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現代企業は膨大かつ多様な顧客データを取得できるため、それを正しく分析できさえすれば、イノベーションを起こしやすいようにも思える。しかし、「顧客は何を達成したいのか」という視点を持たぬままやみくもにデータと対峙したところで、革新的な価値を生み出すことはできないと筆者らは主張する。イノベーションを体系的に起こすうえで不可欠な“Jobs to Be Done”(片付けるべき用事)とは何か。それをどのように見極めればよいのか。本書では、破壊理論の提唱者であるクレイトン・クリステンセン教授らを中心に、その実践法が明かされる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
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