まるボストンでデジタル化を加速する狙いである。GEのような本社移転ではなくとも、最新技術やスキルを知り自社のイノベーションを活性化するために、優秀な人材が集まるホットスポットにアクセスする企業の動きが活発化している。筆者はこのための方法を3つ挙げ、それぞれのメリットとデメリットを考察する。これら3つの方法を併用することも可能だと言う。日本企業は大都市に集中する傾向にあるが、こうした才能の集積地へのアプローチは参考になることも多いだろう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • シニア世代を競争優位の源泉に変える
    550円 (税込)
    世界的に高齢化が進行している。それは避けようがない。ほとんどの人がそれを危機と見なしている。だが、健康で活動的な高齢者も増えてきており、寿命の伸びは世界的な経済成長に寄与するという報告もある。そして多くの企業リーダーが、高齢化がもたらす事業機会を見逃している。高齢者への適切な施策は、何世代にもわたる社員たちが活きいきと働きやすい環境という多大な恩恵をもたらし、ひいては競争優位につながるのである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 中高年の再教育プログラムの効果を上げる7つのポイント
    550円 (税込)
    テクノロジーが日進月歩で進化し、オートメーション化やグローバル化、オフショアリングが進み、古い産業の縮小と新しい産業の勢いが増す米国。こうした状況は日本にも当てはまることだが、米国では工場閉鎖などに伴う従業員の失業、そして再就職にはどのようなサポートが取られているのだろうか。本書では、仕事を失った中高年労働者の再教育に焦点を当て、再教育と再就職がスムーズに運べるポイントを紹介している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ポストが空かない職場で若手の意欲を高める3つの施策
    550円 (税込)
    退職年齢を過ぎても、ポストにしがみ付いて、辞めようとしない傾向が強まっている。こうした「ポストの占拠」は、若手従業員の昇進機会を少なくし、優秀な人材の離職を招きがちである。高齢化社会で、キャリアに基づくインセンティブ制度が不全になる中、どのようにして労働者の働く意欲を高めていくか。3つの施策を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 社員の介護支援は利益につながる
    550円 (税込)
    米国ではいま、高齢化の進展に伴い介護問題が深刻化している。政府はもちろん、企業もこの問題から目を背けることはできない。社会福祉費用が削減され医療費も高騰する状況では、一部の富裕層を除いて有料サービスに頼ることは難しく、ほとんどが家庭での介護に当たっている。介護を担う家族たちは、その費用を工面するためにも働き続ける必要がある。だが現実には、公的支援を使い果たし、有休もすべて消化した結果、貴重な人材が退職に追い込まれている。こうした現象は世代を問わず見られるので、企業は社員の介護負担を軽減する取り組みに本腰を入れるべきである。それは単なる社会貢献に留まらず、従業員の離職率を低下させたり、人材採用を有利に進めたりといった成果をもたらし、長期的な利益を生み出すと筆者は言う。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 商売に定年なんてない(インタビュー)
    550円 (税込)
    「リコッタパンケーキ」や「昔なつかし昭和のナポリタン」などのメニューと店内の心地よさが女性客の心をつかみ、店舗拡大を続けているカフェレストランチェーンがある。高倉町珈琲だ。2013年の開店以来、関東近郊を中心に20店舗を展開するこの企業を率いるのは、横川竟(きわむ)会長(81歳)。すかいらーくグループの創業者、日本の外食産業の礎を築いたレジェンドである。横川氏が高倉町珈琲を起業したのは76歳の時で、経営を担う本部スタッフの平均年齢は65歳と、超高齢化社会に向かう日本にとって、新しい会社のあり方を示している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • シニアの「心の高齢化」をいかに防ぐか
    550円 (税込)
    世界第1位の長寿大国となった日本において、シニアの就業者数は増加の一途をたどっている。その活用に取り組む企業は増加しているが、「雇用保障」や「福祉」の対象という位置付けが多いのが現状だ。しかし、労働人口の減少などを背景に、これからは「企業の価値ある内部資源」として、シニア人材を活用し、競争優位につなげる必要性が高まっている。本書では、加齢に伴い人の内面は何がどう変わるのかを明らかにし、加齢のポジティブな側面を組織の強みにつなげられるかを考察する。そのうえで、企業がシニア人材を組織の「活力」の源泉とすべく、いかに育成・活用すべきかについて考える。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 市場創造型イノベーションがフロンティア経済を活性化する
    550円 (税込)
    テレビ普及率20%のナイジェリアで、ハリウッド、ボリウッドに続く映画産業「ノリウッド」が立ち上がったのは、VHSカセットテープの販売を目論む電子機器店主の試みがきっかけだった。それがいまや、金融機関や政府ファンドを巻き込み、関連産業を含めて多大な雇用を創出している。予想もされなかったであろう新規市場を創造し、すさまじい成長を実現した例はほかにもある。本書ではこれを「市場創造型イノベーション」と呼び、実現に向けた5つの指針を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 株主価値の追求より大切にしていること(インタビュー)
    550円 (税込)
    フォーチュン500の中では、数少ないアフリカ系米国人CEOのケネス C. フレージャー。フィラデルフィアのスラム街という厳しい環境で育ち、法曹界を志して法律を専攻した、異色の経歴を持つ。そしてトランプ大統領と対峙して注目を浴びた、行動するCEOでもある。メルクの鎮痛剤バイオックスの回収をめぐる訴訟を乗り越え、同社を立て直した立役者に、生い立ち、経営哲学、そして業界の今後を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • なぜ、そのプロジェクトはやめられないのか
    550円 (税込)
    すでに動き出しているプロジェクトを打ち切るのは難しい。そのため経営層はプロジェクトをどんどん積み上げていく。しわ寄せは現場に深刻な負担をもたらすが、リーダーたちはその状況を知らないことさえある。多すぎるプロジェクトは、従業員のモチベーションを下げ、生産性の低下につながり、さらには人材流出をもたらす。本書では、なぜ一度始めたプロジェクトがやめられないのか、その根本的な原因を明らかにしたうえで、増えすぎたプロジェクトを削減するための判断軸とそのプロセスを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 新製品を法人顧客にどう売り込むか
    550円 (税込)
    製品開発の力はあってよい新製品を生み出せるのに、それを売り出す力──すなわち営業力──がいま一つであるために売上げが伸びない、という悩みを抱える企業は多い。筆者たちは「新製品の売り出し」に焦点を当て、成果を上げている企業を分析し、新製品には既存商品とは異なる営業の行動パターンが必要と結論付けた。まず、時間がかかり、商談から成約に結び付きにくいという新製品の営業プロセスの特徴を分析。そして、長期的視野や学習志向、やり抜く意志があるなどの、新製品に強い営業担当者の資質を明らかにしている。さらに彼らを支える企業風土や、大切な顧客に戦略的に対応するSAM(重要顧客マネジャー)の役割も明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • あなたを苦しめる「わたし」の正体(インタビュー)
    550円 (税込)
    企業名ではなく個人の名前で勝負する時代。SNSで自分を積極的に発信する時代。その表現はさまざまだが、現代社会では自分らしさに価値を見出し、それを武器に戦うことが要求される。しかし、「自分とは何か」という問いをいくら突き詰めても「わたし」は見つからず、その先には苦しみしか訪れない。東京大学東洋文化研究所の中島隆博教授は、そう警鐘を鳴らす。近代哲学の賢者たちは、この難題とどう向かい合ってきたのか。その歴史を読み解く過程で、マインドフルネスやセルフ・コンパッションという禅の思想が注目を浴びる背景が明かされる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • セルフ・コンパッション:最良の自分であり続ける方法
    550円 (税込)
    マインドフルネスとともに、いま関心を集めている概念に、セルフ・コンパッションがある。ストレスを受け、自己批判の思考を繰り返すだけでは、悩みは解決しない。自分に思いやりの気持ちを向けるとよいという発想から、この研究は始まった。本書では、セルフ・コンパッションという新しい概念を、その背後にある仏教やマインドフルネスにも触れたうえで、効用や実践方法について解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーは自分の役割を問い続ける(インタビュー)
    550円 (税込)
    サッカーはいまや国民的スポーツとなり、日本代表の試合はサッカーファンだけでなく日本中の注目を浴びる一大イベントである。宮本恒靖氏は現役時代、代表チームの全カテゴリーでキャプテンを務めた。その後、2018年にガンバ大阪の監督に就任すると、降格危機にあったチームの再建に成功した。勝てば称賛を浴びるが負けた時には厳しい批判にさらされる過酷な環境の中、自分を見失うことなくリーダーの職責をまっとうし続ける宮本氏に、その哲学を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • セルフ・コンパッションは自分とチームを成長させる
    550円 (税込)
    失敗したり挫折したりした時に自分に対して寛容になる「セルフ・コンパッション」の効用が、生活や仕事において認められ、その研究が進んでいる。この傾向が強い人は、自己を成長させるモチベーションが高く、強いオーセンティシティ(自分に嘘偽りがない性向)を示す。この2つはリーダーシップの発揮を促すなど、キャリアでの成功を支える重要な要素である。そして、セルフ・コンパッションは、意識して伸ばすことができる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • デザイン思考で創造的解決を導く方法
    550円 (税込)
    組織にはイノベーションの実現を妨げるさまざまな障壁がある。ことに「秀逸な解決策」「少ないリスクと変革コスト」「従業員の賛同」の3点において大きな問題が立ちふさがる。これらをクリアするための明確かつ確実なツールがデザイン思考である。7つのステップを繰り返していくことで、実用的なイノベーションが実現する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • Tモバイルは顧客対応の現場を知識労働に変えた
    550円 (税込)
    コールセンターの多くは、ヘッドセットをつけたオペレーターが並び、相次ぐ電話にマニュアル通り対応しながら、「処理時間」を最小限にしようとしている。この業務は、知識労働と見なされることは少なく、他の職種に比べ、離職率も高く、待遇もよいとはいえない。長年変革が見られなかったこの業務だが、近年、コールセンターに寄せられる問い合わせは複雑になり、オペレーターのストレスも高まっていた。そのような状況を受けて、カスタマーサービスの変革に着手したのが、Tモバイルである。本書では、同社がどのように変革を成し遂げ、それが組織にどのような効果をもたらしたのか論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • データの力で隠れた価値を見つけ、形にする(インタビュー)
    550円 (税込)
    三木谷浩史氏が1997年に創業したベンチャー企業は、「楽天市場」という日本最大級のインターネット・ショッピングモールを運営し、世界30カ国以上で70を超えるサービスを展開する巨大グローバル企業に成長した。そうして多種多量なデータを取り扱うようになったことで、その価値を最大限に活かすという新たなミッションが生まれた。楽天でチーフ・データ・オフィサーを務める北川拓也氏は、同社でそのミッションを牽引する。データドリブンの組織に変わるには、トップが明確なビジョンを示すことに加え、現場がビジョン達成に向けて泥臭く汗をかくことが重要だと北川氏は語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 現場の能力を引き出すデータ分析の6つの型
    550円 (税込)
    ビッグデータという言葉が流行して以来、日本企業は、分析に強い人材を育成し、工場や顧客のデータを収集するシステムを構築し、さまざまなデータ分析プロジェクトを立ち上げてきた。しかしながら、多くの企業は投資に見合ったビジネス成果を得られていないのではないだろうか。大阪ガスでデータ分析組織をつくり、現場向けに成果を出してきた筆者は、その原因は、分析力やデータ量よりもむしろ、現場の力とデータ分析を融合させるプロセスの軽視にあると考える。筆者は、このプロセスを意識してデータ分析に取り組むうちに、現場の意思決定の種類によってこのプロセスを類型化できることに気づいた。本書では、NTTドコモやAGC(旧旭硝子)の事例を挙げながら、現場業務の意思決定を6種類に類型化して、現場の力を的確に引き出すことでデータ分析を成功させる型を提示する。この型を習得すれば、データ分析を単なる分析で終わらせず業務改革につなげる成功確率が格段に高まるだろう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • データドリブン経営の本質
    550円 (税込)
    GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)が覇権を握り、世界中で既存市場のプレーヤーを脅かしている。彼らに対抗して企業が生き残るための必須条件が、データドリブン経営である。これは製造、営業、人事ほか、あらゆる業務の生産性を上げるものであり、新たな競争優位の源泉となる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • データサイエンスと経営を結び付ける方法
    550円 (税込)
    データサイエンスの評価が高まっているが、その力は十分に発揮されていない。担い手であるデータサイエンティストに対しての誤解があるからだ。経営者は彼らに、収集データを経営戦略に沿って分析し、結果を平易に説明してくれる達人技を期待するが、そうした人はまず見つからない。そこで本書が提示する解決策は、さまざまな才能を持つメンバーを集め、チームで、データサイエンティストの任務を担うことである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ピープルアナリティクスで人事戦略が変わる
    550円 (税込)
    社員データから抽出した統計学的な知見を用いて、人材管理の意思決定を行う「ピープルアナリティクス」は、近年多くの企業が、取り組む優先度が高い領域だと考えている。実際、企業内にはメールの送受信、チャット、ファイルの転送といった膨大なデータが存在し、これらを掘り下げて分析することで、社員に関する理解を深め、組織全体のパフォーマンスを上げることが可能だ。しかし、企業の多くは個々の社員に関するデータしか使っておらず、それ以上に重要な社員間の相互作用に関するデータに目を向けていない。本稿では、組織の改善につながるピープルアナリティクスを理解するための6つのポイントと、応用のためのフレームワークを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「コラボレーション疲れ」に陥らない方法
    550円 (税込)
    社内外の関係者とのコラボレーションを、かつてないほど要求されるようになっている。組織のグローバル化、製品・サービスの複雑さの増大、時間や場所を選ばずに連絡できるメールの普及などのためである。業務の効率化が進んだ半面、自分の職務に集中する時間を奪われる「コラボレーション疲れ」に苦しむ人が増えている。筆者らは、優れたコラボレーションを実践している人たちの定量・定性分析に基づいて、この問題の解決策には組織的対応に加えて、個人の考え方・習慣の変更が必要であることを見出した。そのための戦略的自己管理のベストプラクティスを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 好奇心を称え合う文化のつくり方
    550円 (税込)
    オンライン調査のサービスを提供するサーベイモンキーは、デイブ・ゴールドバーグの下、飛躍的な成長を遂げていたが、そのさなかの2015年5月にゴールドバーグが急死する。それを引き継いだのが、以前から同社の取締役であり、ゴールドバーグの親友であった本稿の筆者、ザンダー・ルーリーである。2016年1月にCEOに就任したルーリーは、トップを失った従業員へのケアに配慮しつつ、停滞気味だった同社の事業を刷新し、さらに企業文化の明確化に手をつける。従業員への調査から明らかになったのは、同社にとっての「好奇心」の重要性で、ルーリーは、これを引き出す方策を考えるとともに、好奇心を称える企業文化づくりに力を入れてきた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーシップ開発の未来
    550円 (税込)
    時代に即した新たなリーダーシップスキルが求められているが、そうしたリーダーシップ開発の提供側にも大きな変化が生まれている。筆者らが「個別学習クラウド」(PLC:オンライン講座やソーシャルで双方向的なプラットフォームなど)と呼ぶ学習インフラである。PLCは個人やチームのニーズに柔軟に合わせて構成でき、アクセスも簡単、21世紀型のOJTと筆者たちは評する。本書では、リーダーシップ開発の現状を分析し、パーソナル化、ソーシャル化、コンテキスト化といった特徴を持つPLCについて解説し、今後リーダーシップ教育がどのように変化していくかについて言及する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • イノベーションに必要なのは、組織ではなく突き抜けた人材だ(インタビュー)
    550円 (税込)
    1994年に発売したソニーの家庭用ゲーム機PlayStation(プレイステーション)は、全世界で爆発的なヒットを記録し、2018年にシリーズ累計販売台数が5億台を突破した。その開発から販売まで中心的な役割を担ったのが、元ソニー副社長の久夛良木(くたらぎ)健氏である。現在は世界20カ国以上からエンジニアが集まるAIスタートアップ、アセントロボティクスの社外取締役等を務め、いまもなおテクノロジーの世界の最前線に立つ。コンピュータ好きな一介の技術者であった久夛良木氏はなぜ、イノベーションを起こし続けられたのだろうか。創造的な組織をつくるうえでのポイントを尋ねた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 事業を変え、組織を変え、社員を変え、これからも成長し続ける(インタビュー)
    550円 (税込)
    創業88年を迎えた丸井グループは、家具の月賦販売から事業をスタートし、「赤いカード・ヤングファッション」の丸井として一時代を築いた。現在は、モノを売ることよりも体験を提供することを重視した店づくりを進めるなど、従来の常識に囚われない新しいビジネスモデルを構築している。創業家の3代目である丸井グループ社長の青井浩氏に、丸井がビジネスモデルを変え続けてこられた理由、そして近年、組織文化をどのように変え、今日それがいかに結実しているのかについて話を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 創造的な組織は逆説に満ちている
    550円 (税込)
    イノベーションを促す革新的文化は、経営者や従業員を問わず、企業人万人から支持される。しかし、この文化を創造し維持するには、5つの厳格さが不可欠である。第1に、失敗を許容するには能力不足を受け入れてはならない。第2に、実験に積極的であるためには厳格な規律が欠かせない。第3に、心理的安全性を保つには歯に衣着せぬ物言いを快く受け入れなくてはならない。第4に、うまく協働するには各人が責任意識を持たなければいけない。第5に、フラットな組織では強いリーダーシップが不可欠である。こうした厳格さの意義、これを維持する方法を論じよう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 組織の境界を超え協働を促すリーダーシップ
    550円 (税込)
    組織で優先されがちなのは上司と部下などのタテのつながりだが、イノベーションや事業開拓につながるのは日常的に関わる別部門との関わりなど、ヨコの関係である。しかし、組織の壁に阻まれ、なかなか水平方向の協働は進まない。社員は訓練により、組織全体を見渡して専門知識を持つ人材と結び付き、異なる考えの同僚とも協働できるようになるが、自分と異なる人を理解し、気持ちを通じさせることはなかなか難しい。本書では、リーダーがこの課題克服を手助けする4つの方法を紹介している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 段階的な価格設定で利益を上げる方法
    550円 (税込)
    消費者は価格に敏感なので、より安価な商品・サービスを好んで購入する──。そう考えて激しい値下げ競争を繰り広げる企業は少なくない。だが、その前提が常に正しいとは限らない。価格はもちろん重要だが、消費者は単に安いものを好むわけではなく、みずからのニーズを満たすサービスが適正な価格で提供されているかを見極めている。本書では、新たな顧客を獲得すると同時に、既存の顧客にサービスのアップグレードを促すことで利益を上げるために、「グッド」「ベター」「ベスト」の段階価格を効果的に設定する方法が示される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 意見が割れる経営陣を一致団結させる方法
    550円 (税込)
    スイスコムは、長年イノベーションでの実績を誇ってきたが、昨今は停滞状態が続いていた。経営陣は新たな長期戦略が必要との認識では一致していたが、その最善策では意見が分かれていた。効率化で利益を高めたほうがいいのか、それとも新しい市場にチャレンジしたほうがいいのか。本書では、経営陣が新たな戦略遂行に向けて足並みを揃えるために取ったアプローチを紹介する。それは経営陣に自社について共通の理解の土台を築き、不整合の部分を明らかにし、さらには体を動かして経営陣の合意を形成するというものだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーの睡眠は組織の業績を左右する
    550円 (税込)
    睡眠の重要性は近年、広く認知されてきている。睡眠が不十分だと、判断力が鈍り、自己制御が利かなくなり、創造性が低下してしまう。実は、悪影響は個人に留まらない。筆者の研究によれば、リーダーが睡眠不足だと、当人のパフォーマンスだけでなく、いろいろな形で部下の仕事の成果も損なうことが判明した。本書ではこの点を明らかにするとともに、解決策を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ムーンショット経営で世界を変える
    550円 (税込)
    ジョン F. ケネディ米大統領が提唱し、計画から10年足らずで実現した人類の月面着陸プロジェクト「ムーンショット」。その言葉が半世紀を経て、今日のR&Dや企業経営において大きな影響を与えている。それも、グーグルのように、実現不可能と見られる地球規模の課題解決を目指すことが競争優位を築くことになるとわかったからだ。なぜ、いま経営にムーンショットの考え方が必要なのか。グーグルに対してヒト型ロボット企業の売却を成功させ、さらに米国シリコンバレーを拠点に、世界の水道管劣化という大きな課題に取り組む、連続起業家(シリアルアントレプレナー)の筆者がムーンショット経営の要諦を明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ムーンショットを構想する方法
    550円 (税込)
    多くの企業が、漸進的思考の傾向から脱せないことに悩まされている。なぜ「ムーンショット」のような、もっと大きく有意義な考え方ができないのだろうか。創造性を抑制している足かせがあるからである。それは、私たちの認識をゆがめ、さまざまな可能性を見えなくするバイアスである。目指すべき方向を新たに検討する際、人は認知バイアスにはまってしまい、現状しか見えず、より価値の高い機会に目が向かなくなる。そうした罠を回避し、イノベーションを実現する方法を提示しよう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人類史上、最も危険なウィルスに挑む(インタビュー)
    550円 (税込)
    エボラ出血熱はアフリカを中心に猛威を振るい、一度の流行で1万人以上の死者を出すこともある。感染時の致死率は最大で90%に上り、その原因となるエボラウイルスは「人類史上、最も危険なウイルス」と称される。ウイルス学者の高田礼人氏は長年、その感染メカニズムの解明に挑み、世界で初めてエボラウイルス全種に有効な抗体を発見するなど、これまでにいくつもの成果を残してきた。本書では、高田氏によるエボラ研究の変遷とその成果に加えて、エボラ出血熱の治療薬開発という前人未到の挑戦が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 宇宙への夢を語ることで科学技術が進歩する(インタビュー)
    550円 (税込)
    ユーリイ・ガガーリンが史上初の有人宇宙飛行を実現して以来、人類は驚異的なスピードで宇宙開発を進めてきた。人間を宇宙空間に送り出し、重力も大気もない極限の環境に適応させるべく、宇宙開発には時代の最先端の知見が凝縮されている。その研究成果は、宇宙のみならず、地上の生活にも大きな恩恵をもたらしてきた。国や企業が壮大な夢を語り、分野を超えた才能が集結してその実現を目指すことで、科学技術は進歩する。アジア人女性初の宇宙飛行士であり、宇宙医学の研究に携わり続けてきた向井千秋氏は、そのように語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • イノベーションの方程式
    550円 (税込)
    イノベーティブな組織をつくるカギは、企業文化にある──。多くの書籍で書かれてきたことだが、はたしてこれは本当だろうか。探索的で、遊び心があって、ミスに寛容な組織であっても、業績が下がることがある。優秀な人材と最高の目的が揃った優れたチームであっても、ある時から素晴らしいアイデアを潰すようになることがある。本書では物理学者である筆者が、企業が急進的なアイデアの受容から排除へと転換するモデルを明らかにし、それを制御する4つのパラメーターについて論じる。企業の規模が極めて大きくなっても、急進的なイノベーションを確実に実現し続ける道筋を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • プラットフォームが成功する理由 失敗する理由
    550円 (税込)
    中国の滴滴出行(ディディチューシン)は2016年に世界最大のライドシェア企業となり、ウーバーとの競争にも勝ち抜いた。しかし、その後も別のライバル企業の参入は続き、圧倒的な規模を誇るにもかかわらず、競争に決着をつけられないでいる。フェイスブックやアリババなど、成功を収めているプラットフォームがある一方で、苦戦を強いられるプラットフォームがあるのはなぜか。筆者たちは、こうしたデジタルネットワークのビジネスでは、その競争優位はプラットフォームとネットワーク間の相互作用にかかっており、ネットワークの特性をうまく使いこなした企業が勝つと言う。本書ではこの5つの特性を解説し、勝利の条件を探る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 戦略の策定には創造的発想が欠かせない
    550円 (税込)
    既存の戦略論は、事業環境を理解することには役立つが、それを変える方法を示すことはない。状況をブレークスルーする戦略の構築には、創造的発想が必要である。それはただ待っていても、生まれない。本書では、そのための4つの方策について考察する。すなわち、(1)対比に基づく方策、(2)組み合わせに基づく方策、(3)制約に基づく方策、(4)環境に基づく方策、である。戦略論が万能でなくなった今日、これらの方策を活用して、いろいろな可能性を探っていくことが求められている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • データ分析で小売業の人的資源を最適化する
    550円 (税込)
    オンラインショッピングに対抗するため、実店舗を持つ小売企業は昔ながらの方法で経費を削減しようとする。しかし、従業員数を減らし、研修費も減らすという戦略は、インターネット小売企業に対する最大の強みである、顧客と対面で話せるというメリットが損なわれてしまう。筆者らは、単に人件費を削るのではなく、データを用いた各店舗における販売員数の適正化、ならびに販売員にメーカーの力を借りた商品知識を増やす研修の実施を提案する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • イノベーション戦略を補う5つの要素
    550円 (税込)
    デジタル技術の発達により、世界に散らばる知識や資本、そして消費者を取り込めるようになった。このおかげで、優れたアイデアをもとにしたスタートアップやムーブメントが可能になったのである。しかし、その割に画期的な商品やサービスはあまり生まれていない。筆者たちは、その理由として素晴らしいアイデアを商品化するうえでの落とし穴やバイアスに対処していないことを挙げる。筆者らはこうした落とし穴を避けて、ブレークスルーを成功に導くためのフレームワークを紹介する。このフレームワークは5つの要素から成るが、本稿ではそれぞれについて解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • やる気が出なくても仕事で成果を上げる方法
    550円 (税込)
    仕事で成果を上げる人と、そうでないその他大勢とを分ける大きな違いの一つは、うまく自分を動機付ける能力にある。長い仕事人生において、自分のやる気を常に高い状態に保つことは難しい。しかし、やる気の出ない時でも、みずからを動機付け、前進し続けることは可能だ。本書では、4つの戦術を紹介し、自己動機付けという、成功に欠かすことのできないスキルを身につける方法を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 挑戦する組織に向けて「楽しく働く人」を増やす(インタビュー)
    550円 (税込)
    カルビー常務執行役員 人事総務本部長として、同社の「2030年ビジョン」で掲げるグローバル化と新規事業推進の屋台骨を担う武田雅子氏。これまでの人生は必ずしも順風満帆だったわけではない。前職時代の30代半ば、広い職掌範囲を任されたタイミングで、がんが発覚。人生を左右しうる出来事が同時に降りかかった。そうした経験を経て、「楽しく働く人を増やす」という信念を強め、「価値創造に向けた挑戦ができる」組織づくりに邁進する武田氏に、セルフマネジメントの秘訣から最近の取り組みまでを聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 医師の「働きすぎ」を仕組みで解決する
    550円 (税込)
    医師の労働環境はあまりに過酷である。泊まり込みでの早朝深夜の対応は当たり前で、満足な休養を取れない人は多い。医師としての使命感だけで乗り越えられるものではなく、心身の健康を害したり、医療の世界を離れたりする人もいる。メディヴァの大石佳能子氏は、そうした現状に大きな問題意識を抱き、患者のニーズを満たしながら、医師の働き方を根本から変える医療変革に力を注いできた。「『赤ひげ先生』を仕組みでつくる」という目標を掲げる大石氏は、長時間労働が常態化して「働きすぎ」という自覚を持つことすら難しい世界を、どのように変えてきたのか。本書では、医師の働き方を改善するだけでなく、働きがいを高めるために実施した取り組みが紹介される。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 時間とお金の幸福論
    550円 (税込)
    時間にゆとりがあると感じる人の割合は今日、過去最低水準にある。原因は長時間労働にあると思われるかもしれないが、実際には自由裁量時間は増えている。では、なぜ時間がないという感覚が強いのだろうか。調査によれば、お金が幸福をもたらすと考え、稼ぐために時間を使うという罠に、多くの人がはまっているためである。そこから脱するには、お金ではなく時間を大切にする考え方に転じることである。本書では、今日からでも取り入れられる、そのためのいくつかの手法を紹介していこう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • オペレーションの裏側は顧客に明かしたほうがいい
    550円 (税込)
    銀行のATMは素晴らしい発明だ。しかし、ATMがかなり複雑な手順を踏んで現金を出入金しているにもかかわらず、顧客には見えないがために、「取るに足らないサービス」と思われてしまう。商品やサービスが提供される経過のオペレーションを顧客に明らかにすることは、顧客にその商品やサービスの価値を認識させ、満足度を高めるとともに、従業員の側でも自分の労働の価値を認めてもらえる、というメリットがある。オペレーションの透明性により、顧客にも従業員にも効果のある好循環が生まれるのだ。筆者は、このオペレーションの透明性のデメリットについても詳しく論じた後、それでも組織がオペレーションを視覚化するメリットを説いている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • なぜ部門横断型プロジェクトは失敗するのか
    550円 (税込)
    新しい製品・サービスを出すうえで、部門横断型プロジェクトがその成否を握ることは言うまでもないが、往々にしてうまくいかないものだ。なぜなら、経営陣が社内連携(コラボレーション)を促そうにも、各部門が自分たちの権限や責任範囲、リソースなどの「領地」(テリトリー)を守ろうと抵抗するからだ。だが、筆者はそうしたプロジェクトが行き詰まっても落胆してはならないと説く。連携先の部門の脅威を明らかにし、その脅威を最小化するための策を講じれば、プロジェクトの復活は可能だ。行き詰まる前から、コラボレーションの死角となる3つの要因をチェックしたい。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ダメな会議から脱却する4つのステップ
    550円 (税込)
    会議の運営はマネジャーにとって重要な任務である。しかし、彼らの多くは会議の運営が下手であり、その自覚がない。そこで筆者は改善策として、360度評価などにより事実を認識し、会議前に準備し、ファシリテーションを学び、そして再び、周囲からの評価を仰ぐという4つのステップを提案する。巧みに運営できるようになると、メンバーの仕事へのモチベーションは高まり、創造的な意見が自発的に出るようになり、チームの生産性は格段に上がる。そして、その効用はマネジャー自身も得ることができる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーはデザイン思考をどう活かすべきか
    550円 (税込)
    デザイン思考のプロジェクトを成功させるためには、試作の評価やテストの実施とその繰り返しが不可欠だ。だが、そのメンバーにとっては失敗の烙印を何度も押されることと同義であり、モチベーション維持が難しい。筆者らは5カ国、20以上の公的・私的機関のデザイン思考プロジェクトを調査。その結果、プロジェクトの成功にはリーダーシップが欠かせないことを明らかにした。プロジェクトのリーダーはチームを鼓舞するコーチ役であり、プロジェクトが軌道に乗れば後方支援に回るべき存在であると説く。特に成功には「共感して寄り添う」「拡散的思考を奨励し曖昧さを許容する」そして「新しい未来を描き『リハーサル』する」ことがポイントだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「中年の危機」には哲学が効く
    550円 (税込)
    たとえ順調なキャリアを歩んでいても、中年期には悩みや不安に襲われやすい。人生の満足度は若い頃は高いが40代に底を打ち、その後回復するという研究もあり、これは万国共通だという。筆者のキーラン・セティヤも夢見たキャリアを手にしているのに、陳腐な人生や過去の選ばなかった人生に対する後悔や喪失感、満たされない感覚に苦しめられるようになった。そこで彼は自分の専門分野である哲学の力を借りて、この気持ちに折り合いをつけた。人はなぜ後悔するのか、誤った選択をしたと感じた時どう考えるべきか。また満たされない感覚を解消するにはどうすればいいだろうか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 間違いだらけの人材採用
    550円 (税込)
    人材採用のあり方が大きく変わってきている。新たにマネジャーが必要になった場合、かつては社内異動や昇格が多かったが、今日では社外から採用するケースが主流である。そのため人材採用企業を活用する機会が増えている。一方、関連テクノロジーは日進月歩で、的確な活用が必須である。こうした変化により、採用コストは増大。採用方法の再検討が急務である。人的資源が競争力の源泉であることには変わりなく、採用活動の成否が企業の命運を握る。企業がいま直面する課題を掘り起こし、戦略的な採用施策を提言する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職能部門も明確な戦略を持つべきである
    550円 (税込)
    かつて大企業組織の中心にあった総務、財務、人事、営業などの職能部門。しかし競争の激化に対応するために、各製品の戦略と責任を明確にする目的で製品別の事業部門が置かれ、職能部門は各分野の専門特化、効率性や整合性の向上を目指して中央に設けられるようになった。このように組織が進化していく中、戦略の理論と実務はもっぱら製品ラインに照準を合わせ、各職能分野はなおざりにされてしまった。こうした状況に警鐘を鳴らすのが本書である。筆者たちは、職能部門においても戦略を持つことの意義を説き、フォーシーズンズの人材部門を例に、職能部門の戦略が事業に好影響を与えることを示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ソフトバンクの採用は変わり続ける
    550円 (税込)
    売り手市場やエンジニア不足と騒がれる中、既存の採用手法を一から見直して成果につなげているのが、ソフトバンクである。通信事業の活性化と新規事業の創出の2軸へと、経営戦略が大きく変わる中で、採用責任者の筆者は、「受け身」であった採用戦略を「攻め」に転換した。新卒学生の対象マーケットを広げてみずから地方に出向いたり、インターンの活用を積極的に展開したり、人工知能を通じた採用プロセスを実施したりしてきた。「とにかくやってみる」という姿勢で、前例に囚われず、果敢にPDCAを回し続けてきた新しい採用のあり方を惜しみなく明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • メルカリが挑む世界中の多様な人材が活躍できる組織づくり
    550円 (税込)
    メルカリは2013年に創業したベンチャー企業にもかかわらず、わずか5年で上場を果たすと、いまや国内外で2000人近くの社員を抱える大企業となった。ただ、驚異的な速度で組織と事業を拡大したことにより社内制度、特に人事制度をグローバルレベルで十分に整備し切れていないという課題を抱えていた。メルカリ執行役員CHROの木下達夫氏は、プロクター・アンド・ギャンブルで5年間、ゼネラル・エレクトリックで17年間、一貫して人事畑を歩んできた。本書では、メルカリを名実ともにグローバル企業として飛躍させるために、木下氏が中心となって実行した、変革の具体的な取り組みを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • フィードバックの誤謬
    550円 (税込)
    フィードバックとは、相手のパフォーマンスに対する意見と改善するための方策を伝えることだと認識されている。しかし、研究結果によれば、これはまったく相手のためにならず、むしろ学習を妨げる。なぜなら、人は他人のパフォーマンスをきちんと判断できないからだ。また神経科学の知見によれば、批判は学習を阻害する。そして卓越性は個々人によって異なるので、他人の成功事例は当てはまらない。では代わりに何をすべきか。みずからの卓越性を認識させ、定着させ、再現させ、磨きをかけさせることだ。本書では、フィードバックをめぐる誤った認識を指摘するとともに、あるべきフィードバックの方法を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 機関投資家がESG投資を最重要視する理由
    550円 (税込)
    資本市場が大転換している。世界の資産運用会社トップスリー(ブラックロック、バンガード、ステート・ストリート)、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)、日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など、世界の主要な機関投資家を対象にした調査によれば、ESG(環境、社会、ガバナンス)での企業活動や成果が、投資家の投資基準において重要な要素になっていることが判明した。その変化はなぜ、どのような過程で起きたのか。現状の課題は何で、今後は何が求められているのかを明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 不況期に生き延びるために企業は何をすべきか
    550円 (税込)
    米国の景気は2009年6月から拡大期に入り、長期にわたってきたが、米中の貿易摩擦や世界経済の成長率低下など、今後の動向には懸念される点が多い。本書は、米国における景気後退期の企業について、さまざまな調査研究を分析したものである。これによれば、不況期には倒産したり、買収されたりする企業も数多いのだが、それでも1割ほどは、不況後に成長し、競合に比べて10%以上も売上げと利益を伸ばしていた。この明暗を分けたものは何か。景気後退期の企業がなすべき備えと、その時に取るべき行動を論じている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 国連機関にリスク管理とコスト意識を持ち込む
    550円 (税込)
    UNOPS(国連プロジェクトサービス機関)は、国連機関の中でも異色の存在だ。1990年半ばまでUNDP(国際連合開発計画)のプロジェクト実行部門の一つだったが、そのあり方が利益相反と批判を受け、1995年にみずから資金調達を行う独立事業体となった。当初は損失続きで運営もうまくいかなかったが、2006年に当時の事務局長が、経営立て直しに着手し、成功を収める。そしてその後を継いだ本書の筆者グレテ・ファレモがさらなる改革を追求し、国連組織の中の反対に遭いながらも財務規律を守り、リスクを取る文化を根付かせた。そして当然だが、国連が持つ大きな目標も達成しようとしている。この試みは多くのNGOにとっても大きな教訓となることだろう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • あなたは「専門性の罠」に陥っていないか
    550円 (税込)
    仕事において専門知識を身につけることは、よいことだと見なされる場合が多い。しかし、企業幹部を対象にした調査では、これらの知識がパフォーマンスを低下させることがわかった。ある分野に長けていれば別の分野でも能力を発揮できると考え、自分の能力を過信することがある。また、豊富な知識や経験は、時として視野を狭くする。本書では、リーダーたちが陥りがちな「専門性の罠」を回避し、創造性やパフォーマンスをさらに高める方法について論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • チームの力が従業員エンゲージメントを高める
    550円 (税込)
    同じような経歴を持ち似たような環境にいるにもかかわらず、意欲的に仕事を行う従業員と、疲れ果てて燃え尽きる従業員とがいる。その差はなぜ生じるのだろうか。『さぁ、才能(じぶん)に目覚めよう』などのベストセラーを出した筆者らが19カ国、1万9000人以上を対象にした最新の従業員エンゲージメント調査からは、意外なことがわかった。エンゲージメントは組織文化や個人の資質に左右されるものではない。組織図には表れない「チームの力」にこそ、個々の意欲と能力を引き出すヒントがある。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • マーベルはなぜ大ヒット映画を量産できるのか
    550円 (税込)
    『アベンジャーズ』シリーズをはじめ、マーベル・スタジオが独立製作した22本の映画作品は大ヒットを記録している。いずれの作品にも特撮技術が効果的に用いられ、魅力的な主人公が悪と対峙するストーリーが展開されるのが特徴だ。一見すると、単調なヒーロー作品を焼き増ししているだけにも思えるが、そうではない。そこには、マーベルらしさを維持しながら、刷新を続ける仕組みがある。筆者らは、同社の成功要因を4つ挙げているが、それらの要因はコンテンツ業界に限らず、あらゆる産業で応用できるものだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 即興コメディのテクニックでメンバーの意欲を引き出す
    550円 (税込)
    従業員エンゲージメントを考えるうえで、チームの果たす役割が大きいということは確かだろうが、リーダーが威圧的なチームでは、メンバーは萎縮したりやる気を失ったりしてしまいがちだ。そして現実に、こうしたチームは多い。この課題を解決する方法として、筆者が本書で提案するのが、即興コメディで使われるテクニックだ。基本ルールを設定し、意図的にコラボレーションを促すもので、ビジネスリーダーはこの方法を応用すれば、チームを活性化し、メンバーの意欲を引き出すことができる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • エンゲージメント調査は万能ではない
    550円 (税込)
    コンサルタントや経営者には、従業員エンゲージメント調査への期待と信頼が大きいようだ。しかし研究者の視点で、従業員の業績との関連性を見ると、必ずしもエンゲージメントの効果が明らかとはいえない。業績を高める意味では、給与水準や上司のマネジメントなど他の要因が強いからだ。調査の限界を把握したうえで、エンゲージメントの考え方を活用していくことが肝要である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーには人を信じ抜く覚悟が必要である(インタビュー)
    550円 (税込)
    新浪剛史氏は、ローソン社長として同社の急成長を牽引したのち、2014年、創業家以外からは初めてサントリーの社長に就任した。サントリーは当時、ビーム買収に象徴されるようにグローバル化を積極的に進めており、異文化との統合をいかに果たすかが重要なミッションであった。新浪氏は経営者として、この困難な課題とどう向き合ったのか。本書では、同氏のリーダー哲学が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 日本企業がエンゲージメント経営を実践する5つの要諦
    550円 (税込)
    企業が掲げるビジョンを、従業員が理解・共感し、その達成に向けて、個々の能力を自発的に発揮することを促すエンゲージメント経営は、先進的な企業で導入が着々と進んでいる。さらに、人材が競争優位の源泉となる傾向が強まる一方、流動性が高まり、その争奪戦が激化する中、これまで以上に従業員との密接な関係を長く維持することが企業に求められ、「持続可能なエンゲージメント」という新たな概念が生まれている。本書では、長年この分野でコンサルティングを行ってきた筆者らが、こうした変化の歴史的背景や経済環境の動向を詳述したうえで、日本でエンゲージメント経営を実践している企業事例をもとに、それを結実させる方法を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • AIを組織の中枢に実装する方法
    550円 (税込)
    人工知能(AI)はあらゆるビジネスの可能性を広げており、多くの企業幹部はAI導入を喫緊の課題だと気づいている。だが、実際はAIの導入とその拡大に苦慮しているようだ。マッキンゼー・アンド・カンパニーの調査では、AIの導入を広げるうえで基盤となる中核的な取り組みを行っている企業は、わずか8%だった。AIを組織に適応させていくうえで、何が障壁となっているのか。AI導入で意思決定がいかに変化するのか。これらを踏まえ、プロジェクトを担うチームのあり方から、従業員教育への投資の考え方、リーダーの役割まで多様な観点から、AIを競争力に変える組織づくりについて明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 効率化の代償
    550円 (税込)
    アダム・スミスとリカードによる生産性向上の議論は、テイラーの科学的管理法、さらにはデミングのTQCへとつながった。マネジメントは時間、原材料、資本などの無駄の排除を目指し、効率は美徳とされた。しかし、筆者は高度な効率化に警鐘を鳴らす。効率が向上するにつれて効率化の恩恵が不均等に配分されるようになり、専門特化が進み、最も効率的な企業の市場支配力が強まりゆく一方だからである。そして格差が生まれ、社会不安の種も生まれるというのだ。これを正すためには、一般的には競争優位の源泉と考えられていない「レジリエンス」を重視し、獲得することだと主張する。困難から立ち直る力であるレジリエンスにより、長期的には安定した公平な事業環境が生まれるだろう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業は信頼をマネジメントせよ
    550円 (税込)
    フェイスブックのずさんな個人情報管理、ユナイテッド航空の非情な顧客対応、ボーイングの問題隠蔽など……優良といわれる企業で近年、不祥事や不正が多発している。こうした事件は、ステークホルダーの信頼を失い、企業価値に多大な損失をもたらした。ただ一方で、信頼の重要性を再認識させる契機にもなっている。筆者らは長年の研究により、信頼される企業はステークホルダーすべてと強い絆を結んでおり、そのための行動や過程はユニークであることを明らかにした。その内容をフレームワークにまとめ、ステークホルダーが企業の信頼度を見極める4つの視点、信頼回復のための5つの方法を説明する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーの信頼性をどう見極めるか
    550円 (税込)
    経営トップが絶大な権限を持つのは、その人に大切な仕事を任せたいというステークホルダーの意思の表れである。権限は、ステークホルダーが寄せる信頼の度合い次第で、大きく変わる。信頼の判断基準は、企業に対する基準となる、能力、動機、手段、影響力の4つに、正統性が加わる。この5つの基準をいかにクリアするか、事例とともに詳述する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 無謀なチャレンジが信頼を損ねる時
    550円 (税込)
    企業には成長し続けることが求められているが、従業員に過度なプレッシャーを与えると、組織が無謀なチャレンジへと突き進んでしまうことがある。重大なリスクを抱えた商品やサービスが市場に投入されて、不備が表面化したとたん、顧客からの信頼はいっきに失われ、甚大かつ長期的な損失を招くことになる。イノベーションを阻害することなく、リスクを適切に管理するために、企業はどうすればよいのだろうか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 神経科学が解き明かす信頼のメカニズム
    550円 (税込)
    信頼がビジネスにもたらす影響はあまりに大きく、商取引における最重要事項であると言っても過言ではない。では、信頼はどのように構築されるのか。ここ20年間の研究の積み重ねにより、未知の領域であったそのメカニズムが解明され始めている。本書では神経科学、特にヒトの脳に着目した研究を中心に、その成果を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 良い謝罪、悪い謝罪
    550円 (税込)
    企業で何らかの不祥事が明らかになった時、トップが謝罪の場に臨むことになる。しかし、これは難しい仕事だ。謝罪はえてして、形だけの言葉の羅列だととらえられがちで、中身のないおざなりな謝罪では、ステークホルダーとの関係を修復できないばかりか、事態がさらに悪化しかねない。本書では、効果的な謝罪の組み立て方を伝授する。謝罪では、真実を被害者に対して語り、償いをすること、あるいは過ちを二度と繰り返さないことを誓うのだ。さまざまな企業の事例から詳しく解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業を見る目は、ますます厳しくなっていく(インタビュー)
    550円 (税込)
    経営やビジネスにおける信頼は「コミットメント」(約束)と「アカウンタビリティ」(結果責任)によって構築される──。松本晃氏はこれを「1丁目1番地」として掲げ実績を上げてきた。そして経営者やビジネスパーソンには、これまで以上に厳しく倫理観を求められると言う。ジョンソン・エンド・ジョンソン、カルビー、RIZAPグループと、名だたる企業で経営手腕を発揮してきた松本氏に、信頼の構築における注意点と危機管理の要諦を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業の信頼はガバナンス経営から始まる
    550円 (税込)
    不祥事の根源的な原因は、人間の本性にある。人間は弱いという部分に起因するので、不正は起きることを前提にすべきである。また、ゲマインシャフトの文化が根強い日本では、共同体の意識や論理が優先する問題もある。社会規範からのチェックが入るシステムが不可欠である。経営のトップにおけるコーポレートガバナンスからボトムの人事制度まで、制度を再設計し、機能させることが、企業の信頼を担保する道の第一歩となる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • デジタル・トランスフォーメーションにまつわる5つの誤解
    550円 (税込)
    企業幹部の多くは、デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは何かについて理解するのに苦労している。彼らの多くは、DXが既存ビジネスの根本的な崩壊をもたらすものであり、テクノロジーへの巨大な新規投資を伴うものととらえている。さらに、リアルを捨ててデジタルへ完全に移行し、そしてテック系スタートアップの買収を伴うものだと考えている。たしかに、そのようなパラダイムシフトが起こる場合もある。だが、筆者らの研究によれば、DXの本質は、組織に大混乱をもたらす破壊的(ディスラプティブ)なものではないという。実際は、より段階的なアプローチを使用することで成功している企業が多いからである。60社以上のインタビューを通して、DXにまつわるよくある誤解について明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営者が思うより従業員の適応力は高い
    550円 (税込)
    経営者は将来起こりうる破壊的変化と、それによるスキルの陳腐化や人員不足を憂慮しているが、実は従業員側はそれほど心配していない。むしろチャンスと認識している。ただし、どのように変化に対応していくかの具体策はわかっていない。適切なサポートを提供することは、従業員のためになるのはもちろんのこと、ひいては企業を利するものである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 気候変動リスクに内部炭素価格で対処する
    550円 (税込)
    多くの企業が熱波、洪水、干ばつなど、世界の気候変動リスクに対し、何らかの方策を取っているが、賢い企業は、CO2排出に関する規制の厳格化などにより、支払額も増えるという炭素リスクにも目を向けている。こうした企業は、自社のCO2排出の金銭的価値を算出して内部炭素価格を設定し、低炭素社会でも生き残る準備を進めている。ミシュラン、アルファベット、スイス・リーなど、さまざまな企業の事例を引きながら、内部炭素価格の設定について解説し、またこれが新規投資やリスク管理、長期戦略の意思決定にどう関わるかを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客とつながり続ける時代に持続的成長を実現する
    550円 (税込)
    サブスクリプションサービスが国内を席巻している。自動車から家電やファッション、居酒屋までさまざまだ。だが、そのビジネスの本質に気づいている企業はまだ少ない。なぜなら、顧客と企業の関係において、いま起きている大きな変化を見過ごしているからだ。それは、売って終わりの売り切り型のビジネスモデルから、顧客とつながり続けるモデルへの転換を指す。SaaS時代の黎明期から、顧客と長期の関係性を築き、事業拡大を果たしてきた筆者が、これからの時代に必要な顧客体験とその組織のあり方について、「カスタマーサクセス」をキーワードに解き明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • USJは顧客体験をデータドリブンで進化させる
    550円 (税込)
    USJの略称で親しまれるユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、国内はもちろん海外からも多くの観光客が訪れる、日本を代表するテーマパークだ。これまで、テレビCMなど従来型マーケティングで大きな成果を上げてきた一方、デジタルマーケティングには課題を残していた。テーマパークの顧客体験はオフラインが中心であり、オンラインデータの取得自体が困難であったことが、その要因の一つである。USJを運営するユー・エス・ジェイで、デジタルマーケティングマネージャーを務める柿丸繁氏は、その課題をクリアして、来場者一人ひとりに適したサービス提案を実現している。本書では、オフラインとオンラインを融合し、データの力で顧客体験を向上させた具体策が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • コネクテッド戦略:顧客と深く、長くつながる
    550円 (税込)
    デジタルテクノロジーが世に浸透するにつれ、ますます企業は顧客と深くつながることができるようになっている。そこで本書では、この環境下で、顧客体験を飛躍的に向上させ、業務効率を高め、コストを下げることができる「コネクテッド戦略」を提唱したい。それは、「願望への対応」「お薦めサービス」「コーチング機能」「自動的なサービス提供」の4つの戦略である。重要なことは、革新的なテクノロジーをどのように使って、顧客と継続的な関係を築くか、ということである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • [2019年版]世界のCEOベスト100
    550円 (税込)
    毎年恒例となった世界の優れたCEO100人のランキング。この発表がスタートした当時は、客観性を重視し財務データのみで評価していたが、2015年のランキングからESGスコアが加味されるようになり、さらに2019年はその比率が20%から30%に高まった。そのため、財務指標では圧倒的な強さを誇るアマゾン・ドットコムのジェフ・ベゾスはランク外となった。日本人CEOは、今年新たに3人がランキング入りしている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 会社の機動力を高めるニンブルリーダーシップ
    550円 (税込)
    指揮管理型のリーダーシップの限界がささやかれているが、決定的な代替案はまだ現れていない。そのヒントを探るべく、環境変化に何度も適応して革新を続けている、歴史の長い企業を調査したところ、共通する3つのリーダーシップパターンが見られた。これらを文化規範で支え、自己強化型のシステムとして機能させることで、ニンブルな(機動力の高い)組織をつくり上げることが可能となる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 偉大な企業は創業の魂を守り抜く
    550円 (税込)
    創業者や事業マネジャーは、新しい事業に存在意義や魂を込める。事業開始当初の利害関係者は、その魂を共有していることが多い。しかし、事業の拡大に伴い、当初共有されていた存在意義や魂は、次第に失われ、なくなって初めてその重要性に気づく。ナイキ、ブラックロック、スターバックスなどで事業が大きく花開いた背景には、創業者による魂を守るための周到な努力がある。事業を成功させ、企業を偉大にするためには、強力な魂が求められる。そうした魂の維持と発展は、3つの要素に分解して考えることができる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • デュアルキャリア・カップルが幸せになる法
    550円 (税込)
    夫婦ともに高学歴で、専門職か管理職というタフな仕事に就き、上昇志向が強い、キャリア志向の「デュアルキャリア・カップル」が増えている。彼らに先達のモデルはなく、2人で力を合わせて、家庭と仕事の両面でうまくいく生き方を見出していく必要がある。そこで、こうしたカップル113組を6年間かけて調査し、それぞれが課題をいかに克服したかを明らかにした。その共通項、すなわち人生における3つの転換点を乗り越える方法を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 子育て夫婦のサバイバルガイド
    550円 (税込)
    仕事にも子育てにも深くコミットしようとするプロフェッショナルたちは、「仕事に集中できない人間」だと見なされることに不安を抱くと同時に、子どもと十分に向き合えていない自分に罪悪感を覚えている。自分のキャリアを構築しながら、我が子を愛するよき母・よき父であることは、想像を絶する苦労を伴う。ただ、それらを両立する際の課題を突き止められれば、先手を打って回避したり、緩和したり、コントロールしたりすることはできる。本書では、働く親として成功するための5つの戦術を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業がデュアルキャリア・カップルの働き方を支援する方法
    550円 (税込)
    互いのキャリアをそれぞれが実現しようとするカップルを、企業はどう支援できるのだろうか。自身もそのような「デュアルキャリア・カップル」の一人であり、ユニリーバ・ジャパンで先端的な人事施策に取り組んできた筆者は、いつでもどこででも働けるという画期的な人事制度を導入した。すると、社員一人ひとりがなぜそこで、どのように働くのかに意識が向き、結果として生産性向上につながった。同時に、自分で決めて選択できるという事実が社員の中にポジティブな感情を呼び起こし、企業への貢献度や意欲を高めた。その本質は、制度というものは自分の強みや「自分らしさ」を考えさせるための手段にすぎないということ。ポジティブ心理学を学ぶ筆者が新しい職場のあり方、人材育成のあり方について述べる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 日本のデュアルキャリア・カップルはどうすれば幸せになれるのか
    550円 (税込)
    デュアルキャリア・カップルは所得や生活水準が高いとされる一方、ハードワークをこなしながら家事や育児との両立を迫られるなど過酷な話もよく聞かれる。とりわけ日本の女性は、社会的背景も相まって、仕事と家庭の二者択一のジレンマに悩まされ、心身ともに疲弊している。どうすれば負のスパイラルから抜け出せるのか。夫が大学教授、妻が研究員かつ経営者という、夫婦でユニークなキャリアを築き、幸福学の本を共著で出版する前野隆司、マドカ夫妻が、デュアルキャリア・カップルが幸せになるためのヒントを示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • エコシステム経済の経営戦略
    550円 (税込)
    デジタルイノベーションにより、企業間の競争ではなく、計画的に形成されたエコシステム間の競争が台頭している。エコシステムにおいては、伝統的な業界の垣根を超え、多数の関係企業が連携を取り、複雑でカスタマイズ可能なバンドル型の製品・サービスが提供されている。ここでは、企業や業界を起点とした従来の戦略フレームワークはもはや通用しない。本書では、エコシステムをベースとした戦略に欠かせない、5つの視点を提供する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 契約取引はビジョンの共有から始めよ
    550円 (税込)
    他社とビジネスを始めると、些細なすれ違いが重大なトラブルを招くことは珍しくない。そのため契約を締結する時には、あらゆる事態を想定して、相手より少しでも優位に立てるような条項を大量に盛り込むことが一般的だ。だが、争いを前提とした関係性を築いてしまうと、自分たちに不利益な行動を選択させる動機を与えかねない。筆者らは、このような「取引的契約」ではなく、当事者同士がビジョンを共有することで利益相反を防ぎ、かつ法的な強制力を有する「関係的契約」から始めることを推奨する。本書では、契約理論の研究でノーベル経済学賞を受賞したオリバー・ハートら執筆陣が、この新しい関係性を構築するうえで有効な5つのステップを示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 中国企業は成長の壁を乗り越えられるか
    550円 (税込)
    1995年にフォーチュン・グローバル500にランクインしていた日本企業の数は、米国に迫る勢いだったが、国内経済の成長の鈍化、また生産年齢人口の減少による生産性の落ち込みなどにより、その後失速した。現在、中国も多数の企業がランキングに名を連ね、米国を抜く勢いだが、実は当時の日本の状況と非常に似通っており、日本企業と同じような道をたどるかもしれない。中国の現状を分析しつつ、中国がこれを逃れるには、グローバルなリーダーシップ能力を築くことだと指摘する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • シャドーラーニング:知能機械(インテリジェントマシン)を使いこなすための学習法
    550円 (税込)
    生産性の向上を目的にしたインテリジェントマシン(知能機械)が、人間と業務をともにしつつある。これまで、業務の熟練度を高めるには、経験者に学ぶという伝統的な手法が主だった。しかし、今後は従来スキルに加え、マシンを利用した新たなスキルを高めることも同時に求められる。新旧の業務スキルを並行して高めるために、組織として注目すべきなのが「シャドーラーニング」の実践者だ。彼らは組織内でいかに志向し、行動しているのか。そして、組織は彼らのノウハウをどのように取り込むべきか。いくつかの具体例から学ぶ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 倫理的な組織をどうデザインするか
    550円 (税込)
    企業の不祥事が絶えない。大半の企業に防止プログラムがあるのに、不祥事が続くのは、改善すべき点があるということだ。行動科学によれば、善意の人でさえ、倫理については他人の影響を受けやすいことがわかっている。したがって倫理は、単に信念の問題ではなく、組織デザインの観点から考えることが必要だ。筆者らは、倫理的文化をデザインするうえで押さえるべき4つの特徴を見出した。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 目先の数字にとらわれて目標を見失っていないか
    550円 (税込)
    戦略は一般に抽象的なものだが、業績指標で表すとつかみやすくなる。だから、多くの企業で、戦略を指標に関連付けて、目標を達成しようとしてきた。しかし、この方法には罠が潜んでいる。戦略の表現であるはずの業績指標ばかりを重視してしまいがちになるのだ。根底には、人間の意識下の偏向がある。本書では、大手金融機関ウェルズ・ファーゴの失敗に着目して、この過ちを防ぐ3つの方法を示していく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「失敗のマネジメント」がイノベーションを生む
    550円 (税込)
    時代の変化が激しくなり、企業のトップマネジメントはこれまで以上に、中長期の戦略を立てることが難しくなった。イノベーションを起こそうと中長期目標を立てたとしても、現場でそれをどのように短期目標に落とし込んでいけばよいのか、混乱が生じることが少なくない。この問題は、イノベーションの本質を理解していないことにある。本書では、イノベーション創出のプロフェッショナルであるサイエンティストの研究を通じて、彼らの思考法を解き明かし、失敗のマネジメントとインセンティブのあり方から、企業経営において欠かせない点を明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • パーパスを戦略に実装する方法
    550円 (税込)
    過去5年間にわたり年30%以上の成長を続ける、米国、欧州、インドの28社を調査したところ、市場創造やニーズ対応、競争ルールの変更といった3つの主要な戦略のほかに、思いもよらない第4のドライバーがあった。それが「パーパス」である。パーパスを事業活動に組み込むことは長らく奨励されてきたが、高成長企業はそれをお題目ではなく戦略の中心に据え、確実に実行に移していた。パーパスは戦略においてどのような役割を担うのか、設定の際のアプローチ、実行方法、ソフト面への影響まで、具体的なアドバイスを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「カテゴリー思考」の罠
    550円 (税込)
    人は、雑然とした情報を常時取り込んでは、世界を理解できるようにそれを単純化・構造化する「カテゴリー思考」を持つ。これが価値を持つためには、カテゴリーに根拠があって役に立つことが必要だが、ビジネスの世界では、その条件を満たしていないのに判断を依存することが往々にしてあり、意思決定の誤りにつながりかねない。カテゴリー思考は主に、単純化、増幅、差別、固定化という4つの危険性を持つ。本稿ではその特徴を明らかにし、危険性の回避策を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • コラボレーションを組織に根付かせる方法
    550円 (税込)
    協働(コラボレーション)を根付かせるため、企業はさまざまな努力をしているが、なかなか実を結ばない。一時的な効果は上がっても、持続性がないのだ。筆者は、協働は組織の理念と考えるのではなく、スキルととらえるべきだと主張する。リーダーと部下たちが力を合わせて仕事をし、学び合い、心理的なバリアを乗り越えるにはどうすればよいのか。本書ではこれを実現する、「話すよりも聞くことを教える」「感情移入を実践する」などの6つの訓練手法を紹介する。いずれもピクサーなどで実践されている具体的なものである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 大切な人の死を悼む社員にマネジャーができること
    550円 (税込)
    身近な人と死別して悲嘆する「グリーフ」は、誰でも経験しうることだ。だが、職場にそうした話題を持ち込むことは、タブー視されていると言ってもよい。マネジャーの多くは、部下が喪中の間はそっとしておき、落ち着いた頃に何事もなかったかのように職場復帰するのを待っている。だが、死をめぐって「沈黙という謀議」に加担することは、喪失そのものより有害であることが多い。揺れ動く感情と苦闘する部下をサポートし、生産的に働ける状態に戻るのを手助けするには何が必要なのか。死者への哀悼の3段階に沿って解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • オープンオフィスの理想と現実
    550円 (税込)
    テクノロジーの進歩によって、いつでもどこでもコラボレーションができるようになった。しかし、多くの人々が薄々感じているのは、新たな心理的な壁ができていることである。オープンオフィス設計は、対面インタラクションの促進を目的にしているが、逆に、あえてそうしなくてもよいという免罪符を与え、コラボレーションを妨げることもある。これまでの常識を疑い、職場設計においても仮説と実験をもって、適切な解を探っていくべきである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 口先だけのグリーンコンシューマーを動かす方法
    550円 (税込)
    今日の消費者、特にミレニアル世代は、パーパスとサステナビリティを尊重するブランドが望ましいと語るようになっている。しかし、ある報告書では、環境に優しい製品やサービスが好ましいと回答した消費者は65%に上ったが、実際にそれらを購入したのは、わずか26%だった。このギャップを埋めるにはどうすればよいのか。本書では、心理学の知見を借りながら、消費者をサステナブルな消費に向かわせる方法を紹介する。社会的影響を利用する、よい習慣を形成するなどの5つの方法は、サステナブルな行動に消費者を向かわせたい組織なら、どこでも活用できるものである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • いまこそ、女性の力を解き放つ
    550円 (税込)
    世界で大きな変化が芽生えている。女性たちが体験を共有し、公職に立候補し、当選者数が増えている。メディアが彼女らの声を拡散し、女性に門戸を閉ざしたままの組織に厳しい問いを投げかける。いまこそ男女平等を実現させるべき時と考える筆者は、「社会における女性の権限と影響力の拡大」を目標に掲げ、夫のビル・ゲイツや仲間とともに活動する。目標実現に向けて最も重要なことは、戦略的資本および利害関係者との協働であるとして、そのための3つの効果的な戦略を提言する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 女性自身も変わらなければ真の男女平等は実現しない(インタビュー)
    550円 (税込)
    民間企業も官公庁も4年制大学卒の女性をほとんど採用せず、職場でワーキングマザーに対する支援制度など存在しなかった時代、岩田喜美枝氏は労働省(現厚生労働省)に入省し、2人の子を持つ母親として仕事と家庭の両立に奔走した。その中で、日本の男女平等を大きく前進させた、男女雇用機会均等法の作成にも携わっている。その後、資生堂初の女性副社長として数々の改革を実行するなど、行政と民間の最前線で女性の活躍を推進してきた。本インタビューでは、日本社会がいかに男女平等への歩みを進めてきたのか、これから真の平等を実現するうえで何をすべきかについて語ってもらった。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「無意識バイアス」が日本の女性活躍を妨げている
    550円 (税込)
    メリンダ・ゲイツの論文「いまこそ、女性の力を解き放つ」の意義や背景、示唆を明らかにし、その視点から日本の現状を分析し、日本の社会、企業、個人がどう行動すべきかについて考察していく。男女平等の実現には、制度改正や人事施策など外からのアプローチと同時に、格差を固定化する「無意識バイアス」を変える内からのアプローチが不可欠である。日本では無意識バイアスの影響が認知されていないため、外的アプローチを進めている割に、効果が出ていない。問題の構造を分析して、男女格差を解消していく方向性を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • デジタルエコノミーの隠れた価値を測定する方法
    550円 (税込)
    国内総生産(GDP)は、政策の立案や規制の構築に際し、重要な判断指標の一つとして長らく存在してきた。一方、デジタル商品・サービスは多くが無料であったり、従来よりも高い利便性を安価で享受できたりする。そこにはGDPでは測定し切れない価値がある。本書では、ウィキペディアやフェイスブックなど無料の商品やサービスが、消費者のウェルビーイングに寄与する度合いを定量化し、GDPを補完する「GDP-B」を提唱する。これを足掛かりに、よりよい意思決定のための指標のあり方を模索する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ビジネスの複雑性を手なずける
    550円 (税込)
    技術の進歩やグローバル化の進展は現代のビジネスをますます複雑にしている。それによりシステムや組織はわかりにくさが増すが、一方で複雑であるゆえに、レジリエンスが増したり、適応力が高まったりというメリットもあるのだ。本書では、曖昧な言葉である「複雑性」を、「相互に多様な『つながり』を持った、多数の異なる『要素』」と定義したうえで、複雑性の持つコストとメリットを検証する。そして、生物学や物理学の知見を借り、また先進企業の事例も踏まえながら、複雑性とうまく折り合っていく方法を論じている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • オンラインレビューシステムを健全に運用する方法
    550円 (税込)
    他者の体験は製品やサービスの品質に関する重要な情報源となる。いまやオンラインレビューは消費者の選択における中心的な役割を担いつつある。ただし、企業にとって、そのプラットフォームを確立するのは簡単ではなく、また常にバイアスや不正などの要素を取り除いていく必要もある。レビューシステムの管理者が設計上の選択や、ユーザー体験を最も正確に反映させる方法について慎重に検討しなくてはならない。イェルプ、アマゾン、エアビーアンドビーなどを例に、レビューエコシステムを管理するうえでのポイントを示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • イノベーションを促す5つの習慣的アプローチ
    550円 (税込)
    多くの企業がイノベーションに投資しているが、望むような効果を得ることはなかなか難しい。しかし、イノベーションの阻害要因となる悪しき習慣をやめ、イノベーションを促す新たな習慣を身につける実践的な方法はある。イノベーション研究の第一人者である筆者らは、そのアプローチをビーンズと名付け、東南アジア最大のデジタルバンクDBSのほか、革新的企業に共通する変革への取り組みを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客データを競争優位につなげる7つの問い
    550円 (税込)
    顧客データの収集と機械学習による分析で好循環を生み出し、競争優位を確立することは可能なのだろうか。筆者らは、それには通常のネットワーク効果とデータを活かす学習の2つが必要で、両方を実現できる企業はごくわずかだと指摘する。しかし、適切な条件さえ揃えば、ネットワーク効果がなくても、顧客データは競争の防衛力の強化に役立つという。データから得られる競争優位の持続性を判断する7つの問いを紹介しながら、競争の防護壁になるには何が必要かを検証する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • あなたにとって善きキャリアとは何か
    550円 (税込)
    人は誰しも、自分が善人だと思いがちだ。しかし、重要な局面で自分の信じている価値観を裏切り、「みんなやっている」あるいは「上司の命令に従っているだけだ」などと言い訳しながら、自分の行動を正当化することが少なくない。倫理的なキャリアを築くには、そうしたバイアスを認識し、「道徳的謙虚さ」を身につけることが必要だ。プロフェッショナルとしての人生において、単に悪行を避けるだけでなく、善行を追求し続けるために有効な3段階のアプローチを提案する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 目に見えない企業文化を測る方法
    550円 (税込)
    コミュニケーションのオンライン化とデータ処理技術の向上に伴い、個人の発言データをもとにした企業文化の分析が進んでいる。企業は効率性の追求とイノベーションの創出というジレンマを、常に抱えてきた。これまではそのどちらかを選択せざるをえないと考えられていたが、企業文化と従業員の関係性をひも解くと、このジレンマを解消する手がかりが得られる。本書ではネットフリックスなどを例に、従業員による企業文化への合意の重要性を明らかにするとともに、その合意を土台に、イノベーションが発現しやすい文化的な多様性の構築方法を模索する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 変革型CLOが学習の未来を拓く
    550円 (税込)
    変化の激しい事業環境に対応するため、職場での学習が果たす役割は大きい。そのため、最高学習責任者(CLO)の役割も大きく様変わりしている。単なるスキル研修の実施に留まらず、学習によってケイパビリティや業績、組織文化までも向上させるのがそのミッションなのだ。本書では、大企業のCLOへの詳細なインタビュー調査から、彼らが実践している3つの変革──学習目標、学習手法、学習担当部門──について解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場の偏見をなくすためにリーダーがすべきこと
    550円 (税込)
    多様性と包摂性が組織の革新性や生産性を高めるといわれ、人種や国籍、性別などによる先入観や偏見に基づく差別をなくすべく、バイアス防止を目的とする研修に巨額を費やす企業は少なくない。だが、そうしたバイアス防止プログラムには成果がほとんどないとする研究もある。組織としての取り組みが思うように結実しない中、リーダーが独力で対処できる方法がいくつかある。候補者選びや面接といった採用活動、会議や任務の割り当てといった日常のマネジメント、昇進や昇給を決める評価の平等性の3つの局面において、差別のないチームを構築するためにリーダーが取り組むべき課題とポイントを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • パーソナルデータの保護と利用をめぐるジレンマ
    550円 (税込)
    ウェブサービスでは、パーソナルデータを収集して、顧客のターゲティングや差別優遇のために利用・販売するのが、主流のビジネスモデルとなっている。その結果、ネット上では監視経済が広がり、プライバシーの侵害が起きている。消費者は個人情報についての説明を受け、納得し、同意したうえで提供していると企業は言うが、実際はその事実に無頓着か、被りうる不利益を見極められない消費者が大多数である。一方、企業の情報の収集により、消費者が恩恵を受ける面もある。個人情報の提供によるリスクと恩恵。このバランスをいかに取るか、そのための制度設計はどうすべきかを考察する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ビジネス実験を重ねる文化が企業を成功に導く
    550円 (税込)
    フェイスブックやグーグルなどの巨大デジタル企業では、マーケティングやイノベーションのあり方が一変している。新しい製品やサービスは、開発段階でユーザーに使用してもらう「実験」を行い、その反応を見て、改善や中止などを決めているのだ。一方、多くの企業は、失敗回避という価値観が根強く、こうした手法は受け入れがたいのが実情である。しかし、実験を活用する企業文化には多くの効用がある。社員の好奇心が育まれ、データが尊重され、実験が全社員に身近になって倫理的に実施され、経営者が新たなリーダーシップモデルを採用するようになる。ブッキング・ドットコムの成功事例をもとに、実験文化の構築と効果を分析していく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • A/Bテストの3つの落とし穴を回避する方法
    550円 (税込)
    新製品の発売や既存製品の改良に踏み切るべきか否か、踏み切るならいつが最適か、未開拓の市場や顧客セグメントに進出すべきかどうか、どのように進出すべきか、各事業に資金をいかに配分すべきか──。多くの企業にとって、A/Bテストはいまや製品開発サイクルに欠かすことができないものである。しかし、企業は実験を実施する際に深刻な間違いを犯すことが多い。本書では、これらの落とし穴を避ける方法として、ネットフリックスとリンクトインで成果を上げた手法について紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 新規ビジネスを高速で開発する実験型組織のつくり方
    550円 (税込)
    仮説・検証を繰り返して新規事業の開発やイノベーションにつなげる、言わば「実験型組織」になるためには何が必要だろうか。1995年の創業以来、カカクコムやツイッターなどさまざまなスタートアップを輩出・支援してイノベーションへと導いてきたデジタルガレージの試みに、数多くのヒントがある。同社の筆者2人は、実験型組織になるためには、裁量を与え、期間を決めて自由に開発のできる環境、言わば「砂場」をつくることが重要だと述べる。試行錯誤を行うために欠かせないデータ活用の視点も含めて、実験型組織のつくり方におけるポイントについて明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 日本企業が「実験する組織」に変わる方法
    550円 (税込)
    日本はこれまでモノづくりを武器に世界を席巻してきたが、製品・サービスの高性能化や低価格化が進む中、モノの価値による差別化はますます困難になった。顧客ニーズの多様化が進み、それが目まぐるしく変化する環境で勝ち残るには、プロダクトアウトではない顧客起点のイノベーションが求められている。それを実現するためには、組織そのものが時代に応じて変化する「実験する組織」への変貌が欠かせないが、日本特有の制度や文化がそれを妨げている。本書では、日本企業の組織変革を阻む5つの壁を明らかにし、それぞれの壁を乗り越える具体的な方法を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 伝統企業をAIドリブンに変える方法
    550円 (税込)
    あらゆる企業が人工知能(AI)時代に生きている。これまで多くの企業は専門性の向上を競争力としてきたが、その重要性は薄れた。AI時代の競争力は、データの調達、処理、分析といった普遍的なケイパビリティから生まれる。また、AIを実装する場合は、組織の再構築を余儀なくされるが、世界のテックジャイアントはこれらを実現してきた。本書では、AI時代における競争ルールの変化や企業が重視すべき新たなケイパビリティを解析すると同時に、マイクロソフトの事例を通じて組織にAIを組み込む具体的な方法を説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • パーパスを実践する組織
    550円 (税込)
    パーパスは経営に不可欠なものとなりつつあるが、その定義や実践に苦戦する企業は多い。戦略を明確化し、従業員の意欲をかき立てるという、パーパスの2つの目的を果たすためには、まず「そのパーパスが自社ならではの価値を物語っているか」という本質的な問いに向き合い、そのうえで、従業員のパーパス実践を支援する体制、制度、リソースを整えることが必要になる。本書では、イケア、レゴ、アップルなどの事例から、パーパスを実践する組織をいかにつくり上げるかを論じている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リスク嫌いに贈る投資判断の秘訣
    550円 (税込)
    企業はリスクのある投資を行うことで、株主価値を創出するとされる。仮にいくつかの投資が失敗したとしても、成功したもので相殺できれば、企業としては問題ない。すなわち、ポートフォリオ最適化の理論である。しかし、全体の経営資源を見ながら投資規模や是非を検討できるCEOが相対的にリスク中立であるのに対して、階層的組織の下位で意思決定に関わるマネジャーはリスクを回避したがる。ある投資の失敗が、たとえ企業全体には大きな影響を与えないものであっても、自身のキャリアに深刻なダメージを生じさせるからだ。本書では、リスク回避によって企業がどれだけの価値を逃しているかを検証し、さらに本来得られるべき利益を手に入れるために、投資の意思決定に関わる手法やインセンティブをどのように変えたらよいかを具体的に提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 内部昇格した社長が直面する5つの課題
    550円 (税込)
    新しいCEOが、社内からの昇格で選出される場合は、スムーズに新たなスタートが切れると考えられている。すでに取締役会には信頼されており、経営陣と旧知の仲で、会社の歴史や文化、経営戦略も把握しているからだ。しかし実際は、内部昇格のCEOも外部登用と同レベルの課題に直面する。筆者らの調査によれば、それは主に5つに類型化され、顕在化の度合いはケースバイケースで異なる。本書では、多くの内部昇格CEOへのインタビューをもとに、そうした課題への対処法を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客とのダイレクトなつながりが利益を生み出す
    550円 (税込)
    顧客本位の経営を実践する重要性は何十年も前から叫ばれているが、かつては企業の意志を表明するスローガンに近いものであった。しかし、企業と顧客とが無数の接点で直接つながり、かつ顧客の特性を詳細に把握できるようになったいま、顧客一人ひとりに最適化したサービスを提供しなければビジネスそのものが成立しない、厳しい時代を迎えている。本書では、サンリオのマーケターとして同社の再建と急成長を牽引し、現在は国内外で最先端のコンテンツビジネスに携わる鳩山玲人氏が、コンテンツ業界を中心に、顧客本位の意味合いがどのように変化し、企業にいま何が求められているかを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • キリンは選ばれ続けるブランドをつくる
    550円 (税込)
    キリンビールが顧客価値を重視した組織として大きく変貌しつつある。主力ブランド「一番搾り」の缶ビール販売はリニューアル後、3年連続で成長を果たし、第三のビールとして発売した「本麒麟」も大ヒットを続けている。長年2位だったシェアはトッ プの背中が見えてきた。この背景には、競合他社をベンチマークして新商品開発を繰り返すというメーカー体質から脱却しつつあることが大きい。顧客を第一に考え、顧客に選ばれ続けるブランドづくりを掲げて、チームで成果を上げ続けている筆者が、顧客本位のマーケティングの要諦を明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • セキュアベース・リーダーシップ:仲間を尊重し、チームの力を最大限に引き出す
    550円 (税込)
    グローバル化の進む日本企業にとって、人種や国籍の異なる人々をマネジメントする機会が増えている。だが、そこで欧米流のスタイルを真似しても機能しなかったという事例は、枚挙にいとまがない。それでは、国際社会において日本人ならではのリーダーシップスタイルとは何か。国際機関をゼロから立ち上げ、20年にわたり牽引してきた筆者がみずからの経験を踏まえ、日本人の得意とするリーダーシップのあり方を述べる。営利組織よりも難しい非営利組織のマネジメントを通じて見えたのは、心理的な安全性を確保し、コミュニケーションをより深めながら仲間を尊重しつつ、彼ら彼女らの挑戦を最大限に促すスタイルだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ソニーは、誰のために、何のために存在するのか(インタビュー)
    550円 (税込)
    吉田憲一郎氏が2年前の社長就任直後、まず注力したのが、企業パーパス(存在意義)の明確化である。創業74年、社員11万人のグローバル企業が、次の成長に挑戦していく段階にあって、あらためて自社の存在意義を共有することが大切と考えたからだ。パーパス設定過程に多くの社員を巻き込み、ベクトルを合わせた後は、各事業の責任者が、現場でスピーディに必要な判断を下し、着実に成長。そして、このパーパスドリブン型リーダーシップは、危機に際しても、想定通りに機能した。吉田氏に自身のリーダーシップ論を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 自律的な協働を促すリーダーシップ
    550円 (税込)
    リーダーシップという言葉が一般的となり、学術的にも実務的にも、多種多様なあり方が提示されている。だが、リーダーシップとは何かと尋ねられ、きちんと答えられる人は少ないだろう。組織行動論が専門である筆者は、それを「集団のメンバーが目標達成に結び付く行動を促していく能力」だと述べる。では、まだ答えのないような困難な状況を迎えた場合、どのようなリーダーシップが必要なのか。そこには、少数のリーダーや専門家だけの力だけではなく、困難に直面する人々すべての力が求められる。つまり、フォロワーの自律的な協働によってこそ困難を克服できる。これまでのリーダーシップ論を整理し、自律的に協働するようチームの行動を促すため、リーダーが行うべきことを明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーの信頼を支える3つの力
    550円 (税込)
    信頼は、良識的な人間の行動を支える土台である。稼いだお金を商品やサービスと交換するのも、結婚相手に人生を捧げるのも、そこに信頼があるからだ。そして、リーダーにとっては有しておくべき資産の一つである。筆者たちは、信頼には、それを支える3つのドライバー──オーセンティシティ(自分らしさ)、ロジック、共感──があると言う。そして、これらのいずれかが揺らぐと信頼が損なわれ、その揺らぎを克服すれば信頼を高めることができるとして、それぞれのドライバーについて具体的な克服の方法を説いている。なお筆者たちは、ウーバー・テクノロジーズの再生を、信頼の構築によりサポートしてきた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーのコーチング能力を高める方法
    550円 (税込)
    過去の成功はもはや将来の成功の指針とはならない。いまやマネジャーは正しい答えをすべて知っているとは限らないし、知ることもできない。必要なのは指示を与えることではなく、適切なサポートやアドバイスによって新たなエネルギーやイノベーションを引き起こす、コーチング能力である。本書では筆者らの研究をもとに、マネジャー個人として、さらに組織としていかにコーチング能力を高めていくかを示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーは優れた判断力を身につけよ
    550円 (税込)
    リーダーは日々、大小さまざまな意思決定を迫られる。データをできる限り揃えて、議論も尽くしたのに、最終的な決め手を欠く時もあるだろう。その難しい状況でも組織やチームを的確な選択へと導くために、リーダーには優れた判断力が不可欠だ。それでは、何が判断の優劣を左右するのか。そこには、「学習」「信頼」「経験」「中庸」「選択肢」「遂行」という6つの要素が存在する。本書では、それぞれを詳細に解説するとともに、身につけるためのコツを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 気候変動をイノベーションの機会に変える
    550円 (税込)
    気候変動に対して、傍観者でいられる企業はない。地球に生きる企業が、その対策に本腰を入れなければ、未来を描くことは困難になる。本書は、気候変動対策および持続可能性を高める具体的な施策について、体系的に解説する。この人類共通の問題に対処するため、企業にはあらゆる資産を総動員する行動が求められる。対策が事業運営に組み込まれることで、ステークホルダーとの関係が強固になり、コストが低減でき、既存のビジネスや製品の本質を問い直すイノベーションにつながると論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 米国人は気候変動の問題をどうとらえているか(インタビュー)
    550円 (税込)
    映画『デイ・アフター・トゥモロー』、『不都合な真実』を提唱したアル・ゴアのノーベル平和賞受賞……米国では折に触れて、地球温暖化をはじめとする気候変動の問題がクローズアップされてきた。では、米国人の興味関心は、どのように推移しているのか。エール大学の気候変動コミュニケーションプログラムを指揮するアンソニー・ライザロウィッツ博士は、気候変動問題に対して米国人がどのように反応しているかを長年にわたり研究してきた。それはすなわち、顧客や従業員の態度や行動の変化でもある。この研究から、ビジネスリーダーは価値あるインサイトを得ることができる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • CFOこそ気候変動問題を解決する切り札である
    550円 (税込)
    気候変動に関する戦略策定は、企業のリーダー、それこそCEOだけの役割なのだろうか。筆者らは、それに対してCFOのリーダーシップこそ重要だと指摘する。実際、企業の財務・会計を統括するCFOが主体的になることで、マイクロソフトなどの企業では、新たな制度の構築が進み、直接的な企業の利益につながり始めている。CFOならではの気候変動対策に果たす役割と、企業におけるその重要性について4つのポイントから述べる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 廃棄物削減には業界を超えた協働が欠かせない(インタビュー)
    550円 (税込)
    廃棄物削減において世界的に注目されている起業家がいる。かねてよりリサイクルサービスを提供し、近年はプラスチック包装材を用いない循環型の仕組みをつくり、世界的な消費財メーカーや小売業者らがそこに参加している。消費者や事業者、そして政府などの多様なプレーヤーを巻き込まなければ実現できない廃棄物削減において、何がポイントになるのだろうか。テラサイクル創業者兼CEOのトム・ザッキ-氏にHBR編集部がインタビューした。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人類の進歩が招いた人類の危機
    550円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症が世界を襲い、人々を不安に陥れている。不確実性の最たる現象といえるが、実は以前からこのリスクを予測してきた研究者がいる。その一人、ヒアリなど外来生物の研究で知られる五箇公一氏は、「コロナ感染症の危機」は、「気候変動の危機」と要因が同じであると言う。それは、地球の生態系を危うくする「生物多様性の危機」にも通じている。人類の存続を脅かす3つの危機の根本要因を明らかにして、その解決の方向性を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • いまこそ、地球のOSを書き換えよ(インタビュー)
    550円 (税込)
    日本を代表する建築家の隈研吾氏は、コンクリートの大箱を乱立して、地球環境に多大な負荷をかける建築のあり方に疑問を呈し、それは人間を不幸にすると警鐘を鳴らしてきた。悪化の一途をたどる地球温暖化、そして新型コロナウイルス感染症の流行という新たな自然の脅威に直面するいま、建築に何ができるのか。隈氏は、建築とは人の暮らしや働き方をデザインするOSであり、自然と共生できるようにそのOSを書き換えるべきだと言う。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 不安を和らげる4つのステップ
    550円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症の広がりとそれに伴う経済の停滞は、多くの人々を不安に陥れた。あなたがリーダーであれば、自身を鼓舞し、「この危機は乗り越えられる」とチームのメンバーに何度も語り、仕事に邁進しているに違いない。だが、一人になると気持ちが沈み、不安にさいなまれてはいないだろうか。筆者は、優れたリーダーこそ、そうした不安を直視すべきだと述べる。自身ではどうにもならない状況を変えて、不安を和らげる術を4ステップに分けて明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営のニューノーマルを考える(座談会)
    550円 (税込)
    新型コロナウイルスによるパンデミックは世界を一変させた。そして、コロナ禍の終息後も以前の状況に戻ることはないだろう。これからの企業や社会を理解するため、HBRでは、世界をリードする5人の経営者によるリモートの座談会を実施した。危機におけるリーダーの使命から、働き方やマネジメントの変化、企業経営における注意点など、幅広い観点からコロナ後のニューノーマルについて語られている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 資本市場をめぐる経営者の誤解
    550円 (税込)
    巨大化学会社デュポンの事業売却から目覚ましい業績を上げた事例を機に、カーライル、KKR、ブラックストーンなど、プライベートエクイティファンドの大手が先見性あふれるマネジメントの天才と称賛されるようになった。だが、その際に用いられる戦略ツールは、デザイン思考やシックスシグマのように、一般に知られたものが大半である。ではなぜ、大規模な上場企業は利益機会をみすみす譲ってしまうのか。それは資本市場の本質──過去の事実よりも期待をもとに動く──を真に理解し、投資判断を下していないからである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「二足のわらじ」は成長の源
    550円 (税込)
    本業以外に非営利団体や学校関係で役割を担うことは、時間もエネルギーも取られ、本来の仕事での成功を妨げるのではないかと考える人も多い。しかし、複雑化する事業環境に対応するには、これまで以上に多様な経験を持つことが必要である。本業以外の活動を担うことで、知識や視野、さらには人脈も広げる機会を得ることができるのだ。本業以外の社会活動に携わることを糧にしてきた、さまざまな業界のリーダーのインタビューから、こうした社外活動のメリットと、これを実践する方法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 戦略的に未来をマネジメントする方法
    550円 (税込)
    企業が持続的な成長を実現するには、先を見据えた戦略を策定することが不可欠だ。だが、人は平時でも目先の問題解決に集中しがちであり、新型コロナウイルス感染症のパンデミックという非常事態が、その傾向に拍車をかけている。未来を完璧に予測することはできないが、それを前提として変化に適応する能力を高めるには、戦略的洞察(strategic foresight)が有効である。バックキャスティングやコンティンジェンシープランニングなど、未来について考えるためのツールはさまざまだが、本書ではシナリオプランニングに焦点を当て、不確実性がますます高まる環境で優れた意思決定を下す方法を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 未来を創造する経営の実践
    550円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症の影響により、企業は中長期戦略の見直しに迫られている。リーダーは未来をどう描いたらよいのだろうか。超長期戦略の代表格であるシナリオプランニングを発展させた、フォルクスワーゲンのモジュール戦略を、筆者の「先読み、引き寄せ、構え」の3ステップに合わせてひも解く。さらに、コロナ危機のような不確実性が高い現代に求められるのが、企業が社会における存在意義を説いた「パーパス」と、それを活かすための「構想」する力である。戦略的に未来を引き寄せる術を明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 危機の時こそ、リーダーはチャンスを探し、夢を語れ(対談)
    550円 (税込)
    リーマンショックなど多くの危機との遭遇を成長のバネにしてきた日本電産は、コロナ危機をも、飛躍の機会ととらえる。人事評価制度や組織変革などの競争力強化を断行する一方で、保守的になる競合他社とは対照的に、次代の成長に向けた投資を拡大する。常に生産性向上を追求する経営体質強化策と、10年以上先を見てトップが夢を語り、その実現に向けて挑戦を続ける「遠近複眼経営」により、未来をみずから切り拓き、増大する不確実性に立ち向かう。 *この対談は、ウェブ会議システムで、京都と東京をつないで行った。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 伝統企業のデジタル・トランスフォーメーション5つのステップ
    550円 (税込)
    ボーンデジタルのスタートアップ企業とは異なり、既存の伝統的大企業のデジタル変革は複雑であり、新たな戦略アプローチを必要とする。いきなり大きくスタートし、大金を投じ、情報はすべて揃っていると思い込んで始めると、痛い目に遭うのは必至である。仮説指向計画法(DDP)を取り入れ、段階的に取り組んでいくアプローチを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営者がサイバー攻撃を予測し、対処する方法
    550円 (税込)
    企業がサイバー攻撃を受けるリスクは常に存在し、実際に甚大な被害が発生している。脅威が高まる一方で、企業はサイバーセキュリティの強化をIT部門やシステム部門など、一部の責任で実施しがちだ。しかし本来、その最終責任は経営層にある。サイバーセキュリティを強化するには、組織を俯瞰して意思決定する必要があるためだ。本書では、起こりうるサイバー攻撃に対して、4つのパートでその過程を予測し、対策までを検討する「サイバースレット・ナラティブ」を提唱する。これにより企業は、リスクを認識するとともに、速やかに脆弱性の修復を進めていくことができるという。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 新たな市場の開拓に差別化戦略はいらない
    550円 (税込)
    児童心理学者の間で「平行遊び」として知られる幼児の行動様式がある。同じ場所にいながら、一緒に遊ぶのではなく、周りを観察しつつ、自分の「プロジェクト」を進める幼児の遊び方のことをいう。この20年にさまざまなイノベーションが、数多くの新たな市場を生み出してきたが、こうした新規市場で成功する企業の行動パターンは、この幼児の平行遊びに似ていると、筆者たちは指摘する。新たな市場で戦うには、従来の戦略は通用しないことが多い。差別化を急がず、むしろ同業者のモデルを観察してよいアイデアは借用し、みずからのビジネスモデルを精緻化していく。それが成功へのカギである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • トランス・インクルーシブな職場をつくる方法
    550円 (税込)
    企業においても、人種や男女だけでなく、LGBTQ+の人々に対する差別を正そうという動きが盛んだ。しかし、知識不足もあって、トランスジェンダーの従業員をサポートする方針や職場文化を築く準備ができていない。彼らに優しい施策を取っている企業でも、その施策はLGBの人たちへの対応に重きを置かれがちだ。本書では、長年ジェンダー問題を専門とする組織心理学者の筆者らが、これまでの研究から、トランスジェンダーへの差別の根本にあるものを説明したうえで、企業がトランスジェンダーの従業員に対して行うべき支援について論じている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • シリコンバレー式だけがスタートアップの成功法則ではない
    550円 (税込)
    シリコンバレーのスタートアップは、いずれも同じアプローチを取って成功しているように見える。すなわち既存業界を「破壊する」プランを練り、資本を注入して速やかに成長し、素早い市場支配のために高いリスクを許容するのだ。しかし新興国など、資本や人材が手に入りにくく、経済的ショックが生じやすいという条件下で事業を行うスタートアップには、この成功パターンは通用しない。筆者はシリコンバレーから遠く離れて高成長を続けるスタートアップと関わり、その成長の考え方、ビジネスの発想、そして人材への投資などのやり方に、学ぶ点が多いと指摘している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • マーケターは社会の課題を解決しブランドも成長させる
    550円 (税込)
    暴力から感染症、ダイエットに至るまで、世界にはさまざまな健康上の課題がある。地球規模の健康改善に企業が果たす役割を研究した筆者は、ユニリーバでライフブイ石鹸というブランドのビジネスモデルに公衆衛生目標を組み込み、10億人に手洗いのメッセージを届け、ブランドの成長にも貢献した。本書では、こうした経験から、パーパスをビジネスに結び付け、社会的インパクトを高めるのに役立つフレームワークを紹介する。筆者によれば、どんなブランドであっても、社会的使命とビジネスは両立しうるということだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • スターバックスはオンリーワンのブランドであり続ける
    550円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症の影響により、店舗の休業やビジネスの自粛、消費の低迷が続いている中、いまほど企業の存在意義が問われている時代はない。「なぜその企業は社会に必要とされるのか」。スターバックスには、それに答えるミッションがある。ミッションをベースに、顧客と従業員、地域とのつながりを育み、共感を広げることで揺るがぬブランドを確立してきた。ブランドを磨き、成長を続けるマネジメントの要諦を明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • パーパスの持つ力を伝統企業に浸透させる法
    550円 (税込)
    短期的視点で利益を追求しようとする企業経営のあり方に批判が集まる中、2019年にはビジネス・ラウンドテーブルも「あらゆるステークホルダーへの配慮を誓う」という声明文を発表した。しかしこの問題の解決には、これまで成功を収めてきたビジネスのやり方も変える必要がある。ペプシコを12年間にわたって率いたインドラ・ヌーイは、「パーパスにかなった成果」(Performance with Purpose)に基づくアプローチにより、優れた業績を上げつつ、人の健康と環境に配慮し、人材の面でも貢献するという企業を目指してきた。ヌーイの行ってきたパーパスドリブン変革を振り返る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • あなたの会社のブランド・コアを見つける方法
    550円 (税込)
    多くの製品ブランドがある一方で、企業ブランドに目を向けて、徹底的に磨きをかけている企業は少ないだろう。だが、いまこそ企業の存在意義を定めたコーポレート・アイデンティティを打ち出すことが欠かせない。なぜならそれは、航海における北極星のように、不確実の環境下においても、ゆるがぬ目的と方向性を与えるからだ。筆者らは、ナイキやボルボ、ノーベル財団などの調査・研究から、経営における企業ブランドの重要性を述べる。「コーポレートブランド・アイデンティティ・マトリックス」と呼ばれるツールを提示し、9つの構成要素の検証を通じて、企業ブランドの再構築を促す。ブランド・コアが鮮明になることで、社外の関係性が強化され、組織もまとまり、競争優位につながるのだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 強くなければ、社会の公器 たりえない(インタビュー)
    550円 (税込)
    企業は社会の公器──オムロン創業者、立石一真氏が社憲に込めた想いは企業に浸透していた。しかし、「よい会社ではあるが、活力がない」と社長就任時に感じた山田義仁氏は、創業者が社憲に込めたもう一つの意味であるベンチャー精神を取り戻すべく、企業理念を改定。世界に広がった社員、顧客、投資家、社会を巻き込む活動によって、企業理念を実践していく。そして収益力のある強い会社になることで、事業を通じて持続的に社会的課題を解決することを目指す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 政治産業の競争戦略
    550円 (税込)
    米国政治は長らく機能不全にある。民主党と共和党による複占体制の維持が目的となり、公共の利益をはじめとする本来の目的が、ないがしろにされているという。政治システムの課題はどこにあるのか。その状況を調査するため、筆者らは政治産業に対してファイブフォース分析を試みた。結果、選挙と立法の過程で、不健全な競争の実態が明らかになった。本書では、それぞれの問題を解決する方法を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • スラックCEOの経営哲学「危機を無駄にするな」
    550円 (税込)
    2014年創設、2019年に株式公開を果たしたスラック・テクノロジーズは、現在、従業員数は2000人を超え、10万以上の有料顧客を抱えてグローバルに事業を展開している。これまで幾度となく急成長を経験してきた同社をもってしても、新型コロナウイルス危機が急拡大した2020年3月の活動のスピードは、どの経験にも勝るものだった。リモートワークへの待ったなしの移行により、自社の業務体制はもとより、顧客企業の需要激増への対応も迫られた。スラックの一連の取り組みをCEOが明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 思いやりのある解雇10の心得
    550円 (税込)
    筆者はジェットブルー航空が苦境に陥った際、筆頭取締役として当時のCEOに解雇を告げるなど、さまざまな状況で解雇を通告してきた経験を持つ。相手が経営幹部であれ現場の社員であれ、人に解雇を告げるのは楽しいものではない。日本では解雇の通告はそれほど頻繁ではないだろうが、組織再編や景気後退、あるいは個人の業績不振によって、リーダーは難しい決断を迫られ、相手にとって悪い知らせを告げなければならない時もある。筆者は、そうした場合に公正さと思いやりをもって相手を処すことの重要性を説き、有効かつ人道的な方法で解雇をするための心得を示している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場の黒人差別をどうすれば解消できるのか
    550円 (税込)
    エイブラハム・リンカーンによる奴隷解放宣言から150年以上が経過した。1964年には公民権法が制定され、2008年にはバラク・オバマがアフリカ系初の米国大統領に就任するなど、米国社会における黒人の地位向上はゆっくりだが進展が見られる。その一方で、職場での機会の平等はいまだ担保されず、実力主義とは名ばかりの状況だ。白人だけでなく、他の有色人種と比較しても、黒人従業員は耐えがたい差別を経験している。企業は口先ばかりのダイバーシティ&インクルージョンを唱えるのではなく、真の平等を実現する変革を起こすべきである。本書では、そのための4つの実践的なステップを示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • オフィスに集まらず生産性をいかに高めるか
    550円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症は依然として大きな脅威である。このような状況下、どの組織も「在宅勤務からオフィス勤務へと戻すべきか」、戻すとするならば「どのように戻すのがよいか」を考えあぐねている。とりわけ問題なのは、「ワーク・フロム・ホーム(WFH:在宅勤務)は生産性と創造性にどのような影響を及ぼしてきたか」である。本書では、筆者らの調査から得られた知見を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • マイクロソフトのデータが示す在宅勤務の課題
    550円 (税込)
    コロナ禍で突然、多くの人がリモートワークに移行し、仕事の仕方の見直しを迫られた。一方でこの事態は、仕事についての学びを得る貴重な機会ともなりえた。仕事はどこまで柔軟性や順応性を持てるか、リモート環境でコラボレーションや人脈はどう変化するか……。マイクロソフトに属する筆者らは、社員の日常作業を測定するシステムとアンケートを活用して、想定外の混乱や危機が人々の仕事の仕方に与える影響を、リアルタイムで調査した。それによって得た知見を明かすとともに、今後への備えについて考察した。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 在宅勤務でワークライフバランスを確保する方法
    550円 (税込)
    ビジネスパーソンは仕事の仕方において、仕事と家庭の境界を曖昧にしがちな融合型と、明確に区別する分離型に二分される。リモートワークの常態化や長期化を想定すると、どちらの型であっても、心理的に仕事から離れてリフレッシュすることが難しくなり、積極的に管理する必要がある。この分野を長年研究してきた筆者は、時間と空間の2つの面において、型に合わせた対処が必要であると論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • オフィスと働き方の変遷
    550円 (税込)
    オフィスの変遷を物語るうえで、転換点は4つある。最初は1960年代に普及し始めたキュービクルだ。空間を個人ごとに区切り、集中しやすい環境を構築しようとするものである。70年代にはテレワークが始まる。当初は自宅から近いサテライトオフィスを利用することで、移動の負荷軽減を目的とした。80年代にはPCが登場、働き方を根底から変えた。90年代からはメールによってコミュニケーション方法が大きく変化した。本書ではそれぞれの転換点をHBR読者によるコメントで振り返りながら、オフィスの変遷をたどる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • これからのオフィスに何が求められるか(インタビュー)
    550円 (税込)
    オフィスには、集中や交流、協働、学習など、場所として複数の機能がパッケージ化されている。企業やビジネスパーソンはこうした機能を利用してきた。ところが、新型コロナウイルス感染症の影響により、数年前から進行していた職場環境の変化が加速度的に進んだ。オフィスに必要な機能があらためてあぶり出されたことで、これからのオフィスに何が求められるのか、新たな洞察が得られつつあるという。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 日立は世界中の才能を束ねて「社会イノベーション」を実現する(インタビュー)
    550円 (税込)
    日立製作所は、政府が新型コロナ禍による緊急事態宣言を解除した後、国内大手企業としていち早く、在宅勤務を続ける方針を表明した。働き方の制約を取り払い、海外で主流のジョブ型人材マネジメントを推進するためだ。さらに今夏、約1兆円規模の買収を完了し、従業員数32万人のうち外国籍が過半を占め、名実ともにグローバル企業となった。日立はどこを目指すのか。社長在任7年目、人事改革と経営改革を進めてきた東原敏昭社長兼CEOに尋ねた。キーワードは、社会イノベーションである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業には民主主義を再建する力と責任がある
    550円 (税込)
    企業はこれまで、民主主義が弱体化していく現実に目をつぶってきた。自由市場を活発化させるという名目の下、莫大な資金を投じて都合のいい政策ばかりを支援することで、民主主義の弱体化を加速させてすらいる。だが、そうしてもたらされたのは自由市場資本主義の発展ではなかった。特定の支持者におもねるポピュリズムが台頭したことで、一般市民が犠牲になっただけでなく、公益が無視されて環境破壊は急速に進み、社会や地球の存続そのものを脅かしている。私たちは真剣に民主主義の再建に着手すべきであり、企業はその実現に向けて重大な責務を担っている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 女性の昇進を阻む不都合な真実
    550円 (税込)
    職場の男女格差をなくすためにさまざまな取り組みが行われているが、現実には女性の昇進は停滞しがちだ。その理由として「女性にとって仕事と家庭の両立は困難だから」というもっともな理由で説明されることが多いが、実はもっと大きな問題──過重な労働を是とする文化──を覆い隠そうとする社会的・心理的防衛システムが働いているからだという。本書では、女性の昇進を阻み、役割を固定化するこのシステムについて論じ、過重労働が当然だとする組織文化の再考を促している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アジャイル組織を実現するリーダーシップ・チームの役割
    550円 (税込)
    迅速に行動することで、顧客体験を変革し、競合企業の先を行く。そのために注目されてきたのが、環境の変化にフレキシブルに対応する「アジャイル手法」だ。しかし、真にアジャイルな組織を構築するには、多くのアジャイルチームを社内に構築するだけでは不十分で、アジャイルなシステムを構築し運営するアジャイル・リーダーシップ・チームが不可欠である、と筆者らは言う。このアジャイル・リーダーシップ・チームをどのように編成し、それぞれのメンバーがいかなる役割を持ち、どのようにチーム全体を運営すべきか。また、アジャイルにおいてリーダーシップに求められる謙虚さとは具体的にどのような態度なのかを、事例をベースに紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ブランドを価格競争から守る4つのステップ
    550円 (税込)
    オンライン取引は最安値をめぐる過度の競争によって、ブランドエクイティを損ない、ブランド保有企業のみならず、顧客や正規販売業者にとって不利益につながることが多い。これを防ぐには、ブランド保有企業が適切な価格についての方針を打ち出し、自社の商品を不正な割引価格で宣伝あるいは販売するのを禁じることだ。価格協定が独占禁止法によって規制される一方、米国やカナダでは合意あるいは「単独の方針」によって、価格設定を合法的に実施することができる。特に、ブランド保有企業が独自に価格を決定する単独の方針は有効であり、適切に実施できれば、強力な武器となる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • トラウマを乗り越えて成長する方法
    550円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症の大流行によって多くの命が奪われ、世界的な景気後退が各地に深刻な影響を及ぼしている。キャリアにおいてもプライベートにおいても、危機的な状況に陥るとネガティブな感情に支配されがちだが、そうした状況でも我々はポジティブな変化を遂げることができる。心理学の世界で「心的外傷後成長」(posttraumaticgrowth)と呼ばれる現象だ。本書では、成長を促進するための5つのステップを提示し、具体的にどのような成長の可能性があるかを例示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 危機に強いサプライチェーンを築く法
    550円 (税込)
    新型コロナ禍と米中貿易戦争が相まって、経済ナショナリズムが勢いを増している。これにより、サプライチェーンの脆弱性が明らかとなり、グローバリゼーションに疑問を投げかけられている。企業にとっての課題は、競争力を弱めることなくサプライチェーンのレジリエンスを高めることだ。そのためには、まず自分たちのもろさを理解したうえで、いくつかの方策を検討しなければならない。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • サプライチェーンの持続可能性を高める方法
    550円 (税込)
    完成品メーカーである多国籍企業は1次サプライヤーのみならず、2次以下も含めたサプライチェーン全体にサステナブルな手法が浸透することを求めているが、その実現はなかなか難しい。筆者らが、さまざまな業界を代表する「サステナビリティのリーダー」3社を調査したところ、多くのサプライヤーが基準を遵守できていなかった。末端のサプライヤーまで続くサステナビリティをいかに実現すればよいのか。多国籍企業3社の取り組みをもとに、優れた手法をサプライチェーン全体に広めるためのベストプラクティスを探る *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ブロックチェーンでサプライチェーンの課題をどう解決するか
    550円 (税込)
    ブロックチェーンは、暗号通貨ネットワークを支えるデジタル記録管理技術として知られるようになったが、実はサプライチェーン管理の分野でも大きな可能性を秘めている。この分野のリーダー企業として、積極的にブロックチェーンを導入している大手企業7社を調査したところ、トレーサビリティの強化、効率やスピードの向上、資金調達の利便性など、大きなメリットがあることが明らかになった。既知の関係者に参加者を限定した許可型サプライチェーンにブロックチェーンを用いることで、いかにパフォーマンスを向上できるかを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 日本企業のサプライチェーン戦略を再構築する
    550円 (税込)
    新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、世界中の企業が大きな打撃を受けている。なかでも、グローバルにビジネスを展開する企業への影響は計り知れない。人の集中や移動が大幅に制限されたことで、海外からの原材料の調達が滞ったり、現地工場での生産を停止せざるをえなかったりという事態に直面している。ただ、今回のパンデミックが史上類を見ない危機をもたらしたことは事実だが、従来のサプライチェーン戦略の構造的問題が顕在化したにすぎないともいえる。本書では、サプライチェーンの効率性と変化への適応力を高めるために何が必要かを明らかにし、日本企業がそれを実践するうえでの課題と解決策を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • サプライチェーン刷新は組織文化の改革から始めよ(インタビュー)
    550円 (税込)
    国内企業がサプライチェーンを再構築していくには、どうしたらよいのだろうか。パナソニック専務として法人向けのサプライチェーン刷新事業を指揮する樋口泰行氏によれば、経営を近代化するようなシステムを導入していくためには、みずからの企業文化と社員の意識改革が重要だと指摘する。ダイエー社長や日本マイクロソフト社長を経て、新卒入社したパナソニックに「出戻り」を果たした樋口氏。自社の組織変革に挑み、それを顧客に提案するという改革の旗手にインタビューした。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 景気後退期に有効なパートナーシップ戦略
    550円 (税込)
    企業が不況期を生き抜く一方、回復期に素早く成長に転じるためには、経営資源を柔軟に活用することが重要である。M&A(合併・買収)よりも低リスクで、スピーディな戦略に、ジョイントベンチャー(合弁)やパートナーシップ(提携)が挙げられる。本書では、アーンアウトや部分的売却、事業統合などの具体施策を通して、いかに資金調達したり、シナジーを活かしてコスト削減したりするかを、多くの企業事例を示して論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「予測」の力で競争優位を持続する方法
    550円 (税込)
    人工知能(AI)の重要な要素である機械学習。AIベースの事業やサービスを展開する企業が、競争優位を持続するには、機械学習から導き出される「予測」の競争優位を確保し続けることが求められる。本書では、競争優位が持続可能か否かを確認するための3つの問いを提示する。同時に、それらの問いには後発企業でも、先発企業や大手企業に肩を並べ、新たな市場を切り拓くことさえ可能となる、アプローチ方法の手がかりが埋もれているという。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 困難な交渉から果実を得る戦略的アプローチ
    550円 (税込)
    重要な取引に臨むには、相手の情報を調べたり、交渉の落とし所を決めておいたりと事前準備をする。しかし、後は「相手の出方次第」という受け身の態度では、難易度の高い交渉で目標を達成できない。30年にわたって、武力紛争解決から巨額の商業取引まで、リスクもリターンも大きい複雑な交渉について助言してきた筆者らは、事前準備のみならず、最終合意に至るまでの戦略的アプローチが欠かせないと指摘する。交渉相手や取引範囲、相手組織の構成単位を見極め、多種多様な影響力を行使しながら最大限の果実を手に入れるにはどうすればよいか、交渉戦略の原則を伝授する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • チーフ・オブ・スタッフ:CEOの決断をサポートする新たな役割
    550円 (税込)
    就任したばかりのCEOは企業変革に着手するに当たって、戦略の見直しや成功を支える組織文化の定義から始める。だが、みずからの経営判断の成否を決定付ける、ある重要な要素については手をつけない、あるいは後回しにすることが多い。それは、限られた時間を最大限活用し、必要な情報を適切なタイミングで掌握するための管理システムだ。そのカギとなるのが、チーフ・オブ・スタッフ(CoS)である。CoSを置くことで、CEOは時間の活用や情報の流れ、意思決定プロセスを向上させ、変革に向けたさまざまな問題を解決できる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ユーモアが活きる時、裏目に出る時
    550円 (税込)
    講演会やセミナーで話し手が冗談を言って聴衆を笑わせるのを見て、知性や能力の高さを感じたことはないだろうか。職場においてユーモアのセンスが重要視されることは少ないが、これを意図的に用いることによって強力な武器になることがわかっている。単にリーダー自身の印象や評価が変わるだけでなく、従業員との信頼や結び付きが強まり、さらには彼らの仕事の成果や創造性までも向上するという。しかし、ユーモアには使うべきタイミングと状況がある。一歩間違えば、リーダー失格の烙印を押され、最悪の場合には職を失いかねない。皮肉や自虐的な冗談、内輪ネタを具体的にどう使えばいいのか、その指針を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 倫理的なリーダーこそ「功利的」な意思決定を下す
    550円 (税込)
    企業経営にはますます倫理性が求められるようになったが、それは「嘘をつかない」といった単純なルールを守ることだけではない。筆者は功利主義という哲学的思想とビジネススクールの実用主義を結び付け、社会に対して最大の価値を創造するという目標を持ち、意思決定を下すことが倫理上の問題の解決に役立つと言う。本稿では、行動経済学の知見から倫理的な意思決定を妨げる障壁について論じ、トレードオフと時間配分による価値創造を説明する。倫理的な経営を志向するリーダーが持つべき思考と行動様式とは何だろうか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 戦略転換でステークホルダーを説得する法
    550円 (税込)
    新型コロナウイルスのパンデミックを機に消費行動が一変し、あらゆる企業が方向転換を迫られるだろう。しかし、方向転換を正しく管理できなければ、当初の計画に欠陥があったことを認めたことになり、一貫性や能力の欠如を匂わすことにもなる。ステークホルダーも首尾一貫した説明を求めてくるだろう。そこで重要なのが、自社の戦略転換をどう説明し正当化するかという、説得力のあるストーリーである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • なぜリーダーは思い通りに権限を行使できないのか
    550円 (税込)
    リーダーが権限通りに周囲を動かせず、物事が思い通りに進まないと悩むことは少なくない。なぜなら、リーダーの持つ「パワー」とは、地位や肩書きによって決められた絶対的なものではなく、その時々の状況や相手との関係によって変化するものだからだ。また、リーダーの影響力は常に同じではなく、組織や社会の変化に適応させなくてはならない。本書では、パワーの特徴である「状況的」「関係的」「動的」の3側面から、リーダーが効果的にパワーを行使し、仕事で成功するためのアプローチを探る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 海外赴任を成長の機会に変える方法
    550円 (税込)
    現在、コロナ禍による渡航制限は実施されているが、海外への異動は、多国籍企業に所属するマネジャーやプロフェッショナルにとって必要不可欠なものである。たしかに、新たな国や地域で問題解決の実績を重ね、それまでにない人的ネットワークを構築できるのは、キャリアアップにつながる。しかしその一方で、本人も同行した家族も、現地でさまざまな制約に直面し、思いも寄らぬコストに悩む可能性も否めない。本書では、それらの制約条件やコストを回避して次善策を講じることで、海外赴任によるメリットを最大限享受する方法を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 断り方の心得
    550円 (税込)
    上司や同僚に限らず、社内外から押し寄せる依頼に翻弄されてはいないだろうか。全員にいい顔をして「イエス」と答え続ければ、自分の時間やエネルギーが浪費され、いずれどの仕事も回らなくなってしまう。そこで、まずは依頼自体を評価し、引き受けるべきかどうかを判断しなくてはならない。熟慮したうえで、断るべき時にはその根拠を提示して伝えることが欠かせず、逆に引き受ける場合には、その依頼が自身の価値を高めるものでなくてはならない。本書では、適切な「イエス」と「ノー」に欠かせない具体的な方策を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ESG戦略で競争優位を築く方法
    550円 (税込)
    ESG(環境、社会、ガバナンス)に対する投資家の関心は年々高まっており、企業が環境問題やダイバーシティ&インクルージョンの問題に取り組んでいるかどうかは、投資先選定の重要な指標となった。しかし、多くの企業リーダーがその事実を把握していながらも、具体的に何をすべきかという確信が持てず、他社と横並びの施策に留まっているケースが多い。本書では、ESG投資の議論を先導するジョージ・セラフェイムが、企業がESG活動を通じた差別化を実現し、投資家から評価されるための5つのアプローチを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ESG投資で資本主義を再構築する
    550円 (税込)
    ESG(環境、社会、ガバナンス)は、投資家からどのようにとらえられているか。米系JPモルガンなどでの金融・証券業務を経て、2001年に独立し、12年前に日本でコモンズ投信を創設するなど、国内外のファイナンス市場に精通する渋澤健氏に、投資家視点でのESG投資の意義を論じてもらった。それは、ステークホルダー資本主義の理念がベースにある、未来志向の投資思考である。渋澤氏の高祖父で、「日本の資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一が、およそ100年前に『論語と算盤』で説いた合本主義に通じている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ESGの「見えざる価値」を企業価値につなげる方法
    550円 (税込)
    ESG(環境、社会、ガバナンス)の取り組みは、はたして企業価値につながるのか。企業経営者や投資家にとって関心の高いこのテーマに、エーザイ専務執行役CFOである筆者が10年がかりで取り組んでいる。早稲田大学大学院客員教授としてファイナンス理論の専門家でもある筆者は、ESGと企業価値をつなぐモデルを構築し、エーザイのデータを用いて実証研究を行った。その結果、ESGに関わる一部の取り組みが5年、10年を経て企業価値を高めることがわかった。主要薬の特許切れという難題を克服し、エーザイが株価を約3倍に高めた背景には、ESGを重視する財務戦略の実行と、企業理念(パーパス)の重視、そして投資家との徹底対話があった。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 会社の目的は永遠に存続することである(インタビュー)
    550円 (税込)
    コロナ禍で多くの企業が苦戦を強いられる中、アイリスオーヤマはいち早くこの危機に対応し、売上げを伸ばしている。同社はこれまでもバブル崩壊や東日本大震災など幾多の危機を乗り越え、いずれも成長の機会に変えてきた。大山健太郎会長は「会社の目的は永遠に存続すること。いかなる時代環境に於いても利益の出せる仕組みを確立すること」という理念を掲げ、それを形にしている。環境変化に飲み込まれることなく、ピンチをチャンスに変えられる組織をどのようにつくり上げたのか。「仕組み至上主義」の徹底を通じて、刻々と変化する消費者ニーズを迅速かつ的確にとらえて利益を上げ続ける大山氏に、その経営哲学を語ってもらった。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 永続的に成長するレジリエント・カンパニーの条件
    550円 (税込)
    グローバル規模で疫病が広がり、ヒト・モノ・カネの動きがこれほどまでに制限を受けることになろうとは誰もが予想できなかった。だが、まったく予期されていなかった危機により、事業環境が大きく変動したのはこれが初めてではない。過去を振り返れば、幾多の危機が襲いながらも、その状況をチャンスに変えて永続的に成長し続けている企業がある。そのような「レジリエント・カンパニー」には共通項がある。マッキンゼー・アンド・カンパニーによる金融危機後のマクロ分析、世界17社の永続的企業の研究、約20年にわたる2000社の組織健康度調査を踏まえ、現在の危機を乗り切り、来るべき次の危機にも備え、永続的に成長を続けるアプローチを明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「未知のリスク」にいかに対処すべきか
    550円 (税込)
    コロナ禍のように、リスクの中には、あまりに現実離れしていて、人々の予見能力や想像を超えるものがある。こうした「未知のリスク」には、標準的な戦略では対抗できない。しかし、打ち手はある。本書では、この種のリスクの重要な特徴を明らかにし、発生を検知する方法を提示したうえで、経営資源やケイパビリティを駆使して、リスクが顕在化した時の影響を軽減する方法を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 組織のレジリエンスを高める方法
    550円 (税込)
    成功している組織にはたいてい文化に根付いた業務手順があるが、不確実な状況や危機下ではどうしても崩れがちになる。そこで、次の危機に見舞われる前に、既存の業務プロセスを細部まで体系的に見直し、代替案を試しておくのが賢明だ。業務遂行の3つの手法──ルーチン、ヒューリスティックス、即興──を臨機応変に組み合わせ、使いこなすためのヒントを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「新しい現実」にビジネスをどう適応させるか
    550円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症による経済的な影響は深刻さを増しているが、過去を振り返れば、金融危機や同時多発テロ事件など大きな危機によって窮地に追い込まれた企業がある一方、機会を見出して成長につなげた企業もある。コロナ禍において成長機会を見極めるには、消費者の行動変化をいち早く見抜き、それが短期的か長期的か、すでに存在していた傾向の加速か新たな傾向の出現かを評価することが欠かせない。そのうえで、自社のビジネスモデルを再構成し、効果的に投資を行うための新たなプロセスを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リモートワークで組織の生産性を高める方法
    550円 (税込)
    知識労働のリモート化は新型コロナウイルス感染症の影響で急加速し、そこに新たな問いが生まれた。知識労働型組織において勤務場所を選ばないWFA(ワーク・フロム・エニウェア)は定着するのだろうか。本書では具体的な企業の取り組みを通して、リモートワークを導入することのメリットを明らかにするとともに、課題への対処法を解説する。大規模な成熟した組織でもリモート化に成功している企業はある。成否を分けるのはリーダーの判断と姿勢だという。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 米国陸軍に学ぶリーダー選抜プロセスの改革
    550円 (税込)
    2011年、当時の米国防長官であるロバート・ゲイツは、陸軍のリーダークラスの能力について危機感を露わにした。陸軍の人事は、法律(1947年と80年に制定されたもの)に縛られていたが、2018年の新しい法律で柔軟な人事対応が認められるようになり、幹部レベルの最初のポジションである大隊長の選抜に、まったく新しいプロセスを導入することになった。最新の人材管理の考え方を活かしたこの選抜方法で、陸軍は人材の能力を定義し直し、インクルージョンを重視し、バイアスを減らすことに努めた。本書ではこの新たな選抜方法とその成果、そして将来の展望について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーシップスタイルの使い分けがキャリアを成功に導く
    550円 (税込)
    リーダーシップスタイルは重要である。うまく使えば、自分を有能に見せられるが、使い方を間違えると、実力を認めてもらえない。筆者らは、学術研究と約30年に及ぶ独自の分析により、リーダーシップスタイルの改善策や効果的な使い方を解明した。ステータスを表現するのに最も一般的に使われる「社会的標識」を、「パワー」と「魅力」の2つのカテゴリーに分け、両者を巧みにバランスや混合することで、的確なリーダーシップを示すことができる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場の人種差別を解消する5つのステップ
    550円 (税込)
    多くの人が人種差別の存在を否定するのは、差別が悪意や憎悪に基づく意図的な行動だと考えているからだ。しかし、意識しなくても、意図しなくても差別は起きる。人種差別が職場に広がっていることは、21世紀の多くの研究で示されており、ダイバーシティを推進する企業でさえも、起きる可能性があることが明らかになっている。職場でもほとんどの企業で人種差別が存在し、解決は困難だと思われがちだ。しかし、企業は比較的小さな自律的集団のため、この難解に思える問題の解決を促すには理想的な場所でもある。本書では ①問題認識②根本原因分析③共感④問題に対応するための戦略⑤献身的行動という実用的な5つのステップを示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 従業員はアルゴリズムで管理できるのか
    550円 (税込)
    人材マネジメントは、テイラーの「科学的管理法」に代表される最適化アプローチで行うべきか、それとも、メイヨーらが打ち出したような従業員を公正に扱う手法を取り入れるべきか。労働者の創意工夫を促す後者が優勢だった時もあるが、最近は人工知能(AI)などテクノロジーの進歩によって前者手法の魅力度が増している。いくつかの事例を検証し、実際は両者には一長一短があり、バランスよく組み合わせることが効果的であると論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 現場の潜在力を引き出すマネジャーの心得
    550円 (税込)
    多くの従業員が、能力向上や価値創造の機会を持てないでいる。筆者らは、その根底に賃金水準と能力に対する偏見があるとする。偏見が蔓延している企業では、従業員とマネジャーを「従者」と「賢者」の関係に当てはめ、さまざまな機会を奪う。これを打破する方法が、従業員へのエンパワーメント(権限委譲)の徹底である。その実現は容易ではないが、成功している企業はある。フランスのタイヤメーカー大手ミシュランの事例から、エンパワーメントを推進する手法を5つのステップで解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 身体知こそイノベーションの源泉である(インタビュー)
    550円 (税込)
    コロナ禍によって、同じ場所にみんなで集まって働くという前提が崩れ、新たな人事管理、組織設計、テクノロジーの活用が企業に求められている。個人ベースの働き方が増えることで組織のイノベーション活動にどのような影響が及ぶのだろうか。25年前に提唱された組織の知の創造メカニズムであるSECIモデルを発展させた新著『ワイズカンパニー』の内容も含め、デジタル時代における知の創出活動について野中郁次郎教授に聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • AIが真の同僚となる日
    550円 (税込)
    組織の生産性を高めるべく、人工知能(AI)を導入しようとする企業がますます増える中、仕事を奪われることに対する社員の不安は依然、払拭されていない。AIは人間を支援するために導入されるべきであり、そのことを明確化している企業は、生産性に関わるスピード、拡張性、意思決定の有効性において、他社を大きくリードしている。筆者らは、AIを社員の代替ではなく仲間として受け入れるには、新人のオンボーディング──戦力化のための研修プロセス──に倣うことを勧める。本書では、AIの導入をスムーズにするためのアプローチを4段階に分けて解説するとともに、社員とAIが相互に教え合い、持続的に成長するための方法を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • データと機械と人の力で最高の日本酒を造る
    550円 (税込)
    山口県の山奥で誕生した純米大吟醸「獺祭」は、日本のみならず、欧米やアジア諸国でも高く評価される銘酒となった。蔵元の旭酒造は、杜氏の勘と経験に頼らず、データと機械による数値管理の酒造りを実現し、日本酒業界に革命を起こしたといわれる。ただし、人間の仕事を否定したわけではない。うまい酒を造ることだけを追求し、機械に任せるべきこと、人に任せるべきことを見極めた結果、そのやり方にたどり着いた。本書では、旭酒造3代目であり、獺祭の生みの親である桜井博志氏が、データと機械と人の力を融合したモノづくりを実現するための要諦を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場のセクハラ対策はなぜ裏目に出るのか
    550円 (税込)
    企業は長い間、裁判所の判断に基づいてセクシュアルハラスメントに対処してきた。しかし、セクハラが起こる割合は、もう何十年も変化していない。研修の実施や苦情処理制度を設けることで、この問題に対応する企業は多いが、状況を改善するどころかマイナスの効果を生む場合もある。本書ではセクハラの解決に効果的な研修や制度設計について論じたうえで、最終的にセクハラと戦うことが組織のミッションの一つになるような文化実現のための方策を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • オンデマンド型の人材プラットフォームをどう活用するか
    550円 (税込)
    急速な自動化とデジタル・トランスフォーメーションによる企業の人材不足という問題を解消すべく、高度なスキルを持つ労働者へのアクセスをオンデマンドで提供する、新世代の人材プラットフォームが数多く出現している。多くの企業がこれらプラットフォームを利用するようになっているが、その活用に関して確固たる方針を持っている企業はほとんどない。筆者たちはこうしたプラットフォームが出現した背景を分析したうえで、その利点を特定し、利用企業に対するアドバイスを示している。これまでの企業の制度とは相容れないところも大きいプラットフォームの活用に、必要なものは何だろうか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 目指すキャリアを交渉で勝ち取る方法
    550円 (税込)
    キャリアに関する交渉というと、多くの人がまず思い浮かべるのは報酬についてである。しかし、もっと幅広く考えないと、キャリアアップの貴重なチャンスを逃しかねない。また、交渉の席で何を言うかという計画を立てるのみならず、もっと大きな目標を見据えなければならない。本書では有意義な交渉に備えるための4つのステップを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ダイバーシティが企業にもたらす真の利益
    550円 (税込)
    多くの企業がダイバーシティの重要性を説き、これまで過小評価されてきたアイデンティティグループから人材を採用しているが、その狙いを経済効果に置いている場合がほとんどだ。多様性が業績を高めるという、もっともらしい説が流布されているが、それは確固とした研究結果に裏打ちされているわけではない。組織の多様性がもたらす効果について、いち早く検証した筆者らは、ダイバーシティに関して流布されている説の問題点を明らかにする。そして、筆者らが提唱する「学習と効果のパラダイム」についてあらためて解説し、ダイバーシティがもたらす真の効果について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • マイクロマネジメントに陥らず部下に手を差し伸べる方法
    550円 (税込)
    部下の行動に対して頻繁にあれこれ介入する「マイクロマネジメント」はマイナス面が多いため、従業員の自律性を尊重したほうがよいというのが定説となっている。とはいえ、自由放任も問題がある。特にリモートで働くことの多い今日、部下への支援はきちんと考えるべきである。部下の創意を活かしつつ、上司が適切に支援するための3つの戦略を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 働く親が人生の主導権を取り戻す方法
    550円 (税込)
    仕事と子育ての両立は以前から働く親にとってはやっかいな課題だったが、コロナ禍でより深刻になっている。「つらい」「罪悪感がある」といった気持ちにさいなまれる親が増えているのだ。悩む親たちに支援を行う筆者は、これまでとは違う考え方と対処法を、「働く親2.0」と称して本書で提言する。仕事と親業に対して現実的に、等身大の自分で取り組むと同時に、その理解者を職場や社会に広げていくものだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 働く父親も家事と育児の当事者である
    550円 (税込)
    ある調査では、父親が育児や家事に費やす時間は1970年代から3倍にも増えたという。また父親が家庭で果たすべき役割についても、かなり社会の意識が変わってきている。さらにコロナ禍により、父親がもっと家事・育児を担う必要性がますます高まっているが、現状は母親の半分程度なのである。筆者らは父親がもっと家事・育児の中でも「精神的負担」の大きい部分を担う必要を説く。母親と父親が等しく家庭内の仕事を担うにはどうすればよいのか、家庭ができること、リーダーができることに分けて解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • マネジャーは育児中の部下をどう支援すべきか
    550円 (税込)
    マネジャーはコロナ禍のいま、仕事と育児の両立を図る従業員をはじめとして、さまざまな状況に置かれた部下をどうマネジメントするかについて学び直すべき状況にある。適切に対処すれば、チームの健全性や文化、パフォーマンスを継続的に高めることができる。本書ではその具体策として、予測可能性とフレキシビリティのバランスをうまく取る戦略を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営者の覚悟が世界を変える(インタビュー)
    550円 (税込)
    ファーストリテイリングはこれまで、フリースやヒートテック、ウルトラライトダウンなど数々の大ヒット商品を世に送り出し、消費者がファストファッションに抱いていた価値観を幾度となく塗り替えてきた。日本国内のみならず世界中の支持を集めて、同社がステートメントに掲げる「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」を実践している。自社の事業を通じてイノベーションを起こし、国境を超える新たな価値を生み出すために、経営者はいかなる役割を果たすべきなのか。ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏に聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人々の価値観と習慣を変える「概念シフト」のイノベーション
    550円 (税込)
    イノベーションとは、新しい製品・サービス、技術やビジネスモデルなどを通じて、社会に新しい価値を創出するものだ。しかし、価値の創出だけでなく、物事のイメージや文化、社会通念など、社会で定着している「概念」までも変えるイノベーションが存在する。本書ではこれを「概念シフト」のイノベーションと定義し、概念と現象の関係性から「発見型」「具現化型」「創造型」という3つの類型を提示する。とりわけ、より市場の価値を長期間独占できうる、概念創造型のイノベーションを起こすための指針を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • イノベーションは顧客の問題発見から始まる(インタビュー)
    550円 (税込)
    元ネスレ日本代表取締役社長兼CEOの高岡浩三氏は、同社で「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」や「ネスカフェ アンバサダー」など数々のイノベーションを起こしてきた。また、自身が変革を主導するだけでなく、組織が体系的にイノベーションを起こす仕組みも確立した。高岡氏は、イノベーションとは顧客が気づいていない問題や顧客が諦めている問題を解決することだと定義する。そして、顧客の問題を発見することが最も難しく、最も重要であるという。本書では、ネスレ日本での実例を交えながら、イノベーションの本質が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • カルチュラル・イノベーション:機能ではなく物語で価値を提供する
    550円 (税込)
    イノベーションの創出に向けて、より優れた機能や利便性等の付加価値を追求する企業は多い。このアプローチは、テクノロジー製品市場では合理的であっても、消費者向け製品市場ではなかなか奏功しない。後者においてイノベーションは、消費者の頭の中で起こるからだ。ファミリーカーやペットフードなどでの成功事例から、筆者が注目するのが「カルチュラル・イノベーション」である。商品のカテゴリーを変え、何に価値があるかを覆す手法だ。本書では、カルチュラル・イノベーションを実現する5つのステップと、成功チャンスを逃さないために回避すべき3つの落とし穴を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • イノベーションの成功率を劇的に高める方法
    550円 (税込)
    イノベーションを喫緊の課題と位置付けている組織は数多いが、多額の資金と時間を投入しても、結実するのは稀である。「ノイズの海の中で、正しいシグナルをとらえた者が成功する」と表現する筆者は、数々の歴史的な発明によってイノベーションを先導してきたにもかかわらず、価値創出ができずに瀕死の状態にあったSRIインターナショナルをCEOとして復活させた人物だ。そのカギとなったのは、インパクトのあるイノベーションを生み出すために、アクティブラーニングを基礎にした方法論を適用したことである。本書では、SRIをはじめ、世界の主要機関で採用されている「NABCモデル」を、実際に組織やチームで活用するための方法を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • イノベーションが人類史上最大の問題を解決する(インタビュー)
    550円 (税込)
    マイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツは近年、気候変動対策に注力している。その活動についての新著をもとにした本書では、このままでは手遅れになると警告し、現状をブレークスルーするイノベーションを促すことを強調する。たとえば投資家には、対策不十分な企業からの投資引き上げというダイベストメントではなく、対策を後押しする投資のインベストメントを働きかけるなど、経営者や政治家、消費者など個々の立場に合った具体的な対策案を提言する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営者の報酬制度をどう設計すべきか
    550円 (税込)
    経営幹部の報酬のあり方は多くの企業が頭を悩ませているが、報酬の定め方は経営幹部の行動に影響し、当然業績も左右する。筆者たちは、まず企業の戦略を明確に定めるところから始め、報酬の基本的な点について把握し、その報酬が望ましい結果にどうすれば結び付くのかを理解しなければならないと指摘する。本書では、幹部報酬についてのデータを分析し、報酬制度設計の4つの側面を解説したうえで、戦略目標にリンクした報酬制度の例を挙げている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 聞き上手のリーダーに変わる7つの知恵
    550円 (税込)
    CEOや経営幹部は危険や機会の兆しが早くから表れていても、それに気づかないことがある。なぜなら、上がってくる情報は見せかけのものや、ゆがんだものも少なくなく、シグナルとノイズが混在しているからだ。リーダーは第一に、注意散漫になったり予断を持ったりせず、純粋に耳を傾ける必要がある。さらには、よい情報も悪い情報も忌憚なく吸い上げられる構造を組織の中につくらなければならない。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ファミリービジネスを永続させる方法
    550円 (税込)
    ファミリービジネスと聞くと、権力闘争や裏切りの世界という先入観を抱きがちだ。だが実際は、何代にもわたって繁栄を続ける企業が多い。ファミリービジネスを、永続する企業とそうでない企業に分かつ要因は何か。本書では、公開企業と大きく異なり、少数の家族や親族が所有権を持つファミリービジネスのオーナーシップに注目する。そのうえで、ファミリービジネスが陥りがちな罠を避け、オーナーシップの核となる「5つの権利」を適切に行使する方法について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • サステナビリティ投資の価値を財務責任者にどう認めてもらうか
    550円 (税込)
    サステナビリティを事業活動の最低条件と見なす風潮は高まっているが、サステナビリティの取り組みはコストであって価値は生まないと考えているCFOは多い。筆者らは、財務業績との相関を明らかにするとともに、サステナビリティ投資の収益を測定・改善するためのツール提供を目的に研究を続けてきたが、本書でROSIという投資評価の分析手法を紹介している。サステナビリティ戦略の特定に始まり、サステナビリティの取り組みの財務的・非財務的効果を定量化し、財務価値の総額を算出するというステップを、事例とともに解説している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 利他の精神をもって持続的成長を実現する(インタビュー)
    550円 (税込)
    2000年代、携帯電話のインターネット接続サービスの実現や音楽配信サービスを手がけ、auブランドを築いたKDDIの髙橋誠社長。その成功のカギは、多様なプレーヤーとの協調にあったという。時にライバルの力を借りて自社の弱みを補い、多様なプレーヤーと組んで新しい価値を創造する。時代が携帯電話(3G)からスマートフォン(4G)、そして5Gへと移る中でも、その本質は変わらない。KDDIの競争と協調の歩みを振り返りながら、これからの時代に必要な考え方を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 競争と協調のコーペティション経営を実践する法
    550円 (税込)
    競争優位の確立や生き残りを目指す企業は、ライバルとの協調がその選択肢になる時がある。こうした動きは協調(cooperation)と競争(competition)の2語を組み合わせ「コーペティション」(co-opetition)と呼ばれ、今日では一般的に行われるようになった。協調の意思決定には、業界の競争の変化や自社の資産保護など、事前に十分な分析が必要となる。そこで本書では、ライバルと協調すべきかどうかを判断するための、実践的なフレームワークを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 競争と協調のジレンマ
    550円 (税込)
    ライバル企業と競争するだけでなく、お互いに得となるような協力関係を築く戦略は、一考の価値がある。しかし落とし穴も多い。そもそもライバル企業同士の協調は、談合・カルテルとして処罰されるリスクを伴う。そこで米国反トラスト法の違反事例をひも解きながら、合法的な協調戦略の可能性を探りたい。もう一つの落とし穴は、協力相手が将来強力なライバルに成長するリスクだ。この問題について豊富な示唆を与えてくれるのが、急速なイノベーションと首位交代が進んだ液晶パネル業界である。「お家芸」であった液晶分野で、なぜ日本メーカーは韓国・台湾企業に敗れたのか。産業経済学を専門とする筆者が、競争と協調の本質を明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • スバルらしさを貫くためにライバルと切磋琢磨する(インタビュー)
    550円 (税込)
    自動車業界の中では規模の小さいSUBARU(スバル)は、市場では日本と米国への集中戦略を、製品では安全性と走行性能に注力した差別化戦略を取り、高収益を実現してきた。一方、自動車業界の100年に一度の大変革が本格化する中、トヨタ自動車との業務資本提携を強化した。2019年、同社からの出資受入比率を16.8%から20%へ引き上げ、スバルからトヨタへ0.3%出資する相互出資とした。その協調戦略の狙いや、大変革期の勝機をどこに見ているのかについて、中村知美社長に聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 競合と自力で戦うか、エコシステムで戦うか
    550円 (税込)
    スラック・テクノロジーズがセールスフォース・ドットコムに買収されたニュースは、多くの人を驚かせた。組織内のコミュニケーションツールを展開するスラックはなぜ、顧客関係管理(CRM)システムを提供するセールスフォースの傘下に入ることを決めたのか。その理由は、両社がともにマイクロソフトの脅威にさらされているという共通点を持ち、スラックがマイクロソフトに単独で立ち向かうことは困難になったからだと、筆者は指摘する。一方、ズームも同じくマイクロソフトを競合に持つが、自力で戦う道を選択している。本書では、ズームのように独立型のアプリケーションで勝負する「ベスト・オブ・ブリード戦略」と、スラックのように複数のアプリケーションから構成されるエコシステムに参加して戦う「インテグレーテッド・バンドル戦略」の概要を示し、テクノロジー企業がどちらの戦略を採用すべきか、その判断基準を明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営の心、人生の心(インタビュー)
    550円 (税込)
    1959年、27歳の時に京セラ、1984年に第二電電(現KDDI)を創業した稲盛和夫氏。さらには2010年に日本航空の経営再建を要請され、2年という短期間で見事にV字回復を果たした。「経営の神様」とも称される稲盛氏だが、その経営哲学はいかにもシンプルである。「人の心を大切にする」「人として正しい道を踏む」──。経営者として50有余年の歴史を刻んできた稲盛氏が経営の心、人生の心を語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「個の尊重」が強い組織をつくる(インタビュー)
    550円 (税込)
    リクルートがこれまでにさまざまな事業を立ち上げ、世の中に広く普及させてきた原動力には、圧倒的な営業の強さがある。同社の営業力の源泉はどこにあるのか。リクルートの代表取締役社長を務める北村吉弘氏は、創業から受け継がれる「個の尊重」というマネジメントの原則を挙げた。社員一人ひとりに裁量を与え、自由度を高めることで、挑戦と失敗の経験を通じた学習を促し、個人の成長を実現する。そうして培われる個人の強さが、組織全体の強さにつながっていると北村氏は語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 優れたトップ営業の条件
    550円 (税込)
    B2Bビジネスでは、トップ営業が時にとても効果を発揮する。ただし、経営者が状況を理解していなかったり、みずからの力量に誤解があったりすると、部下の努力の積み重ねを台無しにすることもある。経営トップの営業はどうあるべきか。多くのグローバル企業のアカウントマネジャーを調査すると、トップ営業は主に5つに分類できることがわかった。本書では、それら5タイプの営業への関与手法、成果とリスク、事業業績に及ぼす影響を分析し、状況に応じた効果的なトップ営業を提言する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 営業を刷新するための3つのステップ
    550円 (税込)
    SaaSビジネスにシフトする企業が増えている。商品の販売からサービスの販売に舵を切る時、企業は「何を、誰に、どのように売るか」という既存の方程式を、再構築する改革に取り組むことになる。事業の成功率を高めるためには、戦略と営業管理の再考が必要だ。本書では、マイクロソフトとともに実施したケーススタディなどを通して、企業に適切な営業機能を実装するための手法を、3つのステップに分けて解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 営業モデルを顧客の変化に適応させる方法
    550円 (税込)
    企業は顧客の購買プロセスの変化に、営業モデルを最適化できていない。担当者の経験の積み重ねで構築されがちな営業モデルは本来、経営陣が設計に関与し、企業として修正し続けるべきだ。本書では、顧客の実態に営業モデルを適応させるための3つの要素を提示する。企業がこの3要素を軸に営業モデルを用意すれば、営業の生産性が向上し、利益を生み出す原動力が強化され、さらには企業の社会的な価値までも高まるという。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 品質とは顧客満足であり経営とは環境適合である(インタビュー)
    550円 (税込)
    神戸市に本社を置く医療機器メーカーのシスメックスは、検査機器の販売に加えて、検査の際に必要な試薬の販売やアフターサービスの充実を図り、高収益を上げてきた。1996年に家次恒氏が社長に就任後、血球計数検査(ヘマトロジー)分野で世界トップシェアを獲得。2020年3月期の連結売上高は、就任時のおよそ10倍となる3019億円にまで伸張した。営業利益率は20%前後と高い水準を保ち、190以上の国や地域と取引し、海外売上高は84.5%を占める。競争力の源泉は、メーカーながら世界中の顧客の声を聞くという直接販売体制を築いたことにある。「品質とは顧客満足である」と説く家次氏に、法人ビジネスの本質について尋ねた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業はどう所有されるべきか
    550円 (税込)
    100年前から今日に至るまで、企業形態の主流を成すのは株式を不特定多数の投資家が保有できる公開企業だった。しかし、米国の公開企業は1997年から2015年にかけて半減し、片や、S&P1500で被支配会社が占める比率は、2002年から2012年までに31%も上昇した。それはなぜか。公開企業に代わる新たな形態としてLTE、さらに知識労働者のモチベーション向上の施策としてのESOPの例を挙げる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • マーケティングの複雑化に備えて組織を再設計する方法
    550円 (税込)
    マーケティングに求められる役割が変化しているが、多くの企業はそのための組織変革について、方法論を持っていない。そこで筆者らは、マーケティングが成長に貢献できる6つの価値領域を定義し、それぞれの価値創出に必要な72のマーケティングケイパビリティをまとめ、組織変革のフレームワークとして提示する。これを用いれば、自社の現状を評価し、将来のニーズとのギャップを特定し、どこに手を打つべきかが明らかになる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • マイノリティのよき「アライ」になる方法
    550円 (税込)
    「#MeToo」運動やブラック・ライブズ・マター運動、さらにコロナ禍で前景化した構造的な不平等を受けて、企業もこうした問題に積極的に関与することが求められている。だが、さまざまな取り組みを喧伝しても、リーダーシップの中心を占める白人男性みずからが「特権を与えられた存在」であることを認めず、適切に対処できていないのが実態だ。構造的な問題を正しく認識し、組織に不可欠な多様性、公平性、包摂を実現するには、白人男性などのマジョリティが周辺化した人々と連帯する「アライシップ」が必要だと、筆者らは主張する。本書では、差別や抑圧、疎外を受けてきた人々に対する支援と連帯によって、組織に社会正義を実現するための方法を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • フィランソロピーの競争戦略
    550円 (税込)
    競争戦略論の大家であるマイケル E. ポーターは、企業間の競争だけでなく、国やインナーシティ、あるいはヘルスケア、環境問題、さらには政治問題へとさまざまな課題に対して競争戦略のフレームワークを当てはめてきた。本書は、ともにフィランソロピーやCSR(企業の社会的責任)の財団を創設したマーク R.クラマーとともに、フィランソロピーの問題に挑んだもので、HBR1999年11-12月号に掲載された。慈善財団の投資と戦略について論じた本書は、ESG(環境、社会、ガバナンス)投資が注目される今日でも意義あるものではないだろうか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ファイザーはなぜ驚異のスピードでコロナワクチンを開発できたのか
    550円 (税込)
    ファイザーは、いかにして新型コロナワクチンをスピード開発したのか。ビオンテックとの共同開発や臨床試験、初のメッセンジャーRNAワクチン製造といった過程は、製薬業界だけに価値のある話ではない。あらゆる業界のあらゆる規模の組織が、自社の問題解決や社会全体に役立つ重要な仕事をする際にも活用できる。本書では、ファイザーCEOのアルバート・ブーラが、不可能と思われた挑戦をわずか8カ月で実現させた過程と、前例のないワクチン開発から得られた6つの学びを語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 働く意欲と生産性を高めるボランティアプログラムのつくり方
    550円 (税込)
    近年、ボランティア活動のための有給休暇を認めたり、独自のボランティアプログラムを開発したりする企業が増えている。コロナ禍による経済状況の悪化で、これらを削減せよとの圧力にさらされているかもしれないが、たとえ苦境でも継続すべき理由がある。なぜならば、ボランティア活動によって従業員の生産性やエンゲージメントが向上し、人材の採用や定着の改善にもつながることが、多くの研究で示されているからだ。だが、プログラムを開発するに当たって、企業は間違いを犯しがちだ。本書では、多くの企業が遭遇する3つの落とし穴と、効果的なプログラムの設計および実行に役立つベストプラクティスを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アジャイル変革を成功に導くチームをつくる方法
    550円 (税込)
    変化の激しい環境下で迅速に目的を達成するために、アジャイル手法を採用する企業がますます増えている。だが、アジャイル変革を掲げて大規模なプロジェクトを進めようとすると、目標達成に失敗するだけでなく、組織に混乱をもたらしてしまう。問題は、アジャイルチームの編成にある。リーダーは、アジャイルチームが他の広範なコラボレーションのネットワークに組み込まれているという事実を踏まえて、メンバーを選定しなくてはならない。本書ではアジャイルプロジェクトのチームづくりにおける3つの誤りを解説し、「組織ネットワーク分析」を駆使することによってチームに最もふさわしい人材を見出す方法を説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 組織の多様性はなぜ必要なのか
    550円 (税込)
    2020年のマッキンゼー賞は、「ダイバーシティが企業にもたらす真の利益」(DHBR2021年3月号に翻訳掲載)に与えられたが、ここで説かれたダイバーシティの「学習と有効性のパラダイム」は、HBR1996年9-10月号で発表された本書で最初に紹介されたものであった。当時の日本は、ダイバーシティについてそれほど関心が持たれていなかったが、この概念が普及しつつある現在、ダイバーシティ本来の意味を問い直し、その恩恵を享受するために必要な考え方が論じられている本書は、とても意味あるものではないだろうか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • バーンアウト:使命感の喪失が引き起こす「病」
    550円 (税込)
    スポーツ選手の引退会見で見られるように、「燃え尽きた」という言葉は「何かを達成した後の清々しさ」の表現として使われることも多い。しかし、社会で問題になっているバーンアウト(燃え尽き症候群)は、清々しさとは正反対の、むしろ「燃えたかったのに燃えられなかった」不完全燃焼の意味に近く、喪失感や抑鬱感をもたらす。とりわけ、使命感や熱意を持って仕事に取り組む人が陥りやすく、企業にとってもそのような人材がバーンアウトしてしまうことは大きな痛手だ。本書では、長年にわたりバーンアウト研究に取り組む筆者が、バーンアウトを特徴付ける3つの症状や発生リスクについて解説する。そのうえで、防ぐための方法として筆者が注目する「突き放した関心」を取り上げる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場で従業員のバーンアウトに対処する方法
    550円 (税込)
    仕事におけるバーンアウト(燃え尽き症候群)は近年深刻化していたが、コロナ禍の長期化により、状況はさらに過酷になっている。このテーマを長年研究してきた筆者は、「バーンアウトは企業全体で対処すべき組織の問題である」と認識することが急務であると言う。本書では、46カ国1500人超の調査をもとに、問題の深刻度を徹底的に分析し、組織で即座に実行すべき対処策を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ハイブリッドワークで理想の職場を実現する
    550円 (税込)
    コロナ禍を経験したことで、企業は働く「場所」や「時間」の柔軟性を高めるハイブリッドな働き方への転換を加速させている。この新しい働き方は、社員の生産性や満足度向上につながることが期待されている。しかし、どのような働き方が最適かは業務や職種によっても異なり、働き方を変えることで、マネジャーが新たに取り組む課題も生じる。本書では、ハイブリッド型の働き方を組織に取り入れる際に、マネジャーに必要な4つの視点、①職種と業務の性格、②社員の個人的希望、③プロジェクトとワークフロー、④包摂と公平性について論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ハイブリッドな働き方で創造性をいかに高めるか
    550円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症の影響により多くの企業が在宅勤務を認めたことで、オフィス勤務とリモートワークを使い分けるという、ハイブリッドな働き方が広がりつつある。人々の働き方への意識が大きく変化する一方、企業にとっての理想の職場は明らかではない。そこで、企業との共同研究である「オフィス学プロジェクト」を推進してきた筆者が、イノベーションの源泉となる創造性に焦点を当て、コロナ後に求められる働き方や職場のあり方を考察する。「ABW」や「i-deals」といった近年話題のコンセプトや最新研究を踏まえ、リモートワークの課題を明らかにする。また、イノベーティブな企業の代表である日本マイクロソフトの事例から、社員が自律的に働く場を選択できることの効果を説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • これからのオフィスの価値をデザインする
    550円 (税込)
    新型コロナウイルスによるパンデミックにより、自宅の仕事空間と従来型オフィスを行き来するワークスタイルが増え始めている。これによりオフィスは「個人が業務を遂行するための場」から「コラボレーションを生むための人間関係の拠点」へと変化しつつある、と筆者らは指摘する。本書では、オフィスが人との関わりに役立っているその仕組みを考察すると同時に、最新技術により、オフィスを新たな場へと変貌させた先進企業の事例も紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 中国はなぜ欧米に倣わず経済成長できたのか
    550円 (税込)
    中国はこの30年で驚くべき成長を遂げ、世界第2位の経済大国となった。著しい経済発展は安定した共産主義のルール下で実現したものだが、いまだに欧米のリーダー層を中心に「経済の成長に伴い、政治もリベラルになっていくはずだ」と考える人が少なくない。これは誤解で、中国とビジネスをするうえでも大きな障害になると筆者は言う。本書では、欧米社会に根強くある中国をめぐる3つの重要な誤解を中国研究の第一人者が解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 米中デカップリングは事業戦略にいかなる影響を与えるのか
    550円 (税込)
    トランプ政権の対中強硬政策に比べれば、バイデン政権では対立姿勢が和らぐ可能性は高く、これまで中国投資を進めてきた米国企業のCEOたちは期待を高めている。だが、中国サイドはデカップリング戦略を着々と進めており、それは中国で事業活動を行うすべての外国企業に多大な影響を及ぼすだろう。本書では今後直面しうる課題と対策について、4つのカテゴリーに分けて説明する。4つのカテゴリーで考える。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 中国のイノベーションの源泉はどこにあるのか
    550円 (税込)
    中国の競争力は年々高まり、いまや米国と肩を並べるまでに成長した。その原動力となっているのが、イノベーションだ。ただし、米国のように革新的な製品やサービスを供給し続けているわけではない。何億人もの消費者がイノベーションを瞬く間に受容し、その劇的な変化に順応できる力が、中国の競争力につながっている。政府の強力な後押しもあり、他に類を見ない指数関数的な急成長を経験したことで、人々のイノベーションに対する受容力と順応力が高まり、それがさらなる経済成長をもたらすという、独自のエコシステムが構築されているのだ。本書では、このような発展のエコシステムの仕組みを明らかにし、中国との差を縮めるために他国のビジネスリーダーが何をすべきかを示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 中国の権威主義がもたらした繁栄と限界
    550円 (税込)
    中国、日本、米国の政治・経済を長年研究してきた筆者が、本書の前半でHBRの3つの論文を論評し、後半でそれらの視点から現在の中国を分析する。論評では、中華人民共和国誕生以来の欧米の誤解を指摘し、古代からの権力構造にマルクス=レーニン主義が付加された中国独自の権威主義支配体制を解説。それが今日の成長を支える構造と、内在する限界を明かしたうえで、外国資本の対中国戦略の要諦を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 耳を貸さないリーダーに聞く耳を持たせる方法
    550円 (税込)
    アップルを率いたスティーブ・ジョブズがそうであったように、組織を成功に導くには先見性に優れた強いリーダーが必要である。ただし、実際に成功を収めるには、非凡なリーダーに再考を促すことができる部下の存在も欠かせない。とはいえ、リーダーがみずからの信念を貫くために、周囲に耳を貸すことなく、間違った考えを改めようとしない場合、部下はどう対応すればよいのか。筆者は、リーダーが特定の状況で決まった反応を示す「if-then」とも言うべき性向に注目する。本書では、実際にスティーブ・ジョブズの意見に影響を及ぼしてきた逸材に話を聞くことで、どのようなアプローチを取るべきかを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ブランドを傷付けないサプライヤーの見極め方
    550円 (税込)
    自社のサプライチェーンにおける労働環境に厳しい目が向けられる中、サプライヤーに対して必要な行動規範を課したり、定期的な監査を行ったりしている企業も多い。しかし、これらの措置に効果はあるのか。また、サプライヤーは問題点を正してくれるのだろうか。本書では、労働条件の改善が見込めるサプライヤーを判断する5つの要因を紹介し、実際に改善の確率を押し上げる手法について解説する。さらに、企業ブランドのリスクマネジメントに欠かせない、監査報告の正確性に関する要因について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • AIの可能性を組織で最大限に引き出す4つのステップ
    550円 (税込)
    多くの企業はデジタルテクノロジーの導入に力を尽くしているが、局地的に採用したところで、その効果は限定的である。単に既存のプロセスに人工知能(AI)を接続するだけでは、プロセスの自動化や新たな知見の獲得は果たせない。一方、いっきに組織全体の大改造を目指すのも現実的ではない。企業がAIの可能性を最大限に引き出すためには、ビジネスモデルと仕事の進め方を再検討し、最も重要な部分から始め、大幅なパフォーマンス改善をてこに拡げていくのが賢明である。その4つのステップを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 社会階層から生じる不利益を職場でどう解消するか
    550円 (税込)
    ジェンダーや人種、民族に対するバイアスによる不平等に対処しようと、企業組織はさまざまな取り組みを行っている。しかし、より深刻な影響があるにもかかわらず、触れられずにいるものがある。社会階層の格差だ。下位層出身者は高い能力を持っていても、生まれ育った環境によって学校や企業で成功するために必要な文化資本が少ないために、就職や昇進の機会を逸することが多い。それは当事者にとっても組織にとっても大きな損失になると筆者は指摘する。本書では、社会階層による不利益がなぜ生じるのか、その原因と結果を探ったうえで、不平等の是正に役立つ介入策を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アルムナイを味方に変える退職マネジメント
    550円 (税込)
    多くの企業が新規採用者を迎え入れて定着させるオンボーディングに力を注ぐ一方で、退職する従業員を送り出すオフボーディングに関して積極的に取り組む企業は数少ない。だが、退職管理のプロセスを間違えば、企業にとって大きな損失になる。なぜならば、退職者が将来、自社の顧客やサプライヤーに変わったり、ニーズに合った優秀な人材を紹介してくれたり、あるいはブーメラン社員として再雇用されて力を発揮してくれたりする可能性を閉ざしてしまうからだ。本書では、適切なオフボーディングプログラムを通じて、長期的価値を創出するための具体的なアプローチを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ベンチャーキャピタルの知られざる投資判断プロセス
    550円 (税込)
    革新的なスタートアップの急成長を支えるベンチャーキャピタル(VC)は、過去30年間で大きな影響力を持つようになった。いまでは、経済的価値を生み出すドライバーとして欠かせない存在だ。だが、大成功したスタートアップが華々しくメディアに登場する一方、陰の立役者であるVCの実態は依然として神秘に包まれたままである。彼らはどのように投資判断を行い、価値創出しているのか。本書では、VCを対象に行った大規模調査の結果から、案件探しや投資先の選定、投資条件の交渉から投資後の経営助言まで、実際に何をどう行っているのか包括的に示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • マーケターはAI戦略をいかにデザインすべきか
    550円 (税込)
    人工知能(AI)が価値創出に最も貢献する分野はマーケティングだという調査結果もあり、すでに一部でAIは企業に恩恵をもたらしている。筆者らは、最高マーケティング責任者(CMO)などの担当者によるAI戦略の立案が急務だとし、戦略を立てるためには、採用しようとしているAIが、どのような性質を持つものか正しく把握することが必要と説く。そこで本書では、マーケティング用のAIを分類することが可能になるフレームワークを提示する。これにより、企業をAI活用の入り口へと導く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • AIへの投資を利益につなげる方法
    550円 (税込)
    ビジネスでの意思決定の精度を高めるため、人工知能(AI)に投資する企業が増えている。しかし、その投資は必ずしも事業利益に結実してはいない。筆者らはAIをマーケティングに活用しようとするマネジャーが犯しやすい過ちを特定し、予防策を開発した。それは、課題を正しく設定し、効果の高い投資を選択して、きめ細かい意思決定を行うことである。本書ではそのエッセンスを、事例とともに明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 流行りのマーケティングテクノロジーに飛び付くな
    550円 (税込)
    マーケティングテクノロジー、通称「マーテック」は広く普及し、欠かせないものとなった。顧客情報を収集、保存、統合してアルゴリズムで解析するマーテックは、マーケターの業務効率を大幅に高め、すでに広告、コンテンツマーケティング、営業管理、商取引に革命をもたらしている。しかしその一方で、マーテックを導入したにもかかわらず、活用されずに、機能不全に陥っている企業も多く存在する。本書では、まずデータのため込みとシャイニー・ニュー・オブジェクト症候群という2つの落とし穴を説明する。そのうえで、「マーケティングテクノロジー・スタック」(データとベンダーソリューションの組み合わせ)を機能させるための戦略的アプローチを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 機械学習による損失を避ける5つのポイント
    550円 (税込)
    投資や融資の判断、自動運転、医療診断、あるいは採用活動にも、機械学習ベースの人工知能を組み込んだプロダクトがますます活用されている。だが、新たな情報から学習して自律的に判断するアルゴリズムが、常に倫理的で正確な判断をするとは限らない。大きな事故による損失や、バイアスのかかった判断が生じるリスクを、企業はいかに回避し、軽減することができるか。本書では、機械学習が抱えるリスクについて論じたうえで、医療法や倫理、規制といった各側面から、リスク管理に役立つ重要なコンセプトを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • AIを小売・流通の現場に実装する方法
    550円 (税込)
    およそ半数の人工知能(AI)事業が研究段階で頓挫するといわれる中、小売・流通業界ではAIの実用化に向けた動きが広がっている。これを推進する存在が、メーカーや卸、小売りなど業種を超えた約250社が参画し、AIを使った実証実験などを行うリテールAI研究会だ。本書では、大手ディスカウントストア・トライアルグループの経営者として、またP&Gジャパンのデータサイエンティストとして実店舗でのAI活用を牽引してきた筆者らが、実用化がなかなか進まない原因を解説したうえで、実店舗でのAI活用事例や企業による実証実験の結果を紹介。さらに、AIを用いてイノベーションを起こせる組織へと変わるために欠かせない3つの考え方を述べる。それが「データサプライチェーンの構築」「レトロフィット」「オペレーションドリブン」である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • データとAIの力でウェルビーイングな社会を実現する(インタビュー)
    550円 (税込)
    ビジネスの主戦場がデジタルの世界に移行する中、企業のマーケティングは、マーケター個人の想像力に頼る方法を脱却し、データで可視化された顧客の需要を的確に満たす方法へと進化を遂げている。自社の事業を通じて多様なニーズに応えていくことは、金銭的な利益を得られるだけでなく、人々の消費に対する価値観を変え、ウェルビーイングな社会の実現に貢献できる可能性があると、楽天グループでチーフ・データ・オフィサーを務める北川拓也氏は語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ステークホルダー中心のリーダーシップが資本主義を再構築する
    550円 (税込)
    経済危機やパンデミック、大規模災害、人種差別、地政学リスクの高まり……世界が危機に直面する中、株主利益の最大化を目的とする資本主義のあり方が見直されている。ビジネスや社会の持続的な繁栄のためには、リーダーが株主だけではなく、すべてのステークホルダー(従業員、顧客、仕入先、地元コミュニティ)に貢献しなければならない。そう説くのが、家電量販店大手のベスト・バイ前会長兼CEOである筆者だ。良い時も悪い時も、崇高な目的(ノーブル・パーパス)を追求し、企業戦略の中心に人を置き、従業員一人ひとりが成長できる環境をつくるという、ステークホルダーを中心としたリーダーシップの発揮がいま、求められている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • パーパスドリブン組織への変革で真のステークホルダー主義を実践する(インタビュー)
    550円 (税込)
    味の素は、CSV(共通価値の創造)の同社版ともいえる「ASV」(Ajinomoto Group Shared Value)を全面に押し出して、より本質的な社会価値と経済価値を追求するASV経営を進めている。これはまさにステークホルダー主義を先取りするものといえるが、この改革を先導するのが西井孝明社長だ。「食と健康の課題解決」というパーパスを掲げたうえでビジョンを見直し、5つのポイントで変革を実行しているものの、当初は社内でもなかなか理解されなかったという。そうした中で、従業員と顧客、投資家・株主といったすべてのステークホルダーの価値向上を同期化することを目指す西井社長は、いかにして社内を巻き込み、変革を進めてきたのか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 巨大プラットフォーム企業の支配力をしたたかに利用する方法
    550円 (税込)
    アマゾン・ドットコムやアリババ、アップストアに代表されるように、セラー(売り手)と無数の顧客を仲介するマルチサイド・プラットフォームは、特にB2Cビジネスを展開する企業にとって欠かせない存在となった。ただし、自社の事業をプラットフォームに依存しすぎると、突然手数料を上げられたり、コピー商品を販売されたりするなど、都合よく利用されてしまうリスクをはらんでいる。本書では、自分たちの商品がコモディティ化するのを回避し、プラットフォーム企業の市場支配力を賢く利用するための4つの戦略を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • SPAC投資の可能性と限界を見極める
    550円 (税込)
    SPAC(特別買収目的会社)は数十年前から存在しているが、従来のIPO(新規株式公開)に代わる手段として注目を集め、この2年で本格的な投資家が相次いで設立し、一躍ブームとなった。2019年の設立は59社のみだったが、2020年には247社、2021年の第1四半期には259社に上った。この過熱ぶりに懸念の声も上がり、SEC(米国証券取引委員会)による監視強化もあって、第2四半期には急減速している。しかし筆者らは、SPACは投資が失敗に終わるケースはあるとしても、今後の資本市場にプラスになるという見解だ。本書では、SPACの長所と限界について、筆者らのそれぞれの専門分野(投資と意思決定)の知見から論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場のジェンダー平等を前進させる7つの視点
    550円 (税込)
    人材獲得、エンゲージメント、リテンションはあらゆる組織にとって重要であり、世界中の企業が、女性をリーダーに昇進させることに力を尽くしていると言うだろう。しかし現実には、ジェンダーギャップを埋める取り組みが、行き詰まりを見せている。状況を打開するためには、女性の才能や貢献の活用を阻むパターンのようなものを見極め、その知識を活かして体系的な変化を起こさなければならない。特に注意を払うべきは、人材管理の主要7領域における不平等だ。それは、志願者の募集、従業員の採用、組織への統合、能力開発、パフォーマンス評価、報酬・昇進管理、優秀な従業員のリテンションである。本書ではこれらについて述べたうえで、女性の活躍を阻みやすい障壁を打ち破るための行動計画を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • プロフェッショナル・サービス・ファームの生存戦略
    550円 (税込)
    コロナ禍によって多くの業界で必死の取り組みが続けられているが、プロフェッショナル・サービス・ファーム(PSF)も例外ではない。だが、売上げを増やそうと躍起になるあまり、あらゆる種類のクライアントを獲得しようとすれば、PSFを構成するプラクティスとの間に不一致が生じ、弱体化するおそれがある。そこで筆者らが提案するのが、「プラクティス・スペクトラム」と「クライアント・ポートフォリオ・マトリックス」という2つのフレームワークだ。PSFがこれらを用いて、自社プラクティスの戦略ポジショニングを把握し、クライアント・ポートフォリオを管理することで、優れたパフォーマンスを達成し続けるための手法を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ビジネスライティングの科学
    550円 (税込)
    高度な文章力はあらゆるビジネスパーソンに欠かせない。同僚、部下、上司と効果的にコミュニケーションを取るためにも、提案するアイデアや提供する商品、サービスを売り込むためにも不可欠だ。近年、科学の進歩により、優れた文章の条件がどのようなものか、科学的な証拠に基づき明らかにされてきた。本書では、ビジネスパーソンへのライティングコーチを務める筆者が、優れた文章に共通するSimple(シンプルである)、Specific(具体的である)、Surprising(意外性がある)、Stirring(気持ちを動かす)、Seductive(惹き付ける)、Smart (賢いと感じさせる)、Social(社会的である)、Story-driven(物語性がある)という8つのSについて解説する。読み手を魅了し、心に残る文章にするためのヒントを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 私が成功したのは、特別優秀な人間だからではない(インタビュー)
    550円 (税込)
    2009年、ゼロックスのCEOに指名されたアーシュラ・バーンズは、フォーチュン500初の黒人女性経営トップとなった。7年間ゼロックスを率い、物言う株主(アクティビスト)と激しく争った末、2016年に退任した。その後、世界的通信会社ビオンのCEOを務め、いまも有力企業の社外取締役を務めている。これまでの人生における差別について、また目指すべきインクルーシブな社会について聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • CEOの後継者をどのように見出すべきか
    550円 (税込)
    マイクロソフト前CEOのスティーブ・バルマーの後継者選びは紆余曲折の末、社内の人材であるサティア・ナデラが昇格した。この人事は結果として大成功であったが、巨大企業でありながら後継者についての計画がほとんどなされていなかったことがうかがえる。筆者らは、こうした後継者計画の欠陥が頻繁な上級幹部の交代につながり、ひいては会社の時価総額や投資家のポートフォリオに巨額な損失を与えると指摘する。本書では、後継者が社外からの登用か、社内からの昇進かの違いによって生じうる損失額を定量化し、よりよい後継者を見出していくための解決策を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 多様な投資家との対話を持続的成長につなげる法
    550円 (税込)
    企業にとって、株主との対話は重要である。取締役や経営者が主要な投資家と定期的に会い、その知見をうまく活用できれば、よりよい経営ができる。では、投資家には、いつ、どのように会えばよいか。有益なフィードバックを得るにはどうすべきか。さらには、短期利益を求めてくるアクティビストにはどう対処すべきか。筆者らの長年の経験と調査をもとに、投資家との積極的かつ効果的な対話についての指針を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場で自分をしたたかに売り込む技術
    550円 (税込)
    組織で働くうえで、自分の功績を上司や同僚に正しく理解してもらうことは大切だ。しかし、セルフプロモーションの方法を間違えると「いつも自慢ばかりしている嫌な奴だ」というレッテルを貼られ、場合によっては人事評価が下がるおそれさえある。職場で成功するには、実際に有能かつ好感度が高いだけでなく、周囲からもそう認識されなくてはならない。本書では、反感を買うことなく、セルフプロモーションの恩恵を得るための具体的な手法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 戦略は「価値」こそがすべて
    550円 (税込)
    戦略は複雑化が進んでいる。その影響で経営者は、組織の全体像を把握することが困難になった。筆者によれば、こうした状況は企業が従業員、顧客、サプライヤーの価値から発想することで、戦略をシンプルにする絶好の機会だという。本書では成功し続けている企業に通底する、価値を重視した戦略「バリューべーストストラテジー」を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 戦略の全体像を見失っていないか
    550円 (税込)
    今日では、長年市場を支配してきた伝統的企業、創業から間もないベンチャー企業にかかわらず、斬新なビジネスモデルを持つライバル企業に出し抜かれることも珍しくない。こうした失敗の起きる理由について筆者は、経営者の立てる戦略に「包括的な視点」が欠けており、全体として整合性の取れた判断ができていないからだと指摘する。本書では、伝統的企業、ベンチャー企業の経営者それぞれが陥りがちな戦略の失敗を紹介。そして、筆者が掲げる「包括的な戦略ランドスケープ」の実現に必要な視点と、その具体的な実践法について解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「戦略」を企業価値の向上に直結させる法
    550円 (税込)
    先行きが不透明で将来の予測が困難な時代であることに加え、深刻なコロナ禍は企業の戦略策定をより厳しいものにしている。こうした中でも、多くの経営者はコロナ後の新常態を見据えて、成長を可能にする新たな戦略を模索していることだろう。しかし、長年さまざまな企業でコンサルティング業務に携わってきた筆者らは、旧来の戦略策定の限界を指摘するとともに、企業価値を向上させるという意味で「日本企業の戦略は大いに改善の余地がある」と指摘する。本書では、従来の戦略策定が通用しなくなった原因を明らかにするとともに、日本企業ならではの戦略に関する問題点を考察。さらに、筆者らが所属するマッキンゼー・アンド・カンパニーが考える、企業の中長期的な成功確率を高める10の要因を交えながら、資本市場から見て、課題のある日本企業の進むべき道を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 競争力の向上は「変革力」の測定から始まる
    550円 (税込)
    パンデミックを筆頭に、絶え間なく急速に変化するビジネス環境下において、企業にはその変化に対応する力が求められている。だが、企業の変革力を測定する優れたツールがなく、対処する術がなかった。そこで、筆者らは、ベイン・アンド・カンパニーのグローバル調査をもとに9つの特性から「チェンジ・パワー」を体系的に測定する方法を考案した。このチェンジ・パワーのスコアが高い企業は、競合企業よりも従業員エンゲージメントが高く、財務的に優れた業績を上げていることもわかっている。さらに各要素の高低から企業のタイプを4分類し、戦略的に市場の競争力を高める具体的なアプローチを提案する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営戦略の時間軸はキャッシュで決まる(インタビュー)
    550円 (税込)
    カインズは競争の激しいホームセンター業界で成長を続け、2019年度には業界トップの売上高を記録した。その牽引役となったのが、ミスミグループ本社の社長を経てカインズに入社し、2019年から社長を務める高家正行氏である。自身の在任期間を第3創業期と位置付け、大胆な改革を実行してきた。高家氏は、自社にとって最適な戦略を選択するうえで、6つの視点を大切にしていると語る。その中で真っ先に考えるのは、キャッシュだ。本インタビューでは、持続的な成長を実現する戦略をいかに立案し、それをどのように遂行すべきなのか、高家氏の経営哲学が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 私たちはよりよい未来に向かっているのか
    550円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症のパンデミック、自然災害の拡大などを受け、社会が企業に求める役割は大きく変化した。企業は自分たち自身のためにも、人類共通の大きな課題の解決へ向けて積極的な役割を果たすことが求められ、企業を率いるリーダーは、自社のパーパスは何か、どのように成長して利益を出すか、どのように世界を変革するかを考え直さなければならない。本書では、「それぞれの製品、オペレーション、地域・国において、従業員、サプライヤー、コミュニティ、顧客、さらには未来世代や地球そのものなど、すべてのステークホルダーのウェルビーイングを増進させる企業」と定義できるネットポジティブな企業にどのように変わるのか。4つの重要な道筋を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 名ばかりのサステナビリティ経営から脱却せよ
    550円 (税込)
    環境や社会に配慮し持続可能な社会を目指す「サステナビリティ経営」への機運の高まりとともに、これらに関するリポートを提出する企業の数はこの20年で100倍に激増した。しかし現実に目を向けると、環境被害や社会的不平等は依然として拡大しており、必ずしも成果につながっていないことがわかる。この状況に筆者は、サステナビリティに関する測定と報告の構造的な問題、さらには需要が急拡大するサステナブル投資に要因があると指摘する。本書では、かつてティンバーランドCOOとしてサステナビリティ経営に積極的に取り組み、その限界を知る筆者が、サステナビリティ経営を名ばかりにしないためのアプローチを提案する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 起業家はなぜ嘘を重ねてしまうのか
    550円 (税込)
    スティーブ・ジョブズの現実歪曲フィールドに象徴されるように、起業家は時として、ビジネスへの情熱から嘘をついてしまうことがある。事実を歪めたり、誇張したりすることは、虚偽へとつながり、虚偽は詐欺にも通じる。なぜ起業家はこうした言動をとってしまうのか。本書ではその理由を解明するとともに、業家が誠実さを保持しながら成功するためのガイドラインを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 上司の善意が部下を追い詰める
    550円 (税込)
    ピグマリオン効果とは、期待をかけられた人が期待に応えて成果を上げる傾向を説明するものだが、本書で論じられている「失敗誘導症候群」はその逆である。つまり「できない」と見なされた従業員は、上司から期待されていないがために業績が低迷する、というのだ。この状況はなぜ生まれてしまうのか、筆者たちはその原因を明らかにし、その代償を説明したうえでこの症状を克服するための5つの要素を論じている。1998年の論文だが、上司と部下の関係がもたらす問題はいまも変わらない。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人事は変革の伴走者であり、支援者である(インタビュー)
    550円 (税込)
    デジタル・トランスフォーメーション(DX)や人工知能(AI)活用、職場のダイバーシティ・アンド・インクルージョン推進など、いま企業は大きな環境変化の真っただ中にある。終身雇用や年功賃金に代表される日本的な人事制度、さらには新卒一括採用から幹部育成法までもが転換を余儀なくされている。一方、社員の能力を最大限に発揮させるという人事の本質的なミッションは変わらないどころか、今後さらに重要性を増すだろう。エッソ石油、ファイザー製薬(現ファイザー)などを経て、現在は総合化学メーカーの三菱ケミカルで人事改革を進める常務執行役員の中田るみ子氏に、改革の狙いやあるべき人事の姿などを聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • データ主導の人材マネジメントを実践する方法
    550円 (税込)
    テクノロジーの進化はこれまでも仕事の性質を変化させてきたが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックがその勢いを加速させている。コロナ後の競争をリードするのが、テクノロジーの活用を前提とする組織を構築した企業であることは明らかだ。にもかかわらず、ほとんどの企業が旧来の組織体制と人材マネジメントを踏襲し、変革に踏み出せていない。本書では、ベイン・アンド・カンパニーが世界300社以上を対象に行った調査に基づき、データ主導の人材マネジメントを実践するうえで欠かせない6つの要因を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 優れた専門人材のキャリア再開をどう支援すべきか
    550円 (税込)
    近年、優れた専門職者獲得と人材多様化が急務となり、仕事復帰プログラムを提供する企業が増えている。同プログラムは人材獲得策として有効なだけでなく、職場から離れた従業員に対しての強力なメッセージにもなっている。こうしたプログラムを実施する会社は、キャリアが直線的である必要はないと認識し、従業員が育児や介護などの個人的理由で一時離職するのは特別なことではないと考えている、というメッセージである。本書では、同プログラムの発展の軌跡や類型化を示したうえで、「キャリア中断後も新たな職務で成功する専門職者を増やしたい」という人々と企業がその共通目標を達成するための方法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 従業員の価値を顧客とのつながりから問い直す
    550円 (税込)
    2008年の景気後退では、企業は従業員の削減によって危機を乗り切り、「雇用なき景気回復」と呼ばれる状況に陥った。しかし、新型コロナウイルス感染症によるパンデミック後を見据えるいま、企業は同様のアプローチを取るべきではないと筆者は述べる。その代わりとして、従業員の役割を変えることが重要であり、特に顧客との有意義なつながりを増やすことによって従業員はいちだんと大きな価値を発揮できるようになるという。本書では、雇用者がパンデミック後の従業員の役割をどう再考すべきか、さまざまな研究結果をもとに5つの助言を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アンコンシャスバイアス研修はなぜ機能しないのか
    550円 (税込)
    職場に存在する人種差別や偏見に対して、組織はさまざまな手段を講じて是正に取り組んでいる。特に、無意識バイアスに対処する研修、「アンコンシャスバイアス・トレーニング」は、その中心的な役割を担ってきた。だが、従来のアプローチには致命的欠陥がある。バイアスを自覚できても、軽減につながらないのだ。無意識バイアスを克服するには、従業員が実際に行動を改め、どれだけ改善できたか進捗を追跡することが欠かせない。本書では、アンコンシャスバイアス・トレーニングの構成要素について論じ、組織がバイアスを軽減するという目標を達成するための具体的な方法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • サーキュラーエコノミーを実現するビジネスモデルのつくり方
    550円 (税込)
    循環型経済(サーキュラーエコノミー)に関心を持つ企業が増えている。環境への負荷を減らし、事業から排出されるゴミ を削減し、貴重な資源をより効率的に使うことは、社会のためになるだけでなく、企業にとっても魅力的である。ただし、その多くがコスト高でもあり、持続可能なビジネスモデルに落とし込むのは簡単ではない。本書では3つの基本戦略を紹介し、自社にとって財務的に最も持続可能な方向性を判断するためのツールを提供する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • スタートアップはなぜ同じ失敗を繰り返すのか
    550円 (税込)
    毎年、数多くのスタートアップが誕生しては消えていく。実際に成功を収めるのは、ごくわずかだ。新たな挑戦にリスクが伴うのは当然だが、これほど失敗する割合が高いのはなぜか。ハーバード・ビジネス・スクールの教授として長年にわたって教鞭を執る筆者が、この問いに対する答えを見出そうと研究を重ねた結果、スタートアップが失敗する6つのパターンを特定した。本書ではその中でも特に、回避できるにもかかわらず、何度も繰り返される2つのパターンに注目し、実際のケースを取り上げながら概説する。さらに、多くのスタートアップで採用されているリーンスタートアップの手法が、現場では必ずしも奏功しない理由についても論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 戦略なくしてイノベーションは成功しない
    550円 (税込)
    イノベーションの重要性は広く認識され、どの企業も膨大な時間と資金を費やしてマネジメントしているものの、十分な成果は上がっていない。長年イノベーションの研究に携わってきた筆者は、問題の根源はイノベーション戦略が欠如しているからだと指摘する。ただし、このイノベーション戦略の立案に万人向けの方法があるわけではない。個々の企業の事業戦略や経営資源を考慮しつつ、構築していくものなのだ。戦略策定に際してどのようなアプローチを取ればよいのか、これまでの調査研究からの知見に基づき、論じている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • イノベーションの「兆し」を見つけ出す方法
    550円 (税込)
    イノベーションを目指す企業にとって、トレンド分析は有効な手段の一つだ。ただし、トレンドがすでに顕在化し、世の中で広く知られているような状況では、競合の後追いで終わる可能性がある。競争優位を獲得するには、これから起きうることの兆しを他社に先駆けて見極めること、すなわち「アノマリー」を早期に見つけ出し、自社の事業を適応させることが必要だ。本書では、アノマリーを発見する方法を提示したうえで、それをイノベーションにつなげるための4つのステップを示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • モデルナがワクチン開発で実践したイノベーションの原則
    550円 (税込)
    モデルナによる新型コロナウイルス感染症のワクチン開発に対し、知名度の低さや後発での参入を理由に、一夜にして成功を収めたという印象を持つ人が少なくない。しかし実際は、同社の母体であるフラッグシップ・パイオニアリングが10年来、無数に繰り返してきた、ブレークスルーイノベーションの手法「エマージェント・ディスカバリー」によってもたらされたもので、けっしてまぐれ当たりなどではなかった。本書では、モデルナの共同創業者兼会長であり、フラッグシップの創業者兼CEOのヌーバー・アフェヤンと、ハーバード・ビジネス・スクール教授のゲイリー P. ピサノが、モデルナを成功へと導いたエマージェント・ディスカバリーについて、2つの基本原則「分散の創出」と「選択圧」をキーワードに解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • イノベーションは意思決定プロセスの変革から始まる
    550円 (税込)
    企業は競争力を維持するため、デジタルツールの導入などに多額の資金を投じている。しかし、画期的なアイデアやイノベーションを生み出せていない場合がほとんどだ。それは、アイデア、実験方法、データ収集など、数多くの場面で素早い意思決定が求められているにもかかわらず、多くの企業が判断を速やかに下せていないことが原因だ。本書ではファイザーのグローバルクリニカルサプライにおける事例をもとに、意思決定プロセスにアジャイルの原則を取り入れるうえで必要な、「多様な視点」「明確な意思決定権」「適切な頻度」「忌憚ない議論」について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • iPS細胞による網膜再生に世界で初めて成功した理由(インタビュー)
    550円 (税込)
    数多くの革新的な商品やサービスも、元をたどれば一つの基礎研究やプロジェクトから始まっているケースが多い。そうしたシーズ(種)を育てて芽を出すためには、どのようなマネジメントが必要なのだろうか。眼科医であり、理化学研究所のプロジェクトリーダーでもあった髙橋政代氏は、2014年に世界で初めてiPS細胞からつくった網膜細胞を患者へ移植する臨床研究に成功した。その後、研究と治療、患者ケアまでを一気通貫にした構想を掲げて起業し、現在はビジョンケアの社長として、再生医療の事業化や産業化に取り組んでいる。髙橋氏の約25年にわたる研究や活動からイノベーションに欠かせない考え方を探った。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • タンパク質を進化させ、素材革命を起こし、持続可能な未来を創造する
    550円 (税込)
    地球の持続可能性を高めるために、企業はいまサステナブル素材を求めている。Spiber(スパイバー)が開発に成功した人工合成クモ糸繊維は、そのブレークスルーとなる可能性を秘めていた。クモの糸は高い機能性を有するだけでなく、タンパク質が主成分なので枯渇資源を消費する必要もない。米軍や大手化学メーカーすら頓挫した基盤技術を確立した時は、素材革命を起こす夢の繊維の誕生だと期待された。だが、実用化の目前で幾多の難題に直面し、挑戦が暗礁に乗り上げた時期もある。同社の創業者である関山和秀氏は、環境問題やエネルギー問題など地球規模の課題解決に貢献するイノベーションをいかに実現し、ユニコーン企業に成長させたのか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 遺伝子検査ビジネスのCEOは突然の規制強化にどう対処したのか
    550円 (税込)
    遺伝子検査を実施して健康リスク情報を個人に直接提供するテックベンチャー、23アンドミー(23andMe)。試行錯誤を経て事業が軌道に乗り始めた矢先に、突然の規制強化に襲われた。何が理由か、それをいかに探るか、規制範囲はどこまで及ぶかといった未知の課題に、いかに挑み、解決していったか。当局との交渉過程から、企業文化の変革など社内体制の再構築まで、経営危機を乗り越えた経緯を共同創業者兼CEOが明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • AIが社会の信頼を得るために企業は何をすべきか
    550円 (税込)
    近年、世間がデジタル技術に対して抱く懸念は、パーソナルデータの利用に関するものが中心だった。しかし、企業が製品やサービス、意思決定のプロセスなどに人工知能(AI)を組み込むことが増えるにつれ、その関心はAIにまつわる問題へと移ってきている。AIアルゴリズムがどのようにデータを活用するのかといった点に懸念が生まれ、規制強化の動きが進みつつあるのだ。本書では、規制強化に備え、企業がAIを消費者にとって安全で信頼できるものにする際に直面する、3つの課題を論じる。さらに、経営層がAI活用のリスクに対処するのに役立つフレームワークを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 中国小売業のデジタル化に学ぶ5つの教訓
    550円 (税込)
    中国の小売市場は急成長中で、デジタル化が進んでいる。オンライン販売は過去7年間で毎年約25%伸び、2020年に約1.9兆ドルに達した。そうした売上げの90%以上がモバイルデバイス経由だ。どの小売企業にとってもデジタルが戦略上の優先課題になったいま、企業が独自のデジタル市場向け商品・サービスを開発する際に、中国から学べることがある。本書では、単一の入り口をつくる、カスタマージャーニーに多様なデジタル評価を組み込む、販売を一回で完結するイベントとしてとらえない、物流の基本を再考する、常に顧客の近くにいる、というカスタマージャーニーを再構築する際の5つのポイントを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 未来のCEOを戦略的に選抜して育成する方法
    550円 (税込)
    CEOを誰に継承するか。時代を問わず重要なイシューだが、テクノロジーの急速な進化で経営環境が激変している今日の金融業界において、それは企業の命運を決める最重要課題である。この問題意識から、米国クレジットカード大手のマスターカードは、新しいCEOを選ぶ段階からその“次”のCEOの人選を始めた。都合12年間、持続的成長を果たすと同時に、次代の課題を解決できる人材を共同で選び抜いた前会長と現会長が、経営人材の育成と選抜、取締役全員の関与策、外部コンサルタント活用など、一連の経緯を克明に明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 戦略を超えて──パーパスの時代
    550円 (税込)
    景気の低迷、テクノロジーの進化による労働環境の変化など、未来が見通せない中、多くの企業がパーパスに注目している。パーパスを掲げ、企業の存在意義を発信することで、従業員のコミットメントが高まり、人材を引き付け、消費者に訴えかけ、ひいては組織の活力が高められる。こうしたパーパスの力をすでに1994年に論じていたのが本書である。さまざまな企業の事例を引きながら、トップマネジメントの役割は戦略の構築からパーパスの提示へと変化すべきであると説いている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • プロジェクトエコノミーの到来
    550円 (税込)
    現代の経済の原動力はオペレーションからプロジェクトへと置き換わった。これは世界的な現象であり、企業組織や文化に大きな影響を与えるにもかかわらず、依然として多くのリーダーがプロジェクトマネジメントを一過性のものと考えている。本書ではシンプルかつ強力な戦略フレームワーク「プロジェクトキャンバス」で全体像を把握するとともに、実践に当たってリーダーが習得すべき6つのスキルを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アジリティハック:伝統組織に敏捷性をもたらす手法
    550円 (税込)
    ソフトウェア開発を起源とするアジャイル手法が、組織やチームのマネジメントに活かされつつある。しかしながら、一貫した業務プロセスや効率性を重んじる伝統企業に対しては効果的でない場合がある。そこで筆者らは、アジャイル手法の原則と価値観を残したまま、確立されたプロセスを一時的に回避し、迅速かつ効果的に行動を起こし、成果を上げるアプローチを提案する。それが「アジリティハック」と呼ぶもので、ペプシコやゼネラル・エレクトリック、ノバルティス、ソニーグループなどのプロジェクトチームを事例に、官僚主義的なシステムを持つ伝統組織であっても即座に課題に取り組む方法を明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • メガプロジェクトで実験と学習のサイクルを高速化する方法
    550円 (税込)
    深刻化する気候危機に対応すべく、技術や基本インフラの抜本的改革に乗り出す組織は少なくない。そのためには大規模な設備投資が必要とされるが、大きなリスクが伴うと筆者は指摘する。メガプロジェクトは完成までに長い時間がかかり、問題が生じても修正が利かず、頓挫することが多いからだ。そこで、メガプロジェクトで成功を収めるには、再現可能なモジュール設計とイテレーションのスピードが不可欠となる。従来のカスタム設計を続けていては、問題が生じた場合に学習できる機会は限定され、統合コストも修正コストも高いままだ。本書では、テスラのギガファクトリー1、日本の高速増殖炉「もんじゅ」、マドリード地下鉄、プラネット・ラボといった大規模プロジェクトの事例をひも解きながら、カスタム方式からモジュール方式に転換する重要性を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーの役割は組織と仕事の「原点」に立ち返らせることである(インタビュー)
    550円 (税込)
    マクドナルドは日本全国で2900以上の店舗を展開し、約6000人の社員と18万人のクルーが働く、国内最大規模のレストランチェーンである。年齢も国籍もバックグラウンドも異なる多様な人材がチームとして働くために、リーダーは何をすべきなのか。同社の代表取締役社長兼CEOを務める日色保氏は、リーダーが組織のパーパスやミッションを共有し、顧客に価値を提供する仕事ができているかを問い続けて、チームのメンバーを常に原点に立ち返らせることが重要だと語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 利害の対立を超え、プロジェクトを成功に導く方法
    550円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症をはじめ、テクノロジーの進化や気候変動など、急激な環境変化に適応するうえで、組織には期間を定めてゴールを目指すプロジェクト型の動きと、プロジェクトを成功に導くことが求められている。そのために、組織のマネジャーやプロジェクトチームのリーダーが重視すべきポイントは3つある。CEOでは、国内の対立紛争を含む解決困難なプロジェクトを数多く牽引してきた筆者が、成功のポイントを提示するとともに、そのポイントを押さえ、実践するための方法論を提示する。さらに、組織がプロジェクト型に転換するための条件と、思考法も解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • マネジャーが時間管理の主導権を取り戻す法
    550円 (税込)
    HBR1974年11-12月号に掲載された本書は、上司と組織への対応が求められ、さらには部下への監督も必要なミドルマネジャーが、自分の時間を自分で管理するための主導権を取り戻す方法を論じたものである。本来は部下が担うべきなのだが、結局上司が引き受けてしまいがちな仕事を「サル」に例え、ユーモアたっぷりにエンパワーメントの方法を説く本書は、1999年のHBRで再掲された。今号ではその時に併載されたスティーブン・コヴィーの解説も合わせて翻訳掲載した。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 交渉の原点
    550円 (税込)
    交渉術に関するマネジャーのバイブルは、長らく1981年初版の『ハーバード流交渉術』であったが、同書では利得をどう分け合うか、という問題について未解決だった。筆者らは、「交渉の当事者たちが合意によって新たに得た価値(パイ)については対等な請求権を持ち、これらは均等に分け合うべき」という一つの重要な原則を土台として、新たな交渉のフレームワークについて論じている。この非常に公平なパイ手法は、これまで恩恵を受けてきた人々からの反発が予想されるが、交渉の当事者は可能な限り大きなパイを生み出すことに専念できるというメリットがある。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 価格設定アルゴリズムが顧客ロイヤルティを損なう時
    550円 (税込)
    広告やeコマース、娯楽、保険、スポーツ、旅行など、多くの業界が機械学習を利用したアルゴリズムで価格を変動させるダイナミックプライシングを採用しているが、成功の度合いはまちまちだ。アマゾン・ドットコムでさえ、時に失敗を犯す。ブランドがアルゴリズムを使った価格設定を導入する際には、需要と供給を単純にバランスさせる計算以上の要素を考慮する必要がある。適切に実装すれば、企業は顧客ロイヤルティを高めつつ、収入を最大化することが可能だ。本書では、アルゴリズムによる価格設定が企業やブランドにどのような影響を与えるかを検証する。また、組織内でこの取り組みを誰が担当すべきかなど、マネジメントの方法についても解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • サプライチェーンのデジタル化をシンプルに進める方法
    550円 (税込)
    ほとんどの経営幹部は、大企業のサプライチェーンをデジタル化すれば数千万ドルかかると思い込んでいる。部門間の壁を打破し、競争優位性をもたらす統合型サプライチェーンをつくり出すために、3~5年かけた大掛かりな取り組みを行わなければならないと考えている。しかし筆者らの調査では、数百万ドルの費用で12~24カ月かけてサプライチェーンを最新化すれば、大きな恩恵が得られることが証明されている。そのための5つのステップとサプライチェーン戦略の再構築に当たってのヒントを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • UPSはパンデミックによる貨物需要の急増にどう対応したか
    550円 (税込)
    パンデミックで世界が混乱する中、筆者であるキャロル・トメは、約50万人の従業員を有する国際貨物サービスのユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)を率いることになった。貨物需要が急増する危機的な状況において彼女が下した決断とは、114年もの歴史を持つ企業において守るべき経営原則が何かを明らかにし、従業員の力を発揮するパーパスを策定し、戦略の優先順位を明確にしたことだった。顧客満足度と従業員エンゲージメントを高め業績を向上させた現職のCEOが、コロナ禍における1年余りの企業経営の舞台裏を明かす。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • フレキシブルワークで企業と従業員の相互利益を実現する方法
    550円 (税込)
    新型コロナウイルスの感染拡大を機に、従業員は自分たちが最適な時間と場所で働くためのフレキシビリティ(柔軟性)をより強く要求するようになった。在宅勤務とリモート勤務を併用するハイブリッド型の勤務形態を採用することで、彼らのニーズに応えようとする企業は多い。しかし、単に制度やツールを導入した結果、これまでよりも働きやすくなるどころか、むしろ従業員の負担が増したり、職場内で男女間の不公平が助長されたりするという問題が生じている。本書では、企業の都合ばかりを優先する「柔軟ではないフレキシビリティ」の提供に留まらず、企業と従業員の双方に恩恵をもたらす「真のフレキシビリティ」を確保し、フレキシブルワークを実現するための7つの原則を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ハイブリッドな職場にどうすれば移行できるのか
    550円 (税込)
    出社とリモートワークを組み合わせるハイブリッドワークへの移行を、多くの従業員が希望している。関係者のウェルビーイングを高め、人材確保の観点から、企業にとっても望ましい施策となる。また、デジタル・トランスフォーメーション(DX)で進む仕事や人々のマインドセットの変革を促す。この施策に関してHBR読者を対象に質問調査を行ってきた筆者が、その中で最も多く寄せられた12の質問について本書で回答する。ハイブリッド型勤務のプラン策定、オンボーディング、業績測定、関係者間の信頼醸成などを網羅し、ハイブリッドな職場への移行をマネジメントするリーダーには、必要不可欠な手引きとなる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 日本マイクロソフトはワークスタイル変革をいかに実現したか
    550円 (税込)
    日本マイクロソフトは、コロナ禍以前からワークスタイルに関わる観察と変革を繰り返すことで、「いつでも、どこでも、誰とでも」コラボレーションできる環境を実現し、働き方改革の先進企業として認識されてきた。しかし、2002年から同社が開始したワークスタイルイノベーション(ワークスタイル変革)は、単なる働き方改革を目指したものではない。生産性と組織力の向上を目的に行ってきたものだ。また、実現に当たっては失敗と苦労の連続だった。本書では、変革を長年リードしてきた筆者が、20年に及ぶ試行錯誤から見出したワークスタイルイノベーションの要点を提示する。さらに、コロナ禍で明らかになった課題を克服する新たな試みを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 週休3日制の導入に向けた6つのステップ
    550円 (税込)
    週休3日(週4日勤務)制が米国で注目され始めている。試験的に導入する企業が相次ぎ、メディアでその効果に関する調査が大きく報じられている。勤務時間の短縮で、従業員のストレスは軽減され、ウェルビーイングが向上する一方、生産性は損なわれないことが調査で示されている。この分野の研究を進める筆者らは、肝要なことは制度の適切な導入であるとして、そのための6つのステップを本書で提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 働く時間の柔軟性がもたらす負の側面を見落としていないか(インタビュー)
    550円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症の流行により、多くの人が家族のケアをしながら、在宅勤務を行っており、企業も家庭の事情に配慮するようになった。こうした状況は仕事の柔軟性を高めているのだろうか。本書では「強欲な仕事」という概念を軸に、この問題を考える。「強欲な仕事」とは、労働時間が長かったり、労働時間のコントロールができなかったりする場合に、時間当たりの賃金が不均衡に高くなる仕事のことだ。この概念は、所得の不平等から男女がどのような仕事を選ぶ傾向があるかまで、あらゆることに関係している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リモートワークは福利厚生の一つではない(インタビュー)
    550円 (税込)
    リモートワークとはただ実施すればよいだけ、あるいは働き方の一つとして追加すればよいだけという意識では、成功しない。現在、企業がオフィスに戻るかどうか、またどのように戻るかの議論がなされることも増えたが、この問題を考える際にも、仕事の目的やリモートワークについて、より大きな視点で考える必要がある。本書では、リモートワークに対する従業員と雇用者の感情の間になぜミスマッチが生じるのか、テクノロジーはどのように使われ機能したのか、そしてなぜ自分の仕事との関係を見直すことがそれほど困難なのかという疑問に答え、これからの働き方を考える。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 望むキャリアに近づくための現実的な5つのステップ
    550円 (税込)
    仕事で成功するには、長期的な戦略が必要だと筆者は説く。しかし、そのために目標を定めても、なかなか進歩が見られなかったり、行き詰まったりと、上り詰めるまでの道は長く、それでやる気を失い、諦めてしまうことも多い。筆者は多くの人が目標達成のために投じる時間が少ないことを指摘し、成功には「戦略的忍耐力」を養わなければならないとする。そしてただ我慢強く耐えるのではなく、キャリアの定期的な見直しと現実的なタイムラインの把握を含む、5段階のアプローチを提唱している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • デジタルディスラプションとの戦い:既存企業の生存戦略
    550円 (税込)
    デジタルディスラプションに代表される急激な時代の変化により、既存企業が新興企業に取って代わられると考える人が少なくない。しかし実際にデータを見ていくと、約25年前に存在していた企業の大半が、今日においても順調に事業を運営しており、この見方は必ずしも正しいものではないとわかる。本書ではまず、ディスラプションが既存企業を苦境に追いやるという多くの人が持つ誤解を解き、正しく将来に備えるための助言を行う。そのうえで、ディスラプション時代を生き抜いてきた既存企業の事例を交え、破壊的変化をもたらす相手(ディスラプター)と戦う4つのアプローチを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業の「伝統」を競争力に転換する方法
    550円 (税込)
    クレイトン・クリステンセンは破壊的イノベーションの理論の中で、既存企業がいかにして自社の成功に溺れるかを解説し、それが戦略論の主流になった。企業の歴史や規模が資産と見なされたこともあったが、今日ではそれらは脆弱性と考えられている。しかし、ディスラプションを回避して、繁栄し続ける企業は多数存在する。本書では、既存企業が競争力を維持し続けるための方法論を、具体例とともに提示する。伝統企業が積み上げた資産を競争力に転換し、競争優位をもたらす3つのケイパビリティについて解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 限られた情報で変革を促す方法
    550円 (税込)
    自社が置かれた市場の変化を察知して、素早く組織に対処を促すことは難しい。変革の必要性を訴えるためには、説得力あるデータが欠かせない。しかし、そのようなデータが揃う頃には、絶好の機会は消失しないまでも縮小してしまっている。では、自分たちの事業が危機に直面する前に、組織に変革に向かって行動を起こさせることができるのだろうか。本書では、筆者らが世界的なローファームKWMのオーストラリア法人で採用した「私的データを生成すること」「証明の基準値を下げること」という2つのアプローチを説明し、そこから得られた他のリーダーたちにも応用可能な方法について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • コマツは全員経営で危機を価値創造のチャンスに変えていく(インタビュー)
    550円 (税込)
    製造業には大きな変化の波が押し寄せている。脱炭素対策に向けた電動化、人工知能を用いた自動運転技術、デジタル化に伴うビジネスモデルの刷新、そして中国の成長に伴う市場構造の変化などである。こうした変化に立ち向かってきた代表的な企業がグローバル建機メーカーのコマツだ。2021年に創立100周年を迎えたコマツは、これまでにも数多の危機を乗り越えてきた。その戦略は、ハーバード・ビジネス・スクールのケース教材にも数多く登場し、世界から注目を集めてきた。コマツの小川啓之代表取締役社長兼CEOに、戦略の本質について聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • NECの存在意義を問い続け、世界に誇る技術力を価値に結び付ける(インタビュー)
    550円 (税込)
    日本電気(NEC)はかつて、世界から高く評価される有望事業を複数展開していた。しかし、2000年代以降は競合に先を越される状況が続き、リーマンショック後には大規模な人員削減を行うなど、厳しい経営状態が続いた。その後、長期にわたる変革が結実し、2019年度から2年連続で最高益を更新。日本を代表するグローバル企業として、再び存在感を示し始めている。現在社長兼CEOを務める森田隆之氏は、NEC再建の中心的役割を担った人物である。NECの存在意義から問い直す中で、創業以来培ってきた技術力が自分たちの武器であると確認できた一方、それを価値に転換できていないことが根本的な課題であったと森田氏は指摘する。NECはなぜ苦境に陥り、どのように抜け出したのか、そして、これから世界の競合と渡り合っていくために何が必要なのかについて、森田氏に語ってもらった。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ソニーは挑戦の場を与えて「個」の成長を実現する
    550円 (税込)
    ソニーは現在、6つの主要事業、約11万人の社員から成り、この10年だけを見ても事業と人材の多様化が進んでいる。多様性は組織全体の効率を低下させるという研究結果もあるが、ソニーは2022年3月期に売上高9兆9215億円、営業利益1兆2023億円と過去最高を更新するなど、多様性を企業の競争力につなげてきた。これは、創業時からの多様性を重視する企業文化や会社と社員の対等な関係性を継承し、共通の方向性としてのパーパス(存在意義)を設定したうえで、社員の「個」を尊重し、挑戦と成長を支援する人事戦略を実行してきたからだ。本書では、ソニーの人事戦略を牽引してきた筆者が、その具体的な内容を明らかにしたうえで、これからの時代に必要とされる会社と社員の理想的な関係を考察する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 気候変動の会計学
    550円 (税込)
    気候変動の主な原因は温室効果ガス(GHG)の排出であるとされ、企業もその削減への努力が求められている。そうした取り組みの一環として、多くの企業がESG(環境、社会、ガバナンス)の報告書を発行し、情報開示に努めているが、この報告の指針となっているGHGプロトコルには問題が多いと筆者たちは指摘する。筆者らが新たに提示したのは、会計の手法を用いたE負債という考え方だ。本書ではこのE負債について解説するとともに、この考え方がサステナビリティの実践に与える影響を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 従業員の倫理観を職場でいかに育むか
    550円 (税込)
    倫理的な組織は、従業員にとって魅力的であるだけでなく、スキャンダルに巻き込まれる可能性が低かったり、投資家から高く評価されたりと利点も多い。しかし、多くの企業は従業員の道徳心の育成を長期的な視点で考えておらず、入社時などに一度だけ倫理研修を受講させる程度である。そこで本書では、筆者らが何百もの調査研究から得た証拠に基づき、従業員が道徳的人格を身につけ、倫理的な組織をつくるために、職場を道モラルラボラトリー徳実験室として活用するアプローチを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 優れた法人営業は顧客の「納得感」を最大限に引き出す
    550円 (税込)
    企業間取引(B2B)において、顧客がみずから収集し、活用できる情報は格段に増えた。顧客がサプライヤー候補との商談に割く時間は、購買プロセスのわずか17%にすぎず、多くの時間を、ベンダーや業界に関する独自調査に費やしている。だが、トップクラスの営業担当者は、この難しい状況を絶好の販売機会に変えてきた。彼らは顧客が情報を理解し、自信を持って購買を決断できるようにすることに重きを置く「センスメイキング」(納得感の醸成)のアプローチを取る。本書では、センスメイキングの手法と、なぜそれが必要かという背後の心理状態について考察する。そのうえで、この手法の活用法について解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 組織構造を超えて──プロセスの時代
    550円 (税込)
    1994年から95年にかけ、「経営者の役割が変わる」というテーマで、筆者たちはHBRに3部作の論文を執筆した。DHBR2022年2月号に掲載した「戦略を超えて──パーパスの時代」に続く2作目の本書は、組織、そして人を真の変革に向けて動かすためには、トップマネジメントが、組織構造に手をつけるのではなく、起業家精神の発揚プロセス、コンピタンスの構築プロセス、業務オペレーションの刷新プロセスという3つの組織プロセスを創造することであると説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 量子コンピューティングの現在と未来
    550円 (税込)
    量子コンピュータは、古典コンピュータに比べて、飛躍的な処理能力を持ち、低消費電力でもあることから、研究には莫大な資金が投じられ、民間企業の競争も激しくなっている。その実用化にはさまざまな課題があるともいわれるが、筆者らは、量子の時代は来ていると断言する。そしてこのイノベーションがもたらす影響について、経営者が理解しておくことの重要性を訴える。本書では、そもそも量子コンピュータとは何か、そしてビジネスプロセスに適用できそうな量子アルゴリズムにはどんなものがあるかを解説し、経営者が考慮すべき観点を論じている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 混迷する世界で生き残るための新たな危機管理法
    550円 (税込)
    気候変動、グローバル化、格差拡大…‥長期的な流れの一つひとつが深刻な危機を招くのみならず、その3つが重なれば問題はさらに増大する。新型コロナウイルスのパンデミックは医療危機であるだけでなく、経済的・政治的な危機でもある。こうした異常事態にあって、これまで企業が頼りにしてきた危機対応策はもはや通用しない。そんな中、一部の企業は、絶え間ない危機によってもたらされた不確実性をマネジメントする術を習得し、磨きをかけている。成功のカギを握る3つのヒントを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業と地域社会の関係はパンデミックでどう変化したか
    550円 (税込)
    新型コロナウイルスによるパンデミックの経験は、企業にとって今後の危機への備えとして役に立つのだろうか。本書で紹介する調査は、ダイナミックな成長を遂げつつも、もろさを抱えた7都市──コロンビアのボゴタ、レバノンのベイルート、南アフリカのケープタウン、ベネズエラのカラカスなど──で約8万人を対象に実施され、危機下の課題や考え方、変化について尋ねた。この調査結果は政治・社会的に不安定な環境にあるマネジャーに役に立つものとなるだろう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 危機を乗り越える組織には英雄に頼らない文化がある(インタビュー)
    550円 (税込)
    近年、危機的状況が頻発し、危機に向き合うことが常態化しつつある。しかし、あらかじめそのような事態に備え、切り抜けている企業は一握りにすぎない。アフガニスタンで設立され、ドバイに拠点を置く民間企業のコミッテッド・トゥ・グッド(CTG)は、人道支援コミュニティへの人材派遣やロジスティックス提供を行っている。本書では同社代表アリス・ラーファーに、危機的状況下での仕事を通じて不確実性について学んだこと、そして危機管理リーダーシップをこれから学ぼうとする経営者にとって、それがどのように役立つかを聞く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 不確実性の時代に持続的成長を実現する6つの力
    550円 (税込)
    今日の不安定で不確実な世界において、企業はこれからも多くの危機に見舞われる可能性が高い。そのような危機に耐え、力強く再起するために重要なのが、レジリエンスだ。本書の筆者の一人で、ユニリーバの元CEOであるポール・ポールマンは、同社のレジリエンスを高めることで、気候変動や敵対的買収などのさまざまな危機から組織を守った。本書では、突然の衝撃や長期的な危機に備え、将来の成長につなげるために、ユニリーバが生み出した6つのタイプのレジリエンスを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーシップの転換点:部下の管理監督から成長支援へ
    550円 (税込)
    この1世紀、マネジメントの手法は、ピラミッド型の組織階層を前提にしたものだった。かつては、このやり方が理にかなっていた。業務は順を追って進み、複数の部署にまたがる仕事はほとんどなく、業務内容が流動的に変わることもなく、社員は職場に出勤して仕事をするのが当たり前で、情報は組織階層の上から下へ流れていたからだ。しかし時代は変わり、現代の仕事はデジタル化を背景に、アジリティ、イノベーション、即応力、スピード、人的つながりが重要になった。本書では、マネジャーの役割を旧来のまま放置するのではなく、あるべき姿を定義し直し、さらにはその職務を分割することを提唱する。そのうえで、権力、スキル、組織構造をシフトさせる必要について説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 謙虚で共感力の高いリーダーに変わる方法
    550円 (税込)
    リーダーの座に就き、権力を手にしたとたん、傲慢になったり、自己中心的に振る舞ったりする例があまりに多い。この変化によって、リーダー自身の成長が阻害されるだけでなく、リーダーシップの有効性が失われ、チームや組織のパフォーマンスを低下させるおそれがある。リーダーが権力を効果的に行使するには、謙虚さを身につけて傲慢さを解消するとともに、共感力を養って自己注目を抑制することが不可欠だ。本書では、謙虚で共感力の高いリーダーに変わるための実践法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • チームの対立を生産性につなげるコミュニケーションの手法
    550円 (税込)
    多くの研究で、意見の不一致や違いは、より優れたアイデアやイノベーションのきっかけとなることが示されている。しかし、個人の強い持論がベースにある不一致は大きなダメージをもたらすことも多い。特に組織の多様化、グローバル化により、さまざまなイデオロギーや伝統が持ち込まれる今日ではなおさらだ。本書で筆者らは、こうした状況においてリーダーがコラボレーションと相互の信頼を維持しながら、熱い議論を促す方法について論じている。筆者らはまず、意見の対立をめぐる3つの誤解を指摘したうえで、異なる意見にも前向きに対応するための4つの戦略と実践的な手法を紹介している。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーシップを問い直す:逆説的な期待に応える4つのアプローチ
    550円 (税込)
    かつてのリーダーは、偉大なビジョナリーか、偉大な実務家のどちらかだと考えられることが多かった。しかし、現代のリーダーには、その両方の役割を果たすことが求められている。そして多くの経営者が、一見すると逆説的な役割に応じることに苦戦している。本書では、筆者らが調査した企業の経験をもとに、この要求を同時に満たすリーダーシップチームをいかに構築すべきかを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ピープルファーストの経営が社員の意識を変え、顧客の心を動かす(インタビュー)
    550円 (税込)
    資生堂の魚谷雅彦氏は2014年に社長に就任し、2017年12月期に初めて売上高1兆円を突破。2019年12月期には、過去最高益を実現した。2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けたものの、構造改革を実施して業績を大幅に回復させている。この原動力になったのが、社員を経営の中核に据えて、すべてのビジネスの起点として考える「PEOPLEFIRST」(ピープルファースト)の実践だ。新型コロナウイルス感染症の危機を経験したからこそ、その正しさを確信したという魚谷氏へのインタビューから、これからのリーダーシップを考える。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • パーパス策定の原則
    550円 (税込)
    パーパスの潜在能力が最大限まで発揮されるのは、それが自社の価値提案と矛盾なく調和し、社内でも社外でも皆が共有できる大きな志を生み出す時だけである。その力が最大限に発揮された時、パーパスはステークホルダー全員の協賛を得る最も強力な仕組みとなる。逆に、お粗末なパーパス策定をしたり、嘘偽りを混ぜたりすれば、まったく逆の効果をもたらす。本書では適切なパーパスの策定方法を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 利益とパーパスの追求は両立できるか
    550円 (税込)
    パーパスの実現に向け邁進するとともに、利益も上げて成功する企業は存在する。しかし、パーパスと利益を同時に実現することや、さまざまなステークホルダーに同時に同程度の満足度をもたらすことは簡単ではない。経営が厳しくなると、利益最優先の戦略に逆戻りしたり、倒産の危機が迫っても必死にパーパスにしがみ付いたりする企業もある。しかし、最終目標が長期的な価値の創出や、世界に望ましい影響を与えることであれば、いずれの戦法も役に立たない。本書では、目指すべき北極星としてパーパスを活用することで、リーダーがトレードオフが必要な場合に優先順位をつけ、長期的な利益を生む行動へとつなげる方法を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • パーパス主導で職場変革を実現する方法
    550円 (税込)
    デジタル技術の浸透をはじめとした昨今の環境変化に伴い、企業には従業員の能力を最大限活用することが求められている。それを実践するうえで、パーパスは重要な役割を果たす。企業と従業員の中心にパーパスを据えることで、多様な労働力を確保し、仕事の性質の変化に適応できるようになるのだ。本書では、ユニリーバの事例から、パーパス主導で職場を変革する方法を紹介する。同社による取り組みは、多くの企業の参考となる有益なアプローチといえるだろう。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ユニ・チャームは「共振の経営」でパーパスを実現する(インタビュー)
    550円 (税込)
    ユニ・チャームは創業以来、事業を通じて社会課題の解決に取り組み、2020年10月にはパーパスを「SDGsの達成に貢献すること」と設定した。パーパス経営における大きな課題が社員への浸透と成長の実現だが、同社では現場と経営の間で日々の工夫や知恵を学び合うマネジメントモデル「共振の経営」が原動力になっているという。同社社長の高原豪久氏に、パーパスを社員に浸透させるために欠かせない考え方、そしてパーパスの実現に向けて行っている独自の手法を聞く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • パーパスは経営者が現実逃避するための手段ではない(インタビュー)
    550円 (税込)
    サイバーエージェントは2021年10月、「新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する」というパーパスを掲げた。独自の企業文化を築き上げ、組織の隅々にまで浸透させていた同社は、なぜこのタイミングでパーパスを定めたのか。サイバーエージェントを1998年に創業し、6000人以上の従業員を抱える会社に育て上げた藤田晋氏は、特に若い世代を中心に、自分の仕事を通じて社会に貢献しているという実感を得られるような、心の支えになる言葉が求められていたと語る。本インタビューでは、現代の経営者がパーパスを策定することの意義が示されると同時に、組織や事業の実態を伴わない綺麗事優勢のパーパスブームに疑問が呈された。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 困難な社会課題を「ハイインパクト連合体」で解決する
    550円 (税込)
    企業はこれまでも政府などの要請に応じて緊急時の問題解決に貢献してきたが、ステークホルダーの多くは、企業幹部は社会問題に対してそうした受け身的な関わりではなく、もっと主導的な役割を果たすべきだと考えている。こうした期待に応えるのに最も適しているのが、筆者らが「ハイインパクト連合体」(high-impact coalition)と呼ぶ組織形態であるという。危機に際して企業、組織、NGOが垣根を超えて結び付いたこの組織体は、それぞれの知識や経験を提供し、協力しながら課題を解決していく。筆者らはこの組織体の特徴と成功条件を論じ、さらに社会貢献だけではないメリットについても触れる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 仕事の役割が転換した時に素早く実力を発揮する方法
    550円 (税込)
    昇進や異動はキャリアアップを後押ししたり、活躍の場を広げるチャンスにつながったりする。しかし、近年のコラボレーションが非常に重視される動的な職場環境では、仕事におけるトランジション(役割の転換)は、容易ではない。どんなに有能で勤勉な人材であっても、変化をうまく乗り切れるとは限らず、マネジャーや従業員のトランジションの結果が、組織の期待を満たさないケースも非常に多い。本書では、トランジションをうまく進めることが、従業員のキャリアと企業の成功の両面で極めて重要である理由を解説する。また、コラボレーションの要求が高まるにつれて、ネットワークがますます不可欠な要素になっている現状を説明し、新たに就いた役割で能力を発揮するためのアドバイスを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 偉大なイノベーターは負の感情といかに向き合ってきたのか
    550円 (税込)
    新たな挑戦には不安や迷い、あるいは後悔といった感情が付き物だ。世界にイノベーションをもたらす起業家も、例外ではない。アイデアを実行する際の不安から、迷いや失望を経験し、それまでの努力が頓挫してしまうこともある。イノベーションに熱中するあまり、現実が見えなくなったり、周囲の声に耳を貸さなくなったりすることもあるだろう。また、創造性や意欲が過剰になれば、自分自身がイノベーションを妨げる原因になりうる。本書では、偉大な起業家であってもこのような心理的なつまずきに対処する方法を学ぶ必要があることを示し、自分が持っている資質を最大限に活かしながら、欠点や短所を補うための具体的な方法を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • システムを超えて──人材の時代
    550円 (税込)
    1994年から95年にかけ、「経営者の役割が変わる」というテーマで、筆者らはHBRに3部作の論文を執筆した。DHBR2022年2月号掲載の「戦略を超えて──パーパスの時代」、同年4月号掲載の「組織構造を超えて──プロセスの時代」に続く3作目の本書で、筆者らは、トップマネジメントはコントロールツールなどのシステムに頼るのではなく、人材を重視しその知識やアイデアを活かした経営をすべきだと説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客とともに顧客の「なりたい自分」を実現する
    550円 (税込)
    フィットネスクラブに通う人の最終目的は、器具やトレーナーを利用することではなく、体調を整えることにある。病院に行く最大の理由は、薬の処方、診察、治療のためではなく、健康になることだ。ただし、我々はどれほど希望や野心に満ちあふれていても、自力で大きな変化を成し遂げるのは難しい。顧客が「新しい自分」に変わろうとする過程を企業が支援する「トランスフォーメーション・ビジネス」の可能性は大きい。顧客とタッグを組んだジャーニーに向けて注意すべき点、そして製品やサービス、体験をどのようにデザインしていくべきかを説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客体験はAIの力で進化する
    550円 (税込)
    パーソナライズされたシームレスな顧客体験は、いまやあらゆる業界で企業戦略の中核に置かれている。高品質な顧客体験をつくり上げるには、顧客データを大規模に取得・分析し、AI(人工知能)を用いてカスタマージャーニーを最適化する能力が必要となる。そのため、競争優位性を持つのは大手テック企業と考えられてきたが、実は規模の小さいチャレンジャーブランドの中にも、革新的なデータをもとに斬新な顧客体験を設計しているケースがある。本書では、このような最先端企業が高品質な顧客体験をつくり上げるために、「インテリジェント・エクスペリエンス・エンジン」をいかに構築しているのか、事例を挙げて紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • D2Cブランドが成長し続けるための4つの原則
    550円 (税込)
    オンラインのみを使い、ソーシャルメディアで販促し、消費者と直接取引するD2Cブランド。このビジネスモデルはミレニアル世代を惹き付けて、グロッシアーやキャスパー、ワービー・パーカーなど、いくつもの成功ブランドが生まれた。しかしその規模が拡大するにつれ、初期のビジネスモデルが限界を迎えているところも多い。本書では、こうしたD2Cブランドが成功を収めた要因が、従来のマーケティング手法から抜け出した独創性にあったことを解説したうえで、さらなる成長を続けるための4つの原則について説いている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 日本企業のビジネスモデルを顧客起点に転換する方法
    550円 (税込)
    コロナ禍の長期化により、消費者の考え方や行動が大きく変化している。このような時代でも、時価総額を増大させているグローバル小売企業を分析すると、いち早く消費者の新しい行動様式やニーズをとらえ、積極的にオンラインとオフラインの融合(OMO)に取り組んでいることがわかる。言い換えれば、顧客起点のビジネスモデルを確立できていることがその成功要因といえるだろう。つまり、これから日本の小売・消費財企業が同様に成長を遂げるには、顧客を起点にしたOMOモデルへの転換が急務である。本書では、コロナ禍で成長を遂げるグローバル小売企業の成功法則を探り、日本の小売・消費財企業が飛躍するためのヒントを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ネット・プロモーター3.0
    550円 (税込)
    ベイン・アンド・カンパニーの筆者らが提唱した「ネット・プロモーター・システム」は、顧客ロイヤルティを可視化するコンセプトとして急速に広まった。しかしながら、その人気が高まるにつれて、企業によっては回答のバイアスがかかり、調査結果の信頼性が損なわれるケースも生じている。そこで筆者らは、新たに「プロモーター獲得成長」を提示する。これは、既存顧客からの継続的な売上げと、既存顧客の紹介による新規顧客の購買を合わせた売上金額が、自社の売上高全体においてどの程度の割合を占めているのかを示すものである。広告や販促活動などのマーケティング活動に依存せず、自社の優れた顧客体験を通して得られた顧客ロイヤルティによって、どれほど実際の財務的成果につながるのかを計測できるのだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ロボットの成長には人間との関わりが不可欠である
    550円 (税込)
    無限ともいえる全米フットボール連盟(NFL)の映像アーカイブから動画を検索するシステムは、人工知能(AI)の能力とともに、人間の判断がなければ成功しなかった。アクセンチュアの調査によれば、このような、人間とAIのシームレスな一体化を実現する技術とシステムに注目する企業は、デジタル技術に投資し、新たな課題や変化する顧客需要に対応し、大幅に売上げを拡大しているという。筆者らは、この調査結果などから、先端技術を取り巻く5つの要素から成るIDEASフレームワークを提示し、これへの理解がイノベーションの原動力となると説く。本書では、この要素をさまざまな企業事例から解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客サービスの最前線で差別を防ぐ方法
    550円 (税込)
    企業は顧客サービスの向上に粉骨砕身しているにもかかわらず、日々最前線では差別的な行動が起きうる。今日、粗雑な顧客サービスを受けた消費者はそれをインターネットに投稿することが多く、四方八方に拡散されて社会的に反発を招いたり、訴訟沙汰となったりしている。なぜ差別は起きるのか。その無意識のバイアスを3つの領域で洗い出し、どのように対処するかを考える。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • チポトレ再建の軌跡:顧客に愛されてきた価値観を守り、磨き上げる
    550円 (税込)
    チポトレ・メキシカン・グリルは、1993年に創業され、欧米を中心に急成長を遂げたメキシコ料理のファストフードチェーンである。だが、2015年に集団食中毒事件が発生したことをきっかけに、いくつもの困難に直面することになる。その後、2018年のCEO就任から3年という短期間で再建を果たし、同社をフォーチュン500に選出されるほどの企業に生まれ変わらせたのが、タコベルのCEOを務めたブライアン・ニコルだ。本書では、顧客に長らく愛されてきたコアバリュー(中核的価値観)を見直すことはせ、デジタルの積極的な活用などを通じて、その価値観を磨き上げることで見事な復活を遂げた、チポトレ再の軌跡が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • コミュニケーションの本質は「聞く」ことである
    550円 (税込)
    1952年に発表された本書で、カール R. ロジャーズとF. J. レスリスバーガーは、コミュニケーションにおける「聞く」ことの重要性を論じ、マネジャーに対しては部下とのコミュニケーションにおいて、彼らの感情に配慮するように勧た。筆者らの本質を突いた主張は70年経っても古びることはなく、コミュニケーションにおける基本だが、シンプルなだけに実践も難しいといえるかもしれない。本書では、1991年にHBRに再掲された際の、ジョン J. ガバロによるコメントも合わせて翻訳掲載した。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 従業員が仕事に愛情を持てる職場をつくる
    550円 (税込)
    退職者数が記録的な水準に達し、経済のあらゆるセクターが欠員の補充に苦慮している。端的に述べて、仕事は私たちに満足をもたらしていない。そしてパンデミックは、従来の苦痛に加えていっそうの重圧をもたらしており、エンゲージメントとレジリエンスは過去最低の水準にまで落ち込んだ。現在の趨勢を断ち切って、最高の人材を引き寄せつなぎ留めるには、仕事の中身そのものへの愛情が必要である。誰もが仕事を愛するような職場づくりに向けた3つの原則を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • スター人材をつなぎ留める3つの原則
    550円 (税込)
    稀少な才能やスキルを持った個人が組織やチームのパフォーマンスに大きく影響する時代になった。そのような「スター人材」は、時に高い待遇を望むために扱いが難しい。しかしながら、リーダーがその対応を誤ると、スター人材はすぐに競合に引き抜かれ、多大な損失につながりかねない。筆者は、スター人材のマネジメントにおいて大切なのは、報酬よりも「自分が特別だと感じられること」だと述べる。筆者自身のコンサルティング会社や経営大学院におけるマネジメント経験とアメリカンフットボール選手のケースから、スター人材を留めるための3つの原則を明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 従業員のキャリア開発をチームと組織の成長につなげる方法
    550円 (税込)
    新しいアイデアや技術が普及する様子を示す理論として、「S字カーブ」はよく知られている。最初はなかなか普及しないが、その時期を乗り越えると急速に広まり、あるポイントに到達したら普及速度が再び緩やかになるという考え方だ。この理論は人の成長にも当てはまり、組織マネジメントに活用することで、従業員一人ひとりに最適なキャリアプランを提供し、ひいてはチームや組織に成長をもたらすことができると筆者は主張する。本書では、人材開発、後継者育成計画、チーム編成という3つの分野に焦点を当て、マネジャーが「学習のS字カーブ」を活用する方法について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 組織のダイバーシティをデータ主導で推進する法
    550円 (税込)
    企業が事業目標の達成を目指す場合、適切な指標を定め、データを用いて現状を追跡し、進捗状況を管理することが通常だ。だが、ダイバーシティ関連の取り組みに目を向けると、この手法を採用していない企業があまりに多い。組織のダイバーシティを真剣に推進したいのならば、その重要性を声高に訴えるだけでなく、データ主導のアプローチを実践することが不可欠だ。ただし、人種やジェンダーなどダイバーシティに関するデータを収集・活用する場合、法的リスクを伴う可能性も無視できない。本書では、このようなリスクを最小化しながら、自社に客観的な指標を導入し、目標達成に向けて着実に前進する方法を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業の成長力を取り戻す「第2の中核事業」をどうつくるか
    550円 (税込)
    従来、企業が次の成長の波に乗る最も確実な方法は、本業の強みを隣接市場に広げて発揮することだった。ところが、最近になってその成功パターンが変わり始めている。強力かつ高成長な中核事業を持ちながら、新たに別の大きな中核事業(第2エンジン)を育てる企業が増えてきた。筆者らが第2エンジンを持つと見られる1000社以上の企業などをもとに分析したところ、成功する第2エンジンには、大きく3つのパターンがあり、そのいずれの場合であっても4つの要因が成功に寄与していることがわかった。本書では、既存企業が今後も競争優位を維持するために役立つであろう、この要因について解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 過去の自分を克服し新しい自分を確立する方法
    550円 (税込)
    仕事上の成長が妨げられるのには、いろいろな理由がある。だが、最も重要な理由の一つはめったに議論されない。つまり、あなたは過去の亡霊と戦っているのだ。子ども時代に家族システムの中で培った価値観や担った役割が、仕事の助けにもなれば妨げにもなる。これらを6つの要因から分析し、自身を新たな成長へと導くヒントを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 政治献金が企業価値を損ねる時
    550円 (税込)
    2010年の米国「シチズンズ・ユナイテッド判決」で企業が政治家や政治団体に献金できる上限が取り払われて以来、政治献金は大幅に増加し、経営者は常に圧力にさらされている。その結果、業界の意向に沿ってくれたり、特定の大義をサポートしてくれたりする候補者や団体であれば、表向きのスタンスが自社と違っても献金の要請に応じる状況が生まれている。さらに深刻なのは、本来ならば株主から預かっているはずの資金が、経営者の判断で政治利用されている点だ。企業がこのまま政治献金を続ければ、顧客や従業員、投資家から厳しい目を向けられるだけでなく、企業価値を著しく損なうおそれさえある。本書では、政治献金が抱える正当性の問題について論じ、経営者がこうした偽善の罠に陥ることなく、本来の企業経営の仕事に集中できるようにするための具体的な解決法を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • エイジダイバーシティの価値を最大限に引き出す方法
    550円 (税込)
    世代間対立はいまに始まったことではないが、現在では5つの世代(沈黙の世代、ベビーブーム世代、X世代、ミレニアル世代、Z世代)が一つの組織で働くようになり、その緊張がかつてなく高まっている。この問題を放置すれば、離職率の上昇を招いたり、チームの業績を低迷させたりするリスクをはらんでいるにもかかわらず、真剣な対策に乗り出した企業はほとんどない。本書では、世代間の分断を乗り越えて、エイジダイバーシティ(年齢の多様性)の価値を引き出すために、企業リーダーが実践すべき4つの取り組みを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場の世代間対立をどうすれば解消できるか
    550円 (税込)
    年上の同僚から粗末な扱いを受けたり、年下の同僚が失礼な態度を取ったりした時、世代の違いが問題を引き起こしていると考えていないだろうか。「ベビーブーム世代の考え方は現実離れしていて傲慢」「ミレニアル世代は権利ばかりを主張する」といった通説を裏付ける証拠は乏しいにもかかわらず、従業員はこのようなステレオタイプに囚われやすく、結果として職場の世代間対立が助長される。本書では、世代という枠組みで相手を判断することなく、同僚と良好な関係性を築くための7つの方法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 若手の視点を経営戦略に取り入れる4つのステップ
    550円 (税込)
    新しい価値観を持つZ世代が、職場に加わり始めた。企業は職場における世代間のギャップを埋め、社員同士の信頼関係を築くのに苦心している。また、若い世代の顧客への対応など、新たな課題も抱えている。これらを解決するために、本書では「影の取締役会」(シャドーボード)の設置を提唱する。影の取締役会とは、経営幹部とともに戦略的な取り組みを行う、非管理職の若手社員グループである。これを設置することで、戦略に若手の視点を取り入れることができる。さらに経営陣と若手社員が対話できる場が生まれることで、社員の相互理解へとつながっていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 世代にまつわる偏見がなくならない理由
    550円 (税込)
    ミレニアル世代は「怠惰」、Z世代は「ワークライフバランスを重視」といった、各世代に関する通説は広く受け入れられている。これらのステレオタイプに基づいて、業務プロセスを変えたり、制度設計をしたりする事例も見られるが、成功しているとは言いがたい。このような現実があるにもかかわらず、職場からステレオタイプが一掃されないのはなぜか。本書ではその原因を述べたうえで、従業員が必要とする制度や支援を設計するために、「世代」の代わりに重視すべきことを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • シニア人材が企業を支える時代
    550円 (税込)
    労働者の高齢化が進行している。かつて考えられていた退職年齢をはるかに超えて多くの人が働くようになり、2024年には米国の労働力人口の25%近くが55歳以上になるといわれる。高年齢労働者は最も急速に増加している層であり、職場で大きな役割を担っているが、彼らに対するエイジズム(年齢差別)は職場や労働市場に根強く残っている。本書では、高年齢労働者に対する差別を助長するような2つの定説を紹介し、それらを打ち破る根拠と、彼らシニア人材を活かす企業の取り組みを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • エイジズムを克服するためにマネジャーは何をすべきか
    550円 (税込)
    エイジズム(年齢差別)は、あらゆる職場で根強く残っている。労働者の約65%が年齢に基づく差別を経験したことがある、という調査結果も存在する。マネジャーはこのようなエイジズムを認識し、戦っていかなければならない。本書では、エイジズムのある職場でマネジャーとして働いてきた筆者が、自身の経験を交えながら、年齢に対する偏見を克服する方法について紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • リーダーは科学者のように思考せよ
    550円 (税込)
    多くのリーダーは勘と経験に頼った意思決定を繰り返している。パンデミックにより、社会の前提が変わり、不確実性がますます高まる中、過去の経験に頼った判断では失敗を招きかねない。一方、優れたリーダーは、科学者のようにみずからの前提を疑い、仮説と検証を繰り返して、証拠を集める。そこから業務の効率化を図り、新たな成長機会につなげている。実際、シーザーズ・エンターテインメント、ソニーグループ、バンク・オブ・アメリカ、レゴグループのように科的手法を用いて成果を収める企業もある。リーダーが科学者のように思考し、行動するための5つの原則について明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ピアサポートグループ:組織や立場を超えて学び合う場の効果
    550円 (税込)
    「ピアサポートグループ」(ピアフォーラム、フォーラムともいう)がいま注目されている。忙しい企業幹部がみずから参加するだけでなく、周囲にもぜひにと勧めて回るほどである。役割やキャリアステージなどの似た人同士が定期的に集まり、仕事や人生について対話しつつ、互いに学び合い成長する場であるが、小規模でプライベートな性質もあってか、あまりその存在は知られていない。本書では成功しているフォーラムの共通点を見出し、その立ち上げ方か運営までを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 反人種主義のリーダーシップ
    550円 (税込)
    2020年のジョージ・フロイドらの事件とその後の抗議のうねりは、企業トップに虐げられてきた人々の声に真剣に向き合わなければならないということを認識させた。筆者は実業界に30年以上も身を置き企業トップも務めた黒人男性だが、その経験から反人種差別的な文化を築き、DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)を実現するための7つのステップを伝授する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 上司に自分のアイデアを売り込む方法
    550円 (税込)
    ボトムアップによるイノベーションや問題解決の価値を論じた研究は豊富にあるものの、上司に対する意見や提案を躊躇する部下はいまなお多い。そして研究からは、下からの提案が実際の変革につながりにくいことも示されている。このような状況を変えるため、本書で筆者は、上司にアイデアを売り込む際のさまざまな注意点を述べている。マネジャーの不安を解消する、実行しやすいものにする、同僚の力を借りるなどだが、共通するのはアイデアに抵抗するマネジャーの心理を理解することである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 競争の生態学
    550円 (税込)
    あるビジネスにおいて、企業間でパートナーシップを結び、それぞれの企業が持つ技術や知識といった強みを活かしながら、共存共栄を図る仕組みを、生物学の知見を用いて「ビジネスエコシステム」と呼ぶが、この考えを先駆的に示したのが、本書の筆者、ジェームズ F. ムーアである。本書では、ビジネスエコシステムの発展段階──誕生、拡大、主導、自己再生──について、PC産業の変遷や製薬業界を例に論じている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • デジタル・トランスフォーメーションを民主化せよ
    550円 (税込)
    デジタル・トランスフォーメーション(DX)を実現するために、多くの企業が莫大な投資を行っている。だが、巨額の投資を業績向上につなげられないどころか、組織に負の影響をもたらすことすらある。その要因の一つに、データやテクノロジーにアクセスし活用できる人が、データサイエンティストなど一部の専門家に留まることが挙げられる。イノベーションを起こすには、むしろ顧客をよく知る現場の従業員が中心的役割を果たす必要がある。本書では、企業のデジタル成熟度の高まりを示す5つの段階に基づき、データの民主化やテクノロジーの民主化だけでなく、DXの民主化を実現する方法について紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • デジタルマインドセットが組織変革を実現する
    550円 (税込)
    デジタルマインドセットとは、データやアルゴリズム、人工知能の新しい可能性を切り開く方法を思い描けるようにする一連の心構えや行動様式であり、データ中心の世界で成功の道筋を描き出せるようにする能力である。デジタル・トランスフォーメーション(DX)の実現には、デジタルシステムと業務プロセスの統合に加えて、この能力の組織的な底上げが欠かせない。従業員がデジタルマインドセットを身につけるためにはどうすればよいか。従業員がDXを受容するための意識改革の方法を含め、フランス大手IT企業のアトスやモデルナ、ユニリーバの事例をもとに考察する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 巨大テック企業が活用するデータグラフとは何か
    550円 (税込)
    商品の売上実績が書かれた広告は、誰もが目にしたことがあるだろう。しかし、先進テクノロジー企業はそのような絶対数をあまり気にしなくなっている。彼らが重視するのは、顧客が「いつどこで商品を購入したか」「一緒に購入した商品は何か」「商品を買う前や買った後に何をしているか」、あるいは年齢、収入などの情報である。顧客が商品を利用する際のこのような行動データをもとに、企業と顧客のつながりをとらえる「データグラフ」を先進企業は活用している。本書では、アマゾン・ドットコム、グーグル、ネットフリックスなどの企業が、データグラフをどのように活用しているか紹介する。そのうえで、これを未使用もしくは使いこなせていない企業が踏むべき、4つのステップを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ヤマト運輸のデータドリブン経営は社員全員のデジタルリテラシー向上で実現する
    550円 (税込)
    データドリブン経営への転換を目指す企業において、デジタルデータをビジネスに活かす能力である「デジタルリテラシー」は欠かせないものだ。しかし、デジタル人材以外のメンバーが一朝一夕にその能力を身につけるのは難しく、組織全体のデジタルリテラシーの向上に苦戦している企業も少なくない。それに対し、2019年にヤマトホールディングスに入社した筆者は、データ基盤を整え、デジタル人材と事業部門との距離を縮め、経営層や各事業部門のリーダーなど、社員全員を対象にした研修を通じて、組織全体のデジタルリテラシーを高めてきた。本書では、ヤマト運輸でデータ戦略の立案と実行を担ってきた筆者がデータドリブン経営の実現に向けた道筋と、組織全体のデジタルリテラシーを向上する方法を明らかにする。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • DX人材の育成にはプロジェクトを通じた相互学習が欠かせない(インタビュー)
    550円 (税込)
    ベイシアグループは、スーパーマーケットのベイシアをはじめ、ホームセンターのカインズ、ワーキングウェア専門店のワークマンなど、29社から成る企業集団である。ホールディングス化せず、それぞれの企業が独自の強みを伸ばす「ハリネズミ経営」で成長を遂げ、グループの総売上高は1兆円を超える。ベイシアグループは現在、カインズを筆頭に各社がデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進し、グループ全体としてシステムの共通化にも力を注いでいる。また、外部からエンジニアを積極的に採用すると同時に、社員をDX人材に育てるための仕組みづくりも行っている。本書では、ベイシアとカインズの会長を兼任し、ベイシアグループの実質的なトップを務める土屋裕雅氏に、ハリネズミ経営を維持しながら、グループレベルでDXを推進する方法について聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 顧客の「まだ満たされていないニーズ」をイノベーションにつなげる法
    550円 (税込)
    イノベーションとは、顧客のアンメットニーズ、すなわち「まだ満たされないニーズ」を突き止めてそれに応えることだが、優れたイノベーターであっても、そのようなニーズを見定めることは難しい。筆者らはこれまでの研究から、これらニーズの探索には、主流派のユーザー像を突き詰める、あるいはこれまでとは異なるユーザーに目を向けるという2つのアプローチがあり、それぞれの対象に焦点を絞ったり、視野を広げてみたりと見方を変えることで、顧客の抱える問題や願望が明らかになるとする。そしてますます豊富になりつつあるデジタルツールによる付加価値についても論じている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • バーチャルヘルスケア時代の幕開け
    550円 (税込)
    遠隔医療で知られるバーチャルヘルスケアは、対面ケアをただデジタル化しただけのものではない。医療の公平性を高め、無医地域の住人を筆頭に多くの人が利用できる。また医師同士が協力しやすくなり、初期段階での正確な診断と治療が促進される。医療のクオリティやアクセス性を高め、コストを下げたいと考える国は、遠隔医療の利用を拡大こそすれ、縮小すべきではない。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • COSR:企業の価値をより適切に評価する方法
    550円 (税込)
    TSR(株主総利回り)とは株式投資によって得られた収益(配当とキャピタルゲイン)を投資額(株価)で割った比率であり、企業の業績だけでなく、株価を含めた経営の成果として、役員報酬を決める際の重要な指標とされ、日米欧で活用の動きが広がっている。筆者たちはこのTSRの「配当金の再投資」の前提条件に疑問を呈し、別の前提を用いたCOSR(core operating shareholder return)のほうが経営の質を正しく表すとする。本書では、TSRの欠陥を解説し、COSRとの違いや利点などを論じて、さらには自社株買いの問題についても触れる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場の不正行為を未然に防止するアプローチ
    550円 (税込)
    2008年の世界金融危機をきっかけに大幅な規制改革が行われたが、金融機関はいまだに社内の不正行為や不祥事に悩まされている。公式の規則を設け、コンプライアンス部門に投資するような従来型の不正防止策では対処できなくなっているのだ。そこで筆者らが提案するのは、行動科学の知見を取り入れた行動リスクマネジメントである。会社のデータや従業員へのインタビュー、調査などから、適切な意思決定を妨げている原因や、問題を引き起こしそうな行動パターンや要因を明らかにして、ワークショップやセッションにより解決策を導いていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 同僚との関係性を戦略的にマネジメントする方法
    550円 (税込)
    職場の人間関係にどのように対応するかは、キャリアの成否を左右する。人間関係は、当事者間の利害が一致せず競い合うようなネガティブな関係か、双方の利害が共通して協力するようなポジティブな関係に単純化されがちだ。しかし、実際はその両方が混在しており、まずは自分と相手の関係性を見極めなければならない。本書では、自分の同僚との関係を、対立、競争、独立、協調、協働の5つに分類し、それぞれをマネジメントするために、どのような戦術があるのか解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • いまこそ、リーダーは人を束ねる力を磨くべきである(インタビュー)
    550円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症やロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに、世界を取り巻く環境は大きく変わった。エネルギー資源の高騰に代表されるように、グローバルに経済がつながる現代において、その経営の舵取りの難易度が格段に上がっている。時代の転換点を迎え、これからのリーダーにはどのような資質が求められるのか。また、組織として、これからの経営を担う次世代リーダーをどう見出すべきなのか。コーポレートガバナンスの研究者として活躍し、数多くの社外取締役も務めてきた成蹊学園の江川雅子学園長に、これからのトップリーダーの条件について尋ねた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 最高経営幹部に最も必要とされるスキルは何か
    550円 (税込)
    CEO(最高経営責任者)をはじめ、肩書きに「最高」とつくCクラスの経営幹部は、財務やオペレーションの管理に長けていることが重要だとされてきた。だが、そのようなハードスキルだけで自社を成功に導ける時代は終わりを迎えた。現代のリーダーが組織で成果を上げるためには、自分自身のことを正確に認識でき、コミュニケーション能力に優れ、多様な人材と協働し、他者の気持ちを察することができる力、すなわち高度な「ソーシャルスキル」が不可欠である。本書では、最高経営幹部にソーシャルスキルが必要とされる理由を明らかにしたうえで、企業がこれから取るべき具体策を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 共同CEO体制を成功させる方法
    550円 (税込)
    企業のトップは一人であるべきという考え方は広く浸透している。だが、CEOがこなすべき仕事がますます複雑化し、さまざまな責任を担うことが要求される中、共同CEO体制を採用する意義が高まりつつある。ただし、意思決定者を複数置くことで、対立や混乱が生じる可能性は否定できない。本書では、共同CEOが対等なパートナーとして機能し、それぞれの強みを発揮するための9つの条件を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 経営者にふさわしくない人材の見極め方
    550円 (税込)
    米国では2000年代に企業の不祥事が相次いだ。企業はコーポレートガバナンスに経営資源を投じ、規制当局は法律に基づいて監視を強めたが、不正行為はなくなっていない。筆者はこの解決策として、制度や規制を重視するのではなく、企業を率いる人に着目し、CEOのライフスタイルを調査した。その結果、不正行為と相関する資質を2つ特定した。本書では、この研究を概説したうえで、倫理的な過ちを犯しがちな「経営者にふさわしくない人」を、どのように見極めるのかについて解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 時代が変わり、リーダーも変わる
    550円 (税込)
    優れたリーダーには、時代の変化をつかみ取り、その変化に適応する能力がある──。リーダーシップの権威で、ハーバード・ビジネス・スクールの前学長でもある筆者は、およそ20年前、広範な研究からそう結論付けた。性格や資質というよりも、時代の流れを見極められた人物が繁栄をもたらしてきたからだ。パンデミックやウクライナ侵攻を経て、世界ではいま数十年ぶりの大きな変化が起きている。時代の流れをつくる6つの要因(世界情勢、政府の介入、労働者、人口、社会的価値観、技術)を考察しながら、リーダーのあるべき姿を問い直す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • データプロダクトの力でシステムの価値を最大限に引き出す
    550円 (税込)
    今日の一般的なデータ戦略が非効率であるために、企業はデータの力を十分に引き出せないでいる。そこで筆者らが提言するのは、データを製品のように扱う「データプロダクト」というモデルである。企業は多くのユーザーのニーズに応えようとカスタマイズ可能な基本製品を開発するが、データ戦略にもこの考え方を当てはめるのだ。データプロダクトは、誰もがアクセス可能でさまざまな課題に適用可能、高品質で取り扱いが簡単なデータセットを提供するものだが、本書ではその管理や開発、進め方について、事例を引きながら解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • プライベートエクイティファンドこそESG投資を先導すべきである
    550円 (税込)
    プライベートエクイティ(PE)ファームは1980年代に「乗っ取り屋」として悪名をとどろかせたが、現在では大半が、よりよい企業統治を通してポートフォリオ企業の業績を向上させようとしている。株式を公開しているPEファームを筆頭に、社会や株主の圧力に促され、PE業界がESG(環境、社会、ガバナンス)インテグレーションを主導するようになりつつある。とはいえ、これだけで十分だろうか。各ファームはESG関連の取り組みを義務的に行うだけでなく、一歩進んでみずからの存在意義としなくてはならない。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • AI倫理委員会を企業が設置すべき理由
    550円 (税込)
    人工知能(AI)にまつわる倫理リスクとしてよく挙げられるのは、AIの訓練に使用されるデータ自体に現実世界の差別が織り込まれているために、バイアスのかかった出力結果が生成されてしまうことである。しかし、これ以外にも、企業が組織的かつ網羅的に取り組むべきリスクは数多く存在し、それらの倫理リスクに慎重に対処しなければ、評判、規制、金融、法律に関する重大な脅威となりかねない。AIは大規模運用を想定して構築されるため、何らかの問題が生じると、関係者全員に影響が及ぶからだ。本書では、倫理リスクに対処する戦略の一つとして「AI倫理委員会」に焦点を当て、そこに倫理学者、弁護士、テクノロジスト、ビジネスストラテジスト、バイアススカウト(偏見発見者)を参加させることがなぜ重要かを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 仕事の先延ばし癖をどのように克服するか
    550円 (税込)
    期日間際の仕事が目の前にあるにもかかわらず、急ぎではない簡単な作業を始めてしまう。いざ手をつけようと思っても、終わりが見えずに身動きが取れなくなってしまう。私たちはやらなくてはいけないとわかっていても、物事を先延ばししがちである。その結果、罪悪感を抱いて自己批判をしがちだが、自己批判しても先延ばし癖は克服できない。要因を突き止め、そこに的を絞った戦略を実行することが必要だ。習慣やシステムの欠如なのか、特定の感情に対する耐性の低さなのか、あるいは思考様式の欠陥なのか。本書では、先延ばしがなくならない3つの要因を解説し、それぞれに合った戦略を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 「鏡の国」の組織
    550円 (税込)
    『鏡の国のアリス』のアリスは鏡を通り抜けて異世界に迷い込み、自分の常識では通用しない、さまざまな不思議な出来事に出会う。現実の世界でも、社会の非連続な変化によってこれまでの前提が通用しなくなり、人や組織が混乱することがあるだろう。HBR1980年1-2月号に発表された本書は、当時の非連続な変化によって覆された、組織にまつわる前提と、新たに生じている前提について解説する。筆者のチャールズ・ハンディは「英国のピーター・ドラッカー」と称される経営思想家。世界の経営思想家のランキングである「Thinker50」のLifetime Achievement Award(生涯功労賞)の最初の受賞者である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • Web3とは何か
    550円 (税込)
    次世代のインターネットとして話題を集め、資金や人材が殺到しているWeb3だが、これについて正確な知識を持っている人は多くない。また分散型のWeb3がビッグテックへの富やデータの集中を防ぎ、ウェブの民主化を取り戻すと言う信奉者がいる一方で、ウェブ改革の高いハードルと投機などの問題を指摘する懐疑派も多い。本書では、インターネットの歴史を振り返り、Web3とは何か、企業にとってのWeb3はどんな意味を持つのか、Web3のデメリットとは何かを解説したうえで、Web3の今後について考察する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ブロックチェーン技術のリスクを乗り越える法
    550円 (税込)
    ブロックチェーン技術を簡単に説明すれば、複数のコンピュータ上に変更不可能な取引記録を保持する仕組みであり、新たな取引がなされた場合は、必ずすべてのコンピュータに同時に記録される。この基本的性能は非常に魅力的だが、組織とその利害関係者にとっては、倫理面、風評面、法的側面、経済面などにおいて新たな不安要素をはらんでいる。本書では、第三者による保護の欠如、プライバシーの侵害、不適切なガバナンスなどのリスクについて、ブロックチェーンの管理の上で重要な役割を果たす開発者とユーザーの責任について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • DAO:分散型自律組織の課題と可能性
    550円 (税込)
    組織の意思決定は通常、CEOやマネジャーといった役職者が決断を下し、彼らが最終的な責任を負う。一方、Web3の世界で注目を浴びるDAO(分散型自律組織)の場合、特定の人物が意思決定の主導権を握ることはない。DAOのメンバーによる投票が行われ、投票結果が自動的に履行される仕組みを採用している。本書では、DAOがいかに形成され、どのような特徴を持ち、いかなる課題と可能性が見出されているかについて、詳細に論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • アマゾンで自社ブランドを販売すべきか
    550円 (税込)
    アマゾン・ドットコムのプラットフォームは、いまや世界各地で支配的な地位を確立している。圧倒的な集客力を誇り、商品を届けるまでのスピードやサービス品質も消費者から高く評価され、その存在が事業運営に不可欠となっている企業もあるだろう。ただし、アマゾンでの販売には懸念もある。低価格の模倣品の販売が横行してブランド価値が毀損されたり、重要な顧客データを入手できなかったりするというデメリットが存在するのだ。本書では、企業がアマゾンを賢く利用するために、事前に検討すべき6つのポイントを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業が独自のプラットフォームを築く方法
    550円 (税込)
    アマゾン・ドットコムのようなオンライン小売業者が力を増すことで、メーカーはプラットフォームの基準に沿った販売戦略しか取れず、競合との差別化が難しくなっている。しかし、アマゾンなどに依存せず、独自のプラットフォームを築くことで成功しているナイキやボッシュといった企業もある。これらのプラットフォームは、消費者やサードパーティ企業などを価値創造プロセスに巻き込むことで、アマゾンらが満たせていない消費者のニーズに応えている。本書では、「道具としてのプラットフォーム」「ガイドとしてのプラットフォーム」「キャンバスとしてのプラットフォーム」「仲間としてのプラットフォーム」という4種類のプラットフォームのあ方を提示する。そのうえで、それぞれの特徴やリスク、移行方法などについて論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ティックトックやタオバオを販売に活かす法
    550円 (税込)
    ライブストリームコマースは米国で大きな転換点を迎えようとしている。米国での売上げは2020年に60億ドル、2021年に110億ドルと急伸し、統計調査会社スタティスタの予測では、2023年には260億ドルに達する勢いだ。本書では、ライブストリームコマースの拡大を後押ししている要因を探り、各ブランドがライブストリームコマースの実験を進める動機を説明するとともに、この新しいチャネルへの賢明な投資方法について企業へのアドバイスを提供する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ワークマンは店舗とファンの力で唯一無二のブランドを目指す
    550円 (税込)
    アマゾン・ドットコムは、多くのメーカーや小売企業にとって魅力的なプラットフォームである一方、その巨大さゆえに最大の競合であり脅威にもなる。そのアマゾンに対してワークマンは、自社の強みを活かした市場選択を行い、3つの原則を実践するというアプローチで対抗してきた。その戦略を立案し実行しているのが、2012年の入社以来、同社の売上高を2.5倍以上へと急成長させた筆者だ。本書では、筆者がアマゾンに対抗するために始めた独自のオムニチャネル戦略と強いブランドづくりの方法、そして100年先の競争優位を築くために採用している戦略について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • Web3でも根拠なき熱狂が繰り返されるのか(インタビュー)
    550円 (税込)
    Web3という言葉が、あらゆるところに浸透し始め、次の流行の中心となることは間違いないように思われている。『Web3 Is Going Just Great』(Web3は順調に広がるか)というウェブサイトを立ち上げたモリー・ホワイトは、Web3がさまざまな問題の解決に役立つという期待が高まっている現状に警鐘を鳴らす。本インタビューでは、企業がWeb3プロジェクトを立ち上げる際に共通して見られる間違いや誤解、インターネットハラスメントやプライバシー保護に与える悪影響といった負の側面を取り上げる。それとともに、Web3推進派が語る富と機会の平等や、ウェブの民主化といった楽観的な見通しにも疑問を呈する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 理想的なカスタマージャーニーの設計原則
    550円 (税込)
    顧客に製品やサービス(本書ではすべて「プロダクト」と呼ぶ)をリピートし続けてもらうには、一連の魅力的な体験──カスタマージャーニー──を提供しなければならない。これまでジャーニーの設計上の課題に応えるフレームワークはなかったが、筆者らは顧客体験の研究やワークショップなどを踏まえ、これを開発した。このフレームワークは、顧客体験が予測可能か予測不能か、また体験において労力が必要か否かというマトリックスで4つのタイプのジャーニーに分類する。それぞれのタイプと設計原則を解説し、理想的なジャーニーのつくり方を指南する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 予測不能な時代の戦略策定法
    550円 (税込)
    戦略の策定では、市場の変化や競合の動向を予測し、その未来図の中で自社が勝てるように、複数年にわたる計画を立てることが基本だった。市場が安定しており、将来の成長性と収益性に影響を与える要因が予測しやすかった時代は、この方法がうまく機能した。しかし近年、テロや戦争、新型コロナウイルス感染症の流行、環境意識の高まりなど、企業は激しい変化に見舞われている。あらゆる事態を想定して、計画を立てることは不可能だ。状況に応じて、いかに戦略の柔軟性と戦略策定の敏捷性を実現するか。本書では、そのための5つのステップについて論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場の政治的対立をマネジメントする方法
    550円 (税込)
    2021年、米国のソフトウェア企業ベースキャンプ社では、社内チャットにおける政治的対立が激化したため、CEOが社員の政治的な意見表明を禁止したが、これに対する反発から社員の3分の1が退社するという事態になった。今日、このような職場における政治的対立が大きな問題となり始めている。本書では、集団間の対立と人間関係を研究テーマとする筆者らが、政治的対立の発生状況とその危険性について論じたうえで、対立をうまくマネジメントし、また逆にこれを活かしてより強力な職場を築く方法を説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • サプライチェーン・プラットフォームから機敏にイノベーションを生み出す
    550円 (税込)
    多くの大手企業が保有するデジタルプラットフォームは、サプライチェーン管理に特化したものと、オープンイノベーションに特化したものの2つに大きく分かれる。ところが、この両者の特徴を併せ持つのが、ハイアールの「コスモプラット」だ。同社のデジタルプラットフォームが他社と大きく異なるのは、はるかに広範な統合機能を提供することによって、バリューチェーンの上流から下流まで複数の企業のコラボレーションを促進する点にある。本書では、ハイアールがコスモプラットを開発した経緯を概説し、他社との違いを検証したうえで、実際の活用例を提示することで、同様のプラットフォーム構築を目指す企業への指針を提供する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ダイバーシティの推進に法的専門家との連携が欠かせない理由
    550円 (税込)
    DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)の推進に向けて、多くの企業が具体的な数値を掲げたイニシアティブに取り組もうとしている。だが、最終段階で法律顧問に確認を求めると、法的リスクの見地から、骨抜きにされるケースも少なくない。DEIリーダーは彼らを「改革に水を差す、現状維持の擁護者」と非難するが、法律顧問の側は「法的リスクを考えれば、早い段階から相談してほしい」といら立つ。両者の対立がある限り、どれだけ優れたイニシアティブも機能不全に陥る。本書では、DEIを真に推進するために、DEIリーダーと法律顧問が、互いに誠実なパートナーシップを築くことの重要性を論じ、そのための具体的な方法を提言する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 未知なるものへの恐れをどうすれば克服できるのか
    550円 (税込)
    未知なるものに恐れを抱くのは人間の本能だ。だが、不確実性がもたらす恐怖に立ち向かい、未知の世界へ足を踏み入れなければ、物事を成し遂げることはできない。先の読めない環境に身を置くことは、自分の人生を大きく変える絶好の機会となる。本書では、勇気を持って不確実性に立ち向かい、それを乗り越えるための4つの原則を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 優れたセールスパーソンの資質
    550円 (税込)
    いまも昔も営業職の離職率の高さは企業にとって頭の痛い問題である。新人を雇い入れるコストを考えれば、彼らがしかるべき営業実績を上げてくれなければ大きな損失が生じることになる。1964年に発表された本書は、営業職の資質について、共感力と動因の2つが必須要件であると断じる。共感力とは相手の感情を読み取る能力だが、動因とは自尊心から生まれる「自分なりのやり方で商談をまとめたい、その必要がある」と思う欲求であるという。そして、この両者のダイナミックな関係が相まって優れた営業実績が上がるのだと説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 営業組織のデジタライゼーションを成功に導く方法
    550円 (税込)
    今日の企業には、顧客の多様かつ高度なニーズを満たすことが求められている。そのためにはデータやAI(人工知能)の活用が不可欠だが、顧客データが分散していたり、事業部ごとに異なる形式で管理していたりすれば、営業担当者はデータの収集・統合に時間と労力を費やすこととなり、顧客とのコミュニケーションに支障が生じかねない。営業組織のデジタライゼーションを成功に導き、営業担当者が顧客ごとに個別化された提案を行えるようにするために、企業は何をすべきか。本書では、マイクロソフトをはじめとする先進事例を紹介しながら、5つのアクションを提案する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ミスミの事業は顧客とともに進化し続ける
    550円 (税込)
    かつて世界一だった日本の製造業の労働生産性は、OECDに加盟する主要31カ国中18位に転落し、この改善が危急の課題になっている。ミスミグループ本社は、機械部品の見積もりや製造を自動化するデジタルサービス「meviy」(メビー)を2016年にスタートさせ、製造業の生産性向上のボトルネックだった機械部品の調達時間を約9割削減し、現場のイノベーションを支援してきた。本書では、顧客の時間価値を最大化する「時間戦略」を軸にメビー事業を急拡大させた筆者が、同事業の効率的な営業・マーケティング組織を構築した方法を解説する。また、開発・生産・営業がワンセットとなり、顧客の声を素早くサービスに活かし、顧客とともに進化し続けるミスミ独自の組織体制とその戦略について語る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 営業プロセスへのAI導入が収益向上につながる
    550円 (税込)
    営業組織がAI(人工知能)を活用することで、よりよいデータの生成や優れたアルゴリズム、サービスの構築につながり、売上げが拡大するという好循環が生まれている。しかし、ほとんどの企業は、AIツールを導入しながらも有効活用していない。本書では、自社にとって最も適切なAIを選択し、営業活動の促進につなげるために、現在のポジションを理解する自己評価ツール「セールス・サクセス・マトリックス」を紹介する。さらに、営業用のAIツールを実装することで売上げを増大させた、アクセンチュアやSAPなどの企業事例を概説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 新たなる新製品開発の方法
    550円 (税込)
    1986年に発表された本書では、新製品開発の新たな手法が提案された。コンセプト開発から最終製品まで段階的に開発が進むのではなく、設計や生産、マーケティングなど、各部門の担当者がラグビーのようにチームを組み、一体となって最初から最後まで開発に取り組むというものだ。この方法だと開発プロジェクトにスピードと柔軟性が生まれ、さらには組織や職種を超えてスクラムを組むために、組織の変革のきっかけともなりうる。なお、このラグビー型のコンセプトは、ソフトウェア開発としてだけでなく、経営手法として注目を集めているアジャイル・スクラムの原点となっている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業はいまこそ「宇宙戦略」が必要だ
    550円 (税込)
    2000年代初頭から宇宙産業での民間企業の競争が激化し、ロケット打ち上げ企業の成長を促した。打ち上げコストが下がったことで、何百もの若い衛星開発企業が、宇宙という唯一無二の機会と環境を活かした革新的テクノロジーを開発している。農業、製薬、観光、消費財など多様な分野の企業にとって、宇宙は重要な価値の源泉になりつつあるいま、どんなチャンスがあるのだろうか。宇宙を利用して価値を創出する4つの方法を解説し、これらにどのように着手していけばよいかを論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ワークライフバランス施策の驚くべき効用
    550円 (税込)
    ワークライフバランスの推進により、生産性の向上、離職率の低下など、さまざまな効果があることが知られているが、筆者らの調査により、ワークライフバランス施策の拡充がダイバーシティの向上にも貢献することがわかった。筆者たちによれば、マイノリティの人たちが最もワークライフバランスの課題を抱えており、これらを解決してくれる企業にはそうした人々も定着しやすく、ひいてはマネジャー比率も改善するのだという。筆者たちは勤務体制の柔軟性、家族休暇、そして育児支援など、ワークライフバランスの施策の必要性について論じ、雇用主がすべきことについて提言する *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • チームの力を解き放つ新しい協働のあり方
    550円 (税込)
    組織変革には、強力なリーダーシップが必要だと考えている企業が少なくない。しかし、変革は、偉大なリーダーの力に頼るのではなく、チームの変革から始めることが重要である。迅速に意思決定を行い、イノベーションを加速させるため、チームはどうあるべきか。筆者は、メンバー同士で率直に意見交換し、全員が全社的な利益にコミットするという「新しい社会契約」の重要性を説く。本書ではまず、優れたチームに生まれ変わるために、現在の状態を評価する簡単な診断法を紹介する。そのうえで、メンバーが率直に意見を述べ、前向きに事業に取り組む組織へと変革する、効果的な手法を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • チームをチームとして機能させるためにリーダーがすべきこと
    550円 (税込)
    先行きが不透明な状況に適応しながら、新しいことを素早く、そしてやり続けるためには、個人の力では限界がある。そこで必要となるのがチームの力だ。チームとして連携することで、目まぐるしく変わる状況に適応し、個人では達成できないような成果を上げられる。このチームの重要性はかつてないほど高まっている。しかし、実際にチームをうまく機能させるのは一筋縄ではいかない。本書では日米で10年以上チームワークを研究してきた筆者が、チームとは何か、そしてチームが機能するとはどのようなことかを論じる。そのうえで、チーム内やチーム間での連携を深め、成果につなげる方法を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 業績管理システムの刷新が部門間のコラボレーションを促す
    550円 (税込)
    コラボレーションなき縦割り型の対応は顧客の信頼を損ね、売上げを下げるばかりか、従業員エンゲージメントにも悪影響を与える。しかし、部門をまたいだ共通の成果を上げさせる際に大きな障害となるのが、個人の成果や短期目標に力点を置いた従来型の業績管理システムである。戦略目標の達成に向けたコラボレーションを促しつつ、個人目標の達成にも責任を負わせるには、4つの視点に基づくパフォーマンススコアカードを取り入れるとよい。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場にはびこるシニシズムを一掃する法
    550円 (税込)
    他人は利己的で、強欲で不誠実だと思い込む「シニシズム」が職場で広がりを見せている。シニシズムの蔓延は、従業員のモチベーション低下やイノベーションの阻害などを引き起こす。マイクロソフトもこの問題に直面した。同社が2014年に苦境に陥った背景には、シニシズムが従業員間の不信感や競争意識、派閥意識を招いたことがある。本書では、何十年にもわたり積み重ねられてきた研究を通じて、シニシズムの問題を明らかにしたうえで、人々がどのようにして「シニシズムの罠」に陥るか、組織のいかなる方針や慣行がシニシズムを招く可能性があるか、そして、従業員がこの罠に陥るのを防ぐためにリーダーは何ができるかについて洞察を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 1on1ミーティングの効果を最大化する方法
    550円 (税込)
    マネジャーがこなすべきタスクは膨大であり、チームメンバーと個別に対話の機会を持つために、時間を確保するのは簡単ではない。しかし、1on1ミーティングに時間を割かなければ、部下の成長が遅れるだけでなく、自身の成功もおぼつかない。本書では、その効果を最大化するために、事前にいかなる準備をすべきか、そして実際のミーティングをどのように進行すべきか、具体的に論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • チームの成長が番組の成功につながり、自分自身にも成果をもたらす(インタビュー)
    550円 (税込)
    佐久間宣行氏はテレビ東京在籍時、『ゴッドタン』や『あちこちオードリー』など数々のヒット番組を手がけてきた。2021年に独立すると活躍の場を広げ、ネットフリックスの『トークサバイバー!』や自身のユーチューブチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』をはじめ、圧倒的な成果を上げ続けている。専門性の異なる多様なスタッフ、そして個性あふれる多彩な出演者が協働で一つの番組をつくり上げるために、佐久間氏はチームをどのようにリードしているのか。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 職場でスポンサーシップを正しく機能させる方法
    550円 (税込)
    メンタリングやスポンサーシップなど、成功した経験豊かな幹部と前途有望な若手を組み合わせることで多くのメリットが生まれると考えられているが、そんな魔法は働かない。その理由として筆者は、キャリアのサポートを受ける「ジュニア」と、サポートを提供する「シニア」の関係において必要な「支持の表明」と「真の関係性」が築けていないからだと指摘する。スポンサーシップが本来の効果をもたらすためにはどうすればよいのか。その進化のための5段階のステップと注意点について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 組織と従業員の「価値観」を一致させ、持続的な成長を実現する
    550円 (税込)
    パンデミックに伴う技術的、社会的、経済的な変化によって、組織の価値観(バリュー)の重要性がかつてないほど高まっている。価値観とは、物事の善悪を決めたり、重要性を判断したりするためのぶれない軸である。そのため、組織と従業員個人の価値観が一致すると、離職率の低下や生産性の向上などあらゆる面で大きな恩恵が受けられる。変化の絶えない時代を乗り越え、持続的成長を実現するためには、組織と個人の価値観を整合させる「バリュー・アラインメント」が欠かせない。本書では、それを実践するための5つのステップを紹介する。重要なのは、まず従業員の価値観を明らかにすることである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 自社の価値観を脅かす政治リスクに対応する方法
    550円 (税込)
    企業がビジネス上の判断を行う際、政治的な問題を考慮せざるをえない時代になった。ウォルト・ディズニーやH&M、マクドナルドなどの企業が、政治絡みの問題に巻き込まれ、事業の継続や収益に重大な影響が及んでいる。ビジネスと政治は切り離せる、むしろ切り離すべきだという考えは、もはや現実的ではない。本書では、スターバックスやデビアス、シーメンスなどの事例を交えながら、倫理、社会、政治的課題がたえず変容する環境下で、最善の戦略的選択を行うためにリーダーが実践すべき5つの方策を解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 企業の歴史を変革の原動力にする4つのステップ
    550円 (税込)
    業界や経済が目まぐるしく変化する中、たいていのビジネスリーダーは、過去はイノベーションを妨げるものだととらえ、未来に目を向けることが重要だと考える。しかし、筆者が数十年にわたり世界中の企業を研究した結果、企業の歴史は戦略やモチベーションの源泉になりうることがわかった。創業当時の理念や精神をより深く理解し、その知識をもとに今日のミッションやバリューを明確にしている企業は、危機を乗り越え、大きな飛躍を遂げる。本書では、カールスバーグ、レゴグループ、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどの事例に触れながら、自社の歴史を活かすための4つのステップを解説する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • コーポレートバリュー・アラインメント:企業に根源的価値観を実装する方法
    550円 (税込)
    現代の予測不可能な経営環境において、変化に柔軟に適応し、持続的な競争優位を確立するには、組織の多様性を高めたり、意思決定を機動的に行ったりすることが不可欠だが、多様性が高まるほど意見の集約は困難になる。その際、各自がコーポレートバリュー(企業の根源的価値観)を理解していれば、それが思考や判断の軸となり、機動的な意思決定を実現しやすい。しかし実際には、コーポレートバリューが適切な表現を用いて定義されていなかったり、組織に網羅的に実装されていなかったりするため、多くの企業が十分に活用できていない。本書では、コーポレートバリューの構造的な理解を示したうえで、それらの課題を解決するためのフレームワークを提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • オリンパスの変革には存在意義を問い直すことが不可欠だった(インタビュー)
    550円 (税込)
    オリンパスは2011年に発覚した粉飾決算事件で株価が暴落し、存続すら危ぶまれる状況に陥ったが、近年の業績は好調に推移し、2022年度は過去最高益を記録、2023年度も最高益を更新する見込みだ。同社の変革を成し遂げ、再建を果たした立役者の一人が、現社長兼CEOの竹内康雄氏である。竹内氏は事件を機に変革の必要性を感じたわけではなく、オリンパスの経営を幅広い視野でとらえ、グローバル企業としてあるべき姿を描く過程でいくつもの課題を発見し、それらをどのように解決すべきか考え続けてきた。親会社と子会社が独立した経営を行うローカル企業の集合体から、国境を超えたシナジーを発揮する真のグローバル企業に生まれ変わるために、オリンパスの変革をどのように進めてきたのか、竹内氏に聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • AI技術の可能性は「予測」を超える
    550円 (税込)
    人工知能(AI)がもたらすメリットとは「インサイト」であるという見方が一般的だが、実は、意思決定の質を向上させることで価値を生み出す。筆者らはさまざまな事例を引きながら、AIの予測技術が意思決定に与える影響を解説し、それゆえにもたらされる不確実性とそれを解消するための方法について論じている。そしてAIは、ゆくゆくは単なる予測技術に留まらず、電気やコンピュータがそうであったように社会や産業を変革していくと予想する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ESGをビジネスモデルに組み込む6つのステップ
    550円 (税込)
    近年、ESG(環境、社会、ガバナンス)目標に真剣に取り組む企業が増え、投資家の関心も急速に高まっている。それにもかかわらず、企業の戦略や設備投資、業務運営の意思決定は相変わらず、財務実績とESG実績が切り離されたままである。企業が本業のビジネスモデルにESGを組み込むための6つのステップを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • スタートアップは成長の限界をどうすれば乗り越えられるか
    550円 (税込)
    成功に近いと目されていたスタートアップでも、その後に失速するケースもある。有望と見なされていたのにもかかわらず、何が原因だったのだろうか。筆者らは急成長する多くのベンチャーを調査研究してきた経験から、成功に至る企業は、筆者らが「展開」と呼ぶ発展段階を経ていると言う。これは利益の出る成長を探索しながら、規模・範囲の経済を進化させる段階であり、これまでの組織論には見られなかったステージである。本書ではこの「展開」ステージについて、その成功の条件を探る。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • シェアード・シスターフッド:組織的な不平等を個人のつながりの力で解決する
    550円 (税込)
    #MeTooやブラック・ライブズ・マターなどの運動を受け、ビジネスリーダーが差別や人種主義に立ち向かう姿勢が求められるようになったが、それだけでは組織の不平等は解消しない。筆者らは長年の企業研究などの経験から、組織が長期にわたって社会的変化を生み出し続ける方法として、「シェアード・シスターフッド」という枠組みを導き出した。これは、自分の人種・民族性に関する思い込みを掘り下げ、その理解や学びをもとに他者に橋を架け、心からつながる。こうして積み上げられた個人間のつながりを土台として、組織的に、人種平等とジェンダー平等を前進させようとするものである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • やっかいな同僚と向き合うための7つの原則
    550円 (税込)
    米国の労働者への調査において、ほとんどの人が「有害」な人と働いた経験があり、職場における緊張感の最大の原因は人間関係と答えているという。こうした対人関係のネガティブな力に囚われると、創造性の低下や判断の誤り、致命的なミスなどの結果を招いてしまうことすらある。筆者は数年にわたる対立のマネジメントと解決策の研究から、問題ある同僚とより効果的にストレスなく働くための7つの戦略を見出した。本書では、自分の思い込みやバイアスを自覚する、対立の構図をつくらない、自分の目標を知る、好奇心を抱くなどの戦略について解説していく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 従業員は企業のコストではなく「資産」である
    550円 (税込)
    米国には好ましくない人事慣行が数多くある。たとえば、社員の能力開発に投資せず、業務を積極的に外に出すといったことだ。筆者は、こうした行為が企業の競争力を落とす原因になると指摘する。その背景には、米国財務会計における人的資本の扱い方をめぐる課題があるという。本書では、社員への投資が費用ないし負債として扱われることで、いかに経営判断がゆがめられているかを述べる。さらに、報告基準のわずかな変更によって、人的資本の活用が進み、企業業績にプラスの影響がもたらされる点を強調する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 従業員価値提案を見直すべき時
    続巻入荷
    550円 (税込)
    いまや人材を引き寄せ、つなぎ留めることが経営上の大きな課題となっている。しかし報酬やリモートワークなどの物理的待遇は他社に模倣されやすく、根本的な解決策とはならない。必要なのは、従業員が潜在能力をフルに発揮できる環境を目指して、従業員への価値提案──相互に結び付いている4つのファクターから成るシステム──を設計し、導入することである。それこそが、組織が長期的に繁栄するための秘訣である。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 部下と上司の職務を正しく設計する方法
    続巻入荷
    550円 (税込)
    部下にどのような職務を与えるかで、仕事の生産性は大きく変わる。やりがいがあっても達成不可能だったり、達成可能でもやりがいが乏しかったりすれば、前向きに取り組むことができず、部下は自分の職務を再定義して、上司の期待とは異なる成果を上げようとするだろう。これは部下にとっても上司にとっても好ましいものではない。部下だけでなく上司も同様だ。部下から提案された職務にやりがいを感じられなければ、あら探しを始めかねない。本書では、このような事態を避けるために、部下と上司それぞれが担うべき職務を正しく設計する方法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 人事ほど経営戦略の実現に貢献できる仕事はない(インタビュー)
    続巻入荷
    550円 (税込)
    経営戦略と人材戦略の連動が重要とされ、日本では人的資本経営として注目を浴びている。ただし、従業員が会社に求めるものが大きく変化する中、会社の要求を一方的に押し付ければ、優秀な人材を採用できなかったり、流出したりするリスクはますます高まる。組織のミッションを達成するだけでなく、従業員のニーズも満たすために、人事は何をすべきなのか。日本マイクロソフトやアストラゼネカなど数々の企業で人事の責任者を務め、現在はアステラス製薬の専務担当役員 人事・コンプライアンス担当を務める杉田勝好氏に話を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • キリンは「挑戦」と「対話」で従業員の無限の可能性を引き出す(インタビュー)
    続巻入荷
    550円 (税込)
    企業は外部の優秀な人材を惹き付け、従業員の潜在能力を引き出すことで、変化の激しい時代を乗り越える必要性に迫られている。その大きなカギが、外部の人材や従業員から共感を得られるパーパスの存在だ。キリンホールディングスの磯崎功典社長は、日本でいち早くCSV経営を導入したうえで「健康」をキーワードに事業を再編し、仕事を通じて社会に貢献したいと考える人々の共感を集めて、新たな挑戦に取り組んできた。一連の改革により、従業員エンゲージメントも向上しているというが、どのように人材の才能を活かしているのか、磯崎社長に話を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • トリプルフィットキャンバス:顧客との価値創造から長期的な利益を生むフレームワーク
    続巻入荷
    550円 (税込)
    不振にあえぐ営業組織の多くは、ターゲット顧客との関係よりも自社の製品やサービスを優先させており、こと戦略に関しては驚くほど内容が薄い。一方、ハイパフォーマンスを維持する営業組織は、新たな取り組みを通じて顧客の価値創造を支援することで、良好な関係を築き、維持している。優れたコラボレーションに必要な要素を見出し、フレームワークに落とし込んだのが「トリプルフィットキャンバス」である。本書では、BMW、コニカミノルタ、ギャップなどの事例を交えて詳述する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • AIを中心に据えた組織に変革する法
    続巻入荷
    550円 (税込)
    人工知能(AI)を導入しても、十分な成果を得られていない企業は多い。その要因は、AI関連の取り組みがあまりに小規模かつ一時的なものに留まっているからだ。自社のビジネスを根本から見直し、あらゆる側面で変革を起こさなければ、利益を獲得することはできない。本書では、そのために不可欠な10のアクションを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • なぜメルセデスAMGはF1で8連覇できたのか
    続巻入荷
    550円 (税込)
    権威ある自動車レースであるフォーミュラ1(F1)で勝つのは非常に難しい。シーズンを通したラップタイムの1000分の1秒差がチャンピオンを決めるので、勝利のためにはドライバーだけでなく、エンジニアやメカニック、そしてさまざまなサポートスタッフに至るチームの全員が1000分の1秒を追い求める姿勢がなくてはならない。そしてこの厳しい競争の世界で、2021年シーズンまで8連覇を成し遂げたのが、メルセデスAMGペトロナスである。本書ではこのチームの代表であるトト・ヴォルフのリーダーシップに学ぶ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ブランドのサステナビリティ戦略を最適化する方法
    続巻入荷
    550円 (税込)
    多くの企業が持続可能性(サステナビリティ)に対する取り組みを進めてはいるものの、それらは古典的な戦略の変形版ともいえ、積極的に顧客とパートナーとなり、継続的なインパクトを実現するというサステナビリティにおける新境地を切り拓いているとは言いがたい。本書では、市場と顧客エンゲージメントという2軸を用いて、サステナビリティ戦略を策定するためのフレームワークについて解説する。筆者らは、「肥沃化」「移植」「接ぎ木」「ハイブリッド化」と名付けた4つの戦略について説明し、企業がそれぞれ最適な戦略を策定するプロセスを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス フレデリック・ダルザス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 創造的思考を科学する法
    3/20入荷
    550円 (税込)
    未来の働き方について確実に言えるのは、私たちの仕事がますます創造的になっていくということだろう。変化のスピードが加速し、ビジネスがさらに複雑化している状況では、新たな課題への独創的な対応が求められ、それができなければイノベーションは望めない。今日、あらゆる階層のあらゆる職種で創造性というスキルが不可欠になっているが、本書では、創造性を「統合」「分割」「図地反転」「遠位思考」の4つのタイプに分類し、それぞれのスキルがどのようにイノベーションを成し遂げてきたか事例を交えながら、活用法を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • 私たちの働き方を「再設計」する方法
    3/20入荷
    550円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症のパンデミックが収束に向かい始めた頃から、在宅勤務とオ フィス勤務を併用させるハイブリッドワークの導入を検討する企業が増えてきた。しかし、その移行が思う通りに進まず、停滞した組織も多い。新しい働き方への移行は、なぜこれほどまでに難しいのか。本書では、その要因を明らかにするとともに、企業がハイブリッドワークを実現し、その恩恵を享受するための方法論を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

ポスト産業資本主義における差異を生み出すもの 「顔」を見せることが価値を生む時代へ(インタビュー) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
    購入済み

    顔の見える資本主義

    2015年01月12日

    540円の価値はない

    0

ポスト産業資本主義における差異を生み出すもの 「顔」を見せることが価値を生む時代へ(インタビュー) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文 の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー の最新刊

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

岩井克人 のこれもおすすめ

DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す