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リーダーは、ガチンコの真剣勝負に挑め! 本書では、産業再生のプロフェッショナルが、厳しいビジネス環境を乗り越えるためのリーダー論を説いた。「判断の基準は『カッコいい』か、悪いか」など、数々の死に体の企業を生き返らせる活動を通じて培った、著者独自の“智恵と経験”が満載。大きな決断に迫られたとき、勝負できるストレス耐性が身につく一冊。『指一本の執念が勝負を決める』を改題。
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Posted by ブクログ
何ともいえない心苦しさが残る。 自分自身が、筆者の言う”決断できない”人間だからだろうか、言葉が突き刺さる。 感じるところがあるなら行動すれば良いのだが、そこを変えられないところが困ったところ。
半分自慢本な自伝ものでしたが、正論は正論。 でも、こういう人は社長でもない限り、会社には不要なのかなあとも。自分で言ってるとおり、排除される。
企業の再生化として有名な富山さんの一冊です。 もちろんとっても頭の良い方なのですが、 現在の会社がおかれる状況を幕藩体制。個々の能力の事を「戦闘力」とたとえ話がとても上手なお方です。 自伝的な部分も多いですが、言葉だけは良く聞くものの現場の実態を聞くことが少ない、企業再生の話は続きをどんど...続きを読むん読みたくなります。 他の彼の本も読みたくなる一冊です。
買った後に「指一本の執念が勝負を決める」の文庫本だということが分かった。買う前に、同じ本だということが分かるようにして欲しかった。
企業再生のスペシャリストが説く経営者論。 以下、本の内容に触れます(ネタバレあり注意!)。 感想 非常に刺激的です。 普通の人には体験できない、 企業再生の修羅場を垣間見れます。 修羅場で実際に直面する経営の問題は、 戦略、戦術よりも、人間関係であり、 人間関係の問題解決には他人に対す...続きを読むる好奇心が不可欠、 という下りが印象的でした。 私は数年前に リーマンショックで職場の修羅場を経験しましたが、 振り返ってみると、 大きな問題の1つは、職場の人間関係にあったように思います。 戦略・戦術は、実際の人間関係の中で機能しなくては、 所詮絵に描いた餅になってしまいます。 「修羅場でこそ人間関係が重要」、 肝に銘じておきます。 私的「メモっ得」ポイント ・仕事ができるかどうかのポイントは、ストレス耐性 本当に追いつめられたとき、当たら前の仕事ができるか? ・経営責任は、誰にもとれない 経営者は従業員とその家族の生活に責任があるが、 責任はとろうとしても、実際はとりきれないので最善を尽くす。 また、経営者の責任には、他にもいろいろあるが、 株主よりも、従業員に対する責任が一番重い。 ・失敗がないのは、勝負していないことの証 勝負してこそ、成長できる。 ★★★★= 80点以上 = I like it.
著者の人物像が推測しやすいような、気取らない文章で書かれています。 本のタイトルとはやや趣旨がずれているように感じましたが、経営者の心得についてさまざまな喩えや著者の経験をもとに論じています。 読み終わるころには、著者が再三書いている 1+1を3とする ような経営者の意味が理解できてきました。 ...続きを読む ストレス耐性についての頁、自己否定についての頁 などとても参考になりました。
好奇心のない人というのは、人を理解することに本質的に興味がないのです。 人間的な不合理・不条理、あるいは、人のもっている情緒に流される、だらしない、情けない部分に対して愛着がもてないのです。そういうものが嫌いだし、自分は関わりたくない。
会社の経営とはどのようなものか、どのような能力を必要とするのかを書いた本。 書いた人はエリートコース(東大、司法試験合格)であるが、なかなか面白い経歴の人である。 また、産業再生機構にも携わっていたため、どのような企業は落ちて行くのか、廃れていくのかが説明されている。 なかなか面白い内容だったが、著...続きを読む者が優秀(エリート)過ぎて話についていけない人もいるのでは?と思ってしまう内容だった。
以下メモ ・企業というのは良くも悪くもゲマインシャフト(自然共同体)的なムラ社会、その中で最も評価されるスキルというのは内部調整能力。 ・組織が巨大であればあるほど、外敵と戦っているという感覚は鈍くなる。トップに登りつめた人=内部調整力に長けた人、しかしそれでは外敵と戦えない。 ・ゲマインシャ...続きを読むフト社会の中、とりわけ順調そうに見える集団の中では、どんなに優秀な人間であっても、ピーターの法則が言っているように、無能レベルに近づいていく。 ・トーナメント制エリートは、負けを知らない。 ◎経営者は絶対に責任をとれない。責任をとれないくらい重い責任がある。人は失業したり、病気になったり、明日のことなんて誰にもわからない。だれであっても、せいぜい出来ることは、自分と関わりをもってよかったと思ってもらえるように、全力を尽くすことだけ。 ・なぜ戦略的合理判断がぶれてくるのかというと、それは人間の弱さの問題。内外からものすごく叩かれるし聞くも涙語るも涙の話がたくさん出てくる。人間は生身だから、自分の良心が痛む。そういう状況に立たされたとき、どうしても判断は間違った方向に振れていく。 ・3日間くらい、寝不足続きに考えたとしても間違いない判断が出せるようでなければ、経営者とはいえない。〜異常発生事態のとき、年齢からくる粘りのない体での、”判断の間違い”が企業を破滅させた例を多く知っている。 ・責任が問われない20代から30代前半は、負け戦をたくさんやれ。 この時期に「ここでこう、うまく勝ちゲームにして、ここでリターンを取って」というような計算をするのは一番いけない。大きな仕事ができる人間に育たない。 ・30代半ばまでは、自分がした体験から何を養分として吸収したかのほうが、見せかけの数字よりもはるかに重要。 ビジネスの世界では35歳までは所詮ガキ。一過性のものとしか評価されていない。 35歳までに築いたものは、たいていは確固たる基盤ではない。むしろその浮き沈みの中で何を学んだか。だからエリートコースではダメ。ゲーム自体も比較的勝率の高いゲームだから。 ・若手が、あの人の下でだけは働きたくない、というのは馬鹿の骨頂。大変そうな上司の下にいた方が長期的に見るとおいしい。 途中
「決断できないリーダー」が会社を潰す (PHP文庫) 2010/2/1 リーダーのあるべき姿がわかる 2010年9月30日記述 冨山和彦氏の著作で、2007年6月に出版された「指一本の執念が勝負を決める」を改題し、加筆修正を加えたもの。 500円と随分手頃な値段であることもオススメ。 若い世代向...続きを読むけの本であり、リーダーのあり方や不退転の決意の重要性が書かれている。 筆者の本の中では一番わかり易く書かれている点でもオススメ。
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「決断できないリーダー」が会社を潰す
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