冨山和彦のレビュー一覧

  • 挫折力 一流になれる50の思考・行動術
    若いときの苦労は買ってでもしておけ、という諺のビジネス版読本。

    エリートサラリーマンを目指す人向けなので、鼻持ちならないと感じる人もいるかと思うが、しかし、言っていることは正論だ。

    この人の、みもふたもない毒舌ぶりは、けっこう癖になる。
  • 結果を出すリーダーはみな非情である
    タイトルの内容は割と終盤にちょい役で登場してくる。本旨は、主に課長クラスのミドルマネジメント層が奮起しないと日本もお前らもやばいせよ!という叱咤激励をひたすら頂ける一冊。日本3.0(佐々木さん著)とセットで読むと30代はいてもたってもいられなくなるのではないか笑

    歴史的に見ても、偉業を成す時の起点...続きを読む
  • AI経営で会社は甦る
    今後、Lの世界(ローカル)かつSの領域(シリアス)にビジネスが進んでいくことは超納得。グローバルITプラットフォーマーが参入しづらい領域で、どう面倒くさいことを厭わずに足場を築けるか。それには旧来のスキルや戦い方だけではだめで、AIを始めとしたテクノロジーをうまく活用しましょう、ということ
  • AI経営で会社は甦る
    タイトルに騙された。何やら「AI経営」というものを活用した企業再生ストーリーを創造したが、実際は表紙を開けたブックカバーにある、「起業再生の第一人者が伝授するAI時代の経営論」が適切。この手のストーリーについて、著者の冨山さんはブレなく一貫としており、その主張も非常に腹落ちする一方、他の著作との違い...続きを読む
  • 地方消滅 創生戦略篇
    ミクロではなくマクロとしての創生戦略の議論
    「地方消滅」(2014年)で新書大賞を受賞した増田寛也氏と、「なぜローカル経済から日本は蘇るのか-GとLの経済成長戦略」(2014)の著者冨山和彦氏の対談が新書形式でまとめられたもの。
    第一章では、地方消滅(人口減少)という不都合な真実を、行政はじめ受け入...続きを読む
  • AI経営で会社は甦る
    ○デジタル革命がバーチャルの世界からリアルな世界へ移ってきており、「シリアス」(人の命に関わる)(自動車、機械、重電、サービス業、農業)へ。
    ○インダーストリー4.0は生産管理をIoTによって個別の工場や企業の枠組みを超えて最適化し、資産の活用効率や回転効率を飛躍的に高めようとしている話にすぎない(...続きを読む
  • 挫折力 一流になれる50の思考・行動術
    ストレスに慣れていくうちに、ストレス耐性が強くなる
    あらゆる運命を受け入れる
    自分自身の人生を生きる
    困難に陥った時に必要なのは足し算よりも引き算
  • なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略
    グローバルシティとローカルタウンは、異なる原理で動いている別々のシステムだ。良くも悪くもリンクしていない。大富豪が増えてもトリクルダウンは起きない。金持ちを貧乏にしても、貧乏人は金持ちにならない。都会でエグゼクティブウーマンが増えても、99%の女性の働きやすさは向上しない。

    「Gの世界」と「Lの世...続きを読む
  • 地方消滅 創生戦略篇
    地方消滅を読み、それに対する施策も気になったため。

    「まとめ」
    ・地方はミニチュアの東京ではなく、あくまで地方独自の優位性を目指すべきである。
    ・対して東京は世界の先進各国に負けないグローバルな都市を目指していくべき
    ・上記二つの住み分けがあるため、その輩出機関としての大学も、その役割を見直す時期...続きを読む
  • IGPI流 ローカル企業復活のリアル・ノウハウ
    業績改善のためのノウハウや、陥りがちな失敗例をふんだんに盛り込んだ企業の事業再生と成長のための本です。

    経営には素人なので(あたりまえ・笑)特に前半は難しかったし、私の仕事に直接役立つものではないけれど、「分ける化」「見える化」の考え方を知ったこと、PDCAの大切さを再認識したことは私にとって有益...続きを読む
  • なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略
    全体的には、地域経済活性化、地方創生を考える上で、新しい視点を提供しており、書籍的価値は大きいと思いました。特に、市場をG(Global)の経済圏とL(Local)の経済圏に分け、やるべきことは違う点を指摘しているところは秀逸だと思いました。

    タイトルは、「なぜローカル経済から日本は甦るのか」とな...続きを読む
  • 地方消滅 創生戦略篇
    GとLの棲み分けが明確になればなるだけGに伸び代がある様に思える。しかし、この本の上での話、出ないと論者が東京都知事を目指した理由が立たない。そして地方に住む殆どの者も、フィクションと思ってる。気付けよ!チャンスじゃないか、気付いた人が居るから動き出してんじゃないか!
  • なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略
    グローバルとローカルそれぞれに最適な戦略がある。一部のグローバルエリートを除き、ローカルに身をおく人が多数を占める中で、ローカル経済のこれからの処方箋を提案している。キーとなるのは、集約と労働生産性向上。この先地方へ戻る私は、地方の将来について漠然とした不安を抱え続けているが、地方のこれからについて...続きを読む
  • 地方消滅 創生戦略篇
    前作が話題作であったため、その続編ということで遅ればせながら読んでみました。前作の著者である増田寛也氏と企業再生の分野で著名な冨山和彦氏の対談という形式です。
    少し物足りないというか、前作がデータを基にした予測と処方箋という内容であったし、創生戦略と銘打っていますので、もう少し具体的な内容が書かれて...続きを読む
  • ビッグチャンス 追い風の今、日本企業がやるべきこと
    新「和魂洋才」経営で、日本企業は再び世界の覇者になる! グローバルゲームのルールを知り尽くした著者が、世界で勝てる人事・組織への切り替え方を説く。会社とビジネスパーソンの稼ぐ力を見極める「20の質問」も掲載。
  • 決定版 これがガバナンス経営だ!―ストーリーで学ぶ企業統治のリアル
    筆者は、日本企業の取締役会が「ムラ社会」の「サラリーマン至上主義」で、これが企業が活性化しない諸悪の根源だと力説。重きを社外取締役会選任と指名等の委員会設置におきやや偏った意見だと思うが、日本企業の問題を気づかせる一冊。
  • 地方消滅 創生戦略篇
    「なぜローカル経済から〜」と同じ内容のため、新しい発見なし。より具体的な話が出ていた点は分かりやすかったが、前著の方が役立つ感じはした。
  • 選択と捨象 「会社の寿命10年」時代の企業進化論
    カネボウ、JAL、ダイエーなどの実例から得られた事から取捨選択の大切さが伝わってくる。その他の著書とも若干被る部分もある。
  • 地方消滅 創生戦略篇
    地方の進みベき針路が数多く書かれています。地方といいながら、ほぼ東北です。
    こういったことが実現すると地方が活性化するのにと考えさせられます。
    まずは地方に生産性のある企業や魅力ある社会づくりが不可欠ですね。
  • 地方消滅 創生戦略篇
    全国896自治体の消滅可能性都市を指摘した増田寛也氏の「地方消滅」の続編。
    増田寛也氏と、元産業再生機構のCOOである冨山和彦氏との対談形式になっている。

    基本路線は前作と変わらないが、冨山氏との対談なので、氏のいう、GL論に比重を置いた構成。