冨山和彦のレビュー一覧

  • プロフェッショナルコンサルティング
    コンサルタント向けに書かれているので、コンサルタントと縁が無いとイマイチしっくりこないところもある。
    ただ、仕事に対する取り組み方には共通する部分もあり、参考にしたい点もある。

    一番印象に残ったのは、以前のコンサルティングと言えば、「大きな戦略を提示しておしまい、実践はクライアントで考えてね」で十...続きを読む
  • プロフェッショナルコンサルティング
    日本のトップコンサルタントといえる、波頭さん、冨山さんの対談本。

    「本当にプロのコンサルタントになるには」というのがベース。
    しかし、話が経営全般、会社の本質などにおよび、そしてここの内容が深い。コンサルを目指さない人でも参考になる。


    <めも>
    ◆経営
    意思決定の力×実行の力=経営の力

    ◆会...続きを読む
  • 日本経済・今度こそオオカミはやってくる 負けないビジネスモデルを打ちたてよ
    竹中さんと冨山さんが現在の日本経済の課題について語り合った本。
    二人の意見が非常に平仄があっており、わかりやすいので読みやすい。
    様々投げかけられる問題提起には意外な視点も多かったが、過去の歴史や事実に基づいてのことなので納得感がある。
    民主党への厳しい意見やあるべきリーダーの姿などは、第三者として...続きを読む
  • 日本経済・今度こそオオカミはやってくる 負けないビジネスモデルを打ちたてよ
    p58 経済政策=「強きを助け、弱きをくじく」→優勝劣敗
    社会福祉政策=「弱きを助ける」→救済原理

    p72 組み立てメーカー=「労働集約」「資本集約」「知識集約」→これからはキー・コンポーネント→圧倒的なシェア→膨大な利益

    p75 系列下請け構造=上のメーカーが利益を吸い上げ⇄継続的...続きを読む
  • 会社は頭から腐る
    著者は「人はインセンティブと性格の奴隷である」と説き、個々人のインセンティブを理解するよう努め、方向付けることで企業の繁栄がもたらされると主張している。企業再生という重要な局面に立たされた時、人々は各々のインセンティブと性格に正直にしか行動できないという現実を直視した著者は、動機付けと性格の奴隷とな...続きを読む
  • 挫折力 一流になれる50の思考・行動術
    良書。
    個人的におススメ。
    自己啓発本として、新書ではもったいないほどのクオリティだと思います。
    基本的には、若いうちに多くの挫折を経験することで、打たれ強く、忍耐強く、そして人を動かすことができるようになれるので、たくさん失敗経験をしておけということを本人の経験をベースに書かれている。
    各章ともよ...続きを読む
  • プロフェッショナルコンサルティング
    コンサル業界の状況を分かりやすく解説。
    「少年少女探偵団のレポート」等の表現もみごと。
    若手向け勉強法もいろいろ参考になるのでは。

    自分自身もプロフェッショナルとして生き残れるように、
    さらなる努力と実践を重ねたい。

    【2011年8月 若手用に購入】
  • プロフェッショナルコンサルティング
    内藤忍氏オススメの本。未知の単語が何度となく出てきて難解な部分もあるが、東京デジタルホンvsNTTドコモのコンサル実話のくだり等は面白く、一気読み♪
  • プロフェッショナルコンサルティング
    波頭亮と富山和彦(こちらの方は存じ上げませんでしたが)、二人のプロフェッショナルコンサルタントが、日本企業の過去の戦いを振り返り現在から未来へ向けての戦いを展望します。そして、そこで活躍すべきコンサルタント像について意見を戦わせます。

      重要なのは徹底した事実の掘り下げとロジカルに考え尽くすこと...続きを読む
  • プロフェッショナルコンサルティング
    数々の生々しい修羅場をくぐり抜けて来たコンサルタントの2人だけに読み応えのある内容。とても説得力がある。流石に論理的でわかりやすい。今後は執行力が重要との指摘も共感出来た。
  • プロフェッショナルコンサルティング
    一流のコンサルタントの職業観やマインドに触れられる本。知識の内容とお客様に提供する成果物は違うけれど、SEとも近しく感じ、参考になる点は多い。
    以下に一部抜粋。
    ・クライアントとの関係は、どっちが考え尽くしたか、喧嘩をしているわけだから。
    ・最終的にはコンサルタントにしても、人に対する洞察や人に対す...続きを読む
  • 会社は頭から腐る
    企業再生という本当に追い詰められた修羅場を短期間でたくさんくぐってきた著者ならではの、たいへん重みのある厳しい口調で、しかし人間そのものに対する情熱すら感じられる熱い心が読み取れる。

    インセンティブと性格に支配される人間の弱さに着目し、それをどう克服して組織の腐敗を防いでいくか。どう企業として強く...続きを読む
  • プロフェッショナルコンサルティング
    著名コンサルタント2名による対談本。

    大変示唆に富んでいる対談だと思います。
    特に、リーダー育成に関する構造的欠陥、若手のインセンティブ設計の失敗という2つの指摘について、早急に対策を講じなければならないでしょう。
  • プロフェッショナルコンサルティング
    【2回目(引用)】
    会社は、資本の本能と組織の本能が二重螺旋のように絡んで動いていく。資本の本能が環境変化に合わせて事業分野や戦略スタイルを変えようと志向する。しかし、新しいことはやりたくないとする組織の本能が障害になるという中で、舵取りするのが経営、マネジメントだということです。これが一番ベーシッ...続きを読む
  • 「決断できないリーダー」が会社を潰す
    企業の再生化として有名な富山さんの一冊です。

    もちろんとっても頭の良い方なのですが、
    現在の会社がおかれる状況を幕藩体制。個々の能力の事を「戦闘力」とたとえ話がとても上手なお方です。

    自伝的な部分も多いですが、言葉だけは良く聞くものの現場の実態を聞くことが少ない、企業再生の話は続きをどんど...続きを読む
  • 「決断できないリーダー」が会社を潰す
    買った後に「指一本の執念が勝負を決める」の文庫本だということが分かった。買う前に、同じ本だということが分かるようにして欲しかった。
  • 会社は頭から腐る
    なぜ日本の株式会社は機能しなくなったのか、なぜ人材が育たないのかを実に適切に解説。21世紀を生き抜くために必読。
  • 「決断できないリーダー」が会社を潰す
    企業再生のスペシャリストが説く経営者論。


    以下、本の内容に触れます(ネタバレあり注意!)。


    感想
    非常に刺激的です。

    普通の人には体験できない、
    企業再生の修羅場を垣間見れます。

    修羅場で実際に直面する経営の問題は、
    戦略、戦術よりも、人間関係であり、
    人間関係の問題解決には他人に対す...続きを読む
  • 会社は頭から腐る
    産業再生機構でCOOを務めた冨山 和彦氏の著書。
    同じく産業再生機構について触れている「構造改革の真実」の竹中平蔵氏と同様に自己正当化が若干鼻につくが、内容はまっとうだと思う。ただ、ハードルが高い・・・
  • 会社は頭から腐る
    カネボウやダイエー等を再建した産業再生機構でCOOを務めた冨山さんの「会社は頭から腐る」(ダイヤモンド社)を読みました。

    東大法学部在学中に司法試験に合格、ボストンコンサルティングを経てスタンフォード大学にてMBA取得という抜群の経歴を持つ彼が、ファクトとロジック中心に第三者的な助言を与える経営コ...続きを読む